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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

新宿の書店でおもしろフェアを巡回、久々のタワーでMOJOもゲット

いま観たい映画はウルフマンに、ゼブラーマンに、クリーチャー多数出演のタイタンと、頭の中が動物園とか恐竜図鑑とかウルトラ怪獣百科とか、そういうものだけでできている疑いが濃厚な空犬です。今日はアリスを観てきましたよ。


映画の感想はまた別の機会にするとして、アリスと言えば、紀伊國屋書店新宿本店2階のフェア「紀伊國屋カルチャートリップ」が、先日4/21から「不思議の国のアリスと不条理の文学」になってますね。


不思議の国のアリスと不条理文学

アリス公開に合わせて、原作本や絵本、ポップアップ絵本などを並べているフェアはよく見かけます。ただ、残念ながら多くのフェアでは、複数の訳本を並べるだけで、訳の感じの違いや、挿絵の違い、どれが翻訳としておすすめか、などは店頭ではわからないんですよね。その点、このフェアでは、訳の感じの違いやタイプ別のおすすめ、文庫と単行本の異同などにふれられていて、さすが。


あと、副題の通りで、ストレートなアリス本やキャロル本以外にも、関連本、それもけっこう「広め」に関連本がピックアップされていて、結果、庭園関係の本のすぐそばにバラードがいたり、同じ平台に福永信がいたりと、なかなかにおもしろいセレクトになってますよ。おすすめです。


少し前に、アリスの翻訳はいろいろ持ってるんだ、なんて記事を書いたぐらいで、今回もけっこうセレクトの重なり度は高かったんですが、こういう、一見どう関係あるのかわからないようなものが入っていたりするのがうれしくて、思わず購入です。




デジタルな「ゲーム」にはまったく興味がないんですが、子どもの頃からボードゲームって大好きだったんですよね。この本は、将棋、碁、チェス、モノポリー、バックギャモン、すごろく、人生ゲームなど、古今東西のボードゲームを、内容やルールではなく、主にデザインとその歴史にスポットをあてて紹介する、図版を眺めているだけで楽しい1冊。これ、前持ってたんだけど、処分しちゃってたんですよねえ。なので、買い直し。



INAX BOOKLETって、広義のデザインや建築関連テーマでおもしろいのをけっこう出していますが、なかでも個人的に気に入っているのは、たとえばこんなようなタイトルたち。↓




話がそれました。同じ2階の「ワールド文学カップ」ももちろんのぞいてきました。こんな「ご招待券」(笑)ができてました。


世界文学杯

ジュンク堂書店新宿店にも。Webで紹介されていた「イワクツキ」なるフェアがおもしろそうだったので、のぞいてきました。このフェアが展開されている同店6階の「ふるさとの棚」のパワーはふだんからすごいものがありますが、いやはや、これ、すごいよ。


サイトでも、そのユニークなテーマ分けや、各テーマのセレクトは確認できるんですが、これはぜひ店頭で見てほしいですね。これらの妖しい(怪しい)本たちが、棚にずらりと並んでいるところはまさに圧巻。Web上で見るのと、店頭で見るのとではまったく印象が違います。棚に、一種異様な迫力があふれているんですよ。それは、別に妖怪だの化け物だの異形だのの本が多くセレクトされているから、ということだけではないのです。うまく説明できないので、とにかく棚を見てください。


ぼくは、今日閉店10分前に行っちゃったので、ぜんぜんゆっくり見られなかったのですが、必ず近く再訪し、何冊か本を抜いてきたいものです。ああ、悔しいなあ。次はぜったい何か買うぞ。


タワーレコード新宿店にも寄り、『MOJO』5月号をゲット。ザ・ジャム時代のポール・ウェラーが表紙を飾るこの号、Webでカバー写真を見たとたん、ザ・ジャム/ポール・ウェラーにくるっていた若かりしころ(高校生ぐらい)のことが急に思い出され、ずっと読みたかったんですよねえ。それにして、タワーレコードはあいかわらず洋雑誌が安いなあ。他の洋書店の半額以下だもんね。久しぶりに新宿店の10階に行ったら、本、とくに洋書の扱いがちょっと減っているようだったのが気になったけど、お目当ての雑誌を安く買えてほくほく。


ちなみに、この号、付録のCDも「Heavy Soul」というタイトル、"A 15 Track Guitar-Funk Freak-Out!"と、こちらもまさに空犬好みで、ちょっとうれしい。


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