今日は大阪ですかね。先週から始まったボブ・ディランの来日公演。今回は、アリーナクラスの会場はなしで、すべてスタンディングのライヴハウスのみらしいですね。
なんて話を、酔舎仲間のKさんと先日話していたんですが、そのときに、こんな本が出ているのを教えてもらいました。
- ボブ・ディラン文、ポール・ロジャース絵、アーサー・ビナード 訳『はじまりの日』(岩崎書店)
左が翻訳本、右が洋書。Amazonの内容紹介を引くと、こんな感じ。《ボブ・ディランの名曲『Forever Young』に、詩人アーサー・ビナードの訳詩と、新たに爽やかな絵が加わって、希望あふれる絵本になりました!『Forever Young』は、1974年に発表されてから老若男女にうたわれてきた、子どもを思うあたたかな名曲。これまで正式な日本語訳がなかったこの曲を、アメリカ生まれの日本語の詩人アーサー・ビナードが歌える日本語訳にしました。ロックの歴史的名曲と絵本の新しい出会いを味わえる絵本。》ぜんぜん知らなかったなあ。
新聞にも取り上げられています。「ボブ・ディランの新作は「絵本」」(3/16産経新聞)。こちらのほうがくわしくて、中身の引用もあるので、ちょっと引いてみます。
《物語は、息子のジェイコブが誕生した際に作った1974年のヒット曲「フォーエバーヤング」の歌詞とともに、ボブ・ディランの半世紀の足跡をたどる。絵はニューヨーク・タイムズなどで活躍するイラストレーター、ポール・ロジャース。》なるほど。
単に歌詞を絵本の本文扱いにしてみました、ということではなさそうですね。音楽好きが喜びそうなこんなしかけもあるみたい。《ウディ・ガスリーやビートルズ、キング牧師など、さまざまな人物がさりげなく登場する。「ライク・ア・ローリング・ストーン」という歌に出てくるシャムネコのほか、移動レコード屋にブルースのロバート・ジョンソンのレコードが売ってあったり…。ちりばめられた“遊び心”を探し出すのも楽しい。》
ディランをBGMに読むのがよさそうな1冊。明日、早速書店に探しに行かなくちゃ。
◆今日のBGM◆
- ボブ・ディラン『プラネット・ウェイヴス』
というわけで、今晩のBGMというよりは、本を手に入れてからのBGMを先取りで紹介。絵本の元になった「いつまでも若く」(Forever Young)のオリジナルを収録したアルバム。ヴァージョン違いが2つ収録されてます。
ライヴだと、やっぱり『ラスト・ワルツ』のヴァージョンが捨てがたいよね。