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第11回「ツリーハウスに挑戦!」

CIMG1062ツリー11回目


 鳥取は先週大雪に見舞われ、登山は実質上不可能な状態になっている。12月14日(木)は晴天ではあったが、積雪がかなり残っている状態なので、学内で活動した。まずは教授の講義から。最近おこなわれた二つの講演をミックスしたものであり、題目と構成は以下のとおり。

   摩尼寺「奥の院」遺跡の発掘調査と環境整備
  -摩尼山を中核とする景勝地トライアングル構想とともに-


    0.自己紹介
    1.摩尼山の歴史
    2.摩尼寺「奥の院」遺跡の発掘調査(2010)   
    3.摩尼寺「奥の院」遺跡の環境考古学的研究(2011)
    4.巨巌現る
    5.摩尼山を中核とする「景勝地トライアングル」構想
    6.世界自然遺産「福建丹霞」を訪ねて
    7.中国自然歩道の課題 - 「福建丹霞」にまなぶ
    8.BRDレポート

 僕は先生の講義を聞いて「景勝地トライアングル」を活性化させるためにはまず、トライアングルの中心にあり中継地としての重要な意味がある摩尼山の門前の活性化を行うべきであると感じた。講義終了後、門前活性化班(2年5名)とルートマップ作成班(1年+ケントで3班に細分)に分かれてミーティングした。


01講義パワポ01まに


CIMG1067ツリー11回目


 ①門前活性化班: 門前の活性化については、以前ダウラで議論したように、新茶屋群の1階が駐車場として「死んで」しまっており、それが参拝者を滞留させない主因であるとの認識から、1階駐車場および門脇茶屋喫茶部の機能改善をおこなう必要があると考え、メンバー全員で意見を出し合った。2年生5名で知恵を出し合ったが、知識不足とアイデア不足が重なり、教授が参道されたのはOさんが提案した「精進弁当」だけであった。摩尼寺門前の精進料理はかつて大変人気があったそうだが、今ではあまりあまり宴会などに使われなくなっている。しかし、その味覚は高度なものであり、トレッキング客の昼食や参拝客のお土産となる弁当として1000円程度で販売すれば売れる可能性は十分ある。
 教授はまたたくまに数おおくのアイデアを出された。曰く、

  1)パネルとルートパンフによる情報提供
  2)大きめのトイレと洗面台・給水施設
  3)椅子・テーブルと複合した自動販売機
  4)乾燥シイタケなど地元の農産物を販売するフリースペース、
  5)珈琲・甘酒・栃餅ぜんざい・味噌田楽などの店頭販売
  6)メダカの展示と販売
  7)「摩尼蕎麦」の開発と蕎麦屋

 これらの意見を参考にして、駐車場スペースと喫茶部の空間構成を考え直すことになった。この場合、門脇茶屋と源平茶屋の利益のバランスが崩れないような配置にすることが肝要となる。これから一週間、自分の実測した図面の作図とともに、これらの案について煮詰めていきたい。



CIMG1065ツリー11回目


  ②ルートマップ作成班: モデルとなるルートマップとして、鳥取市指定文化財「熊野神社遺跡」のパンフ(↓)が全員に配布された。A4サイズのパンフを四つ折りにしてA6サイズで持ち歩けるもので、デザインも渋く、よくできている。3班はこの日の講義内容や熊野神社のパンフを参考にして独自に案を練ることになり、最も優れた案が採用されることになりそうだ。(建築・環境デザイン2年ナカダ)


img-606152419-0001熊野神社神社パンフ表 img-606152419-0001熊野神社神社パンフ裏
↑「熊野神社遺跡」パンフレット ※クリックすると大きくなります

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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