今日も暑かった……。昨日に引き続き、今日も仕事でおでかけ、京王線沿線のある駅に行ってきました。
ふだんはちゃんと土日休めているほうなので、たまにこうやって休日が、しかも土日両方がつぶれると、きついです。編集仲間には毎日深夜残業で土日なし、なんてのがいく人もいるというのに、たまの休日出勤で音を上げてるなんて、ほんと我ながら情けないです。ごめんなさい。
先週からかかりっきりだった作業がやっと片づいたその安心感のせいでしょうか、帰りがけに駅前で見つけたBオフで、またやってしまいました。文庫ばかり、14冊です。なにかのセール中だったらしく、3000円でおつりがきてしまいました。なんだか申し訳ない気分です。
全部を挙げるのもなんなので、一部だけ紹介します。
- 米原万里『魔女の1ダース』(新潮文庫)
- 三浦哲郎『蟹屋の土産』(福武文庫)
- 田村十七男『僕のマーチン君』([木世](えい)文庫)
- 若合春侑『無花果日誌』(角川文庫)
- 四方田犬彦『月島物語』(集英社文庫)
- 花くまゆうさく『メカ★アフロくん』(幻冬舎文庫)
- 工藤直子『工藤直子詩集』(ハルキ文庫)
- 吉田戦車・カワサキぶら『たのもしき日本語』(角川文庫)
『魔女』は既読本、今さらなんだけど追悼の意味も込めて。『蟹屋』はなつかしい福武文庫初期の作品。カバー用紙は後にぺらぺらになるがまだしっかりしてるし、スピンもついている。福武文庫は85年創刊、90年代の前半のころまでは日本文学・翻訳文学ともセレクションもユニークかつすばらしくて、いい文庫が出てきたと喜んだものだが(ちなみに、文庫だけでなく、単行本もよかった)、残念ながら見る間に失速。ほんと、いい本が入ってたのになあ。
ぼくはギター好きだけど、安物楽器好きだし、どちらかというとエレキ派なので、マーチンに特別な憧れはない。でも、40男が初めてマーチンを手に入れるまでの顛末記だという『マーチン』はなんだかおもしろそう。
『月島』は文庫になったときから読みたかったのに、なんとなく機会を逸していたもの。マンガはあまり読まない、などと何度も書いてるくせに、『アフロ』を買ったりする。特に理由も意味もなく、夏休み読書にはいいかなあと。
こうして書きながら、あらためて14冊を眺めていると、うん、確実にいくつかはすでに我が家にある気がする。文庫の重ね買いはお金のショックもさほど大きくないし、お出かけ用とかにすればいいし、誰かにあげちゃう楽しみもできるしで、そのこと自体はいい。でも、スペースがなあ……まあ、いいか。
ところで。みなさんはブックオフの値札シールはがし、どんなふうにしてますか。うまくはがせてますか。あれ、文庫の種類によってはけっこうはがすのが大変なんですよね。ちくま文庫がいちばんやっかい。
今日もさきほど全部はがし終えたのですが、この暑さのせいなのか、はたまた湿気のせいなのか、どれもこれもきれいにはがれなくて、いちになく盛大にべたべたが残ってしまって大変でした(泣)。
ぼくはティッシュでごしごしと拭き取る派なんですが、今回はべたべたが多すぎて、ティッシュがべたりとくっついてしまってうまくいかない。むりやりこすると、力が入ってキズがつくし、べたべたが広がってしまうこともある。かといって、消しゴムとかかけちゃうと、色落ちしてカバーが傷むし、さりとて、いったんシールをはがしてべたべたになっちゃったものはそのままにはしておけないしで、途中からは30男が半泣きでした。14冊も買うからいけないのです。すみません。
値札シールはがしならまかせろ、という達人の読者がいらっしゃったら、ぜひその匠の技をコメント欄にてご教示ください。
◆今日のBGM◆
- トリスタン・プリティマン『トウェンティスリー』
- Kaki King / Everybody loves you