はてなキーワード: 遮断とは
今年の3月18日にプーチン氏に反旗を翻した後、精神科病院に収容されてしまったと話題になったイリヤ・レメスロ氏(anond:20260321192723)が、なんと無事に退院して元気に情報発信を続けているということで、その投稿をいくつか紹介しておきたい。いやー、窓から落ちることなく、永遠に閉じ込められることもなく、本当に精神病にさせられてしまうこともなく退院できるとは、ロシアも捨てたもんじゃないですね。
なお、ところどころ文末に 。 の替わりに ) が使われているが、欧米の顔文字 :) の一種で、笑顔の口を表しているらしい。
https://t.me/ilya_remeslaw/11157 - 日本時間 4月18日(土) 1:26
皆さん、こんばんは、親愛なる友人の皆さん!
今日、30日間入院していたスクヴォロツォフ・ステパノフ病院の第20病棟を退院しました。
医療上の秘密や家族の事情を明かさずに言えることは以下の通りです:
- 「インサイド・フォンタンカ」の報道を裏付けますが、入院時点では薬物もアルコールも完全に陰性でした。まあ、「診断」も軽いものだったので、気まずくならないように)
- 政府高官に対する厳しい批判には代償が伴う――そのことを忘れないでください。
病院での生活環境はかなり過酷で、刑務所と比べても遜色ありません――例えば、散歩の時間などありません。- やったこと自体は後悔していないが、もし今やるなら、個人攻撃に走らず、より慎重でバランスの取れた表現を使うだろう。この不備は今後改善していくつもりだ。
- 面白い話:医療関係者が私のところに来た時、真っ先に私の投稿による「大きな社会的騒動」について言及し、なぜかクセニア・ソブチャク(※訳注: 著名な反体制派)の名前を出してきました。そして、批判には節度を保つ必要があると、ずっと繰り返していました。まあ、お分かりでしょうが、みんな事情を把握していたようです)
- 今後の予定:2〜3日中に、なぜこれらを行ったのか、そして今後の計画についてお伝えします。
https://t.me/ilya_remeslaw/11158 - 日本時間 4月18日(土) 1:37
そして、この30日間、私のことを熱心に議論していた「理解はしているが沈黙を守る」メディア関係者の皆さんにも、もう一度お答えしておきます。
私をネタにしたジョークには異存はありません。むしろ楽しく読ませていただきました。それなら、ついでに上層部の人たちについてもジョークを飛ばしてみたらどうでしょう? ああ、怖いですか、皆さん?
臆病さは、間違いなく最も恐ろしい悪徳の一つだ(c)。このことを忘れないでほしい、友よ。(※訳注: 小節『巨匠とマルガリータ』からの引用)
https://t.me/ilya_remeslaw/11160 - 日本時間 4月18日(土) 16:47
ここ30日間のニュースをチェックした。
全体的に暗い内容ばかりで、特にウクライナでの戦争や欧州での緊張の高まり(都市への攻撃を呼びかける声や、国境沿いの国々など)が気にかかる。これは非常に危険な事態であり、私たちにとって決して勝利の電撃戦とはならない結末を迎える可能性もある。
ここで重要なのは、「誰が先に始めたか」ということではない。私は欧州諸国や、彼らがロシアに対して抱く態度について、幻想を抱いてはいない。それは明白だ。今さらその点にこだわる意味はない。
重要なのは、誰が賢明か、誰が敵に向かって最初の一歩を踏み出し、この不利益で血なまぐさい事態に終止符を打つかだ。そうでなければ、団結した世界から極めて予期せぬ打撃を受け、大惨事を招くことになる。
また、トランプ氏の仲介による戦争終結という絶好の機会も、95%の確率で失われた。プーチンとの関係の明らかな冷え込み、軍事的エスカレーションの激化……すべてはどのように始まったのか……
現在の体制を一日も早く破滅へと追い込むために、すべてが意図的に仕組まれているとは思いませんか?そして、あらゆる脅威となるプロセスは、すでに不可逆的な段階に入っているのではないでしょうか?
https://t.me/ilya_remeslaw/11165 - 日本時間 4月19日(日) 1:21
病院で30日間の「隔離」生活を送っている間、医師たちを含め、周囲の人々から多くの励ましの言葉をいただきました。「みんな理解しているよ、君は勇敢な人だ」といった具合に。
しかし、ある日、ある異例の出来事が起こりました。窓の下に、12~13歳くらいの少女がプラカードと手紙を持ってやって来たのです。
その手紙の内容はここでは紹介できません。そこには非常に過激な反戦スローガンが書かれており、まさに過激なものでした。しかし、大まかな趣旨は、「仲間よ、頑張れ。狂っているのは君ではなく、戦争を起こす連中だ」というものでした。
それは非常に予想外で、胸を打つ、そして珍しい出来事だった。また、99歳の第二次世界大戦退役軍人、ボリス・セルゲイヴィチ・オレホフ氏も訪ねてきてくれた。
https://t.me/ilya_remeslaw/11166 - 日本時間 4月19日(日) 19:47
もう一つよく聞かれる非難は、「ほら、前はプーチンを支持していたくせに、今は180度態度を変えた」というものです。
これについて、私はこう言えます。
- 国家や国が変われば、人の反応、つまり信念も変わるものだ。ただ、ある種の「特別な才能」を持つ人々だけは事情が異なる。この20年間、国はひどい目に遭っているのに、彼らは何があっても「偉大なる地政学者」(※訳注: プーチン)を支持し続けている。
- 私は、現在起きている事態には賛同していない。
2014年から2021年にかけては、戦争もインターネット遮断もなかった。多少なりとも政治的な競争は存在した。ナワリヌイは13年以上投獄されていなかった。経済は、物価の急騰もなく、何とか機能していた。
つまり、私はとっくに存在しなくなった国家を守っていたのだ。したがって、今、大統領を支持する義務など私にはない。
これは過去のことだ。過去に対して文句を言うのではなく、その人物が恐れず、自由と命に多大なリスクを冒して公然と立場を変えたことを喜ぶべきだ。- 私の見解では、「なんで態度を変えたんだ」という問いかけそのものが、しばしばクレムリンの工作である。しかも、この工作にはいわゆるリベラルなオピニオンリーダーたちも加担している。
権力とつながりのある多くの迷っている人々もまた、自らの立場を表明し、体制と決別したいと願っている。しかし、彼らは、恐れずに立ち上がった人々がどう扱われているか、いかに中傷され、過去を突きつけられているかを見て、「そんなことする意味なんてあるのか?投獄されるだけじゃなく、さらに糞をぶっかけられるだけだ」と考えているのだ。
だから、こうした活動をしている者(※訳注: 「なんで態度を変えたんだ」と問いかけてくる者)全員をリストアップし、大統領府との契約書を持っていないか尋ねてみるといい)
https://t.me/ilya_remeslaw/11199 - 日本時間 4月26日(日) 22:41
大統領府が情報戦において行っている膨大な取り組みに関する、約束していた内部情報です。
皆さんの多くも、ゼレンスキー氏や欧州各国の指導者たちに関する、このような大量のフェイクニュースを目にしたことがあると思います。
https://t.me/BILD_Russian/29519?single (※訳注: リンク先は、ゼレンスキーが3月にイタリアで盗まれたばかりのセザンヌの絵画をマフィアから購入して執務室に飾っていたとするBBCの報道がロシアからばらまかれたが、執務室の映像はフェイクで、BBCの報道そのものも存在しないフェイクだったという一件)
フェイクは完全に荒唐無稽で、すべて同じパターンで作られています――偽の動画や写真が生成され、ソーシャルネットワークX上で同じネットワークによって拡散されているのです。
その背後にいるのは誰か? もちろん、大統領府です。国内の問題はすべて解決済みですから、少しふざけてみてもいいでしょう?しかし、これを単なる冗談だと思っているなら大間違いだ。大統領府の報告書では、これらすべてが「高レベルの心理作戦」として扱われている。プロジェクトの全期間を通じて、数十億ルーブル(※訳注: 1ルーブル約2円)もの予算が投じられているのだ。私は個人的に、リーチ数やその他の関連数値が記載された報告書の草案を目にしたことがある。
この「フェイク」プロジェクトの経緯も非常に興味深い。当初は大統領府の請負業者の一人の趣味のようなものとして始まったが、やがて予算を伴う本格的なプロジェクトへと発展した。
同様の活動に携わった人物は様々で、非営利組織「ダイアログ」の名が挙がったり、それ以前にはクリスティーナ・ポトゥプチク(※訳注: プロパガンダ・メディア戦略の女帝)が関与していたとされていた。現在、同様の活動を行っているのは、大統領府の部門の一つである「戦略的パートナーシップ・協力担当大統領事務局」だ。同局は「対外」分野の業務を担当している。
大統領府の全員がフェイク情報の利用を好んでいたわけではない。なぜなら、それは他の、より実質的なクレムリンのプロパガンダに悪影響を及ぼしていたからだ。大まかに言えば、ゼレンスキーやNATO諸国首脳に関するより妥当な暴露記事が標的となった。欧州の人々はそれらを「クレムリンのフェイクニュース」と即座に決めつけ、そもそも読もうとしなかったのだ。明らかに有害なプロジェクトとして中止するのが論理的だったはずだ。(※訳注: 妥当な暴露記事までフェイク扱いされてしまうようになったのは損失であったという、オオカミ少年の教訓的な主旨の主張)
しかし、プロジェクトの受益者の一人が持つコネのため、プロジェクトは中止されず、むしろ追加の資金が投入された。また、イーロン・マスクやその他の著名人がプロジェクトのフェイク情報をリポストしたことも一因となった。こうして、戦略は目先の政治的便宜と資金の横領の犠牲となったのである。
DeepL.com(無料版)で翻訳しました。太字は原文を反映しています。
ところで、後から気付いたことだけど、前回紹介した際の登録者2600人のアカウント https://t.me/remeslaw は本人のサブアカウントのようで、まったく同じ内容が今回リンクを貼っている登録者11万人の本アカウント https://t.me/ilya_remeslaw にも投稿されていた。少なくともプーチンに反旗を翻して以降の一連の投稿はほとんど両方に投稿されているので、本当に何かあった時のためのバックアップ的なアカウントなのだろう。(別人のなりすましアカウントなどでもなさそうだ)
トロッコ問題は、多数を助けるにしても、少数を助けるにしても、その理由を考える事のトリガーにする問題で
そうハッキリしているんだ
対してこの問題は、なにもハッキリしていない
例えば、「工事現場で点字ブロックが遮断され盲目の人が立ち止まっている、助けますか?」という問いを作ったとき
顔出し放送で聞かれれば、ほとんどの人は「助ける」と答えるだろう
匿名のアンケでも「助ける」人が多い筈だ
これだけいるんだ、誰かが助けるだろう
面倒くさい
理由は様々だろうが、多くの人は助けない
この話は「青派閥」が道徳問題にしてしまい、いろんな条件を後付けして、如何に赤が利己的であるかを説いているが
実際には赤が押されると「信じて」いるよ
https://anond.hatelabo.jp/20260502221802
https://anond.hatelabo.jp/20260503072233
一番気になるポイントとしては、なぜか振り込め詐欺の詐欺師を信用してしまったのかという部分だろうけど、まず1つ目としてやはり一番大きいのは上の増田で語っているように、実際は偽警官への転送なのに、自分から警察へ電話したと錯覚していたこと。だからぶっちゃけ途中でなんかおかしくね?と思うことはあっても、自分から電話してるんだから偽警察のわけがなく、そういうものかと飲み込んでしまったからな。あと、下にも書いてるけど、それっておかしくね?みたいな疑問にも一応回答は用意されていたのも大きい。
次に2つ目だけど、これが結構怖い点で、俺が偽警官とのやり取り中、こちらが疑問に思ったことは即座にそれっぽい回答を用意してきたことだな。よく弁護士や本物の警察が、偽警察とバトルする動画だと、クリティカルな質問を投げて向こう側がしどろもどろになる様子が多いだろ? でも俺はそこまで専門的な知識はないから、なんか疑問に思ったところで、おそらく詐欺師側の想定の範囲内だったんだろうな。偽クレカ会社とのやり取りになるけど、よくよく考えてたらアプリで確認してそんな取引履歴ねえじゃんっていうツッコミにもちゃんと回答を用意していたわけだし。
だから、専門家がちゃんと知識を持ってるから詐欺師とケンカできるだけであって、俺ら素人がいざ詐欺師と対面するとあっさり丸め込まれるのがオチよ。何せ向こうは騙すプロなんだから。これほど「ソースが俺」と言いたい事例はそうそうない。
俺も、実際に振り込め詐欺にあうまでは、振り込め詐欺なんかに合うわけないと思ってたクチでさあ。
3つ目だけど、振り込め詐欺師はまず情報を遮断しようとしてくるからな。
他の人に相談すれば良かったのにって言うけど、偽警察とのやり取りって取り調べの体裁だから、ビデオ通話で使用しているスマホ以外の通信機器は全部切れ。捜査情報を外部に漏らしたら機密情報漏洩に当たるから、刑法に引っ掛かるとまず最初に脅してくるわけよ。
ググれば1万円ごとのハッシュ値も「金融庁財産保管状」も存在しないのは一発でわかるんだから。
4つ目の理由として、偽警察とのやりとりが3時間以上に及ぶ長丁場だったこともあるな。
一応偽警察って、あんたが犯人じゃないのはわかってけど、一応規則で取り調べしなきゃならないんだよ、みたいなスタンスで絡んできて、基本的にクレカ詐欺の事件に巻き込まれた可哀そうな一般人みたいな扱いで同情的だったから。そこまで長時間絡むと、妙な信用性が築かれてしまったということもあった。
ちなみに金を振り込んだのも、実際には警察署まで来てもらい、その後、警察と一緒に金融機関に同席して確認することもできるけど、オンラインで確認することもできると言っていたから、結局そこで振り込んでしまったわけだな。これもよくあるケースだけど、この偽警察というのは、騙す相手がすぐに来れない場所を指定してくるから、だったらオンラインの方がよくね?という話に持っていこうとする。
あと、そこまで信用していた偽警察を、詐欺師だとどうやって気づいたのかって話だけど、これは前述の「金融庁財産保管状」のせいだな。
公的な書類は何度も見たことがあるから大体の体裁はわかってる。だから金融庁の名前を冠する割には金融庁長官の名前や公印がなく、大金が絡むのにこんな雑な証明書に何の効力があるんじゃって偽警察と喧嘩になって、やっと詐欺師に気が付いたわけだよ。「金融庁財産保管状」を疑うのがかなりクリティカルな質問だったってことだろうけども、もう残念ながら後の祭りだ。まあ1つの口座だけで済んだのは不幸中の幸いと思うしかねえわ。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015112951000
一体どうやって、11億も騙し取ったんだ?みたいなコメントがちょくちょくあるけど、実際に振り込め詐欺にあった俺の経験から話すと、偽警察は具体的に11億円振り込めって指示したわけじゃないと思うよ。
簡単な話で、「口座の金をチェックするから、一旦こちらが指示する口座に全額振り込んでくれ」という内容なんじゃないかと思う。
これだと金額の大小に関係なく騙せるからな。突然、具体的に11億振り込め!!って話なら警戒するだろうけど、あくまでもチェックのために一時的に預かるという話に誘導されたなら、信用しちゃったんじゃないかな。
そして金に関わる話だから、おそらく偽警察経由で、偽金融庁の話を持ち出されていると思う。俺の時もそうだった。金はあくまでも金融庁の方で一旦預かってチェックするという話で、預けたことを証明する証明書の貰ったからな。「金融庁財産保管状」とかいう名前のやつ。こんな名前の書類は存在しないし、ググったら物々しい単語が出てくるから、まあお察し。
ちなみにどうやって口座の金をチェックするのか?という疑問についてだけど、俺の時は銀行の金は1万円単位でハッシュ値が振られており、それを辿ればどこから振り込まれたお金であるか追跡することができるって話だったな。もちろん嘘だけど。
よくよく考えたら、もしこんな仕様だったとしても、現金をATMから出金したら辿れなくなるだろって話だし。でもその偽警察を信用していて、そんな説明をされると、そういうもんかと思ってしまうから振り込め詐欺はなくならないんだよ。それにまず冷静さを無くすように詐欺師は仕向けてきて、さらに情報を遮断してくるからな。「金融庁財産保管状」もググれば怪しいとわかるんだから。
追記:
ユダヤ教超正統派(Haredi)がその好例であり、日本の戦前・戦後の農村共同体(特に東北や九州の伝統的農村)も似た構造を持っていました。
外部の影響(個人の自由、キャリア優先、少子化文化)を遮断し、「大家族こそ正しい生き方」という規範を内面化させる。
出産・育児・労働(または家事労働)の二重・三重負担を「当然の役割」として美化・正当化する。Harediでは女性の就業率が80%超でも大家族を維持しており、日本の旧農村でも「子だくさんで働き者」が美徳とされました。
世俗教育を制限し、共同体内の価値観だけを伝えることで、子供の選択肢を狭め、「抜けにくい」構造を作る。
Harediは現在6.2〜6.5人、日本の戦前農村も平均4〜6人台が普通でした。
このモデルは、文化・宗教・共同体圧力をレバレッジにして、選択の自由をある程度制限することで人口を維持する「低コスト・高効率」の人口プールと言えます。
Harediの男子は世俗教育が極端に不足するため、現代社会で自立しにくい。日本の旧農村でも、長男以外は教育機会が制限され、貧困の連鎖が起きやすかった。
生まれながらに「この道しか選べない」状況に置かれる。脱コミュニティのコスト(家族絶縁、スキル不足、孤独)が極めて高く、「本当の選択」ではなく「強制された選択」に近い。
出産と労働の両立は「美徳」として称賛されますが、身体的・精神的コストは非常に大きい。長期的に見て、女性の健康問題や価値観の変化(若い世代の就労意欲上昇)が蓄積すると、モデル自体が揺らぎ始めます。
Harediの場合、兵役免除や低就業率がイスラエル全体の財政・国防・経済に負担をかけています。日本の旧農村も、都市化が進むと「人口流出+高齢化」の問題を抱えました。
先進国の低出生率問題を考えるとき、このHaredi型モデルは一つの極端な解として参考になります。しかし、現実的に先進国で適用するのは困難です。なぜなら、現代の価値観(個人の自由、ジェンダー平等、教育の機会均等)が強く根付いているからです。
• 携帯電話:多くのHarediは「kosher phone(コーシャー携帯)」と呼ばれる制限付きのデバイスを使っています。これらは通話と極めて限定的なテキストのみが可能で、インターネットブラウザ、SMSアプリ、カメラ、動画、音楽などがブロックされています。違反者は共同体から強い社会的制裁(shunning)を受けることがあります。
• インターネット:原則として禁止または厳しく制限。家庭用パソコンやスマートフォンのインターネットアクセスはラビの許可が必要で、多くの家庭ではフィルタリングツールを義務付けています。ただし、仕事や生計のために一部の男性・女性が制限付きで使うケースが増えています。
• 主なメディア:街角のポスター(pashkevil)、コミュニティ内新聞、ラジオ(制限付き)、電話ベースのニュースホットラインが中心です。テレビや一般的なSNSはほぼ排除され、情報はラビや共同体指導者が管理・フィルタリングしたものが主流です。
この環境は、伝統的価値観(トーラー中心の生活、早婚、大家族、ジェンダー役割の厳格な分離)を維持しやすい閉鎖的エコシステムを作り出しています。外部の「有害な影響」(セクシャリティ、世俗文化、個人の自由主義など)を物理的・技術的に遮断することで、共同体の一体性を保っています。
ピーク時(2003-2005年頃)の7.5人前後から約1.0〜1.3人低下しており、過去40年近くで最も低い水準に近づいています。 2025年の最新推計でも6.2〜6.5台と、緩やかな低下傾向が続いています。
非Harediユダヤ人女性は約2.2人。Harediの出生率が全体を押し上げ、イスラエル全体のTFRを約2.8〜2.9に保っています。
過去10年ほぼ横ばい(52〜54%)。多くの男性は結婚後もイェシーバ(宗教学校)やコルレルで終日トーラー学習に専念します。
Haredi女性は出産・子育てとフルタイム労働の両立を強いられるケースが非常に多く、平均労働時間は週32時間程度(非Haredi女性は38.5時間)。教育職や低賃金サービス業に集中しています。
女性が「出産も労働も担う」負担は極めて重く、子育てコスト(教育・住宅・食費)の上昇が直接響いています。女性が、Haredi社会の「学習社会(男性がトーラー学習中心)」モデルを支えています。
女性がこれだけの出産(平均6人超)と労働を両立させているのは、先進国ではほとんど例がありません。宗教的動機と強い共同体意識が「負担を耐えさせる」役割を果たしていますが、経済的・心理的コストは蓄積しており、若い世代で価値観の変化(就労意欲の上昇や家族観の多様化)が進んでいます。
Harediの教育システムは、宗教学習(トーラー・タルムード中心)を最優先とし、世俗教育(core curriculum:数学、英語、科学、歴史など)を大幅に制限・排除しています。
世俗科目は最小限かほぼゼロ。2025-2026年のデータでも、男子の大学入学資格(バカロレア相当)の取得率は約16%程度と極めて低い(非Harediユダヤ人は86%)。
イスラエル政府は予算を投入していますが、core curriculumの義務化がほとんど守られていない状態で、最高裁判所が何度も「資金停止」や「説明責任」を命じていますが、執行は弱いです。
Harediとして育った人は高等教育や現代の労働市場に必要な基礎スキル(英語、数学、コンピュータなど)が深刻に不足します。
抜ける(defection / OTD)人は毎年一定数いますが、極めて高いコストを伴います。
Harediコミュニティは閉鎖的で、家族・友人・結婚相手・仕事・住居のほとんどがコミュニティ内で完結しています。抜けると家族から絶縁(shunning)されるケースが非常に多く、経済的・感情的な支援を一気に失います。多くの脱Harediは「突然のホームレス状態」や「極度の孤独」に陥ります。
世俗教育が不足しているため、自分でゼロから学び直す必要があります。英語がほとんどできない、数学が小学校レベル止まり、現代社会の常識(銀行、税金、就職活動など)がわからない状態で社会に出る人が多数です。 支援団体(Footstepsなど)によると、脱Harediの多くは成人後に高等教育をやり直し、数年〜10年単位の苦労を強いられます。
アイデンティティの再構築、PTSD的なトラウマ、精神保健問題が発生しやすい。コミュニティ離脱者の離婚率や貧困率も高くなります。
脱Haredi支援団体(Footstepsなど)の活動は活発ですが、支援を求める人は「コミュニティの監視」や「恥」の意識からハードルが高いです。
「デモの抑圧=独裁への第一歩」というが、現在の日本において政府が組織的・構造的にデモを物理的に弾圧している事実は確認されていない。
道路を使用すれば交通が遮断され、騒音は周辺住民の生活権に触れる。
憲法における公共の福祉に基づき、他者の権利を不当に侵害しない範囲で調整されるのが法治国家の原則。
「デモ=正義の行使」という前提が透けて見えるが、正しくない。デモもまた一つの政治的表現であり、批判の対象。
※ ヘイトスピーチを伴うデモや、他者の人権を侵害する内容のデモもある。「声を荒げること」自体に価値があるのではない
「デモをする自由」があるのと同時に、そのデモに対して「他者の主張を批判する自由」や、冷ややかな視線を送る自由もまた健全な民主主義。
選挙は不完全というが、現状不正など選挙が形骸化しているわけではない。支持率等によって議席は増減し、過去に政権が入れ替わったこともある。
選挙は、国民の意思を法や政策に変換するための法的正統性を持つ唯一の手続き
「デモそのもの」によって法が無視されてはいけない。選挙は主張を法に反映させる手続きである。 属性そのもののマイノリティ、マジョリティではなく。デモは、主権者集団における思想のマジョリティを獲得するための手段である。(同性愛者の当事者は少なくても、同性婚容認賛同する人を増やす)
日本の場合、選挙の公正さが担保されてる。公正さでいえば指数は上位。この状況で「選挙よりデモが重要」と言うのは、「ルールに基づいた民意の結果を、特定集団の熱量で拒否したい」という、憲法や法治主義の否定につながる。
デモそのものが法の鉄好きを無視して社会を動かすそれは別の形の衆愚政治、独裁につづく。
自分の意見が通らない=国が独裁に傾いているという解釈は、多様な意見の共存を認める民主主義ではなく、自分の理想を絶対視する独裁的な思考に近い
このスレッドでは、「子供を異性叩き(性別に基づいた誹謗中傷など)をするような人間に育てないためにはどうすればよいか」という問いに対し、「産まないこと」が最も確実な解決策であるという悲観的かつ現実的な意見に多くの同意が集まっています。
スレッドの内容を、同意数(♡)の多い意見を中心に要約すると以下のようになります。
スレッドの冒頭から、「産まない(♡29)」という選択が最も有効な手段として提示されています。子供がどのように育つかは親が完全にコントロールできるものではなく、「化け物になっても許容するしかない(♡31)」という覚悟が親には求められると述べられています。もし子供が「化け物」になることを絶対に避けたいのであれば、「産まない以外に選択肢がない(♡30)」という考えに多くの賛同が集まっています。
「夫婦仲良くしている様子を見せる(♡0)」といった教育的なアプローチも提案されましたが、それに対しては「夫婦仲が良くても異性叩きになることはある(♡24)」と反論されています。また、ネット上には異性叩きの言説が溢れており、世界中でそのような状況が見られることから、外部環境の影響を遮断することの難しさも指摘されています。
子供を「老後の孤独死を防ぐため」や「看取らせるため」の手段として設けることについては、「残酷(♡15)」「今の社会では無理(♡19)」といった否定的な意見が目立ちます。現代では子供がいても最終的に施設で亡くなるケースが多いという現実的な指摘(♡27 ♡19)もあり、精神的・金銭的な負担(♡16)を考慮すると、子育てに希望を見出しにくい状況が語られています。
スレッド後半では、近年のネット上における女性叩きの論調の変化についても触れられています。
最終的に、「子供が異性叩きになるのを防ぐ方法はなく、それを100%避けたいなら産まないしかない(♡11)」という結論に帰結しています。スレッドの最後は、具体的な解決策が見つからないまま「方法無いの草」という言葉で締めくくられています。
001 耳の裏、小鼻、指の間を石鹸で集中的に洗う。
003 外出直前にシャワーを浴びる。
004 舌クリーナーで舌苔(ぜったい)を優しく除去する。
005 フロス(糸ようじ)を毎晩使用し、歯間の腐敗汚れを取る。
007 爪の間の汚れを専用ブラシで落とす。
010 靴を毎日履き替え、最低3足でローテーションする。
011 靴の中に10円玉を入れるか、靴専用の消臭粉末を振る。
012 脱いだ服に衣類用消臭スプレー(無香料)をかける。
013 汗をかいたら乾く前にボディシートで拭き取る。
014 使用後のタオルは放置せず、すぐに洗濯するか風通しの良い場所に干す。
015 部屋の対角線上の窓を開け、空気を完全に入れ替える。
016 ゴミ箱をパッキン付きの完全密閉型に変更する。
017 寝る前にコップ1杯の水を飲み、就寝中の口腔乾燥を防ぐ。
018 眼鏡を中性洗剤で丸洗いし、鼻パッドの酸化皮脂を除く。
020 イヤホン・ヘッドホンのイヤーパッドを定期的に清掃する。
021 洗濯物の間隔を空けて干し、サーキュレーターで強制乾燥させる。
024 シャツの下に吸汗速乾性の機能性インナーを必ず着用する。
025 財布の中のレシートやカードを整理し、湿気と汚れを溜めない。
026 衣類を「酸素系漂白剤(オキシクリーン等)」で定期的に漬け置き洗いする。
027 「生乾き臭」のする服は、熱湯(60℃以上)に浸して菌を死滅させる。
028 洗濯槽クリーナーを使用し、槽の裏側にこびりついたカビを剥がす。
030 排水口のヘアキャッチャーを毎日掃除し、ヌメリを除去する。
031 シーツと枕カバーを週に一度は洗濯し、皮脂の酸化を防ぐ。
034 クローゼット内に設置型の強力除湿剤(水が溜まるタイプ)を置く。
035 美容院で1ヶ月半に一度、毛量を減らし通気性を確保する。
037 首周りや脇など、蒸れやすい部位の体毛を短くトリミングする。
038 揚げ物やジャンクフードなど、酸化した脂質の摂取を制限する。
039 水溶性食物繊維を摂取し、腸内での腐敗ガス発生を抑える。
040 湯船に浸かって深部体温を上げ、汗腺の詰まりを解消する。
041 入浴剤に重曹を加え、酸性の皮脂汚れを中和・洗浄する。
043 衣類をジャストサイズに変え、脇や股の密閉・蒸れを軽減する。
045 ハンカチを2枚持ち歩き、濡れた状態のまま使い続けない。
046 カバンの底や持ち手をアルコールで拭き、付着臭を取る。
048 部屋の床を専用シートで水拭きし、埃と足裏の皮脂を除く。
049 加湿器のフィルターをクエン酸洗浄し、雑菌の放出を防ぐ。
050 飲酒・喫煙を控え、呼気および毛穴からの化学物質臭を抑える。
051 全ての服を「密閉型衣装ケース」に収納し、部屋の生活臭を遮断する。
052 古い本やコレクションは、ジップロックや密閉コンテナに入れ、臭い移りを防ぐ。
053 クローゼットの壁面に防カビシートを貼り、湿気による腐敗を防ぐ。
054 エアコンを専門業者に依頼し、アルミフィン内部のカビを洗浄する。
055 部屋のカーテンを年1回丸洗いし、繊維に吸着した臭いをリセットする。
056 空気清浄機を「次亜塩素酸」放出タイプ(ジアイーノ等)へ変更する。
058 部屋からラグ・カーペットを撤去し、汚れが拭き取れる床材のみにする。
059 ソファを布製から拭き取り可能なレザー・合皮製に変更する。
061 壁紙をアルコールまたは専用洗剤で拭き、染み付いた臭いを除去する。
062 洗濯機を「穴なし槽」タイプに買い替え、槽裏のカビ発生を構造的に防ぐ。
063 オゾン脱臭機能付きの靴乾燥機を導入し、帰宅後即座に除菌する。
065 排水トラップの封水をチェックし、S字管の汚れをパイプクリーナーで溶かす。
066 寝具をシャワーで丸洗いできる高反発ファイバー素材に変更する。
067 センサー式の自動消臭噴霧器を玄関とトイレに設置する。
068 高温スチームクリーナーで、壁や床の頑固な皮脂汚れを殺菌・除去する。
069 PCケース内部のファンとヒートシンクを清掃し、加熱された埃の臭いを防ぐ。
070 キッチンの換気扇フィルターを厚手の業務用に交換し、油の拡散を防ぐ。
071 除湿機を24時間稼働させ、室内の湿度を常に50%以下に保つ。
072 窓のサッシに溜まったカビを塩素系洗剤で完全に除去する。
073 衣類乾燥機(ガス式等)を導入し、繊維の奥まで高温乾燥させる。
074 クローゼット内に「炭」など天然素材の強力消臭剤を大量に配置する。
075 密閉性の高い蓋付きゴミ箱の中に、消臭・抗菌シートを貼る。
076 歯科医院で歯周ポケットの奥に溜まった歯石を機械的に除去する。
077 舌の奥に潜むバクテリアを殺菌するため、歯科専用の舌ジェルを使用する。
078 適合の悪い銀歯をセラミック等に交換し、隙間への食べカス残留を防ぐ。
079 耳鼻咽喉科で「膿栓(におい玉)」の有無を確認し、あれば吸引洗浄する。
080 副鼻腔炎(蓄膿症)の有無をレントゲン等で確認し、適切に治療する。
081 胃カメラ(内視鏡)検査を受け、胃粘膜の状態を確認する。
082 ピロリ菌の呼気検査または抗体検査を受け、陽性なら除菌する。
083 人間ドックの血液検査で肝機能(AST/ALT等)数値をチェックする。
084 尿検査および血液検査で、糖尿病(ケトン臭)の有無を確認する。
085 睡眠時無呼吸症候群の検査を受け、就寝中の口呼吸による雑菌繁殖を防ぐ。
086 形成外科または皮膚科で、ワキガ(腋臭症)の有無と程度を診断する。
087 脇の汗腺にボトックス注射を打ち、汗の分泌を物理的に止める。
088 ミラドライ等の切らない治療で、脇の汗腺を熱によって破壊する。
089 重度の場合は反転剪除法(切開手術)により、アポクリン腺を直接摘出する。
090 全身の医療脱毛を行い、汗が毛に留まって菌が増殖するのを防ぐ。
091 皮膚科で頭皮の脂漏性皮膚炎をチェックし、抗真菌薬を処方してもらう。
092 尿酸値が高い場合、アンモニア臭の原因となるため食事療法を行う。
093 腸内フローラ検査を受け、体臭に関連する菌群のバランスを確認する。
094 皮脂の酸化を抑制するため、ビタミンB群やビタミンEを摂取する。
095 汗腺トレーニング(半身浴)を行い、ミネラル流出の少ない汗を目指す。
096 医療機関の口臭外来にて、ガスクロマトグラフィーによる精密な成分分析を行う。
097 遺伝子検査を受け、自分の体質に合った防臭戦略を立てる。
098 疲労臭を防ぐため、肝臓の解毒を助けるオルニチンやクエン酸を補給する。
いや、それは戦争になったら戦闘地域なんだから全部封鎖できるのが当然って単純化しすぎだと思う。
戦争中でも海は自動的に無法地帯になるわけじゃなくて、むしろ国際法上は航行の自由は一定残る前提になってる。海上封鎖も好きにやっていいものじゃなくて、実効的に維持できるかとか、中立国に対して不公平じゃないかとか、かなり厳しい条件を満たした場合にだけ成立し得る話で、戦闘地域だから封鎖で当然というロジックにはならない。
それにイランが海洋法条約を批准してない点も、だから自由にできるって話にはならないし、むしろそのルール枠組みに入ってないこと自体は、国際秩序との関係で別途批判され得る問題であって、正当化の根拠にはならない。国際海峡の通航権みたいな基本ルールは慣習法として広く認められていて、実務もそれ前提で回ってる。
あとロケット発射の海域制限と一緒にするのもズレていて、あれは一時的な安全確保の調整であって、軍事的に通商を遮断する封鎖とは性質が違う。
日本版CFIUSは、安全保障の名のもとに対内直接投資を恣意的に制限する自己放尿制度である。
すなわち政府が自ら市場メカニズムを毀損し、自国の厚生を低下させる自己放尿政策に他ならない。
市場価格は資源の希少性と需要の強さを反映し、分散した知識を統合する自動操縦装置である。
このメカニズムを政治的裁量で遮断することは、情報の流れを遮断することと同義であり、資本の最適配分を歪めて自己放尿する。
政府の役割はルールの提供に限定されるべきであり、個別取引への介入は例外的でなければならない。
にもかかわらず、日本版CFIUSはケース・バイ・ケースの介入という形で、ルールではなく裁量を拡張する。
この問題はアメリカのCFIUSによるUSスチール買収阻止の自己放尿的試みを見れば一層明確になる。
市場においては、企業買収は資本の再配置、すなわち低生産性主体から高生産性主体への資源移転を意味する。
にもかかわらず政治的圧力によってそれを阻止することは、非効率な生産構造の温存という自己放尿に他ならない。
これは政治市場における利益集団のレントシーキングの結果であり、社会的余剰の純損失を生む自己放尿である。
さらに重要なのは、このような介入が合理的無知と合理的ロビー活動を誘発して自己放尿する点である。
一般消費者や納税者は、個別の買収案件について詳細な情報を収集するインセンティブを持たない。
一方で、集中利益を持つ産業団体は強いインセンティブを持つ。この非対称性が、政治的意思決定を歪めて自己放尿する。
日本版CFIUSが導入されれば、この構造はさらに強化される。
外国資本の参入が阻害されれば、競争圧力は低下し、国内企業の非効率が拡大して自己放尿する。
価格理論の基本に従えば、競争の欠如はコスト最小化インセンティブを弱め、資源配分の効率性を低下させる。
これは単なる静学的損失にとどまらず、動学的にもイノベーションを阻害する。
また、国際資本移動の制限は、日本経済における資本コストを上昇させる。資本は最も収益率の高い場所へ移動する傾向があるが、政治的障壁はこの移動を妨げる。
その結果、日本は資本の流入機会を失い、潜在成長率が低下する。
これは自由な交換の否定であり、双方に利益をもたらすはずの取引を破壊する自己放尿である。
日本版CFIUSは安全保障という名目で導入されるが、その実態は市場メカニズムの破壊であり、政治的裁量の拡大であり、利益集団による制度捕捉を促進する装置である。
アメリカのCFIUSによるUSスチール問題が示すように、それは合理的な経済判断ではなく、政治的圧力の自己放尿である。
そして日本版CFIUSは、その政府の失敗を制度化する試みであり、まさに制度化された自己放尿である。
日本経済は競争力を失い、成長機会を逸し、長期停滞をさらに深めるだろう。
不登校になって、そのまま引きこもりになって、一度も就職しないまま今に至るらしい。40-70問題が解決しないまま50-80問題になって、このまま60-90問題に名前が変わるだけなんじゃないか、みたいな空気がある。
他人事みたいに言ってるけど、うちの弟もかなり危ない。高校を中退してからずっと家にいて、ゲームばかりしている。バイトすらしない。将来のことは何も考えてなさそうというか、考えないようにしてるのかもしれないけど、外から見たら「何も考えてない人」にしか見えない。親が何か言っても不機嫌になるだけだし、かといって本気で追い出せるほど家庭も強くない。たぶんこういう家が、じわじわ問題を熟成させていくんだろうなと思う。
私は会社員をしつつ、世間的にはそろそろ結婚だの出産だのをふわっと意識し始めてもいい年齢なんだろうけど、正直ぜんぜんそういう気分になれない。子どもが欲しいと思えないし、産むのが怖い。うちの家系、なんかおかしくないか、とずっと思ってるから。もちろん、遺伝子で全部決まるなんて乱暴な話なのはわかってる。環境の影響だって大きいだろうし、本人の資質とか、家庭の対応とか、時代とか、そういうものが複雑に絡むんだろうとは思う。でも、そうやって理屈では否定しながらも、感情のほうは全然納得してくれない。
だって現実に、親戚には長年引きこもっている人がいて、弟も似たようなコースに片足を突っ込んでいて、私はそれをかなり近い距離で見てしまっている。こういうのを見て、「でも私は明るく未来を信じて子どもを産みます」みたいな気持ちに、どうやってなればいいんだろう。なれる人はすごいと思う。私には無理だ。楽観的になれる材料がひとつもない。
弟を見ていて腹が立つこともある。バイトくらいしろよ、とか、将来どうするつもりなんだよ、とか、思う。でも本当に腹が立つのは、たぶん弟本人だけじゃない。そうなるまで放置してきた家とか、見て見ぬふりをしてきた親族とか、問題を問題として認識しながら「まあそのうち」って先送りしてきた時間そのものに腹が立つ。で、いちばん嫌なのは、その血と空気の中に自分もちゃんと含まれてることだ。弟だけがおかしいわけじゃなくて、この家全体がじわっとおかしいんじゃないかと思ってしまう。
私は一応、学校も卒業したし、表面上は正社員として普通に生きてる。でもそれって、ギリギリ踏み外さなかっただけで、何かが少し違ったら自分だってそっち側にいたかもしれない、みたいな感覚がずっとある。だから余計に怖い。自分の中にも、同じものがあるんじゃないかと思う。怠惰とか無気力とか現実逃避とか、名前は何でもいいけど、そういうものの種がある感じがする。
子どもを産まない理由なんて、本当はもっと前向きに言えればいいのかもしれない。「仕事を頑張りたいから」とか、「まだ自由でいたいから」とか。でも私の中にあるのはもっと後ろ向きで、もっと暗い理由だ。自分の家系に対する信頼がない。自分自身に対する信頼もない。この先、自分が誰かをちゃんと育てられるとも思えないし、もし育てた子が弟みたいになったら、あるいは親戚みたいになったら、私は耐えられる気がしない。
こういうことを言うと、極端だとか、考えすぎだとか、まだ若いんだからわからないとか言われるんだろうけど、親が老いて、弟がそのままで、「ああやっぱり」と答え合わせされる未来のほうが簡単に想像できる。
別に、子どもを産む人を否定したいわけじゃない。ただ私は、私の見てきたもののせいで、どうしてもそっちに気持ちが向かないというだけだ。希望より先に不安が来る。愛情より先に責任の重さが来る。祝福より先に再現性への恐怖が来る。
なんというか、人生って連鎖するんだなと思う。いい連鎖もあるんだろうけど、うちにあるのはたぶんそうじゃないほうだ。だから私は、その連鎖を自分のところで止めたいと思ってしまう。前向きな選択というより、消極的な遮断。それでも、産まないという判断が、今の私にできるいちばん誠実なことのように思えてしまう。
米国とイスラエルによるイランへの攻撃が始まってから、1カ月以上が経ちました。この間、国連で「イランの人権状況に関する特別報告者」を務める佐藤舞・英ロンドン大バークベック校教授は2度にわたり、米イスラエルの攻撃を非難する共同声明の起案を担いました。両国の攻撃は、イランの人権状況にどんな影響を及ぼしているのか。佐藤教授に聞きました。
――3月4日の共同声明では、米イスラエルの攻撃について「違法な軍事介入」と断じています。
両国の攻撃は、国連憲章に違反するものです。自衛権の行使に該当せず、安全保障理事会の承認も得ていません。どのアングルから見ても違法であることは明確です。2月28日に攻撃が始まった直後にドラフト(草案)を書き始めました。
(3月末時点で)約2千人の民間人が亡くなり、学校や病院、石油関連施設が破壊されています。特別報告者としての私のマンデート(任務)は、イラン国内の人権問題について報告することです。そこに関する事柄であれば、主体がイラン政府であれ、米国やイスラエルであれ、継続して報告することが自分の仕事だと思っています。
――声明からは、イラン政府による国民の抑圧が続いてきたことも事実だけれど、だからといって攻撃は正当化されない、という視点がうかがえました。
イランの人権問題と、米イスラエルの行為の違法性は別問題です。人権状況が悪いからといって、武力行使をしていいわけではありません。私は中立的、客観的な立場で、イランの人権状況はずっと深刻なものであり、米イスラエルの攻撃によってそれが悪化するというメッセージを共有していこうと思っています。
――3月に公表された報告書では、昨年末から始まったイラン国内の大規模な抗議デモに焦点を当てています。イランの体制側に、どんな問題点があったのでしょうか。
まず、死者数が極めて多いことが問題です。一人でも亡くなってはならないのに、当局の発表でも数千人になります。遺体の返還時に、当局から5千~7千ドルの支払いを求められたという報告もあります。
また、インターネットが遮断され、リアルタイムで何が起きているのかわからなくなってしまった。家族の安否連絡すらできない状況でした。治安部隊が病院に強制的に立ち入ったり、医療従事者に暴行したりするケースも報告されており、医療機関の中立性も侵害されました。さらに、デモが続いている最中にも、死刑執行がずっと行われていました。
――トランプ米大統領は当初、イランの「体制転換」に言及していました。
米イスラエルの真の動機が、イランの民主主義の実現なのか、核合意をめぐる問題への対応なのか、他の要因もあるのか、必ずしも明確ではありません。
一方、攻撃が始まったことによって、イラン国内の状況が一層深刻化したというのは事実です。イランで死者が出ていて、ネットの遮断も1カ月以上続いています。経済的な影響も懸念されます。
デモの参加者が数万人拘束されているのに、食料が不足していたり、医療の対応が追いついていなかったりという問題も報告されています。
そうですね。イランにおける人権の危機的な状況は、米イスラエルの攻撃によって始まったわけでもなければ、戦争が終わったからと言って解決されるわけではありません。国をどうやって立て直していくのか、今後のガバナンスがどうなっていくのかも、注視しなければならないと思っています。
アフガニスタンを見ても、イラクを見ても、リビアを見ても、軍事介入をして良い民主主義国家になったという事例はありません。
昨年末から始まったデモは全州で行われたもので、イランの統治体制、経済状況、あるいは人権状況に強い不満を持った人たちが立ち上がりました。「国民は違う将来を求めている」というのは確かだと思いますし、それには自信を持っています。
米国が今後、イランと交渉をするのであれば、核開発だけではなく、人権状況など、国内の問題も議題にするべきです。イランには多様な民族、宗教の人たちが暮らしていますが、国民の声をきちんと反映してほしい。そのためには、できるだけ多くの国々が交渉の手助けをすることも重要だと思います。
略歴|佐藤舞氏
さとう・まい 2024年8月から現職。英ロンドン大学キングス・カレッジで博士号を取得し、英レディング大やオーストラリアのモナシュ大で准教授を歴任。25年2月から、英ロンドン大バークベック校で犯罪・司法政策研究所(ICPR)の所長を務める。死刑制度に関する情報提供や提言を行う特定NPO法人「CrimeInfo(クライムインフォ)」の元共同代表。
https://digital.asahi.com/articles/ASV444TB7V44UHBI02XM.html
俺はママチャリ通勤だったけど、制度調べて、通行帯の未整備状況と今後の展望考えたときに自転車は自動車、歩行者との共存は無理って結論づけた人間だからな
自己都合だけで、制度も設備も未整備な自転車に乗り続けるやつは滅んでいいと思っているだけだから何も矛盾していない
自転車の車道走行も限定的な歩道走行も法律で認められているから存在には合意するけど、凶器となりうるものを、自己都合優先という頭弱いやつが乗るのは駄目だっつーことだから
自動車はそもそも周囲の環境音を聴いて運転するように設計されていないし、運用も想定していない(環境音が聴けた方がいいのは事実)
踏切で窓開けを指導されただろ?走行時に窓開け指導されたか?そういうことだ
クラクション音が聞こえないぐらいの大爆音=走行音すら上回る音ぐらいでようやく問題になる
一方で自転車
イヤホンがなんでダメか。他人を守るためじゃねえんだよ。生身かつ安全装備もしてないやつが音を遮断して外部危険に気付けるのかっつーことだ
政府による自己放尿インテリジェンスは、典型的な情報過信型の制度設計であり、その帰結として計画経済と市場否定のダブル放尿が不可避的に発生する。
まず、経済における情報は分散的に存在し、価格メカニズムこそがそれを集約・伝達する自動操縦装置である。
実際、価格は情報伝達・インセンティブ付与・分配決定という三重機能を担う。
この分散情報体系を無視し、中央集権的な国家情報会議によって情報を統合しようとする試みは、それ自体が自己放尿インテリジェンスという第一の放尿である。
ここで重要なのは、政府が情報を集める能力ではなく、どの情報が重要かを選別する能力である。
しかし、合理的無知の概念が示すように、政治意思決定においては情報取得のインセンティブが弱く、むしろ政治的利得を最大化する方向へ歪む。
すなわち、情報は効率的配分のためではなく、権力維持のために使用される。この段階で、すでに市場の情報処理機構を代替することは不可能であり、市場否定の放尿が始動する。
さらに、政府がインテリジェンスを強化する過程で不可避的に発生するのが、計画経済的意思決定への傾斜である。
中央集権的計画は、価格というシグナルを遮断し、資源配分を歪める。結果として、政策は部分最適の集合体となり、一般均衡的整合性を欠く。これは計画経済の放尿である。
この三段階が結合すると、計画経済と市場否定のダブル放尿が完成する。
政府は政治的市場において行動し、利害集団の圧力に応じて政策を形成する。
その結果、情報機関は公共財としてではなく、特定利益のための道具へと変質する。ここでもまた自己放尿インテリジェンスが強化される。
政府は「プライバシー侵害はない」と主張するが、これは典型的な政府の自己評価バイアスであり、外部検証を欠いた情報独占の正当化にすぎない。
この時点で、制度はすでに市場的チェック機構を失っている。つまり、競争なき情報体制=独占的インテリジェンスは、効率性ではなく恣意性を生む。
自己放尿インテリジェンスは、単なる政策ではなく、価格メカニズムの否定を通じて、計画経済的歪みを拡大させる制度装置である。
そしてその帰結が、計画経済と市場否定のダブル放尿に他ならない。
このダブル放尿は、自由市場の情報処理能力を過小評価し、政府の認知能力を過大評価するという、最も警戒すべき知的誤謬の制度化なのである。
量子力学の多世界解釈(MWI)を信奉する論者の多くは、一種の知的な潔癖さを重んじる傾向にある。
彼らは、観測に伴う波動関数の収縮という概念を、理論の美しさを損なう数学的妥協として退ける。
全宇宙は単一の巨大な状態ベクトル |Ψ⟩ で記述され、それはシュレーディンガー方程式 iℏ ∂|Ψ⟩/∂t = Ĥ|Ψ⟩ に従い、いかなる例外もなく絶対的なユニタリ進化を続ける。これが彼らの出発点だ。
この純粋な物理主義的描像において、観測者の意識が介在する余地はない。環境との相互作用によるデコヒーレンスのみで宇宙の記述は完結し、意識が物理系に影響を与えるという発想自体を、前世紀的な神秘主義への退行として冷笑的に眺めている。
しかし、この冷徹な態度は、皮肉にもMWIが孕む最も深淵な存在論的欠落を露呈させている。
理論を極限まで突き詰めるならば、論理的必然として意識は周辺的な随伴現象ではなく、理論の整合性を担保する中核的要素として回帰せざるを得ないのだ。
MWIの開祖ヒュー・エヴェレット3世が提示したのは、観測という行為を系(S)、観測者(O)、そして環境(E)の量子もつれ(エンタングルメント)の形成プロセスとして記述する、極めて数学的に美しい描像であった。
全体系のヒルベルト空間を H = H_S ⊗ H_O ⊗ H_E としたとき、シュレーディンガーの猫の観測過程は次のように記述される。
|Ψ_total⟩ = Σ c_i |cat_i⟩_S ⊗ |observer_i⟩_O ⊗ |env_i⟩_E
標準的な解釈において、意識は単に特定の枝 |observer_i⟩ に付着した記録装置のノイズに過ぎない。
環境の自由度をトレースアウト(部分トレース)することで得られる縮約密度行列 ρ_SO = Tr_E [|Ψ_total⟩⟨Ψ_total|] は、非対角成分がゼロに漸近し(⟨env_i|env_j⟩ ≈ δ_ij)、異なる枝の間の干渉が遮断される。
これがデコヒーレンスである。だが、デコヒーレンスはあくまで、状態ベクトルを直交する基底の和に分解し、宇宙という情報の海に仕切りを作る数学的作業に過ぎない。
全体としての宇宙のフォン・ノイマンエントロピー S = -Tr(ρ ln ρ) は常にゼロ(純粋状態)のままであり、客観的には、宇宙は依然としてすべての可能性を抱えたまま対称的に膨張を続けている。
どの仕切りの中に観測者の主観的な焦点が置かれるべきかを決定する物理法則は、そこには存在しない。
ここで致命的な問いが浮上する。なぜ私は重なり合った状態の総体ではなくこの特定の枝(状態 k)のみを主観的に受容しているのかという問いだ。
MWIの理論上、確率振幅 c_i がゼロでない限り、すべての分岐した世界は等しく実在し、物理的な実体性に優劣はない。
もし意識が単なる物理過程の受動的な影であるならば、我々の自覚状態もまた波動関数に沿って全宇宙的に拡散し、|observer_生⟩ と |observer_死⟩ の未分化な重なり合いとして体験されなければならない。
しかし、現実の我々の意識は、驚くほど強固な単一の歴史を生きている。この主観的局在化(自己定位)という厳然たる事実は、客観的現象であるデコヒーレンスだけでは決して説明しきれない。
かつてフォン・ノイマンやウィグナーは、意識が射影仮説を引き起こし、波動関数を物理的に収束(|Ψ⟩ → |cat_k⟩ ⊗ |observer_k⟩)させると説いた。
現代のMWI信奉者はこれを非科学的と切って捨てるが、主観的体験の次元に限定するならば、彼らの洞察はMWIにおいてこそ完成を見る。
MWIにおける収束とは、物理空間における波動関数の崩壊ではない。観測者の主観的フレームにおいてのみ作用する射影演算子 P_k = |observer_k⟩⟨observer_k| が、多元宇宙の奔流から一つの現実を濾し取る、極めて動的で情報論的な能動性に他ならないからだ。
デイヴィッド・ドイッチュやショーン・キャロルといった現代の旗手たちは、デコヒーレンスによって分岐した各枝に独立した意識が(コピーとして)存在すると主張することで、この問題を回避しようと試みる。
しかし、これは指標的確率の問題を先送りにしているに過ぎない。なぜ今この瞬間の私は、他の無数の私と感覚を共有していないのか。
なぜ我々は、ボルン則に基づく確率測度 P_i = |c_i|² に従った世界線の遷移を主観的に体験するのか。彼らは自己同一性の断絶を、物理学の言語体系だけで記述できていない。
意識を枝の単なるラベル付けと見なすにせよ、記憶の連続性による錯覚と見なすにせよ、結局のところ私という主観が、分岐し続ける状態空間の中で特定の時空経路(履歴)を選択的に辿るメカニズムを導入しない限り、MWIは誰の体験でもない数学的宇宙を記述するだけの空虚な理論に成り下がる。
多世界解釈の壮大さを真に享受しようとするならば、物理学者は意識を方程式の外へ追いやるべきではない。
客観的な状態ベクトル |Ψ_total⟩ の冷徹で広大な重なり合いの中に、血の通った現実という輝きを灯すのは、系と観測者を結びつける主観的フィルターの存在だからだ。
量子力学に意識は不要であるという主張は、MWIの客観的厳密性を守るための教条主義的な方便に過ぎない。
我々が今ここに存在し、ひとつの確定した世界を見ているという、宇宙で最も自明かつ神秘的な事実は、意識が無限の直交基底の中から特定の枝を絶え間なく選び取っている(対称性を破っている)証左そのものである。
多世界を信じる者よ、意識を畏れよ。それこそが、テンソル積で結ばれた無限に拡散する宇宙の断片を、私の世界として一貫性の中に縫い合わせる、唯一無二の黄金の糸なのだ。
量子力学の多世界解釈を信奉する論者の多くは、一種の知的な潔癖さを重んじる傾向にある。
彼らは、波動関数の収縮という概念を観測者の傲慢が産んだ数学的妥協として退け、環境との相互作用によるデコヒーレンスのみで宇宙の記述は完結すると断じる。
そこには人間の意識が介在する余地などなく、意識が物理系に影響を与えるという発想自体を、前世紀的な神秘主義への退行として冷笑的に眺めているのだ。
しかし、この純粋に物理学的な態度は、皮肉にもMWIが孕む最も深淵な存在論的欠落を露呈させている。
MWIを徹底的に突き詰めるならば、論理的必然として意識は周辺的な随伴現象ではなく、理論の整合性を担保する中核的要素として回帰せざるを得ないからだ。
MWIの開祖ヒュー・エヴェレットが提示したのは、宇宙全体の波動関数が絶対的なユニタリ進化を続けるという、極めて数学的に美しい描像であった。
シュレーディンガーの猫は、観測者の意識とは無関係に、物理的な相互作用の連鎖によって生存と死亡の枝へと分岐する。標準的な解釈において、意識は単にその枝の末端に付着した記録装置のノイズに過ぎない。
だが、ここで致命的な問いが浮上する。なぜ私はこの特定の枝のみを主観的に受容しているのかという問いだ。
MWIの理論上、すべての分岐した世界は等しく実在し、物理的な実体性に優劣はない。
もし意識が単なる物理過程の受動的な影であるならば、我々の自覚状態もまた、波動関数の広がりに応じて全宇宙的な拡散を遂げているはずである。
つまり、生存した猫を見る自己と、死亡した猫を見る自己が、主観的な未分化状態のまま重なり合って存在していなければならない。
しかし、現実の我々の意識は、驚くほど強固な単一の歴史を生きている。この主観的局在化という厳然たる事実は、デコヒーレンスという客観的現象だけでは決して説明しきれない。
デコヒーレンスは、枝と枝の間の干渉を遮断し、それらを直交させる。
しかし、それはあくまで宇宙という情報の海の中に仕切りを作る作業に過ぎず、どの仕切りの中に観測者の焦点が置かれるべきかを決定するものではない。
客観的には、宇宙は依然としてすべての可能性を抱えたまま対称的に膨張を続けている。
ここに意識の必然性が介在する。我々が量子測定を行う際、宇宙が枝分かれする一方で、意識はあたかも情報の特異点として機能し、特定の枝へと自己を収束させる。
このプロセスは、客観的な物理法則が維持する対称性を、主観的なレベルで敢えて破る非対称な選択である。
かつてフォン・ノイマンやウィグナーは、意識が波動関数を収束させると説いた。
現代のMWI信奉者はこれを非科学的と切って捨てるが、主観的体験の次元に限定すれば、彼らの洞察はMWIにおいてこそ完成を見る。
MWIにおける収束とは、物理現象としての崩壊ではなく、意識というフィルターが多元宇宙の奔流から一つの現実を濾し取る、極めて動的な能動性に他ならないからだ。
デイヴィッド・ドイッチュやショーン・キャロルといった現代の旗手たちは、意識が各枝で独立に存在すると主張することで、この問題を回避しようと試みる。
しかし、これは問いを先送りにしているに過ぎない。なぜ今この瞬間の私は他の無数の私と感覚を共有していないのかという自己同一性の断絶を、彼らは物理学の言葉で記述できていない。
意識を枝のラベル付けと見なすにせよ、あるいは記憶の連続性による錯覚と見なすにせよ、結局のところ私という主観が特定の時空の経路を選択的に辿るメカニズムを導入しない限り、MWIは誰の体験でもない数学的宇宙を記述するだけの空虚な理論に成り下がる。
多世界解釈を信奉する者が、その理論の壮大さを真に享受しようとするならば、意識を計算から除外してはならない。
意識こそが、冷徹で広大な情報の重なり合いの中に、血の通った現実という輝きを灯す唯一の灯火であるからだ。
「量子観測に意識は不要である」という主張は、MWIの厳密性を守るための教条主義的な方便に過ぎない。
しかし、我々が今ここにいるという、宇宙で最も自明かつ神秘的な事実は、意識が特定の枝を絶え間なく選び取っている証左そのものである。
多世界を信じる者よ、意識を畏れよ。それこそが、無限に拡散する宇宙の断片を、「私の世界」として一貫性の中に縫い合わせる、唯一無二の黄金の糸なのだ。