最近買った文庫、ずらりといきます。
- 安岡章太郎『鏡川』(新潮文庫)
- 上原隆『雨の日と月曜日は』(新潮文庫)
- 安部公房『飢餓同盟』(新潮文庫)
- 佐野眞一『だれが「本」を殺すのか』上下(新潮文庫)
- 野見山暁治『四百字のデッサン』(河出文庫)
- 野尻抱影『星三百六十五夜 夏』(中公文庫BIBLIO)
- 野尻抱影『続 星と伝説』(中公文庫BIBLIO)
- 辻原登『枯葉の中の青い炎』上下(新潮文庫)
- 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』(集英社文庫)
上の新潮文庫4点5冊はすべて、くすみ書房の「新潮文庫の売れない1000点」コーナーから抜いてきたもの。安部公房は何度目かの購入。Amazonの画像は、格好よくなった最近のカバーですが、ぼくが購入したのは安部真知のイラストのもの。安部公房はやっぱりこっちでないと雰囲気が出ませんね。
『だれが「本」を』は親本をサイン本で所有していて、しかも、Webからダウンロードした索引を貼り付け、付箋だらけ線引きだらけにして読み込んだ本なので、文庫になっても買うまいと思っていたのですが、このコーナーで出会ってしまっては買わないわけにはいかんでしょう。はあ、この文庫が「売れない」文庫扱いとは……別にぼくが買ってなかったからというわけではないけれど、なんだか猛省を強いられた気分です。今さらなんですが、単行本にない加筆部分があるうえ、索引も充実、単行本の読者でも持っていて損のない、まさに完全版になっていますので、単行本所有者にもおすすめです。
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