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第9回「ツリーハウスに挑戦!」(Ⅰ)

CIMG2235ツリー9回目


ツリーハウス制作班の活動

 みなさんこんにちは、ブログ当番も2回目ですね。それでは張り切って更新していきたいと思います。11月29日(木)のプロジェクト研究は曇り空の下で始まりました。今回はツリーハウス制作班、サインボード班に分かれての作業です。キノコ原木栽培班と環境整備班はサインボードの取り付け作業の補助にまわりました。2年だけのツリーハウス班は13時30分に摩尼山に向かいます。2年は6人なのですが、一人は書道を習っていて字を書くのが上手なため、サインボード班に引き抜かれ後発隊になったので、今回は5人での先発です。

 先週の活動で、ツリーハウスの床を平行にする作業とツリーハウスの屋根を作るための棟木の設置を行ないました。今回は屋根の母屋桁と軒桁を設置し、垂木をかける下ごしらえをします。最初に軒桁をわたすための柱を立てます。柱の固定には四つの太い丸太を使って固定し四隅に配置していこうと思ったのですが、地面が斜めだったことや、丸太に隙間ができてしまい柱が安定せず、とても苦労しました。結局柱を立てることを諦め、周りの樹に直接軒桁をかけることになりました。幸いツリーハウスの周りには樹が多く、高さは床から96cm(3尺2寸)にしてハリガネで仮止めしました。


CIMG1905ツリー9回目


CIMG2233ツリー9回目

 次に垂木をかけていくのですが、原始的な「引っ掛け垂木」を採用するよう教授から予め指示をうけていました。樹の枝別れしている部分の片方を切り(↑)、その又になった部分を棟木に引っ掛けるようにしてかけていくやり方です。垂木には枝葉のついている部分を使います。枝葉を葺き材の代用品にしようという発想です。以前、遺跡整備の除草・灌木伐採をした時に切っておいた枝を引っ掛け垂木にしていきました。その垂木をかけていったところ、廃材から選んだ為長さがまちまちで、軒桁まで届かないものや、安定しないものが多かったので、背面では棟木と軒桁の間に母屋桁を設置することにしました。母屋桁も軒桁と同様に垂木を配置すると安定しました。日が暮れてきたので、正面側は軒桁だけ設置して下山しました。片側だけですが、屋根を作ったことでとても「家」らしくなり、ツリーハウスに近づいたと思います。来週までに完成させる予定なので、頑張っていきたいと思います。(建築・環境デザイン2年 匠2号)


CIMG1907ツリー9回目
↑引っ掛け垂木

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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