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2025-10-10

訳アリの子就職指導をしていた


かつて公立高校教師をしていた。何年も前に辞めて、今は別の教育業に従事している。その頃の思い出が脳裏によぎることが最近よくある。どこかで書いたら心の整理がつくのではと思った。

なお、この日記身バレ防止のために、ChatGPTにお願いして文体を変えている。鼻に付く文章があれば申し訳ない。

これから書くのは、最後に赴任した高等学校でのことだ。実は普通高校ではない。訳アリの子が通うための高校だった。

いわゆる、事情がある子というのがいて、全日制の高校に進学するとか、通い続けるのが難しい。そういう子が通うための学校である。仮にポジティブ学園としよう。

3部制を採用していて、午前・日中夕方以降の3つのから自分にとって都合のいい時間帯を選んで履修できる。早い子だと、普通高校生のように3年で卒業する。

制服私服か、自由に選ぶことができる。アルバイトができるし、メイクピアスも全て大丈夫。髪染めもOKで、ピンク青髪学校に通う子もいる。

ここに来る前、私は全日制の高校にいた。地元では人気のあるところだった。毎年冬にある推薦入試の倍率は20倍を超える。そういう学校である人口だと約40万人が在住する地域だったが、その中でもトップに近いところだった。

真面目な生徒たちに囲まれてたと思う。彼らは偏差値の話もしていたけど、それ以外にも部活動とか友達との交流とか、文化祭体育祭など、とにかく人としての「生きる力」というか。そういうのに溢れていた。

当時の私は、まだ30代のヒラ教師だった。それが高校生のあるべき姿だと思っていた。学業が一番で、余った時間部活動その他の自己を高める活動に取り組むのだ。

だが、ポジティブ学園に赴任して、現実を思い知らされた。自分がこれまでに教えてきた生徒らは、いわゆる上澄みというやつだった。毎日学校に通学して、学業部活動趣味に打ち込むことができる時点で、高校生としては相当できる方である



今でも思い出す。ポジティブ学園に通う生徒らは……教室の隅でうつむく子や、理由をつけては学校を休む子。授業など聞く気すらない子、授業中に堂々を飲み食いする子。なんというか、彼らには当時の県教委が教育の柱としていた理念ひとつ、「生きる力の醸成」が通用しなかった。

そうした生徒たちに、私は何もしてやれなかった。何をしたらいいのか分からなかった。ただ毎日教科書に従って授業を進めるだけ。彼らに対して指示や指導をすることはあったけど、そもそも内容を理解できてるかも怪しい。

一応、入学試験はあるのだが、実質的に全員合格させるスタイルだった。普通高校に行けない子――そういう子のための最後の受け皿としての役割を、ポジティブ学園は担っていた。

最初に話したとおり、ここは「訳アリの子」が通う学校である不登校経験者とか、昼間は家業を手伝う子とか、家計を支えるために夜働いている子。様々な事情を抱えて、全日制のレールから外れることになった生徒たちが、自分のペースで学び直す場所だ。

赴任の初日、当時の校長は私に言った。「ここは、生徒たちが『それでも学びたい、高校生をしたい』と選んでくれた場所です。先生の役目は、彼らの気持ちを全力で応援することです」ってさ。

さっきと矛盾するようだが、生徒たちはひたむきだった。普通高校生と一緒で、やる気のある子はいるし、そうでない子もいる。昼間の授業中、うるさい教室の中でも真剣ノートをとる生徒とか。放課後になると、「じゃあ働いてくる~」といった感じでアルバイト先に向かう子もいた(ほぼ金髪の子だった)。

夜間部教室だと、疲れ切った顔で教科書と向き合う生徒もいた。全日制の「普通」とは違うけれど、彼らには彼らの「普通」があった。

赴任してから次の年度、就職指導担当することになった。人生経験である。私は民間企業で被服の営業仕事をしていた。泥臭い仕事を約十年やっていたということで、白羽の矢が立ったのだと思われる。

通信教育高校教諭の免状を取った

これまでの学校では就職する子や、専門学校に行く子は稀だった。仮にいたとして、実際なんの指導必要なかった。受け入れ先の企業も「なんでこの学校の子が……」といった顔パスに近い扱いだった。

此処では、むろん一筋縄はいかない。

履歴書の書き方一つとってもそうだ。社会人でいうところの空白期間不登校だったとか、全日制の高校を中途退学したとか、中学卒業してからフリーターだったとか、あるいは何もしてなかったとか。

そういう経歴を書く場面になると、彼ら彼女らは詰まってしまう。無理もない。これまで何度も、そのことで心を痛めてきたのだから

私は履歴書を読み直す度に、「君の経験無駄じゃない。乗り越えた証拠なんだ。学校、来てるじゃないか!」と声をかけた。最初は疑いの眼差しだった生徒たちも、次第に心を開いてくれるようになった。心を開いてくれない子もいたけど、それは致し方ないのだ。

私は教師から、「いつかは通じるはず。別に今じゃなくても、数年後だっていい」と思って就職指導をした。



秋のある日。就職関係イベントがあった。「○○圏域 企業学校交流会」みたいな名称だった。これは、企業学校大学専門学校高等学校専修学校その他もろもろ)のそれぞれの担当者が各ブースで話し合いの場をもつというものだ。

企業から採用担当者が、学校から就職支援担当者が出席する。参加団体企業だけでも100社を超えていた。学校からは、その地域学校という学校はほぼすべて出席していた。

ここに、私と校長の2人で出かけた。目的は、企業の方々にポジティブ学園を知ってもらうこと。うちの学校にはただでさえ偏見が多い。少しでも解きほぐす必要がある。

たくさんの企業ブースが立ち並ぶ中、それこそ時間が許す中、多くの企業ブースに足を運んだ。校長自らが話をしていた。約十分ごとに挨拶から始まって、学園の概要説明、どういう子がいるかや、これまでの就職実績など。

そして、いつも最後に、「わが校には、難しい状況にある子が通っています。それは事実です。そういう状況でも、彼らは自分の道を切り開く努力をしています面接の際に見かけましたら、どうぞよろしくお願いします」と相手企業に伝えるのだ。

企業の反応は……まあ、社交辞令みたいな感じだった。「わかりましたよ、でもうちの会社採用対象かどうかはねぇ」という表情だった。

そういう反応になるのも無理はない。ポジティブ学園は、県道沿いの大きな平地にある。昔は地域伝統校が鎮座していた。少子化で別の学校合併になり、校舎が空いたところに県教委がポジティブ学園を創設した。

例えば、毎朝の登下校時、いや昼以降の登下校時でもそうなのだが……校舎前の県道には、ダボっとした私服で、髪を染色していて、ひと昔前の不良漫画(今時でいうと薫る花は凛と咲く)の雰囲気を漂わせた未成年闊歩している。初めてその光景を見る人からすると、「そういう高校なんだ……」という感想になる。

から企業担当者がうちの学校に対してそういう態度になるのは、ある種の必然だと思っていた。偏見を持たれてもしょうがないって、当時30代半ばだった自分は感じ取っていた。

そうでない企業もあった。社交辞令とかじゃなくて、真剣こちらの話を聞いてくれる。というか、むしろ聞きたいという恰好で話に臨んでくれる。

半導体装置を作っている会社がそうだった。その時も、校長は満面の笑みで相手方の採用担当者に熱心に話をしていた。

「○○さんは、福山代表するハイテク企業でいらっしゃる。我が校にも理系の才能を持つ生徒がたくさんいるんです。どうか、偏見なく見てやってください」

そしたら採用担当者は、少し戸惑った表情になって、「私達を馬鹿にしないでください。もちろんですよ(^^)」と答えてくれた。



それから数年か後のこと。ポジティブ学園の進路実績だが、創立当初からずっと変化はなかった。大学学者だと地元にある限りなくボーダーフリーに近いところか、地元専門学校地元民間企業だった。そもそも、ここまでたどり着ける子自体が少ない。入学した子のうち1/3以上は中途退学してしまう。

その年のことはよく覚えている。3年生に1人の生徒がいた。名前は仮にケンタとする。プログラミングが好きな子だった。授業中も休み時間も、ずっとPCの画面とにらめっこしていた。授業中にも堂々と副業的なことをしていたが、単位は取っているので見逃していた。

ケンタは、数学情報処理の成績が抜群だった。数学問題でも、いつの間にか自分勝手アレンジして、勝手問題を解くようなプログラムを組んだこともあった。

それを友人に共有しようとしたが、難しい様子だった。能力・興味的な部分もあるし、自分だけのノートPCを持ってる子が少ないのもある。

ケンタ中学校の時は不登校だったらしい。原因は、特定の誰かからいじめられたわけではなく、「教室という空間がなんか違うと思った」からだと言う。

大人だったら「息苦しい」ということになるのだろうか。全日制の高校には行きたくないと、自らこの学校を選んだ。

私は、彼の才能を埋もれさせてはいけないと思った。彼とは幾度となく話をしたけれども、ただ生きにくい性格であるだけで、才能はあるのだ。

私は就職戦線が始まる直前にケンタを呼んだ。「この会社を受けてみないか?」と誘ってみた。さっき上の方で話した半導体装置会社である半導体以外にも、ディスプレイ機械制御装置も手がけていた。

当時はローカル企業だったが、それでも市内で知名度はあった。

ケンタは驚いたような、呆れたような様子だった。「知らない会社ですけど、半導体には興味ありますけど、無理だと思います」と言ってた。

「お前はできる。この会社理系の才能を求めてるし、才能を正当に評価してくれる」

と言うしかなかった。実際、私の出身地域では評判の高い企業だったし、2025年現在では全国的知名度のある企業にまで成長している。

強引に進めるしかないと思った。何しろケンタ卒業後の進路を決めてなかった。とりあえず先延ばしにしている印象だった。

そこで、ケンタをどうにか説得して、彼の履歴書添削して、推薦状も書いた。履歴書には、不登校だった過去も、ポジティブ学園を選んだ理由も正直に書かせた。彼のプログラミングに対する情熱を備考欄にこれでもかというほど書き連ねるようにした。

面接練習ときケンタは口ごもることが多かった。相手の目を見て話すことが苦手だった。コミュニケーションが苦手なタイプ。正直、公式な場での会話が難しい子だと思う。

けれど、たどたどしい感じになっても、自分の思いはちゃんと伝えてくる子だった。

大丈夫だ。プログラミングの話になったら、お前はきっと大丈夫

AtCoderで最高位に近い色だった

私はそう言って、彼を送り出した。自分には確信があった。あの会社は、肩書き学校名じゃなくて、実力で人を判断する会社だと。あのイベントの時、うちの校長言葉に耳を傾けてくれたんだって



約一か月後、職場電話がかかってきた。あの会社採用担当からだった。胸がざわついた。

以下、話の内容である言葉の感じも、当時の手帳を元に大体そのままにしてある。

「あの、ケンタ君の件で、社内で検討を重ねた結果、今回は採用を見送らせていただくことになりました」

「なぜですか?」

プログラミングスキルは、正直高いです。うちの主任技術者も高く評価しました。ただ……」

 ※この時私は、苛々とともにペンをカチカチしていた

「ただ、入社後のサポート体制を考えた際にですね。彼が当社の環境に馴染むことができるか、という点に懸念が残りました。不登校経験があるということも、正直に申しまして、入社後のメンタル面のリスクを拭い切れませんでした」

「それは、偏見ではないのですか?」

言ってしまった!と心の中で後悔した。先方の声が少しだけ硬くなった。

「そう言われても仕方ないかもしれません。しかし、会社事情があります。我々もギリギリまで議論を重ねました。安易気持ちで彼を採用して、もし彼が再び辛い思いをすることがあれば、それはお互いに不幸です。今回は本当に申し訳ありません」

電話が切れた後は、多分……しばらくボーっとして、職員室の椅子に座ったままだった。

あの時はこう思った。やっぱり、ポジティブ学園の子はそうなんだ。どんなに才能があっても、過去レッテルから逃れられない。あの日イベントで抱いた期待を裏切られた気がした。

だが、その後の日々で、冷静になって考えてみた。

採用担当者の言葉に嘘はなかった。彼らは、私が抱えていた不安を彼らなりの言葉で伝えてくれただけだ。

採用すれば良いというわけじゃない。無理に引き受けて、彼の心の傷をさらに深くしてしまうかもしれない。

そう考えたとき、彼らの不採用という決断は、ある意味、生徒のことを真剣に考えてくれた結果なんだと思った。

しろ偏見だと決めつけて、彼らに向き合わなかった私の方が……傲慢だった。

ケンタ不採用の知らせを伝えると、しばらく沈黙が続いたっけ。

「そうですよね~僕みたいなのが、あん会社は無理ですよね」ってケンタが言うと、心にグサッときた。

「ごめん」としか言えなかった。生徒に謝る事態なんて、教師として三流以下だと思った。



ここまでがポジティブ学園での思い出であるそれからケンタは、遠方にあるコンピューター専門学校に進学した。私が様々な方向性提案して、ケンタと話をした結果、彼が自ら考えて決断したのだ。

ケンタ高校卒業して、何年もの月日が経った。最初のうちは、メールで年に何度か近況報告をもらうこともあった。プログラミングがやっぱり楽しくて、大会にも出場しているといったことだった。

やがて、やり取りをすることもなくなった。それは彼がナニカに集中するようになったからでは、と心の中で期待していた。やがて、ケンタのことを思い出すこともなくなった。

ある日、一通のメールが届いたのだ。ケンタから。内容は、就職先の内定のことだった。「報告があるのですが、○○(※あの半導体会社)に内定をもらいました」という端的な文章だった。

「うわっ!」と、思わず声を上げてしまった。その端的な文章の下に、いろいろと書き連ねてあった。彼らしく、無駄が一切ない文面だった。

要約すると、専門学校就職インターンシップに申し込む際、事前説明会があったとのこと。参加した時、人事の方に「ケンタ君だよね?ポジティブ学園の」と声をかけられたという。

「あの時の採用担当者の方が僕のことを覚えてました。『あの時よりも自信に満ち溢れている』って言われました。」

メールを読みながら、涙が止まらなかった。

専門学校で、僕はプログラミングスキルだけじゃなくて、コミュニケーション能力も、人との関わり方も学びました。飲食店アルバイトしました。おかげで、あの時よりも、面接自分言葉でしっかり話すことができたんです。あの時、もし会社に受かっていたら、僕は挫折していたかもしれません。…(中略)…でも、先生が僕の可能性を信じてくれたから、僕を諦めなかったから、頑張ることができた。本当に、ありがとうございました」

キーボードを触りながら、返信しようと思いつつも、手が震えてうまくできなかった。

私はあの時、半導体会社偏見判断した。ポジティブ学園の子から、そういう目で見たんだろうって。そして、生徒の可能性を信じきれず、不採用という結果に囚われた。

でも、本当にケンタに向き合ってくれたのは、彼らの方だった。再認識させられた。成長したケンタを、あの人達は今度もまたちゃんと見て、採用という判断をしてくれた。それだけだ。



ここで結びにする。

あの学園にいた時は、生徒たちの「訳アリ」の部分に目がいってしまうことがあった。でも「訳アリ」なのは過去物語によって起きた結果にすぎない。彼らは皆、自分人生を懸命に生きている。できる子がいたし、できない子もいたけど、未来に向かって進もうとしていた。

私はもう学校教諭ではない。けど、あの頃は就職指導先生としてだけじゃなく、人として彼らの未来を信じて背中を押し続けたつもりだ。

自分応援団のひとりに過ぎないと思っていた。でも、応援された生徒は、やがて自分未来のことを考えて、切り開こうとチャレンジする。そういう人になってほしいと願っていた。

今は、別の形ではあるけど、若い人にものを教えている。学校と違って、純粋に実務上の知識技術を教える仕事である

これからも、誰かの未来応援し続けようと思っている。それが、訳アリの子就職指導をしてきた、自分にできる使命なんだと思ってる。

2024-06-20

anond:20240620174907

結論🐜きなんだよな

  

フツーに考えてちょうだいよ🥺

賃金階層はこうではなく→こうだし→

 

高卒日本マジョリティですよ

 

日本の最終学歴学歴の人数と正規雇用割合

表章項目 0_総数 11_(卒業者)小学校 12_(卒業者)中学校 ⭐️13_(卒業者)高校・旧中⭐️ 14_(卒業者)短大高専 15_(卒業者)大学 16_(卒業者)大学
就業者 57,673,630 40,540 3,890,760 ⭐️ 22,752,520⭐️10,185,420 15,384,510 1,820,950

 

それぞれの学歴カテゴリーにおける就業者数の単純な割合

  小学校卒業者(11_小学校): 約 0.070%

  中学校卒業者(12_中学校): 約 6.745%

⭐️高校・旧中卒業者(13_高校・旧中): 約 39.448%⭐️

  短大高専卒業者(14_短大高専): 約 17.665%

  大学卒業者(15_大学): 約 26.667%

  大学卒業者(16_大学院): 約 3.156%

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000032266827

 

 

正社員の最終学歴をみると、⭐️「高校・旧中学」の労働者割合が42.2%と最も多く、⭐️

次いで「大学大学院」が31.8%、「高専短大」が13.4%、「専修学校専門課程)」が7.6%、「中学・旧小学」が2.4%となっている。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/keitai/03/kekka5.html

高卒正規労働者だけでなく、主婦パート自営業者高卒が多い

 

あと、フツーに大企業学歴不問で募集掛けてます

大企業ほど、現業IT営業などの中途採用で、学歴不問(規定があってもせいぜい高卒)で直雇用で入れる部門がある

IBMエグゼクティブ チェアである Ginni Rometty は、2016 年に「ニュー カラー仕事」という用語を作り出しました

 

IBM はまた、多くの職位から教育要件を取り除くことで、新しいカラー ジョブの波を推進しました。ロメティとチームが最初学位よりもスキルを優先したときIBM職務の 95% で 4 年制の学位必要でした。会社手紙によると、2021 年の時点で、必要とするのは半数未満です。

 

米国国勢調査局によると、25 歳以上の人の 40% 未満が学士号を持っていません。これは、就労資格のある人の過半数 (62%) が、1 つの学位要件だけでジョブプールから除外されることを意味します。

 

企業は、大学学位必要としない役割仕事規律、および責任があることをようやく理解しています」と Herrera 氏は言います。「彼らは、才能ある人を惹きつけたり採用したりすることに関して、自分たちの思い通りになっていないことに気付きました。」

 

「彼らは、履歴書学位しかないエントリーレベル個人採用するのではなく、実績のある仕事ボランティア、およびスキル経験を持つ候補者ターゲットにしています。」

 

2016年にニューカラー雇用モデル採用して以来、Rometty氏はフォーチュンに、IBM学士号を取得していない従業員は、学士号を取得している従業員や高度な博士号を取得している従業員と同じくらい成功していると語った. スキルを持った学位を持たない人材採用しても、企業ビジネスに悪影響を与えることはありません。雇用にかかる時間節約し、多様な労働力を育成するための資産となる可能性があります

 

New Collar Jobs: Why Companies Are Prioritizing Skills Over School

https://www.theforage.com/blog/basics/new-collar-jobs

 

 

オーバークオリフィケーション(overqualification)という概念とブルシット・ジョブという概念

日本オーバークオリフィケーションの割合31%、OECD加盟国の中でオーバークオリフィケーションの割合もっとも高い国

 

現代社会において多くの仕事無意味であり、社会にとって価値を生み出していないという人類学であるデヴィッド・グレーバー氏の主張も有

ブルシット・ジョブの特徴と分類

グレーバー氏は、以下の特徴を持つ仕事が「ブルシット・ジョブであるとしています

 

 

 

○ 具体的な例
  1. 取り巻き: 上司経営者などの権威を誇示するために存在する仕事
  2. 脅し屋: 雇用主の利益のために、他人脅迫したり欺いたりする仕事
  3. 尻拭い: 本来発生すべきではない問題を処理・修正する仕事
  4. 書類穴埋め: 実際には何も成果を生み出していないことを示すために作成される書類作成などの仕事
  5. タスクマスター: 必要のない仕事を次々と作り出し、部下に割り当てる仕事

 

オンライン学部(特にCSMBAは早急に)は増えた方がいいし、税の公平さ考えたら、国公立オンライン限定でもいいので完全無償化するべきだろって思うが、
下記をみてこちらを案内しました。だいたいのことはネットで学べるんですわ、求めてるのが学位による職の補償(新卒チケット)でないならね

現代って産業の高度化がかなり進んでるから正直、高卒程度の知識じゃ全く足りないんだよね(anond:20240501105551)

 

★ 関連増田ITの利点はネット環境コンピュータがあれば容易に学べること

https://anond.hatelabo.jp/20240415093918#

 

★ Data Engineer vs Data Scientist: Similarities and Differences

https://www.stratascratch.com/blog/data-engineer-vs-data-scientist-similarities-and-differences/

2024-03-20

anond:20240320230734

要らんけど?

 

日本の最終学歴学歴の人数と正規雇用割合

表章項目 0_総数 11_(卒業者)小学校 12_(卒業者)中学校 ⭐️13_(卒業者)高校・旧中⭐️ 14_(卒業者)短大高専 15_(卒業者)大学 16_(卒業者)大学
就業者 57,673,630 40,540 3,890,760 ⭐️ 22,752,520⭐️10,185,420 15,384,510 1,820,950

 

それぞれの学歴カテゴリーにおける就業者数の単純な割合

  小学校卒業者(11_小学校): 約 0.070%

  中学校卒業者(12_中学校): 約 6.745%

⭐️高校・旧中卒業者(13_高校・旧中): 約 39.448%⭐️

  短大高専卒業者(14_短大高専): 約 17.665%

  大学卒業者(15_大学): 約 26.667%

  大学卒業者(16_大学院): 約 3.156%

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000032266827

 

 

正社員の最終学歴をみると、⭐️「高校・旧中学」の労働者割合が42.2%と最も多く、⭐️

次いで「大学大学院」が31.8%、「高専短大」が13.4%、「専修学校専門課程)」が7.6%、「中学・旧小学」が2.4%となっている。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/keitai/03/kekka5.html

高卒正規労働者だけでなく、主婦パート自営業者高卒が多い

 

2024-03-14

君がいくべきところは、ハロワではなくてSAD相談ができる専門家がいるところやで

理論無限に繰り返していても不安は消えないので、

人が怖い/信用ならない、社会が怖い/信用ならない、働くのが怖い、そんな気持ちについて専門家相談しよう

気合い入れて頑張ればイケる!とかそーゆーやつじゃないので、必要ならちゃん専門家に助けを求めよう

 

日本の最終学歴学歴の人数と正規雇用割合

表章項目 0_総数 11_(卒業者)小学校 12_(卒業者)中学校 ⭐️13_(卒業者)高校・旧中⭐️ 14_(卒業者)短大高専 15_(卒業者)大学 16_(卒業者)大学
就業者 57,673,630 40,540 3,890,760 ⭐️ 22,752,520⭐️10,185,420 15,384,510 1,820,950

 

それぞれの学歴カテゴリーにおける就業者数の単純な割合

  小学校卒業者(11_小学校): 約 0.070%

  中学校卒業者(12_中学校): 約 6.745%

⭐️高校・旧中卒業者(13_高校・旧中): 約 39.448%⭐️

  短大高専卒業者(14_短大高専): 約 17.665%

  大学卒業者(15_大学): 約 26.667%

  大学卒業者(16_大学院): 約 3.156%

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000032266827

 

 

正社員の最終学歴をみると、⭐️「高校・旧中学」の労働者割合が42.2%と最も多く、⭐️

次いで「大学大学院」が31.8%、「高専短大」が13.4%、「専修学校専門課程)」が7.6%、「中学・旧小学」が2.4%となっている。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/keitai/03/kekka5.html

高卒正規労働者だけでなく、主婦パート自営業者高卒が多い

 

あと、フツーに大企業学歴不問で募集掛けてます

大企業ほど、現業IT営業などの中途採用で、学歴不問(規定があってもせいぜい高卒)で直雇用で入れる部門がある

IBMエグゼクティブ チェアである Ginni Rometty は、2016 年に「ニュー カラー仕事」という用語を作り出しました

 

IBM はまた、多くの職位から教育要件を取り除くことで、新しいカラー ジョブの波を推進しました。ロメティとチームが最初学位よりもスキルを優先したときIBM職務の 95% で 4 年制の学位必要でした。会社手紙によると、2021 年の時点で、必要とするのは半数未満です。

 

米国国勢調査局によると、25 歳以上の人の 40% 未満が学士号を持っていません。これは、就労資格のある人の過半数 (62%) が、1 つの学位要件だけでジョブプールから除外されることを意味します。

 

企業は、大学学位必要としない役割仕事規律、および責任があることをようやく理解しています」と Herrera 氏は言います。「彼らは、才能ある人を惹きつけたり採用したりすることに関して、自分たちの思い通りになっていないことに気付きました。」

 

「彼らは、履歴書学位しかないエントリーレベル個人採用するのではなく、実績のある仕事ボランティア、およびスキル経験を持つ候補者ターゲットにしています。」

 

2016年にニューカラー雇用モデル採用して以来、Rometty氏はフォーチュンに、IBM学士号を取得していない従業員は、学士号を取得している従業員や高度な博士号を取得している従業員と同じくらい成功していると語った. スキルを持った学位を持たない人材採用しても、企業ビジネスに悪影響を与えることはありません。雇用にかかる時間節約し、多様な労働力を育成するための資産となる可能性があります

 

New Collar Jobs: Why Companies Are Prioritizing Skills Over School

https://www.theforage.com/blog/basics/new-collar-jobs

 

 

オーバークオリフィケーション(overqualification)という概念とブルシット・ジョブという概念

日本オーバークオリフィケーションの割合31%、OECD加盟国の中でオーバークオリフィケーションの割合もっとも高い国

 

現代社会において多くの仕事無意味であり、社会にとって価値を生み出していないという人類学であるデヴィッド・グレーバー氏の主張も有

ブルシット・ジョブの特徴と分類

グレーバー氏は、以下の特徴を持つ仕事が「ブルシット・ジョブであるとしています

 

 

 

○ 具体的な例
  1. 取り巻き: 上司経営者などの権威を誇示するために存在する仕事
  2. 脅し屋: 雇用主の利益のために、他人脅迫したり欺いたりする仕事
  3. 尻拭い: 本来発生すべきではない問題を処理・修正する仕事
  4. 書類穴埋め: 実際には何も成果を生み出していないことを示すために作成される書類作成などの仕事
  5. タスクマスター: 必要のない仕事を次々と作り出し、部下に割り当てる仕事

 

参考になりましたか

anond:20240314110923 anond:20240404102605 anond:20240404103043 anond:20240408143502 anond:20240430075102

 

オンライン学部(特にCSMBAは早急に)は増えた方がいいし、税の公平さ考えたら、国公立オンライン限定でもいいので完全無償化するべきだろって思うが、

下記をみてこちらを案内しました。だいたいのことはネットで学べるんですわ、求めてるのが学位による職の補償(新卒チケット)でないならね

現代って産業の高度化がかなり進んでるから正直、高卒程度の知識じゃ全く足りないんだよね(anond:20240501105551)

 

★ 関連増田ITの利点はネット環境コンピュータがあれば容易に学べること

https://anond.hatelabo.jp/20240415093918#

 

★ Data Engineer vs Data Scientist: Similarities and Differences

https://www.stratascratch.com/blog/data-engineer-vs-data-scientist-similarities-and-differences/

 

2022-10-07

anond:20221007013303

あと専修学校等の「等」に入ってる職業訓練校なんかを「進学」の括りで捉えられても困るんやけど……

2022-05-04

転職に行き詰まった。誰かアドバイス下さい。

発達障がい(アスペ)持ちの40代後半です。


法学部卒で就活をなめていて全滅し、小さな編プロに入ったものの、ボスアスペで誰とも仕事が続かない方だったので、私もミッション途中で解雇

業務委託契約雇用保険も未加入だったので、日雇いで食いつなぎ、京都リサーチパークの小さなコンサルアルバイト入社

Web制作商売になり始めた頃でしたので、織物産業系の会社ホームページを売り歩いて実績を積んで正社員になったものの、社長会社解散

その後ポリテクセンターを利用して雇用保険で食いつなぎながら、就活してリクルート制作会社に入り上京

でも遠距離恋愛メンタル悪化して、早々に退職して数年実家引きこもり


このままではヤバいと思い、農業実習生に行ってみたけど、休憩時間に水も飲めず挫折

その後はボランティア活動に参加するようになったら、ITスキルを買われて、研究員として再生可能エネルギー実証実験に参加。

GISを使った資源調査学会発表や共同特許取得の経験を積んだものの、上司研究データ抽出方法でもめて離職。


しばらく考えて、あえて障がい者枠で福祉施設支援員になるも、ずさんな経営に憤りを感じて、離職。

文科省モデル事業とある学校支援員をしながら、通信制専修学校社会福祉士勉強をして、合格

福祉の道を歩もうと思い、福祉施設を立ち上げたいという営利企業に雇われ、作業所設立

でも作ってから運営方針でまた役員ともめてパワハラを受けて、離職。


それならいっそ営利企業ではなく社会福祉法人で働いてみようと、家から近い法人就職

相談員資格を取得したものの、保守的法人運営方針と、社会福祉士倫理綱領との乖離会社に行くのが辛くなってしまいました。

だって入社式でマスクの色まで指定して、少しでも違った人はその場で交換させるなんて、多様性が重んじられる福祉業界であり得なくない?

毎日仕事のことを考えると歯を食いしばりすぎて、歯神経が痛みを発するようになっています

抗不安剤を勧められるけど、ベンゾ系の薬は卒業したので今さら飲めず。。。


転職しようにも、地元田舎なんでほぼ最低賃金に近い仕事しかなくて、福祉でやっていこうと思っていたけど、まともな法人はもう通える範囲求人がないのが現状です。


お付き合いのある自治体で雇ってくれる話もあるけど、会計年度任用職員なので、これまた最低賃金レベル


ITに疎い業界だと重宝がられるけど、今さらIT業界に戻ろうとしても、ブランクもあり、厳しいかな。

IT系の資格は取得してないけど、以下のようなしょぼいスペック

サーバーたてたりはLinuxとかでFTPサーバーWebサーバーをたてて遊んでいたレベル。古い時代でごめんなさい。

データベースはアクセスが触れるぐらい。

Webhtmlは読める。デザインもできる。WordPressは分かる。ディレクション経験は大昔ならあり。

プログラミング言語は未経験

さな自治体DXの要件定義ぐらいならできる。


経理:売上1億円レベルの小さな企業給与計算法人決算経験あり。

助成金申請報告書作成:1,000万ぐらいの案件までなら経験あり。採択実績も複数あり。

法務名義変更登記とか不動産登記はできる(無資格図面イラレで書ける)。

コンサル福祉事業所設立運営コンサルは単年度で受注実績あり。

その他:農水省補助事業研究員プロマネ経験あり。

保有資格は:社会福祉士運転免許(中型・大特)ぐらい。

放送大学で細々と心理系の単位を取得中。

もも福祉系を諦めて、他の士業の資格を取得するのも検討中


シネという選択肢はなしで、どの分野に進んだら生き残れるんでしょうか?

正直生きるのしんどい。はてな以外に居場所がない。

2021-12-12

https://anond.hatelabo.jp/20211210142136

https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h29/zentai/html/honpen/b1_s05_01.html

平成28年度の学校類別の男女の進学率を見ると,高等学校等への進学率は,女子96.9%,男子96.3%と,女子の方が若干高くなっている。また,専修学校専門課程)への進学率は,女子25.8%,男子18.9%と,女子の方が6.9%ポイント高い。大学学部)への進学率は,女子48.2%,男子55.6%と男子の方が7.4%ポイント高い。女子は全体の8.9%が短期大学(本科)へ進学しており,これを合わせると,女子大学等進学率は57.1%となる。近年,大学学部)への女子の進学率が上昇傾向にある一方で,短期大学への進学率は6年度の24.9%をピークに低下傾向にある。

大学学部卒業後,直ちに大学院へ進学する者の割合は,平成28年度では女子5.9%,男子14.7%となっている(I-5-1図)。」


かに高校進学率だと女子96.9%,男子96.3%なので女子の方が男子よりも0.6%高く、「中卒率は男性の方が高い」とは言えるかもしれない。

しか女子48.2%,男子55.6%とそれ以上の差が出て男性の方が男子の方が7.4%上。更に大学院進学率ともなれば女子5.9%,男子14.7%とかなりの差。

しか先進国だと大学進学率も概ね女子の方が高いのに日本は逆。


我が国女性高等教育在学率は,他の先進国比較して低い水準になっている。また,多くの国では,男性より女性の在学率が高くなっているが,我が国韓国及びドイツでは男性より女性の在学率が低くなっている(I-5-3図)。」


「初等中等教育について,平成28年度における女性教員割合を見ると,小学校では全教員に占める女性割合が6割以上となっているが,中学校高等学校教育段階が上がるにつれて,その割合は低くなっている。また,教頭以上に占める女性割合は上昇傾向にあるものの,教諭に比べると依然として低い。」

2021-03-22

中学の頃、学校宛に市内の専門学校から見学会のお知らせが来ることがあって、夏休みかに何個か参加した

服飾専門学校では授業体験って感じで持参した布を使って、ミシントートバッグを縫うのを教えてもらった

看護学校では実際に白衣ナースキャップ血圧測定とかベッド上での洗髪とかをやらせてもらった

情報系の専門学校ではラジコンみたいなやつを動かすプログラミングみたいなのやった気がする

どこも専修学校の高等課程で、専門の授業やりながら地元の県立高校通信課程もやるみたいな感じ

自分は成績的にも親の希望的にも地元進学校に行く感じだったか全然その専門学校かには進学予定なかったけど、なんか面白そう〜夏休みも塾の予定しかないし〜って感じで友達誘って何個か参加して楽しんでた

今思うと、自校側もよく私みたいな専門学校進学を希望してない子を送り込んだもんだよなぁ

まぁ、自校側は成績微妙な子の受け入れ先確保のための繋ぎ的な感じで、見学実績作りたいとかあったのかもしれないけど…

受け入れ側は何にもメリットなくてなんか申し訳ないな…

高校出て大学出て会社員してるけど、やっぱり当時面白そうだな〜!って参加した分野にはいまでも興味ある

でも熱意を持ってどんな状況でも仕事としてやり通す自信は無いから、フツーの進路を取るのが結局自分にはあってたんだろうなぁ…

もしやり直せるとしても今と同じ道を選ぶと思う

でも、シミュレーションとして体験できるなら、興味ある分野に進んだ自分がどうなったのかも見てみたい気はする

2019-07-16

高卒、鬱の女性ですが、年収550万円でデザイナーやってます(前編)

これは高卒で鬱の私がデザイナーとして年収550万円になるために行ったことの記録です。

簡単な略歴

1. 高校卒業社会人向けデザインスクールに通う

2. 従業員5人のデザイン会社に勤める。パワハラに遭う

3. 退職し、実家で休む。短期バイトで働くことに少しずつ復帰する

4. 工場ウェブマスターバイトをする

5. 転職し、派遣社員として某金融会社事務デザイナーで働く

6. 転職し、派遣社員としてデザイナーになる

7. 正社員採用される、今に至る

はじめに書きたいのですが、正社員になることは完全に運です。

正社員として働きたくても働けない人が沢山います。私もそのひとりでした。

ここではその運がどうして回ってきたかを書きます

現在何のデザイナーかは伏せます

1 早く働きたかったのと、実践的な教育が受けられそうだったので専修学校に行きました。専修学校卒業証書がもらえないので、最終学歴高卒になります。受かった会社にあまり考えないで入った…ので今考えればオマエ〜〜!もっと考えろ〜!と思います

2 いや〜、パワハラの嵐で大変でした!社長ディレクター、先輩デザイナー、同時期に入社したデザイナー、私だったんですが、ディレクター理不尽すぎて、半年で辞めました。あとで聞いた話では同時期に入社したデザイナーも私のすぐ後で辞めてます

ここがブラックだった!

a. 定時で帰ろうとすると怒られる

b. デザイナー経験1ヶ月の私の案が良くないと「もともとのセンスがないから」

c. 当日に飲み会と称して畳敷きの居酒屋説教4時間正座した足が痛くなった。

d. 有料素材サイトロゴ入り参考画像無断使用するためにロゴを消す作業をさせられる

e. 国民健康保険加入

以上の会社で月給16万円でした。

3 労基などに相談した結果、退社。ここから半年ほどの記憶があまりない。鬱で寝てた。実家に住んでいたので貯金を崩しながら親に面倒を見てもらいました。

ここからがこの話の本番です。

4 出来るだけパワハラに合わないよう、体力が持つように以下のことを決めました。

a. まずは働くということに慣れる

b. 出来るだけパワハラを避けるため、中規模の会社デザイン以外の業種にする

c. とはいえ、今後履歴書に書けるような職種にする

タウン誌の「Photoshopができる人募集」に応募したらなぜか企業サイト管理人になった。ありがたいことに、エンジニア上司は進行管理以外のことにうるさくなく、ばかにされることはなかった。ここで2年ほど勤めているうちに体力が少しづつつき、残業なしならフルタイムで働ける気がしてきた。

両親が田舎に引っ越すタイミングを気に、自活できる仕事転職することにした。

5 給料大事だけど、一番大事なのは働き続けられることなので今回の転職重要視した点です。

a. 絶対定時で帰れる仕事

b. 一人暮らし可能以上の給料雇用形態は問わない

c. 両親が引っ越し終わると家がなくなるのでできるだけ早く仕事を見つける

最初から残業なしの派遣社員に的を絞り、転職活動しました。とにかくたくさんの派遣会社コンタクトをとり、前職バイトでも面接に進める会社面接に行った。色んな業種の中でも一番縁のなさそうな金融会社に決定。

事務職という名目デザイナーでした。これ探せば意外とあるので、デザイン経験があまりなくゆっくり始めたい人にとっては実はオススメだと思います。ただしここでも職場オンリーワンデザイナーになるので自分で実力をアップデートしなければなりません。まじめに勉強会に出たりしなくても、ネット検索でたいていはどうにかなります

ここではけっこう長く働き、その間に学生時代から彼氏結婚をし、家庭の事情でまた鬱が悪化しました。

6 とはいえさすがに上がらない給料仕事簡単すぎるように感じられることと鬱がちょっと回復転職の準備ができる体力になってきたので今回は正社員目指して転職しようとしました。

やったことは以下の通りです。

a. 所属派遣会社派遣から正社員ステップアップセミナーに参加する

  →× 事務職向けだったので効果ゼロ

b. 新しく転職エージェント登録する

  →△ 自分にとって玉石混交すぎた

c. 大手に乗ってない在宅ワーク求人を探す

  →× 在宅ワークはまだそんなに求人数がなく、いいのを見つけられなかった

結局別の会社派遣社員として働く。ただし、過去派遣から正社員になったことある人がいるかどうかを確認し、一縷の望みをかけて入社しました。あと時給は上がった。

ここでのエージェント面接を受けた会社のことは後編で書きます

7 「派遣社員から正社員のお誘いとかないのかな〜」と思っていましたが、そんなに甘くはなかった。ので、「『今の仕事には満足しているのですが(←重要)』これから人生を考えて長く働ける正社員になりたいので転職活動します」と上司に言ったところ、「正社員だったらうちで働き続けられる?」となったので、「条件にもよりますけどそうですね」と言ったらうまい具合に話が転がり、正社員になりました。収入はとても上がりました。

結構な年数をかけて現状に至りました。とりあえずは満足してます。家庭の事情の方もとりあえず落ち着き、残業もあまりないので。

ただ鬱は治っていませんので、これからも付き合ってかなきゃいけないんだろうな、と思います。通院は続けます

この文章を書いた理由特にないんですけど、住める家がなくなるかもしれないと思ってた頃やとても鬱だった頃の自分が見たら何かの助けになるかもしれないかなと思って書きました。

後半も読んでね。

2018-01-04

anond:20180104010009

バンタンゲームアカデミー専門学校じゃないよ

あのあたりの有名な学校の幾つかは「各種学校」あつかいから学歴にもならない

専門学校」を名乗れないから「専門の学校」とか「アカデミー」って言ってる

専門学校」と名乗れるのは「専修学校専門課程」だから2年制以上しかない

2017-11-15

anond:20171115092232

フリースクールとか、あるよ。

中学生? なら、学校行かなくても卒業証書もらえるし(いろいろ面倒なことがなくはないが)、卒業すれば、不登校でも受け入れてくれる高校はある。高校行く気があるなら、だけど。

高校生なら、授業料もったいないから高校辞めて、専修学校に移ればいい。場合によっては大学進学も可能

高校行きたくない、っていうんなら、1年ほど休ませて、高卒認定試験受けさせればいい。アホほど簡単なんで、大学その他の進学の資格は取れる。それで学力が足りるかどうかは、本人の意志と実力でどうにでもなる。

家族以外誰にも合わない」状態は、確かにマズい。だが、同年代の友人に限る必要はなかろう。いろんな人に会う機会は、周りがうまく設定してやればそれなりにつくれる。高校生年代なら、バイトも受け入れてくれる。

2017-05-03

気軽に「○○大学」を名乗る風潮

ラーメン大学麻雀大学キャバクラ大学などの大学を名乗る違法教育施設は後を絶ちません。このたび、違法教育施設シリーズに新しい仲間が加わったようです。

学校教育法

昭和二十二年三月三十一日法律第二十六号)

第一条  この法律で、学校とは、幼稚園小学校中学校義務教育学校高等学校中等教育学校特別支援学校大学及び高等専門学校とする。

二条  学校は、国(国立大学法人法平成十五年法律第百十二号)第二条第一項 に規定する国立大学法人及び独立行政法人国立高等専門学校機構を含む。以下同じ。)、地方公共団体地方独立行政法人法平成十五年法律第百十八号)第六十八条第一項 に規定する公立大学法人を含む。次項において同じ。)及び私立学校法第三条規定する学校法人(以下学校法人と称する。)のみが、これを設置することができる。

○2  この法律で、国立学校とは、国の設置する学校を、公立学校とは、地方公共団体の設置する学校を、私立学校とは、学校法人の設置する学校をいう。

第三条  学校を設置しようとする者は、学校の種類に応じ、文部科学大臣の定める設備、編制その他に関する設置基準に従い、これを設置しなければならない。

第百三十五条  専修学校各種学校その他第一条に掲げるもの以外の教育施設は、同条に掲げる学校名称又は大学院名称を用いてはならない。

○2  高等課程を置く専修学校以外の教育施設高等専修学校名称を、専門課程を置く専修学校以外の教育施設専門学校名称を、専修学校以外の教育施設専修学校名称を用いてはならない。

○○○○○カレッジ、○○○○○キャンパス、○○○○○学園、○○○○○塾、○○○○○学院、○○○○○教室などにしておけば、学校教育法抵触せずに「法令遵守」できるかと思います学位の取れない専門学校さんは、注意深く一条校に該当する校名をさけています

最後にみなさまのご発展とご多幸をお祈り申し上げますそんじゃーね

2015-12-19

大学で習った事使わない職種に就きたい

確かに大学で習ったことは将来とても役に立つと思う

けれど、

大学生として生活していくうえで大学生自分に向かないということがわかった

はい

時に笑い、時に話を聞き、時に泣き、時に追われ、

そんな仲間ができた大学は決して無駄ではなかった

なんて

思うのは美化された過去の話だからなのか

専門・専修学校に行くにはお金がなく、

就職するにはリーマンショック直後ということもあり不安が残り、

そういう経緯から大学進学を選んだ

コンピュータを使うという興味のある分野であり

医療への応用を試みたかったあの頃の自分

今となってはそういう分野への興味関心は薄れ

成績も著しくよろしくなく(だが今のところ留年はしていない)

単位は取っても落とすギリギリまたは落とした

教授からは「そのままで就職はもちろん卒業研究もできない」とはっきりと言われ

生きる希望とやらを見失っているような気もする

少し休学をして

気分を入れ替えてから大学に復帰したいが

両親はそれを許さな

ましてこの成績で「潰れることのない大手企業に入れ」と言ってくる

長男から下の弟、妹たちに迷惑をかけるようなことはできない

そんなプレッシャーが日々頭を駆け巡り、心を痛める

どうしたらいいのか


話がそれた

就職先、現在希望鉄道事務職。または、医療事務職

とにかく事務職に就きたい。

どうせ働いたって役に立たないし給料泥棒のように存在するだけで何の価値ももたない存在になるであろうと思う気持ち必死に抑えているが

最近漏れ始めていて友達嘲笑われている

大学では主にソフトウェア関係のことを学んだ

C言語Java情報システムとは何か……

どれも友達から教えてもらい、何とかクリアしてきた

そういうこともあり無理だと感じている

卒業研究テーマだって、まだ、何一つ決まっていない

「そもそも研究って何かわかってないよね」と言われた

当然だろう

子供でも見やす医療機器の処理画像の出力手法について」がしたい

とずっと考えてきた自分にとって

今の「経営情報学」と「ソフトウェア設計学」という

接点の欠片もないような講座に配属されてすぐに何も考えられるようなものではない

自分は何がしたいのか

それさえもわかっていない

長くなったが

とりあえずどうにかして脳内の整理が必要だと感じた


隣の研究室ではテーマ教授から与えられているという情報を耳にするからかとてもつらく感じている

2014-04-08

http://anond.hatelabo.jp/20140407203834

日本政府)が魔改造したけど、現場日本国民)はアホだから意味ないってパターンだな

イギリス本来

Not in Education, Employment or Training

教育を受けておらず、雇用されておらず、職業訓練も受けていない者)

内閣府

以下の条件を全て満たす若年無業者のうち

高校大学などの学校及び予備校専修学校などに通学していない

配偶者のいない独身者

・ふだん収入を伴う仕事をしていない15 歳以上34 歳以下の個人

さらに以下の条件を満たす者

就業希望は表明していながら求職活動は行っていない(非求職型の無業者)、または、就職希望を表明していない(非希望型の無業者)

就業希望を表明しか求職活動を行っている者(求職型の無業者)は含まない。

厚労省

15~34歳の非労働力仕事をしていない、また失業者として求職活動をしていない者)のうち、主に通学でも、主に家事でもない独身者

国民

ニート無職ハロワ通ってる求職者ニート

2013-11-25

声優専門学校に行って人生が終わった

1. 授業で演技指導してもらえない

 『演技実習』でアニメや外画を観て感想文書かされる。意味が分からない。

  アニメ(同じ専門学校アニメ学科の人が作ったもの)にアテレコして、それでオシマイっていう授業もある。

  たまに声優さん全然有名じゃない人)が来て、「もうちょっと感情を込めた方がいいんじゃないかな」なんて指導とはほど遠い感想を頂く。

2. 同輩が酷い

  DQNか元不登校児ばかり。

  私がアニメ映画や芝居の話をしても「何それ知らない」って言われる。

  授業の出席率が低い。出席してもノートさえ取らなくて、「会社に入った時困るから」って言って講師メモの取り方教えてる。

  大学に進んだ友達アニメ研究会に入って楽しそうにしてるのが恨めしい。

3. 未来がない

  専修学校の認定受けてないから、学歴にならない。

  在学中にスキル資格も手に入らないから、本当にどうにもならない。

  卒業生フリーターニート行方不明になってる。

  学校案内に載ってる『就職100%』の算出根拠知りたい。

2013-09-08

声優専門学校が酷い

 声優を目指す若人が入学する、某専門学校に行く機会があった。

 体験入学学校説明会といった類のイベントに参加してきた。

 少し前、私が有給爆殺してお盆休み取った時のお話ね。

 結論から言うと、酷い。

序破急』の序が“酷い”で、破が“酷い”で、急が“酷い” 

 起承転結(ry

 まず、ホームページ(以下、HP)が酷い。

 HPに“声優アワード”の文字があって、「OBOGが受賞したのかな」と思ったら、なんと声優アワードが何であるかを説明する文章だった。

 これ知らない人が入学するの? ちなみに“オーディション”の説明もあった。だっふんだ

 卒業生声優としてWikiに載っている人間は1人、2人……片手で数えられる!

 この中の1人は某事務所“預かり”なのだが、HPには“所属”って書いてある。お、おう……

 フリーランスを名乗る卒業生が「この学校のおかげで夢が叶いました」的なコメントを寄せているのだが、ググってもそいつが何してるのか全く分からない。何の夢が叶ったんだよ。

 講師陣はなぜか某声優事務所の人たちだけで構成されてる。何か大人の事情があるんですか?

 その講師なのだが、「歳食ってランク上がっちゃって役取れなくなりました」と顔に書いてあるような人たちばかり。

 芳しい加齢臭を放つ彼らの出演作は、ほとんどが前世のもの平成生まれで、声優アワードさえ知らない人間は、それらがアニメなのか外画なのかも分からないだろう。

 前置きが長くなった。

 ええと、そう、イベントに行った話ね。

 イベント会場で待たされていると、知らないオジサンがいきなり現れて、周りの学校関係者が『A先生です!』と紹介。

 声ヲタ5軍の私は「誰?」って感じ。

 訥々と、自らのキャリアを語るA先生

 往年のロボットアニメに出演した思い出を、遠い目参加者(U-20)に語りかけてくれた。

 そのアニメ若い人は知らないよ。スパロボ好きな奴は知ってるかもしれないけど。

   A先生「あの頃は製作委員会方式が今ほど一般的でなくて……」

   A先生監督からセル画を頂いたんですよ(破顔)」

   A先生「もうリミテッドアニメーション時代ではありませんでしたが……」

 岡田斗司夫クラスタしか喜ばないような話が延々と続き、ミッドウェーで艦娘が5人轟沈したような雰囲気になったところでイベント終了。ここに入学したら人生が終了するよ。

 帰途、あいぽんA先生について調べたのだが、あんた何者だ?(CV: あいぽん)。

 イベントがあった学校とは縁もゆかりもない人物なのだOBでもないし、講師でもない。先述の某声優事務所関係者でもない。

 学校側が業界に新たなコネクションを作ろうとしているんじゃないかゲスパーしてみたが、よく分からない。

 年端もいか声優志望者を釣りたいんなら、嘘みたいに安いギャラで来てくれる新人声優呼べばいいのに。

 やっぱりこれも大人の事情ってやつですか?

 声ヲタ1軍の皆さん、教えてください。

 この学校はそれなりに歴史があり、文科省から専修学校の認可を受けている学校。それなのにどうしてこんな……おや、誰か来たようだ

2013-07-19

http://anond.hatelabo.jp/20130718224528

専門学校という用語自体は、早稲田最初だったよね。

国ができない事をやるために私立で学校設立し、専門学校と名乗った。

今の専修学校専門課程専門学校とは別物だけど。

2013-07-16

やっぱり普通科以外の高校生kzだな

今話題の広島の友人殺しの16歳少女高等専修学校だし

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130714/k10013031961000.html

やはり普通科以外の定時とか、通信とか、もちろんこの専修学校とやらに通ってる人間は、いろんな意味で落ちぶれた人が多いなぁと。

こーいうと絶対に「差別だ!」とか言うアホが出てくるんだろうが。

もちろん全員がとか言いませんよ。でも、普通科高校生とそれ以上の高校生とでは、犯罪率も違うんじゃないか

正直に考えてみ。絶対、同じように考えてるんじゃないか

自分の子供が、普通科以外の高校に行きたいと言い出した時、絶対に止めるだろう?

もう自分に嘘をつくのは止めて、正直に生きましょや。

2013-06-24

http://anond.hatelabo.jp/20130624150905

一応日本では

銀行』『学校

などの特定の称号は、その認証を得ている機関以外は名乗ることが禁止されてるから法律学校じゃなければ、学校となのったられっきとした違法行為だし

罰則すらあるから

第135条 専修学校各種学校その他第1条に掲げるもの以外の教育施設は、同条に掲げる学校名称又は大学院名称を用いてはならない。

2 高等課程を置く専修学校以外の教育施設は高等専修学校名称を、専門課程を置く専修学校以外の教育施設は専門学校名称を、専修学校以外の教育施設は専修学校名称を用いてはならない。

第146条 第135条の規定に違反した者は、10万円以下の罰金に処する。

罰金刑なんだよね。

から、逆に言うと学校とか銀行かいってるところは、何がしか法律により守られて・定められているよ。

http://anond.hatelabo.jp/20130624150053

最後まで読めよ

つ http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO026.html

学校教育法

昭和二十二年三月三十一日法律第二十六号)

第十一章 専修学校

第百二十四条  第一条に掲げるもの以外の教育施設で、職業若しくは実際生活必要能力を育成し、又は教養の向上を図ることを目的として次の各号に該当する組織的な教育を行うもの(当該教育を行うにつき他の法律に特別の規定があるもの及び我が国に居住する外国人を専ら対象とするものを除く。)は、専修学校とする。

第百二十六条  高等課程を置く専修学校は、高等専修学校と称することができる。

○2  専門課程を置く専修学校は、専門学校と称することができる。

学校です。以上です。

第1条ができたのは 昭和22年で 専修学校

昭和51年に新しい学校制度として創設されました

http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/senshuu/1280727.htm

文部科学省

後の条項で加筆修正されてる。

2013-04-22

http://anond.hatelabo.jp/20130421212203

まず、はてブコメントを見て結構絶望した。

お前らの中では、大学出てないと「まともな企業就職できない」扱いなんだな。

オレは奨学金問題は、ソレが元凶だと思ってる。

じゃあ、はてな村が大好きなデータから見てみよう。

文部科学省が毎年やってる、学校基本調査の平成24年度結果概要からだ。

大学学部)進学率(過年度卒含む)50.8%

 平成24年度学校基本調査(確定値)について(4)より抜粋

http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/kekka/k_detail/1329235.htm

世の中の半分の人間は、大学には進学してねえよ。(短大で+5.4%)

お前らの大好きな、「奨学金を背負ってでも、『企業大学卒をモトメテルカラー大学に進学するのがアタリマエの社会」ってやつの現実は、世の中の半分だけだよ。

奨学金の問題をやるときにゃ、次の分類が頭に入ってるべきだろ。

  1. 大学に行かないヤツ
  2. 大学に行くが金があるヤツ
  3. 大学に行くが奨学金を借りて、ちゃんと返せる奴ヤツ
  4. 大学に行くが奨学金を借りて、返せなくなってドン詰まるヤツ

別に2番はほっといてイイ。遊ぶにしたって金あるんだから好きにすりゃいい。

この中で、今まで3番で済んでたヤツらが4番になって来てる、大学卒業したのに就職できない、借金背負って大学から出てくるからドン詰まるのが困る、ってのが奨学金名前を学資ローンにしろだの、貸与型じゃなくて上げる形式増やせとかって話になってんだろ?

もうだからキレイ事いうの止めろって。

この3,4番。カネがないのに大学に行くうちの、およそ半分は、高卒であるべきだった。

大学に行けば、企業大学卒を求めてるから、その就職割合に入れる」ってのは、キレイ事だよ。

大学に行った奴のウチ、4割は就職してねえ。

同じ学校基本調査だが、下のp21 図10を見てみろ。

調査結果の概要(初等中等教育機関専修学校各種学校http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2012/12/21/1329238_2_1.pdf

平成4年までは、大学等進学率の方が、就職率より低かった。

(ちなみに、p9 図4を見て判るように、平成元年をピークに高校生の数自体は着々と減ってる)

その後、大学等進学率がうなぎのぼりに上がるのに反比例して、就職率が下がってきた。

いまは、高卒就職するのは、16.8%だ。

ただし、過去から一貫して、高卒就職しようとする奴の就職率は、学卒で就職しようとする奴の就職率よりも、高い。高専就職率がほぼ100%なのは有名な話だが、それ以外の高校でも高い。

高卒就職するほうが簡単なんだよ。

大学就職率みたいな形で進学も就職希望していないものを除けば、93%が仕事に就けてる)

高卒大卒並みの安定した職と高い給与を得る」のは絵空事だよ。誰もそんなことは言ってねえ。

大卒よりも安い給与不安定な職で満足するべき人間が、わざわざ奨学金大学に行ってる」って言ってんだよ。

20年前、そんなに奨学金が問題になってないのは、単純にみんな普通に高卒就職してたからだよ。

それまで3人に1人は、高卒就職してたんだよ。

こりゃ事実で、キレイ事でも絵空事でもない。

----------

んでな、色々いるが、はてブコメント付けるような奴にバカは少ねえよ。

噛み砕いて言えば、まともなデータがあって、まともな選択肢があったら、素っ頓狂な判断する奴は少ねえと思ってる。

から煽り気味に書き捨てた増田のにも、当然まっとうな反論があるだろうとは思ってた。

高卒就職率が高止まりしてたのは、バブルで職があったからだ。

バブルが弾けて高卒の職がなくなったから、専門学校を始め、就職以外の逃げにみんな行き始めた、それが短大や専門よりも大学という志向がより強くなってきた。

大卒就職率の悪化っていうのは、結局のところ、高卒就職浪人がずっと繰延されてきたのを精算しなきゃいけなくなってきているだけだ、って言うな。

から奨学金の問題ってのは、結局のところ金を借りて返せる環境下ではさほどの問題じゃないっていう反論は、当然あると思ってた。

ガキの数が減り続けてんのに就職状況が悪化し続けてるのは、景気のせいだ、「大人」の経済政策の失敗を高校生押し付けるなっていうコメントは想定してた。

(あとは、女にとっては、高卒で安定職につける割合が極端に低いから、大学に進むってのは悪くない賭けだ、とかな。)

絶望したのは、はてブスターを集めちゃうようなコメントを残しがちな村民が、「世の中の企業大卒を求めてるし、高校生ほとんど大学に進んでる」ってのを、無意識にせよ暗に前提においてたことだ。

情強()が多いはてな村民でそれってことは、高校生もっと素朴にそれを信じてるだろう。

大学全入時代ってのは、青少年が全員大学に行ってる事を指すんじゃなくて、入学定員総数よりも希望者が下回ってる状況のことだってのは、流石に知ってる連中も多かろう。

でも、はてブでの反応を見てると、四大卒以外を求める企業が多いってことは、あんまり知られてないんじゃないかと思ったよ。

(5年毎だからちょっとデータが古いが)全国591万1千事務所のうち90%以上が20人未満の事業所だし、世の中の「従業員」と呼ばれている人達のウチ、4割は20人未満の事務所で働いてるんだよ。

東証一部上場なんてな、本当にごくごく一握りの例外なんだよ。

オレは奨学金問題は、「一般的な企業ってのは、株式会社の事で、大卒しか求めてないだろ?ソレが普通だろ?高卒就職とか無謀だし勧めるのは無責任」と言う考え方を、陰に陽に児童や生徒や学生メッセージを発信し続けた結果の就職意識の偏りが、問題のかなりの部分を占めてると思ってる。

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