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木綿街道のこと(ⅩⅩⅩⅥ)

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 9月下旬までの夏季休暇も中盤、しかしまだまだ暑い日が続いています。木綿街道の町並み調査も終盤に差し掛かり、先日、夏期恒例(?)泊まり込み調査をおこないました。


小路あれこれ

 今回の調査の主な目的のひとつは、小路です。小路は、木綿で栄えた平田のまちで運搬路の役割を担っていました。今でも生活に欠かせない空間となっています。新町に3本、片原町に2本、宮ノ町に2本、その他にも小路は残っています。このうち、調査したものは新町の3本、片原町の2本、宮ノ町の1本です。前回の調査までに片原町の小路の調査と実測は終えていたので今回は新町・宮ノ町あわせて4本です。
 今回の調査には、研究室のメンバーに加え、縁ある後輩有志が手伝いに来てくれて、人数が多かったこともあり、普段ではできないくらいの実測成果をあげることができました。

 これからの課題は、その小路が昔、何と呼ばれていたか?です。調査しながら行き交う方や住民の方に聞いてみみたところ、複数の名前があがりました。宮ノ町の小路にいたっては3通りの呼び方をいろんな方に伺いました。もう少し詰めて調べる必要がありそうです。
 この3日ばかりの間に、私は3本の小路の実測図を描きましたが、そのなかでもとくに宮ノ町の小路は雰囲気というか、生活感があるなあと思いました。何人かでウロウロ活動していると、「なにしちょうかね?」「一体何事だ?」などと声をかけられ、関心を持たれることが多かったからです。奥行の長い小路だからかもしれませんが、ほかの小路に比べて印象的でした。空き家も少なかったですね。家の中からラジオやテレビ、人の話し声が絶えず聞こえてきます。そして、注意も受けました。一部、駐車場ともなっている空き地が、小路沿いのお宅の土地ではなく、少し離れたところのお宅の私有地だということで、挨拶をしてからにしなさい、というアドバイスをいただいたのです。そこの調査はほぼ終わりかけでしたが、調査道具の運ぶのを他のメンバーに任せ、まだ挨拶していなかったお宅も含め、挨拶に回りました。木綿街道の町並み調査の一環で、自分の卒業研究としてもやっていることだということを説明しました。また、近所のおじいさんが「あんたたち、工事すうのかね??」と聞いてこられたので、きちんとお話して了解もいただきました。「そぎゃんことだったらがんばーなさい」と言ってもらえました(出雲弁で、そのようなことなら頑張りなさいね、という意味です)。

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 改めて平田の方々の温かさを感じました。そのほかのお宅でも話を聞いてくれたり、応援してくれたり、あそこの○○さんがよく知っている、などという情報をくださったりもしました。調査中、振興会の方に出くわし、突如、知らない小路にご案内いただきました。橋を渡った向こうにも、運搬路として使われた小路が残っている、ということなんです。私はその小路は初めて知りました。その小路について、その方は「小豆屋(アズキヤ)小路」とおっしゃっていました。小路の通りの中に大きな米蔵があり、「小豆屋」という屋号のお店だったということです。また、その小路の出たところ(車の通る道路)のまわりの家の玄関先などに階段があり、「カケダシの跡ではないかか、また、石垣などもあったので、その道路は元々、川だった」ということも教えていただきました。町割図などにも関係してくることですね。昔はこうだった、というお話を聞いたり、調査で判ることについてとてもおもしろい!と改めて思いました。そして、この場所は道路拡幅による撤去対象の建物群付近でもあるので、また風景が変わる可能性もあります。現状を伝えることも大切だと感じました。

 さて、小路の調査ですが、時間が足りなくなりそうだったので、最後の一本は野帳をひとつ減らし、写真をコピーしたものに実測数値を書き込むことにしました。調査時間の短縮は成功し、予定通りでめいっぱい調査ができました。この調査成果を生かし、今後は図面整理に論文に・・地道に頑張っていきたいと思います。

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日中国交正常化40周年-福建へ

 若い撫子さんたちが快勝した。おめでとう!
 3点入ってベスト4に進出し、もっと喜ばないといけないだろうが、失点の場面が目に焼き付いている。ヘディングを決めたCFはずっとフリーだった。画面をみていて、それがよく分かった。なぜ、あのフォワードに付かないのか、そればかり気になって・・・あれよ、あれよ、あぁぁぁぁ、ズドン。要するに、ストッパー2名の対応が悪いということなのだが、少なくとも、GKが厳しい声でコーチングして、ストッパー2名のポジションを修正しないとね。この場面をみて、いったい何点取られるのか、と不安になった。それにしても、監督はどんな教育してるのだろうか。守備の仕方を知らない??

 後半途中から田中陽子を左SBに下げた采配にも仰天した。あそこは守備に重心をおくべき時間帯である。点を追加できるなら言うことないけれど、それは「うまくいけば」の話であって、常識的にはあのまま3-1で押し切るためのカードを切るべきだった。4バックに触るなどもってのほかである。守備が分かっていない???
 横山だったかな、ああいうドリブルしか興味のない選手をいれても仕方ないし、なによりチームは田中というゲームメーカーを失って中盤が不安定になり、守備にまわった田中は裏を何度も突かれた。あそこからクロスで失点する可能性は十分あっただろう。
 ジーコを思い出した。アレックスを左サイドにおいて4バックラインをがたがたにしたジーコの選手起用。攻撃力のある選手をフィールドにぶっちゃけとけば自ずとチームは強くなるという発想である。オシムがいうところの「水を運ぶ選手」や守備のプロフェッショナルは補欠に追いやられる。
 吉田という人物にいつまで監督を任せるのだろうか。次の独逸戦で終わりか・・・
 なんでか分からないけれども、若い撫子さんたちのサッカーをみていて、わくわくしない。イライラする。シュートは決まって点は取れているが、良いサッカーをしているとは思えないのだ。A代表には遠い、と、おそらく解説の佐々木や大竹も思っているのではないか。

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30周年「大出雲展」

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 古事記編纂1300周年にして、出雲大社遷宮60周年を記念する「大出雲展」を京都国立博物館までみにいった。ずっと前から8月29日にしようと決めていた。この日は夫婦30周年の記念日でもあったからである。曇り空から小雨が落ちてくる夏の終わり。猛暑は過ぎたかもしれないが、蒸し暑さは相変わらずだ。
 重厚な展示だった。1985年、京都国立博物館の「平城京」展に係わったことがある。主催者側は文化史的な展示をめざしており、それなりの迫力はあったのだが、国立博物館はむしろ高級な「美術品」を好む傾向があり、主催者と展示館に微妙な温度差があったように記憶している。「大出雲展」は圧倒的な優品を揃えている。美術品としても十分観賞に値するものばかりだから博物館側も喜んだだろう。美術史的展示としても価値があり、もちろん文化史的な展示にもなっている。改めて出雲古代の凄味を思い知らされた。

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 人出は多い。もっと間近に展示物を観察できるだろうと予想していたのだが、ガラス前の人だかりがそれを許さなかった。これだけ人が群がれば、一人や二人知り合いがいるものだ。入館してすぐ、わたしは幻影をみた。ほんの一瞬だったが、30周年を祝う場にあらわれた幽霊のような存在に驚いた。
 私たちが建築設計を担当した青木遺跡の復元模型(1/50ジオラマ)は出口にちかい展示室の真ん中にひっそり置かれていた。重厚な本物の美術品と比べれば、まことにつつましく、目立たないミニチュアではあるけれども、ヘッドフォンで解説を聞きながら長時間目を凝らして模型をみる男女がいた。その二人は「連れ」ではない。ただ、匂いが似ている。おそらプロだ。若い世代の研究者だろう。そういう波動を周囲に発信している。青木はプロ好みの遺跡だからね。解釈にもずいぶん幅があり、我々の復元に異論のある方も少なからずいるであろう。
 すでに何度か述べてきたように、この夏休みになってから、4本の論文を仕上げた。1本目はこの青木遺跡の復元研究を主題とする英語の論文だった。青木遺跡の模型展示については、環境大学HPのニュースとして8月20日に掲載していただいている。以下もクリックしていただければ嬉しい。

  http://tkserv.kankyo-u.ac.jp/news/20120820/


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真っ赤なツィン

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 どういうわけか、ディーラー廻りをしている。愛車スィフトは5月に車検に出したばかり。スウィフトの新古車を買ったのは、ホカノたち2期生が4年次だったから、おそらく2005年に遡る。購買時300㎞だった走行距離は、いま137,000㎞を超えた。車体だけなら50万円代と激安で、その理由はまもなく分かった。リコールの通達が続けて2回あったのだ。車体は小さいがパワーはあり、燃費もよくて、奈良-鳥取の往復に欠かせない車ではある。
 就職した息子が普通車を欲しがっている。ヤツはスィフトを狙っているのだ。私が新車を買うなら、スィフトを譲ってほしいと何度か口にした。家にはもう1台、ワゴンRがあるのだが、自分の車が欲しいのだろう。
 いまエコカー補助金のリミットを迎えている。あるハイブリッド軽自動車に狙いを定めて、某ディーラーに赴いた。噂に違わぬデザインの車だったが、即決はできない。とりあえず、これまでお世話になってきたスズキのディーラーも訪ねることにした。そこは中古車専用のディーラーである。いろいろみせてもらったが、さきほどの新車に対抗できるだけの中古車はみあたらない。そう思って帰ろうとした最後の最後、真っ赤なミニカーに目がとまった。そういえば、スィフトのときも同じだった。推薦された車にはどれも納得できず、最後の最後に安い新古車を自ら発見し、購入することを決めたのだった。

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迫るXデー

 ようやく4本めの論文をあげましたよ。ほんま、しんどいわ・・・
 安堵して(しなくても)、金魚のために溜池まで水汲みに行き、帰宅後、1時間コースをスロージョギングした。五輪地獄で体調を崩し、原稿書くのに苦しんだが、ジョギングも楽に走れるようになってきました。
 ところで、また日韓戦があるようですね。ボイコットだって大騒ぎしてたのはどうなったのかな。ボイコットしてくれるなら、こちらもボイコットしやすいんだけどね。
 昨夜のスイス戦は結構退屈でした。若かろうと老けていようと、撫子というからには「パスサッカー」ができないと話にならない。足技の上手い選手や速い選手は世界にごまんと居る。上手い選手が自我を捨ててパスサッカーをするからバルサや撫子は強いのだということをもう一度よく考えて欲しい。

 私は前回の総選挙で政権交代を期待し民主党に投票した多くの国民のうちの一人である。当然のことながら、落胆の連続で、大震災からの復興、消費増税、原発問題などすべてに失望してきたが、今回の領土・領海問題に対する民主党政府の対応は支持している。興奮して反発している方々はよく考えてほしい。向こうにはおおくの日本人が在住しているのですよ。みな人質だと思ったほうがいい。女子排球隊のように、表向きはクールに、内に闘志を秘めて毅然と対応するしかありません。某都知事も少し大人しくしておいていただきたい。向こうで犠牲者がでたら、某知事の言動に対する報復という評価が下されるであろう。わたしたちだって、福建で拉致されたくはないからね。

 女子排球隊の真鍋監督の言を拝借するならば、次のベスト8戦が予期せぬ「Xデー」になった。福建にむけて出国する前夜である。吉田監督は「自分たちのサッカーやって点をとる」などという愚かな発想を捨て、真鍋JAPANに倣って、対戦国を徹底的に分析し、できうる限りの対策を練って試合に臨んで欲しい。情報戦に勝て、ということだ。そういう努力をしないまま、女子排球隊の戦果を台無しにするような結果に終わったとすれば、開催国の監督はクビを免れ得ない。それほどナーバスな組み合わせが突然決まってしまった。選手たちは未成年であり、ここは監督とJFAの手腕が問われるところでしょう。

復活折衝!?成る

鳥取環境大学特別研究費助成研究、新規採択

 先週末の24日(金)、朗報が2通届いた。まずタクヲの就職先が内定した。詳細はいずれ本人が報告することになるだろう。私には研究助成の採択通知が送信されてきた。環境大学に赴任以来、毎年「鳥取県環境学術研究費」助成研究に採択されていたのだが、公立大学初年度の12年めにして初めて「不採択」の裁定が下されたのだ。公立化に伴い「環境大学」枠が撤廃され、審査委員がおお変わりしたことが背景にあるらしい。摩尼山に係わる継続的な研究申請であり、自信は大いにあった。落選の報が信じられない。申請書に対する評価も、前年採択された「摩尼寺奥の院遺跡の環境考古学的研究」と180度転換し、手厳しいものだった。私だけでなく、関係者の多くが驚いた。目を丸めた、という表現が適切かもしれない。その顛末をLABLOGにアップしたのだが、みっともないので、少し前に削除している(キャッシュでまだ読めるかもしれない)。
 
 捨てる神あれば拾う神あり。
 今年度から環境大学では、科研費などの外部競争資金獲得のための準備研究を育成するため「鳥取環境大学特別研究費助成」の制度を開始した。上記「不採択」通知後、この学内研究費への申請を決意し、県環境学術研究費申請書を学内向けに書き直し申請したところ、ほぼ満額の採択回答があり、喜んでいる。学内審査の評価は県の評価とは真反対のものであり、勇気づけられた。
 研究課題名は以下のとおり。詳細は「続き」に掲載しておく。

   摩尼寺「奥の院」遺跡の文化資産保護と環境整備計画

 この夏休みは霊山を縦走する「自然歩道」等の予備的踏査を実施しつつあるが、9月30日(日)午前に「中国・インドの石窟寺院に関する円卓会議」(仮称)を予定している。こちらの詳細については、おって報告します。


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金魚掬い(Ⅱ)

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 こんどは左京で夏祭りがあり、夕方遊びに行った。小中学生にとっては、夏休み最後のイベントになるのだろう、会場の小学校グラウンドは大変な人出でごったがえしていた。
 お目当ては、もちろん金魚掬いである。朱雀は1回150円だったが、左京では1回100円で、以下の規則が店頭に張り出してあった。掬った金魚の数だけ頂戴できるわけではないらしい。

  ①0~1尾なら、1尾もちかえり
  ②2尾掬うと、2尾もちかえり
  ③3尾以上掬うと、3尾もちかえり。

 100円玉を3個、担当の奥さんに手渡した。1尾も掬えないだろうと覚悟していたが、それでも3尾は家にもって帰ることができる。
 1回め。なんと私は、とても小さい金魚を1尾掬った。ひょっとしたら、金魚掬いにおける人生最初の成功かもしれない。
 2回め。次々と金魚が掬えてしまう。それは、もう驚くほどの勢いで、小さいのと中ぐらいのをあわせて10尾以上、たぶん13尾掬った。パチンコなんてやらない人種なのだが、よく球の出るパチンコ台にあたったような気がした。
 3回め。1尾を楽に掬いあげ、そのあと色毛が出て、最大級の金魚を狙って、掬いの態勢に入った。よっし、おたまの紙にのりあげたぞ・・・っと力をこめて掬いあげると、大きな金魚は紙を破って水に帰っていった。


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蒸かしカボチャ

 校正マシーンと化しています。24日までに4本の論文をあげないといけません。
 2本は英語の論文で、前期の大学院授業でやってたからあっさり片づくだろうと予想していたのだけど、甘かった。やはり論文として体を為すレベルに至るには時間とエネルギーが必要です。ところで、英訳には Weblio がとても役に立ちます。大学院の授業でもこのサイトをプロジェクターで投影しつつ、4名で議論しながら英訳を進めてました。
 日本語の論文も2本抱えていて、いま1本のテキストを終えたところ。これと次に控える論文は、講演のテープ起こしなんですが、報告書ではなく、紀要に掲載することになり、学術論文としての体を為すのはやはり大変ですし、要旨と英文要旨にも時間がかかる。さっきまで Weblio 使って英文要旨の加筆修正をやってました。


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 息抜きは料理。カボチャを蒸してます。佐治の実家からいただいた大きなカボチャが3つもあって、これを切り分けるのは男の仕事だ。カボチャの「煮物」は甘くて好きではないのですが、鎌倉の禅寺の精進料理を紹介するテレビ番組をみて以来、もっぱらその方法にしたがってカボチャを「蒸して」います。
 大きめの平底鍋に出汁醤油と日本酒を薄くひく。カボチャは切り分けて、皮を汁に浸すように並べる。最初は強火で汁をどっと沸騰させますが、あとは超弱火にしてクッキングホイルで覆うだけ。汁がなくなって、カボチャの皮にオコゲができたら火をとめます。この「蒸かしカボチャ」はとても上品な味がします。カボチャほんらいの穏やかな甘みを堪能できる。ほんのりオコゲのついた皮がまた美味しい。食感も良いです。お昼に作って夕食の卓に出したら、またたくまに完売。さきほど娘の弁当用にまた作っておきました。

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アマゾンフロッグピット

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 高の原イオンに金魚鉢とホテイアオイを買いにいった。ホテイアオイはすでにシーズンを過ぎて2週間前に入荷が途絶えている。金魚鉢は昨年まで置いていたが、今年から入荷しなくなったそうで、金魚水槽セットを薦められた。正確には「観賞魚用ガラス水槽」。Sサイズ(315×185×244㎜=12㍑)の水槽にエアーポンプ、人工プランツ、カルキ中和剤、餌をあわせて1200円。リーズナブルではある。
 「金魚鉢にホテイアオイ」の風情を望んでいたのだが、ないものは仕方ない。あっさり風情を諦め、金魚水槽セットを買った。ただ、連れ合いはホテイアオイに未練があるようで、押熊の量販店を訪ねることにした。量販店の花屋でもすでにホテイアオイの入荷が途切れ、ペットショップを薦められた。ペットショップでもホテイアオイのシーズンは終わっていた。しかし、水草を何種類も売っている。そのなかで、私は「アマゾンフロッグピット」を選んだ。四葉のクローバのような水草で、その名のとおり、熱帯魚用だと担当者は何度も説いたが、いろんな水草をみくらべた結果、これが良いと判断した。
 金魚は水草を食む。だから、水草と金魚はあわない、と諭された。ホテイアオイの場合、屋外の水槽に浸けると猛烈なスピードで繁殖する。金魚が根っこを食むよりも速く株を増やすということだが、屋内の水槽にアマゾンフロッグピットを浮かべた場合、おそらく金魚に食べ尽くされてしまうだろう、との指摘もうけた。金魚の餌となって金魚が生きのびてくれるなら、それでよいと思った。


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金魚掬い

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 朱雀で夏祭りがあり、夕がた遊びに行った。雷鳴はずっと響いているのだが、ついに雨は降ってこなかった。お目当ては金魚掬い。1回150円で2回やってみた。果たして1尾も掬えず、残念賞として2尾1袋を2袋もらって帰宅した。赤・黒が2尾ずつの計4尾。
 生憎金魚鉢がないので、サラダボウルに4尾を移したところ、女どもは「もうサラダ食べられへん」とかなんとか五月蠅い。しばらくして4尾が水際に浮かびあがり、口をパクパクさせはじめた。やはり水道水は駄目だ。酸素は少なく、塩素が多い。愛用の炭酸ソーダ(もちろん無糖)を少し注いでみた。

  「それじゃ、二酸化炭素が増えるだけではないのぉ」

とかなんとか、また女どもは喧しく、あろうことか、箸をボウルに入れ、水をかき混ぜ始めた。水中の酸素を増やすためとはいえ、金魚も目がまわる・・・
 鳥取とちがって、近所に小川も池もない。水道水以外に「水」がない。しばらくみな悩み、突然、娘が呟いた。「雨水」。連れ合いも頷く。

  「雨水、あまみず、ア~マミズ・・・速く汲んできて」

 たしかに、庭に雨水溜めの容器がある。前日の大雨で水は溢れんばかりに溜まっている。塩素などの不純物の少ない水であり、金魚の餌になるボウフラなどもすでに繁殖しているかもしれない。サラダボウルよりひとまわり大きなビニール製のボウルをもって庭にでる。金魚と草を黄色のビニールボウルに遷した瞬間、4尾の金魚は水底に潜み、水面にあがってこなくなった。今も元気に泳いでいる。

 今日は金魚鉢と餌とホテイアオイを買いにいこう。


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再び、女子排球礼賛!

 終戦記念日にいろいろやってくれますねぇ・・・

 じつは月末から福建省に行くことになっていて、計5名で武夷山~寧泰甘露寺方面をまわるんですが、拉致されるんじゃないか、と心配になってます。冗談じゃない。それぐらい領土・領海問題は危ない状態になってきた。私たちのような旅行者が、たとえば立ち小便したとかなんとかの理由で捕まって勾留される(今回トレッキングが多いのでありえないとはいえない)。人民共和国政府は日本政府に要求するでしょう。尖閣で拿捕された活動家14名と、環境大学調査隊5名の人質交換せんかい、と。
 ほんと洒落にならん展開です。10月には韓国で国際学会もあって、いまその英語なおしているところなんですが、困った、こまった・・・

 じつは、毎夜、倫敦五輪の女子排球の試合を録画でみなおしてます。これで、かなり溜飲が下りる。良い気分なのね。小柄で女らしく、すっぴんで美しく、とても優しげだけど内に闘志を秘めた少女たちが、男まさりの隣国選手と競いあい、最後には勝つんだから。ロッキーより、ずっと気持ちいい。
 領土問題も、表向きはクールに、内に闘志を秘めて毅然と対処してほしい。ただ、相手が露骨すぎる強硬策をとってきているので、カウンターパンチも必要だ。いまの政府にそれができるかどうか・・・

 そうそう、日本サッカー協会は韓国サッカー協会に「返信メール」を送ったという。ここはスルーすべきでしたね。せっかく敵失で奪えたボールを返してしまったようなものだ。
 もったいない。

巨巌現る!(Ⅳ)

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日本海新聞コラム「潮流」

 8月13日の日本海新聞(11面)コラム「潮流」に

   巨巌現る -鳥取市摩尼寺「奥の院」遺跡

と題するエッセイ(主張)が掲載されました。執筆者はお馴染み倉吉のS01さんです。写真がないのが残念なので、1枚下につけておきます。下が記事の全文でして、画面をクリックすれば拡大して活字を読むことができます。ぜひとも読んでくださいね。


日本海120813 11面


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樗谿から摩尼山へ-中国自然歩道を往く(Ⅱ)

摩尼山への道


おかしな道標

 太閤ヶ平から先は道が一変した。コンクリート舗装はなくなり、細い山道の周囲は樹木が鬱蒼と生い茂っている。しばらく進むと案内板に「展望所」と書かれており、寄ってみた。場所が大きく開けていて、鳥取市街地と日本海が一望できる。そこにはアズマヤもあったが、腐朽が目につく。修復が必要だろう。
 中国自然歩道の案内板は古くて劣化したものや、距離表示のおかしなものが少なくない。鳥取県と環境庁(現・環境省)の新旧の案内板が入り混じっているのだが、距離表示が長くなったり短くなったりするのだ。たとえば、太閤ヶ平から摩尼寺まで3.3キロあるはずだが、摩尼寺まで2.0キロ、太閤ヶ平まで0.3キロという表示がある。あと1キロどこにいったのかわからない。下の写真のように、近接して新旧2つの道標があり、距離が錯綜としている場所もある。
 摩尼山までの道のりでは誰ひとりすれ違わなかった。摩尼山まで誘導し、茶屋で田楽でも食べて一休みし、バスで市街地に戻れるような工夫が必要だろう。

近くにサインボード


 樗谿から太閤ヶ平までの道はマラソンの練習ができる舗装されたものだったが、摩尼山に向かう中国自然歩道は動植物に触れ合える野径だ。道中、セミ、クモ、ヘビなど見かけた。体めがけてセミがどんどん飛んでくるし、クモの巣に絡まるなど大変だった。植生は、松・檜・杉などの植林が目立つ。広い植林地が散在し、どこも同じような風景で、道に迷ってしまったような錯覚を覚える。自然歩道はアップダウンが激しい。とくに、摩尼山近くの急な階段(丸太で土留めしている)を下るのは骨がおれた。進んでいくと植林が少なくなっていき、摩尼山に近づきつつあるのが予感された。そして、12時ごろに摩尼寺「奥の院」遺跡に上る馴染みの道に出た。そのまま「奥の院」に向かった。「奥の院」遺跡に上がる急な斜面の手前には、腐朽して丸太から外れてしまった道標がある。どの方向に行けばいいのかわからない状態で、修復が必要だ。だれも頼りにならないので、後期のプロ研で修復もしくは制作することになるだろう。
 急な斜面を登り、巨岩が見えてきた。久しぶりに眺める巨岩の神々しさにまた感動した。

落ちてしまった案内板
↑落ちてしまった案内板。これがないと「奥の院」をみつけにくい。

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樗谿から摩尼山へ-中国自然歩道を往く(Ⅰ)

猫ひろし発見


猫のオリンピック

 8月10日(金)未明、オリンピック日本代表の女子バレーと女子サッカーの試合がおこなわれた。試合終了後3時間後の9時にくらいに樗谿(おうちだに)に集合。ここから摩尼山までトレックする。先生はオリンピックに熱中しており、睡眠不足のため約3時間の縦走を断念された。この踏査は、おもに中国自然歩道のサインボードと景観変化をチェックし、ルートマップ作成の基礎資料にしようとするもの。今回、1年のブレイクDくんに同行してもらった。先生はお弁当係になって、摩尼寺「奥の院」遺跡で待ち合わせることになった。
 まずは樗谿神社から太閤ヶ平(たいこうがなる)へ。太閤ヶ平は羽柴秀吉による鳥取城攻撃の際に造営された前線基地だった低い山の頂にある。案内によると、摩尼寺まで7キロである。神社からの道はコンクリート舗装されていて歩きやすく運動するのにはもってこいの場所だ。樹陰の木漏れ陽のなか、涼しく気持ちよい。急な坂はなかったが、坂の距離が長くジリジリと足に負担がきた。このコースでは、ウォーキングしている方が多数見受けられた。樗谿神社の鳥居から太閤ヶ平までのコースで54人とすれ違った。


道を歩く

 10時ごろ、カンボジア人に出会った。かなりのスピードで走る猫ひろしをブレイクDが発見。ブレイクDは興奮して騒ぎ始めた。見間違いじゃないかとも思ったのだが、その20分後、向かいからすごいスピードで坂を上ってくる人影を見た。猫ひろしで間違いない。ブレイクDはカメラを構え、ぼくと猫ひろしの2ショットを撮った。
 帰学後、ネットで検索したところ、猫ひろしはたしかに仕事で鳥取に来ている。時間があまったので太閤ヶ平でトレーニングしたらしい。猫ひろしの後姿を見ていると、電話が鳴った。猫は立ち止まって糸電話を取り出し、誰かと話している。まさかトリンドルじゃないだろう。ひょっとしたら、イッポのお父さんではないかな?


休憩
↑木陰で休憩

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倫敦五輪(Ⅹ)

萬歳三唱!


 火の鳥ニッポン、真鍋JAPANの銅メダル、おめでとう!
 震えました。恥ずかしながら、涙もでた。・・・同日未明、日本を覆い尽くした暗黒界に火の鳥が光をもたらした。多くの日本人が感謝していますよ。
 撫子と一緒にビジネスクラスに乗って帰ってきてください。
 一方、エコノミーの末席を汚すことになった男子蹴球隊の負けっぷりはたいそうなものでしたが、得点後・試合後における隣国選手のパフォーマンスには言葉もありません。キソンヨンはアジア杯日本戦での猿まね人種差別パフォーマンスでパクチソンに注意され、英国のジャーナリズムでも批判に晒された経験があるでしょう。韓国選手は勝負に勝ったけど、領土問題を五輪にもちこんで、あきらかなアンスポーツマンライク・ファウルを犯した。IOCが調査に入るそうですが、大スポンサー三星社の圧力に屈しないで欲しい。韓国女子排球チームにあれほどミスが多かったのは、アンスポーツマンライク・ファウルの因縁だと私は思っています。バチがあたったんだ。

 女子排球の3位決定戦は鳥取のマンションで、固唾を呑んで画面を凝視してました。中国戦では江畑、韓国戦では迫田という起用がずばりあたりましたね。二人とも甲乙つけがたい魅力がある。イメージでは江畑さんの方が高く感じるのだけど、両者175㎝みたいだねぇ。にも拘わらず、迫田は韓国に強い。データに裏付けられたものだそうですが、ほんと、凄いスパイク決定率でした。
 中2日で6試合目の蹴球3決戦でホンミョンボ監督が採用した「カテナチオ」も、まことに理に叶った省エネ戦術であり、永井と大津のスペースを見事に消してくれました。日本も「カテナチオ」やったら面白かったでしょうね。両チーム「カテナチオ」の場合、どうなるのかというと、2010W杯における日本対パラグアイか・・・つまんない試合だねぇ。


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『敦煌建築研究』の想い出

 文化財研究所に在籍した1987~2001年の14年間、ほぼ一月に1回のペースで非常勤調査員の田中淡氏を中心とする「中国建築史研究会」を開催していた。今となっては記憶が定かではないのだが、明末清初の儒学者、顧炎武の編纂した『歴代宅京記』の輪読から始まったはずである。その後、1989年10月に瀟黙氏の『敦煌建築建築研究』(文物出版社)が出版され、古代日本建築史と関係する内容が多いので、中国建築史研究会で輪読することになり、1993年度末までにいちおう全訳を完成させた(研究所年報1994:p.82)。翻訳に参加したメンバーは田中氏のほか、町田、上野、松本、浅川、島田、藤田、黄、福田、栗原の計10名である。その後、田中・福田両氏を中心に出版にむけて校閲に動き出したのだが、翻訳メンバー全員の多忙が災いし、公刊を果たせなかった。
 今回、『敦煌建築研究』の和訳資料を復元事業に使いたいとの依頼が研究所からあり、それに応えて手持ちの和訳仮製本と関連資料を用意した。この仮製本が1993年度末か、それに近い段階の訳文であろうと思われる。訳文は完全に正しいわけではなかろうが、田中淡氏の校閲を何度か経ているのだから、大きな間違いもまたないであろう。
 私どもは、近年、山陰地方に卓越する「岩窟+懸造」仏堂と中国石窟寺院の関係を、おもに木造建築と窟の複合性に焦点を絞りつつ比較研究しており、2010年度の修士課程修了生がこの和訳本を使ったばかりだった。「唐宋窟檐」と「莫高窟第53窟窟前宋代建築復原」はおおいに参考になる論文であった。

 ここまで書いたついでに、初版本(1989)の表紙裏に中国語と英語と書かれた書物の「簡介」を訳しておこう。

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 敦煌石窟は名高い世界的な文化芸術の宝庫で、北朝から元代に至る大量の建築図像資料を残しており、古代建築実物遺構の不足を補っている。本書は資料を網羅的におさえることを基礎として、洞窟形状、仏寺、闕、城垣、塔、住宅など各種建築、建築部材と装飾、建築施工、建築画から、唐宋窟檐と宋塔の実物遺構に至るまで体系的に論述したものである。さらには、関係のある有名な文物について考察を加え、発展と源流についても縦横異なる分野の広範な関係を論証し、多くの新しい観点を示しつつ、中国建築史と中国芸術史の空白を埋めており、重要
な学術的価値を有している。
 作者の瀟黙(1938~)は、1961年に清華大学建築系を卒業後、敦煌文物研究所で15年調査研究に携わり、現在は中国芸術研究院副研究員(准教授)、建築芸術研究室主任を務める。
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 余談ながら、1989年に出た初版本の定価をみると、平装本が22元、精装本が27元となっている。日本円では当時300円ぐらいであり、中国を訪問するたびに2~3冊買って知人への土産とした。今、文物出版社版は絶版となり、2003年3月に機械工業出版社より、増補改訂版が出ている。アマゾンで検索すると、新品の出品が1点あり、価格が15,645円と表示されていることに驚いた。
 もちろん、その値段にふさわしい濃密な内容をもつ大著である。


敦煌R0013772

倫敦五輪(Ⅸ)

 久しぶりに摩尼山に登りました。白帯とブレイクDが樗谿(おうちだに)から摩尼山までトレックし、「奥の院」遺跡で合流して、昼ご飯食べたんです。ほんとは私も同行する予定だったんですが、なにぶん3時半から5時半まで女子蹴球決勝と女子排球準決勝ですからね。3時間トレックには耐えられないだろうと判断し、弁当準備兼迎え役に徹した次第です。


浮気な男

 さてさて、まずは撫子ですが、グループリーグを終えての私の予想はベスト4の仏蘭西戦で敗れ、3決で英国を倒して銅メダル、だったんですが、撫子は仏蘭西の壁を乗り越えてしまったし、英国は加奈陀に敗れ、加奈陀は亜米利加を120分以上苦しめる戦いをして、さらに仏蘭西まで撃破し、銅メダルを獲得した。加奈陀と亜米利加がPK戦になっていたら、決勝はどう転んだか・・・撫子は昇龍になった加奈陀をもういちど倒せたでしょうか?
 昨日も書いたんですが、今回の五輪でいちばんインパクトを与えてくれたのは女子排球の日中戦でした。美学的見地から検討すると、女子排球と女子蹴球でどちらに分があるかと言われれば、ほんの少し前まで互角の勝負だったかもしれないけれども、今はあきらかに若い排球組に分がある。で、わたしは鼻の下をのばし、しばらくチャンネル変えながら主に排球を視てました。撫子については、画面をみた瞬間、アウェイの赤いユニフォームが「いかんな」という印象があり(白に戻すべき!)、最初の方はほったらかし気味で、排球からチャンネル変えた途端、先取点を奪われてしまった。一方、排球のほうも、木村、江畑の両エースが止められ続け、早々に江畑さんは交替させられちゃった。私見ながら、両エースが機能しないのは、二人にだけ問題があるのではなくて、センターラインが弱いからなんだ。センターからのクイック攻撃がさっぱりできないんで、ウィングアタッカーが狙われる。今後もう少し高い位置をめざすなら、強いセンター(と大型のセッター)の育成が不可欠でしょうね。
 そういう状態にありながら、真鍋監督は3セットの途中まで荒木を引きづった。「サーブで崩したい」という狙いは分かるけど、そのサーブで崩せないんだから、もっと早く井上&山口に切り替えてほしかったですね。

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採点

 昨夜はビヤガーデンに行ったの。
 ビヤガーデンなどというものには、まず行きません。たぶん十年以上行ってないのですが、「暑気払い」が決まって、若い衆がどんどん段取りしてくれました。大丸の屋上です。けっこう涼しい夜でした。オリンピック談義に華が咲きましてね。
 やっぱりみんなよく視ている。五輪は別格だねぇ。
 「いちばん痺れた」という点で飲んべえ4名の票を集めたのは、女子排球準決勝(中国戦)でしたね。ほんと、あれは凄い試合だった。あの試合の応援で疲れ果て、男子蹴球は、まぁ、どうでも良くなった、と言ったら言い過ぎかもしれませんが・・・でも、やっぱり、少々、言いたくないけど、蹴球男子は情けない。
 メディアは、ほんと、権現守護神のミスを叩こうとしない。一夜あけて、権現のスローミスであることをテレビではっきり述べたのは、男子は絶対メダル取れないないと予言していた京都山城高校OBのガマ御大ただひとりでした。わたしが監督なら、凄く悩むね。銅メダルをかけた日韓戦に権現守護神を使うべきかどうか・・・あぁいうプレーは頭の問題だから。頭脳がクールでないことを示しているわけですからね。

 ところで、撫子の決勝と女子排球の準決勝が同時刻スタートという現実にも魘されてます。あの中国戦の余韻がまだ残っていて、撫子よりも排球をみてしまいそうな予感がする自分が怖い。撫子は、昨年十分痺れさせてくれたもんね。わたしゃ、アレックス・モーガンのファンなんだけど、モーガンみるか、江畑さんみるか・・・困った、こまった・・・真剣に悩んで、いま最後の採点してます。

倫敦五輪(Ⅷ)

神風吹く、排球女子


 倫敦五輪が始まってからいちばん疲れた夜になった。
 昼は熱くてね。講義も試験も終わって暇だと思うでしょうが、「採点」という恐ろしい仕事が残っていて、マークローザ漕いで大学へ。最近、トレッキングもジョギングもしていないので良い運動になりました。
 しかし、落ち着かない。夜になったら、日中女子バレー(ベスト8)、日中卓球(決勝)、U23男子サッカー(準決勝)が続けてあるんだから。信じてもらえないかもしれないけれど、わたしはバレーの日中対決で日本が勝つと2~3日前から予感していた。日本開催の最終予選における日本女子の出来は酷いもので、タイからは八百長試合だと提訴されるなどさんざんだったが、五輪グループリーグの伊太利亜戦を途中からみて、今回の女子バレー代表(真鍋JAPAN)は結構強いと思うようになったのである。伊太利亜戦は結局1-3で敗れたのだが、2セット連取された後にキャプテンのセンター荒木を外して井上を投入した途端、試合運びが五分になって、3セットめをとってしまったのだ。もし井上をスターターとして使っていれば、伊太利亜に勝てたかもしれない。伊太利亜に勝てるとすれば、中国だって怖くはない。勝つ可能性は十分ある。そんな真鍋JAPANの戦いをみたかった。少し早めに大学をでてマークローザを漕ぎ、サンマートに寄って発泡酒とつまみを仕入れ、帰宅した。
 ところが驚いたことに、中国戦のセンターは荒木(と大友)だった。何故だろう。荒木を下げ、井上を使うことで波にのってきたにも拘わらず、ベスト4をかける重要な決戦に真鍋監督は敢えて荒木にかけた。クイック・スパイクはほとんど期待されていない。ブロックの得点源というほどでもない。

  「サーブが上手い」

というのが監督の起用理由だと解説者は言った。中国をサーブで崩して、ブロックで止めるか否かが勝敗の鍵を握ると考えたらしい。
 凄い試合だった。息を呑んだ。われらが福原&石川が卓球で中国を倒す可能性は10%ぐらいだったろうが、この夜、どういうわけか、バレーに関しては日本が勝つと思えてならなかった。
 恥ずかしながら、私は江畑選手のファンなんです。バレーボールをずっとやっている娘に言わせると、狩野は美人で有名だけど、江畑はフツーなんだそうだが、私には江畑さんが(少なくともコート上では)いちばんたおやかで美しくみえる。あんな優しげな娘さんが次々とスパイクを決めて、日本を勝利に導いた。いまや、木村サオリに次ぐエースとして不動の位置を占めている。二人とも、あんまり緊張しないタイプのようですね。
 真鍋監督の采配も見事だった。次は伯剌西爾だそうだが、たしかグループリーグでは中国が伯剌西爾を下していたはずだから、ひょっとしたらっひょっとするかも? まぁ負けても3位決定戦があるから、ベスト8の壁をこえると、こうしてあと2試合観戦できるんだ。幸せですね。


神風已む、蹴球権現

 さてさて、肝心のサッカーですが、実力どおりの結果になったというほかありません。
 神風は已んでしまった。
 墨西哥は西班牙以上に西班牙的なプレーをみせてくれた。トラップもパスもドリブルも守備も上手い。日本選手はとくにトラップとパスが下手でしたねぇ。ミスが多すぎる。ポゼッション・フットボールはリアクション・フットボールに勝ることを改めて示した試合でした。

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倫敦五輪(Ⅶ)

神風、已まず


 あぁぁぁ~、疲れたぁぁぁぁ~~

 五輪5試合めにしてようやく撫子らしいパスサッカーをできましたね、なんて書こうと思ってたのは、後半10分ころまででした。あとは伯剌西爾戦以上に防戦一方の展開。安藤の投入が逆効果でしたが、安藤以上に、安藤を投入した監督に責任がある。安藤という選手は、男子でいえば東のように、前戦におけるプレス係で、攻撃を期待されていない。決定機を創り出せるオーラがない。だから、仏蘭西に攻め続けられるのですよ。
 攻めないから、攻められる。大野はミスが多かったけれども、攻撃のポイントにはなっていた。大野に変えるなら、永里とペアになって点とれる選手を前に残しておかないと。川澄を前線にあげて、左サイドに宮間をまわし、右サイドに高瀬を入れる手もあったし、丸山か岩渕を前に送り込む手もあった。丸山と岩渕は守備をしないけど、敵DFには脅威だから、DFのオーバーラップを防ぐ効果がある。

 PKは流してもよい軽いファウルでしたが、メキシコの審判は笛を吹いた。仏蘭西のキッカー、緊張してましたよね。外すかもしれないと思いながら視ていて、キーパーの逆をついた。「やられた」と諦めた瞬間、ボールはポストの外に消えていった。
 まだ、撫子には神風が吹いている。

 五輪前、撫子はベスト4どまりで銅メダルとれたら御の字。下手したら、ベスト8で敗退かもしれない、と予想していた。あまりにもメディアに露出しすぎで、それが災いするに違いないと考えていたのだ。そして、伯剌西爾戦、仏蘭西戦は内容で撫子があきらかに劣っていた。昨年の準々決勝(独逸戦)、準決勝(瑞典戦)と比べれば、今年の出来が良いとは言えないでしょう。

 しかし、それでも、しっかり決勝まで上がってきたのだから、たいしたものだ。ただし、いまなお金メダルは難しいだろう、という予想を変えてはいない。澤が点を取れば、状況は変わるかもしれないが、このチーム力で金メダルが取れたとしたら、本当に神風の御加護というほかない。伯剌西爾、仏蘭西戦をおえての率直な感想である。

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オープンキャンパス大盛況!

オーキャン04


自転車を漕ぎ、氷を削る

 8月5日(土)、オープンキャンパス2日目。
 昨日に引き続き、演習室でかき氷を削った。この日私は集合時間に遅刻しそうで、自転車を猛烈にこいで学校に向かった。学校に着いたとき時間はまだ大丈夫であったが、自転車を猛烈にこいだため大量の汗がふきだしてきた。研究室で涼んで汗も引いた後、オープンキャンパス・スタッフユニフォームのポロシャツに着替えて準備を開始。研究室の公開は12時~15時だったが、・・・人が来ない!


オーキャン01


 昨日は早い時間から来訪者があったが、この日の出足は鈍い。12時終わりごろになってようやくこの日第1号の来訪者があった。私の仕事は、お茶出しとかき氷削りであった。かき氷器に苦戦しつつかき氷を作っていく。そうしていると、続々来訪者があらわれ、かき氷の生産がおいつかなくなった。もうひっきりなしにお客様がやってくる。昨日は長野、静岡、徳島、香川などだったが、今日は神奈川、静岡、大阪、京都、岡山、徳島などなど。せっせとかき氷を削った。結局、来室者は昨日を上回り、12名だった(全学では2日間での来場者数665人)。
 先生曰く、公立大学になりオープンキャンパスの来場者が劇的に増えたそうだ。大学の知名度が高まっているのではないかと思う。入試方法はいろいろあるが、最初におこなわれるAO入試の倍率が非常に高く、合格者数も少数に絞られるとのこと。
 今回であった高校生の中から一人でも多くこの大学に入り、来春出会えるとうれしい。(ブレイクD)


オーキャン03
(↑↓) 100均かき氷シロップの人気順位(高校生)は、昨年に続き、①ブルーハワイ、②イチゴ、③メロン
でした。なお、100均にレモンはありません。
オーキャン05

倫敦五輪(Ⅵ)

2012オーキャン01


夏のオープンキャンパス、まっさかり!


 男子も難なく、ベスト8の壁を突破しましたね。
 埃及は体調の維持で苦しんでいた。次々に負傷者がでて、EURO決勝の伊太利亜が思いだされ、可哀想になりましたよ。中2日の連続はきつい。日本の男女がグループリーグ3戦目に主力を温存できたのは、本当に大きな勝因です。最後は11人対9人なんですからね。大津の3点め、無理してとらなくてもよいような気もしました・・・(甘いですかね?)

 大学では、この土日がオープンキャンパスまっさかりでして、また今年もかき氷が奏功し、お客さまを集めております。わずか2時間ばかりのあいだに5組9名がゼミ室に来場し、歓談しました。初日の4日は400名以上の來学者があったそうです。今日もオーキャン、ありますよ。
 かき氷、削ります。シュープリーズのバウムクーヘンも、美味しいよ!



オーキャン02
↑廊下には雲州平田「木綿街道」のパネルがずらり。

倫敦五輪(Ⅴ)

2位通過奏功!!!


 勝った、勝った・・・良かったな、これであと2試合、ウェンブレーで戦える。という点では、今日がいちばん重要な試合だったのかもしれない。今日負けたら、お終いだからね、次で負けても、まだ3位決定戦がある。
 変な試合だった。合衆国と戦ってもポゼッションで優る撫子が伯剌西爾にボールを支配され、リアクション・フットボールやって、守備が強いのは理解できるけど、普段は決定力のない2トップがゴールするんだから、神風はまだ撫子に吹いているのだろうか。今日のサッカーは撫子のそれではなく、U23男子代表の戦い方でした。永井のような超特急がいるわけでもないのに、撫子の2トップは大事なところできっちり得点しましたね。ただし、敢えて言っておくと、伯剌西爾の2ストッパー、足が遅いよ。永里に裏とられて追いつけないようじゃ、アレックス・モーガンでてきたらどうするの!?

 2位通過は大正解でした。グラスゴーに飛んだ1位の瑞典は1-2で仏蘭西に敗れ、2位通過でカーディフに残った撫子は2-0で伯剌西爾に完勝したのです。みんなよく動いていたからね。休養と移動のない疲労免除の賜でしょう。問題は次の仏蘭西でして、これは強いチームだ。さきほどまで、20分ばかりグループリーグの合衆国対仏蘭西の試合をみていたのだけど、仏蘭西は開始15分で2点を取っている。この時間帯、じつはアレックス・モーガンが怪我で退場治療していたのだけど、まぁ速攻には迫力があります。結局、合衆国が4点取り返して勝つんですが、仏蘭西を無得点に抑えるのは難しいでしょう。1~2点の失点は覚悟して、それ以上の点を取りにいかないと決勝には進めない。3位決定戦で開催国とあたることになるでしょう(さきほど速報をみたら加奈陀が英国に勝ちそうだな!?)。それはそれで、おもしろいけどね。

 この五輪、金メダルの最有力候補と目される選手が多くの競技で一敗地に塗れた。サッカーもそろそろかな、と思っていたのだが、少なくとも撫子については、あと2試合、強豪との対決を観戦できる。わたしゃ、それだけで嬉しいね。だから、男子もぜひ埃及を撃破してベスト4に駒を進めてほしい。ここで負けたら、シドニー五輪のトルシエJAPANと同じです。トルシエが適切な選手交替のカードを切っていたら、合衆国にドローに持ち込まれることはなかったんだ。仙台スタジアムの土耳古戦(2002W杯)もそうだが、トルシエは「あと1試合勝てば」というところで、必ず惜敗してくれて、じつに悔しい想いをした。
 撫子はすでにその壁を超えていった。正直なところ、わたしは男子サッカーに金メダルなど求めていない。ただ、1試合でも多くの試合をみせてほしい。TV画面にかぶりつきたいのよ。だから、次の試合だけは勝ってください。お願いします。


熊野神社遺跡(Ⅱ)

0726小鳥居02


鳥居をくぐり、胎内をめぐる

 7月26日14時40分、13講義室前。この日は、環境学部1年生4人とASALABの皆さんで佐治町熊野神社遺跡へ向かった。佐治町は鳥取市の南部に位置し、2004年に鳥取市に編入される以前は「佐治村」として独立していたが、市町村合併により、村としての佐治が消滅した。しかし、鳥取市佐治町となった今でも昔ながらの風景をよく残している。
 僕がGWに登った三角山を横に眺めつつ用瀬を経由して、15時40分頃佐治町の神社門前に到着した。熊野神社遺跡は、日本古来の自然崇拝と仏教の信仰が合わさった神仏習合の遺跡である。熊野という言葉を聞いて、僕は和歌山の「熊野古道」を思い浮かべた。実際に鎌倉・室町時代の頃、和歌山県熊野から本宮、新宮、那智の滝の三山信仰がこの地に伝えられたと言われている。鳥取市指定史跡のひとつとして保護されてはいるが、道の途中に看板があるわけでもなく、有名な観光地とは言い難い。摩尼山同様、より活性化させる取り組みが近隣住民有志を中心に行われているそうだ。

0726小鳥居01

 遺跡内には、悟りを開いた仏教修行者の仏、いわゆる羅漢仏があちこちに散在し、不思議な(剽軽な?)表情を浮かべているのが印象的だった。正面入り口から進むと、「上の磐座」「下の磐座」「神蔵」などの巨石を確認できる。さらに道を進むと、本殿小鳥居という極めて珍しい鳥居がある。名前の通りとても小さな鳥居で、人が匍匐前進してようやく通れるほどの大きさだ。まずは白帯さんが肘にかすり傷をつくりながら鳥居をくぐった(↑)。僕も難なくくぐることができたが、先生はこのことをかなり気にしているようなので、詳しい内容を話すのはやめておこう。

0726石窟01

 本殿からさらに進むと「奥ノ院」に至る。ここでは、自然の岩壁とおそらくその岸壁から切りだした切石の複合した独特の石窟景観が見所だ。整備されていないため、草木に隠れた岩壁ではあったが、参拝道から悠々と聳え立つ圧倒的な高さの岩壁に心奪われた。その岸壁の麓にいくつかの小さな石窟があり、あわせて17体の羅漢仏が鎮座している。その羅漢仏がどれもこれも剽軽な顔をしている。
 石窟の先の道は立ち入り禁止であったが、話によると専門のボランティアガイド同伴なら進めるという。地図を見ると、沢登りをして「那智の滝」まで一応道が続いている。蝮や蛭がよく出るらしい。 


0726石窟02
↑いちばん上の石窟。岩壁の上にも石造物か?
0726石窟04
↑石窟中央の羅漢仏
0726石窟03
↑石窟正面の建物(掛屋)跡。将来、発掘するかも??


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倫敦五輪(Ⅵ)

サッカー視るんじゃなかった??


 仕事の詰まり具合から言って、サッカーの試合を視てる場合ではないのだが、キックオフの午前1時にあわせて帰宅してしまった。あとはいつものごとき五輪地獄です。

 関塚監督は、昨夜「難しい試合になる」と予言した試合を見事に乗り切った。もっとも、宏都拉斯も引き分け狙いでリスクを犯したくなかったようだから、双方ドローで満足なのだろう。その分、視る側は退屈だった。体操の金メダルみたほうがましやった、とまでは言いたくないが、もう少しレギュラー選手の投入が早くても良かったのではないだろうか。かりに1点先制していれば、もっと気楽に観戦できたのだが・・・退屈ながらも、最後まで目の離せない内容であった。
 最後の最後、ロスタイム4分となって、ディフェンスラインと清武でボールキープしていたのに、突然、ストッパーの鈴木が永井?にむかってロングパスを狙い、逆襲をくらいそうになったとき、鈴木はいったい何をどう思ってキープすべきボールを手放したのか、不思議でならなかった。ブーイングに耐えかねた行為だとしたら、甘いねぇ。あとで吉田主将や関塚監督に叱られているのではないか、と心配になったぐらいである。

 それにしても、宇佐美の不調には目を覆いたくなる。トゥーロン国際杯の阿蘭陀戦、埃及戦でみせた、あの逞しい姿はどこに行ってしまったか。球際に弱くてボールをよく奪われるし、足元からボールが離れた瞬間歩き始めて、相手選手にプレスをかけないし、スペースに走り込もうとしない。関塚監督が使わないのも無理はないね。もうひとり気になったのは山村で、相変わらず、守備の弱さを露呈させたが、関塚は1・2戦の終盤で山村を守備固めに投入した。同じポジションなら村松のほうが良いでしょう。

 撫子と同じで、主力の多くを休ませることができた。そして、ベスト8の相手は伯剌西爾ではなく、埃及になった。埃及も強いチームである。摩洛哥の1枚上を行く阿弗利加代表のチームであり、当然のことながらタフな試合になるだろう。
 酒井宏の復帰が鍵を握っているかもしれない。

倫敦五輪(Ⅴ)

2位通過は正しい選択


 猛暑のなかのジョギング疲れで前半はうとうとしており、南亜戦をまともに見たのは後半だけ。だれがどうみても、2位通過狙いの試合運びだね。とくに加拿大が瑞典に対して2-2に追いついた終盤の約10分は「後ろで回せ」という指示がでていたのは明々白々。にも係わらず、TV解説の三浦A氏は「もっと攻めないと」と本気になって評論しているし、試合終了後のスタジオでもSMAPの中井某が引き分けの結果に落胆の色を隠せなかった。
 佐々木監督の判断は正しいと思う。ベスト8での対戦相性もあるけれども、この過密日程のなかで、グラスゴーへの移動はきつすぎる。2位通過のおかげで、カーディフ現地に留まることができた。澤をはじめとする主力を休養させる目的を達成したばかりか、多くの控え選手が実践を経験して地に足がついてきただろう。瑞典戦の不甲斐ない戦いについても、2位通過狙いの為だったと理解すれば、納得できる。
 たぶん相手は開催国、英吉利となるであろうが、昨年の独逸W杯では同じベスト8で開催国を撃破したし、6月のEUROでも開催国の波蘭と烏克蘭がいずれも予選敗退している。撫子の場合、今年は昨年のような神風が吹いているわけではなく、結果としてベスト8敗退ということになるかもしれない。開催国、合衆国、仏蘭西、伯剌西爾、どことあたっても手強い。だからこそ、選手のコンディション維持が最優先されるべきであり、その結果の敗北なら、敗北を実力として受け入れるしかなかろう。2位通過で敗北の場合、申し訳ないけれども、佐々木監督が腹を切ってお開きとするしかない。柳の下にそうそう泥鰌がいないことは、北島や内村の苦戦をみればあきらかだ。

 一方の男子だが、こちらも難しい戦いを強いられそうだ。宏都拉斯は強いチームだ。しかし、負けは許されない。かりに敗者となった場合、日本の勝ち点は6どまりだが、宏都拉斯は7にのびる。この場合、日本の対戦相手は伯剌西爾だ。伯剌西爾との対戦を避けるには、宏都拉斯戦の結果を引き分け以上にもちこむ必要がある。いまの日本の力量からすると、引き分け以上の結果は十分可能だが、やはり中2日の連続という過密日程を考えると中盤から前の主力を休養させたいし、控えの選手をもっと試しておきたい。幸い、吉田・徳永を軸とするディフェンスラインが安定しているので、ボランチから後ろを固定しつつ、前線で控え選手を長い時間使いたいところだ。関塚監督が、どのようなタクトをふるうか注目したい。

プロフィール

魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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