イベント翌日の土曜日。今日の午前中はずっと、いただいたたくさんのメールやツイート、ブログコメントへの返信・お礼や、遠方で参加できなかった方や知り合いへの報告メールなどを書いていた気がします。ふう。
小規模なイベントとはいえ、準備には半年以上かけましたから、無事に終わってほっとしつつも、もうイベントの打合せとか、バンドの練習とか、トークの中身を考えたりとかがないのかと思うと、ちょっとさびしい気も……。
さて。昨日のイベント「ブックンロールでは、書店から独自に情報を発信している例としてPOPとフリーペーパーを取り上げました。複数の方から、POPの話が参考になった、POP対決がおもしろかったという感想をいただきました。本の作り手にとっても、売り手にとっても、本を書店で買う立場の読み手にとっても、POPって気になりますよね。POPが店内でお客さんの足を止めさせる重要なアイテムであることは、もちろんわかってはいましたが、そのことが昨日の話で、あらためてよくわかりました。
昨晩イベントで読めずにいた『朝日新聞』金曜日の夕刊をぱらぱらやっていたら、「ブックアベニュー」がちょうどPOPの特集でしたね。いろいろなお店の書店員さんたちによる、手作りPOPの力作たちが紹介されていました。昨日のイベントでも、出演者の方3人の実作を会場でお見せしたんですが、そのときのことが思い出され、もちろんただの偶然であることはわかっているんですが、話題の妙なシンクロに、ちょっとうれしくなりました。
紹介されていた書店のうち、紀伊國屋書店新宿本店にはしょっちゅう寄ってますが、それ以外、有隣堂横浜駅西口店、文華堂湘南台店、平坂書房MORE'S店、ACADEMIA港北店は、みな神奈川エリアのお店ということで、ふだんはなかなか拝見することができないところばかり。
そういうお店で実際に使われるているのかもしれないPOPを、こうしてカラーで見られるのは、書店好きにはたまりません。いい企画ですよね。この広告記事、「書店員のみなさんの力作POPを募集します!」とあるから、今後も続くのでしょう。楽しみですね。腕に覚えのある書店員のみなさん、挑戦されてはいかがでしょう?
↑記事で紹介されていた本のなかでは、これが気になります。著者の秋山あゆ子さんの『くものすおやぶん』は、わが家では親子のお気に入り本の1つです。
↑POP、そして神奈川の書店さんといえば、いま読んでいる本の1冊にこれも。ブックンロールでPOPの話をしてくれた達人3人も、見れば誰の作とすぐにわかる個性的なPOPの書き手ですが、梅原さんのPOPもそうですね。デザイン・書体・文言、そして選書、すべてに梅原印が感じられ、1つの世界ができあがっています。