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2024-12-11

怠け主義100人中50人がエンターテイナーの島では、労働時間が増える

 功利主義という言葉がある。どんな主義かというと、「全人類幸福を全て足し合わせた総量が最大になるように判断/行動していこう」という主義である。その主義を支持する人は一定数いる。

 それに似た考えで、私は「全人類労働の総量が最小になるように判断/行動していこう」という主義を持っている。驚いたことに、どんなに調べてもその主義には名前がついていないのだ。誰でも思いつきそうな考えなのに、誰も命名していないのだ(私の調べ方が悪かっただけかもしれないので、名前を知っている方がいたら教えて欲しい)。これを「怠け主義」と名付ける。

 怠け主義意識することがいか重要か、例え話を通じて説明しよう。

 例えば、小さなさな島国があるとしよう。その島国には、労働力人口が100人いる。100人は、水汲み、漁、狩猟、農耕、調理林業、埋葬、建築製造、修理、流通、あらゆる「それがないと生きていけない労働」をこなしていて、おかげで生活が成り立っている。労働時間は一日あたり4時間程度。貨幣制度はあってもなくてもよい。

 やがて、彼らは日々に退屈し、エンタメを欲する……音楽家噺家大道芸人が現れた。エンタメ需要は高まり、やがてエンタメだけで食っていける人が続出する。楽器職人イベンター広告代理音楽教師も現れた。手の込んだ服の生産や、手の込んだ料理をする人も現れた。←なくても死にはしない職業という意味で、エンタメに含める。人々からエンタメ需要はどんどん高まっていったために、職業多様化した……気づくと労働力人口100人のうち、50人がエンタメ依存する職業になっていた。人々は、なぜか疲れを覚えていた。なぜかはわからないが、自分労働量が倍に増えた気がするのだ。彼らは一日あたり8時間働いていた。

 岡目八目である神目から見ると「そんなの、本来100人でやってたはずの ”死なないための労働” を、今は50人がやることになってるのだから労働力は倍くらいになるだろう」と思うかもしれない。でも、島民目線から見ると、「エンタメのために金を払う行為が、自分労働量を増やすことに繋がっている」というのは、気づかないのではないだろうか。その2つは一見繋がっていないように見える。

 現実世界も、この例え話と同じである。娯楽を消費することが自分労働時間を増やす事に繋がっているとは誰も思っていない。

 そう思っているので、皆が「趣味で消費すること」を「経済が回る」と呼称し、ポジティブイメージ付与しようとしていることには違和感がある。

 よく「人々が○○を消費しなくなると、所得が減るし、働き口が減る」と言われるが、冷静に考えて、減った所得というのは減った支出に等しいのでメリットデメリット釣り合っているし、働き口が減ったなら、それまで毎日8時間かけてやっていた仕事を6時間にすれば働き口が33%増えるだろう。

 趣味での消費なんてしなければしないほど労働時間が減って安らかな生活に近づくに決まっているじゃないか。←これが本記事のメインの主張である

 現代労働時間が長すぎて精神や体を壊す人間がたくさん観測される。私の友人知人にもたくさんいる。贅沢している場合ではない。皆、消費をするのを(=この世に発生する労働を増やすのを)やめてくれ。

 具体的にはどのように行動していけば労働総和を減らしていけるのか、それはこの記事への反応があったら詳しく追記したいけど、とりあえず一つだけ挙げておこうと思う。

・よく、課金に多額を費やす人は正気を疑われ、狂人かのように扱われる風潮がある。

 例えば旅行に毎年40万使う人と課金に毎年40万使う人を比べると、一般的には後者の方が疎ましい人に思えるのかもしれないけど、怠け主義的に考えると前者の方が疎ましい人に思える。後者の方が、その趣味を消費することによって世の中に追加で発生する労働が少ないと思われるためである

 私の趣味は古い名作をデジタルで鑑賞することだ。過去の人が作った本や映画デジタルコピーをしまくるだけで無限未来人類欲求を満たせるなら、それが一番楽じゃないか

2024-12-10

anond:20241210003459

だって実質時給は上がってるやで

労働時間が減ってるのと社会保険料が上がってるから手取り物価ほど増えてないだけで

2024-12-08

年金立ち位置変えない?

60歳をボーダーラインにするのそもそも現代にあってないって

あと老後に余暇を全部集中させるのも変

 

支給を70歳にして

現役世代労働時間を減らす

いま週平均35〜45時間くらいだと思うけど

30〜40時間にする

代わりに年金支払額を減らし、70歳定年にする

退職金はやめる

2024-12-06

育児休業給付金って知ってる?

みなさんは、育児休業給付金という制度をご存知だろうか。当方新婚のアラサーで、そろそろ子どもを作ることも考えて育児出産に関わる制度を調べていたところ驚愕事実が発覚したので共有したい。

この育児休業給付金という制度、なにがやばいって満額月30万円を最大24ヶ月(2年)、合計720万円もらえるのだ。

しかもこれ、子ども一人につき、ではなく夫婦それぞれに対して発生するのである

まり夫婦が満額受け取った場合1440万円を子ども一人出産するたびに国からもらえるのだ。

これだけ聞くと大変喜ばしい制度である。その昔、テキトーに見ていたYouTube動画ひろゆきが「子ども一人産んだら1000万円配ればいいんですよ」と子育て対策の自論を展開していたが、実は既にそれは実行されていたのである

ただし、条件付きで。

上記の満額を受け取るための条件が以下である

1. 雇用保険に加入している

2. 各給料支払いの実態がある月について、就業日数が11日以上且つ就業時間が週に20時間以上である月が過去2年間以内に12ヶ月以上ある

3. 給付金を受ける直近6ヶ月の平均給料が45万円以上である

4. 給付金受給期間、保険を加入している企業での就労を休業している

5. 出産後1年時点と1年半時点で二度保育園への入園が断られている

ざっくりこの理不尽さを理解してもらうためにあえて以下のような極端な例をあげよう。

夫婦ともに年収780万円(月収50万+ボーナス)、世帯年収1560万円の家庭の場合: 会社を2年休んで給付金1440万円

シングルマザー非正規年収180万円(週20時間未満労働)の家庭の場合: 給付金0円

(無論、所得に応じたその他公共施設の利用料に価格差があったりはするが1440万円に比べれば誤差である

さて、いくつかツッコミどころが湧いたかと思うが順に見ていこう。

1. 雇用保険に加入している。

この条件は2の条件に近いが、次の条件を満たしている被雇用者に対して加入が義務付けられている。

これは実はパートなどにも適用できるので非正規であっても上記の条件に当てはまれば入ることができるが、現実問題パート業務委託フリーランスなどで働いた場合意図しなければ雇用保険に入るケースは少ないだろう。さらに、「学生でない」という条件があり、学生出産などの”真に金銭的援助を必要とする層”を完全に切り捨てるような条件だ。(学生であっても企業側が融通を聞かせて雇用保険に加入させることもできるが相当優秀で引く手あまたな社会人学生などでなければそのような特別待遇は難しい)

さらに、事業主もこれに加わらない。これも異常な点は女性会社役員は貰えないのである女性社会進出をこんだけ謳っているなかで、「起業して、自分事業を起こす」というもっと社会でたくましく働いている女性出産の際に一切この制度を利用できないのである

大前提として、これほどの大規模の給付金の仕組みが雇用保険制度に閉じていて人によって享受できないことがおかしい。そもそもこの給付金の財源は雇用保険だけでなく「**子ども子育て支援納付金」**が組み込まれており普通に税金である。複雑に名前を変えた保険をたくさん作ってわざわざ不公平制度を作っているとしか思えない。社会保険税金統一し、一律公平に1000万円配れば?と思わずはいられない。

2. 各給料支払いの実態がある月について、就業日数が11日以上且つ就業時間が週に20時間以上である月が過去2年間以内に12ヶ月以上ある。

こちらは、例えば就業後すぐに出産したケースなどを認めないのである。「制度悪用を防ぐため😤」などと言っているアホはほっといてそもそも制度自体カスなくせに一丁前に悪用を防ぐなどと息巻いているのが腹立たしい。上記で言っている通り一律給付にすれば悪用もクソもないのである

3. 給付金を受ける直近6ヶ月の平均給料が45万円以上である

こちらは給付金金額が「直近6ヶ月の給料平均*2/3」と定義されているかである。ざっくり、給料がいいほどたくさんお金がもらえる。なんでこんなことになっているのか分からないが、これも一律30万円にすればよい。(生活水準が〜みたいな話だと思うが、そもそも仕組みがカスなので割愛

4. 給付金受給期間、保険を加入している企業で休業している

これも地味にやばい世論育児休業給付金受給者への対立煽りが発生している原因が主にこれのせいだと考えられる。これに限った話ではないが、「公金をもらうために人々に仕事をしないインセンティブを与える」仕組みが多すぎる。こんなことしてるから経済が成長しないのである。休んで金もらって他の人がその仕事を巻いているか文句言われているのである。休まず働いて給付金ももらって余裕ができた資金ベビーシッターを雇うという選択肢も与えてよいのだ。そもそも、「育児休業」の仕組みと「育児休業給付金」の仕組みは別物であるので、「育児休業」がとりたい人は取れるよう今まで通り整備しておけばよいだけである

ちなみに、雇用保険対象企業で休業していることが条件なので、別途フリーランス仕事してたりしても問題なく給付金はもらえる。なんだその中途半端なしばり、もはやなくていいだろ。

5. 出産後1年時点と1年半時点で二度保育園への入園が断られている

これをクリアするために保育園を落ちるための「スコアリング」みたいな謎のゲームをやる必要がある。もうここまで来るとめちゃくちゃであるが、最大1440万円のお金が降ってくるんだから下手に仕事するより全力でこれを取りにいくために労力を割いても割に合うのである。いい加減、ゲームを複雑化してそれを攻略できる人間けが得でき、なんの生産性もない時間に人々の労力を向けさせるのやめませんか?

SNSなどをみるとこの特大給付金をファックしているプロ主婦の方々が叩かれているのをみるが、正直「落ちている1000万円」を拾うのに死力を尽くすのは当然だと思う。別にこれをファックしている方々を叩く気にはなれない。なぜなら制度が悪いから。むしろ、このような複雑怪奇制度を華麗にファックできる知能と行動力のある方々の労力が、制度ファックというなんの生産性もないクソの所業に使われていることが嘆かわしい。

やや感情的な文面になってしまったが、これが一つの問題提起となり、一律1000万円給付金社会保険税金統一してシンプルで透明な制度にしてくれと切実に願う。

anond:20241206024629

典型的誤謬でしょ

ドライバー1人あたりの労働時間規制されて今まで1人でやっていた仕事複数人で取り掛かってるから人件費が上がってるだけで、

個別労働者ドライバーもそれ以外も賃上げされてない。

企業人件費は上がったが、労働者賃金は上がってないし、実質賃金マイナス

2024-12-04

実家を出たことが無いやつはダメってのを実感してしまった

ちょっと前まで付き合ってた元カノの話。お互い30代半ばだが、私は大学進学からずっと都内一人暮らし彼女は一度も実家を出たことが無く両親も健在。

彼女仕事労働時間が長く、給料は少ない仕事だった。それでも彼女は「仕事が好きだから」といって過剰に働いていた。一種ワーカホリックだったと思う。

対して私は専門的な技術職で残業時間は月10時間程度、とはいえ給料彼女の倍稼いでいた。

そんな彼女は「楽な仕事をしていくらでも時間金もあるのに何で○○もしないんだ」というようなことをよく言ってきた。彼女からしたら私はただただぐうたらと生活しているだけに見えたらしい。

でもそんな彼女は立派な実家があるから住むところに困らないし、いくら遅く帰ろうが両親がご飯を作って待っててくれる、なんなら帰りが遅くなったり雨が降ったりしたら駅まで車で迎えに来てくれる、当然大半の家事自分でやる必要が無い、という環境で生きていたわけだ。給料が少なくても家に入れている金は月に3万5千円だけ。それじゃ都内だと家賃すら払えないよ。

ワーカホリック自分健康も一切顧みずに働いた上に睡眠時間を削って趣味までやっていたのだって、いざ自分が倒れても住むところはあるし両親が助けてくれる、そんな甘えた環境からそういう好き勝手なことが出来たわけだ。

私は一人暮らし家賃を払っていてもちゃんとした生活が出来るよう稼がなきゃいけないし、万が一仕事が出来なくなったら頼る人もいない、だから頑張って働いてスキルも身に付けてアピールして昇進を掴むと同時に仕事たまるストレスをどうにか解消して潰れないようにしなければならない。そういう環境でやるべきこととやりたいことを何とかバランスとって生きてきていることを彼女は全く想像できないようだった。

もちろん彼女のことは好きだったか必死になって彼女が求めることを満たそうとやってきた。でも頑張っても頑張っても「お前は努力も苦労もしていない」と言われ続けて、完全に心が折れた。いくらこちらの事情説明しても、こういう理由でこういうやり方をしているんだと言っても、全く聞く耳を持たずにいる彼女がもう正直気持ち悪くなってしまった。

自分が凄く恵まれ環境で甘えて生きてきているというのを自覚せず、相手には相手事情があってそれぞれ生きている環境も違うんだというのも理解せず、ああこれが実家を出たことが無いやつなんだなぁと思ってしまった。

別に実家を出るかどうかなんて自由だし、そんなもの大した問題じゃないと思っていた。実際、想像力と思いやりを持てる人間なら実家を出たことが無くてもちゃん理解できるんだと思う。というかその位の想像力は誰にでもあると思っていた。でも彼女のケースを見てしまった以上、やっぱ実家を出たことが無いやつはダメなのかもな、と思わずにいられなくなってしまった。たった1例で思い込むのはどうかと思うけど、私にとっては大きな一つだったのだ。

給料、上がってるけどね。

anond:20241203191138

2012年の平均年収は408万円

2023年の平均年収は460万円

https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/jikeiretsu/xls02/m03.xlsx

平均労働時間が減ってこれだから、昔から労働時間が変わらないような仕事をしている人ならもっと上がってる。

そりゃ消費税が上がった分だけまるまる給料が上がることもなければ、原油コロナといった要因に即座に対応して給料が上がることもないけれど、仕事を減らしてない限り、ある程度均してみてインフレになった分くらいには給料は上がっているはず。それに、インフレでない時代のその前11年間を見ると、2001年の平均年収は454万円だから1割以上も給料が下がる世界だったけどそっちの方がいいの?その期間、消費税率引き上げも無いのに物価以上に給料下がったけど。

除く持ち家の帰属家賃での物価上昇率は2012年から2023年+14.7%、2001年から2012年で-8.9%

https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/files/2024/qe243/tables/def-cy2431.csv

2024-11-30

anond:20241130172408

手取りたった50万とかい増田特有マウント

ボーナスが無いとすると手取り50万って額面年収800万ちょっとくらいだぞ。

一生そのくらいの年収で何の成長も発展性もないクソつまら仕事って相当嫌だろ。労働時間ゼロ不労所得とは違うんだから

2024-11-29

地方公立に行って後悔している - 子供はできるだけ学費の高い学校に行かせたい

炎上しそうすぎて大幅改変になった現代ビジネス記事原案を供養。

(前編)

私は小中高と地方公立を出て、浪人して都内医学部卒業している。

東大生の親の6割が年収950万円以上」というデータ話題になったが、地方出身からすると、やはり医学部も華々しい世界だった。

まず医学部では「親が医者なのは当たり前で、教授講師と話す時も、世間話最初に「親御さんは医者?」が挨拶代わりになる。私の体感では、おそらく学生の半数近くが医者の子息だった。

ハリー・ポッターになぞらえて、両親が共に医者という人を「純血」、片方が医者だと「半純血」、両方とも医者ではない人のことは「マグル」と呼ぶ文化である。「マグル」は家系医者がいない学生が、自虐的苦笑いしながら使う単語だ。

しかし、「マグル」の学生も、平均的なサラリーマン家庭出身という人はほとんどいない。みな経営者や士業の家庭で、都心のタワマンが「実家」だった。

出身高校ほとんどがいわゆる「御三家」など、都内の名門私立高校が並ぶ。入学式の日、周りが何故か全員、初対面ではありえない打ち解け方で話していて困惑したものだ。

蓋を開けてみれば元々彼らは中高の同級生だったかSAPIX鉄緑会などの有名塾で一度は顔を見知ったメンバーだったのだ。

私のように地方公立から、塾にも行かずに来たという子は全く見当たらなかった。

大学生お金がかかる。私も美容や服飾、外食旅行を楽しみたかったので、多い時は週9でバイトを3つ掛け持ちして、必死時間お金に変えた。

学費家賃生活費などは親持ちだったが、その他は自分バイト代で賄うように言われていた。

けれどここではバイトを親に推奨されるというのは珍しく、むしろ禁止」される方が普通だ。特に家庭教師OKでも、高卒フリーターと一緒に働くような飲食店などは禁止されている子が多い。

そのため、そういったバイトをしたいお嬢様は、親に隠れてこっそりやることになる。私も、友達給料明細の送付先を、私の一人暮らしの住所にするなど「協力」したことがある。

この「バイトをしたい」とはもちろん、お小遣いが欲しいという意味ではない。「人生で一度はやってみたい」「大学生っぽいことがしたい」という、興味と好奇心でやる子が多かった。

こういう子達は、1回で何十万とする美容代や旅行費も全て親の負担だ。ブランド物も親のカードで買い放題。

限度額は聞いたことがないので分からない。この顔ぶれの中で「限度額」などという貧乏くさい言葉を口にすることすら憚られた。

当然、金額理由に遊ぶ場所を決めることもまずない。味や質、美しさ……綺麗な概念ばかりで話し合いが進む中、頭の中で電卓を弾き、時給計算などしているのは私だけだった。

ここまでの話だけ聞くと、「地方出身庶民階級社会に直面してショックを受け、格差に悩む」というあらすじになりそうだが、私はそのような気持ちになったことは、実は全くない。

実際のところ、これまで属した集団の中で、大学は一番居心地がよかった。なんせ周りの人間ほとんどが私より頭が良く、私より裕福で、性格も曲がっていないのである普通暮らしていて、不快にさせられることはほとんどない。

尊敬できる人ばかりの中に混じり、今までしたことがなかったような華やかな経験を教わることは、とても刺激的で楽しく、毎日面白かった。

地方公立の狭い世界のみみっちい基準で「神童」だの「お嬢様」だのとくだらないことを言われて暮らすよりもよほどいい。周りのやっていることがバカバカしく思えて退屈することも、足を引っ張られて苛立つこともない。

まれて初めて自分が全てにおいて下位、いやほぼ底辺位置する環境に身を置いたが、劣等感を持つどころか、なんて気が楽なのだろうと感動した。

要するに「上には上がある」といっただけのよくある話なのだが、私はその「上」の存在を知って心の底から安堵したのである

(中編)

私が育ったのは地方都市のド真ん中。東京で「都会」と言うと笑われるが、下手に「田舎」と言うと顰蹙を買う、そんな街だ。近くの有名大に行かず、わざわざ地元では知名度の低い都内大学に行ったのは、その街にとことん嫌気がさしたからだった。

先祖代々続く大病院家系などではないので、決して高い身分ではないのだが、私も一応、医者の娘ではある。ちなみに、母親医者ではないので「半純血」だ。

金銭的な理由から受けられない大学もあったし、贅沢三昧という訳ではなかった。だが、本当の意味生活に困ったことはないと思う。

「全身脱毛費用自分で稼いでいる」というだけで、大学の中では十分「苦労人」のポジションだったが、それだけだ。学費家賃も、いくらかかっているのか知らないまま生きてきた。

そもそも、私の家庭ではそういうことを詮索するのはタブーだった。三階建てのまあまあ広い一軒家に住んでいたが、幼い好奇心で「この家、いくらしたの?」などと聞こうものなら、なんて下品で失礼なことを言うのかと眉を顰められた。

よって親の学歴自分大学受験をするまで知らなかったし、収入は今でも知らない。なんとなく肌感覚で予想はできるが、聞いたことはない。

わざわざ地方公立の小中高に進んだのは、習い事練習時間を確保するためだ。物心つく前からピアノヴァイオリン新体操などを習っており、そちらを人生の軸に据えたかった。そのため、進級が厳しく勉強時間を取られる中高一貫私立を避けた。

しかし、その選択のせいで、私は信じられない世界を目にしてしまう。

校内のヒエラルキートップにいたのは、我が家クローゼットより狭い団地に住むヤンキー達だ。暴力窃盗などの犯罪行為、くだらない揉め事が起こるのは日常風景だった。後ろの黒板にはデカデカ卑猥言葉が書かれ、授業中も大声で教師に反抗する。共用部の壁には穴が開き、「アスベスト発生注意!」と貼り紙がされるも、その意味理解できない生徒がまた上から穴を開けていた。

一番呆れ返ったのは中学校で、「廊下に繰り返し大便をしてそのまま片付けない人がいる」という全校集会が開かれた時だ。まるで動物園だ。

外で障害を持った通行人を取り囲んでからかい面白がって恫喝している場面にも遭遇したこともあり、これが同じ人間なのかと目を疑った。

まれからこの環境しか知らなかったにもかかわらず、私はこちらの方がよっぽど馴染めなかった。いや、大学の時と違って、馴染む努力をする気にもなれなかった、というのが正しいだろうか。

ことわっておくが最初から「知能」だの「貧富」だの、そういうことで差別意識を抱いていた訳ではない。ただ、そんな概念が生まれる前の、何も知らない子供の目からしても、違和感を覚えることがたくさんあった。

何か作業をする時、見るから効率の悪いやり方で苦労しているのが理解できなかった。建設的な話し合いができず、どれだけ分かりやす説明しても話が通じないことが不思議だった。卑猥な話で大喜びするのも、暴力で強さを誇示するのも、正直バカバカしいと思っていた。

何よりも嫌だったのが、その層に漂うあの独特な僻み根性、卑屈な被害者意識のようなものだ。

クラスナルミヤの服が流行り、皆がメゾピアノポンポネットの服を自慢する中、私はいつもラルフローレンバーバリーの服を着ていた。ナルミヤに興味もあったのだが、親の趣味で買ってもらえなかった。

その時、私は価格の差など何も知らず、愚痴のつもりでこう発言してしまう。

「みんないいなあ、うちの親、ラルフローレンばっかり買ってくるからもう飽きちゃう

たったこの程度であからさまに数人の目つきが変わり、その後も悪意を持ってこの発言拡散された。

子供が「他人の服をそうやって価格で値踏みしており、それを恥ずかしげもなく表に出す」という感性は初めて見るものだったし、それが物凄く卑しく思え、正直ドン引きしてしまった。

自分性格が良いというつもりは全くないが、もし私が逆の立場になったら、そんな態度は絶対に取らなかっただろう。そのような言動は「悪い」というよりも「恥ずかしい」からだ。

たとえ内心で反感や嫉妬は覚えたとしても、そういう行動は自ら「私は負けています可哀想な貧民です!」と宣伝して歩いているとしか思えないではないか

別に私にとって服は値段ではなく、ナルミヤは負けではなかったのに。

万事がそういった雰囲気だった。

まり勉強をしすぎるとバカにされるので、「カースト上位」のグループに属している子は実は勉強ができても、学校テストではわざと悪い点を取るなど工夫していた。実際に勉強している時間を「テレビを見ている」と嘘をつき、親から聞いた内容を覚えてから学校に行くという話も耳にしたことがある。

何もかもが面倒くさかった。先入観などなくても反射的に、彼らに対して「卑しい」という軽蔑が沸々と湧いてきて、止められなかった。

お金学力のあるなしなんてどうでもいい。ただ、それによって勝手に「見下された」「自慢された」と思い込んで攻撃性を発揮してくる、その人間性を見せられるとやはり「見下す」以外の感情が湧かない。

そういう人を表すぴったりの言葉は「育ちが悪い」しか思いつかないのだ。

そして、その思いが強くなればなるほどに、そんな低俗差別的感情を持つ自分に対してもまた同じように「卑しい」と自己嫌悪に陥った。

よく「人を見下している」「お高く止まっている」と悪口を言われたが、次第にそれが事実になってしまっていることも自分では分かっていた。

やがて進路を変更して医学の道に進んだ私は、この自らの醜さにも似たもう一つの「卑しい世界」を嫌というほど味わうことになる。

体力面の自信のなさからほとんどの医学部生が就職するような「ブランド病院」とは程遠い、「ハイポ(仕事量、労働時間が少ない)だけど治安が最悪な風俗街の病院」に就職したのだ。

(後編)

立地や将来性、指導体制などを考慮せず、「あまり働かなくていい」「給料が高い」というだけで風俗街の病院に流れ着くような医者は、まあロクな層ではない。街の治安と相応に、職員民度も低かった。

病院があるのは中途半端田舎だ。ここでは娯楽が、酒と性とギャンブルゴシップしかない。

都会で大学生活を過ごした同僚たちも、その鬱屈した思いからか、段々と空気が荒んでいった。

数ヵ月経つ頃には、口を開けば下ネタと自慢や武勇伝他人悪口や噂話、そして「女性職員容姿を採点し、デブやブスと言って大笑いする」といった、聞いているだけで気が滅入るような下卑た話題ばかりが出るようになった。

百歩譲って内輪だけの飲み会でやってくれればいいのだが、職場の男女共用のスペースで大声を出して話しているのは、流石に品性を疑ってしまう。

「このバッグは何十万円した」「今月はいくら使った」などという、赤裸々すぎる金額事情ストレートに自慢してくるのにもびっくりした。今まで出会った医者の中で、そんな恥ずかしいことを嬉々として吹聴する人間は一人もいなかった。

彼らの鬱憤の矛先は、「見下している相手」により強く向けられる。

立地が立地なので患者層もあまり良くなく、社会的地位が低かったり、生活に困っていたりする患者が多い。それをストレス解消とばかりに、裏で笑いながら蔑むのが、病院の常になっていた。

気持ちは分かる。確かに、あそこまでかけ離れた階層の人たちと関わるのは、正直つらい。頭がおかしいのかと思ってしまうようなクレーマーもいる。貧困のために清潔が行き届いておらず、吐き気を催すような悪臭涙目で耐えて処置をすることもある。病院に来ているのに、こちらが一生懸命になっても、まるで治す気がないのか?という横柄な態度を取る患者もいる。

救急車がタダだから生活保護は医療費がタダだからと、まるでタクシー無料相談のように使う人のせいで、本当に必要な人に医療が行き渡らなくなることもある。

特に槍玉に挙がるのは「せいほ(生活保護)」と「プシコ(精神疾患)」、「痴呆(認知症)」である。他にも、「ホームレス」「反社」「デブ」「ババアジジイ」「底辺」「貧乏」「キチガイ」など、診察室を一歩出れば、とても患者には聞かせられないような、ありとあらゆる差別用語が飛び交った。

バカにされるのは患者だけではない。看護師も同様だ。ある同期が看護師に怒られた時、「大学を出てないから分からないんだろ」「低学歴が」とあまりにも直接的に吐き捨てるのを聞いたことがある。

一方で看護師たちの当たりも強かった。いや、当たりが強いというか、私達とは、元々装備している語彙がそもそも違うのだ。

特に怒っている訳ではなくでも、「ちょっと邪魔!」「うるさいよ」といった風な、私達が「初対面の人に対して一度も発したことがないような言葉」を、まるで当たり前のように使ってくるのだ。

これにはかなりギョッとする。私達が急いでいても「すみませんちょっとよけてもらえますか?」と言うのは、別に敬っている訳でも遜っている訳でもなく、これしか適切な語彙が浮かばいからだ。

根本的な問題は、学歴収入の高低ではなく、培われた文化の違いなのだ。「そんな風に人間を扱う文化」に染まりたくない気持ちが勝り、同じ土俵で言い返す気にもなれない。

きっとこれは、一生分かり合えない感覚なのだろう。

病院の同僚医師たちも、私立医学部卒業している人間が多く、元々それほど育ちは悪くなかったはずだ。しかし、あまりカルチャーショックに耐えられず、段々と人格が歪んでいった……いや、歪めていくしかなかったのかもしれない。

地方にいた頃の私のように——。

医者政治家など「救う仕事」をする人間に、できるだけ庶民感覚を取り入れるための方策として、「学費を下げる」「お金が足りなくても成績優秀者が医学部や名門大学に入れる枠を作る」といったことが推奨されているのをよく見る。

しかし、ことの本質はそう単純なものではないように思える。

実際に、現状の医師たちの間でも、「国立は苦労していて性格が悪い」「私立は裏口で頭が悪い」といった論争があり、お互いに見下しているような風潮が一部ある。

それを、もっと幅広い層の人間を混ぜたからと言って、お互いに馴染めるとは思えないのだ。

同業者の間で「もし自分の子供を行かせるなら私立がいいか公立でもいいか」という話が出ることがある。この話題は、温室から一度も出たことがない人ほど「公立でもいい」と言いがちだ。

公立の良い所として、「早いうちから色々な階層の人と関わって免疫をつける」というものが挙げられるが、私はそれこそが最大のデメリットだと思っている。皮肉なことに「その経験の多さ」こそが、差別偏見選民思想を強め、分断を生むことになるのだ。

免疫どころか、触れれば触れるほどウンザリして、アレルギー反応を起こすようになってしまう。様々な階層人間存在を見せたいのなら、同級生として一緒くたに扱われるのではなく、ボランティアでもすれば十分ではないか

からこそ自分が多様な層と関わった経験があったりする人ほど「子供絶対私立」と言う。もし他が全て同じ条件なら、学費の「高い」方に行かせたいという発想すらある。

「知らなくていい世界を知らない育ちの良さ」というのは、その後いくらお金を積んでも手に入らない。一生もの財産だ。

社会の下層と徹底的に隔離され守られてきた人は、「みんな同じ人間差別は良くない」という綺麗事を良い意味で本気で信じ、汚れのない心で生きていける。

しかしたら私の親は、私を「世間知らず」にしたくなかったのかもしれない。だが私は「知ってしまった」ことを、後悔している。

もし子を持つことがあったら、我が子には私のような性根の歪んだ人間になってほしくない。

一生温室で、綺麗な世界だけ見ていられるように、可能な限り守ってあげたいと思う。

2024-11-23

anond:20241123230045

暇な時間AIを使う方の勉強もすればいい

どちらにせよ忙しいばかりでまともに勉強時間を取る余裕のないジョブの奴らよりは圧倒的に有利な状況

やってはいけないのは、楽すぎて不安から厳しくて成長できる会社転職しようとすること

というか俺の経験上、超高給な会社は稼ぐ仕組み自体が優秀だからホワイトなことが多い。

ブラック会社労働者ビジネス感覚の甘さに付け込んでるだけだから給料低くて労働時間も長い。

俺も週一出社で30代年収2000万円のソフトウェアエンジニアだけど、実働時間は1日8時間ないし、毎月2,3日有休取ってるけど、毎週定例部会出る度に「皆さんもっと休みとりましょう」って言われてる。

それでも有給が余り過ぎて入社数年でもう積みあがった有休残り50日もある。有休残が60日超えると有休買取が発生するらしいから1カ月最低2日以上有休取らないといけない状態

2024-11-21

がんの猫の通院、10時間かかる

タイトル通りである

ほぼ週一で猫の通院に10時間かけているので、インパクトを持つタイトルであるか否かの感覚も既にかなり曖昧になってきている。

しかしながら10時間だ。

所定労働時間

月延べ40時間、猫の通院に時間をかけている今は、人生を振り返ってみてもかなり稀有体験をしている時期だ。

このエントリは、そういう時期についての個人的な記録です。

敬意

この記録を残そうと思うにあたり、まず、担当獣医師、及び飼い猫(順不同)に敬意を払いたい。

健康だった時期の飼い猫を知っている身としては、通院に時間を費やさなければならない現状に文句たらたらではあるが、獣医療と猫に対しての敬意だけは常に忘れてはならないと感じている。

担当獣医師は、少なくとも飼い猫を診せる日は、おそらく10時間以上勤務しているはずだ。重病を抱え、寿命がそう長くはないであろう犬や猫が集まる医療センター10時間、ないしはそれ以上の勤務、それによる凄まじき労苦は想像に難くない。

対して飼い猫は、朝から晩までの間、檻に入れられているか抗がん剤の投与をされている。週に一度とはいえ人間エゴイズムによりそんな訳のわからない目に遭わせてしまって、心底申し訳ないとは思っている。

担当獣医師と猫に敬意を持ち、それぞれの境遇にも思いを馳せながら、文章を記すことにする。

患う猫(とその見た目について)

猫は現在15歳の老雄猫である。約一年前にがんであることが発覚し、経口薬その他による対処や諸々の検査を経て、約二か月前から血液投与による抗がん剤治療を開始した。

チャーミングな見た目についても少し記しておこう。

毛並みはサビ模様と白い胸毛(および腹毛)、靴下のような白い足先がトレードマークで、なかなか洒落雰囲気だ。

耳の形は猫らしい三角形ではなく、丸みを帯びていて、常にぴん、と立っている。

猫らしからぬその耳の形状故に、電車の隣席に座った女性からケージを見つめながら「うさぎちゃんですか?」と訊かれたことがある。猫です。

そんな茶目っ気すら感じる飼い猫が、がんにより闘病中だ。なかなか、ままならないものである

狂気時間

10時間も何するんすか、と改めて思うが、時間割としては以下の通りである

1) 午前8時~午前9時(1時間):往路(自宅から病院まで)

2) 午前9時~午後13時(4時間):猫を病院に預け、抗がん剤投与前の検査

3) 午後13時~午後16時(3時間):検査結果確認後、抗がん剤投与

4) 午後16時~午後17時(1時間):医師との面談、薬の処方、会計

5) 午後17時~午後18時(1時間):復路(病院から自宅まで)

1)、5)の往復路にかかる時間や、4)に関しては大した話ではない。

2)、3)が曲者だ。

「通院」の大部分を占める7時間をどのように過ごすか。

医療センター辺鄙な立地にあり、周辺に存在している施設はごく限られたものになる。

飲食店で過ごすのも手だが、せいぜい潰せる時間は2、3時間程度である

そもそも、猫の検査結果や現在の体調、検査中の猫の姿を思いながら過ごす時間というのは、憂鬱であり、賑やかな飲食店で過ごすには心が落ち着かない。

少し足を延ばせばラブホがあるが、毎週ラブホに行くのも滞在費が嵩んで仕方がない。観光できるような場所も近くには存在しない。

そうなると、行きつく先は自然と定まってくる。

鬱箱収容7時間

通院時間のメインである7時間を過ごす場所として最終的に落ち着いたのは、インターネットカフェ通称「鬱箱」である。(これは世間一般における通称ではなく、私が便宜的に名付けたという意味での通称です)

人々が蚕の繭のように小箱収納されており、その小箱は窓がなく、暗い。曇っていようが晴れていようが、空が見えない。常に暗い。

パソコンの画面には、よすがを求める者に向けた結婚相談所広告や、行く当てのない者に向けた入寮可能、即金の仕事を勧める広告が忙しなく踊っている。

そんな小箱の中で、猫のことで気を揉みに揉みながら7時間過ごす。

鬱を加速させるしかない、暗い、箱。まさに鬱箱である

しかしながら、7時間という迫力のある長い時間を過ごすには、やはり鬱箱以外にはなかなか見当がつかない。

7時間のうち2割はパソコンでの作業に充て、1割は食事病院との連絡に充て、4割は眠り、3割は『あたしンち』(これ以外に鬱を加速させない漫画を知らない)を読む時間に充てる。

不穏な時間の中、暗闇で読んでも鬱が加速しない漫画を知っている人がいたら、ぜひ教えていただきたい。

現在の救い

ここまで散々陰鬱トホホ文章ばかり記してきたが、救いはある。

猫が元気なのである

猫は少々痩せてはいるが、闘病中ながら食欲は大変旺盛で、便通も申し分ない。家の中を悠然と徘徊し、腹を天に向けて放り出し、ぐうぐうと眠る元気がある。

先日も通院から帰宅し、屋内に開放した途端に人間の足元に纏わりつき、ニャンニャンと大声で啼いて飯の催促を始めた。もちろん大盛りの猫缶を食わせてやった。処方された薬も忘れずに。

投薬の効果か否かは定かではないが、本当にがんなのか疑わしいほどの生活ぶりだ。

ともあれ、本猫に今、有り余る元気があるのは何よりなことだ。

猫が生きて十五年を過ぎ、これからもまだ元気でいてくれるなら、通院10時間も苦ではないと思っている。

いや、少ししんどいが。会計金額を見て、毎回眩暈がするような思いをしているが。頑張りたいと思っている。

病院を訪れて、病院から猫を連れて帰る頃には日がとっぷり暮れていようと、鬱箱に7時間籠ろうと、猫が元気ならば、頑張りたい。

猫も、もしま人間寝床に潜り込んでくることが楽しいのならば。申し訳ないが病院へ連れていくことを、どうか許してほしい。

猫、通院を我慢してくれて、元気でいてくれてありがとう

担当獣医師も、毎回真摯に向き合ってくれて本当にありがとう

そして、鬱箱の店員さんも、いつも私に温かいポテトフライを揚げてくれてありがとう

鬱箱って言ってすみません。でも、ネカフェって鬱箱すぎます

これからもお世話になります

anond:20241121103147

技術進歩で便利になっても労働時間減らないバグが治らない限りそうなっても意味がないんよ

2024-11-20

anond:20241120230317

マジレスすると最低賃金や平均時給は物価より伸びてるけど月給・年収労働時間規制非正規化で伸び悩んでるやで

2024-11-19

フリーランスシステムエンジニア楽すぎ儲かりすぎ

10年以上会社員やってきて2年前にフリーランスになった。

基幹システム系のコンサルタントエンジニアみたいな感じで独立したんだけどマジでなんでみんなこれやらないの?って思うレベル

ざっくりいうと土日休み労働時間毎日約3時間、フルリモートで月150万くらいいただけている。

働き方としてはプロジェクトによるがほぼフルリモート(週1,2出社案件もあり)でだいたい3か月更新業務委託契約

業界全体が高齢化していて人が足りていないってのがベースにあるんだけど、月単価で100万~200万くらい。

ハイレベルな人は月300万とか500万もいる。自分はけっこうザコなほうだけど全然やれてる。

まぁ普通にやってれば案件が途切れることはないし、1案件が1~3年くらいの長期なのでまぁまぁ安定的

忙しさの波はあるけど1日の実働は2~3時間、多くて6時間とかで何もない日もある。現にいま真昼間だがヒマなのでこうしてはてなに書き込んでいる。

まりにヒマなので別の案件を掛け持ちしているが、そっちでも月に50万くらいもらえる。

まじで人足りてない業界から楽して稼ぎたい人間くればいいよ、未経験最初しんどいけどどうにでもなる。

バイトなんかやるんならこっちのほうが楽だし金もらえるぞ。

2024-11-18

現代社会奴隷労働を超えてる。

奴隷だって拘束時間12時間でも、昼休憩2時間夕方休憩1時間で実労働時間が9時間とかだろ。

現代人のdoor to doorでの拘束時間はそれを超えてる。

だいたい、バスとか電車かいう、シートベルトどころか着座すらできない輸送機器にタコ詰めにされて移動しなくちゃいけない。

暖房が完備されてるから昔の奴隷と違って体への負担が少ないっていうだけだ。

共働きじゃないと生活費が足りない。

仕事をしながら家事完璧にするのは無理で、掃除や、大きなもの洗濯は週末にまとめて行わざるを得ない。

趣味なんか持てない。

辛すぎる。

anond:20241117235536

でも被害者女性ですし、日本社会システム自体が男女別定員制度で成り立ってますよね

その事には言及しないんですか?

あなたの主張は都合のいい言い訳ですよね

女性貧困率や進学率、正規雇用率など須く男性より不遇な立場にあります

それを無視して女性差別がないと誤魔化すことこそが女性差別の象徴ですよ

その上で女性に稼ぎを求めたり、少子化責任転嫁するのは厚顔無恥恥知らずだと思いませんか?

少子化問題が取り沙汰されてから何十年、男性は何が変わったんですか?家事育児分担しない、労働時間は減る、稼ぎも減る、堕落する方向にしか行っていないですよね

反面女性たちは社会に出て、今の社会共働き世代が7割以上に達しています

家事仕事もしながら子育てをしています

本当に働いていないのは男性ではないですか?少子化にさせてるのは男性ではないですか?変わる努力必要なのは男性なのではないですか?

男性はこの数十年間で何が変わったんですか?

何もしてないですよね

その上で女性責任転嫁する男ってどう思いますか?カスですよね

2024-11-15

何もかも労働時間が長いのが悪い

少子化も、政治不信も、対投票率も、政治腐敗も、夫婦不仲も、熟年離婚も、孤独死

ベース労働時間10時〜15時と定めるべき

2024-11-14

タクシートラック運転手

もう少しだけ社会的地位がマシで、労働時間が短くなればやりたいんだけどな。

門戸の広さの割には人並みの給料がもらえるというのがこの業界の取り柄だと思うんだけど、

世間からは「運転なんか誰でもできる」と思われて真面目にやっててもゴミ扱いされるし

経営者からは「運転なんか休憩みたいなもんだ」と思われておよそ16時間労働強要されるわで、正当に評価されていないきらいがある。

給料現状維持か、多少下がってでもせいぜい10時間以下の労働で済めば、人も集まって、ひいては社会的地位の向上にも繋がると思うんだが。

自動運転云々はナシね。素人が考えてもいつ実現されるかなんて分からいから。

タクシー運転手、今ニート時々ウーバーイーツ配達員の嘆き。

2024-11-12

詐欺師名誉毀損で訴えられているのだけど助けてくれ!

バイトに引っかかったので、その主催主の悪事を書いたのだけど、弁護士を使って名誉毀損で訴えられている。まぁ、こっちは金あるし、負けても民事から、どうでもよいのだけど、あっちは大丈夫なんだろうか?と思ってカキコ。具体的には、


ということを、ネットに書き込んだら、まさか弁護士を使って裁判してきた。でも、これらは証拠があって、こっちも弁護士を雇って、代理裁判をやってもらう。それで、こっちの弁護士も「なんで、こいつ、これで裁判しようと思ったんだ?」と言っていたので、自分もそう思うのよね。これが事実だったら「裁判中に監督省庁が動き出して逮捕されたらどうしようか?」って原告詐欺師)は思わないのだろうか?思わないから、詐欺師になれるのだろうけど。

2024-11-10

anond:20241027010837

多分アベノミクス以降に就職した20代なんだろうけど、アベノミクスというか金融緩和政策が明白に就職率と有効求人倍率を上げているよ

こんなのはまりに明白なのにイデオロギー否定されてしまっているだけ

同時に働き方改革も進めた事で労働時間が減って残業が少なくなったか年功序列賃金体系も相まって一人当たりの生産性があまり伸びていないように見えるが時間当たりだとものすごく改善した

それでもまだ足りないくらいに失われた20年のダメージは大きかった

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