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空犬通信

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昭和特撮者感涙……『成田亨画集』が復刊

先日、特撮関連本をいろいろ紹介したばかりですが、またまたものすごい特撮本が出てしまいました。




書影 成田亨画集書影 成田亨画集 怪獣書影 成田亨画集 メカニック


版元、復刊ドットコムの内容紹介を引きます。《「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「マイティジャック」ほか、稀代の天才・成田亨が手がけたデザイン画やカラーイラストを集大成。特撮ファン、アートファン必携のバイブルが、35年の時空を超えて---- 今、よみがえる!!》


『成田亨画集 ウルトラ怪獣デザイン編』『同 メカニック編』の2冊がセットになっていて、ボックスに収められています(分売不可)。タイトルの通り、本当に画集に徹したつくりの本で、「メカニック編」には巻末に成田自身による文章「メカニズムデザインについて」が、「ウルトラ怪獣編」には成田の略歴とそれぞれのごく簡単な作品解説を兼ねた索引が載っているものの、ほぼ全編が成田の絵という内容になっています。


税込で9990円と、ほぼ1万円。高価な本ですが、成田亨関連本は、それなりの値段がついているものが多いうえに、簡単に見つかるものでもありません。古書事情、古書価を考えたら、初期ウルトラ作品のファン、成田亨ファンならば迷う金額ではないといっていいでしょうね。我々、昭和の特撮者にとって、帯の《伝説の2大画集、奇跡の復刊実現!》は、決して大げさではありませんから。


内容については、版元ドットコムの商品紹介ページの情報が大変にくわしいので、そちらをご覧ください。


成田亨関連では、2015年に羽鳥書店から『成田亨の特撮美術』が復刊されていて、そのときも驚きましたが(とくに、版元がちょっと意外だったこともあり)、そのとき以来の衝撃ですね。


一般的なニーズがどの程度あるのかはよくわかりませんが、特撮ファンには強くおすすめの1冊です。なくなってしまう前にぜひ。



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