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はてなキーワード: 労働生産性とは

2025-12-07

anond:20251207212919

A おめでとうございます 2013年実質賃金100としたら2025は90です

B 10年でそれくらいなら健全というか理想的な推移じゃないの、経済学的には。

Bさんの言っていることがよくわかりません。 経済学的には実質賃金を下げるのが健全理想的なのですか? 経済学的に基づいて幅広い視点をください

ざっくり言うと、「経済学的に “実質賃金が下がるのが理想” なんて理論はない」です。

Bさんの発言は、多分かなり雑&一部だけ見た話で、「健全」「理想的」という言葉が強すぎます

ここから、少し丁寧に整理してみます

1. そもそも実質賃金が下がる」とは何が起きているか

名目賃金手取り給料の「円」で見た額

実質賃金物価上昇を差し引いた、“給料でどれだけモノやサービスが買えるか” の力

2013年100 → 2025年=90 というのは、

12年間で、給料の「購買力」が 10% 減った

という意味です。

単純に言えば、暮らしはそれだけ苦しくなっている、という方向の数字です。

これが「健全」「理想的」とは、普通マクロ経済学では言いません。

2. 経済学が「理想」とする方向性って何?

ざっくりした前提:

みたいな状態が、教科書的には「望ましい成長」です。

どちらにせよ、「あ、理想的ですね」とはあまり言いません。

. それでも「実質賃金が下がるほうがマシ」と言われうるケース

とはいえ、一部の状況では、「実質賃金が下がること自体が必ずしも悪ではない」

という議論はあります。Bさんは、もしかするとこういう話をざっくりつまんで言っている可能性があります

3-1. 雇用を守るために “一時的に” 実質賃金が下がるケース

不況企業が厳しいとき

実質賃金ガチガチに上がらない・下がらないように守る

企業人件費に耐えられず、解雇倒産が増える

実質賃金が少し下がることを許容

企業が耐えやすくなり、雇用が守られる

というトレードオフがあります

経済学では、

賃金が硬直的(下がらない)だと失業が増え、不況が長引く」という議論があります(ニューケインジアンとかの失業モデル)。

この観点だと

実質賃金がある程度柔軟に下がるなら、失業爆増よりはマシ

という言い方は一応できます

多分Bさんはこういうイメージで「健全」と言ったのかもしれません。

ただしこれは

「下がることが理想」じゃなくて「下がらないともっとひどい事態になる時もある」

という、あくまで「最悪回避」的な文脈です。

3-2. 国際競争力観点からの「実質賃金調整」

輸出産業国際競争力の話では、

という議論があります

特にユーロ圏南欧ギリシャスペインなど)では、通貨切り下げができない代わりに

「内部切り下げ(インターナル・デバリュエーション)」=実質賃金を抑えることで競争力を取り戻す

という苦しい調整をやった歴史があります

これも、

実質賃金が下がる=国民が貧しくなる」のは事実

それでも、失業20〜25%みたいな超絶不況を抑えるために、

 “仕方なく” 実質賃金を抑えるというニュアンス

であって、「理想的ハッピー」という話では全くないです。

4. 長期で見て「10%減」はどう評価されるべきか?

10年で10%減」について、幅広く見てみます

4-1. 生活者目線

1年あたりざっくり 1% ぐらい購買力が削られているイメージ

モノの値段が上がるのに、給料がそれについていかない状態が続いている

普通に考えて

実質賃金が増えない国」より

実質賃金が増える国」の方が生活満足度・将来不安の少なさは高くなりやす

ので、生活から見たら「健全」とはまず言わないです。

4-2. 経済全体のパフォーマンスとして

世界的には、多くの先進国2010年代〜2020年代にかけて

実質賃金は 横ばい〜やや増加 が多い

日本は、実質賃金労働生産性の伸びがかなり弱い国としてよく比較に出されます

なので、「10年で10%減」は、国際比較的にも「理想的」とは言いづらく、

「少なくとも成功パターンではない」

という評価になることが多いと思います

5. 「健全」「理想的」という言葉ミスリーディング理由

まとめると:



なので、Bさんの発言

「(もっと悲惨シナリオと比べれば)まだマシ」

インフレ失業を考えると、実質賃金が必ず右肩上がりでなくてもいい」

くらいのニュアンスなら一理ありますが、

経済学的に見て、10年で実質賃金90は理想的

という主張として受け取ると、ほぼ間違いと言っていいです。

6. どう理解しておくとスッキリするか

こんなふうに整理しておくとスッキリします:

経済学は「実質賃金を下げるのが理想」と言っているわけではない

✅ むしろ長期的には「生産性実質賃金が一緒に伸びる」のが望ましい

🔸 ただし、不況期の調整弁として一時的実質賃金が下がるのは、失業爆発よりマシという議論はある

🔸 「健全」という言葉は、ある前提や最悪シナリオと比べての相対評価しかない

2025-11-30

anond:20251130212841

まとめ。

 

AI技術革新共産主義の夢を見るか?

見る。

AI技術の発展により、大多数のホワイトカラー、次いでブルーカラーが完全失業し、ベーシックインカム導入などの過去に類を見ない社会変革が起こり、それはポスト資本主義制度になり得る。

しかし、それはマルクスの想定した「国家死滅」「階級の廃絶」「共同体による生産手段民主的管理」が実現するものではなく、人間労働生産性を追い抜いて稼ぎまくるAIによる利益を、強制的に分配するシステムとして。

 

それは、2030年から加速度的に波及し、特に変革期においては、誰もが逃れられない悪夢のようなものかもしれないし、「遂に働かなくても良い時代が来るんだ」という希望の夢かもしれない。

 

個人的にはその途中の完全失業と、生活の変貌が恐ろしいので、どうすれば逃げ切ることができるのかを検討する。

検討相棒は、もちろんAI

AIに、AIからもたらされる失業の避け方を聞く。

恐ろしいね

2025-10-23

労働生産性が低いのはやり方、組織社会構造問題なのに

労働時間を長くすることで解決できると思ってるの、ド低能というしかない


日清日露戦争成功体験調子こいて、その後世界戦争構造が変わった事実情報更新せず

旧態依然の体質で太平洋戦争につっこんでってボロ負けしたのと同じルート

なぜ失敗から学ばないんだ

日本経済が衰退し始めてから30年だぞ(でも日露戦争から太平洋戦争までが37年だからな……こえええ~~~~~~)

愚かすぎる

2025-10-21

anond:20251021081417

お、AIさんありがとう。お返事いたします。

反論外国人労働者を受け入れなくても“管理された縮小”は成立しうる

1. 「縮小=衰退」ではない。必要なのは密度の再編”

縮小が均衡しない主因は「広い空間に人が薄く分散」していること。

外国人で総量維持ではなく、地域産業の再配置で人口密度を再構築する。

具体策:

都市自治体統合再編(医療教育交通コンパクト集約)

空き家空き地生活圏再設計インフラ半径の縮小)

効果固定費単位当たり負担を下げ、ネットワーク崩壊回避

2. 労働力不足は“技術集約”で補う

外国人で穴埋めではなく、労働生産性の飛躍的向上で吸収。

具体策:

自動化・ロボティクス・生成AIの導入(製造物流介護農業

高齢者女性労働参加の最適化セカンドステージ雇用等)

共同バックオフィス化/シェア人材モデル中小固定費圧縮

狙い:短期の量より長期の質的転換を優先。

3. 大量受け入れは“補助線”であって解ではない

社会的コスト医療教育社会保障の追加負担文化治安調整コスト)。

低賃金構造固定化生産性向上のインセンティブを損なう

結果:安価労働力による延命構造改革を遅らせる。

外国人抜きで踏ん張ることは、改革を促すブレーキとして機能

4. 技術資本教育の内製化で“下限規模”を守る

量ではなく質で最小実行規模を確保。

方向性

防衛モジュール化・無人化で少人数運用

産業設計制御ソフト・素材など知財輸出で外貨獲得

農エネ:自動農業・再エネ・小型原子炉自給率質的向上

結論技術が人を補う構造を先に整えるほうが持続的。

5. 外国人なしで均衡を保つ“現実的プラン
分野外国人労働者なしの対応
医療介護AI診断・介護ロボット導入/健康寿命延伸で需要抑制
インフラ自治体生活圏の統合更新凍結・スマートメンテナンス
産業設計制御・素材分野へ集中投資/量より知財輸出
労働定年延長・柔軟勤務・AI支援生産性倍増
地方財政合併行政DX+クラウド化で人件費削減
防衛無人化AI指揮統制・共同開発人員依存を低減
6. 結論

縮小均衡は崩れる」という見立ては、空間制度現状維持のまま縮める前提による。

構造圧縮し、技術密度を再構築すれば、外国人労働者なしでも均衡は成立しうる。

量的延命ではなく、**自動化・再編・内製化による“質的均衡”**こそが、現実的な持続可能性の道である

2025-10-06

anond:20251006172148

競争力のために商品の値段下げます、安い移民使います、みたいな商売しかできないくせに労働生産性上げるってどういうこと?奴隷強制労働させます宣言

anond:20251006171805

人間が生きてる以上物価高は止まらない

賃金労働生産性が上がったら増える つまり国民全体的に仕事してない

2025-10-05

anond:20251005214756

作ったものが全て売れる世界線労働生産性を考えてる奴をまず滅ぼす必要があるだろう

anond:20251005213724

労働者目線だと、少ない労働力でたくさん稼ぐのが、労働生産性が高いってことだから

2025-10-02

anond:20251002164951

労働生産性上げたら失業率も上がってしまうじゃないですかーーー!

anond:20251002164643

日本人は手作業信仰民族性があるから労働生産性ガチで低いんだよね 高集積高度化とか無理無理

から価格の上昇に所得が追いつかないってわけ

2025-09-28

日本労働生産性が低くて有名なのに

仕事忙しくて行くはずだったけど子供迎えに行けない、という無能父親が湧いて出るの

少子化経済衰退の答え合わせだよな

スケジューリング管理もできない無能男、

会社でお前なんで残業してんの?お前のせいで無駄仕事増えてるまである

2025-09-16

社員の分際で頑張るな

社員の分際で頑張るな

お前が頑張らなくても会社は回る

余計なことをするな、自分なりのこだわりは後回しにしろ、言われたことをまずやれ

なるべく楽をしろ無駄な苦労を背負い込むな、だが手は抜くな、任された仕事ちゃんとやれ

他人仕事に横から口を出すな、手を突っ込むな、自分が任されたことだけをやってろ

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他人のことで悩むな、他人を変えようとするな、自分ができることだけに集中しろ

他人を助けようなどと思うな、ただ邪魔をしないことだけ考えてろ

それで回らないなら上に投げろ、出来ないなら出来ないと言え、出来ないことを無理にしようとするんじゃない

意地を張るな、見栄を張るな、嘘をつくな、全て無駄

無理せず、悩まず、無駄を無くして、労働生産性アゲてこうぜ

社員の分際で頑張るな

お前が頑張らなくても会社は回る

余計なことをするな、自分なりのこだわりは後回しにしろ、言われたことをまずやれ

なるべく楽をしろ無駄な苦労を背負い込むな、だが手は抜くな、任された仕事ちゃんとやれ

他人仕事に横から口を出すな、手を突っ込むな、自分が任されたことだけをやってろ

他人のことで悩むな、他人を変えようとするな、自分ができることだけに集中しろ

他人を助けようなどと思うな、ただ邪魔をしないことだけ考えてろ

それで回らないなら上に投げろ、出来ないなら出来ないと言え、出来ないことを無理にしようとするんじゃない

意地を張るな、見栄を張るな、嘘をつくな、全て無駄

無理せず、悩まず、無駄を無くして、労働生産性アゲてこうぜ

2025-08-19

anond:20250819215648

リンク先読んでないんだろ、含めてねえよハゲ

2023年日本の一人当たり労働生産性就業者一人当たり付加価値)は、92,663ドル(877万円/購買力平価PPP)換算)。これは、ハンガリー92,992ドル/880万円)やスロバキア92,834ドル/879万円)といった東欧諸国とほぼ同水準。OECD加盟38カ国中32位で、主要先進7カ国で最も低くなっている。

2025-08-18

トンデモ

竹中平蔵(的なもの)の影響力を過大視しすぎ。

単に、中国マンアワー労働生産性が当初まだ非常に低くてキャッチアップ余地が大量にあった、そしてそのキャッチアップを元安での輸出ブーストで実現出来る幸運に恵まれた、ってだけでしょ。もうキャッチアップ余地が残り少なくなってきた最近では経済運営も綻んできていることを鑑みても。

anond:20250818061254

2025-08-09

anond:20250809152328

わが国企業労使協調1990年代以降の経済危機を乗り越えた側面があるが、経営者報酬の大幅な引上げが報じられる7中で、従業員賃上げについて組合から経営に十分な牽制を働かせてきたのかの検討必要であろう。

 

6 渡辺(2025)は労働生産性の伸びた企業でもそれを賃金に反映させない賃金マークダウンが実質為替レートの円安を生み出したとの興味深い指摘を行っている。

7 2023年8月16日の日経新聞は、従業員賃上げ率がまだ低位に留まるなかで、主要76社の経営トップの22年度の報酬が、報酬のなかで業績報酬割合も増えたこともあって、前年度比33%増とデータのある09年度以降最も高い伸びを示したと報じている。

anond:20250809151747

生産性の上昇というと、勤労者には、これ以上働けというのか、ワークライフバランス矛盾しないか、などの意見も出よう。河野(2025)はわが国の一人当たりのGDPの上昇は他の先進国に比べてそん色のないことを示している。賃金上昇のためには、今後とも一段の生産性の上昇は望ましいが、わが国でそん色のない一人当たりのGDP上昇があったことは、実は賃金低迷が、他の要因、とりわけ企業経営にも問題があったことを示唆しているように思える5。

  

4 インフレとは同じ効用(満足)を得るためのコストの上昇である既存商品の値上げはインフレだが、ここで指摘した高付加価値品の販売は、単価は上昇するもの満足度も上昇するため、必ずしもすべてがインフレとはならない。高付加価品は販売単価を上昇させるが、それはインフレではない、逆にインフレによる販売単価の上昇は、高付加価値化ではないことには注意が必要である

5 岩田(2024)は労働生産性の上昇にも拘わらず実質賃金が低迷した背景には、円安海外エネルギー商品価格の上昇に伴う交易条件の悪化が背景であるという重要な指摘を行っている。これに従えば、インフレ待望論者が望む円安実質賃金の低下要因となっていることになる。

2025-08-07

障害者雇用の人がマンツーマン監督者付きで働いてるけど、労働生産性だけ考えたら無駄だよなぁ。

彼らも生活する必要があるから仕事を与えないわけにはいかないんだけど…

2025-08-05

anond:20250804010711

そもそも年金問題なんて起きないよ。従属人口指数の上昇は、時間当たり労働生産性が上がっている分でけっこう相殺されるから、単純な人口減少からイメージされるものより実際にはかなり余裕がある。そして人口減少はずっと続いても、その減少速度は加速し続けるものではない。すると従属人口指数人口減少の中でも頭打ちになる。諸々を考えていけば、そりゃあ今よりは多少は年金生活の水準は落ちるだろうが、いってもそんなに悪くないレベル年金制度継続する可能性が高い。

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