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はてなキーワード: 武力行使とは

2025-12-08

大学受験向けの日本史塾講師ユーチューバーへのコメントが消された

日本史塾講師動画 https://www.youtube.com/watch?v=RRIWLygFPhE

論旨・主張について、問題はない。その通りだと思う。

  1. 高市首相が「台湾海上封鎖存立危機事態になりうる」と具体例を挙げたことは、安全保障上の手の内を晒すものであり、歴代内閣の答弁方針を逸脱した極めて不用意な発言である
  2. 大手新聞社説を含め多くの人が日中共同声明誤読しており、日本中国の「台湾自国領」という立場を「理解尊重」しただけであり、「承認」はしていないという微妙外交的立場を正しく理解する必要がある。
  3. 中国側の反発(渡航留学自粛等)により日本経済や将来の人材獲得に深刻な影響が出る恐れがあるが、政権維持観点から首相発言撤回することはなく、日中関係悪化は避けられない。

ビミョーだが大事な点で異なるのは、高市首相岡田克也議員の質疑に対する答弁を議事から引用再現している箇所である

塾講師:

台湾統一であの完全に、ま、中国北京政府支配に置くようなことのためにどのような手段を使うか、ま、それは単なる、ま、シーレーンの封鎖であるかもしれないし、実力行使であるかもしれないし、それから情報サイバープロパガンダであるかもしれないし、それは、あの、いろんなケースが考えられると思いますよ。」とでま、こういう風に高一さんは言ってるわけですね、でその後ですね、「だけれども、あの、それがやはり、戦艦を使ってですね、そして武力行使も伴うものであれば、ま、これはあのどう考えても存立危機事態になり得うるケースであると私は考えます

これは、2025年11月7日(金)の岡田克也議員との以下のやり取りの箇所である

高市早苗(首相)の会議録は次の箇所 https://kokkai.ndl.go.jp/txt/121905261X00220251107/188

「例えば、台湾を完全に中国北京政府支配下に置くようなことのためにどういう手段を使うか。それは単なるシーレーンの封鎖であるかもしれないし、武力行使であるかもしれないし、それから情報サイバープロパガンダであるかもしれないし、それはいろいろなケースが考えられると思いますよ。だけれども、それが戦艦を使って、そして武力行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になり得るケースであると私は考えます

この答弁を指して、塾講師は次のように主張している。

中国台湾攻撃すれば、日本自衛隊は出撃しますよ」と取られても仕方のない、そういう発言高市総理国会答弁でしました。

切り取りをすれば、この塾講師の主張するように解釈されても仕方がないのは、その通りである。だが、日本史塾講師で偉そうに講釈するならば、この直前での高市早苗首相の答弁も参照しなければフェアではない。

高市早苗(首相)の会議録は次の箇所 https://kokkai.ndl.go.jp/txt/121905261X00220251107/186

例えば、その海上封鎖を解くために米軍が来援をする、それを防ぐために何らかのほかの武力行使が行われる、こういった事態も想定されることでございます

と答弁しており、高市早苗首相はのアタマの中では、次のようなフローが浮かんでいたことは明らかである

  1. 中国北京政府が、戦艦をもちいて台湾海上封鎖する
  2. 海上封鎖を解くために、米軍艦艇が来援する
  3. 中国人民軍が、米軍が近づくことを阻止するために、武力攻撃を行う
  4. 米軍に損害が発生する
  5. 日本政府直ちに事態認定を行う、その際には「存立危機事態」と認める可能性がある

上記は、これまでの日本政府2015年平和安全法の整備から日本政府の変わらない姿勢である

塾講師は、高市早苗首相発言について、問題なのは個別具体的な事例に踏み込んだ発言をした」ことだと言っている。確かに高市早苗首相個別具体的なことを述べているのだが、ポイントは「台湾有事=>存立危機事態」というそこではなく「台湾への武力侵攻 => 米軍支援」とたか台湾侵攻があれば自動的米軍支援すると言っているかのような状況を想定している点である

存立危機事態の想定とは集団的自衛権の発動条件のことだが、それは友好国が武力攻撃を受けた時に自衛権行使として戦闘につながることである日本政府のこれまでの立論では、友好国=米国という説で国会質疑を乗り切ってきていた。高市早苗首相のアタマの中にはそうした前提があっただろうと考えられる。

したがって、本当ならば、高市早苗首相は今回の迂闊な答弁について弁解することも可能ではあったのだ。「台湾有事が即ち存立危機事態」になるわけではない「来援した米軍攻撃を受ければ、事態認定判断を取り得る」と言い直すことも出来た。だがしかし、それでは「台湾有事の際には米軍が介入する」と言っているに等しくなってしまう。ここがあるため引き返せないのである

高市発言問題とは、「台湾への武力侵攻」を端緒とした具体例で米国武力支援を引き合いに出した点にあると思う。米国政府台湾に介入することを公式には認めていない。米国政府は常に「東アジア台湾海峡の平和を支持する」と表明するに過ぎない。米国姿勢中国台湾それぞれへの配慮であり、それぞれへの牽制である

現在の日米政府共通認識は、台湾有事があれば世界にとっての危機的状況になり得るということである。ならば、それぞれ自国判断危機的状況に対する積極的アクションを起こす必要があるということも、日米供に認識していることである

したがって、本来であれば「日本の近隣である台湾有事があれば、事態認定判断を取り得る」と言うべきなのだしかし、それはこれまでの日本政府立場を変えることになる。本来であれば、しっかりと閣議を通じて決めなければイケないことであった。

これが、岡田克也議員の「軽々しく言うべきではない」という警告がそのまま現実になってしまった今なのだった。

中華人民共和国台湾(中華民国から台湾」へ)のこれまでと現状について

歴史経緯の解説は、TBSラジオでの劉彦甫さん、前原志保さんの解説が分かり易い。

国際関係国際政治からみる台湾についての解説

日米政府特に政府台湾海峡認識については、神保謙さんの解説が分かり易い。

Chinese J-15s ‘Lock OnJASDF F-15s Near Okinawa

https://theaviationist.com/2025/12/07/chinese-j-15s-lock-on-jasdf-f-15s-near-okinawa/

著者:David Cenciotti

イタリア空軍の元少尉。「The Aviationist」の創設者編集者民間パイロットコンピュータ工学卒業生

これはいい記事ですね

日本沖縄近郊で2件の「ロックオン事件を報告しており、高度なレーダー技術により通常の追跡と敵対的脅威の境界曖昧になっています

ここで知っておくべきことをすべてご紹介します。


レーダーロックオンとは何ですか?

レーダーロックオンとは、従来、戦闘機レーダー一般監視から特定射撃管制モードに切り替わり、他の航空機兵器使用目標として指定する瞬間を指します。

歴史的に、この移行は明確でした。

なぜなら、機械的スキャンされたレーダーは、複数航空機の状況認識を維持する追跡中スキャン(TWS)から単一目標追跡(STT)へと移行し、単一目標レーダーエネルギーを集中させるためです。

STTでは、レーダー距離、接近距離、高度、方位の連続的かつ正確な更新提供し、レーダー誘導ミサイル誘導可能します。

このシフト相手パイロットレーダー警告受信機(RWR)によって即座に識別でき、信号射撃管制目標として分類し、視覚的および音響的警告を発します。

したがって、ロックオンは敵意の明確な信号であり、ミサイル発射前の最終段階を表します。


現代アクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダーは、レーダーロックオンの実行方法と認識方法を大きく変えました。

従来の機械スキャンレーダーミサイル誘導サポートするために単一目標追跡モードに切り替える必要がありますが、AESAシステム複数の狭いビーム電子的に操縦し、エネルギーを高精度に集中させつつ、広範囲監視を行っているように見せかけます

これらは、急速な周波数ホッピング、高指向性ビーム、サイドローブ放射の低減など、低確率迎撃(LPI)技術を用いています

これらの手法は、レーダー信号を背景雑音に溶け込み、旧型または性能の劣るレーダー警報受信機(RWR)による検知を困難にするために特別設計されています

その結果、AESA装備の戦闘機は、標的機にロックオン警報を発するような明確な射撃管制シグネチャーを発生させることなく、レーダー誘導ミサイル中間誘導提供できます

高度なRWRは追跡エネルギーデータリンク活動の増加に伴う微妙な変化を検出することがありますが、警告は交戦のかなり後半に届くことがあります

極端な場合敵対的意図最初の明確な兆候ミサイル自身のシーカーが作動し、反応までに数秒しか残されないこともあります

この進化は、従来のレーダー技術にはなかった曖昧さをもたらしています

パイロットはもはやRWRだけに頼って兵器標的に指定されたかどうかを判断することはできません。

代わりに、敵機の形状や挙動解釈してミサイル発射が差し迫っているかどうかを判断しなければならず、混雑や争奪された空域での脅威評価はるかに困難になります

敵対的意図

これらのセンサー進歩にもかかわらず、国際的交戦規則敵対的意図敵対行為を明確に区別し続けています

敵対的意図は、他の資産に対して武力行使を準備する行動によって示されます敵対行為は、力が行使されたこと、またはその行使差し迫っていて明白であることを示します。

AESAレーダーによる静かな射撃管制を含むレーダーロックオンは、依然として敵対的意図に分類されます

しかし、AESA追尾は検出が困難または不可能であるため、パイロットセンサー警告だけでなく遭遇の運動学的評価ますます頼らざるを得ません。

したがって、ロックオンが起こる文脈はこれまで以上に重要です。

パイロット距離、接近率、機首位置、可視化兵器配置、主権空域への接近、攻撃的または予測不能な機動の組み合わせを評価します。

距離での激しい機動とレーダーロックオンの組み合わせは、標的機がミサイルがすでに空中にいるかどうかを判断するのに数秒しか持たない可能性があるため、潜在的敵対行為認識されることがあります

このような状況は、防御的な反撃がさらなるエスカレーション引き起こし、緊迫した傍受から深刻な事件へと急速に発展するリスクを高めます

2025-12-07

anond:20251207214847

高市さん、自民党の答弁くらい勉強しとけよ…

1972年11月衆院予算委員会では、大平正芳外相が「中華人民共和国政府台湾との間の対立問題は、基本的には中国国内問題である」と言及

1997年12月衆院本会議では橋本龍太郎首相が「(日本は)台湾中華人民共和国領土の不可分の一部であるとの中華人民共和国政府立場を十分理解尊重する旨を表明いたしております。このような基本的立場は不変であり、いわゆる『二つの中国』、あるいは台湾独立を支持する考えはございません」と表明。日本は「一つの中国」を堅持すると強調

2005年3月の衆院安保委員会では、町村信孝外相中国による台湾統一問題について、「(日本は)武力行使には反対である、また同時に、台湾独立も支持しないという原則に基づいている」との立場を鮮明に

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/91804?page=4

台湾侵攻が起きれば日本無関係でいられる可能性はほぼない

米国シンクタンクCSIS中国による台湾軍事侵攻が生起した場合シミュレーションを行っている。

(原文:https://www.csis.org/analysis/first-battle-next-war-wargaming-chinese-invasion-taiwan)

時々ニュースなどでも断片的に取り上げられているのでご存じの方も多いかもしれない。この報告は検討可能オープンソースシミュレーションとして提示されている点が特徴である

様々な条件のもとでシミュレーションを行い、どの条件が台湾侵攻の趨勢に大きな影響を及ぼすか分析している。

この報告の結論として、侵攻のシミュレーション結果に「決定的/根本的な変化」を引き起こす要素として挙げられていることが2点ある。

米国が介入しない」「米国は介入するが日本在日米軍基地使用許可しない」という条件である

前者はそりゃそうだという感じだが、後者に関しては意外に思う人も多いのではないだろうか。


まず、「米国が介入しない」シナリオ場合、当然ながらシミュレーション中国圧勝で終わった。膠着状態にすら持ち込めない。

ウクライナのような間接的な支援による戦線の維持ができるのではないか考える人いるかと思うが、 ウクライナと異なり友好国への陸路航空優勢もない台湾ではこの方法不可能である

中国支配によって台湾自治は失われ、周辺の戦略的環境は激変する。

ただ、中国勝利までに約70日を要するというシミュレーション結果は興味深い。

この月日はおそらく日米の世論に大きな影響を及ぼすだろう。


次に、この報告書主題である中国軍事侵攻に対して米国が介入した」場合シミュレーション結果である

いろいろと前提のある話なので詳細は確認してほしいが、基本的に日米が協調して介入する限り悲観的な条件でも中国勝利した例はなかった、という結論である

「日米が協調して」とわざわざ書いたのには理由がある。

この報告ではどういうとき米軍目的を達成できないのか検討するため「ラグナロクシナリオ」と銘打った検討を行っており、その仮定というのが「日本在日米軍基地使用を認めない」ことである

中国の米艦隊グアムへの攻撃米国の戦力投射封殺され、この前提条件では逆に完全な中国勝利に終わった。

まり米軍が十全に活動できるかどうかを決定するという意味において、台湾侵攻が生起した時点で自動的日本は米中台に次ぐキーパーソンになってしまうのである


そのため米国から見れば、もし台湾侵攻に介入すると決めたなら日本にはどうしても協力してもらう必要がある(在日米軍基地が使えないと米国に勝ち筋がない)。

逆に言うと日本強硬台湾侵攻への非干渉を主張すれば、米国も介入をあきらめざるを得ないという言い方もできる。

しかし、これは日米同盟の破棄とほぼ同義なので現在日本の政治環境では考え難く、基本的には米国が介入すれば日本も参戦を決断することになると思う。


とはいえこのシミュレーション結果は、米国からすると中国艦艇に対する先制攻撃や早期の核兵器使用など、リスクの高い戦略検討する必要がないことを示している。

しかし、中国はその立場にない。

そのため、中国先制攻撃によって前方配備されている米空母打撃群在日米軍排除しようとする必然性がある。

そのとき艦隊と共に嘉手納、岩国横田三沢などが攻撃され、多数の日本犠牲者がでるだろう。

実際、CSISの報告では多くのパターンで米艦隊在日米軍基地中国先制攻撃する前提でシミュレーションが行われている(ただし、この前提でも中国勝利できない)。

米軍との直接対決を避けたい中国が、米軍(と日本)を放置して台湾のみを攻撃する可能性もあるのでは?と思われるかもしれないが、この場合日米からすると(軍事的に)簡単なケースになる。

先制攻撃して空母打撃群を初手壊滅、在日米軍に大損害を与えた前提でも、中国の最終的な勝機はほぼないというのがCSISシミュレーション結果だったのである

米軍を丸ごと放置したまま台湾に攻め込んだとして、米軍が座視してくれればいいが、もし無傷の米軍が介入しようものならワンサイドゲームになってしまう。

台湾に攻め入るのに米軍放置するというのは、中国からすると米国生殺与奪権を差し出したようなものだとも言える。


まとめると、中国台湾への武力行使決断した場合、高確率在日米軍基地への先制攻撃を行う(しない場合より容易に米軍に叩き潰される)。

そして米軍戦闘を実行するため必要不可欠な要素として日本の協力を非常に強く要求するだろう。

これらのことから仮に中国台湾軍事侵攻した場合日本無関係でいられる可能性は非常に低い、というのがこの問題に取り組む人の共通見解だと思う。

(逆に台湾侵攻の勝敗に対する影響の比較的少ないインドフィリピンシンガポール韓国などの国は積極的な関与を避けると予想される。西洋諸国のいくつかは介入を志向するかもしれないが、可能な限りの艦隊派遣しても戦況には大きな影響がない)


一応、中国台湾軍事侵攻した上で日本人に戦死者がほとんど出ないシナリオとして「台湾が早期に降伏する」「中国米軍への先制攻撃がなく、かつ米国が介入を行わない」というパターンが考えられる。

ただこの場合地域での中国存在感は高まり中国との係争地への圧力も強くなることから、必ずしも日本にとって容易なルートではない。


また前述のように、日米が協調すれば中国の勝ち筋はほぼないというのがシミュレーション結果ではあるが、「勝てるなら問題ない」とはならない。

中国の侵攻は阻止されるが、そのとき日米台は非常に重大な損失を被ることになる。

悲観的なシナリオでは、米空母2隻を含む数十隻の艦船、数百機の航空機の損失、一万名近い死者が日米で出る。

これは戦後秩序にも重大な影響を及ぼすだろう。


まり台湾侵攻は仮に発生すれば米中台日が全員損をするクソイベントであるのは明らかである

冷静に考えればこんな特大のクソを漏らしたい国などないと思いたいし、筆者も正直「あまり起こりそうにない」という考えだが、それでもありえないとは言えない。

なぜなら中国は「台湾に対してわれわれは武力行使放棄せず、あらゆる選択肢留保する」ことを明言しているかである

2025-12-04

anond:20251204172721




台湾侵攻する場合、最も邪魔なのは在日米軍。よって中国側台湾有事を起こすとき日本基地攻撃して台湾占領までの時間稼ぎをする可能性が高い。このシナリオ真珠湾の再来でありアメリカが何もしないとは考え難い。

またもし米国が今後一切介入しないなどのようなハッキリとした宣言をすれば台湾有事の抑止は消失して有事の発生確立限界まで高めてしまう上に中露のような現状打破勢力全般を活気づけることになる。その上米国同盟からの信頼は崩壊する上に通常戦力で対抗不可能となれば核武装に乗り出す国が多数出てくることも予想出来る。なので米国が介入しないと宣言することも考えがたく曖昧な態度を取り続けるはずである。だがそうなると中国からすれば不確定要素なので介入される前に阻止するため攻撃する可能性が高い。

AIが作ってくれた付録

🇺🇸 米国には突発的な紛争に即応するための法律存在するのか?

結論

存在する。しか複数レイヤーで整備されている。 米軍基地攻撃された場合同盟国が攻撃された場合など、状況に応じて発動できる法的枠組みがすでにある。

✅ 1. 米軍基地攻撃された場合大統領は即時に武力行使できる

米国世界中基地を持ち、実際に攻撃を受けるリスクがあるため、大統領には即時の自衛権行使が認められている。

大統領権限Commander in Chief

米軍基地攻撃された場合大統領議会承認なしで即時反撃できる。 これは憲法上の権限であり、実際に中東での米軍基地攻撃に対して米国が反撃した事例もある。

War Powers Resolution戦争権限法)

大統領は「米軍攻撃された場合48時間以内に議会へ報告

60日間は議会承認なしで軍事行動継続可能

さらに30日間の撤収期間あり

まり基地攻撃=即応可能という法的枠組みがある。

✅ 2. 同盟国が攻撃された場合条約に基づく義務が発動

米国複数同盟条約を持ち、攻撃された場合自動的協議・行動が可能

NATO条約 第5条(集団的自衛権

加盟国攻撃された場合米国は“攻撃されたとみなす”。 これは自動参戦ではないが、実際には強力な軍事支援が行われる。

日米安全保障条約 第5条

日本施政下の領域攻撃された場合米国共通危険対処するために行動する義務を負う。

● その他の同盟韓国フィリピンオーストラリアなど)

同様に、攻撃された場合の協力義務条約規定されている。

✅ 3. 米国国内法:国防権限法(NDAA)による即応体制の強化

検索結果でも示されているように、米国は毎年の国防権限法(NDAA)で 台湾中東欧州などの有事に備えた軍事体制を法的に整備している。

例:

中東での米軍基地攻撃に対する即応体制

台湾支援のための軍事協力枠組み

同盟国との共同訓練・兵站協力の強化

これらは「突発的な紛争」に備えた制度的な準備といえる。

✅ 4. 国際法自衛権UN憲章51条)

米軍基地攻撃された場合国際法上も米国は即時に自衛権行使できる。

これは国際社会でも広く認められた権利であり、米国はこれを根拠に反撃を行うことが多い。

✅ まとめ

米国には突発的な紛争に即応するための法制度が複数存在する。

ケース 法的根拠 即応性

米軍基地攻撃された 大統領権限戦争権限法、国際法上の自衛権 ✅ 即時反撃可能

同盟国が攻撃された NATO条約日米安保条約など ✅ 協議の上、迅速に行動

台湾有事 台湾関係法、NDAAによる支援枠組み ✅ 迅速支援可能(ただし自動参戦ではない)

米国は「戦略的曖昧性」を維持しつつも、 実際には即応できる法的・軍事的枠組みをすでに整えていると言える。

高市トランプに叱られたのか問題はてなブックマーク

先月28日とかに書いたたまま忘れていたので今更ですが投稿します。

だいぶ答えが出ちゃってるので後出しみたいでズルいけど。

  

トランプ大統領高市首相台湾巡り中国を刺激しないよう助言-WSJ

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-11-26/T6CXHHT9NJLU00

はてサのジッチャバッチャが狂喜乱舞している今日ネタ

高市トランプに叱られた!」というやつですが、

どうも見れば見るほど考えさせられる感じです。  

  

 

1.ソース信頼性から考える

まずは情報の信ぴょう性、

ソースロンダリングされまくってる出元はウォール・ストリート・ジャーナルの1本の記事です。

うそのものを見ましょう。 

 

トランプ氏、台湾巡り日本抑制求める 習氏と会談

https://jp.wsj.com/articles/trump-after-call-with-chinas-xi-told-japan-to-lower-the-volume-on-taiwan-5a0ccc7d

文責者はLingling Wei、見ての通りの中国人です。

(固定ポストからガンギマリ当人のX https://x.com/lingling_wei

  

そしてこの人以外のソースが見つからないんです。

 

このソースだけを使って新華社提携する共同通信などが

英文ソース」として引用を重ねていって事実化しようとするいつものやつですね。

   

 

ちなみに共同通信タイトルはこれです。

【速報】米大統領高市首相台湾発言抑制要求

https://www.47news.jp/13512637.html

共同通信のいつものロンダリング方向性にも沿う記事なのに

文末に「か」のような留保をつけているのは、

複数から確認できないネタWSJ中国人が勝手に書いとる記事だ、

まで把握できてた可能性が高いです。

 

から否定されそうなのであらかじめ保険を掛ける、

「ぼく聞いた話書いただけだもん!」の逃げを打つための「か」ですね。

  

  

2.日米関係から考える

そもそも本当にトランプ高市を叱責して何か命じたなら

日本政府アメリカ意向に従うので、高市が弛緩してニコニコしているわけありません。

電話会談直後から政府は動き出すはずですし高市の表情も激変しているはずです。

  

これはパヨパヨしたはてサのジッチャマバッチャマの方が好きな話だと思うんですが、

アメリカ圧力掛けられたのに日本政府直ちに対応しないことなんてありますかね?

それはアメリカメンツをつぶすってことでしょう。

電話から何日もたってるのに現地妻高市から発言の緩和や撤回がないのは何故?

茂の「なめられてたまるか」スピリッツ早苗にも伝授されてるってコト?

   

アメリカ日本がシーンとしてるのに

WSJ中国記者新華社共同通信が「事実はこうだったんだ」と広めようとするということは……

そのストーリー事実でしょうか?

  

 

3.中国立場論理的推論から考える

何より中国立場に立って考えてほしいんです。

  

もし話がリンリンの言うようになっているなら、

トランプ責任持って高市を叱りつけ発言撤回させることで話がついたなら、

中国はニヤつきながらどっしり構えていればいいわけです。

海外中国人を使って飛ばし記事を仕掛ける必要もないんですよね。  

 

まり

リンリンみたいなのが飛び出してきた=事実中国の思うようになっていない

という風に判断することも出来ます。 

   

こんな子供論理クイズレベルのことを威張って書くのは恥ずかしいのですが

はてサのジッチャマバッチャマの知能はジッサイ子供向けクイズ以下です。

 

  

4.というか習近平ボケてない?

習近平はかなり確実にボケていると思います

意外にバイデントランプ中間ぐらいまでキているのでは?

 

だって

台湾外国干渉を許さぬ「内政問題」だったはずなのに、

自ら米国の介入を求めてどうするんですか?

 

自分国際問題化の既成事実を作っちゃってるんですよね。

こんなどう~でもいい事態のために。

  

中国がこれやってることの得がどうしても考えつけないというか、

総領事イキリポスト意図せぬエスカレートから引っ込みつかずにやってるとしか思えません。

 

総領事引用した朝日見出し日本武力行使だったのに

高市がさすがにそこまで言ってなくてサイレント修正されてるのは酷すぎて草も生えないんですよね。

朝日新聞が中国政府を害している。

狂人が間違えて人狼吊っちゃったみたいな展開が起きてる。

  

昔の自民党なら二階あたりが「まあまあまあ」って高市対応を求めたんだろうけど

勝手が変わっちゃったのかなあ?とかも思います

    

総領事が帰任するらしいんですが彼の数年後の待遇北京のこの事態に対する本心が分かると思います

個人的には左遷か消えると予想します。

帰国までは大好きなデリヘルを楽しんでほしい。

 

    

5.ヤクザ喧嘩として考える 

中国からすれば自分アメリカと同格なのであって

日本なんかはだいぶ貫目の落ちるアメリカの子分なわけです。

今回その子分格に舐められてしまった(と中国は主張している)。

  

こういう時、初手から相手親分に話を持っていくなら格好がつきます

子分なんか格が違うから相手しないよ」

おたく下の者のしつけどうなってんの?」

と。

   

でも実際は、

中国日本に直接様々な圧力や脅しを仕掛けて言うことを聞かせようとしたんですよね。

これをやりだしたなら絶対に結果を得なければいけません。

 

なのに高市が屈しないし、日本高市下ろしも起きないし、手詰まりになってアメリカ電話をした。  

格下相手に散々唸って脅したのに相手が屈服しないので相手親分に話を持ち込んんだ。

  

これは最悪です。

じっと見守ってる野次馬にも相手親分にもみんなに見くびられます

相手親分だって「おうわかった、あいつには言っとくから」と応対しても真面目にやりません。相手を弱しとみるからです。

子分には「様子みつつ突っつき続けなさい」とか指示します。自分もやります。  

キタ映画風に言うなら アメリカ:池元組 日本大友組 中国:村瀬組 みたいな感じですね。)

  

中国が本当にやらなければいけなかったのは

子分キャンと言わせて謝らせた上でそこで済ませず親分ねじ込むです。

これをすれば子分は逆らえなくなりますし、相手親分にも確実なダメージを与えられます

 

なぜこんなつまんない話で全ツッパして日本に圧を掛けてきたのか?

何故日本がめげないのにトランプ電話したのか?

周りが思うより大分焦っているか、本当にボケがきているか、その両方かです。

たぶん中央現場の連絡や評価体制も歪んでる。

習近平が偉くなりすぎているのでは?)

  

  

6.はてサボケてきてない? 

から知能も人格も褒められない程度の人達ではありましたが

・ここに書いた程度の自明のことも自分判断がつかない

・「高市が叱られる」というイメージ絶頂射精している

あたりは目を覆いたくなる醜態です。

 

知能も人格もしばらく見ない間に劣化の一途という感じで

久しぶりに地元の親世代を目に入れた時のような寂しい気持ちを思い出します。  

   

そもそも何をどれだけ割り引こうとも、

現在中国日本よりもはるか不道徳邪悪政体ではないですか?

21世紀世界比肩するものなき帝国主義的で人権侵害的で冒険的な野心に満ちた軍国主義権威主義国家ですよ。

 

ジッチャマバッチャマがどんだけ反日パヨクであっても

中国ばかりはいやいやながら日本につく、ということができないなら

あなた方のこれまで唱えた道徳人権や反権力は嘘っぱちです。

 

実際この人達は、権威にかしずいて弱いものに威張り散らすのは恥ずかしいのような廉恥を本当には持ちません。

自分の心にそういうみっともないものを見つけて一つ一つ戒めて殺していくという作業したことがない。

いきなり「お題目的な善」をインストールたから、頭に暗記として入っているだけなんですね。

 

から習近平トランプが憎たらしい高市を叱りつけてくれる!踏みつけてくれる!高市悔しい悔しいwwww

のような超みっともない感情に身を任せてハフハフしてしまうんです。

道徳が一個も身についていない。

  

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-11-26/T6CXHHT9NJLU00 

若いならまだしも50や60でこれだから一生治りません。

ずっとこういう性格で生きてこういう性格死ぬ人達です。 

老いていよいよ知能の低さや人格の醜さがむき出しなんです。

   

こういう風にだけはなりたくない。

  

    

おまけ リンリン白人かぶりムーブ

https://x.com/Hongnumongol99/status/1993905979717714187/photo/1

大元になったWSJ記事

当初はこのスクショのように中国リンリン単独署名の文責者でしたが、

いま見ると何故か後ろに3人も名前が追加されています

https://jp.wsj.com/articles/trump-after-call-with-chinas-xi-told-japan-to-lower-the-volume-on-taiwan-5a0ccc7d

    

これはソースロンダリング元までまくられてることに気付いて

慌てて追加したと考えるのは穿ちすぎでしょうか?

だって記事の著者が後から増えるのは意味がわかりませんよね?

 

ちなみに他の記事ざっと見てもらうとわかるんですが、

WSJ記事基本的単独署名で多くても二人です。

リンリン本人も普段単独署名です。

    

 

それにしても、

既に出した記事について突然同僚に名義貸しを依頼した上、

頼みやすいであろう同胞ではなくシュワルツだのマクグリューだのダグラスだの

いかにも"シロい"名前ばかり並べたリンリンの思惑はなんでしょうね?

 

WSJのような欧米メディア英文ソースとなるメディアについて

中国とその協力者たちがどのように意識して活用しているか

なんとなくわかると思います

   

  

実際こういうのにまんまと踊って狂喜乱舞でハフハフする間抜けもいるわけですからね。

はてサみたいな連中の知能の低さと道徳の劣悪さみたいなもの

そのまま侵略国家に対する日本脆弱性になり得るということです。

 

多くの日本人はこいつらほど頭悪くも人格カスでもなかったので今回は小役人と犬たちは残念でした。

 

  

おまけ2 なぜ中国の圧迫が上手くいかなくなったか

結局トランプに言いつけても望む結果が得られなかったために、

いま中国フランスイギリスにも「日本が!」「日本が!」と言って回る外交に入っています

 

この朴槿恵さんレベルの振る舞いにもはや大国の威厳も体面もなくなりましたが、リンリン一生懸命これを報じています。  

はてサのジッチャバッチャもアメリカダメでもそれ以外の国が生意気高市ジャップを叱りつけてくれる」ことに望みを掛けていましたが

どうも雲行きは怪しそうです。 

 

超大国中国が何故こうなってるか?というと

もう世界各地で同じことをやり過ぎたかなんですね。

「つまんないことで恫喝を仕掛けて標的国内の犬を総動員して『中国様の機嫌を損ねた方が悪い』に標的国世論を持っていく」

という試みをまあいろんな国でやっていて、それを苦闘の末に乗り越えた国も多数出てきています

日本が何をされてるかは世界の多くの国が感づいている。

  

 

経済的にも巨大であるとはいえ

上り調子天井を突いた感じは周囲の評価は変わります

 

こういうのを「亢龍悔いあり」と言いますが、はてサはもちろん易経も知らないでしょう。

道徳教養も廉恥も身に着けたことがないまま自分をよい人間だと思い込んで過ごしてきて

根っこの性格には畜生みたいな権威主義ぐらいしか残らない間抜け老いぼれどもだからです。

 

2025-12-03

anond:20251203123751

んっふっふ

ずれてますねえ

そもそもその話ではないんですよお

岡田

どういう場合存立危機事態になるのかって言ういうことをお聞きしたいのです


高市総理

これはやはり他国に、….台湾でしたら他の地域と申し上げた方がいいかもしれませんが、あのときは確か、台湾有事に関する議論であったと思います

その台湾に対してですね、武力攻撃が発生する、まあ、海上封鎖っていうのも、これ、戦艦で行い、そしてまた他の手段も合わせて、まあ、対応した場合には、武力行使が生じ得る話でございます

あの、例えば海上封鎖を解くために米軍が来援をする、それを防ぐために何らかの他の武力行使が行われる。

まあ、こういった事態も想定されることでございますので、まあ、そのときに生じた事態いかなる事態が生じたかっていうことの情報総合的に判断しなければならないと思っております



この話なんですよお

anond:20251203123310

「どの時点で日本が反撃するのか」が重要な話なの

日本ミサイルが飛んできたらそりゃ反撃する、それは当たり前で議論余地がない

それはそうなんだが高市

中国戦艦武力行使したら該当しますね」

と言ったか

「え、その時点で?日本ミサイルが飛んできてない段階でも?」

という揉め方なんだよ

anond:20251203122052

アメリカ軍がでて

中国戦艦

日本ミサイル飛んできたら


では具体的にどんな台湾有事シナリオなら要件を満たしそうか

いくつかモデルケースを作って「この場合はほぼアウト/グレー/ぎりぎりセーフ」みたいなライン引きも一緒に整理してください

0. 前提のルールをもう一度だけ整理

存立危機事態(=限定的集団的自衛権)」の3要件は、ざっくりこうです:

ここに当てはまりそうかどうかで

くらいに分けてみます

ケース1:台湾ローカルの小規模衝突(米軍はほぼ不介入

想定シナリオ
要件チェック
⇒ 分類:ほぼアウト

集団的自衛権での武力行使はほぼ無理

あり得るとしたら、「周辺事態重要影響事態」として、

後方支援避難支援情報提供などにとどまるイメージです。

ケース2:台湾本島への大規模侵攻+米軍グアムなどから関与(日本本土は無傷)

想定シナリオ
要件チェック
⇒ 分類:ほぼアウト〜グレー寄り

技術的には「台湾日本と密接な関係にある『他国に準ずる主体』だ」とか、

台湾陥落は日本の存立を危うくする」と論じる余地ゼロではないですが、

現行の政府説明国会答弁からすると、ここでいきなり存立危機事態認定するのは相当ハードルが高いと思っておいた方が現実的です。

ケース3:台湾封鎖+日本向けシーレーン通信インフラが半分以上止まる(在日米軍攻撃されない)

想定シナリオ
要件チェック
⇒ 分類:グレー〜ぎりぎりセーフ候補

「封鎖が日本の存立を脅かす」として、政府が 「存立危機事態になり得る」 と答弁してきたのはまさにこういうパターンに近いです。

ただし、①(密接な関係にある他国への攻撃)をどう構成するかでまだ議論余地があるので、理屈は立つが政治的には相当繊細なゾーン

ケース4:台湾有事を口実に在日米軍基地ミサイル攻撃される(日本本土被弾

想定シナリオ
要件チェック

ここは、もはや集団的自衛権の前に個別的自衛権ドンと立つケースです。

⇒ 分類:ほぼ確実IN(ただし集団的自衛権というより個別的自衛権が主)

が二重に成立し得る状況です。

実務的には「どのラベル説明するか」の問題になり、

台湾有事理由にした対日攻撃が来たら、自衛隊が反撃しない選択肢はほぼない」レベルと言ってよいゾーン

ケース5:台湾侵攻+日本船舶海保けがピンポイント攻撃される

想定シナリオ
要件チェック
⇒ 分類:ほぼ確実IN(ただしこれはほぼ純粋個別的自衛権案件

このケースは「集団的自衛権の線引き」というより、

台湾有事に巻き込まれ日本が直接殴られたらどうするか」という話になります

ざっくり位置づけの一覧

ケース 中身 存立危機事態集団的自衛権)として
1 台湾外島で小規模衝突・米軍不介入 ほぼアウト(重要影響事態まり現実的
2 台湾本島侵攻・米軍は遠方から関与、日本無傷 ほぼアウト〜グレー(理論構成可能だが政治的にかなり重い)
3 台湾封鎖+日本向けシーレーン通信に致命的打撃 グレー〜ぎりぎりセーフ候補政府が「なり得る」と言いそうなライン
4 台湾有事を口実に在日米軍基地日本本土ミサイル攻撃 ほぼ確実INだが、主役は個別的自衛権日本防衛)。CSDも併存し得る
5 台湾有事現場日本船舶海保自衛隊だけ攻撃 ほぼ確実INだが、これも基本は個別的自衛権の枠組み

最後にざっくりまとめると

…というイメージです。

anond:20251203091125

高市周り面白いよな

女性首相になってみれば、女性立場が悪くなると女性フェミニストが叩き

野党メディア自民を叩きたくて高市台湾有事を振ったのに、思ったより強硬発言が出て

ウッキウキのホクホク顔で「武力行使」ってアカヒ記事だしたら中国が反感を表明

せめても世論高市おろしに向くかと思いきや、世論はむしろ「よく言った」状態

慌てて、あれは単なるプロレス予定調和だったのに高市が踏み外した路線に変更

中国渡航禁止やら発動しても、市場としては「中国人ってそんなにプラスか?」みたいな空気

イベント中止も含め、むしろ中国国内市民に反感がおこってる

BLMの前あたりなら、解散最短記録更新も狙えたろうに、支持率高水準を維持

思ったよりも日本国内保守的思考が高まってるの

中国としても予想外だったんじゃなかろか

2025-12-02

今度は軍事シミュレーションの話と、今回の首相不用意な失言による外交的チョンボ混同してるね。

戦略的明確さ(文字通り、戦略的意図のもとに、敵対勢力武力行使をした場合自国軍が必ず介入(防衛)すると明言すること)と外交的失態(ただのうっかり発言)は別物。高度な安保論を語るのは自由だけど、それが外交の初歩的なミス正当化する材料にはならない。

百歩譲って、もし今までの歴代内閣が取ってきた「戦略的曖昧さ」から戦略的明確さ」へ方針転換するつもりだったなら、米国をはじめとした関係国や国内への周到な根回しとコンセンサスが不可欠だった。あの準備不足の答弁が高度な戦略的意図に基づくものであるけがない。

ろくな根回しも無い個人の思い付きレベルのとってつけたような発言だったからこそ、日本の唯一にして最大の後ろ盾であるアメリカ困惑して、大統領直々の電話で今回の首相発言はたしなめられたわけだしね。

「つけ込まれる隙」を作ってるのは今となってはマイノリティーの左派だよね

アメリカ戦略シンクタンクの机上演習で24シナリオのうち中国による台湾占領成功するのは1シナリオ在日米軍が関わらない場合だけ

それは中国も知っている

在日米軍が関われば当然在日米軍基地に攻撃があるわけでそうすると自衛隊も出ることになる

逆に言えば自衛隊が出ない状況にするためには在日米軍は関わらない必要があるということになる

から自衛隊を出させないのは台湾侵攻のために必須であってあんギャンギャン北朝鮮みたいな大騒ぎしてるのはそのため

日本としては「つけ込まれる隙」を与えないためにビシッと「いや台湾軍事侵攻してアメリカ軍がでてお前らがミサイル日本飛ばしてきたら自衛隊は出るよ」ということが必要

ここで「出なそうだな」と思わせて「隙」を与えたら台湾侵攻になりかねない

anond:20251202025801

anond:20251201223124

戦争反対台湾平和暮らしを守れ

くらいが、あちらさんの許容範囲ぎりぎりなんじゃない?

名指しせず、戦争武力行使)には反対し、台湾に暮らす人たちの平穏を望むという

これでも各方面のアホが噛みついてくる可能性はゼロではないけど

2025-12-01

anond:20251201095147

あそこ、官僚作成の答弁にはない、高市アドリブやったらしいんよな。

まり中国台湾武力行使したら日本攻撃する」が「本音」やった可能性がある、というのがいちばん怖いところやで。

高市発言擁護派ほど高市発言読んでないのでは?疑惑

anond:20251129220506

この増田理屈は、「台湾侵攻が発生すれば、台湾海峡のみならず他の主要な海峡も封鎖されて、日本物価の暴騰は不可避となる。それは日本存立危機事態なので台湾海峡迂回論は成り立たない。(裏を返せば高市発言妥当である。)」とまとめてよいと思うが、そもそも高市海峡の封鎖に限定して存立危機事態になり得るとは言っていないのである

先ほど有事という言葉がございました。それはいろいろな形がありましょう。例えば、台湾を完全に中国北京政府支配下に置くようなことのためにどういう手段を使うか。それは単なるシーレーンの封鎖であるかもしれないし、武力行使であるかもしれないし、それから情報サイバープロパガンダであるかもしれないし、それはいろいろなケースが考えられると思いますよ。だけれども、それが戦艦を使って、そして武力行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になり得るケースであると私は考えます

cf.https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%B8%82%E6%97%A9%E8%8B%97%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E6%9C%89%E4%BA%8B%E7%99%BA%E8%A8%80#%E8%83%8C%E6%99%AF

台湾有事には

シーレーンの封鎖

武力行使

・偽情報サイバープロパガンダ

等が考えられるとしたが、「存立危機事態になり得るケース」と述べたのは、あくまで「戦艦を使って、そして武力行使も伴うもの」だけなのである。だから仮に海峡封鎖→存立危機事態が正しいとして台湾海峡迂回論を撤回したとしても、批判する側は高市海峡封鎖を伴わない「戦艦を使って、そして武力行使も伴うもの」を存立危機事態認定する可能性があるだろ!といくらでも批判余地は残るのである

(もしかしたら、元増田は「迂回論一本で高市発言撤回しろと言う人」限定批判しているのかもしれないが、そうであれば冒頭の「高市存立危機事態発言撤回しろと言うのであれば」は射程が広すぎるね)

今の答弁では、とても存立危機事態について限定的に考えるということにはならないですよね。非常に幅広い裁量余地政府に与えてしまうことになる。だから、私は懸念するわけですよ。

cf.https://www.katsuya.net/topics/article-10543.html (高市発言の一つ前の岡田発言)

岡田質問もこういった政府裁量の広さを懸念しての質問なのだが、そこら辺の意図がどうやら擁護派には伝わっていないようである

擁護するにしても、もうちょっと質疑のやり取り、高市の答弁を読んでいたら、ゴールポストの隅っこだけじゃなくて全体守らなきゃ!って思うはずなんだがどうにも視野が狭くなっている人が少なからずいるようである

そしてそもそも

台湾海峡だけでなくマカッサル海峡ロンボク海峡バシー海峡も封鎖されるという確度の高い予測

ってのはなんなんですかね?自分が調べても全然でてこないんだが?なんらかの事実提示する時はソースを出す癖をつけて欲しいもんだね。中国としてもなるべく迂回してもらって日本に影響が出ないようにした方が、日本出張ってくるリスク下げられるわけだからそう簡単に全部封鎖とはならんと思うんだが…。元増田ブコメ安易に迂回論成り立ちませんに乗っかったコメ多くてビビるわ。本当かどうかもわからないことに基づいて主張ばかりが過激になっていくのは非常に危ない傾向だと思うよ。

ワイ高市発言ちゃんと見たし読んだけど

問題がありそうなのって「武力行使が〜可能性が高い」

までやん

その前はなり得るって言ったけど可能性が高いまで言っちゃった上に目的語を明確にしてない

それで「中国台湾武力行使したら日本攻撃する」と解釈されてしまったわけや

別にそんなことは言ってないので、「そんなことは言ってない、誤解を招いたならすんません

これで済む話やろ

なんで拗れんねん中国とのパイプゼロか?

2025-11-30

戦艦」とか言ってる時点で高市ダメ

高市「やはり戦艦を使って武力行使を伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になり得るケースであると私は考える」

いやいやいや中国海軍戦艦保有してませんから

アメリカ海軍ロシア海軍海上自衛隊現在戦艦保有してません。戦艦20世紀遺物です。

anond:20251130162829

ウクライナ台湾じゃ物価の上がり方が雲泥の差だと思うけどな

日本国内流通するモノの供給量が減った結果どうなるかの危機感の差だとは思うけどね

からこそ日本としては戦争が始まらないことを望んでいるわけで、もし中国武力行使したら日本は参戦するって意志を示して開戦を抑止したいって話でしょ

2025-11-28

高市総理名言集(R7.12.2更新

総理就任おめでとうございますサナエあれば憂いなし。キラキラと輝くキャッチー名言の数々をここに記します。

か 外交交渉マウント取れる服、無理をしてでも買わなくてはいかんかもなぁ(R7.11.21 Xの投稿

き 聞かれたことに対して、言える範囲で答弁をさせていただきましたが、日本国政府統一見解は昨日、閣議決定させていただき、先ほど来の答弁どおり。それ以上でもそれ以下でもございません。(R7.11.26 党首討論

し Just shut your mouths... invest everything in me! (R7.12.1 フューチャーインベストメントイニシアチブ

せ 政権基本方針矛盾しない限り、各党から政策提案をお受けし、柔軟に真摯議論してまいります国民の皆様の政治への信頼を回復するための改革にも全力で取り組んでまいります。(R7.10.24総理大臣所信表明演説

そ そんなことよりも、ぜひ、野田総理、定数の削減やりましょうよ。(R7.11.26党首討論

や やはり戦艦を使って武力行使を伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になり得るケースであると私は考える。(R7.11.7予算委員会

わ 私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて働いてまいります。(R7.10.4自民党総裁就任演説

2025-11-27

高市首相支持率が高く、野党が支持を得られないわけ

端的に言うなら、「政治と金」の話に飽きているから。

もう少し広げると、同じメンツで結果のでない同じ話を繰り返す国会揚げ足取りばかりで動かない政治に飽きているから。

まぁ、わからなくもない。

もし自分が勤めている会社毎日同じ内容の結論のでない同じ話題ミーティングを見せられてたら「この会社大丈夫かな」って嫌になるだろう。

から、良くも悪くも「政治が動きそう」に見える高市首相支持率高まる

日本初の女性総理大臣だし、短絡的で思慮にかける発言も「率直」と映る。

「"台湾中国武力行使すれば日本抵抗するよね"と大方の人間が思っていても中国を刺激しないために曖昧に返答すべきだ」という政治的な態度はむしろ、「じゃあ、そんな決まり切った曖昧な答えを求めてるならなんのためにその話題について議論するんだ」と考えて、それだったらむしろ率直な物言いの方がよほど好感を得る。

そんな感じで、"政治が動きそう/今までの政治と変わりそう"だから支持されている。これまで政治に関心がなかった若者に人気なのも多分これ。

ある意味小泉首相ブームに似ているかもね。何もかもが停滞してみえる時には何でもいいから動かしてくれそうな人が求められる。

なので、相対する側が「やっと動きそうになっていたものを、今までと同じ方法で停滞させようとする勢力」として映ってしまうので支持が得られない。

いつものネタで、いつもの方法論や態度で、同じ攻撃を繰り返す、見飽きた絵に見える。

いづれ高市首相の目新しさと期待感が薄まれ自然支持率は下がるだろうが、その前に多分選挙自民議席を取り戻すだろう。

選挙までに野党にはこれまでとは違う戦い方と違う絵を見せて欲しいと思う。

anond:20251127193820

その前に3要件を満たす場合のみ武力行使可能と答弁してるのでその解釈無理筋でーす。

anond:20251127184140

引用記法も使えないニュービーか。動員されてきてんのかな。

台湾を完全に中国北京政府支配下に置くようなことのためにどういう手段を使うか。(中略)それが戦艦を使って、そして武力行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になり得るケースであると私は考えます

という文章を読めば、誰だって中国北京政府台湾武力行使したら」という話だって解釈するよね。

もちろん「普通に読めばそう解釈されるけど、それは日本政府の従来の見解とは異なるので、つまり高市言葉足らずの失言をしたんだな」っていうところまで考えてるわけだけど。

君たちのあいだでなら「誰に対して武力行使するかは明言してない!」って強弁しても通じると思うよ。

でもまあそれは国際社会では通用しないよってことじゃん。

anond:20251127181852

>>「台湾中国北京政府支配下に置く」ために「武力行使をともなうのであれば、どう考えても存立危機事態になり得る」<<

というのは目的手段を述べているだけであって誰に対してかは明確にしていないし、強引に補完するのであれば前段の発言を引き継ぐしかないでしょ。

そして全体のやり取りを通して誰に対する武力行使存立危機と当たり得るのかを発言しているのは前段のアメリカと条文通りという回答しかないわけで、それを台湾に対する武力行使存立危機にあたると発言したと解釈するのは流石に無理筋では?

anond:20251127142150

前段で米国への武力行使という話を置いているし、岡田が具体的な事態(誰に対して、ではなく手段)を問うたので戦艦(軍艦)による武力行使という事態を答弁しただけでこの解答の中ではその対象指定していない。事実岡田もその直後に誰に対する武力行使なのかを確認している。

また岡田の誰に対しての武力行使かを明確に回答していないという主張についてだが、高市は条文通りだと回答しているので普通に読解すれば「わが国と密接な関係にある他国」としか読み取りようがない。

anond:20251127092945

日本同盟国のアメリカが封鎖を解除しようとしたところに更に武力行使を受けるような状況」

それを答弁で言っていれば問題にならなかったよ。

大統領が誰だとしてもアメリカ高市を諫めたで

アメリカは単体で中国に対して「台湾への武力行使が行われたら行動を考える」と通告してる

ここで日本勝手に動くとアメリカが主導権を握れない連鎖参戦が発生する可能性がある

台湾有事に関してプレイヤー中国アメリカなので日本にしゃしゃり出る余地はない

アメリカが行けと言ったら行く、吠えろと言ったら吠える。役割を全うしないと首を挿げ替えられるよ

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