Category [鈴木重勝 ] 記事一覧
新城の満光寺(2)徳川家康を助けたニワトリ
宝永3年(1706)第9世住職・禅柱和尚の時、満光寺は拡張され、庭園も現在の景観に造られたとされています。庭園は、小堀遠州流で、書院庭園(北庭)と庫裡庭園(東庭)の二庭から成り立ち、愛知県の指定文化財に選ばれています。このお寺には徳川家康にまつわる有名な逸話も残されています。元亀年間、徳川家康がまだ若かりし頃、武田信玄との戦いに敗れて落ち延びてきた時、満光寺を見つけ、住職に一夜の宿を頼むと、気の毒に思っ...
新城の満光寺(1)鈴木重勝が再興した満光寺
愛知県新城市にある満光寺は、奥三河七観音霊場の五番寺です。山門は新城市の指定文化財に登録されています。元々は天台宗のお寺として建立されましたが、戦火に焼かれ、天文2年(1533)今川義元の家臣・柿本城主の鈴木長門守重勝により曹洞宗の寺として再興されました。重勝は、井伊谷三人衆のひとり、鈴木重時の父であり、重時の嫡子・重好がわずか12歳で後を継ぎました。また、重勝の娘が、井伊直満に嫁ぎ、井伊直親を生みまし...
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