最近では植草甚一があり、絵本がらみの企画展も多く、ほかにも横溝正史、小栗虫太郎、海野十三など世田谷ゆかりの探偵小説関連とか、ウルトラマンの企画展など、空犬好みの企画を過去にいくつも実現してくれている世田谷文学館。来週から、またまたすてきな企画展が始まりますよ。
- 堀内誠一 旅と絵本とデザインと
会期:2009年7月4日~9月6日
場所:世田谷文学館
(世田谷区南烏山1、TEL 03-5374-9111)
開館時間:10:00~18:00
入場料:一般700円ほか
世田谷文学館のサイトにくわしい情報があるほか、メディアでも紹介されているようですね。「マガジンハウスのアート・ディレクションで活躍-世田谷で「堀内誠一」展」(6/29下北沢経済新聞)。
同記事から、内容紹介の部分を引きます。
《同展では幼少期から晩年に至るまでの足跡をたどり、「旅」「絵本」「デザイン」の3つの領域にわたる創作活動の全容を約200点の作品・資料で紹介する。同館担当者は「『目でものごとを知るなら、それは苦痛ではなく、喜びである』と語った視覚の編集者・堀内誠一の世界をどうぞお楽しみください」と話す。》
規模も中身も充実のようで、期待できますね。ゲストを招いたイベントもいくつか用意されています。
ちょうど夏休みの時期ですし、小さいお子さんがいる方は親子でというのもいいかもしれませんね。とにかく、「堀内誠一」……この名前にピンときた方はもちろん、これまでその名を知らなくても、上の紹介記事で少しでも興味を引かれたという方は、この夏、世田谷文学館に全速力で駆けつけてください。
◆今日のBGM◆
- Silverhead『Silverhead』
邦題は、『恐るべきシルヴァーヘッド』。「恐るべき」ときてセカンドが『凶暴の美学』だからなあ。どんなおそろしげなサウンドかって思われそうなタイトルセンスだけど、70年代グラムらしい、かっくいいロックです。2枚ともジャケも印象的。
中身もいいんですよう。この歌い回し、スライドギター、そしてブギ。大好きですよ、こういうノリ、こういう感じ。