夏葉社らしい本が出ますね。
- 得地直美『神保町』(夏葉社)
チラシから内容紹介を引きます。
《本のある町を描いて、描いて、描きまくった画期的画集。たくさんの古本屋さんがあり、大きな新刊書店があり、喫茶店があり、定食屋さんがあり、路地がある町。なつかしいけれど、あたらしい。あたらしいようで、歴史がある。この町のそうした全体や、印象を、一冊の本に永遠に閉じ込められないだろうか。そういう思いでつくったのが、この『神保町』です》。
おお、これは楽しみですね。つくりも夏葉社らしいというか得地さんらしいというか、《128ページのすべてがモノクロのイラスト。奥付をふくめて活字はゼロ》だそうです。《ページをめくっていると、この町をぶらぶら歩いている気分になります》というのが、表紙からも、このつくりからも伝わってきますね。
《魅力的な線画を描いてくださったのは『本屋図鑑』のイラストを担当した得地直美さん。得地さんが神保町が好きだから、この「町画集」ができました。神保町ファンの方にも、そうでない読者の方にもおすすめしますが、神保町に思いのある人にはたぶん特別な1冊になっているかと思います》。
価格は1700円(+税)。11月4日取次搬入予定とのことですが、10/29、30に神保町で開催される本のお祭り、神保町ブックフェスティバルに出展する夏葉社のワゴンで販売されるそうです。
少しでも早く本書を手にしたいという夏葉社の本の愛読者のみなさん、得地直美さんのファンのみなさんは、神保町ブックフェスティバルにおでかけください。
本書の関連情報は、夏葉社のツイッター(@natsuhasha)にくわしいのですが、それによれば、発売に合わせて、三省堂書店神保町本店の2Fと4Fではパネル展が開催されるそうです。また、『本屋図鑑』発売時に制作した「軍艦・東京堂書店Tシャツ」を復刻、東京堂書店で再販売するそうです。値段は3000円(+税)で、サイズは4サイズあります。
『本屋図鑑』Tシャツは、おかげさまで好評だったようで、全種類全サイズ売り切れてしまい、夏葉社島田さんもぼくも、自分用の分しか手元にないような状態が続いていましたので、買い逃した方は今回の「増刷」が入手の最後のチャンスになるかもしれませんよ。
今度の週末は神保町で本のおまつりを楽しみがてら、新刊『神保町』を入手、三省堂書店のパネル展と東京堂書店のTシャツ販売とを合わせてチェックしてみてはいかがでしょうか。
↑10/25のすずらん通りの様子。神保町ブックフェスティバルの案内が出ています。