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はてなキーワード: 先進国とは

2026-01-21

anond:20260121175452

先進国消費税高くして法人税下げてるよ

消費税が低いのは日本のような後進国だけ

anond:20260121161530

先進国出生率2以上を達成しているのはイスラエルだけだね

ここは超正統派っていうユダヤ教のすごい信者出生率5とか6とかでカバーしてるんで

正直今の自由主義と両立するなら宗教に頼るしかないと思う

 

どうすればいいんだろうね?

環境問題と違って、まだ世界は「子供が減るなら減ればいい。その方が地球環境にいい」みたいな話をしてて

足元の持続可能社会崩壊に気付いてないんだ。

グレタ・トゥーンベリ少子化版みたいな活動家が生まれればいいのかな

2026-01-20

anond:20260119111246

ちなみにアメリカとか韓国とかみたいな先進国もっとひどくて割とマジで貧乏人の下に生まれたら終わり」まで来てる

2026-01-19

今更だけど日本AIの無断学習禁止にして金取るべきだったな

日本製AIなんてゴミしかない

そもそもAIどころかIT系ボロボロだし

唯一学習の元になるデータだけはいっぱいあったのに

そこから金取れてりゃよかったのに

政府含めたネトウヨってまだ日本が優秀だと勘違いしてるからAI世界一開発しやすい」とかアホみたいなこと言ってタダでばら撒いて…

何が規制したら世界から遅れるだよ

規制してないのに世界から100周くらい遅れてるだろ

いつまで日本先進国だと思ってんだよ

没落国家なんだからそれに合わせた意識持てよ

2026-01-17

先進国日本だけ、賃金ほとんど上がらない状態が30年近く続いている?

ChatGPT:結論から言うと、「賃金ほとんど上がらない状態が30年近く続いている」のは、先進国の中ではほぼ日本だけで、かなり異常です。ただし「日本けが無能」「日本人が悪い」という単純な話ではなく、構造的にそうなりやすい仕組みが積み重なった結果です。

Gemini:「賃金が上がらない」のは日本特有の異常事態。他の先進国ドイツフランスアメリカ韓国など)も物価高に苦しんでいますが、日本との決定的な違いは**「賃金も一緒に上がっているかどうか」**です。

Claude:日本賃金停滞は確かに先進国の中で際立っていますが、「日本特有」とまでは言えない複雑な状況です。違いは、他国が「伸びが鈍化した」のに対し、日本は「ほぼ成長していない」という深刻さです。

Copilot:結論から言うと、「賃金が上がらない」という現象は、先進国の中では“ほぼ日本だけ”で起きている異常事態といってよい状況です。国際比較データでも、日本賃金停滞は突出しています。 30年間ほぼ横ばいは日本イタリアだけ。

Grok:長期的(特に1995〜2023年頃まで)には「かなり日本特有・異常」だったが、2024〜2025年現在は「かつてほど極端に特異ではなくなってきている」**というのが現状です。この30年間、日本けが先進国の中で実質賃金ほとんど上がらず(むしろ下がった時期もある)、これは先進国ではほぼ日本だけの極めて特異な現象でした。

deepseek:「賃金が上がらない」状況は、日本特に顕著ではあるものの、完全に日本特有というよりは、日本構造的要因が強く表れた先進国共通課題と言えます

先進国の中では日本ズートピアから一番遠い国であり唯一の衰退国。

ズートピア多様性がある理想郷を目指す中で日本は実質ほぼ単一民族国家。だからこそ少子高齢化世界断トツトップだし将来性も感じられず円安が進み結婚するカップルも減り子どもも産めなくなる

株高が進む今、いずれ投資対象としても見られなくなるのでは?

社会保障税金という負債を抱えながら物価高に耐える若者の苦しみと収入が増えない年金高齢者

ズートピアになれない日本タイタニック号のような沈没船と化す。

2026-01-13

日本 30代=「遅い」 やり直しが難しい 先進国の中で 精神的に一番削られる国

である

2026-01-10

anond:20260110141531

政治参画じゃね?ここで言う政治ってのは学内のね

大抵の先進国だと学校運営者、教員、生徒、保護者第三者を交えた運営委員会がこうしたトラブル捜査裁定を行う

(アメリカは校内に独立した法執行機関があったりするけど、これは珍しいパターン)

別に何かを決める訳じゃないから船頭は多くていいし、これだけいて何かを握りつぶすことは稀

まずこれ。全部を教師教育委員会が独占する体制改革する

製造業自動化の実感のない皆様

御社に金が無いだけです

正確に言うと投資してもリターンが見込めない景気というだけです

AIとか関係ないっす

別に工作機械搬送装置もどんどん自動化されてます

製造ラインも保管施設も、別にAmazonと言わずとも自動化できてる会社はできてます

AIに置き換えられる一番最後仕事」そんなわけ無いんです

AIすら要らないんです。ただデフレと貧しさによってあなたの職が保たれているだけなんです。

コンテナという鉄の箱とクレーン港湾労働者200人が数日かける仕事を2人で数時間で熟します。

駅の自動改札は駅員を7割削減しました。

別にAIなんか要らないんです。

先進国鉱山100人少々でその国の消費の3割を賄えたりします。

AIかいう遠い幻を見て「実態がない!」なんて言ってる時間の余裕はただただ貧しさが稼いでくれているだけです

2026-01-08

anond:20260108110655

しないっす

先進国以外でも少子化が進んでいることを無視してはいけない

女子供は男の財産アフガニスタン地方部ですらこの50年で悪化した

結局子供労働力として価値を下げたのが全て

金になるから産んでた。金にならないから産まなくなった。ただそれだけの話

そして今更児童労働が解禁されたとて、現代の高度な産業にガキの稼げる場所はない

2026-01-07

日本国際法守ってないんですが

アメリカベネズエラ作戦を見て

国際法違反だ」「ルールを守れ」

と憤っている日本語の文章をよく見かける。

その怒りがどこから湧いてくるのかは分かる。

……と言いたいところだが、正直に言うと分からない。

なぜなら、日本国際法を守っていないからだ。

捕鯨はその典型例だ。

商業捕鯨禁止されると、「科学調査」という名目で大量に捕る。

国際司法裁判所に「それは科学じゃない」と判断される。

すると今度は条約を脱退して続行する。

これを見てなお

日本ルールを守る側」

という顔ができる神経がよく分からない。

難民条約も同じだ。

批准しておきながら、認定率は先進国最低水準。

長期収容送還、死亡事件

国連から勧告は毎回のように無視

死刑制度も、人権規約上はずっと問題視され続けている。

だが「日本のやり方」で押し通す。

まり日本

国際法神聖規範として守っている国ではない。

都合のいいところだけ使い、都合が悪ければ無視する国だ。

それでいて、

アメリカ制裁軍事行動をすると

急に「国際法」を持ち出して叩き始める。

その国際法普段どこに置いてあるんですか?

国際法道徳でも正義でもない。

関係の中で使われる道具だ。

アメリカ露骨に使う。

日本はこっそり使う。

それだけの違いだ。

アメリカを叩くなとは言わない。

だが、自分清廉潔白審判員だという前提で叩くのはやめたほうがいい。

その立場日本にはない。

2026-01-05

社会は成立した事がないか全て滅んだ

社会を成立させる能力がないからだ

内部の包摂も外敵の対策も女にはできなかった

それが歴史の結果であり現状だ

現代の女が何がしか進歩をしてそれを克服して女社会を成立させうるか

とてもできそうには見えない

先進国ゆえのゆとりが女の身勝手可視化させているだけだ

このまま進めば車輪の再発見として女の権利を抑圧する方がいいなという社会にまた向かうだろう

anond:20260105135554

日本では」って話に対して「世界中おんなじ」って話だから

まあ世界中と言ってもアフリカ東南アジアの奥地とかは俺も知らんがその辺はメーク自体する余裕があるか疑問だし

西側先進国においてはドレスを着るパーティーメイクは身だしなみの一部なんだよ

からそこでしないのは常識がないというのはわかるが

職場ではノーメークなんかいくらでもいる

で、それが最後っ屁ということでいいかな?

anond:20260105133259

石油の質が良くなくて先進国技術が無いとマトモに使えない石油だったのが終わりの始まりらしい

anond:20260105120941

産後1週間なんかむしろ女性入院してるんだから男性育児するでしょ…当たり前でしょ…

先進国一般人はそこまで非人道的なことしないです

男尊女卑国だと基本女が育児家事担当!って感じなんですかね?

初乳くらいで育児を名乗るのはちょっと

2026-01-03

anond:20260103204524

規制はゆるく制度ガバいけど人にやたら厳しい、

なんか日本って動物園化した公立高校みたいだな

動物飼育に関する規制もっと厳しいが人間に対してはもっと優しい先進国の振る舞いは高い知性と人間からくるものなんだよな

anond:20260103171010

Q. 今後の日本インフレはどうなるか?

A. 直近の展望レポートでは、「消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、米などの食料品価格上昇の影響が減衰していくもとで、来年度前半にかけて、2%を下回る水準までプラス幅を縮小していくと考えられる。この間、消費者物価基調的な上昇率は、成長ペースの影響などを受けて伸び悩むことが見込まれる。その後は、成長率が高まるもとで人手不足感が強まり、中長期的な予想物価上昇率が上昇していくことから基調的な物価上昇率と消費者物価(除く生鮮食品)の上昇率はともに徐々に高まっていくと予想」となっている。ただ、「中長期的な予想物価上昇率が上昇」が本当に実現するかが問題で、人口減少が続く中、長期停滞の再来の可能性は否定できないようにも思われる。この点は(日本に限らず先進国について)サマーズとブランシャールで意見が分かれたところであるcf. 長期停滞は終わらない - himaginary’s diary、サマーズ対ブランシャール:今後の金利を巡る議論 - himaginary’s diary)。また、クルーグマンが、流動性の罠例外的事態ではなく常態となるという、1998年It’s Baaack論文で想定していなかった状況として懸念したところであるcf. 20年後It’s Baaack・その4 - himaginary’s diary)。長期停滞の再来の可能性についてサマーズとブランシャールのどちらが正しいか、ないし、クルーグマン懸念が当たるか否かは、現段階では確言するのは難しいのではないか

2026-01-01

な?マンコに発言権権力持たせるとロクな事にならないだろ?高市早苗はそれを実証した

今年はマンコの人権権力制限される年になってほしい

先進国中国では男尊女卑フェミニスト活動家逮捕されています

2025-12-31

anond:20251231175936

>>家族や友人と離れ離れになるのが嫌だから移住しないのが日本に限らず一番の理由だと思う

まぁここは全然同意できるけど、自分は3ヶ月に1回くらい日本帰ってるし、全然会えるから気になっていない。。

好きな時に日本帰ればよくないか

>>あと今は大抵の先進国移民排斥気味だし税率もアメリカのような低福祉国家以外は日本と変わらんかむしろ重い

>>家賃先進国都市部なら日本より安いところはあまりない

うん、全然そこも同意アメリカと比べるなら日本はちょいクソくらい。

家賃に関して、アメリカとかと比べるとマシだけど、合わせて平均給料も高いからどうなんだろう、平均給料の何%くらいが家賃になってるんだろうね?ちょっとわからんけど

>>結局東南アジアのような途上国イメージがあるところに有名大出たエリートは行きたがらないってことかもしれない

これ、東南アジア途上国イメージ、実際に住んでみると日本人の幻想になりつつあるなって思うよ、タイバーツにしてもマレーシアリンギットに対しても円の価値負け続けていて、現地の人間日本安いわ〜とか言い出してるからね、多分現地なら富裕層階級だとは思うけど。

あと私立エリート階級とは個人的には言えない気がする。文系からかな?慶應だけどエリート層とか思ったことないや、私立エリートとか思っているの痛すぎない?

中途半端選民思想持って最適な選択を取れないのは愚かに思うね。まぁこれは自分に対しても言えるかも

anond:20251231175250

家族や友人と離れ離れになるのが嫌だから移住しないのが日本に限らず一番の理由だと思う

あと今は大抵の先進国移民排斥気味だし税率もアメリカのような低福祉国家以外は日本と変わらんかむしろ重い

家賃先進国都市部なら日本より安いところはあまりない

結局東南アジアのような途上国イメージがあるところに有名大出たエリートは行きたがらないってことかもしれない

今年面白かった10冊の本+α(2025年版)②

承前

https://anond.hatelabo.jp/20251231152723

 他の人がつくったまとめを読むのが好きなので、俺もならって書く。

2025年に読んだ上位10冊だと、必ずしも2025年(もしくは前年末)に出版されたものに限らない。極端な例として、英文学の傑作とされる『闇の奥』とか出てくる。1902年版。

 そこで、1年以内に刊行されたものだけでも10冊以上になるようにした。+αはその意。

9. まじめに動物言語を考えてみた(生物学

 様々な動物コミュニケーションサンプルに、「動物言葉をしゃべっているのか?」を考察するノンフィクション最後は、「そもそも言葉とは何か?」というところまでテーマは広がっていく。

 まず、動物とその言葉関係評価するスタンスは、大きく分けて二つあると思う。一つは、動物人間と同じような言語概念を持ち、それを各自の鳴き声で表現している、という立場。もう一つは、動物における言語概念人間とはまったく異なる、という立場だ。

 前者の場合、人と動物言葉の違いは、極端に言えば日本語英語の違いと同じものしかない。つまり翻訳可能ということになる。

 例えば、『クジラと話す方法』という本はこの立場に立って、クジラの歌声を大量に収集し、どういう状況で発された音であるかを分析すれば、統計的クジラ語の辞書をつくれる…だけではなく、これをモデルとして逆にこちから音波を発信することで、人間からクジラに語りかけることもできるようになる、という発想を語っている。

 これと比べた場合、『まじめに〜』は後者の側に入っていて、人間動物の間には言語同士以上の開きが存在する(=翻訳不可)、という立場に立っている。ロマンチックとは言えないが、これはこれで、動物の知性を人の方に寄せることな理解しようとする敬意の表れがあっていい。

 この本の作者が信頼できるのは、動物言葉があるとして、それは絶対字面以上の意味を含みうること、それゆえに特定単語文章に落とし込むのは困難だと強調するところだ。

 例えば、群れを支配するリーダーが異性に対し、あるメッセージを発する。状況から推測して、それは人間の「あなたが好きだ。一緒にいたい」に該当する可能性が高い、とする。

 しかし、それが人間とは別種の生態系を持つ動物が発するものと考えると、そこには親愛だけでなく、支配目的とする攻撃性や、ライバルの同性への誇示を含みうる(極論、人間でもそうなんだけど。)。

 そう考えたとき、それを人間辞書で何かの言葉に頑張って置き換えることに、どれほどの意味があるのか? 我々にできるのは、鳴き声に込められたニュアンスをどうにか類推することであり、人間語に表すことはできないのではないか? というのが『まじめに~』のスタンス。こうした疑問が、生物ノンフィクションであると同時に、言語哲学のようで面白かった。『クジラと〜』とあわせて読むと、ロマンリアリズムを一緒に摂取できる。

10. 異形のヒグマノンフィクション

 国内話題になった「忍者グマ」、OSO18を追ったドキュメンタリー

 OSO18をめぐる作品は他にも読んだけど、俺はこの本が面白かった。それは、俺がOSO18の報道というのはクマ自体の話だけでなく、世間がそれを都市伝説的に楽しみ、駆除に反対する「動物愛護」を冷笑し、なんとOSO18は最後ジビエ肉になって卸されてしまいました、というブラックオチまでエンジョイするという、「良質なコンテンツ」は骨までしゃぶろうとする人たちの現象でもあると思っていて、この本にも同じような批評的な視点があると感じたから。

 もちろん追跡の記録もしっかりしているし、動物研究プロフェッショナルへの取材もすごくいい。恐ろしいという印象がどうしても勝るけど、あるインタビューに出てきた「OSO18は賢くて、(あくま野生動物としての基準で)とてもいいクマだと思う」という意見には、なるほど~、と思った。

 ちなみに、二人体制で書かれており、OSO18に対する両者のスタンスは必ずしも同じではない。そのズレが、最後はいいかたちで表れていて、まず一人目の見解に考えさせられたあとに、次の筆者のパートでかなりひやっとくることが書いてあり、これも面白かった。

11. 堕ちた儀式の記録(文芸

 生物学フィールド調査民間信仰の採話という形式によるモキュメンタリーホラー

 2025年は、少しきつい言い方をすると、似たようなベクトルホラーが「量産」された印象がある。ありていに言えば、大ヒットした『近畿地方の〜』ライクな作品世間から期待されていたんだと思う。

 俺も『近畿地方の~』がすごく面白かったので、他の作品も何冊か手にとってみたのだが、アイデア一発勝負をどうにか膨らませた感が強かったり、たくさんの情報をつなぐことに終始してストーリーとしては全然興奮できなかったりして、やっぱり『近畿地方〜』すげえな、という結論になった。

 その中で、『堕ちた儀式の記録』はとてもよくできていたと思う。フィールドノートの章と散文調の章の使い分けがギミックとして巧みに機能していて、物語としてシンプルに先を読みたいと感じさせてくれたし、「考察」を楽しむことができた。

 余談だけど、マジで2024~2025は同じタイプホラー本屋でひしめくことになっていて、選ぶのに苦労した。たくさん読んだ人の忖度抜きのランキングかめっちゃ需要あると思う。

12. アルツハイマー病の一族ノンフィクション

 コロンビアに暮らす、とある血縁者たちに発生する若年性アルツハイマーに関するドキュメンタリー2025年に読んだ本第1位。

 この手の類の本が好きな人は、タイトルから別の本を想起するのではないかと思う。2022年早川から刊行され、 (俺の観測した範囲でだけど)話題になっていた『統合失調症一族』だ。

 正直に言って、いわゆる二番煎じだと思いつつ読み始めた。しかし、血のつながりに起因する病をめぐって描かれた、医療確立をめぐる尽力、フィールドワークの苦労、それぞれの家族物語は、本当に深くて面白かった。

 現代コロンビアギャング過激派の悪影響が深刻で、それに加えて、いわゆる黒魔術的な頑迷信仰存在感も強く、多くの要素が医療の推進を阻害する。こうした環境病人の発生した家庭を回り、治療のためのネットワーク構築に奔走した医療従事者の熱意と人柄はすごすぎる。到底マネできない。

 暴力蔓延し、インフラも貧弱な土地で、40~50代でアルツハイマー発症した人たちは次第に会話が成り立たなくなっていき、汚物にまみれてぼろきれのように死んでいく。人間という存在根本的にたいした意味がないということが、繰り返し描かれる。

 その一方で、患者になった家族を支えるというかたちで、途方もない忍耐と強さ、なにより明るさを発揮する者がいることも、同時に描写される。治療法がなかなか確立されず、悲観的な事実ばかりが積み重なる中で、少しでも患者(予備軍)を鼓舞しようとするスタッフや、自分もいつか発症するかもしれないという恐怖と向き合いながら人生を切り拓こうとする血縁者の努力が描かれる。

 読んでいて視点が二つに分かれていく感じがあった。シニカルになる余裕さえない、徹底的に乾いた虚無感と、人間の強さに打たれる感覚とが同時にあって、なかなかすごい読書体験だった。

 二つ付記。

 一つ目。上で書いたとおり、土着の宗教障害になっているケースがあるが、=「宗教科学の敵だ」とは限らない点にも注意がいると思っている。

 これは別の本で提唱されている概念だが「WEIRD=Western Educated Industrial Rich Democratic」という、日本を含む先進国が大きく影響され、多大な恩恵を受けた「科学的とは、発展とはこういうことである」という価値観があり、これを強力に世界中敷衍したものこそキリスト教である、という説があるからだ。

 一方で、『闇の奥』でも示されているとおり、西洋進出は別の土地にとっては侵略歴史でもある(未読だけど、『インディアスの破壊についての簡潔な報告』も同様だろう)。だいぶ話がズレる&ありがちなまとめになってしまうけど、「批判されているあるものには、こういう側面がある」というおさえ方と、搾取暴力基準善悪絶対の線を引くことの両方が必要なんだと思う。

 二つ目。本書で紹介されている医療活動は、あくまで「コロンビアで」「アルツハイマー発症機序の一部」をターゲットにしたものである

 言い換えると、他の場所で別のメカニズムから病気攻略しようとしているチームもある。そこにはスポンサー世間の関心をめぐる科学者同士の競争が発生し、企画を指揮する科学者にはプロデューサーとしての手腕も問われることになる。本書の解説を書いたライターの『がん征服』は、がん治療の驚くようなアプローチをいくつも紹介しつつ、その辺の内情もうかがえる良書だった。あわせて紹介しておく。

13. 幽霊物件案内(文芸

 2025年に読んだ本の中で最恐。

 これは挙げるかどうか悩んだ。ちょっと古い本というのもあるが、それより、ほぼ確実にほとんどの人に刺さらいから。ホラー好きでさえハマるか不明。単に俺が面白かっただけ。

 うまく説明できる自信がないが、ホラーの一番の弱点は何かと考えたときに、「それは相手を怖がらせようとしていること」というところに落ち着く気がする。ホラーの大きな目的が、ホラーとして提供されるがゆえに邪魔されているというか。結局、誰かが死んだとか不幸になったとか、こっちを嫌な気持ちにさせたいんだよね? という。

 自分で好んで読んでおいてなんだが、心のどこかでそういうことを思ってしまう。ホラーなんだからそりゃそうで、どうしようもない…のだが、『幽霊物件案内』は、その弱点がない。ものすごく巧みにそこを避けているのか、書かれているネタと書いている本人のどっちか(もしくは両方)が根本的に何かおかしいのか、とにかく何をしたいのか描きたいのかよくわらないまま、ひたすら猛烈に不穏なことが延々と書かれている。

 どういう人に薦めたらいいのか考えたが、例えば2ch洒落怖にあった、『まったく意味がわかりません(バス事故? に関すると思われる書き込み)』とかが近い気がする。あれが楽しめる? ならハマるかも。ただ、『幽霊物件案内』は文章自体ちゃんと成立しているため、かえってよっぽど異常な気がする。

 以上。2025年はだいたい70冊ぐらい本を読んだ。来年100冊を目指したい。本屋に行くたびに読みたい(そして読めない)本が増えていく!

今年面白かった10冊の本+α(2025年版)①

 他の人がつくったまとめを読むのが好きなので、俺もならって書く。

2025年に読んだ上位10冊だと、必ずしも2025年(もしくは前年末)に出版されたものに限らない。極端な例として、英文学の傑作とされる『闇の奥』とか出てくる。1902年版。

 そこで、1年以内に刊行されたものだけでも10冊以上になるようにした。+αはその意。

1. SEX20億年史 生殖快楽の追求、そして未来へ(生物学

 有性生殖の壮大な歴史概観する、いわゆるビッグヒストリーもの

 ぱっと見ではちょっと下世話なタイトルしかし、20億年というバカかい数字も含まれているとおり、読み始めるとビッグバンの話から始まって、地球天体レベルで迎えてきた過去の大絶滅イベント進化に与えた影響について紹介するなど、大変にスケールが大きい&しっかり科学的な本。

 作中では、まず物質から命が生まれ単細胞から細胞になり、性別を持ち…という流れが、生物史のイチから描かれる。やがて、多細胞生物進化とともに性的役割分担を生じ、その中の一種であるホモサピエンス狩猟採集から農耕に移行する中で複雑な社会形成するようになり、階層が生まれ、新しい社会性別役割職業だけでなく差別とも切り離せなくなり、そして現代では? というところまで総観される。

 後半の主役はどうしても人類になるけど、一方で、人間とて有性生物一種に過ぎず、我々の社会も「生物がつくりうる群れのパターンの一つ」でしかない、という視点体感できるのが、この本の良さ。いわゆる文系でも読める。そこそこ厚めの科学ノンフィクションがいける人はぜひ。ちなみにオチの一文がシャレている。

 まったく余談だけど、本作は集英社刊行。この手のジャンル早川や河出、みすずあたりが強いイメージがあるので意外だった。

2. 昆虫 驚異の科学生物学

 全昆虫好き必携。本というより図鑑

 俺は小さめの青虫なら手で触れるぐらい虫が好きで、知識もそれなりにあるつもりだけど、それでもどのページを開いても「ほお~」と嘆息してしまうぐらい情報が豊か。この本も、地球というのが生命の壮大な実験場で、長い歴史の中で膨大な選別と滅亡を繰り返している世界であり、いま生きているやつはみんな、構造の複雑さや大きさに関係なく、各自戦略でもって何かしらの頂点、キングであることがわかる一冊。

 見入ってしま理由はもう一つあって、写真が本当に美しい。昆虫嫌いはどのページを開いても卒倒すると思うけど、うっかり手にとって目覚めてほしい気持ちもある…。

3. 世界最凶のスパイウェアペガサスノンフィクション

 軍事ITものドキュメンタリー

 イスラエルIT企業制作販売し、やがて各国要人スマートフォンに忍び込むことになったスパイウェアをめぐるノンフィクション(←重要)。

 作品としていくつかの側面があり、「テクノロジー悪用を追求する社会ノンフィクション」「追うものと追われるもの駆け引きを描いたサスペンス」「一つの大きなプロジェクトを、組織横断で運営する困難を描いた仕事もの」として読める。

 俺は、どんな技術でも基本的にそれ自体には善い悪いはないと思っている。実際、優秀な若者だったイスラエル起業家たちがペガサスを立ち上げたエピソードは、そこだけ読めば、ほかのビッグテック成功譚の導入と変わらない。

 ただ、巨大な力の行使自主的規制せず、金を払えるところならどこでも売る、という条件だけで市場に開放すれば、やがて歯止めが利かなくなる…というか、大きなクライアントから契約を得ること以外の指標がはじめから存在しないため、ブレーキのかかりようがなく、最後はろくなことにならない、ということがよくわかる。

4. 並行宇宙実在するか(宇宙物理学)

 いわゆるマルチバースについて、いくつかの可能性を科学的に整理した本。

 俺のような文系にはややハードだったが、逆に言えば、宇宙物理学(ビッグバンとか、観測できる宇宙の果て)や量子力学について、ぼんやりとでもイメージができれば、なんとなく理解しつつ読める。

 この本、何が素晴らしいかというと、一般的にひとくくりにされがちなマルチバースという概念について、いくつか種類があるということを整理してくれるところ。

 俺は宇宙物理とか量子力学の本をたまに読み、その中でいわゆる多世界解釈についても目にするので、「いろいろと読んだけど、こんな本が意外とマジでなかったな~」と感動している。

 例えば、ある宇宙における一つの文明から物理的に到達しうる距離限界仮定して、その範囲を超えたところに別の文明や星が存在するなら、それはある意味マルチバース。もちろん、まったく別の宇宙が別次元複数存在してもマルチバース

 一方、超ミクロにも視点を移して、量子のゆらぎが世界の一つの可能性に収束するのではなく、複数世界分岐していくのだ、と主張するなら、それもマルチバース

 要するに、「マルチバース」という言葉意味自体マルチなのだが、そのことをかみ砕いてくれる本というのが実は貴重。これ系好きな人おすすめ。次の本を読む上での下地にもなるかも。

5. アテンション・エコノミージレンマ 〈関心〉を奪い合う世界未来はあるか(社会学)

 アテンションエコノミーによって駆動している現代デジタルプラットフォームSNSとの付き合い方について、作者が専門家と交わした議論をまとめた対談集。

 アテンションエコノミーとは、ざっくり言って、ユーザーの注意関心を定量化し、それを指標としてコンテンツ運営方針を決めていくスタンスのこと。これを重視しすぎるあまり、商環境におけるモラル二の次になってしまう、という問題がとっかかりなのだが、本作のすごさは、そこから人間認知構造まで踏み込み、「そもそも、人が自由に自立して何かを消費するとは?」まで進むラディカルさにある。

 例えば、人間認知というのは迅速にorゆっくり判断する、という二つの軸を持ち、同時に、無意識にor意識して評価する、という二つの層を持っている、という点が説明される。そして、アテンションエコノミーというのは「迅速&無意識」の部分を攻撃しているため、やっかいであるとされる。

 攻撃表現したとおり、本作においてアテンションエコノミーとは、(全面的に悪とは言えないまでも)人類最高峰の知能を持つ人たちが、一秒でも長く少しでも多い反応をユーザーから引き起こすために仕掛けてくるハッキング行為でもある、というスタンスをとっている。

 ここでジレンマ、というタイトルにつながってくる。俺たちが社会全体でアテンションエコノミーとの付き合い方を学ぶとしたら、有効方法の一つは、教育を通じて学習することである。ただ、学んで育つとは、基本的人間本来の強さ・賢さを信じ、それを伸ばそうとするものであるため、「俺達は根本的に抗いようのない領域を抱えており、そこをハッキングされるとひとたまりもない」という弱さの認識とは食い合わせがあまりよくなく、手段確立に苦労している(書いていて思ったが、性教育や薬物の危険さを学ぶことの難しさも同じかもしれない)。

 今後、どうしたらいいかは探っていくしかないよね、という感じだが、一つ面白かったのは、デジタル技術基本的に、自主的な決定と自己責任を重んじる、いわゆるリバタリアン的な価値観によって推進されることが多いが、その行く末が「ユーザーそもそも判断させる余地を与えない無意識下の攻撃」に成り下がってるのでは? という指摘は、皮肉でかなり響いた。

 ジレンマをもう一つ。利益面で言えば、プラットフォーマーにとっては無思考時間お金を費やしてくれるユーザーが一番ありがたいわけだが、消費者もそこまでお人よしではない。「全然自由度が低いっていうか、なんかナメられてね?」と思うこともある。

 そこで、「じゃあ自分好みにいろいろ選べるように協力しましょう」という良心的な運営もあるだろうが、「ユーザー自分自由に選べた、という感覚さえ演出できれば、実態は別でもかまわない」という方向に進んでしま運営も現れうる。いまやテックジャイアントの在り方とは、消費者自主性を尊重している姿勢を見せつつ、いか自分たちの利益誘導できるか、その妥協点の模索に陥っているのでは(そもそも理念はそんなじゃなかったはずなのに…)という見方も紹介されており、面白かった。

 本年ベスト級。下で紹介している『アルツハイマー病の一族』がなければ1位だった。

6. 対馬の海に沈む(ノンフィクション

 九州農協に勤めていたあるエース営業マン不審死を追ったドキュメンタリー

 一人の優秀なサラリーマンが、組織内にも地域にも一つの帝国」を築き、邪魔者排除し、しかし、最後は(おそらく)破滅した様が描かれる。

 大げさな言い方をすれば、社会における悪とは何かを考えさせられる作品主犯とされる男が周囲の人に行ったことや、横領行為は悪いに決まっている。しかし、こんなやつは罰さなくては(もう本人は亡くなっているが)、という義憤ときどき迷子になってしまうのは、「本当に彼だけが悪いのか?」、そして「そもそも、この社会はこうした『悪』を罰せられる構造になっているのか?」と思ってしまうから

 読み進めると、彼が所属していた組織お金の流れもあまりにいい加減で、根本的に腐敗しており、システムの中心としてそれを差配していた彼の周囲に群がっていた同僚や市民も、何か妙なことが起きていることを薄々察知しながら甘い汁を吸い続けていたことがわかる。

 つまりこれは、悪事責任が彼以外にも分散しているということなのだけど、もう一つ思うのは、そもそも社会というのが、本質的に悪の所在あいまいにし、「悪」でさえなくす、ロンダリングする仕組みなのではないか? ということである

 どういうことかというと、物事手続というのは本来筋道道理があり、それらにのっとらないといけないはずなのだが、これを四角四面に処理しようとしても遠回りになるだけで何の意味もないことが往々にしてあり、そして、よく言えばそれを円滑化する、悪く言えば本筋をねじ曲げることのできる人物がどこにでもいるもので、結果としてその人のおかげで、(あくまで、そのコミュニティの中では)物事がうまくいく、ということがよくある。

 肥大化形骸化したナンセンスな仕組みなら見直せばいいのだが、組織にそんな向上心リソースもなく、それでも体裁を取り繕わないといけないとき、それを(自分利益ブレンドしつつ)調整する役目を負う者が求められ、必然的に出現するとしたら、その誰かを悪と断じることの意味はなんなんだろう? と思ってしまうのである

 もちろん、シンプル悪事悪事であるという答えはぼやかせない。

 盗んだり誤魔化したり、他者いじめたら悪いに決まっている。当然のことだ。ただ、システム悪用して悪事の限りを尽くすやつと、有能ゆえに組織悪徳を背負わされて破滅するやつが、同じ人物ということもあり得るよな、とは思う。

7. 闇の奥(文芸

 19世紀コンゴ舞台に、西洋文明による資源労働力搾取を描いたジョゼフ・コンラッド小説1902年刊行

 ホラー作家である平山夢明短編『すまじき熱帯』がまず面白かったのがあり、その元ネタがたぶん、フランシス・コッポラの『地獄の黙示録』であって、その原作が『闇の奥』…という紆余曲折あって手に取った。

 例えば気まぐれに古典を読むと「名作ってやっぱすげえ」と思うことが多く、実はこれは意外ではなくていまの俺たちの価値観言葉下地になっているものである以上、それなりに当たり前のことなのだが、はじめて読んだ『闇の奥』も例に漏れず強烈だった。

 基本的にこの作品は、西洋によるアフリカ搾取強制された苦役恥辱物語として読まれている。有名なセリフである地獄だ!地獄だ!(the horror!)」も、まずこの視点から解釈するべきで、それは先進国必須認識だと思う。ちなみに、 セリフを発したのは現地で開発を差配していて発狂してしまったクルツという西洋人。

 一方で、個人的な印象としては、クルツにある種の英雄性を感じてしまったのだった。

 暗黒大陸とも形容される当時のアフリカの奥地に、「文明担い手」として一人で立ち向かった人間。「闇」と「文明」が接する最前線で彼が発した「地獄だ!」といううわ言は、その言葉自体が、未知の世界から切り出されて西洋側に持ち込まれた(負の)成果物であると思う。『対馬の海に沈む』でも思ったが、俺は腐敗した組織の一員である誰かが役目に邁進し、自身欲望と背負った責務の中で破滅するナルシシズムが好きなんだろう。

 もちろん、コンゴの側から見れば、勝手にやってきた侵略者の一人が勝手おかしくなって破滅しただけであり、そこにヒロイズムを感じるのは先進国の大変な欺瞞だと思う。加害と被害歴史は前提として理解しないといけないし、意見を発するうえでバランスは気にかける必要があるのだが、↑のような感想を抱いてしまった。

 余談だけど、今年刊行された本に『ブラッドコバルト』というすさまじいノンフィクションがあり、同じコンゴが今度はハイテク機器使用されるレアメタル産出国として、ふたたび西洋社会による深刻な搾取を被っている様子が描かれている。

8. 禁忌の子文芸

 医師として病院に勤務する主人公。ある日、救急で運び込まれてきた心肺停止状態患者は彼とうり二つの顔をしていて…という導入から始まるミステリー

 2025年ミステリーホラーを中心に15冊ぐらい小説を読んだんだけど、その中でもぶっちぎりで面白かった。

 ※ 以下、少しネタバレ。注意

 今作の優れたところは、冒頭の謎をオチまで温存することなく、あくまで読者を引き付けるためのフックとして割り切ったところだと思う。

 導入部分の真相については、正直「科学的にあり得るならこうだろうな」という域を出ない。それを冷静に見越したうえで、いわばロケット作品)を高く飛ばすための燃料として中盤で切り離し、さらに高い地点への加速と突破は他の要素や伏線回収で狙う、という戦略だと感じた。別作品批判になるが、同じようなネタ武器として最終盤まで引っ張ってしまったミステリーも同じ年にあり、個人的には格が違った印象がある。

 ベタ表現になるが、後半もどんでん返しが続き、飽きさせない。逆に言えば、スキャンダラスな波乱の展開をいくつ詰め込めるかを始点に逆算してつくられた感じはある。これを品がないと思う人もいるかもしれないが、こだわりがない人は面白く読めると思う。

後半に続く。

https://anond.hatelabo.jp/20251231153147

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