『ぼくのミステリ・クロニクル』の刊行記念イベント、すでにいくつか開催が決まり、この空犬通信でも順次ご案内しているところですが、うれしいことに、我が町、吉祥寺でも、こんなイベントを開催していただけることになりました。
(開催までひと月を切りましたので、10/12の記事に情報をいくつか追加して更新、再掲します。)
- BOOKSルーエpresents
『ぼくのミステリ・クロニクル』刊行記念トーク
本屋さんを楽しもう
〜元本屋編集者と本屋好き編集者が語る本屋の話〜
日時:2016年12月10日(土)
13:30 OPEN 14:00 START(〜15:00)
会場:武蔵野商工会議所5階 第3会議室
武蔵野市吉祥寺本町1-10-7
0422-22-3631
出演:戸川安宣(編集者)、空犬太郎(ライター)
問い合わせ・申し込み:BOOKSルーエ 0422-22-5677
*終了しました。
こんな内容のイベントです。
《かつて、吉祥寺にあったミステリ専門書店「TRICK+TRAP」(トリックトラップ)。編集稼業の傍らその運営に関わった、元東京創元社の名編集者、戸川安宣。武蔵野在住で吉祥寺の書店事情にくわしく、『本屋図鑑』の書き手の一人でもある編集者・ライター、空犬太郎。『ぼくのミステリ・クロニクル』(国書刊行会)を上梓したばかりの本屋好きの2人が、本屋の歩き方、本屋の楽しみ方、本屋の現在(いま)を縦横無尽に語ります》。
本の紹介記事にも書きましたが、本書はタイトルに「ミステリ」とありますし、戸川さんはミステリ界の有名編集者でもありますが、本書はミステリのこと「だけ」が書かれた本ではありません。本屋さんの話はあちこちに登場しますし、「TRICK+TRAP」時代の話には、丸ごと1章が割かれています。
当方が、書店テーマの話が大得意なのは、この空犬通信をお読みいただいている方には説明不要でしょう。対する戸川さんも、大の本屋さん好きで、当方が関わった『本屋図鑑』『本屋会議』を気に入ってくださり、『本屋図鑑』を片手に、あちこちの掲載書店を回ったりしている本屋マニア。そんな二人が本屋さんをテーマに話します。1時間で時間が足りるかなあ、というぐらい、話したいことがたくさんあります。本屋とは、といったかたくるしい話ではなく、それぞれの本屋体験をもとに、本屋さんの楽しみ方、本屋さんの魅力をお伝えできればと思っています。もちろん、新刊の内容にも、本屋関連の話題を中心にふれる予定です。
予約の方法について、お店の案内を引きます。《対象商品をBOOKSルーエにてご購入、またはご予約の上ご精算された方、
先着30名様にサイン会・トーク参加券を配布いたします》。
イベントに参加くださったみなさまには、特典として、『ぼくのミステリ・クロニクル』に登場するミステリ専門書店「TRICK+TRAP」(トリックトラップ)で配布されていた、今や幻といっていいフリーペーパー『マンスリー・トリック・トラップ』と、ひらいたかこさん・いしいひさいちさんのイラストがあしらわれた同店のブックカバーを戸川さんからプレゼントします。
また、トークには、戸川さんと空犬が訪ねたあちこちの本屋さんの書皮・フリペ・しおりなどを用意していく予定です。それらはトークで紹介するだけでなく、終了後は、ご希望の方に差し上げるつもりです。
トーク終了後にサイン会を予定していますので、ご希望の方、お時間のある方は、トーク終了後、そのまま会場にお残りください。『ぼくのミステリ・クロニクル』関連のイベントで、戸川さんと空犬が2人で出演するイベントは今回のみとなります。他のイベントとはまた違ったテーマ、雰囲気のトークになるかと思いますので、本好き本屋好きのみなさまはぜひ遊びに来てください。
ところで。『ぼくのミステリ・クロニクル』の刊行記念イベントをぜひ吉祥寺でも!と声をかけてくれたのは、刊行前からずっと本書の刊行を楽しみにしてくれていて、本の詳細があきらかになる前から、ぜひ吉祥寺でも、ルーエでも何かやりたいと言い続けてくれた、BOOKSルーエの花本氏。花本氏とは、これまでたくさんのイベントを一緒にやってきましたが、いずれも対外的なものばかり。BOOKSルーエで、当方が直接関わっている本に関連するイベントを開催するというのは初めての試みです。
初めて、といえば、ルーエはサイン会や店内の壁面を使った展示イベントには熱心に取り組んできましたが、店内外でのトークイベントは(過去にまったく例がないのかどうかはわかりませんが少なくとも最近は)例がなく、同店としても初めてに近い試みとのことです。そのような先例に、当方の本を選んでもらえたということで、ふだんBOOKSルーエをはじめとする吉祥寺の本屋さんを利用している本屋好きとしては、とてもうれしく思っています。
追記(12/10):無事終了しました。ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。