fc2ブログ

空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

燃え萌えの早川、吉祥寺のナツヨミ……夏文庫2

夏文庫の話、続きです。


正確には、夏文庫、ではないですが、最近の文庫フェアでは、早川書房「燃え萌え雑学フェア」がなかなかユニーク内容で印象的です。


燃え萌え雑学フェア

早川が「燃え萌え」かあ……しかし、このフェアタイトル、チラシのビジュアル、よく早川書房で企画通ったなあ。ぼくはけっこうこの感じ、好きです。応援したくなります。版元の案内によれば、このようなフェアだそうです。
《友だちがたくさんいる人、スピーチで笑いをとれる人、部下に慕われる人・・・・・・彼らはみんな雑学を身につけている。雑学は人生の勝利をつかむキーアイテムだ。萌えイラストや劇画の帯が付いた文庫が書店に並んでいます。ネタが豊富な人気者に変身する絶好の機会を逃してはならない。ハイセンスなうんちくの宝庫、ハヤカワ・ノンフィクション文庫から珠玉の雑学を取りそろえた「燃え萌え雑学フェア」開催中!》


ハヤカワ文庫と言えば、ミステリーにSFに、というイメージの方も多いでしょうが、ノンフィクション、とくに自然科学系NFにいいのがたくさんあるんですよねえ。フェアの対象文庫からこの3冊を紹介しておきます。



余談ですが、ノンフィクションは文庫だけでなく単行本も充実です。少し前なら、『誰も読まなかったコペルニクス』が本好きをうならせずにおかない中身でしたし、最近なら、『ひとりぼっちのジョージ』(いま読んでる途中で、読み終わったらちゃんと紹介します)が、実に早川書房らしいノンフィクション、いい本です。



さて、今回も前置き、長過ぎです。夏文庫の続きでした。


夏文庫と言えば、何度かこのブログでも報告していますが、「吉っ読」も夏文庫フェアになぐりこみ……あわわ、いや、そっと隅っこに加えていただいたりなんかしちゃう予定です。現在、メンバーで鋭意選書中なんですが、だいたいこんな中身を考えています。



  • タイトルは「吉祥寺の20冊 ナツヨミ文庫カーニバル」です。
  • フェア対象商品は20冊(ただし、一昨日の会で、複数の方から「20冊は多すぎる!」「焦点がぶれる!」「1点の売りたい感が薄まる!」と厳しい指摘がありましたので、もしかしたら減らすかも、です。)
  • 入手可能なものであること以外には、選定にあたって明確なルールや制約はもうけません。出版社を限定したり、バランスをとったりもしません。メンバーの「この文庫が好き!」「この文庫を売りたい!広めたい!」を大事にして決めます。
  • ただ、主要3社の夏文庫となるべく重ならないようにはします(ただし、「なるべく」です。)
  • 地元作家とか、吉祥寺が舞台とか、そういう直接的なつながりだけでなく、全体として吉祥寺らしさ、「吉っ読」らしさのようなものが浮かび上がってくる、そんなセレクションになればなあと思っています。
  • 「吉祥寺の20冊 ナツヨミ文庫カーニバル」の冊子を作る予定です。
  • フェア対象商品には版元の力を借りない、手作りの独自帯をかける予定です。

詳細は、「吉っ読」のサイトおよび本ブログで紹介します。店頭でのフェアは、ブックスルーエ弘栄堂書店の2店が中心になります。


というわけで、うまくいけばまもなく、7月中旬ごろから、吉祥寺の書店で、初めての吉祥寺書店合同フェア商品が並ぶことになりそうです。近隣の読書人のみなさま、ぜひぜひ、吉祥寺の書店に足を運んでいただき、店頭でフェアの様子を、独自帯の出来を、選書の良し悪しを目で確認いただければと思います。夏文庫の話、しつこくまだ続きます。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://sorainutsushin.blog60.fc2.com/tb.php/363-16824454
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)