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はてなキーワード: 時刻表とは

2025-02-14

anond:20250214085302

俺の感覚だと男女問わず年寄りが止まってる印象

改札直前や出た直後で時刻表見るのに立ち止まってみたり

残高不足はわりと若い人が多い印象

2025-02-12

カードゲーマーと鉄オタは似ている

両者は結構発達障害を持つ人を抱える分野だ

これは俗説まみれだが、発達障碍者の中にはある種の規則性やルールという物に強く執着する傾向がある

鉄道なら時刻表だったり定時に到着するといった規則的なものが有名だと思う

ダイヤ運行状況などを理解すれば、どのような経路でどの列車が何時に動くかなどを探ることができる

この複雑だが奥深いルールになぜか発達障害の人は惹かれるらしい

また、鉄道車両以外にも様々な要素が隠れており、一つの分野で多方面を探れるということが発達障害を持つ人には探求心をくすぐられるのかもしれない

そしてそれはカードゲームにも言える

カードゲームは他のゲームと異なり徹底的にアナログでありルールが細かく決められているため、人間が扱うにしては複雑だ

単に攻撃力の点数計算だけじゃなく、カード同士の相互関係によって複雑な処理が発生することはよくある

その挙動カードの数だけ存在して、特に遊戯王は1ターンの制限が実質ないために何でもありな状況となっているので複雑な裁定を覚えて応用する必要がある

MtGには分厚い総合ルールがあるし、遊戯王裁定が1万を超える

これらを徹底的に理解したうえでカードごとのテキスト差異理解し、最適な挙動をつかむというのは発達障碍者との相性が良いのではないかと思っている

これはカードゲーマーな自分がふとYoutube鉄道道路関係解説動画を見ていて気付いたもの

複雑な道路事情と実際の法律を見比べて、その道路がどういう経緯でこういうルートになったのかなどを解説している内容は、まるでカードゲームデッキ紹介やルール紹介に通ずるものがあった

「あ、カードゲーマーって鉄と相性よさそう」と直感的に感じた


まあ、だからだって話ではある

2025-02-10

ここ12年くらいのスマホ遍歴書いておく

忘れないように

2012〜2013(高校生) iPhone 4S(SE4)

当時円高新古品が2万前後で買えた。letina displayは非常に綺麗に見え、感動した。

当時docomoiPhoneを発売していなかったが、SIM下駄MVNOSIMを使う事で利用できた。

docomoiPhoneを使うというちょっとした優越感があった

2014〜2015(大学生) Xperia Z SO−2E

androidは当時オンボロイドと呼ばれるほど完成度が低かったのだが、Sonyがそれなりに使えるスマホを出したと聞いたのでAndroidに乗り換えた、画面が大きく(5インチ)、完全防水に惹かれた。

この頃からガラスフィルム一般的になってきたと思う。

2015 (大学生) Xiaomi mi5

Xperia動作が重くなってきたので、コスパ最強とネットで騒がれていたXiaomiという謎のスマホメーカーに乗り換えた。軽快な動きと高速指紋認証、軽さで非常に気に入って使ってた

ZUK Z2という機種と悩んだが、Xiaomiにして正解だった。背面のパネルが交換できるのがちょっと好き。

2016 (大学生) Xperia Z3 Compact SO-02G

グリーンモデルを買った。色が可愛くて好きだった。ノイズキャンセリング機能が標準で付いてて音楽再生に良かった。今思うとXiaomiに飽きたから買った気がするが、mi5のままで良かった気がする。

2018-2020(大学生) Xiaomi mi mix2S

Xiaomiに戻ってきた。やっぱり動作アクセシビリティの作りが良かった。背面指紋認証が使いやすく、本体を握った人差し指位置に丁度あるのが良かったが、少しデザインは好きじゃなかった。若干重くて非防水なのは今まで防水性スマホだった分取り扱いに少し気を使った。

2021 (社会人) iPhone 11

スマホSuicaクレカの連動性がとても便利だと感じた。ただ当時あんまりiOSが使いやすいとは思わなかった。

iPhoneリセールバリューばかり気にして丁寧に扱うのがしんどい気がした。

2022 (社会人) galaxy A51 SCG07

おサイフケータイと防水、SDカード対応という全部入りというモデルを買った。GalaxyOS(ピュアAndroid )が非常に使いにくく感じた。

触る毎に何かしらストレスを感じたため、3ヶ月くらいで使用を辞めた気がする。フラグシップモデルを買えば違ったかもしれないが、当時からフラグシップモデル12万とかで買う気は起きなかった。

色々ソフトウェアを弄ってフルバンド化した時が一番楽しかった

2023-現在(社会人) iPhone SE3

そもそもスマホゲームもしなくなってきた、弄ってても楽しくないという事で、脱スマホ生活を目指した。決済手段時刻表確認、天気やマップ等を確認するだけで見るとSE3が非常に使いやすく感じた。自転車登山等の、なるべく軽くて防水性を求めるのにはSE3のコンパクト性は都合が良かった。

後継機のモデルが変わるのが残念、加えてminiの発売もしなくなったのが残念に思う。

予備でもう2台目を買った。

2024-現在(社会人) Poco X6 Pro 5G

Xiaomiが超コスパ機を出したという事で気になって購入、あと昔遊んでたゲームリメイクandroidしか出てないという事で買った。

やっぱり細かく弄ったり、ちょっとアングラ寄りのアプリを入れるならandroid一択だと思う。

暫くは2台持ちで運用していこうと思う。

その方がSE3のバッテリ劣化も防げる

2025-02-06

インド農村でシワシワなおばあさん達が学校勉強していて

インド都市農村の女の教育格差が激しく、農村部の女性識字率が低いせいで、インド女性全体の識字率は六割ちょいくらいらしい。

それで文字を読めないおばあさん達を対象にした学校が、農村寄付で作られたってニュースを見たのだけど、バス時刻表を読めないから…とかでおばあさん達が勉強して、ずっと年下の先生が「これはパイナップルのパです」とか言ってるのを聞いていて、文字も読めなければバスに乗るのすらままならないし、農村に残るしか無かったろうし人生選べないよなと、今からでも勉強たかったんだよなと、なんかもう辛すぎた。

今の時代はせめて文字くらいは勉強できるようになっていればいいな。

2025-01-28

ジークアクスの考察が「俺は名探偵なんだが、真相が分かりましたよ明智くん」ばかりなんだが

考察」≠「解答タイム」なんだが?

考察とは結果から推察をすることであり、それは個々人によって様々、いわば限りなく自由なのだ

睡眠時間が多すぎる人はかえって早く死ぬという結果が出たが、これは実際には寝たきりの人を計上してしまっているだけなのでは?1日の睡眠時間が18時間を超えている人を外れ値として再計算してみよう!」

こういった前提をひっくり返すような一石を投じていくことも推奨されるのが本来考察の姿なのだ

だが、今やネットの「考察」は単なる「正解当てゲーム」となっているので、そういった思考実験的な要素は一切排除されている。

如何にして打率の高い発言をしていくのか、如何にして作者の投げた変化球を芯で捉えるか、そこばかりが着目されている。

この結果が「解釈が多様に分かれる要素は見送っていくのが選球眼。考察を外すと恥ずかしいから」というフニャチン文化である

マジで終わっている。

外れることを恐れていてはまともな考察なんて出来ない。

外れてもいいか議論を深めるために色々とブレストしてみせてこその考察だというのに。

作品化学反応を起こすことが出来ず単にバラバラ作品バラして「どや!完璧解体したで!」とドヤ顔してるだけの連中などは作品を味わったとさえ言えないだろう。

五目チャーハンを五ツの食材に分解し終えてから徐ろにふんぞり返り「肉が少ないよね。原価率抑えすぎ」とほざいてるような奴らがやっているのはもはや考察でもなんでもないだろ。

感想未満のなにかだ。

与えられた条件の範囲の中で分析することが考察なんじゃない。

そこに自分なりの視点を加えて見せることが考察なんだ。

原作4巻のP120と原作7巻のP142からこの時このキャラクターが何をしていたのかが確定するのです」と時刻表ミステリー解説をするような行為分析しかない。

考察は作者からの挑戦状を解く行為じゃない。

考察とは、自分なりの発想や解釈を持って、作品鑑賞に新たな視点を齎すことだ。

いつまでもクイズ番組の真似事をするのをやめろ!

それがしたいならゲーセンに行ってQMAをやってこい!

2025-01-13

駅のホーム電車を待ってたら、隣にいた中年女性が急に「あの時計、少し遅れてますよね?」って話しかけてきた。見上げると、確かに駅の時計がいつもより2分くらい遅れてるっぽい。

「あー、そうかもしれないですね」って返したら、「前まではちゃんと合ってたんですけどね」ってしみじみ言われた。その後、電車が来て何事もなかったように彼女は乗っていったけど、なんか引っかかった。

別に2分くらいどうでもいいし、今どきみんなスマホ時間見るのに、なんであの人はあんなに気にしてたんだろうって思った。

でも、帰り道に気づいたんだよ。自分毎日見てるバス停時刻表が急に変わってたりすると、妙に不安になったりすることがあるなって。大したことじゃないのに、「いつも通り」が崩れるとやけに気になるんだよなって。

それに気づいても、やっぱりその時計の2分のズレが何か意味あるのかとか考えちゃって、なんだか納得いかないまま。別に大事じゃないのに、妙に残るんだよ、あの感じ。

2025-01-08

尾道訪問

11月尾道にいったらあまりに良かったので、あまり間を置かず、年始にまた行ってきた

港湾駐車場

四国から行ってるので、旅はしまなみ海道を渡るところから始まる 旅っつうか、片道一時間なので全然旅ではないんだけど、しかし、精神的には旅みたいなもんですよ なんせ良いところだ

しまなみ海道渡りきったら車を港湾駐車場に停める 港湾駐車場はおそらく尾道でも屈指のでかさの公営駐車場で、屋上(2階)から尾道水道が見えるのがうれしい

まあ尾道水道は尾道にいればガンガン目に入るんだけど、スタート地点からもう見えてる!っていうのはひとつ大事な要素だと思う

駅前

尾道観光に来たのだからラーメンを食べずに帰るわけにはいかないので、港湾駐車場から歩いてラーメン屋の多い方向に向かう その方向には駅がある

駅前にはまさに広場という感じの広場があり、カッコいいでかいロータリーがあり、尾道水道の前は一面ウッドデッキで、ベンチなんかも結構設置されていて、とにかくイイ 適切に運営されている観光地だと感じる 気概を感じる

駅前あたりからは千光寺という有名寺社のある山がみえ

山の頂上には、細長い、特徴的な形の展望台(PEAK)がある

前に来たときロープウェイでその山に登って展望から尾道を一望したため、俺は逆に下界からPEAKをハッキリと認識することができた

おそらく、PEAKにいる人間にとって下界はすべて「景色」でしかなく、そこから逆に覗き返されているとはつゆほども思っていまいと思う

だが俺は見ている 実際、見ていた 

見ているぞPEAK、と言う

彼女がそれを聞き、PEAK好きやねえ、と言う

(俺はPEAKが好きなのか?)

本通り商店街ラーメン

ついたのが丁度昼どきで、年始休みなので、文字どおり全てのラーメン屋に行列ができていた

行列があるってことはあそこにラーメン屋があるんだな、という推測すら成り立った

行列のないラーメン屋はないかなあ、などと言いながら、本通り商店街とよばれるアーケードを歩く

本通り商店街はかなり栄えていて、普段シャッターの降りた店がほとんどない 今回は三が日だったのでさすがにそれなりにシャッターを見たが、そのほとんどに年始挨拶文やちょっとした正月飾りが貼られていて、かえって賀正の素敵な雰囲気が醸し出されていた

そして行列のないラーメン屋はなかった

それならば、ということで、逆に人気店に行くことにする どこに行ってもそう変わらなそうだから

前回行った人気店(まるぼし)の横の人気店(牛ちゃん)に向かった

店の近くにチーズケーキ屋があって、彼女が寄ろうという 寄ってチーズケーキをふたきれ買った

前回行ったまるぼし側の行列っぷりは常軌を逸していて、おそらく一時間以上待つことになるだろう長さだった ややビビりながら、牛ちゃんの列に並んだ まるぼしサイドの列に比べればかわいらしい行列だが、30分は待ちそうだ 尾道ラーメン、恐ろしい

その行列に並んだところで、彼女チーズケーキを食べようと言う メシを食う前にチーズケーキを?と一瞬思うが、並びながら食べるつもりで買ったんよ、と言う姿がかわいい

並びながら食べることにする おそらく皿の上でナイフフォークなんかを使って上品に食べられることが想定された、上質なチーズケーキだった 素手で空中で食った 美味

そして実際30分くらい並んで、ラーメンにありつく

うまかった

尾道ラーメン、食べた瞬間の爆発力みたいなものはそこまでないが、しみじみとうまいというか、ずっとうまい感じがする 飽きにくい

ちゃん尾道ラーメンは、焼肉屋でもあるという店の特徴を反映してか、脂の甘みを強く感じた

卓上のかつお節を加えるとまた風味が変わってうまい

宿へ

駅前さくらホテルに泊まるのは前回に続いて二回目なので、勝手知ったるものだ 残念ながら前回に続いて低層階だったが、全室シービューで、低層であることでかえって近くに尾道水道が見えた ということにしておこう

宿を出て山に登ろうかとも思ったが、前回登ったからまあいいか、ということで、部屋でくつろぐことにする

晩飯

前に行ってよかった居酒屋にまた行く というか、この店が年始にもやっていることがわかったか尾道に来た、という因果ですらあった

出汁と酢をフィーチャーした豆皿料理の店、というのがコンセプトで、そのコンセプトから期待されるもの完璧に満たしてくれる店だ

出汁や酢の効いたいい感じにシブい料理ちょっとずつ出てきて、日本酒なんかを飲んだりして、いい気分になる しかし純和食というわけではなく、チキン南蛮とか魚のフライなんかもあって、適度にカジュアル

また出汁サワーという謎のサワーがあり、これはサワー出汁昆布煮干しが入っているというイロモノっぽいものなんだが、なぜか妙にうまい

しかもこう、探し出す必要のないうまさというか、「よく味わったら実はうまい」とかじゃなくて、ひと口目からストレートにあっこれうめえ!ってなる

食い物もお通しから全て安定して美味しい

わりといいお値段がするが、いい店だ……

夜の尾道

日が落ちて静まった本通りを通って、ホテルに帰る

メチャクチャ寒い 本当に寒かった

酒に酔った彼女ゆっくり歩くので、背中を押して歩くスピードを上げてもらう 人間を押して移動させるのは、ミニゲームみたいでちょっと面白い

ホテルの前の海岸通り街路樹イルミネーションが飾られていて、しか結構気合が入っているというか、単色なんだけど密度が高かった

でも超寒いからすぐ帰った そして寝た

朝の尾道

揚げたてのがんもどきをメインにした朝食を出している小さい店があるということで、心惹かれたので行った

7時半からやっているが、ついたのは8時 全然早朝ではない時間

でも気分は早朝だった 冬の朝に早起きして、ちょっといい感じの朝食を食べに出るという気分だった

店はかなり良かった

店内ではストーブの上で鍋に入ったおでんが温められていて、雰囲気が非常によろしかった

揚げたてのがんもどきうまい 通常のがんもどきとはまったく別で、食感としてはもうクリームコロッケとかの方が近いくらいに柔らかく、いい味だった

店主さんの前に置かれたケースに揚げる前のがんもどきタネが大量に入っていて、食事を終えてそのケースをふと見ると、大量のタネがすべてだんご状に丸められていて、その感じもよかった

帰り道、尾道駅の裏手を歩いていると、具体的な内容は忘れてしまったが、地元学校放送部によって録音された、「自転車には鍵をかけよう」とか、「ヘルメットを被ろう」とか、そういう内容の録音が聞こえてきた

結局そういうのがいちばんグッとくるんだよな

踏切が開くのを待っていたら、近くにネコがいたので、観光地だから人慣れしているだろうと思って近づいたら、迷惑そうな顔をして逃げていった

結局そういうのがいちばんグッとくるんだよな

パン屋航路

朝の本通り商店街は多くの店がまだ開いてなかったが、パン屋航路はやっていた

尾道にゆかりがあるらしい(読んだことない)小説暗夜行路から名前をとっているらしいと聞いて、かなり好感度が上がった店だ

店内はかなり狭いが、並べられたパンはかなり多く、キッシュフォカッチャベーグルクロワッサンと、各カテゴリ取り揃えられていた

いくつか買って帰る いい感じのパン屋で買ったいいパンを所持していることは、精神にいい影響を与える

向島

ホテルをチェックアウトして、向島に行く

尾道水道を挟んだ向かいにあるのが向島だ 直線距離だと200メートルもなさそうな感じで、すごく近い

渡し船が何航路かあるというので、一番近い乗り場に行く 時刻表なんかは無くて、10分くらいの間隔で運行しているらしい

運賃はなんと60円 本当に60円で、なんやかんやオプションで結局320円くらいになったりもしなかった

なんせ近いので、船は3分くらいで向島に着く

向島に行ったのは、フォカッチャの店があったか

パッファーフィッシュフグロゴにしているその店はパッファーといい、本場イタリアっぽいフォカッチャや本場イタリアっぽいケーキを売っていた かなりイタリアっぽい空間だった 向島、やるなと思った

(フォカッチャは家に帰ってから食べたが、リベイク

してオリーブオイルをつけて食べることで真髄が発揮され、抜群にうまかった)

パッファーのあるあたりは、道がひらけていて、店が並んでいて、何というか妙に「駅前」っぽい

駅はないんだけだ、雰囲気が完全に駅前なんだよな

駅がないと分かっていても駅をつい探してしまう 駅がないことが直感的に受け入れられず、ちょっと不安になる そんな場所だった

あと、近くに「悶舌飯店 MONSITER HUNTEN」という中華料理屋があって、全体として、やるなあ向島!と思った

向島スーパー

フレスタというスーパーが近くにあったので、寄ってみた

「ぶちうま」というポップが目を惹いた 

広島みやげの菓子の袋に「ぶちうまいけぇ」と書いてあるのを見て、ハイハイ、どうせこれは観光客向けの接待方言なんでしょう、こんな分かりやすもんじゃねえですよね方言は!なんて思っていたが、もしかしてマジで言うのか?「ぶちうま」って……

惣菜パンが充実しており近所にあれば通うだろうスーパーだった

帰る

向島からまた渡し船に乗り、尾道に戻って、昼飯を食って帰った 駐車場の向かいにあったイタリアン、ポルタ・ディ・マーレなんてカッコいい名前のところで、ここもサラッとレベルの高いメシが食える感じで大変よかった ランチセットが1400円くらいなんだけど、食後のデザートアールグレイ風味のパンナコッタが紅茶とともに出てきて、味も非常にいい感じで、パンナコッタと紅茶のセットって喫茶店で食ったらかなり安くても600円くらいはするよな、と思うと、じゃあガチイタリアンのカルパッチョサラダ+本格パスタで800円程度ってことなのか?ということになり、メチャクチャ安かった気がしてくる

イタ飯を食い、満足したところでひきあげることにする

パン屋パン、フォカッチェリアのフォカッチャプリン屋のプリン土産が大量にあるので、寂しさよりも楽しみの方が勝つ 総合的に見て、かなりいい体験だった

さら尾道、また来る日まで!

たぶん今年中にもう一回くらい行くんじゃないか

いいですよ尾道

前に行った山方面もかなりよかったし、ゲストハウス旅人文化みたいな部分も素敵だと思う

メチャクチャいいと思う

2025-01-07

2024年末、12年ぶりの新潟へ。

2024年5月からサービスインしたJREバンクは口座に預けた金額と、ビューカード支払い指定給与受け取り指定などでJR東日本の運輸系特典がもらえるという大盤振る舞いで話題となった。

一旦口座に50万入れて半年経ったのち、手元には3月末までのどこでもビューンの割引サービスと、9000ptまりJREポイントがあって、年末年始休暇が9連休だったこともあって、1発ガチャを回してみた。

結果、行き先は新潟となり、年末27日から12年ぶりの新潟を訪れることとなった。


二泊三日でホテルを取ったものの、いい歳した独り身が新潟で二泊も何をすればいいのか、長すぎるのではと思ったが、有識者に話を聞いた結果、長岡市手書きの味のある看板を乱立させている松田ペットというペットトリミングショップがあるらしく、長岡途中下車したのち、これを1番目の目的地として、弥彦に向かって神社を参拝し、その後新潟市に向かうことにした。


12年前も冬だったが、当時、新潟自体まり調べずに行ったため、今回新潟市は近隣と比べてあまり雪が降らないこと、新幹線の駅で2つしか違わない長岡は降雪量が多く気温も低いことなどこの歳で初めて知ることになった。

事前に滑らないようにスノーブーツを買ったのだが、これがあまり良くない靴で、実際1日目に足に豆を作ってしまい、旅行間中足の痛みに悩まされたのは少し残念。

靴を買うときもっと慎重に選ぶべきだった。


年末長岡はというと、街には雪が舞っており、とはいえ北海道ほど気温は低くないので、コートに雪がつくのを任せていると溶けて濡れてしまう。

長岡の人は雪でも傘をさしていて、自分もウオロクで傘を買い求めた。

降り頻る雪の中、ロードサイトに突如現れる松田ペットで、人間お土産の瓦せんべいを買い求め、似たような構図だけど描かれている犬の顔が手書きゆえ微妙に違う看板スマホカメラで収めて、長岡駅に戻る。

長岡は放水孔から常に出る水が道路の雪を溶かしており、信濃川を渡す橋から排水が小さな滝になって冬の河に注がれていた。


1時間ほど列車に揺られて弥彦へ。

ここにある彌彦神社では、火の石、通帳「重軽の石」というのがあり、2つの石のうち、一つを選んで願い事を念じながら持ち上げ、その後もう一方を持ち上げた時に「重い」と感じれば願い事は叶わず、「軽い」と感じれば叶うという。

やってみようとすると、韓国から来た家族が物珍しそうに石をぐるぐる回りながら見物していて、石を持ち上げようとした時にもおじさんが周りを歩き回っていて、変な空気になってしまった。

重さはどうかというと、しっかり腰で持ち上げるつもりだったため、上がった瞬間はヒョイっと上がったが、「上がらない重さじゃ全然ないけど、しっかりあるな」という、なんとなく玉虫色感想ではあった。


弥彦には温泉があるというので入って行こうと思ったが、お目当ての温泉宿は残り30分しか入浴時間がないとのことで、旅館の方に同じ湯が出るという弥彦館 冥加屋を勧められた。

味のありすぎる建物に入ってみると、年末で客はほとんどいないらしく、耳の遠いおかみさんロビーで一人テレビを見ていた。

館内の電気も大体は消えており、脱衣所も電気自分でつけるという、全体的に「大丈夫なんか」感はあったが、窓の外に雪の弥彦山を見て、自分はというと湯船の脇に林立するたぬきの置物に見られながら温泉に浸かるという「普通めがけて来ることはないだろうな」といった意味での貴重な体験をすることができた。


再び1時間電車に揺られて新潟へ。

新潟駅ではせっかくなんでぽんしゅ舘で利酒を。

天領杯、弥彦・極、雪男、イットキーと試し、天領杯が一番バランスがいいなと思った。

皆さんも新潟に行き利酒をしたことがあるなら、おすすめを教えて欲しい。


さて、1日目でホテルキーを早速紛失してしまい、小さくがっかりしながら目覚めた2日目だが、それはそれとして、駅前グローバルビュー新潟の朝食は素晴らしく、新潟の食のレベルの高さを感じた。

新潟観光は食がメインになって来るのかもしれない。

というわけで、軽く新潟駅前を見たのち、万代ティ万代そばカレーを食う。

絶賛ばかりのネットの噂は盛りすぎで、過度な期待をせずに食べればという感じだが、黄色くてマイルドそうな見た目に反して結構辛かったのと、590円の割にはしっかりとした量があり、まあまあい経験なので、来たらまた食べると思う。


バス白山神社日本家屋・燕喜館を見たのちに、マリンピア日本海へ。

連休とあって、親子連れも多く、年末日本海を背景にイルカショーを見たり、低いサイレンのような唸り声を上げるペンギンの群れを見たり、低い声でめっちゃ喋るトドを見たりし、冬の曇り空の下で「イルカはショーの進行を理解してるのだろうか」とぼんやり考えた。

夕食はタレカツ。

揚げ物が3枚乗っかった丼は見た目こそヘビーだが、ヒレなのか柔らか、タレも上品な甘辛味で、パクパク頂けた。

これはお勧めしたい。


紛失したカードキーは結局見つからず、少しや宿代に上乗せしてチェックアウトした3日目。

新潟から40分ほどの日帰り温泉に。

秋葉温泉は駅こそ単線ローカル線沿いになのだが、駅から5分もせずに入り口というすごい立地で、温泉施設も充実しており「これなら時刻表を調べたらすぐに電車ににれるし、全然いいなー」と思ったら、雪の降り頻る中、沿線で倒木があり、一時運転見合わせで駅の待合室で待ちぼうけという味のある展開となった。

まあなんというかこれくらいのハプニングが起こらないとあまり平和でも張り合いがない。


新幹線の前に駅ビルCoCoLoお土産選び。

新潟米菓消費量で2位以下を10倍近く引き離して圧倒的1位のせんべい県なわけだが、それを象徴するように確固たる「贈答用せんべい」のカテゴリがあり、その代表である瑞花でおかきミックスを買う。

また、以前来た時に何気なく買ってうまさに驚いた、あんこクリームを挟んだ蒸しどら焼き河川蒸気も買い求め、自分用には蕎麦柿の種ラー油漬けを買った。

バカうけと万代太鼓は惜しくも選に漏れたが、印象として新潟お土産は全国でもかなり強い印象を受けた。

さすが米どころで日本海最大都市である


足が痛かったり、キーを紛失したり、長岡の雪が冷たかったりした年末新潟だったけど、思い返すと不思議結構良い印象が浮かんでくる。

もう一回どこビュンガチャを回す時はさすがに別のところを選ぶだろうけど、またそのうち行くかもしれない。

年も明けました。

巳年がいい年になりますように、皆さんもね。

2024-11-03

悲報JR東日本、過疎駅を廃駅にせず通年通過にする実質廃駅措置を取る

https://trafficnews.jp/post/135894

 JR東日本東北本部2024年10月31日(木)、奥羽本線大沢駅山形県米沢市)について、12月1日(日)から列車を通過させると発表しました。理由を「列車のご利用が極めて少ないため」としています

 同駅はこれまでも、積雪などにより駅へのアクセスが困難になるという理由で、冬季のみ列車を通過させる措置が取られてきました。10月現在時刻表を見ると、列車上下合わせて12本。4時間以上、間隔が空く時間帯もあります

な?

結局こういうことやるんだよ民営企業は。

ふだん鉄道廃止や移行で文句言ってるはてなーもド田舎の山奥にはだんまり

一本筋が通ってないカスばかり。

もっと怒れよ!

2024-10-28

石破さんが悶えている様子を見たい

策に溺れた石破さん。

身内を切り捨てて世間的には潔しと評価されるだろうと信じていた石破さん。

総選挙で刻一刻と野党当確を連ねるのをシラフなのか苦悶してるのかわからない白眼で見守る石破さん。

惨敗確定で脂汗を滲ませて呻く石破さん。

官邸で、トイレで、風呂場で、のたうち呻く石破さん。

肌着はもちろん高いオーダーシャツも粘度の高い汗でびしょ濡れの石破さん。

連立を模索して密室で他党幹部土下座する石破さん。

そんなときでもいつものねっとりトークは色褪せない石破さん。

連立云々の前に素で気持ち悪がられる石破さん。

やんわりと断られて部屋を後にする石破さん。

右にも左にも味方のいない石破さん。

鳥取なら。地元鳥取ならば。鳥取に帰りたい石破さん。

帰ってどうなる。首班指名選挙まで時間がない。

帰りたい。5歳のときに帰りたい。時刻表を暗記していたあの頃に。

車掌敬礼して答礼された嬉しいあの頃に。

そんな様子を本人主演でドキュメンタリーにしてほしい。8Kハイビジョンで。

毛穴からふつふつと湧き出る脂汗まで克明に。

2024-10-11

柔道選手の回想を聞いてほしい 4


トイレ付近水飲み場でT君に声をかけると、「負けちゃいました」と呟いた。

「よくやったな。今はどうだ、悔しくないか?」と聞いたら、T君は「いや、ないです。悔しくないです」と答えたっけ。

これでいいのだ。その人が本当に努力をして、最後までやりきったとしよう。そんな時、悔いの念は湧いてこない。全力でやり切ったからだ。逆に、全力でやれてないと悔いが残る。

結果の良し悪しは関係ない。その人にとっての天命である。どう足掻こうと必然だった。だから、どんな結果であれ、挑戦は終わったのだと、それまでの自分道程を認めることができる。

ただ、悔いの念はないけれど、人によっては……。

先生。今までありがとうございました」

T君の目に涙が溜まっていた。

先生。これ、悔し涙ですかね?」

「多分違う。そういうのはな、あの練習をしてればよかったとか、あの場面でああしてりゃよかったとか、そういう空虚なのとは違う。そうだろ?」

はい。なんか。自分でもわかんないです」

「T君はな。自分を認めることができたんだよ。諦めずに、走り続けてよかったって、そういう自分を認めてるんだよ。そんな自分になれたのが嬉しくって、だから今、お前は涙を流してる」

「じゃあ、先生はなんで泣いてるんですか?」

「これ? ああ、これね。これは……」

ミキプルーンの苗木」と言いかけて俺は、「お前が凄かったから感動したんだ」と伝えた。それで、碌にT君の顔を見ずに振り返って、試合場に帰った。恥ずかしかった。

ここでまた、例の漫画(拳闘暗黒伝セスタス)の場面が脳裏に浮かんできた。確か、試合に負けたセスタスを、師匠であるザファルが鼓舞するシーンだった。おそらく序盤の方だ。未読の人の楽しみが減るから、具体的にどういう場面かは書かない。気になる人は探して読んでほしい。

T君が得たものは大きい。勝っただの負けただの、結果にそこまでの価値はない。一生懸命やって、試合で全力を出し切って、結果を受け止めたんだろ? 高校生でそこまでやれたら十分だよ。

T君よ。今は幸せにやってるかどうかわかんないけどさ。俺、君を教えることができてよかったって、マジで思ってるよ。またどこかで会えたらいいな。

ちょっと休憩してから試合場に戻ると、柔道畳のすみっコのところで、T君とN君が談笑してるのが見えた。N君の肘が、T君の腕のあたりを突いていた。どちらも、にこやかに笑っていた記憶がある。

それから、あのN君だが……周りを寄せ付けない強さで県大会優勝を果たした。手元にある当時の「全国高等学校体育連盟柔道部 研究調査報告」によると、N君は全国大会で4勝して第三位に入っている。



大会が終わって、T君は時間に余裕があるようだった。昼に営業してる隠れたお店で飲み食いして、広島城の通りをブラブラ広島駅まで歩いて行った。T君はずっと田舎ちらしい。目をキョロキョロさせていた。

最後に、福山行の新幹線に乗って帰途についた。T君は、親が福山駅前に迎えに来てるようだった。彼を見送ると、大会の旅程をすべて終えた。

ところで、この日のことで、もうひとつ記憶に残ってることがある。あれは福山駅の構内だった。アパートに帰ろうとして時刻表確認すると、微妙時間帯だった。

アパートまでは、あと二駅だった(高校のすぐ近く)。歩こうか、それともローカル線を待とうか、はたまた……今日はいい気分なので、夜になったら少し吞んでいこうかなど、いろいろ考えていた。

印象的な出来事があった。

結局、国道沿いにある居酒屋で呑もうと思って、一旦自宅に帰ることにした。福塩線ホーム電車を待っていた。すると、そこに中学生女子がひとりで居た。制服姿だった。どこの学校かはわからない。俺、元々は広島市民だしな。ただ、部活大会帰りなのはわかった。日曜日スポーツバッグを持ってるのはそういうことだ。

の子スポーツバッグにストラップを付けてた。2つ。手のひらサイズの大きいやつだ。それが気になった。リラックマのやつだった。

ちょっと声をかけてみた。「ねえ、あなた」と言って、その子がこっちを向いたところで、「それ、かわいいね!」って指さしたんだよ。その茶色い熊と、黄色い鳥のストラップを。

の子は一瞬固まってた。何言ってるかわからない、という様子だった。俺は、もう一度「それ……」と言うと、その子ストラップを見た。「かわいいね」ともう一度伝えたら、その子は目をギョッと開けて、俺の肩口の方を見てきた。顔じゃなくて。

それで、何秒間もずっと目を大きく見開いている。声は出さなかった。よほど驚いたのだろうか。

別の方から、「あの、ちょっとあなた!」という男の声が聞こえた。30くらいの男性だった。恰好はそんなに覚えてないが、ジャージ姿で恰幅があった。何かスポーツをやってそうだった。

その人が、俺に声をかけたのだ。『あーそうか、部活の引率の先生なのかな』と思い、そいつの方に歩いていった。

「俺がどうかしました?」

「いえ、うちの生徒に声をかけていたので。気になって」

「それで?」

「どういう関係かなと」

「全く知らねー間柄ですけど」

「そうですか」

「全く知らない間柄だと、声をかけたらいけないんすか?」

「いえ」

「そんな法律あるんか、オイ?」

「いえ、それは……」

「そんな法律があるんか、答えろやオイ! お前チンピラか」

「いえ、ないです……」

「じゃー、あなた対応って失礼とちゃうんですか? 俺、これでも学校先生だよ。私立だけど。あんたと一緒」

「えぇ、そうなんですか。すいません……全くそうは見えませんでした」

「俺、傷ついたよ。責任とってくれる?」

「いや、その。すいません」

すでに距離が近かった。声色と態度でわかる。こいつは萎縮してる。初めは語気があったが、俺が近づくと萎縮した。ビビった声色になってる。

わかるんだよな。男同士だったら。雄としての『格』の違いが。こいつは自分が格下だと認めていた。自分で言うのもなんだが、普通の男だったら俺が街中を歩いてると道を開ける。

当時、福山駅のあたりの居酒屋で、若い連中がさ。冗談女子店員おっぱいとか、お尻を触ったりしてたんだよ。それで、俺が「兄さん。そういうのはいかんよ」と声をかけると、途端に目を伏せて――何もなかったかのように酒を飲み始める。基本は、犬や猫だってそうだろう。強い雄には道を譲る。そういうものだ。

ひるがえって俺は、またその子に声をかけた。

ビビらせてごめんな。それがかわいいなって、それだけ言いたかった」

「……ありがとうございます

「どこまで帰るの?」

川野辺まで」※よく聞こえなかった

「へー。俺はそれより前の駅だと思う」

「そうなんですか?」

「もし今度、あの先生がいない時にどこかで会ったら、話とかしない?」

「いいですよ!」

約束な」

はい約束です!」

の子と一緒の電車車両に乗ったけど、喋りかけたりはしなかった。空気を読んだ。

アパート付近にある駅で降りると、家でちょっと支度をして、夜になると自転車に乗って遠くの国道沿いにある飲み屋街に出た。書いてるうちに思い出してきた。あれはサンキューランドだっけ。

当時は、お酒を飲んで自転車に乗るのはセーフだった。そういえば、毎年18才の大学新入生が歓迎会お酒飲み過ぎて、毎年死んでたっけな。そういう時代だった。

それから、その子と会うことはなかった。確率的にありえないとわかっていたが、ニアミスくらいはしてるかもしれない。



中学生で思い出した。今これを読んでいるあなたが男か女かはわからないが……中学生セックスしたことはあるだろうか? 俺はある。

あれは、まだ中学二年生の時だった。ひとつ年上の、女子柔道部の先輩がいた。柔道にひたむきな人で、めちゃくちゃ強くてさ。小学生の頃の俺はまったく敵わなかった。中学に上がってからガチ柔道部に入ったので、男女で組み合うことはなくなった。

そんな彼女は、全国中学柔道大会ベスト8に入って、広島市内にある公立の名門高校スポーツ推薦で合格してた。

子どもの頃から柔道が好きだった。朝鮮学校じゃなくて、一般中学校を選んだのもそれが理由だ。その中学校は柔道部が強かった。ハーフの俺でも入部を断ったりしなかった。それが理由だ。朝鮮学校柔道部の方が強かったら、そっちを選んでいた。

その先輩のことが、俺は好きだった。だって自分の道に真剣なんだぜ。ほかの中学生と比べて大人だった。52kg級で背丈は小さいけど、当時の俺だって油断したら投げられてた。

その先輩が中学卒業する年、俺の家に来ることがあった。学校帰りだった。

その日、家族はまだ帰ってなかった。俺の部屋の中で座って、コーヒー飲んだり、マンガの話をしたり(幽遊白書……電影少女……BOY……まだ実家本棚にあるだろうか)、くだらない話をしてた。詳しくは覚えてない。

ある瞬間だった。先輩が、俺の制服の奥襟をふざけて握ったのだ。俺も反動で、奥襟を握り返した(反応するのが癖になってた)。それで、グイっと手を引いたら、先輩の顔が近くにあった。それで……思わず抱きしめてしまった。

先輩は縮こまってたけど、やがて俺の肩を押した。抵抗してた。「先輩、好きです」と言ったけど、「彼氏いるから」だってさ。すると、先輩が無理やり立ち上がって、部屋を出て行こうとした。

まっすぐ追いかけて、先輩が部屋を出る前に腕を捕まえた。ヨイショッと体全体を掴んで、そのまますくい投げのように抱きかかえて、ベッドにまで運んで転がした。

そして、上に乗っかって、先輩の顔を見詰めていた。どんな表情だったかは覚えてない。「好きだ!」と大声で叫んだのは間違いない。

先輩は固まってた。俺は覆いかぶさって、そのままキスをした。手首とか指を掴んで、そこからはアッという間だった。先輩も抵抗はしなかった。ただ、ずっと受け入れていた。最後までいった。

最後までやった後、ベッドの中で先輩の体を抱きかかえて、「彼氏と別れろ!!」って求めた。何度も。何度も。三度は言ったと思う。先輩は悩んでたけど、最後には「はい」って返してくれた。それから口づけをして、ずっと体をくっつけ合っていた。あれは、あの瞬間だけは、本当に受け入れてくれたんだと今でも信じてる。

それから、何度か食事をして、デートにも行った。本当に数回だけど。子どものうちって、こんなもんだよな。

残念ながら、先輩が高校に進んでから柔道試合会場でしか会うことがなかった(当時、携帯電話大人嗜好品だった。子どもが持つものではなかった)。試合場で俺が声をかけると、前と同じように笑ってくれた。

高校からは、柔道をやってる男女の距離は離れてしまう。物理的にも、精神的にも。まるで違う存在になったみたいだ。先輩も俺も、柔道の名門高校に進んだこともあって疎遠になった。でも、どっかでまた告白しようと思っていた。



あれは、先輩が高三になる年の、大会名までは覚えていないが……先輩は、規模の大きいローカル大会に出場していた。全国から有名校が集まってくる。俺も出場していた。

その日先輩は、団体戦の時に、投げられた拍子に首から柔道畳に突っ込んでしまった。それでひどいことになった。

そのシーンを見ていた。相手選手は、先輩を背負いで投げる時に、もうちょっとで投げられるって思ったんだろうな。自分の頭を柔道畳にダイビングさせて、その勢いで先輩を垂直に転がそうとした。しかし、最初に畳についたのは先輩の頭だった。それで、頸部を痛めて試合中に意識を失った。

先輩は、頸椎損傷で意識不明の重体になった。あれは今でも覚えてる。救急隊員がタンカを運んできて、柔道から大急ぎで先輩の体を運び出していくのを。

意識は戻ったが、先輩の体は動かなくなった。脊髄がやられたらしい。もうすぐ高三になるタイミングだった。

柔道はできなくなったし、学校にも通えなくなった。先輩は、公立高校スポーツ推薦で入学していた。柔道できないとなったら肩身が狭いだろうし、そもそも卒業できるか怪しかった。

結局、卒業はできなかったんだっけ。病院から出られないんじゃ、しょうがないけど。俺、その頃は高二だったけど、先輩の病室に月に一度は音連れた。

今の状態のこと、いろいろ話したっけ。首から下の感覚がなくて、手足がまったく動かせないわけじゃないけど、お風呂に入っても温度とか感じないんだってさ。

俺が高三になる頃には、病院から出て車椅子生活できるようになっていた。自宅で療養してたけど、脊髄以外にも問題があるようだった。合併症で、呼吸とか循環とか消化とか、そういう機能にも。

大学進学で東京に出たら、先輩には会えなくなったけど、メールはしていた。今でいうガラケーである。当時は最新鋭の機器だった。中高生が見るようなバラエティ番組で、ケータイPHSコマーシャルが流れていた。先輩とのメール内容は思い出したくない。少しは覚えてるけど。

大学の長期休み帰省時、先輩に会いに行っていた。先輩、いつも普段着で、オシャレができないのを気にしてたっけ。俺はもちろん、そんなことは気にならなかった。ずっと先輩に会いに行っていた。

大学三年生の終わり頃だった。先輩が自宅で亡くなってから携帯電話とか、誕生日プレゼントとか、一緒に撮った写真とか、先輩との思い出ごとゴミに出した。今では取っといた方がよかったと思うこともあるが、やはり捨てといてよかったと思い直す。

せっかくの機会なのでメールを思い出してみるが、本当に部分的である脈絡なくて意味不明だし、記憶改ざんが起こってる可能性大である。お許し願いたい。

いつも大体、俺からメール送信していた。先輩とのメールは何十回も見返したか記憶にこびり付いてる。

「今度帰省する時、お土産なにがいい?」

東京ばな奈」

「あれ、前も食べなかった?」

「また食べたい」

リハビリとかしてるの」

「してない」

「どうして?」

無駄だし」

無駄じゃないかも」

「体が動かない。自分でどうにもできない」

車いすで動くのは? また一緒に外に行こうよ」

「恥ずかしい。あれで外出たくない」

今日学内リーグ戦で優勝した」

「やったじゃん」

「次の決勝リーグで負けたけど」

一年生でそれならすごいじゃん」

「次は勝ちたい。俺がレギュラーなったら、試合見に来てくれる?」

「え。親がお金出してくれるかな」

「出してくれるよ、きっと。だめでも説得する」

「  くんは彼女いるでしょ?」

「いないよ。できたことない」

うそ

「嘘じゃない」

「今年の春、私に結婚したいって言ったの覚えてる?」

「うん」

約束守れる?」

「うん。自活できるようになったら迎えにいく」

「じゃまだからやめた方がいいよ」

邪魔じゃない」

「じゃまだよ」

「俺と結婚するの嫌?」

「ううん。  くんと結婚したい」

「よかった。自分もっと信じて」

ありがとう団体戦がんばってね」

「俺の力だけだと、どうにもなんないけど笑」

「  くん。体がイタイ…」

大丈夫?」

「うん。痛い。けどがんばれるかな」

「できるよ」

「呼吸も苦しい」

電話する?」

「できない。息ができない」

「今度の春休みに会いに行く」

「きてほしくないかも」

「なんで?」

「どうしても」

「  の気持ちはわかったけど、また帰省した時に行くから

「歩けるようになりたい」

「なれるよ。絶対

「なれるかな」

「うん」

ありがとうね」

「  。今、何をしたい?」

さわりたい」

「何に?」

「  くんに」

「俺も  にさわりたい」

「ほんとうに?」

「本当だよ」

先輩は自宅で亡くなった。先輩の両親は言わなかったけど、後に自殺だということがわかった。

その時分、大学三年生だった俺は、国内でも国際でも大きい大会があったから、お通夜にも葬儀にも行けなかった。納棺日に間に合わなかった。お骨も拾えなかった。

それから今に至るまで、本当に好きな人っていうのができたことはない。年齢を重ねることで、恋愛する能力が落ちているだけかもしれないが

墓参りはずっと行ってたけど、近年は行ってない。夢の中に先輩が出てきて、「もう来なくていいよ」と言われたのだ。夢の中だったけど、信じることにした。朝起きたら、涙が出ていた。

ありがとう先輩。先輩のこと覚えてる人間、俺が人類最後になれるよう祈っててほしい。

次です(最後

https://anond.hatelabo.jp/20241011192841

2024-10-02

田舎観光地ありがちなこと

アニメ聖地をやたらとアピール

アニメショップではなく、地元観光協会が猛プッシュ


店の看板にでかでかと電話番号が書いてある

市外局番がわからないので電話できない


FUJI FILMの色褪せた看板もある

もちろん、インスタントカメラフィルムも売ってない


アイスクリームの入っているアイスケースに雪印ロゴ

近くのベンチにも雪印ロゴ


ライオンズクラブ寄贈

公園のベンチとか謎のモニュメントとか


ただの岩に名前が付いている

地図曰く付き名前の岩があるから気になって行ってみるけど、ただの岩


神社で手や口を清める場所である手水舎(てみずや)がカラッカラに乾いている

庭園の池もカラッカラに干上がっている


さざれ石の展示

へぇ~、君が代さざれ石ってこういう物だったんだ~


世界人類が平和でありますように

ありとあらゆる宗教団体を影で支配する謎の組織


空海伝説

井戸温泉を掘ったり、山奥で修行したり、日本各地で大活躍


バヤリースの空き缶がある

プルタブ引き抜き式の缶に時代を感じる


公共交通機関の使い方がわからない

電車のドアが手動

バス停時刻表がない

デマンドバスを呼んでいいのかわからない

料金の払い方がわからない

etc.


徒歩なら大丈夫だろうと思ったら、そうでもない

歩道が突然に消えて、走り屋が出てきそうな峠道を歩かされる

公道を歩いているつもりが、なぜか民家の庭に入り込む

山道階段ほとんど土に埋まっていて、使い物にならない

橋の欄干が低くてスリル満点

そもそも、今歩いているのが道かどうかよくわからない

etc.

2024-09-15

改札入口の画面

遅延情報時刻表かとおもったらキャンペーンとか旅行商品CMとかね😑

しねコンサル

2024-09-05

日暮里・舎人ライナーはなぜ赤字なのに昼間も高頻度で走ってるの?

通勤時間帯に日本一混雑するのに昼間は乗る人が少ないか赤字だと言うけど、

時刻表見たら昼間も6分おきなんて山手線並みの頻度で走らせてるじゃん。

なんで昼間の時間帯を減便してコストを下げないの?

日本一混む路線さら悪化! 抜本対策は難しい? 昨年から16ポイントも混雑率アップ

https://trafficnews.jp/post/134162

日暮里(舎人ライナー)時刻表

https://transit.yahoo.co.jp/timetable/29616/3431?ym=202409&d=5&hh=22

2024-07-23

追記あり東海道新幹線 三大迂回コース

(追記)ブコメ等を参考に追加しました。所要時間費用は参考程度で。

「"同じルート考える人多数で明らかに混雑しそうなルート"をできるだけ避けられないか?」という点をちょっと考慮しています

鉄路


空路空路+鉄路

参考)駅から最寄り空港までの所要時間新幹線再開見込み無しを駅で見て絶望している状況を想定)

 東京羽田 モノレール京急 約40分

 東京成田 スカイライナー 1時間 成田線・バス 1.5時間

 新大阪伊丹 バスモノレール阪急 約40分

 新大阪神戸 新快速阪神阪急 約1時間

 新大阪関空 特急南海バス 約1時間

海路

陸路


あと一つは?

2024-07-08

JR西日本Webサービスがクソすぎる

サンライズ出雲の予約をしたいんだが、イライラポイントが多すぎて先に進めない

スマホから新規会員登録する動線がない

トップ画面から新規登録用のリンクが見当たらないから、ログイン画面に遷移してみたけど依然として見つからない。

仕方ないかPCから改めてログイン画面見たら、こっちは新規登録リンクちゃんとあった。

スマホから見るような貧乏人には登録してほしくないらしい。

ログイン時にワンタイムパスワードを求めてくる

そんな厳重なセキュリティが求められるシステムじゃねーだろ

馬鹿の一つ覚えで適用すんな

必須入力項目を全部入力しないと予約ボタンが押せない。

文字にすると当たり前だろと思う人もいるだろうが、そう思う人は一回予約画面を見てみてほしい。

どこが必須入力項目なのか分からないし、出発時間とか入力しなかったら検索条件に追加しないUIみえる。

実際は画面に見えてる項目は全部必須入力

UIを作ってる側にとっては常識かもしれんが、初めてそのサイト開いた人間にはなにを入力しなきゃいけないかなんてわからんのだが。

ていうか項目全部入力必須検索画面なんて初めてみたわ

事前に時刻表を調べていないと予約できない

一番のクソポイント

普通の人は何時に発車するかなんて知らねーんだよ

予約画面で何月何日何時何分出発って入力したら、自動的に近い条件の予約が表示されると思うだろ

なーにが「ご指定の条件では列車検索できません。ご指定の内容を確認のうえ、検索しなおしてください。」だよ。

テメーが条件に一致するもの検索しろカスボケゴミこのシステム作ったやつは一生エンジニア名乗るな

2024-06-24

anond:20240624184227

京都市街地のバスって昔からマジ使えないし

混んでるとこは自家用車観光客渋滞で進まないし、

寂れてる端っこはその繁華街での渋滞のせいでぜんぜん時刻表どおりに来ないし

自家用車乗り入れ禁止バスの全廃をして路面電車を復活させろってさんじゅうねんまえからずっとおもってる

2024-06-19

バスプロトコル統一しろ

から乗って後ろから降りる形式だけにしよ

あと前後に改札入れよ、進行防止のパタパタ扉があるやつ

現金機は料金表示されてお釣りも出る機器統一

乗る距離で料金変わるタイプは前改札は乗車確認で、後ろ改札は「ICカード専用」と「ICカード現金可」の2レーンで(手すりで分割)

料金変わらないタイプは前改札で清算、後ろ改札は開放で

あと子どもとか高齢者とか障害者とか介護者とかの割引は運転手にどう声かければいいのか、全バス停時刻表の下に余さず記載して欲しい

スムーズに乗降したいし正当な運賃払いたい

2024-06-17

オーバーツーリズムではないけど、ちょっと困った事

うちの最寄りのバス停が〇〇公園前って名前なんだが、それとは別に〇〇山公園前(◯◯は同じ地名)ってバス停があって、観光地である◯◯山公園に行こうとした観光客の人が間違えることが頻発してた。

今でも位置的に普通分かるだろ…と思うのだが、特に外国人観光客の人には区別がつきにくいらしい。

そこでうちの最寄りのバス停の方が位置はそのまま名前だけ△町っていう、バス停がある住所のものに変わった。

バス停が無くなったとかではないからそこまで困る話ではなかったのだが、何十年も◯◯公園前ってバス停に慣れていたから新しいバス停に慣れるまでうっかり乗り過ごしたり時刻表検索するときに新しいバス停名が出てこなくて困ったりした。

帰省した友達も、バス停場所変わったのかと思ってびっくりしたって言ってた。

まあすぐ慣れたんだけどね

2024-05-15

anond:20240507124147

あの時代の空気がいやだ。やっぱり。

とりあえず交通雰囲気だけ。

そこらじゅう道端吸い殻だらけでタバコ臭かった。

駅のトイレはあらゆる汚い匂いが混ざって吐きそうな匂い

切羽詰まっていても、トイレ入り口ティッシュ自販機50円で買わないといけなかった。

トイレ落書き個人情報にあふれ、描き殴りの絵は肉欲や憎しみ世の中への怨念に満ちていた。

洋式便座は主流ではなかった。

都心へ向かう列車ラッシュ殺人的で窓ガラスはよく割れたし、乗れないし降りれないし、学生が圧死したこともあった。

時刻表は駅の通勤区間部分だけ持っていた。定期券入れ用のポケットサイズになっているものが駅に置いてあった。

乗り換えの大きな駅でもないかぎり、エスカレーターエレベータもないので急いでいるときの駆け上がりがきつかった。

改札前には黒板かホワイトボードがあって、待ち合わせなどに利用していたが、全然関係ない鬱になってそうなことを書いている奴もいた。

夜行列車特急列車、すべて喫煙車がスタンダード

自家用車は2ドアのセダンが多かった。なんであんなに乗りにくい車が主流だったのかわからない。

パワステなんてなかったかハンドルが超絶重かった。

カーオーディオはせいぜいラジオくらいだったので、後部座席ラジカセを乗せていた。そして誰の車に乗ってもタバコ臭がきつかった。

エアコン搭載していない車もありふれていた。ちなみに列車車両扇風機が多かった。

ナビはないので道路地図の予習が欠かせなかった。ETCもない。車には小銭ホルダーが必須アイテムだった。

交通事故が多発していて、毎年のように今の6倍くらい死者がでていた(1万5千人オーダー)。

86年以前は原付ノーヘルだった。加速が売りの2ストのバイク若者に人気だった。そりゃ死ぬよな。

2ストといえば暴走族。夜中の睡眠が奪われた。

排ガスがひどく、日中でも薄く煙っていることもあった。喘息社会問題だった。

そこへいくと、今はほんと空気がすがすがしいよ。

排ガスがひどい2ストは廃れ、去勢され安全乗り物になった。そして暴走族はカッコの悪い存在になった。

あれほど大手を振って歩いていた喫煙者をここまで社会崖っぷちまで追い詰めることができるなんて夢にも思わなかったよ。

2024-04-26

キャバクラ

人と会話しても一切楽しくない自分からするとお金払ってまで会話したい人たちに驚愕する。バスの間時刻表に向かって話しかけるとかどう?無料でできるで。

2024-03-20

バス会社電話番してると悲しい気持ちになる

バス時刻表聞いてくるのな

読めないか

それはいいんだけど

「どこのですか?」「ここのバス停です」

からないって。

何度聞いてもわからない。

バス停によってバスの時刻が違う

これが理解できないわけだ。

こっちが何聞きたいのかもわからんのよな

つらい。人生大変そう

2024-02-19

anond:20240219150752

タブレット端末で注文してください。

QRコードを読み取って、スマホで申し込みしてください。

猫型ロボット給仕します。

お荷物玄関の前に放置します。

ホームから時刻表撤去します。

全部サービスレベル上がっているように感じるから人って難しいのう。

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