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『源氏物語』「賢木」の舞台・野宮神社(1)
嵯峨野の竹林の小径を抜けて行くと、野宮神社があります。野宮神社があるところは、天皇の代理として伊勢神宮に仕える斎王が伊勢に赴く前に身を清める場所であり、黒木鳥居と小柴垣に囲まれた清浄の地を選んで建てられました。その様子は源氏物語「賢木の巻」で、六条御息所の娘(後の秋好中宮)がこの地に暮らした後、斎王群行をして伊勢に向かう直前に、光源氏が六条御息所を野宮に訪ね、別れを惜しむ場面が場面が描かれています...
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