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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

「対決!共鳴し合う作家たち」、あと2日です!

書店回り(仕事)で新宿へ。いつものようにジュンク堂書店新宿店と紀伊國屋書店新宿本店を回ります。


紀伊國屋書店新宿本店といえば、この空犬通信でも紹介済みのフェア「対決!共鳴し合う作家たち」が、昨日の朝日新聞の書評欄で紹介されてましたね。「〈本の舞台裏〉若手書店員のフェア」(6/7付朝日新聞)。


何度も見にきているのに、のぞくとやっぱり長居をしてしまいます。前回よりもあきらかに本の山がでこぼこしているのは順調に動いているからでしょうか。前回はまだあった冊子も見事に品切れ。前は5位までしか表示されていなかったランキングは、今日みたら10位まで表示されていました。意外なものがランクインしていたりするので、どんなものが売れているかは、ぜひ店頭で確かめてみてください。


フェアの仕掛け人の1人Eくんと文庫担当のYさんに会えたのでちょっとおしゃべり。なんでも、これだけいろいろメディアに取り上げられ、けっこう順調に売れてもいるのに、それでもまだ1冊も売れていない本があるのだとか。そんな話を聞いてしまったら、わたくし空犬がそのような本の売上げにご協力しないわけにはいきませんよねえ(笑)。



あえて二人にはどの本がそうなのかは聞かず、自分で探してみることに。ところが。……わからない。補充されていたり、最初から多く積まれていたりもしますから、減ってないものが売れてないとはかぎらない。古典か、単価の高い講談社文芸文庫、もしくは平凡社ライブラリーあたりではないかとあたりをつけたのですが、うーん、アンデルセンも減ってないし、尾崎放哉と森敦もの減ってなさ具合もあやしいぞ……。結局、さんざん悩んだあげく、売上げゼロではなさそうだけれど、自分がふだん手にしないジャンルからと思って、この2冊を抜いてきました。


  • ジャック・ルーボー『麗しのオルタンス』(創元推理文庫)
  • ジャン=パトリック マンシェット『愚者(あほ)が出てくる、城寨(おしろ)が見える』(光文社古典新訳文庫)



紀伊國屋書店新宿本店2Fのフェア「対決!共鳴し合う作家たち」はあさって6月10日まで。まだの方は全速力で新宿に駆けつけて、ぜひとも売上ゼロの本を減らすのに、どうぞご協力ください。


ところで。先日の記事には、栗本薫/中島梓追悼フェアを意外に見かけないなあ、なんてことを書きましたが、すみません、撤回します。その後、いくつもの書店で出会うことに……。今日は、紀伊國屋書店新宿本店の文庫フェア棚から、読みたかったこちらを抜いてきました。


  • 中島梓『ガン病棟のピーターラビット』(ポプラ文庫)



今日は、書店の用事を全部終えてから、映画『ハイキック・ガール』を観てきました。いろいろ言いたいことのある映画だったので、感想は明日にでも。



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