明るく元気に行きましょう

『笑点』大切りの前座は実力者ばかりだ。売れている旬の芸人を呼んで視聴率を狙うのではなく、浅草演芸館などの寄席で力を蓄えている玄人好みの新人やベテランを抜擢する。視聴者は着実に質の高い笑いに接することができる。こういう点でも『笑点』は長年重要な役割を果たしてきた。
一月ほど前だろうか、「ぴろき」という中年ちょんまげピン芸人の毒舌自虐ネタにあんぐり笑い、目を奪われた。気になったのは風貌以上に彼のもっていたギタレレである。ハーフサイズのギターとも言えるし、6弦のウクレレとも言える。ナイロン弦のミニギターはとても良い音がした。楽器店でギタレレを手にしたこともあるが、正直なところ、あまり手触りがよくないし、音がよろしくなかった。しかし、値段さえ張り込めば、良いものが手に入るだろう。実際に役立つだろうと思うのである。加齢に伴い、高音が出にくくなっている。かつてスタレビの名曲を原曲キーで唱えた私が、今は2音ばかり下げないと高音に届かない。ウクレレ及びギタレレの場合、ギターのカポ5状態なので、キーCの曲はキーFに変換される。これでスタレビの曲も歌えるし、女性歌手の曲だって歌いこなせるだろう。じつは、別にもう一つ買いたい弦楽器があるのだが、加えてギタレレまで買おうという野心をもっていることが明るみに出れば、また「歯ブラシ事変」のような嵐が吹きすさぶかもしれない。
でも欲しいな、ギタレレ・・・明るく元気に行きましょう!
トニー谷 → まきしんじ → 堺すすむ の系列でしょうかね。