いま、ながーい記事を書いたばかりだけど、書店関連でもう1件。これはどうしても書かずにはいられないので。
ジュンク堂書店の公式サイト「新着ニュース」欄にはまだあがっていないが、ツイッター他で流れているので、本好き書店好きなら、もうご存じの方も多いだろう。またしても衝撃的な大型出店のニュースがとびこんできました。「ジュンク堂書店、大阪・茶屋町に同社最大店を出店」(9/7新文化)
短いので、すみません、全文引かせてもらいます。《12月下旬に、大型複合施設「チャスカ茶屋町」(大阪市北区)の地下1階~地上7階(合計2060坪)で出店する。主帳合は大阪屋。MARUZEN&ジュンク堂書店の看板で出店する可能性もあるという。》……全8フロア、2000坪超って、それって、池袋本店クラスってことですよね?! マヂ……。
《茶屋町への出店により、同一商圏にある大阪・北区の梅田ヒルトンプラザ店については、ワンフロアに縮小して丸善の看板で運営することも検討している。 10月29日には福島・郡山市のうすい百貨店内にワンフロア700坪で出店。月商目標は5000万円。主帳合は大阪屋。仙台ロフト店の中村育広氏が店長に就任。また、9月25日には兵庫・芦屋市の芦屋店を300坪に増床し、リニューアルオープンする。 》
……。なんていうか、すぐにことばが出てきませんな。自店チェーンが複数あり(うち1つは超大型の堂島・大阪本店)、既存大型店も複数ある(やや離れているブックファースト、旭屋書店はともかく、まもなくリニューアルオープンの紀伊國屋書店梅田本店はすぐ近く)、そんな地域への出店、しかも2000坪、しかも1000坪クラスを複数出店する同じ年に……。この出店1つとってもものすごいことなのに、ジュンクの場合、前後に大型~超大型が目白押しですから。
ジュンク堂書店、いったいどうしちゃったの? だいじょうぶ? だって、いくらなんでも、ペースと規模がすごすぎる。こんな大規模かつ連続的な出店、これまでの書店の歴史にないのはもちろんのこと、隣接小売り業種にも例がないのではないでしょうか。
書店関連の記事で何度も予告だけしつつ、まとめきれずにいる出店問題に関する記事、少しずつ書いてはいて、昨日も、この1年の同店の出店を規模や位置などを一覧にして、過去の例などを調べて検証していたところなのに、またしてもこんな大きなのが出てきちゃったら、また書き直しだなあ……。
とにかく、びっくりなこのニュース。また詳細がわかったら、報告します。