ブックンロールオキナワに参加するため、沖縄に行ってきました。2泊3日の旅で、3日目は飛行機が朝の便だったので、実質、現地滞在は2日。イベントと酒席以外は、ほぼすべて書店回りに費やしてきました。楽しかったなあ。
2日間で回った書店は20軒。どう考えても回り過ぎなわけですが(苦笑)、まあ、それはともかく。
沖縄の本屋さんは、お店も人も、元気で、おもしろくて、個性的で、最高でした。紹介したいこと、話したいこと、書きたいことがたくさんありますので、沖縄書店回りレポートとブックンロールの感想は後日、空犬通信にアップしたいと思います。
ただ、書店回りをすると毎回そうなっちゃうんですが、写真が膨大なのと、取材メモが判読のきわめて困難な異星の言語か何かのような得体のしれないものになっているのとで、整理に少し時間がかかりそうです。
とりあえず、旅の最後、3日目の朝に那覇空港で寄ったこちらのお店だけ、先に紹介しておきます。宮脇書店那覇空港店。国内線ターミナルの2階、出発ロビーにある小さなお店です。
沖縄と言えば、本の世界では郷土出版が大変にさかんな県として知られています。後日の訪問記で実例をお見せしながらくわしく紹介しますが、どのお店もとにかく郷土書の棚が充実していました。空港内の、このサイズのお店にもしっかりと郷土書の棚がとられているのがすごい。写真ではわかりにくいと思いますが、レジの後ろの壁面に並んでいるのも沖縄の本で、さらに「沖縄の本はこちら」と奥にある郷土書の棚への案内も目立つように掲示されていました。
書店についてはまた別途くわしくレポートします。空港、といえば、ちょっとだけ余談を。(以下、本にも本屋さんにもまったく関係のない、きわめてくだらない話ですので、そのようなものに寛容な方だけ、どうぞ。)
当方が特撮好きであること、沖縄のご当地ヒーロー特撮、『琉神マブヤー』がお気に入りであることは何度もブログやツイッターに書いていますが、今回の沖縄旅行では、『琉神マブヤー』のサブキャラ、龍神ガナシーのソフビを空港のショップで見つけて買うぞと、行く前から決めていたのでした。(なぜマブヤーでなくガナシーかというと、マブヤーはすでに入手していたからで、その経緯はこちらの記事に。)
地元のヒーローですから、当然、那覇空港のおみやげ屋さんに行けば、わざわざ探すまでもなく、そこらじゅうで売られているのだろう、もしかしたら沖縄以外では見られない激レアグッズでいっぱいの「琉神マブヤーショップ」とかもあるかもしれない、などと勝手に想像(というか妄想)していたんですが……これが、みごとに見当たらない。ガナシーもいないし、それどころか、マブヤーもいない。
↑うろうろしていたら、こんなポスターは見つけたんですが……。知らない方のために、左がマブヤー、右がぼくが今回探していたガナシーです。
何しろ、旅の最終段階、帰りの飛行機に乗る直前ですから、時間もありません。ここで逃すともう買えない(ことはないのですが)かもと思うと、うろうろ探し歩いている時間ももったいなくて、気持ちもあせります。ここはひとつ、「架空の甥っ子作戦」を発動し、ショップの店員さんに聞くしかないのか……。
【説明しよう!】(←昭和特撮ナレーション風に)
「大きなお友だちが、本来の対象年齢に合わないおもちゃ・グッズ・書籍などを買う際に、「架空の甥」(アイテムによっては姪)を引き合いに出し、「これ、うちの甥っ子に頼まれちゃったんですよ」と聞かれもしないのに口にするなどして、「もちろん自分用ではありません」ということを過度にアピールすることで、目的のアイテムを(本人の認識的には)無事にゲットする作戦のことである。」
しばしば「不要なプレゼント包装作戦」と併用されることでも知られる、日常的な作戦ですよね。
「すみません」
「はい?」
「あの、ガナシーのおもちゃを探してるんですけど……」
あれ、いまなんか失言が……しまった!
「なんか、沖縄のヒーローで、青いやつ」
ぐらいに言うつもりだったのに、ついサブキャラの名前を思いっきり特定してしまった!うわ、どうしよう!
……というようなことになってしまったらどうしようと、ショップの前で悶々としていたら……いました、ガナシー。ああ、よかった。「架空の甥っ子作戦」発動前に発見できて。でも……。
沖縄に来たら、マブヤーグッズなど、いくらでも見つかるに違いない。もしかしたら、カナミーとか、マジムンのソフビもあるかも、などと期待してたんですが、マブヤーは売り切れているのか見当たらないし、他のキャラはそもそも作られていないみたい。っていうか、マブヤー関連グッズの扱い、めっちゃ地味ですよね(苦笑)。なんか、ほかの、名前のよくわからないファンシーなグッズたちと同じ扱いでした。これでは、見つからないわけだ……。
↑そのようにして入手された龍神ガナシー。
↑自分用のおみやげ、その2。
これで、ぼくが帰り道に事故にあったりして、遺留品として発見されたのが、ガナシーのソフビとご当地ミルキーだったりしたら、ほんと、目もあてられませんよね(苦笑)。無事に帰れて、ほんと、よかったです。