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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

リアル書店へレッツゴー!……「Love Your Bookstore」と「本の日」

日米で時を同じくして、「本屋さんに行こう」という主旨のキャンペーンが展開されるようですね。アメリカの取り組みはこちら。




大原ケイさんによる記事の一部を引きます。《アメリカではクリスマス前のプレゼントとして本の需要が高まる中、リアル書店に足を運んでもらおうと、インディペンデント書店と出版社が協力してキャンペーンを立ち上げたと業界紙パブリッシャー・ウィークリーが伝えている》。


キャンペーンは「Love Your Bookstore」という名称で、11/10から16までとのこと。


キャンペーンの内容ですが、《ツイッターやインスタグラムといったSNSを使って今年のクリスマスに誰かに贈りたい本、あるいは自分が欲しい本をアップロードしようと呼びかける》とのこと。


元になったパブリッシャー・ウィークリーの記事はこちら。ちなみに、日本では電子書籍のストア、オンラインのストアと区別するときに「リアル書店」という言い方をしますが、英語では、a physical bookstoreということもこの記事からわかります。最近ではデジタル音源に対するアナログレコードやCDを日本でもカタカナ語「フィジカル」と言ったりしますが、それと同じですね。


ちょうど同じタイミングで、日本でもこのような取り組みが行われます。



ロゴ 本の日

サイトにはこのような説明があります。《11月1日は「本の日」という記念日です。本棚に並ぶ本を見立てて(111)11月1日に指定いたしました。全国の本屋さんそれぞれが、お客様に喜んでいただけるような企画を考え行いながら本屋に足を運んでいただこうという活動です》。


書店と読者、両方へ向けた取り組みとのことで、それぞれ、以下のように呼びかけられています。まず、書店。《書店の皆様、「本の日」への参加は自由です。ぜひ皆で「本の日」をいや「本屋さん」を盛り上げて行きましょう!!》
読者(客)。《読者の皆様、本の日だからと言って無理に本を買う必要はございません。「本の日」をきっかけにぜひ本屋へ足だけでも運んで下さい! 皆様に応援していただけるよう本屋も頑張ってまいります!》


参加にあたって、何をしなくてはならない、というのが一切ない、非常にハードルの低い、かつ自由度の高い取り組みのようですね。


このブログを読んでくださるような本好き本屋好きのみなさんには、わざわざ「本屋へ行こう!」などという呼びかけは必要ないかもしれませんが、世間的にはそうではないことは、老舗や有名どころも含む書店の閉店が次々に報じられていることからもあきらか。こうして特別な記念日をつくって呼びかけをしないとなかなか来てもらえない、というのが実状というでしょう。


奇しくも日米でタイミングが重なったリアル書店関連の取り組み。どちらも、なんらかの効果があると、また、定着するといいですね。


サイトに「本の日」の詳細、上記のロゴの使用について、図書カードプレゼントキャンペーンほか、各種の取り組み、関連イベントなど、くわしい情報が掲載されています。まずはそちらをチェックしてみるのはいかがでしょうか。


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