また重要な書店関連本が出ましたね。
- 石橋毅史『「本屋」は死なない』(新潮社)
まだ読み始め、最初の2章ほどを読んだだけなんですが、ああ、そうだよなあと同感したり、悲しくなったり、さびしくなったり(書き方ではなく、書かれている内容に)……とにかく、ふだん書店について考えたり思ったりしながらも文章化できずにいることが、明晰な文章で描かれていて、軽くショック、他のことが考えられなくなっています。自分とほぼ同世代の人が、こんなふうに書店のことを書けるんだからなあ。自分が書店のことに関する駄文をこの駄blogにつらねている意味などまったくないよなあと、そんな気にさせられることしきりです。
この空犬通信できちんと紹介するためにと思って、いまも、メモをとりながら続きを読んでいるんですが、でも、たぶん、大したことは書けないだろうな。っていうか、下手なことは書かないほうがいいのかも。そんなふうに思いながら読み進めています。
新刊書店に関心のある方には必読の1冊です。