はてなキーワード: 過酷とは
よく「女は金で手に入る」とホビットがイキってるけど金だけの繋がりで自分を愛さない嫁に精神的に耐えられるわけないんだよ
料理好きな夫が癌で余命宣告されたら夫のレシピスクラップブックを断捨離で捨てた妻の投稿がXで炎上して無数の男があれだけ発狂してたんだぞ
普通の夫婦ですらこれなんだから、金目当ての女と結婚した日にはそれとは比較にならない過酷な扱いを受けるだろ
金だけあっても男は幸せになれない
実際、金で女を手に入れた武勇伝など需要がなく「サイゼリヤテスト」など無欲な女を手に入れたい願望むき出しの言説ばかりバズり続けてるからね
現実はサイゼリヤテスト関係なく、大半の男は女から言い寄られることなく人生を終える
だから所属先やら地位やら身長やらで女を釣るしかなく、仕事や勉学に必死こいて打ち込んでるわけよ
男自身に「〇〇夫人」として夫の地位や知名度や人脈を我が物にして振る舞える特権や、「あのプレイボーイが最後に選ばれた私」「あの奥さんから旦那を略奪した私」「他の女の旦那よりも高身長」といった自尊心を満たせる価値がないと、女から金だけ吸われたら用無しにされる
よく「女は金で手に入る」とホビットがイキってるけど金だけの繋がりで自分を愛さない嫁に精神的に耐えられるわけないんだよ
料理好きな夫が癌で余命宣告されたら夫のレシピスクラップブックを断捨離で捨てた妻の投稿がXで炎上して無数の男があれだけ発狂してたんだぞ
普通の夫婦ですらこれなんだから、金目当ての女と結婚した日にはそれとは比較にならない過酷な扱いを受けるだろ
金だけあっても男は幸せになれない
実際、金で女を手に入れた武勇伝など需要がなく「サイゼリヤテスト」など無欲な女を手に入れたい願望むき出しの言説ばかりバズり続けてるからね
現実はサイゼリヤテスト関係なく、大半の男は女から言い寄られることなく人生を終える
だから所属先やら地位やら身長やらで女を釣るしかなく、仕事や勉学に必死こいて打ち込んでるわけよ
男自身に「〇〇夫人」として夫の地位や知名度や人脈を我が物にして振る舞える特権や、「あのプレイボーイから最後に選ばれた私」「あの奥さんから旦那を略奪した私」「他の女の旦那よりも高身長」といった自尊心を満たせる価値がないと、女から金だけ吸われたら用無しにされる
http://yamazakiproject.com/from_secretariat/2024/08/06/6987。
日本では、この表にあるようにイスラエルの武器、これは防衛省が1月に購入を決めて、こういう落札が1円とかありますが、これは7つのうち5つがイスラエルの武器なんですけれども、国際司法裁判所がイスラエルに対し虐殺を止めるための暫定措置命令出している中で、日本の防衛省はこういう行動を起こしているんですね。国際司法裁判所の決議というのは、国連に加盟したどの国も守る義務があるんです。そいうところが何の説明もなしに、こうした形でどんどん日本が進んでいるのが実情なんです。
それに対して国際連帯運動として広く行われているのはBDS運動、イスラエルの占領地(入植地)の製品をボイコットする、投資引き揚げ、制裁する。この運動が世界的に広がって、EUではEU議会執行部が全体に対して情宣して、実際に(BDS運動を)守るように運動をしていました。けれど、2015年に安倍首相がイスラエルに行った時に、新聞のインタビューで「BDS運動をどう思いますか」と聞かれて「我が国はそういう差別はやりません」と答えて、アメリカと同じような路線を示して、安倍首相になってから、いかに日本がBDS運動を始めとするパレスチナの運動に対する敵対的な関係に変わっていったかということがよく分かるような状態でした。
私たちはパレスチナの命を懸けた闘いの助けによって、逆に今日本で何をすべきか、私たちが今問われているんじゃないかと思うんですね。パレスチナの命がけの闘いに助けられているのが私たちだ。私たちはパレスチナのBDS運動ばかりか、日本の軍国主義的な軍拡路線が結びついてドローンの購入に至る一つの流れなんですね。だから他人ごとではない。
パレスチナに平和を」と望めば望むほど、パレスチナ国家の承認、それから日本の中にあるイスラエルの姿、世界第二位の産業用ロボット生産の日本企業ファナック社のロボットがイスラエルで使われてパレスチナの人たちを殺している。
質問に対する答えですが、イスラエルの報復は当然予想していました。犠牲の多さも予想していたと思います。もう占領され併合される瀬戸際にあって、絶望よりも戦うしかなかった戦いを選んだと言うふうに私は現地を知るものとして思います。様々なマイナス面はありながら、ガザの解放勢力が一致、団結して戦った「洪水作戦」は、占領に対する抵抗権をしっかりと行使した勇気ある奇襲作戦だと思っています。パレスチナの世論調査によると、現在も人々は過酷なジェノサイドの犠牲にあいながら、ガザ地区でも西岸地区でもハマースに対する支持は10月7日以前よりより高い支持と評価が続いています。絶望による死か、それとも戦いによる死か?人々の選択肢は限られているせいでしょう。先日、ネタニヤフと矛盾を拡大しているイスラエル軍のハガリ報道官まで、ネタニヤフの「ハマース壊滅に反対し「ハマースは人々の心に根付いた思想であり壊滅できると考えてるのは誤っている」と言い出す始末です。」 日本の中で想像することは難しいですがむこう側に身を置いて想像してみてください。
スキルポイント制は他のシリーズでも言えるがあまり好ましくないと思っている(ただし今作のそれはシステムの形骸的な側面を克服しようとしていて一定成功しているがそれでも振り直しがストレス。正直無料でもうざい。何ならクリア後までは振り直せない前提でバランス調整してくれた方が良かった。振り直しがある事で他のゲームとは違うビルド構築の楽しさがあるのは認めるが、やや面倒が勝った)
シナリオとキャラクターはシリーズらしさと世間の需要を上手い事擦り合わせられていたと思う。
マップのベースがオンゲである10の流用なので無意味にだだっ広い。10よりは狭く移動速度が速いのでマシではある。(序盤の移動や探索を敢えて過酷にしてからの中盤以降徐々に緩和していく事で)
移動に意味を持たせなかったのは英断。ライトユーザー向けの調整が困難を極めるだろうので
(後にゼノブレイドがこのゲームの戦闘UIの完成形を見せてくれた)
道筋通りに動くライトプレイヤーと道筋通りに動かない古参プレイヤーの導線を交錯させるために後者が二度手間させられてやや割を食う形になっていたが、これはまあ仕方なし
クエストもまんま10のそれなのでおつかい感がすごい。先回りして何かを見つけていても大抵その時点では回収できずに二度手間食わされた。方針は理解するが先回りに対してもう少し恩恵が欲しかった。あまりに報われない
ゾーンシステムはれんけい技の枷として上手く機能していたと思うが自発的に狙っていくインセンティブは薄いように感じた
錬金はポケモンのダメージ感覚を試されているみたいでまあまあ面白かったが一度作ったグレードのアイテムはワンボタンで量産できるようにして欲しかった。
主人公が無個性過ぎてストーリーへの没入感に影響を及ぼすレベルだった。これはグラフィックが進化した事との兼ね合いも大きい。
正直貶したい気持ちはあんまりないが体験の定量化のために一部の利便性が犠牲になっている事は無視できなかった
同じマップとキャラとシステムとストーリーで30時間のゲームを3回遊ばせるデザインは唯一無二なんじゃないかと思う
ちいさなメダルなんかよりモンスター図鑑の穴埋めに報酬を用意して欲しかった
自由度はあるが楽しもうと思ったら結局全ての通路を行く羽目になるのが良くない。マップ探索がただ穴埋めさせられてるような気分になる
昨日ショーシャンクの空にを観たんだけど、あまり良い方向に心が動かなかった気がする
なんか感動したり素敵な気持ちになりたくて、名作といわれる映画を観てみようと考えていた
もっと精神状態が前向きなときに観たら、もっと良い方向に心が動いたのかな
作中で亡くなった登場人物ばかりに気持ちがいってしまって、辛い気分になったり
あまりに長い時間あまりに過酷な状況に置かれることを想像すると、胸が苦しくなったり
4,50年振りの外に放り出されて、迎えもなく親族や友人もなく、ただ日常を過ごす姿が悲しかったり
希望について語られることがあったけど、それについては特になにも感じることはなかったなあ…
他のSNSだと荒れるし、さかまた脱退はかなりショックだったので整理する為にここに置いておく
これまでの活動を見てたら分かるけど歌への熱意は相当なもんだったし、実際声質の切り替えの器用さを見れば思い入れがあるだけの実力はある
パセリ氏謹製のデザインも可愛さと動きが映えるという部分の両立では最強クラスでこのレベルのガワのVは今でもあまり多くない
そもそもカバー最初期はアイドル路線のときのそらなわけで、むしろ配信で稼ぐモデルの方が元々の狙いを考えれば異端とも言える
カバーはアイドルとライブ路線が通底している、そもそも名前が「ホロ」で「ライブ」する気満々だ
これが前提
なんてったってアイドルゲーマーメイド、あの世代の中では圧倒的にアイドル指向が強い人が抜けた事は異常だ
あのレベルまで来ると自分の裁量でライブやドル売りもどうにでも出来そうだが、それが出来ない環境の可能性がある
傍証としてスタジオの大渋滞が起こっていて、他の所を自分で借りてやる人も出てるし
最近のホロライブ所属ソロライブは明らかにハードルが高く、星街すいせいが別格で株主にケツを叩かれたのが理由か船長やFBKも今年初めて行われる
アリーナ等を抑えるなら1年から半年は期間がいるから当人にもこの情報は伝わってた筈で
自分はここではこれからはソロライブが出来ない、となるなら抜けて自分でやった方が早いと判断するのはアイドル指向が強いあくたんなら当然の判断だろう
見出しの通りで登録者数で倍近くいて実績もある先輩ですらこの扱いでは、後発がライブで何曲も歌を披露するなんて事は夢のまた夢の状況だ
無論カバー側もフックアップする為に様々なグループやプロジェクトで支援しているが、これが元々ロングスリーパーのさかまたをボロボロにしたのでは?という風に見える
様々の人の配信を見る限り過酷だが仕事はよっぽど重要な仕事以外は選択できる、というのは恐らく真なので殆どは自分から選んでいるのだろうが
後発で圧力のかかる立ち位置の人間にスマートな選択をしろというのは難しい
結局、ターニングポイントはここではないだろうか
歌で勝負したい人間が納得のいかない歌を出す苦痛は想像を絶するだろう
配信が今でも残っているが、本当に痛々しくて当時から大丈夫かなと思っていた
ここがSNSでは書けない所
後発にとっては実質的に表舞台で華々しくライブが出来るルートがここしか無くなっているのでは?という可能性がある
成果を考えれば当然なのだが最近の露出とライブの多さ、存在感が異常に強まっている
あくたんの卒業ライブもすいせいの尽力があって成立したみたいな話があった
心因性失声症になる程ボロボロになってる同じholoXの風真いろはも、さかまたと高難易度のhoshimatic projectに参加している
サイド的に呼ばれた割にすいせいはソロライブを連発しているのに、自分はレッスンと収録に戻りつつ配信をする肉体面と精神面両方の負荷がかなり強いのだろうというのが見て取れる
当人の問題ではなくて上場企業として業績を考えた選択と集中の結果としてこの現象が起こってるのだろうが
本当に残念ではあるが見切りを付けて諦められて良かった、と思う自分がいる
恐らくライブやアイドルというものを目標に参加しても、そもそも芸能事務所ではないカバーのマネジメントの杜撰さはいくらでも傍証があるので頼りにならない
歌やガワの良さだけでは後発で活発に行動しても消耗するばかりで遠く、ひとつの目標になるだろうソロライブには辿り着けないのだろうと思う
俺はいつも7:32発の急行に乗る。会社までは20分、始業は9:00だがデキる男ってのは何事も早めの行動だ。もちろん賃金は受け取らない。
いつものように押し寿司でもこんな押さんわ!!ってくらいの鮨詰めの電車に乗り込む。俺の目の前には若い女性。痴漢とかいう極悪非道醜悪下劣な行いは断じてしないが勘違いされぬよう片腕で吊り革を掴みもう片方はその腕を掴む体制をとった。1駅過ぎた辺りで違和感に気づいた。なんだか腕にずっと微かな重みを感じるのだ。よく見ると女性のスマホの上側の部分が俺の腕に乗っている。
『この女俺の腕をスマホ置きにしてやがる』
俺は会社で「俺って人間なのかなぁ」という扱いは嫌というほど味わって来たが、こんな屈辱は初めてだ。振り払うのも流石に可哀想だしあらぬ誤解を生まぬよう耐えた。ループ再生にしていたせいで曲を変えられないまま俺は20分間微笑みの爆弾を聞いた。
業務自体はさほど忙しくはなかった。先日までは昼食にカロリーメイトをつまむ時間さえ惜しいほど過酷だったが今日は違う。たっぷり1時間昼休憩が取れる。俺は久しぶり外食に行くことに今朝から決めていたのだ。ラーメン、いきなりステーキ、マック、すき家、モス...選ばれたのはモスでした。
みなさんご存知だろうか?今はわざわざレジに並ばなくてもテーブルでモバイルオーダー出来ることを。俺は今日初めて知った。モスでの注文は決まっている。海鮮かき揚げライスバーガーのオニポテセットにスパイシーチリドッグを単品だ。この組み合わせが最高なのだ。はじめにドリンクが運ばれて来る、今回はウーロン茶をオーダーした。ウーロン茶が半分無くなったぐらいだろうか、異変に気づく。遅くね?モスってそういえばちょっと時間かかるけど遅過ぎない??残りの休憩時間は30分弱になっていた。普段ならいくらでも待つ俺でも今日ばかりは仕方ない。レジまで赴き商品が来ないことを伝えた。「すぐお持ちいたします!!」と元気な返事が返って来た。やはりモスの接客は素晴らしい。結局商品が来たのはそれから20分後であった。俺は結局カロリーメイトを貪るが如く凄まじいスピードで商品をかきこんだ。
業務も滞りなく終え、明日もさほど忙しくなさそうなので在宅の申請をし帰路についた。
最寄りには胡散臭い活動家が何か訴えかけていた。ワクチンがどうの政府がどうの、「そろそろ目覚めましょう」と言っていたけどたぶん寝ぼけてんだろうな。
そして家に到着し気がついた。社用PCを忘れた。
在宅申請をしたにもかかわらず明日も無様に朝から出社だ。ついでにメガネも忘れた。
なあ誰か助けて。
うーん、ちょっと待って。話を聞いてみると、君が言ってることはかなり偏った見方をしてるんだよね。パワハラが「犯罪とは違う」と思ってるかもしれないけど、実際はその考えがまさに歴史的に見ても危ういし、現代の社会ではその視点が非常に問題視されているんだ。
まず、パワハラを「指導に対する解釈不一致」として軽視しているけど、そんな風に扱うのはかなり危険だよ。君が言うように「犯罪ではない」としても、パワハラが引き起こす心理的・肉体的ダメージは無視できない。これがわかりやすい事例で言えば、18世紀の産業革命時代の労働環境だよ。労働者は過酷な条件下で働かされ、身体的な搾取だけでなく、精神的にも虐げられた。その結果、労働組合が台頭し、労働基準法が整備されていったんだ。つまり、過去の教訓として、パワハラのような行為が「指導」という名の下に行われることで、結局は社会全体の健全性を損なうことがわかってるんだよ。
それに、セクハラを「性犯罪」として認識しているけど、パワハラは「心理的な暴力」としての側面がある。たとえば、ドイツの哲学者イマヌエル・カントが述べた「人間は目的そのものであり、決して手段として扱ってはいけない」という倫理観があるけど、パワハラを行うことはまさに相手を手段として扱う行為なんだ。これは現代倫理において許されるべき行動ではない。
また、公益通報者保護の問題についても言及しているけど、それが「裏切り者を放置する方が有害」と感じるのは、全体主義的な考え方に偏っている。公益通報者が保護されるべき理由は、社会全体の信頼を守るためなんだよ。仮に君の考えが通ると、組織内で不正を暴くことがリスクだらけになり、結果として社会が腐敗する。中世の封建制度下では、貴族や領主の不正を誰も指摘できなかったことがあるけど、その結果として民衆の不満が爆発して革命が起きたんだ。現代社会でも、通報者を守ることが民主主義や透明性の基盤なんだよ。
つまり、君の考え方は歴史的に見ても偏ったもので、現代社会においても非常に問題が多い。パワハラが「指導の一環」として許容されるわけではないし、公益通報者が守られるべき存在であることは、社会的な正義を維持するために不可欠なんだよ。
「上司に何か要望したら、もしかしたらクビになるかもしれないという恐怖」なんて別にシングルマザーに限らんだろ
オーストラリアはよっぽど労働者が手厚く保護されてるのか?でも日本では違うんだよ
そして少なくとも今はマタハラだの何だのがうるさく騒がれるようになったから
日本の労働環境って子無し女性にとっては過酷でも子持ちにはとっても優しいと思うんだけど?
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241112/k10014635291000.html
【追記】「十二国記ってアンチ女性向けファンタジーなんだな」ってタイトルが良くないって言われて、その通りだって思ったから消す。申し訳ない。増田のノリに毒されてた。
どう言えばいいんだろうな? 甘やかされる系ファンタジーに厳しいっていうか、自分が書いていることに自覚的って言うか。
男女問わず、思春期に空想しがちな「ここからどこか素敵なところに連れていってくれ」という願望やそれに基づいた創作に厳しいってことなんかなあ?
ブクマカの「登場人物すべてに潔癖で厳しい」って趣旨の指摘を見て、私が一番言いたかったのってこれだったんだって気づいた。
フェミニズム小説ではって指摘についてはその通りで、前のエントリではそれについて触れたんだけど、やっぱりリンク張るだけじゃ分かりづらいよね。
十代のころに背伸びしてラノベとか少年少女小説から遠ざかってたから偏見です、これについてもごめんなさい。
ファンタジー小説と自分に都合がいいファンタジー・空想って言葉もいい加減に使ってた。
ー以下追記前ー
ここでいうアンチってのは否定的とか叩いているとかそういう意味じゃなくて、対案とか批評的なとかそんなニュアンスね。
なんでそんなこと思ったのかっていうと、異世界に行って素敵な男性と出会ってお姫様として幸せに暮らすっていう女性向けファンタジーのシチュエーション(正確にはいかにもありそうだなーって偏見なんだけど)を話をひねった設定が多いって気づいたんだ。
例えばシリーズ最初の「月の影 影の海」ってのは、内気な女子高生である陽子が景麒ってイケメン男性に異世界に連れて行かれる場面から話が始まるんだけど、よくある異世界ものと違って、向こうの世界については何の説明もされずにほぼ身一つで放り出されるんだよね。で、最終的には彼女が新しい王だってわかるんだけれども、彼女が武器を持って立ちあがり、囚われのお姫様みたいに鎖につながれた景麒を救い出すところでお話が終わってる。
で、この世界の王様ってのは忙しくて、反乱が起きたら自ら戦場に立つし、妖魔と剣で切ったはったやるし、官僚のトップと口でやりあわなきゃいけないし、美しいだけの世界じゃないんだ。
なんというか、「覚悟」を決める話なんだよ。
異世界で他人に裏切られ続けて荒み切った果てに、「他人を信じるな」と嘲笑する謎の存在蒼猿(実は彼女自身の内なる声)と決別し、裏切られてもいいから他者を信じる道を選ぶシーンは超かっこいい。それに、陽子の元の世界の父親は「女は女らしくしろ」という何かのカリカチュアみたいなキャラクターで、フェミニンなものがこの話ではそこまで肯定的に扱われていないんだよね。女性として扱われたのは、売春宿に売られそうになったときくらいか。これ以降のストーリーでも彼女は女王としての服装を窮屈だと感じ、街に出るときは男装を好むし、この世界の女性は妊娠・出産をしない。
他に批評的だなって感じたのは「風の万里 黎明の空」のふたりの副主人公、祥瓊と鈴だ。祥瓊は反乱軍に父王が処刑され、命こそ救われるのだが村では無能な下働きとして虐待され、しかも正体が露見して危うくリンチされかける。安全のため隣国の女王の下働きになるも、そこの女王にも冷遇される。
一方、日本出身の鈴は言葉の通じない異世界で仙人の奴隷同然の暮らしをさせられ、ついに意を決して出奔する。二人とも、女王となった陽子に憧れたり憎悪を抱いたりして、陽子の治める国に向かって旅をする。
これだけ見ると、いじめられたかわいそうなヒロインが返り咲く話の序盤のように見える。読者はこう予想するだろう。いずれも二人とも陽子によって救われるだろうと。だが、中盤で二人はそれぞれ別の人物によって己の落ち度を諭される。祥瓊は長い華やかな王宮暮らしの中で、四十年も父の暴政を止めようともせず、自分の国のありようを知ろうともしなかったことを淡々と告げられる。外国人のほうが自分の国の歴史に詳しいのがどれだけ恥ずかしいことかわかるかと。
鈴は、自分だけが不幸を我慢すればやり過ごせると思い込み、百年間何もしなかっただけであり、彼女の不遇の嘆きはただの不幸自慢であるのだと責められる(この世界では特定の条件を満たすと寿命がなくなる)。
このあたり、小野不由美が読者層の中高生に説教をかましている側面も感じる。
そして祥瓊と鈴が救われるのは陽子によってでもないし、イケメンによってでもない。自分の落ち度に気づき、目覚め、やはり剣を持って立ち上がる。
(ところで、祥瓊を冷遇した女王は気が強く悪役令嬢っぽさを持ちながら筋が一本通った倫理観の持ち主で「図南の翼」では主役を張っている。というか悪役令嬢ものの起源の一つなんじゃないか?)
つまるところ、十二国記のシリーズ前半は幻想に逃げる少女に対して戦うよう促しているのだ。そしてサポートキャラの最高の内面イケメン楽俊とは恋愛関係になっているわけではなく、対等な友人だ。「男性に過度に頼るな、対等たれ」と言っているように見える(あと、シリーズ後半になると時代小説や政治小説っぽくなって、中高年の男性にウケる要素がどんどん増えていく感じだ。きらびやかな幻想とたもとを分かったせいか、少女向けレーベルからははみ出てしまっている。最新作「白銀の墟 玄の月」は講談社X文庫ホワイトハートから出てないよね?)。
似ているなって思ったのがミヒャエル・エンデの「はてしない物語」だ。これは物語後半で主人公バスチアンが崩壊したファンタジー世界の救い主となって本の中に入り込み、高性能イケメンのチート野郎になるんだけれど、チートを使うたびに元の世界のダメな自分のことをどんどん忘れていき、記憶喪失のまま永遠に物語世界に閉じ込められる危機に陥るんだよね。同じ末路を迎えた人間の描写はぞっとする。児童文学の中でここまでいわゆる恐ろしい末路を描いたのも珍しい。
これってまさにやっていることが同じで、小野不由美が少女小説のフォーマットを使って女性向けフィクションに対して批評的な作品を書いたように、エンデはファンタジーの形式を使いながら現実逃避するポルノ的ファンタジーを批判しているのがすごい。アンチファンタジーだ。しかも、それがめっぽう面白いんだ。
私はポルノ的ファンタジーがダメだとは思わない。エッチなものも含めてポルノってのは、なんでも願いが叶う世界の中で遊ぶことで、願いが叶わないことが多い現実と戦うためのパワーを充電する遊び場だ。ここが虚構だってわかって遊んでいる限り、心の健康を保つのにはプラスだ。
でも、ときどき自分に「これは嘘だぞ」って言い聞かせないと危ない。幸せイチャイチャラブラブなアブノーマルプレイなしのポルノでも、これも本当のセックスと間違えたらいけない。相手の気持ちいいところが全部わかって、自分の気持ちいいところ全部責めてもらえるセックスなんてこの世にはなくて、「あれやってみたい」 「こうしてほしい」 「今のは良かった」 「ありがとう」ってちゃんと言わなきゃ伝わらない。
ああいうイチャラブエロ漫画はインスタグラムみたいにいいところだけ繋いで作った虚像なんだよ。小野不由美も十二国記外伝「魔性の子」で「異世界に逃げるな、お前の生きる世界はここだ」という話をしている(「帰山」の中の難民支援でも「自立する気概を失うレベルまで支援してはならない」って趣旨のことを言ってる)。
つまるところ、自分で欲しいものを能動的につかまなきゃダメなんだよな。
なんてことを日曜日にファミレスで友人にぶちまけてしまった。あー楽しかった。
ハイスペックイケメンを素朴女子が救う話の起源について話題になったから書いたわけじゃないんだけど、「ジェイン・エア」は一つのオリジンよね。この話を裏面から見たジーン・リース「サルガッソーの広い海」や批評「ジェイン・エアは幸せになれるか? 名作小説のさらなる謎」も面白いよ。
陽子が異世界に入るときに剣を授けられるので、これって男性原理の象徴じゃないかと冗談半分で書こうとしたんだけれども、実際に剣とは別に回復アイテムの玉(二つではないけれど)も授けられるし、鞘は失くしてしまう。鞘を女性原理と見るか包皮と見るかはともかく、フロイト的な解釈が全くのデタラメではない気がしてしまった。
鞘を女性原理と見るならば、作中でそれを無くす(機能を失う)ことは女性原理が弱まることを意味するし、包皮と見るならば、その喪失は男子割礼・成人の儀礼を意味していると読めなくもない。
ほら、作中でも過酷な旅でげっそり痩せて、身体から丸みが失われたともあるし。
こんなことを書いて申し訳ない気持ちもあるのだが、剣と同時に球も授けられるなんて話として出来過ぎているし、そうした作品を他に私は知らない。あったら教えてください。
以上だ! いつか男性向けハーレムものと女子向けの後宮ものの差異について書きたいぜ!
→ 追記! 昔書いたやつ
https://anond.hatelabo.jp/20200609075504
生理妊娠出産がないとか逆に女性向けっぽいと感じた要素はここです
読み返して思ったけど、アンチ「一昔前の」とかアンチ「世間的に女性受けしそうと思われがちな」ファンタジー、アンチ「童話から想像される」ファンタジーって気がしてきた。
そりゃお前らはリーマンショックさえも無関係に就活出来たからそう思うかも知れんが、俺らの世代は仕事を選ぶのは金持ちの特権で貧乏人はすき家のワンオペだろうが薄給のビルメン清掃員だろうがとにかく仕事につく必要があったんだよ。
そして、気づいたら経験年数無しで転職できる年齢じゃなくなり、やりたくもない仕事を死ぬまで続けることになったわけ。
その背景を分かってないやつが調子こいて「人生、やりたいことを見つけたら輝きますね」とか抜かしおる。
俺らの頃はやりたいこと見つけた所で過酷な競争に投げ込まれてボロ雑巾のように使い倒されて終わりだったんだよね。
夢を追ってた奴らも心や体を壊して、結局すき家でワンオペすることになったんだよ。
それをお前「え?なんでやりたいことやらないんですか?」「え?ブラックとか辞めればいいだけでしょ?」「え?仕事は選べばいいんですよ?」ってマージでヌルゲーしか知らない世代よね。
「え?難易度を下げればいいだけでしょ?」「え?強い装備を縛らなければいいんですよ?」「え?そもそも苦労とかしました?」かーっ、羨ましいね。
羨ましい以外の言葉はないよ。
ただ、羨ましいだけ。
歴史の中にしか存在しない世間なんてお前らが知る由もないんだからしょうがないよね。
羨ましいよ。
本当にただそれだけ。
※「たぶん」というのは、医者の診断を受けてないからであり、ここに書く内容は冗談半分で受け取ってください。(正式に診断受けたら保険に入れなくなるじゃん)
私は院卒で会社に入って、今4年目になります。学生の頃から、周りよりメンタルが強くなく、人付き合いも上手ではないけど、少ない友人と遊んで、そこそこの学業をしてきました。
今はというと、フルリモートで事務系の仕事をパソコンでやっていて、そのせいで病んでます。でも出社すると元気よくなるんですよ私。
適応障害って、職場という場所に拒絶反応が出るのが典型っぽいので、俺の症状は逆じゃないかと思うじゃないですか。なんなんでしょう。このあたりは専門家の意見を聞きたいです。
私の「病む」というのは、端的にいうと、プレッシャーに押しつぶされて、メールを見たり送ったりするのが怖くなり、音信不通になる系です。自分の仕事にミスがあって周りの人に迷惑をかけていないかとか、仕事が遅くて相手から失望されているんじゃないかとか、そういう不安・強迫観念が私の意思決定を鈍らせ、息苦しくなり、結果として何もできない「怠け者」になってしまいます。
そういう不安を感じちゃだめだと思えば思うほど、頭の中で考えてしまう。恥ずかしい思い出ほど忘れられないのと一緒です。適応障害というのは、そういう人間誰にでもある記憶と意識の働きでバグがおきて、特定の場面で不安感が払しょくできなくなるという病気なんです(※素人の意見)。
もちろん、そういう不安を感じなければ、私はうまく仕事ができます。経験上、出社をすると、そういうのが出てきにくくなって、人並みに仕事ができるようになるんです。
おそらく、出社をすると、周りの人は自分が思っているよりも淡々と仕事をしているのであって、常に自分に対して失望感をむき出しにしてきたりするような過酷な世界は広がっていないと、私の認知のゆがみが正されることで、適応障害が(一時的に)抑えられるんじゃないかと。
じゃあ出社すればいいじゃんと思いますよね。それができないんです。うちの職場は原則テレワークで、出社は例外的な事情がなければ非推奨とされています。最近、経費削減とかで社内で告知が出ました。本当は自分のnoteで愚痴りかったけど、これは社内秘だから、はてブで愚痴ってます。
先月までは、月の半分以上は出社していて、それで自分のペースを保てていたんだけどね、先月末くらいからなにもかもダメだ。
なので、そろそろ転職を使用と考えているのですが、一身上の都合ですぐに転職をすることができないので、もう少しだけ周りの人に迷惑をかけながら、合理的配慮という発想のない上司や周りの人には我慢してもらおうと思います。
↑こういう開き直りができればいいんですけどね、私の性格的にそう考えるのは無理です。生真面目といえば聞こえはいいですが、実態は、劣等感からくる見捨てられ不安というか、不真面目になることにより自分は見放されて居場所がなくなるんじゃないかというイメージが頭から離れず、他人から嫌われる勇気が持てません。
今も、今日中にと昨日に言った仕事に着手できていないので、比較的気持ちが落ち着いて作業できる深夜明朝の時間帯に進めて、変な時間にメールを送って周りをビビらせたる。
リベラルな立場が少年法の改正に反対する理由は、主に人権の保護と更生の機会を重視する価値観から来ているものです。少年法の背後には、未成年者が精神的・社会的にまだ成熟していないことを考慮し、彼らに対して過度な罰則を科すことが未来の再犯を防ぐどころか、更に社会から孤立させ、回復の道を閉ざしてしまう可能性があるという認識があります。
1. 更生の機会
リベラル派は、未成年者に対して厳罰を科すことが必ずしも再犯防止に繋がらないと考えます。むしろ、過酷な刑罰が更生の機会を奪い、その結果、社会に戻ったときに問題行動を繰り返すリスクが高まる可能性があるとしています。少年法の目的の一つは、教育や更生プログラムを通じて、若者が社会に適応し、再び犯罪を犯さないようにすることです。
リベラルな立場では、未成年者であっても基本的人権が尊重されるべきだと考えます。犯罪の内容がどんなに残虐であっても、未成年者はまだ心の成長段階にあり、彼らの行動がどこまで悪意に基づいているかを慎重に評価するべきだという立場です。また、少年法を厳格化すると、すべての未成年者が同じように取り扱われ、社会復帰のチャンスを失う恐れがあるという懸念もあります。
リベラル派は、未成年者が犯罪を犯す背景に家庭環境や社会環境の問題が深く関与していることを重視します。悪意だけではなく、教育や育成の問題、精神的な苦しみが犯罪行為に繋がることが多いと考えています。そのため、少年法の改正が「加害者の個人責任」だけに焦点を当て、周囲の環境に対する対処を怠る危険性があると指摘することもあります。
「人間性を信じる」とは、理想的な社会のあり方を目指し、どんなに過ちを犯したとしても、再出発のチャンスを与えるべきだという立場です。しかし、実際にはその理想と現実のバランスを取ることは難しく、リベラル派内でも厳罰と更生の重要性をどう調整するかという議論は存在します。
リベラル派は、未成年の加害者に対しても社会全体で責任を持つべきだという考え方を持っています。すなわち、教育機関や福祉、家庭の問題に目を向け、そのような犯罪が発生しない社会を作ることが、最も効果的な予防策だと考えています。加害者個人やその家族だけに責任を押し付けることは、社会全体で解決すべき問題を見逃すことになると考えています。
厳罰を科すことが犯罪の抑止力になるかどうかは疑問視されています。特に未成年者に対しては、長期的な更生が可能であり、教育と支援を受けることで再犯を防ぐことができる場合も多いとされています。厳罰が短期的には報復感情を満たすかもしれませんが、それが長期的に社会にとって良い結果を生むとは限らないという点が、リベラル派の反対の根拠です。
リベラル派の反対意見は、「加害者の更生の機会」や「社会全体の責任」という視点から来ており、単に厳罰を求めるだけでは問題が解決しないという考え方です。ただし、犯罪の内容やその残虐さに対しても、法改正を巡る議論の中で慎重に扱われるべき課題であり、社会全体で未成年者の犯罪行為をどう取り扱うかについては引き続き検討が必要です。