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空犬通信

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車中読書を楽しむ旅、今度は宇都宮に

先日、車中読書のために水戸まで行ってきた、という話を記事にしましたが、この週末、第2弾ということで、今度は宇都宮に行ってきました。



180819 宇都宮駅

宇都宮は、湘南新宿ラインの快速だと、新宿から乗換なしで1時間40分。意外に近いんですよね。日光線で日光まで足を伸ばすと、プラス50分。前回の水戸と同じくらいの時間になります。


あくまで車中読書がメインの旅ですから、基本的には、駅周辺の本屋さんを訪ねる、時間があれば土地の名物を食べてくる、行き先でするのはそれだけ。


宇都宮でまず立ち寄ったのは、JR駅直結の駅ビルパセオ内にある八重洲ブックセンター 宇都宮パセオ店


180819 八重洲BC 1180819 八重洲BC 2180819 八重洲BC 3

220坪ですが、棚の高さをおさえた開放的なつくりになっているので、広く見えますね。通路幅も充分にとられた、回遊しやすいゆったりしたレイアウトになっているようでした。


続いて、JR駅とはコンコースでつながっている商業施設ララスクエア宇都宮内にある落合書店ララスクエア店へ。


180819 落合書店 1180819 落合書店 2

ワンフロアの3分の1ほどを占める広めのお店。書棚には背の高いものもあり、お店全体を見渡せないため、広さがよくわかりませんが、八重洲ブックセンターと同程度か、少し広めくらいでしょうか。


郷土書の棚を探すと、レジ脇の、新刊やフェアなどをまとめた一等地といっていい一画にありました。


書影 とちぎの探鳥地

↑郷土書の棚からはこちらをゲット。日本野鳥の会栃木編『とちぎの探鳥地ガイド』(随想舎)。2017年刊と新しい本でした。


落合書店は1957(昭和32)年創業の、宇都宮市に本部をかまえる書店で、サイトには本稿執筆時点で5つの店舗があがっています。すべて宇都宮市内にあるようです。


180819 落合書店 ブックカバー180819 落合書店 ビニール

↑落合書店のブックカバーとビニール。ブックカバーは、文庫・新書の場合は6種類ほどバリエーションから選べるとのことでした。


駅から直結のビル内に、充分な広さと品ぞろえの書店が2軒もあるというのは、いいものですね。寄れませんでしたが、ララスクエアにはヴィレッジヴァンガードも入っていました。


このほか、駅周辺にはうさぎや 宇都宮駅東口店もありますが、時間切れで今回は訪問できず。


うさぎやは、大正9年創業の老舗。1988年にTSUTAYAと提携、複合型の店舗を展開しているようで、公式サイトの会社概要には「県内最大のマルチ・パッケージ・ストアー・チェーン」とあります。本稿執筆時点での店舗数は18となっています。


前回の水戸では、食事を楽しむことができなかったんですが、今回は行き先が宇都宮ですから、いくら食に関心の薄い身とはいえ、さすがに餃子を食べてこないわけにはいきません。検索するとまっ先に出てくる宇都宮みんみんに行ってみました。


180819 宇都宮みんみん

昼時にはまだ早いのに、駅東口店にはすでに長大な列が。ホテルアール・メッツ店(写真上)に行ってみるとこちらにも列ができていますが、まだましかなあという感じだったので、こちらに並んでみました。ちなみに、ぼくは食事のために並ぶのが苦手で、ふだんは、並んでまで食べるということはまずしません。でも、今回は読書のための旅なんだから、待ってる間も本を読んでいればそれでいいや、ということで、40分ぐらい並んだかなあ、無事に宇都宮餃子を試してくることができましたよ。


180819 宇都宮みんみん 焼き餃子

↑焼き餃子1人前。このほかに、水餃子と揚餃子がありましたので、写真にはありませんが、全部試してきました。


宇都宮 餃子マップ

↑インフォメーションで入手した宇都宮餃子のオフィシャルマップ。ちょっとびっくりするくらいの数のお店が載っていて、ほんとに餃子の街なんだなあ、ということを実感させられます。


宇都宮ビール 餃子浪漫宇都宮ビール IPA

↑駅ビルのおみやげ屋さんで、地ビールをゲット。宇都宮のブルワリー、ろまんちっく村クラフトブルワリーの「餃子浪漫」と「IPA」を入手。それにしても、名称に食べ物名が入っているビールというのはめずらしいのでは。初めて目にしたかも。


宇都宮からは日光線が出ています。


180819 日光線

こちらは観光客でいっぱい。外国人観光客の姿も多めです。日光駅周辺は近くには書店がないようで、検索で出てくる依田書店は駅から少し歩くようでしたので、今回はあきらめ、単に電車の往復と車中読書だけを楽しむことにして、宇都宮に戻りました。


180819 日光駅 1180819 日光駅 2
書影 クローディアの秘密

↑今回は、夏休み(じゃないけど)最後の日曜日ということで、夏休みっぽいセレクトにしようと、岩波少年文庫を3冊持っていきました。ドリトル先生シリーズから2冊と、カニグズバーグ『クローディアの秘密』をセレクト。無事、3冊とも道中で読了。『クローディア』は、岩波文庫創刊40周年記念時に刊行された特装版。本来はセット商品ですが、古書店ではバラ売りされているのをよく見かけますよね。こちらも古書店で購入したもの。


車中読書の旅には、そのとき読みかけの本を持っていくもよし、まとまった時間がとれるときでないとチャレンジしにくい厚め・重めの本をセレクトするもよし。また、今回ぼくがそうしたように、テーマを設けて選ぶのも、予算に上限のある遠足のおやつ選びみたいで、それはそれで楽しいものです。


今回は、旅先で、土地の本屋さんを訪ねることができ、郷土本に出会い、土地の名物を楽しむことができ、土地の地ビールをゲットできと、車中読書旅としては、ほぼ満点の結果に終わりました。いやあ、楽しかったなあ。


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