半年がかりの一大イベントを終え、燃え尽き気味の空犬です。
昨日、阿佐ヶ谷ロフトAで開催されました、本と書店と音楽のイベント「ブックンロール2014」。今年もおかげさまで大盛況に終わりました。悪天のなかご参加くださったみなさま、遅い時間の懇親会(2次会)にお付き合いくださったみなさま、ありがとうございました。
- 空犬通信presents
ブックンロール Book'n'Roll 2014
〜それでも「本屋」で、生きていく〜
日時:2014年6月27日(金)
場所:阿佐ヶ谷ロフトA(東京・阿佐ヶ谷)
出演:
(トークの部)
高橋佐和子(山下書店南行徳店)
樽井恭子(MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店)
花本武(BOOKSルーエ)
山本亮(大盛堂書店)
辻山良雄(リブロ池袋本店;司会)
(ライヴの部)
ブックンロール・オールスターズ
企画・主催:空犬(編集者・空犬通信・本屋図鑑編集部)
イベントの様子については、毎年詳細なまとめをつくってくださるゴロウさん(@bookseller56)が、今回もまたたくまに、膨大なツイートをカバーするまとめをつくってくださいました。こちら、「ブックンロール2014」。主催者の当方のツイートが多めなのはご勘弁いただくとして、当日の出演者の発言や、みなさんの反応や感想がリアルに伝わってくるものになっていますので、ご参加くださった方も、今回は参加できなかった方もぜひチェックしてみてください。
予約では完売だったのですが、何人か来られなかった方がいらっしゃったのと、悪天のせいか、また昨年当日券で入れなかった方がいたということで最初からあきらめてしまわれたのか、当日券があまり伸びなかったことがあり、昨年よりは少し人数が少なめになりましたが、それでも、会場の後ろやロビーに立ち見の方があふれるほどの盛況になりました。
うれしかったのは、東京近郊だけでなく、地方から、わざわざこのイベントのために駆けつけてくださった方が何人もいらっしゃったこと。千葉や神奈川から参加されるのも十分に遠くて大変だと思うのですが、今回はぼくが把握しているだけで、大阪から、また四国から、そしてなんと、沖縄(!)から駆けつけてくださかった方がいらっしゃいました。しかも、用事のついではなく、ブックンロールのために来てくださったのだそうです。
ちなみに、沖縄から駆けつけてくださったのは宇田智子さんの『那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々』の版元、ボーダーインクの方。ご自身も地域ブックイベントに関わられているとのことで、懇親会ではイベントの話で楽しく盛り上がりました。全国のあちこちで公開会議を開催している町本会。秋には沖縄での開催を実現したいと検討中なのですが、もし沖縄で開催することになったら、現地のネットワークで全面的に協力しますよ、だなんて、願ってもない話まで。吉祥寺の集まりから始まったイベントで広がってきたつながりが、ついに沖縄にまで……地道にイベントを続けてきた主催者としてこんなにうれしいことはありません。
↑会場は昨年と同じ、中央線沿線屈指のサブカル系イベントスポット、阿佐ヶ谷ロフトA。出版関連のイベントスペースとして、個人的におすすめのお店です。
↑今回は、いつもの「吉祥寺書店員の会 吉っ読」で作った「ぶっくん」Tシャツではなく、これを着てのぞみました。名古屋の書店、ON READINGのTシャツ「THE BOOKS ARE ALLRIGHT」。東京でも下北沢のB&B、往来堂書店、リブロ池袋など、いつくかのお店で取扱が始まっているようです。
↑会場では、イベント開催当日に発売になったばかり、できたてほやほやの新刊『あしたから出版社』(晶文社)が販売されました。町の本屋さんの出張販売ということで、販売はBOOKSルーエですが、売り子は著者である夏葉社・島田さん自らがつとめました。たくさんの方からサインを頼まれていましたよ。イベントの開始前後と休憩のわずかな時間に、30数冊(!)が売れたそうです。
カメラは持っていっていたんですが、ライヴとトークの間、だれかに頼もうと思っていたのを失念してしまったので、写真がほとんどありません。他の出演者が撮ってくれた画像を入手したら、また追加で紹介したいと思います。
収支については、後日、あらためて空犬通信でご報告します。