飛んでイスタンブール(Ⅰ)
トロイ遺跡
カッパドキアからパムッカレ、エフェソス、トロイを経てイスタンブールまでやってきました。毎日の移動距離が尋常ではなく、ホテルにチェックインして夕食を終えるとただ眠るだけ。翌朝5時半までに起床して6時半には出発という行程の繰り返しだったので、ブログアップはできませんでした。とりあえず、昨日(27日)の成果だけかいつまんで記しておきます。
イスタンブールはエーゲ海と黒海をつなぐボスポラス海峡でメガロポリスが2分されてます。旧名コンスタンチノープル。人口2700万人だって。渋滞がひどいのね。こちらは暖かいですよ。昼間の気温が15℃ぐらいあります。アナトリア高地のカッパドキア(標高1500m)とはずいぶんちがう。山陰と鹿児島ぐらいの違いがあると思ってください。
シュリーマンの発掘でお馴染みのトロイ遺跡を昨日はみてきました。「トロイの木馬」のトロイです。若い人はコンピュータウィルスの名前だと思っているかもしれないな。トロイはホメロスの『イーリアス』の舞台となった町だが、木馬の記載は『イーリアス』ではなく、『オデュセイア』にでてくる。神話では奇襲作戦の道具であり、1975年に観光客用のシンボルとして、遺跡公園の前に巨大な木馬の模型が造られた。こういう玩具を歓迎する客層が多い一方で、毛嫌いする向きももちろん少なからずいる。木馬が実在したのかさえ分からないが、オーストリアのシュヘルマイヤーとトルコのアクルガルは、地震と海の神ポセイドンへの捧げものとして木馬が造られたと考えている。一方、英国のマイケル・ウッドは城壁破壊用の巨大な「槌」として木馬が造られたという新説を発表し、結構支持を集めているようだ。
↑木馬模型 ↓遺跡には猫が多い