今週末は、地域ブックイベント「ブックオカ2013」が開催中の福岡へ。ブックオカ毎年恒例のイベント「書店員ナイト in 福岡」に参加してきます。

↑ブックオカ2013、公式ガイドの冊子と特製ブックカバー。イラストはミロコマチコさん。
今回は、単なる客ではなく、トークイベントの出演者として、呼んでいただきました。以前の記事でご報告済みですので、ここでは繰り返しませんが、夏葉社島田さんと2人で『本屋図鑑』の取材裏話をする予定です。詳細はぜひそちらの記事をご覧ください。
11/2の「書店員ナイト in 福岡」、詳細はこちらを。予約フォームもこちらにあります。ちなみに、このイベント、『本屋図鑑』の話自体は人前でもう何度かしていますし、島田さんと2人ということで、トーク自体には何も問題も心配もないんですが、地縁がなく、知り合いも少ない場所での開催で、しかも、自分の企画・主催でない、というのが不安で不安で……。がらがらだったらどうしよう、ぜんぜんお客さんが集まらなかったらどうしよう、と毎日溜息をついています……。福岡近隣の書店好きの方、書店関係者の方は、ぜひ遊びに来ていただけるとうれしいです。
さて、今回の福岡行きですが、もちろん書店回りの時間もとってあります。現地の知り合い書店員さんがお酒に付き合ってくださるというので、前日夜に、まずは熊本入り。翌日、『本屋図鑑』にも登場いただいた長崎書店と蔦屋書店熊本三年坂の2店はもちろんのこと、昨年の熊本訪問の後にオープンになったりリニューアルになったりして見られなかったビブリオテークと金龍堂も見てきたいと思います。
その日のうちに、博多へ移動。書店員ナイトは夜なので、午後、時間がとれたら、博多駅周辺の書店を見て回ります。翌日は、一箱古本市が開催されるので、半日古本散策、午後は天神周辺の書店を回って、夜、少しだけ、6次元ナカムラクニオさん、ウララ宇田さん、ダンデライオン中村さんが出演されるトークに顔を出して、深夜に帰京の予定です。ふう。こうしてまとめてみると、やっぱり忙しいなあ(苦笑)。
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書評・連載・ラジオ・イベントなど、『本屋図鑑』関連のまとめ、続きです。数が多くなってきましたので、まとめの2から9月以降のものを分け、新規を追加しました。(*10/29時点での情報です。「予定」とあるものは、名称など詳細が正確でないものがあるかもしれませんが、ご了承ください。この記事は、随時追記・更新していきます。)
毎日、読売に続き、全国紙の書評欄で取り上げてもらえました。うれしいです。《言ってしまえば、本は量産品だ。その書店でしか買えない本などないのに、書店員の手で並べられた棚には無二の個性が立ちあらわれる不思議。床面積の物理的制約が、かえって特徴を際だたせる》。
産経にも。《47都道府県すべてを旅して見つけた「感じのいい本屋さん」を、店の中、店の立地で章分けし、愛情たっぷりに紹介。さまざまな書棚や平台に並ぶ本たちを微細に描いた絵はいずれも圧巻。書店の歴史、仕組み、用語集なども過不足なく網羅され、表題に偽りない》。
新潟店の人文書担当、西村さんがこんなふうに書いてくださいました。《本書を一読してみると「愛着」以上のものを「本屋」という言葉に看取することが出来る。この本で紹介されているのは紛れもなく「本屋」である。その町とともにあり、そこに住む人たちとともに生きる。同業者として見習わなければならない。先に引いた同じ箇所で島田氏はこうも言っている。「本屋は友人であり、家族である」我々はこういった出版社の本を売るべきだろう》。
9/4付「丸善&ジュンク堂ネットストアメルマガ」第91号でもふれていただきました。
紙面未確認のため、確認できましたら、詳細を追記します。
書評欄「ブックガイド」の最初のところで、イラスト(沖縄の山田書店のページ)入りで取り上げられました。《「書店図鑑」ではなく「本屋図鑑」としたタイトルが象徴的だ》と書いていただきました。
- 9/2 書評「全国の本屋をイラスト入りで解説」(公明新聞「話題の本」)
読書欄のコラム「話題の本」で、紹介いただきました。書き手は、出版評論家の塩澤実信さん。《本をとりまく世界の歴史と仕組みが、簡潔にわかる》《「本屋さん」と、すべてに敬称をつけている点に、図鑑編纂にかかわった各位の書肆への並々ならぬ愛情が感じられる》と書いていただきました
ジュンク堂書店のPR誌『書標(ほんのしるべ)』、8月号の「編集後記」に《来月号にて改めて紹介したい》と予告されていましたが、9月号の「著書を語る」に島田さんが稿を寄せています。島田さんは、こんなふうに書いています。
《町の本屋さんがなくなるということは、子どもが自分たちの足で通える本屋さんがなくなるということだと思います。一冊の本がひとつの世界を映し出す小宇宙だとすれば、一軒の本屋さんもまた、ひとつの世界を映し出す小宇宙です。世界にはどのようなものがあって、どんな人がいて、どんな考え方があるのか。小さな本屋さんであればあるほど、それらが、はっきりと見えてきます》。
『書標(ほんのしるべ)』は、ジュンク堂書店各店の店頭で無料配布されています。お近くにお店がない方は、サイトからPDFがダウンロードできますので、こちらからどうぞ。
- 9/5 「47都道府県、ローカルな本屋巡りの旅。」(『ソトコト』10月号「BOOK」)
書評欄に書影入りで掲載いただきました。《本屋の裏側が見える》と書いていただきました。
ゴロウさん(@bookseller56)が作ってくださったまとめ第4弾です。9月以降のもの。《神戸・海文堂書店さん閉店に関するツイートも『本屋図鑑』と切り離せないものと考え、まとめに少し加えています》とあります。
今回も、こちらが見落としていたようなものも含め、実にたくさんの関連ツイートが丁寧に拾われていて、感激しました。ありがとうございます。
- 9/13 「『本屋図鑑』たった一度のTシャツ展」(パルコブックセンター吉祥寺店)
しばらく前の記事でご紹介した通り、改装・改称を控え、店舗を一時閉店、現在は場所を移して仮店舗営業中のリブロ吉祥寺店。リニューアルにあたり、新装オープン当日から月末ごろまで、『本屋図鑑』のTシャツ展が開催されることになりました。『本屋図鑑』で取り上げたお店のうち、20店のイラストをTシャツにして、展示・販売するものだそうです。
写真が一部公開されていますので、ご覧ください。こちらとこちらとこちら。


↑最終日(9/30)にこの2枚を買いました。長谷川書店と荒尾成文堂。
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