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はてなキーワード: 戦時体制とは

2025-10-06

anond:20251005162756

• 🇺🇸 アメリカドナルド・トランプ再浮上

ポピュリズム象徴。再登場で共和党の完全掌握が進む。

• 🇷🇺 ロシアウラジーミル・プーチン

永続政権戦時体制を維持し、西側との断絶を強める。

• 🇨🇳 中国習近平

経済より統制へ。国家資本主義監視強化を拡大。

• 🇰🇵 北朝鮮金正恩

軍事国家象徴。核とミサイル存在感を誇示。

• 🇮🇹 イタリア:ジョルジャ・メロー

欧州初の極右政党出身女性首相伝統家族を強調する政治

• 🇭🇺 ハンガリー:オルバン政権

欧州右派の先駆け。反移民反EU立場勢力拡大。

• 🇵🇱 ポーランド法と正義党(PiS)

司法メディアへの介入でEU対立カトリック価値観を重視。

• 🇮🇱 イスラエルネタニヤフ政権

強硬入植政策宗教右派との連携で分断拡大。

• 🇯🇵 日本高市早苗(←New)

憲法改正安全保障強化など保守的主張で注目。

• 🇩🇪 ドイツ:AfD(ドイツのための選択肢)台頭

東部を中心に極右が急伸。ナチス以降最大の右派勢力に。

• 🇫🇷 フランスルペン親子の国民連合が拡大

マクロン中道リベラルに対抗し、保守移民排斥の声が強まる。

• 🇰🇷 韓国:尹錫悦政権

対北・対中で強硬姿勢外交防衛で明確な右寄り化。

2025-06-05

結局ジークアクスの終戦状況ってどうなってんの?

両軍ともに武装解除されるほど決定的な終わり方をしてないし、かと思えば連邦軍ジオン軍地球含めた地球圏全域にいる

重大な戦争犯罪であるギレンもキシリアも内外からの追及は見えないし、実際には戦時体制は解除されていないのか?

戦時戦後の境目があまりにも曖昧に見える

2025-06-04

anond:20250604081233

真珠湾攻撃日米開戦の前から日本戦争やってて本土戦時体制だったことが丁寧に描写されているあたり好感持てる

なんか1941年12月からいきなり戦争始まったなんて修正された歴史観持ってる人 近頃は多いからな

日米開戦ジリ貧だった戦況を一発逆転するの狙ったダメ押しから

2025-05-20

戦争の緒戦が終わり、不利が明確になってもドローン生産現実に合わせて最適化できないと思われる国はあります

ChatGPT:

はい、**「緒戦で劣勢に立たされても、ドローン生産を状況に最適化できない可能性が高い国」**は現実存在します。

こうした国々は、制度文化産業構造政治リスク回避志向などが複雑に絡み合っており、「必要になれば何とかなる」では済まない障害を抱えています

以下に、そのような国の条件と、具体例を挙げて解説します。

✅ 「ドローン最適化ができない国」の主な特徴

特性 内容

1. 兵器開発の軍主導依存 民間産業軍需産業が完全に分離。現場ニーズ産業側に伝わりにくい。

2. 法制度と規制が厳格すぎる 爆発物やAI兵器に対する許可安全輸送制限が即応性を殺す。

3. 軍需産業大企業寡占 数社に依存した防衛産業構造で、フレキシブルな少量開発が難しい。

4. 世論政治文化軍事の即応化に抵抗 「人道的でない」「危険すぎる」「軍が民間技術に介入するのは違法」などの反発。

5. 実戦経験危機意識の欠如 戦時体制の法的・産業シミュレーションが行われておらず、平時の制約がそのまま残る。

最適化困難国の具体例(代表的な5か国)

🇩🇪 ドイツ

産業界が高品質・高耐久の設計思想に傾倒しすぎていて、「壊して当たり前」の消耗型ドローン容認しにくい。

戦後憲法世論軍事開発への加速を極度に警戒。

即席工房型の試作や配備を軍が許可する体制が整っていない。

❗ 緒戦で不利でも「制度文化の壁」により切り替えが遅れがち。

🇯🇵 日本

民間ドローン技術は優秀だが、防衛装備化に至る過程が極端に遅く、煩雑

火薬類、無線、弾頭、起爆装置などすべてに法規制があり、例外処理前例が乏しい。

有事法制が未整備のため、戦時即応型の産業動員が困難。

❗ 「できる技術はいても、やらせてもらえない」構造

🇨🇦 カナダ

民間技術者は多く、ドローン競技なども盛んだが、軍事転用に非常に慎重な法文化

軍需産業米国への依存が強く、自国で即時対応兵器開発を始める体制が薄い。

危機が来ても「米国頼み」になりやすく、自国で即時に動けない。

🇰🇷 韓国

優秀な技術者と工業基盤を持つが、兵器開発は防衛事業庁と大手企業の閉鎖的連携偏重

民間スタートアップ軍事転用は不活発で、中小企業戦時急増産に関与できない構造

国家主導の枠外から技術が入りにくく、「平時前提」の産業構造障壁になる。

🇸🇪 スウェーデン

高度な兵器技術を持つが、国内政治文化自爆兵器AI殺傷兵器に極端に慎重。

社会民主主義的な倫理観から、即席・使い捨て型の兵器政治的反発が起きやすい。

❗ 「できるが、許されない」状態が続く可能性がある。

結論

平時には高性能な兵器を持ちながらも、有事には「最適化型・即席量産型ドローン」に転換できない国は確実に存在します。

そしてその主因は:

技術ではなく、制度文化政治慣性にあります

🔄 対照的に「できる国」の再掲

移行可能性高 イスラエルトルコ台湾バルト三国ウクライナ(当然)
部分的可能フィンランドポーランドチェコなど「危機意識の高い中規模国家

2025-04-24

anond:20250424114813

いや中国人が優秀だったのは胡錦涛政権までだろ

習近平体制は『前政権悪魔化』と『自国中心主義』で権力基盤を保ってるからいわばトランプ政治の先輩やってるわけでつまり情報テクノロジーを介在した衆愚独裁制モデル先行者なのよ

アメリカはようやく中国に追いついて戦時体制を整えた両国がいよいよ先人の遺産を食いつぶしながら全力で殴り合う不毛な消耗戦のターンに入っただけで政治体制の違いとかいった小手先でどうこうなるスケールの話じゃないよ、これ、文明史として植民地時代蹂躙された中国文明圏の怨念西洋文明に対する復讐に出たというもっと人類史のドロドロした負の情念から発生してるプリミティブな不可避の大衝突だから民主制だろうが独裁制だろうがこればかりはもう世界中どこをどうやったって制御はもう無理なんでみんな苦笑い諦観してる

負け確いうなら東西陣営全部負け確な阿鼻叫喚真っ最中なんだが、つか勝ち確国家ってどこよ

2025-04-23

anond:20250422122322

元増田の言うファシストと一致しているかからないけど、最近の国際情勢を見て、ファシスト(というか極右)が台頭し、自分達の国と生活悪化させる政策が行われていると感じているよ。

これはネットに流れている詭弁アンチ極右の分かりやす運動民意が盛り上がらないように流してる。煙幕だと思ってよい。部分的に合ってるところもあるが。たとえば、独裁政権にとって民意生活の向上は目的ではなく手段なので、国内を2つに分断して、一部によい生活をさせ、他方に負担をおしつけ、両者のいがみ合いを、政権に向く非難よりも大きくして、政権への批判を交わすことに利用している。そういう時に、一部によい生活をさせている例を出して「独裁体制民意生活のことを考えている」と宣伝して利用したりする。分断と宣伝の二重の利用がある。

逆で、自分達の国を成長させられず(というか始めから庶民生活を豊かにする成長など目指していない)民主的選挙に勝てないから、海外に敵を作って戦時体制にして反権力運動が盛り上がらないようにしてる勢力ロシア中国)と、そのような勢力の標的になって、国の内側に極右政治家政権誕生させてしまった例(西側)がある。

西側極右(例:アメリカ・ファースト)の場合は、政治家支援者ともに騙されている、洗脳されているというのが近い。

  • 何故か好戦的なことが多いのも問題を起こす気がするけれど

我々が見ている以上に、騙されている・洗脳されている・標的にされている層は、その国の旧政権既得権自国に巣食う悪であり、倒すべき敵と認識してしまっている。一方で、旧政権既得権側も、罠に嵌められて、嘘ばかりであるとか、信頼できないと思わせる工作に負けてしまっている(例、ナイラ証言とか)。そこでは二重の工作が行われている。公に見えるのは後者だが、前者の標的になっている層は、多少好戦的なことをしても、既存制度無視しても、強引なことをしても仕方ないくらい、国内が敵で悪だらけだと思い込んでいる(それだけ洗脳成功している)。

上で述べた勢力にしてみれば、戦後60年くらいかけて油断させて、20~30年かけて西側極右政治家を育ててきたので、今回の一連は性質が悪いと思う。このまま泥沼になれば、第三次世界大戦のはじまりとなるタイミング西側が抑えられれば、なんだったんだろうあのワケの分からない時代は?で終わるのだろう。

2025-03-14

結局国がヤバいと焦ると戦時体制国家奉仕することを喜ぶのが左翼でした

2025-03-05

防衛費GDP比の比較

米、日本防衛費GDP3%要求 国防次官候補台湾には10

https://news.yahoo.co.jp/articles/d7dab0c74a299e260d285209d876e93afcf76286

10%って戦時中なみで、そんなことにしたら経済破綻するんじゃないの?と、思って調べました。

https://chatgpt.com/share/67c7f0f8-ad0c-8009-95fc-4c107f1fb34f

プロンプト:

軍事費GDP比って一般的にどういうことが言えますか?
例えば1%比較平和状態だろうし、
2%は平時にしては結構軍事費を出している方だと思う。
3%はアメリカがそれくらいでしたっけ? かなり力を入れている状態だと思う。
5%ぐらいはもう小競り合いが起きているぐらい?
10%とかになれば戦時中なみ
30%を超えると軍事費かけすぎで経済破綻可能性
みたいな、水準を知りたいです。

AI:

軍事費GDP比について、一般的な水準とそれが意味することを整理すると、以下のようになります。  

### **軍事費GDP比の目安**  

#### **1%以下:平和志向防衛最小限**  
- **例**:日本(約1%未満)、スイス  
- **特徴**:  
  - 戦争可能性が低いと見ており、最低限の防衛にとどめている。  
  - 軍事費よりも福祉経済発展に重点を置く。  

#### **1~2%:標準的防衛予算**  
- **例**:ドイツ(約1.5%)、カナダ(約1.3%)、NATO基準(2%)  
- **特徴**:  
  - 一般的平時軍事費水準。  
  - NATO諸国では2%が「基準」とされており、これを満たすかどうかが議論される。  
  - 軍の近代化を進める国はこの水準を目指すことが多い。  

#### **2~3%:軍事的プレゼンスを重視**  
- **例**:アメリカ(約3%)、韓国(約2.5%)  
- **特徴**:  
  - 平時でも軍事力重要視し、比較的高い予算を確保。  
  - アメリカのような世界的な軍事プレゼンスを維持する国や、韓国のように有事を想定する国が該当。  
  - 軍事技術の発展や兵器調達更新が活発。  

#### **3~5%:軍事的緊張が高い**  
- **例**:ロシア(約4%)、イスラエル(約5%)、インド(約3.5%)  
- **特徴**:  
  - 軍事紛争地域的な対立が常に懸念される状況。  
  - 予算の相当部分が軍に割かれ、戦争に備えている。  
  - 隣国との関係悪化していたり、過去戦争経験しているケースが多い。  

#### **5~10%:戦争・準戦時体制**  
- **例**:旧ソ連冷戦期のピーク時 約7~8%)、イラクフセイン政権時 約10%)  
- **特徴**:  
  - 事実上戦時体制軍事衝突が発生しているか、近い未来に起こる可能性が高い。  
  - 国民生活への負担が重くなり、経済への悪影響が出る。  
  - 長期的にこの水準を維持するのは困難。  

#### **1020%:全面戦争レベル**  
- **例**:第二次世界大戦中のアメリカ(約20%)、ソ連冷戦末期 約15%)  
- **特徴**:  
  - 総力戦に近い状態国家資源の多くを軍事に集中。  
  - 民間経済が圧迫され、生活水準が低下。  
  - 継続すると国家財政危機的状況に。  

#### **20~30%以上:異常な軍事支出経済破綻危険**  
- **例**:ナチスドイツ末期(約30%)、北朝鮮推定25~30%)  
- **特徴**:  
  - 極端な軍事国家であり、ほぼ戦時経済。  
  - 国民生活が完全に犠牲になり、食糧基本的インフラ維持も困難になる。  
  - この水準では、長期的に経済破綻は避けられない。  

---

### **まとめ**
- **1%以下** → 軍事費が少ない(平和志向)  
- **1~2%** → 標準的防衛予算NATO基準)  
- **2~3%** → 軍事に力を入れている(アメリカ韓国)  
- **3~5%** → 軍事的緊張が高い(ロシアイスラエル)  
- **5~10%** → 戦争・準戦時体制旧ソ連イラク)  
- **1020%** → 総力戦レベル(WW2のアメリカ)  
- **20~30%以上** → 破綻寸前の軍事国家ナチスドイツ末期・北朝鮮)  

このように、軍事費GDP比が高くなればなるほど、国家財政経済に対する負担が大きくなり、持続可能性が低下していきます

と、いうことで台湾軍事費としてGDP10%出したら、それはサダムフセインイラクなみの軍事費で、旧ソ連冷戦期のピーク時 約7~8%)より高いということがわかった。

さすがに無理げーなのでは・・・?

日本にも3%に上げろと要求しているが、こちらはアメリカなみに防衛費にカネをかけろというわけで、こちらも厳しい要求だ。

2025-02-21

anond:20250221014231

 ロシア一方的クリミア半島併合した後の15年5月ウクライナ議会は「戦時体制法制度について」という法律を採択しています。この法律19条では、戦時体制下における憲法の変更のほか、大統領選議会選、地方選は禁じると明記されています

選挙するのは「違法」なんだよバカ

2024-03-23

日本語圏の情報統制は酷い

こんなことすら英語しか読めない

まだプレスコードあるの?

In 1931, the Associated Oil Company joined with Mitsubishi to establish Mitsubishi Oil in Japan, before establishing the Manchurian Oil Company in Dalian under the Japanese wartime regime in 1934.[7]

1931年、アソシエテッド石油三菱提携日本三菱石油設立し、その後1934年日本戦時体制下で大連満州石油設立した[7]。

2023-10-19

anond:20231018220727

後世いわゆる太平洋戦争日中戦争エスカレーションと見るべきであり、日中戦争の端緒である盧溝橋事件軍部の独走によるものなので、開戦に限れば民意はそこまで重要ではないと思う。

日米開戦日中戦争の長期化で戦時体制を構築し世論工作が浸透した後の話。

あの敗戦回帰不能点は、盧溝橋事件に決めた時点。1937年7月中旬に、軍部政府天皇が待ったをかけていれば良かった。

2023-09-12

私の友人は中日ドラゴンズファンなのだ

中日が弱すぎて、ついに「あの戦争がいけなかった」とか「翼賛体制ってひでーよな」とか言い始めて、真面目に戦時体制の時の社会について勉強し始めてて笑ってしまった。

2022-08-18

[]

中央公論平成26年9月号に戸部良一帝京大学教授が「日本は何のために戦ったのか 戦争理念と『政治戦』」と題して、大東亜戦争について書いておられます。とてもいいと思いました。

開国来日外交英米という二つのアングロ・サクソン国との関係を基軸に、これら二国との関係を調整することを基本にして、外交政策をつくってきました。東アジアから欧米諸国駆逐し、自分東アジア盟主になるというような政策をとったことは、一度もありません。日本歴史外交史を読めば、簡単なことです。

 

では、「あの大東亜太平洋戦争は?」 となるかもしれません。「自衛戦争」と無理してこじつければ、そう言えない部分もないこともないでしょうがしかし、ろくな外交をしないでおいて、つまり戦争を避けるような外交をしないでおいて、追い込まれ、「ハイ自衛のためです」の主張には、賛成しかます。 かと言って、アメリカは完全に日本との外交交渉に誠実であったとはいえません。

極東軍事裁判判決のようなアメリカの言い分が100%正しいわけではありません。連合国側が広めたこ理屈世界に流布していて、こまります。かといって、日本が100%正しかったという主張にも、うなずけません。もし、軍部とくに陸軍があれほど政治横槍をおさなかったなら、日本外交アメリカ戦争などをしていないでしょう。中国問題をかたずけていたでしょうし、ドイツとの同盟なども結んでいなかったでしょう。陸軍自己メンツのために日本犠牲にしたのです。

 故リチャード・ストーリという有名なイギリス日本史家は、「日本外交明治以後優秀であり、軍部が口出ししていなかったら、あんなことにはなっていない」と言っています。こうした国際的規模の大きな誤解のもとは、ナチドイツ日本を同じものとして考えるからです。

まったく異なった二国の外交説明させて下さい。

 日本中国戦争をする意思はなく、また昭和12年に偶発し拡大する中国との争いをやめ、中国から兵を引きあげたかったのです。ましてや、アメリカとの戦争などは、ぜひとも避けたかったのです。アメリカドイツとは戦争がしたく、それゆえ当初は日本との戦争を避けたかったのです。

 日本は大いなる野望ともち、まず中国との戦争からはじめていき、やがてその野望達成の必要ナチドイツ同盟を結び、ドイツ欧州を、日本東アジア全部を支配するため戦争をした。日本については間違いの解釈をしていますアメリカ正義保安官で、町の秩序をみだす日本という悪漢二丁拳銃で打倒したという西部劇です。

専制全体主義国家暴力脅迫と大虚偽宣伝にみちあふれていました。日本は違います。)

 日本の「鬼畜米英」は戦争が始まってから言い出された言葉で、最初鬼畜米英の考えがあって、その考えにしたがって政策目標が作られ実行されたわけではありません。国民の間には英米への強い好意がありました。東アジアでは、日本もっと英米への好意が強かった国でしたし、今でもそうではないかとと思います

 

 昭和12年(1937年7月7日盧溝橋での偶発些細な事件では、日本中国も拡大する意図はなく、そのまま停戦して終わりにしたかったのです。しかし、日中双方の停戦意図にもかかわらず、拡大し、大げんかになり、ついにアメリカとの戦争になりました。

アメリカとの戦争になるまで、つまり昭和16年12月まで、4年と5か月もありますアメリカ戦争したければ、もっと早く、対中戦争で体力を消耗するまでに始めています。なぜそんなに待つ必要があったでしょうか。また、もしそうならば、対米衝突を避けるために、日本が提議して日米交渉などする必要もありません。日本中国全土を占領しようとか、東アジアから英米勢力駆逐するというような、大それた考えや予定などもっていませんでした。東南アジア植民地解放しようという崇高な考えで戦争をしたのではありません。対米関係悪化し、アメリカから経済的に締めつけられ、南方天然資源のほうに眼が向いていったのです。最終的に南方天然資源確保のために英米仏蘭と戦い、これらの地域から英、仏、蘭を追い払いました。その結果、戦後これらの国々がふたたびその植民地支配者として帰ろうとしましたが、東アジアの人々の激しい抵抗あい不可能になりました。

 もし、こうしたことがなかったなら、アジアの国々の解放は、フィリピンは別かもしれませんが、ずっと遅れていたのは間違いありません。

ライシャワーも「ザ・ジャパニーズ」で書いていますが、日本東アジアにあって他の国々と違う国なのです。理由歴史的経験の違いです。東南アジアの国々と、歴史上たえず専制国家であった中国とそれを手本とした朝鮮韓国と、封建制度を発達させた分権的な、しかしながら、統一された社会としての日本という経験の違いがあります。また西洋帝国主義の挑戦にいちはやくうまく応じて独立を維持した日本という違いがあります。また明治以後日本だけ豊かになり、敗戦後もいちはや日本だけいちはや復興しそのうえ豊かになった日本という違いがあります。また戦後一時的占領のぞくと、西洋諸国植民地になったという経験ももちません。ヴェトナムインドネシアビルマなど、植民地になった国々と人々がどんなにみじめな政治生活を強いられたかという、経験したことがありません。

 日米交渉において、アメリカから経済的に締めつけられと書きましたが、こう書くと、「じゃあ、悪いのはアメリカだ」という意味でもありません。そこには交渉過程における相互のやり取りというものがありますアメリカとしては、そうでなかったら取りにくかっただろう強硬な手をうつことができたからです。

イギリスフランスオランダとしては、日本に負かされ、かつ植民地を失い、大変不愉快だったでしょう。

 

なお、日本南方天然資源確保・・・といいましたが、ナチ東欧ソ連一方的に襲いかかりました。日本はそんなことしていません。万一アメリカから資源買いつけに支障が出た場合にそなえて、事前にオランダ商業ベースでの購入をのぞみ交渉をしています。この交渉はまとまりませんでした。

 万が一のインドネシアへの進出のため、また英米中国援助の道を封鎖するため、フランスとはヴェトナムへの進駐を考えて交渉します。この交渉には軍事的圧力をちらつかせ貫徹しますが、これにたいしアメリカ石油輸出禁止在米資産の凍結という厳しい手段でこたえます。このアメリカの予想外の反応に近衛はびっくり仰天。そこでルーズベルト大統領との直接会談提案します。それは軍部が対米交渉障害になっているから、軍部の頭越しに話し合い、交渉をまとめよう考えたからです。この直接首脳会談には、アメリカハル国務長官などが強く反対し、この提案拒否します。

なんで日本が好んで戦争をしたと言えるでしょう。

 

 さて日中戦争ですが、これが中国で拡大し、英米との雲行きがあやしくなり、対決を避けようとして、対米交渉を提議し、日米交渉ワシントンで開始します。その交渉がまとまらなかったのは、日本にも大きな責任がありますしかし、「それは日本だけの責任だ。アメリカは悪くない」と一般に考えれていますが、これは大間違いです。ハル国務長官の態度にもみられるように、アメリカにも大きな責任がありますハル国務長官には、アメリカ学者にも同じ意見がありますが、「だいたい戦争を避けるため、日本との交渉をまとめるつもりがあるのですか」と言ってもいいぐらいのところがありました。

 日本昭和はいると、右翼的国粋主義の風潮も強くはなりますが、ドイツとは違い、多くの組織が併存しており、どの一つの組織も他の組織を圧倒するとか、ましてや他の組織を滅ぼしていくということはありませんでした。そのときそのとき事情や都合で、ある組織あるいは政治勢力意見が強まったりまったりしていました。日本場合は、偶発戦が拡大していくにつれ、その戦争遂行戦時体制ができ、陸軍要望が聞き入れられていき、陸軍が威張ったのです。決して陸軍は他の組織を吸収したわけではありません。一部の軍事費のぞくと、法案予算案もすべて国会を通過しなくてはなりませんでした。そういう意味国会機能していたのです。意外だと思われるかもしれませんが、軍部議会世論を気にしていたのです。

 

陸軍に反対したからといって、消されるとか、強制収容所おくりになるということはありませんでした。強制収容所もないし、ゲシュタポなどの恐ろしい暴力警察もありませんでした。日常生活については、もっと具体的なものを当時の新聞とか記録とか小説などで、実際の日本人の日常暮らしを知る必要があると思います。(たとえば田辺聖子小説や思い出。向田邦子小説芹沢光治良の「人間運命」も面白い本です。)

 日米交渉の難点の一つは、中国から撤兵問題でした。陸軍も東条も中国から撤退はするが、それには二、三年は必要だと言い張ったのです。ナチと違って、中国全土を占領するとか、中国国民奴隷化するというような主張は、100%ありません。アメリカは二、三年の期間は不満で、二、三か月の以内の撤兵を主張しました。ここに陸軍の横暴があるのです。すぐ撤退しては、陸軍の印象が悪いのです。負けたようで格好よくないというわけです。

 大東亜共栄圏思想ですが、日本中国全土を占領するとか、中国人を奴隷化するというような考えではなく、日中戦争が拡大したから、その説明の一つとして喧伝されたのであり、日中国民平和友好といったムードがその本質であり、具体性のないものでした。当時もやはり、日本人は根底日本人の中国にたいする「シナ中国コンプレックス」をもっていたのです。

 東条は陸軍の「行進」の先頭で旗をもっていましたが、「俺についてこい」と陸軍を引っ張っていたのでなく、陸軍というおみこし担ぎ運動で、その集団行動行進で、たまたま旗手をつとめていたにすぎません。もちろん、それで得意になっていたわけですが。といって、東条に責任がないわけではありません。

日本場合いくら東条などでもある一定以上の文化教養があったわけです。それを、ナチ日本も一緒にしてもらっては困ります

 この教養の差は、例えば敗戦の受けいれかたにも、大きな違いとなって表われます日本場合は、これ以上の負担国民に強いるのはいけないという、コンセンサスがありました。ポツダム宣言受託については、その内容の具体的な確認とか、「これでは国体が守れないではないか」といった意見の違いで、受諾がおくれただけであり、基本線は敗北やむなしでした。

東条でさえ対米交渉の妥結を希望をしていました。彼は10月中旬近衛に代わって総理大臣になりますが、東郷という、軍部の考えに抵抗した、超ハト派の、言葉をかえれば「強硬ハト派」の人間外務大臣にして、交渉継続します。(東郷昭和20年4月成立の鈴木内閣という敗戦終戦のための内閣で、外務大臣として、敗戦終戦のために尽力します。彼は東京裁判では有罪禁固二十年の判決。)

東条は反英米主義者でもありませんでした。中国との戦争で泥沼にはいってしまい、戦線を縮小する勇気、そこから撤退する勇気、をもたなかったのです。これがため、大事になってしまいました。昭和7年から大平戦争勃発までの駐日アメリカ大使のジョセフ・グルーという人は、知日家親日家でしたが、日記で「日本人は何か困難があると、(それを解決しようとしないで)回れ右をしてしまう」と書いています

 日本は「勝った、勝った。悪いシナを懲らしめた」という形にもっていけなかったわけです。戦線を大幅に縮小する勇気必要でした。

 中国も内部に大問題をかかえており、また、日本一方的大陸から追い出すほどの力をもっていませんでしたし、また、英米もそこまで中国を援助する必要は感じていなかったのです。中国協定を守らないので困っているという点では、英米日本と同舟でした。

陸軍英米大平方面で戦うための軍隊ではなく、大陸での権益を守るため、(ということは、間違いなく、日本帝国主義政策関係しますが)、の軍隊であり、その対象は一貫してソ連でした。

また、よく誤解されることは、「日本日清戦争とか、日露戦争とか、あるいは満州事変のあとから、大規模な軍隊中国大陸駐屯させていただろう」ということです。これもよくある誤解で、昭和12年の日本中国偶発事件が拡大するまでは、中国大陸に少しの軍隊駐留させていただけです。

 日本人は賢かった、勇ましかったなどとは言えません。愚かなことをしてしまったものです。

2022-07-06

日本が50年以内に戦争内戦をすると思う理由

50年で人口は5000万人台、そのほんとんどが老人の国になって国力が落ちるから

国力が落ちると統治が行き届かなくなる。

統治が行き届かなくなると、地方をうまくいってる他国統治させようとする勢力が出てくる。

もしくは、地方の有力者が自ら統治しようとする。

それに対抗するために、東京は今まで人権とされてきたもの法改正放棄して、戦時体制になる。

憲法はもちろん骨抜き。

歴史で何度もやりましたね。

2022-06-20

薩長因縁昭和平成史(1)

序文

本稿は戦前天皇インナーサークルとしての宮中グループに焦点をあてながら、昭和平成史を読み解くことを目的としている。宮中グループ宮中側近グループなどとも呼ばれ、これまで定義としてあいまいさを残してきた。本稿では宮中グループ宮中側近にいた政・官・軍を含めたエリート集団位置付け、これまで一括りに論じられることが多かったこグループ牧野伸顕中心の「薩摩宮中グループ」と木戸幸一中心の「長州宮中グループ」に切り離し、対比している点を特徴としている。薩摩宮中グループ皇室との関係においては貞明皇后秩父宮夫妻、高松宮との結びつきが強く、昭和天皇の母君である貞明皇后インナーサークルとも言える。また、彼らは英米エスタブリッシュメント戦前から深く結び付き、親英米派として国際協調を重視した自由主義者であり、英米から穏健派と呼ばれた勢力である。このため皇室英米有力者との仲介者として宮中外交を支えた。英米との接触の中で宗教的感化を受けてクリスチャン人脈を多く抱えていたことも特徴としてあげられる。その歴史的な背景はザビエル来航450周年を記念して建立された「ザビエル薩摩人の像」(鹿児島市ザビエル公園)が象徴している。これに対して長州宮中グループ昭和天皇インナーサークルとして昭和戦争を主導した勢力である岸信介松岡洋右仲介者に陸軍統制派と手を握りながら戦時体制を築いた。単独主導主義的な強硬派と見なされることも多いが、アジアの開放を掲げた理想主義者としての側面もある。戦前から靖国神社が彼らの拠り所となってきたことは、靖国神社にある長州出身近代日本陸軍創設者大村益次郎銅像が見事に物語っている。かつては「薩の海軍、長の陸軍」という言葉もあった。地政学的に見れば前者は海洋勢力後者大陸勢力となるだろう、また、明治期に医学を教えたドイツ人医師・エルヴィン・ベルツは、日本人薩摩型と長州型に分類し、それらが異なる二系統先住民に由来するとしながら、薩摩型はマレーなどの東南アジアから長州型は「満州」や朝鮮半島などの東アジア北部から移住した先住民の血を色濃く残していると考えていたことも興味深い(『DNAから見た日本人斉藤成也・筑摩書房)。前者は縄文人後者弥生人の特徴を残しているのだろうか。大陸から渡来人によって縄文人日本列島南北周縁に分散したと考えることもできるだろう。本稿では明治維新の内乱過程賊軍汚名を着せられた武士階級出身者やその子孫が数多く登場する。薩長藩閥によって立身出世が阻まれながらも、佐幕派賊軍汚名を晴らすべく、ある者は語学力を身につける過程クリスチャンとなって薩摩宮中グループに接近し、ある者は軍部を率いて長州宮中グループと手を握り、またある者は共産主義に傾斜していった。特に陸軍悲劇は、勝てば官軍東京裁判で再び汚名を着せられたことだろう。しかし、勝てば官軍は世の常であり、その最たる例が靖国神社の原点にあることを再びここで取り上げる。日本の敗北は長州宮中グループの敗北も意味した。薩摩宮中グループ戦時下において悲しいほどに非力であったが、戦後英米から選ばれし穏健派エリート集団として勝ち残ることになる。薩長明暗を分けたのは情報力の差である。これは未来永劫語り継ぐべき重要な教訓である戦後薩摩宮中グループの流れを受け継いだ吉田茂は、元祖「反ソ・反共」として、「経済優先、日米安保重視、軽武装改憲先延ばし」の吉田ドクトリンを掲げて保守本流を築いていった。この吉田カトリックとして本流らしい最期を迎えた。この吉田一派をポツダム体制派と見なし、反吉田旋風を巻き起こしながら、見事に復活したのが長州宮中グループを受け継いだ岸信介である。岸も賊軍汚名を晴らすかのように国際政治舞台に復帰する。元祖「反ソ・反共」に対抗して、統一教会などと「勝共」を掲げたが、所詮保守傍流に追いやられた。平成時代になって「政治優先、対米自立、再軍備自主憲法制定」を柱とする岸ドクトリンたすき掛けリレー小泉純一郎によって再スタートする。そして今、第一走者の小泉純一郎から第二走者の安倍晋三へと受け継がれた。安倍の背後にはさらに強力な第三の男も控えている。この3名すべてが岸及び岸の同志につながる家系である

岸の血を引き継ぐ長州8人目の安倍晋三首相からこの物語を始めたい。

2022-05-11

戦時体制に移行したら、民生品を組み合わせて大量の武器製造できるのは、重要では

ウクライナの件で、民生品を改造したドローン活躍しているという話があった。


戦時品質で大量に作るのが大事だってのは、米国第二次世界大戦時に船を大量に作ったこからもわかっていることだ。

ただ、常に戦争がある時代ではないので、高価な戦争兵器平時に維持するのが難しい。

2022-03-11

anond:20220311104448

なめたらいかん。

あっちは完全に本当の戦時体制に入ってる。

2022-01-31

anond:20220130121549

>>法的要請の95%を5カ国が占め、日本が最も多く、ロシアトルコインド韓国が続いた。

戦時体制の国よりひどい言論統制国家日本

2022-01-29

ヒトラーに例える論証に機械的にゴドウィンの法則を以て論難する不毛

――ヒトラー金融緩和を行っていた。金融緩和を行う日銀ナチスと同じだ。

――男女平等共産主義者が言い始めた。男女平等を掲げる政治家共産主義者だ。

――戦中日本は優良多子家庭を奨励していた。少子化対策戦時体制回帰している徴だ。

 これらが全体的に例証として荒唐無稽なのは言うまでもないでしょう。これは特定の主張と同じ主張をしている別のグループを持ってきて「お前は〇〇だ」と対人論証を行うもので、「連座誤謬」や「関連付けの誤謬」と呼ばれています。その中でも国際的にも有無を言わさず巨悪とされるナチスは何かを批判する際に引き合いに出されることが多く、些末な共通点だけで同一視するような詭弁蔓延ったため特にヒトラーに例える論証」と特別名前がついているわけです。本来ヒトラーに例える論証とはそういうものでした。なおこれは論証として不成立であることを批判するもので、侮辱か否かとは少しまた別のレイヤー議論であることを留意しなければなりません。

 そしてヒトラーが持ち出されることが多いのを皮肉ったのが「ゴドウィンの法則」です。議論中にこうなったら大抵建設的でないレッテル貼りになりがちですよね。

 しかしつくづく思うのですが、ナチス関連の例えを出した時に”機械的”にゴドウィンの法則を持ち出して論難し始めるのはどうなんでしょうか。元来、「誤謬」に名前を付け「法則」という諧謔を作ったのは非論理的議論を排し建設的な議論を行うための道しるべを示すためではないのでしょうか。相手の失点を指摘することで点数を稼ぐゲームを行うためのルールなのであれば私の不見識ですが、そういうものではないですよね?現代人が好きな”建設的”な議論をしたいのであれば、紋切り型に言うのではなく相手の論証が不十分である根拠を滔々と説く必要があります。そうすると必然的根拠を示すだけで議論は成立するので特段誤謬法則名前を持ち出す必要も無いものです。

 そもそものところ、ヒトラーを出した即ち誤謬詭弁とするのはあまり乱暴ではないでしょうか。いや菅直人元首相の発言連座誤謬に該当しないと言うつもりはありません。連座誤謬だと言い切れる自信も自分にはありませんが…。例えばナチスが抱えていた論理的誤謬と同じ誤謬を抱えていると指摘しそれが危険帰結を導出しかねないと論証できれば連座誤謬とまでは言えないのではないですか。話を変えて最初に挙げた例に移れば、少子化政策として子供が多い家庭を表彰するという話が出たら戦中の優良多子家庭表彰政策を持ち出し問題点を指摘する程度であれば連座誤謬とは言えないでしょう。もしくは少子化対策に前のめりになるあまり子供が多い家庭を理想モデルにすることの危険性に注意を促す程度に留まれ個人的には問題無いようにも思います

 こうした区別判断は「ヒトラーに例える論証」とか「ゴドウィンの法則」とか言って即座に議論を終わらせるのではなく丁寧に反証をしようとすれば、相手の主張が誤謬と言えるものかどうかが見えてきてできるものではないでしょうか。ヒトラーと言うだけで機械的にゴドウィンの法則に該当してお仕舞世界よりは判断基準が主観的曖昧になります議論とはそういうものではないでしょうか。もちろんそんなに労力をかけられないという意見は分かるのですけれども。

 正直なところ、ナチスに関連できることを見つけてすぐヒトラーだと言い出す人とナチス関連の話を持ち出したのを見てすぐゴドウィンの法則だと言い出す人の思考回路は同じようなものじゃないですかね。

ゴドウィンも他人ナチス呼ばわりするぞ

 と匿名人間が書いても意味がないでしょうから権威に訴える論証(詭弁)をしましょう。何を隠そうゴドウィンの法則発明であるゴドウィンはオルトライトについてナチス比較するのを奨励しています

 投稿記事でゴドウィンは次のように現状認識を示しています

Since it was released into the wilds of the internet in 1991, Godwin’s Law (which I nowadays abbreviate to “GL”) has been frequently reduced to a blurrier notion: that whenever someone compares anything current to Nazis or Hitler it means the discussion is over, or that that person lost the argument. It’s also sometimes used (reflexively, lazily) to suggest that anyone who invokes a comparison to Nazis or Hitler has somehow “broken” the Law, and thus demonstrated their failure to grasp what made the Holocaust uniquely horrific.

[抄訳]

ゴドウィンの法則はしばしば次のようにまとめられている。ある人が現在の何かをナチスヒトラー比較したら議論が終わったか負けたことを意味するのだ、と。またはその人が法を『破った』とされ、ホローコーストの比類ない恐ろしさを理解できてないということを示唆するとして(反射的に、怠惰に)使われている。

 反射的に(reflexively)怠惰に(lazily)という修辞句を使うゴドウィン氏の心情を慮りつつ…。いわゆるトランプ政権ゼロ・トレランス政策ヒトラーになぞらえて批判した議員いたことについてこのように記述されます

The response has been predictable: Debate for some people has been derailed by the trivial objection that, even if it is terrible to separate children from their parents (and sometimes lose track of them, or make it impossible for their parents contact them, or even deprive them of the comfort of human touch), it’s not as awful as what the Nazis did.

[抄訳]

予想通り、ナチスが行ったことより酷いものではないというまらない反論が起きて議論脱線してしまった。

 「ナチスの行いを矮小化しているからこの比較不適切だ」という反論したことはないですか?それがいつもつまらない反論しか議論脱線させるような非建設的な意見かは知りませんが、この時なされたその類の反論はゴドウィンからすればここまで大上段に切り捨てられて当然のもののようです。辛辣ですね。この後、こうした時にゴドウィンの法則名前が出てくるという話もしています

But I do want to stress that the question of evil, understood historically, is bigger than party politics. GL is about remembering history well enough to draw parallels — sometimes with Hitler or with Nazis, sure — that are deeply considered. That matter. Sometimes those comparisons are going to be appropriate, and on those occasions GL should function less as a conversation ender and more as a conversation starter.

[抄訳]

ナチス問題政党政治より大きなものであることを強調したい。ゴドウィンの法則は深く考察される類似性ヒトラーナチスとのを含む)を描くのに十分なくらいよく歴史記憶することに関するものだ。時にそうした比較は適切であり、その場合、ゴドウィンの法則は会話の終止符ではなく会話の第一歩となるのである

 要するにナチス現代政党政治と比べるべくもないヤバいなのは前提ではありつつも、ナチスとの比較は適切な時もあるから「ゴドウィンの法則に該当するからアウト」みたいな単純な使い方はするなよってことです。もちろんゴドウィンの法則発明者だからと言ってゴドウィンの言うことが全てではありませんが。ただ、ヒトラーに例えることで議論脱線し行き詰まるのを防ぐためのゴドウィンの法則という言葉議論脱線させる一因となるのであればミイラ取りがミイラではないですか。

 ネット上では新しい概念が日夜発明されています。大抵の場合は既にある概念が再発見されて流行してるだけなんですけどね。そうするととかく流行概念合致してると言えれば即何かしらの結論を得られるという思考に陥りがちです。しか政治においては用語見方という枠の解釈合戦フレーミング)が起こるものです。しか政治家活動家でなければ必ずしもそういった方向に行かなくてもいいでしょう。結論と同じようにもしくはそれ以上に過程こそが議論にとって重要であるという基本に立ち返りませんか。その時、数多の概念思考論理的に展開する際の補助輪になってくれるはずです。そう、概念結論直行するものではなくあくま思考の補助線なのだと考えた方が良いのではないでしょうか。概念に振り回されず、連座誤謬ヒトラーに例える論証もゴドウィンの法則も上手に付き合えば落とし穴に嵌らないようにしてくれるはずですから

2022-01-24

anond:20220124094300

韓国台湾も準戦時体制の国だという事を忘れてる

立法措置なしで政府がいきなり戒厳令出せる国だよ

2022-01-15

anond:20220115163825

日本江戸時代までは市民運動が盛んで農民が集まって政府文句を言うのが普通だったけど

昭和戦時体制で厳しく弾圧されて戦後もそのまま

警察に届け出しないとデモをしてはいけないというまるで北朝鮮のような国

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