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空犬通信

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映画『スペース・バンパイア』の原作がまさかの復刊

《村上柴田翻訳堂》。サローヤン、マッカラーズ、ロス、ハーディ……文庫で読めるのがうれしい、かつ、海外文学読みが喜びそうな作家・作品がずらりのシリーズですが、まさか、こんなの(個人的には好きだしうれしい復刊でもあるのですが、他のラインナップからすると、このようにしか表現できない;苦笑)まで復刊されるとはなあ。



書影 宇宙ヴァンパイアー

SF/ホラー映画好きには、映画『スペース・バンパイア』の原作として知られる作品ですね。今回は新訳ではなく、訳は旧版ままのようです(訳者は中村保男さん)。手放してしまったので手元にはないんですが、昔の版、持っていたなあ。



ぼくが持っていた版は、映画公開の公開に合わせてカバーをあらためたもののようで、本の題『宇宙ヴァンパイアー』と映画のタイトル『スペース・バンパイア』が、カタカナ表記のずれもそのままに、並記されているというものでした。装画も、今回は落ち着いた大人っぽいものになっていますが、以前のものは、映画に出てくる3人のバンパイアをあしらったものでしたね。手元にないので、画像をアップできませんが、画像検索すると、その版も、変更前のものもすぐに見つかりますので、気になる方はぜひ検索してみてください。


ちなみに、映画『スペース・バンパイア』は、『悪魔のいけにえ』のトビー・フーパーが監督をつとめた1985年の作。女形バンパイア役のマチルダ・メイが終始まっぱというすばらしい作品(笑)で、その手のSF映画(B級というか、ちょっと難ありというか、とにかく)好きからは長く愛されている(たぶん)作品。ぼくも大好きで、DVDでたまに観直したりしています。


……ということを書いていて、そう言えば、以前にも『スペース・バンパイア』とマチルダ・メイのことをブログに書いたことがあったっけなあ(冷静に考えて、そんなに何度も取り上げるようなテーマではないんですが;苦笑)、と思って、自分のブログを検索してみたら、ありました。こちら。「マチルダ・メイに関するものすごくどうでもいいこと」


タイトル通りのほとんど内容のない記事(苦笑)ですが、内容よりも、この記事がほぼ10年前のものであることのほうに、どちらかというと個人的にはびっくりしてしまいました。そうか、もうそんなに続けてたのか、このブログ……。しかも、取り上げることも、書いてることも変わってない……。


そうそう、この映画『スペース・バンパイア』、実はサントラ、というかテーマ曲がすばらしいことでも知られているんですよね。音楽を手がけたのは、ちょっと意外な感じもするヘンリー・マンシーニ。映画音楽好きの間で大変人気が高いそうで、この記事を書くのに、いろいろ調べていたら、映画『スペース・バンパイア』に関しては、今ではマチルダ・メイ(のおっぱい)とサントラについてしか語られることがない、とまで書かれている記事などもありました(苦笑)。これが2大ポイントであるのはたしかにそうかもしれませんが、SFホラーとして、観るものを充分に楽しませてくれる作品になっていると思うんだけどなあ。


それはともかく、この作品の音楽はぼくも大好きなので、日本盤のアナログを見つけたら買いたいなあと思っているんですが、なかなか出会えません。(オークションなどで、高いお金を出してまで、とは思わないので、地道に中古レコ屋さんで探しています。)いま調べてみたら、CDも廃盤のようで、それなりの値段になっていますね。


DVD スペースバンパイア

↑日本版DVDのジャケット。公開当時のポスターと同じデザインで、上でふれた日本盤LPのジャケットもこれ。全裸の女性が目からビーム!って、映画(の中身)を知らない人が見たらちょっとどうなのという絵にしか見えないかもしれませんが(苦笑)、説明しがたい妙な迫力と説得力とがあって(私見です)、本国版のポスターよりもこちらのほうがずっとかっこいいですね。その後、HDリマスター版とかブルーレイ版とか、いろいろジャケ違いで出ているようですが、このジャケがいちばんいいと、個人的には思うのです。実にもって、どうでもいいことですが……。


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