イベリア・イスラム紀行(Ⅰ)
エイプリルフールにこの記事を書こうとして、ほったらかしになったまま、4月も晦日を迎えましたね。
私、卒業式翌日深夜には関西空港におりまして、ドーハ経由でスペインを旅してまいりました。変な男と道連れになりましてね。細くなった寅さんのような人でした。じつは、イスラム系の広島人で、愛称はアルさん。本名は Al-hatani と書くらしい。
御歳60歳になって会社を退職したばかり。退職金は雀の涙ですが、どうやら貸家をしているらしく、そのおかげであちこち世界を旅しておられるのだそうです。
ドーハもマドリッドも雨でしたが、コンスエグラの白い風車を経て、コルドバに至るころには晴れ間がひろがってきました。コルドバのメスキータ、グラナダのアルハンブラは世界建築史の視点から評価しても突出した存在ですが、これについてはいずれまた(語る機会があるだろうか?)。
上の写真はコンスエグラに近いベンタ・デル・キホーテという古い旅籠で昼食をとった後の記念写真です。どうですか、シュガー効果は凄まじいもので、わたしはドン・キホーテ並みの体形を獲得した次第です。撮影はアルさんです。手ぶれがひどいのね。
さて、シュガーですが、すでにジム通いは30回を超えました。ジャブ&ストレートの反復を脱して、ようやく左フックの練習に移行。右ストレートが右足(後足)のつま先を軸にして体を左回転させるのに対して、左フックは左足(前足)のつま先を軸にして体を右回転させるのであります。ジャブ、ストレート、左フックの順にパンチをスムーズに出すのはなかなか難しい。精進しますよ。
↑ベンタ・デル・キホーテの中庭