「満州」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 満州とは

2025-03-02

anond:20250302100213

餃子満州餃子の王将で買っている

やっぱ美味しい

anond:20250302034940

素人回答増田です)

まず大前提として、少なくとも西側としては(こんなこと書く時点で本当に冷戦逆戻り感大だけど)、ロシア侵略に対してウクライナ徹底抗戦選択したので、西側各国は支援する、と言うことですよね。別に、戦いたくないのを戦わせたわけじゃないでしょ。

ただ、確かにウクライナ単独で戦わせるのではなく、NATOが直接参戦すればいいじゃないか、なんでそれをしないのか、って言う話はあったよね。

で、それは、直接参戦すると核戦争になる、第三次世界大戦になる、ってことでしたか

宥和策をとっても第三次NATOが直接参戦しても第三次、そうするとダラダラとロシア人と北朝鮮人とウクライナ人が死んでいるのが世界にとって最良の選択

こうなっている現実に対して義憤を感じることは、それはそれで共感する気はする。でもどうすればいいの。

クリミア征服してさらキエフを取ろうとしたロシアが、今回手打ちをしたらハイおしまい、ってなりますね、って本気で思います???

朝鮮半島満州をとった大日本帝国がそれで満足しまたかポーランドをとったナチスドイツはどうでしたか

私たちは、これらの事実の後の時代に生きているはずなので。

2025-02-27

anond:20250226191615

ストーリーを付加してみて

漫画キャラ解説するときみたいに意識して説明する

ストーリーと結びつけばいける人もいる

端的に言えば「満州から帰って来た◯◯さん」とか「孫溺愛の✕✕さん」とか

そこから利用者とそのスタッフの会話が広がれば覚えられる……かも

2025-02-20

anond:20250220235206

満州餃子言わずもがな定食系もバランス良しで悪くはないんだけど、高島平珍来の暴力的な物量と油の定食系も忘れられない

珍来と満州があれば生きていける

日高屋に頼らないと生きていけない都民可哀想

2025-02-12

餃子満州はまぁギリギリわかる

でもまんぺいカードってなんだよ

下ネタ2段階は卑怯だぞ

2025-02-04

anond:20250204140957

終戦あるいは東京裁判まで」だと天皇くらいじゃないか?彼の場合はその後も贅沢な地位を保ちおおせたか終戦までではないかもしれんが。

1937年の開戦時点では満州で贅沢してた人らがもっと贅沢するために始めた。

久しぶりに坂の上の雲45分間録画できてた

残量0でまったく録画できないとか35分しかできないとか

トラブル続きだったがよかった

それにしても乃木希典のかわりに児玉満州軍総参謀一時的

指揮するって事実と異なるのではないか

anond:20250203233758

シベ鉄極東ロシア舞台からソ連満州的な要素を入れてくるかと思ったら

実際はぜんぜんないでしょ?

管理社会批判実践としてのエクソダスみたいなアニメだって作れるし

そっちの方がどっちかというか富野っぽいじゃん

でもアニメ内ではどのドームティもそれなりに活気あるんだよね

主人公たちがいたドームティですらそんな抑圧的な雰囲気はない

2025-01-20

anond:20250120235107

蝦夷をほっといて満州に反応しちゃうあたり、態度が知れるなぁ

anond:20250120235107

今の時代満州の話だしてくる奴なんて認知症のじじいにきまってるから、ぼけてるんだろ?

anond:20250120234508

満州wwwwwww

満州って1945年までだぞ?

派遣社員時代って2003年くらいからだよな?

60年を「ちょっと上」てwww

ひ孫くらい離れてるやん

どんな時代感よw

勉強できなさそーw

anond:20250120232434

新しい働き方〜とか言いなりになって派遣になったじゃん。

これがもう少し上の世代だとブラジルとか満州とか蝦夷とかを開拓してた。

2025-01-05

anond:20250104151817

港区北青山スラムだったなあ

内閣の裏の仕事人の社宅みたいなのがあった

満州官僚崩れの妾さんとかいたよなあ

[] 概要+1月1週記録

週報概要

これは「2025年現在無料コンテンツ充実っぷりを鑑みれば、仕事用のPCスマホさえあれば漫画ゲームとかを新たに買う必要ないのでは?」という仮説を個人的検証するための記録です。

1年間かけて実験していき、経過は毎週更新目標します。

目的乞食速報ではなくあくま検証します。

ルール

①1年間娯楽に金を使わない。ただし、スマホPCの破損に対して新品を買うことは可とする(生活用品なので)。

過去に貰ったゲームや古い無料作品商業個人制作わず)に手を出すことに制限は設けないものとする。

更新は毎週の土曜日もしくは日曜日目標とする。

1月1週のまとめ

年末年始漫画無料が多い。

選択肢が沢山あるので「読みたい作品を選んで読む」が出来て全く不自由を感じない。

ゲーム年末EPICで貰ったものを消化している。

Shifuが本当に面白い

1周クリアが終わり2周目をしている。

ゲームとして点数をつけるなら90点ぐらいいくと思う。

SEKIROライクとしてかなり好ましい作り。

巫兎のようにそのままSEKIROではなくアーケードゲーム風な作りにしつつもSEKIROというバランス面白い

ゲーセンスパイクアウトというゲームが昔めっちゃ好きだったのでソレみたいで懐かしい。

今週(1月1日~1月5日)の無料消費コンテンツ

漫画
ヤンマガ2日間無料

パリピ孔明

満州アヘンスクワッド

カドコミ年末無料

大蛇に嫁いだ娘

・アンゴルモア~元寇合戦記~

ゲーム
EPIC年末配布

・Shifu

・DREDGE

動画
YOUTUBE公式プレミア配信

雲のように風のように

Abema

Fate年末スペシャル

パプリカ

2024-12-31

東日本大震災被災地に初めて行ってみました

※ もしこの文章を読んで不快な気分になる方がいれば、申し訳ありません。

※音声入力スマホメモした内容をChat GPTで直してもらった文章なので、読みづらかったらごめんなさい。

今回の年末年始休暇を利用し、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市福島県双葉町を訪れた。震災当時、私は日本を離れ海外滞在しており、テレビの画面越しにその映像を見ていたが、心が恐怖で拒絶しているのか、どこか現実感がなかった。

その後10年近く時間が経ち、ようやくYouTube津波映像を目にする事ができるようになったがやはり実感が湧かず、「一度自分の足で現地を訪れ、体感してみたい」という思いになった。

実際に現地を訪れてみると、写真を見て想像通りの部分と想像を超える部分があった。

岩手県陸前高田市

陸前高田では、津波で壊れた建物震災遺構として残されている一方、広大な更地が続く風景が広がっていた。津波によって街全体が流され、人々の生活のものが根こそぎ奪われた跡を目の当たりにし、普段は優しい海の圧倒的な暴力性に言葉を失った。Google Earth震災前の衛星写真で家が並んでる所を見た後、何もない広大な更地をみると無力感を強く感じた。正直建物が壊れた学校などの震災遺構を見るよりも何もない広大な更地の方が胸にくるものがあった。

福島県双葉町

福島県双葉町では、駅前レンタル自転車を借りて街を少し巡らせていただいた。

震災崩壊した民家が13年経った今でもそのまま残り、帰宅困難地域看板がいくつかあった。人がほぼ全くいない街の中で巡回する消防車カンカンという音が響いており、申し訳ないが正直少し怖さを感じた。

村上春樹小説に出てくる「猫の街」を思い出した。)

今回訪れて学んだこと

一つ目は津波が来たら迷わず逃げること。家族他人を助けたい気持ちがあっても、まず自分の命を守ることが最優先。高台に向かって一秒でも早く逃げることが必要。(津波てんでんこという言い伝えがあるらしい)

二つ目は、政府権力者を盲信しないことである震災原発事故が起きた時、政府権力者提供する支援は「焼け石に水レベルにもならないことが多い。双葉町光景を目にして、以前訪れた満蒙開拓団記念館で聞いたエピソードを思い出した。当時政府宣伝を信じて満州移住した人々は、「豊かな土地楽園のような生活が待っている」という言葉に期待を膨らませた。しかし、実際にはゼロから耕作を始め、他民族土地を奪って生活せざるを得ず、戦争に敗れた後も男性シベリア抑留され、女性は酷い目に遭った。

これは政府に限らず、企業経営者教育機関トップなどでもどの組織でも同じかもしれないが、「限られた情報の中でも偉い人の言葉鵜呑みにせず、自分五感をフルに使って違和感がないか確認する」とか、言葉通り「歴史に学ぶ事」が改めて大事だと思った。

実際にやるのは難しいかもしれないけど、自分自分の大切な人が痛い目に遭わないようにするためにも。。。

2024-12-19

anond:20241219113216

どうにもならなくなったら年齢的に国から必要とされず尚且つしがらみのない未婚底辺男性満州ブラジルに送り込んで後はどうなっても放置するのがこの国のパターン

男一人で多数の女に種付けできる上に、若い女を上回る数の精子ピチピチ同世代男性存在するから50代未婚男性というマイノリティの彼らの為に女を輸入する必要はない

2024-12-01

戦後資料。"帰国したばかりのある復員兵が、米兵といちゃつくパンパンに憤り彼女らの頭を片端からぶん殴って回った後、故郷に帰って最初に行ったのが貸席で、そこで15、6の娘のひもときをやって「生きてて良かった」と終戦の喜びを噛み締めた。"という誇らしげな記述。こんなゲンナリが多いです。

日本の総人口の約1割りが入植した満州で、軍部に捨てられて自力帰国する時、まさに「いざという時」に日本の男どもがやったことは、襲い掛かるロシア兵に「どうぞどうぞ」と、女達を差し出して物陰に隠れ、帰国後は福岡堕胎専門所を作り、女に泣き寝入り強制したこと

日本男児は普段は温和だが、いざという時は女を守る!」とほざきながら

満州ではロシア兵に女を差し出し

敗戦後は日本米兵専門慰安所作って女を差し出し

毎度、毎度、女を犠牲にして自分だけぬくぬくと「守られるほうの席」に座って威張り散らす。

2024-11-21

anond:20241121222927

満州とかを思えば

男の生存戦略は「女を差し出すこと」で

女が苦境の中でも自殺せず必死に生き延びたら「したたか」って嘲笑して罪悪感を晴らすわけよな

2024-11-10

anond:20241110140119

外国が売ってくれなくなったらどうすんです

奪えばいいよね

とりあえず満州あたりに侵攻して傀儡政権を立てよう

2024-09-30

うんこちゃん家具屋とかさ、餃子満州の満PAYとかさ、

なんで関西圏下ネタ普通にまかり通るの?

2024-09-25

日本旅行注意喚起 男児刺殺で警戒か―中国大使館

https://www.jiji.com/sp/article?k=2024092401116&g=int


在日中国大使館24日、日本に住んでいたり、中国大型連休を利用して日本旅行したりする自国民に対し「現在の情勢を踏まえ、警戒を強めるように」と注意喚起しました。

なんか今月中には「日本人に殺された中国男児エピ(大嘘)」でもでっち上げ世界中親中国に嘘っぱち慰霊の像をおっ建て終わってそうだなあの鬼畜チャイナ政府

満州事件意趣返しのつもりか?

来年のクソチャイナの歴史教科書内容がどう粉飾されるんだか楽しみだな(棒)


てか時事通信見出し男児に「日本人」って敢えて付けない日本不自由っぷりにクソチャイナとグルか?って勘繰りたくなる

なんでそのたった3文字を省くんだよあほんだら 何のチキンレースしてんだよボケ

単純に時事通信マスゴミってこと?そっかー

2024-09-06

名作といわれるドラマおしんをみたので感想を書く

6月から見始めたおしん。ついに最終回に到達した。全297話を一気見して感慨深い。おしん明治に生まれ大正昭和と激動の時代をたくましく生き抜いた女の一代記である

これまでも2019年頃に再放送された際に断片的にはみていたのだが、フルバージョンで通してみたのは今回が初。全篇を通してみて、いろいろと誤解していたことも多いことに気が付いた。

おしん」に対する誤解、それはおしんは辛抱する女であり、苦難に耐えて自らの努力と才覚で成功する立身出世物語であるという誤解である

全く違った。もちろん困難に負けないといった不屈の精神みたいなテーマもあるし、海外ではむしろそこが受けたのだろう。しかし、おしん本質はそこだけではないというのが全話みた感想である。豊かになるにつれ老害化してゆくおしんの姿は、立身出世物語ありがちな主人公聖人化とはむしろ逆行していた。

辛抱する女であるという誤解。

いや、もちろん少女時代奉公先での過酷な試練は、おしんイメージともなっているし、全編通して苦労が絶えなかったのは確かである。それに耐えようとする根性もみせた。しかし、おしん最初奉公である材木問屋からは逃亡しているし、佐賀豪農の嫁となってからは、姑の嫁いびりに耐えきれずに幼い一人息子を奪うようにして家出している。7歳のおしんが座木問屋で受けた仕打ちにしても、24歳のおしん佐賀の田倉家で受けたイジメにしても、視聴者から見るに堪えないとのクレームがあったほどのもので、おしんが耐えきれないのも無理はないものである特に壮絶だったのは、妊娠したおしんに対する佐賀の姑の仕打ち。まかり間違えば自分が命を落としかねない危険死産経験したおしんはついに、佐賀の家を離れ東京行きを決意する。朝ドラとしては、佐賀時代は1ヵ月以上もあり、視聴者にとってもきつかっただろう。なにせ毎日いびられ、佐賀時代おしん笑顔を見せることはなかったのだから。朝から気持ちを明るくさせるという朝ドラの使命を真っ向から放棄した凄まじく理不尽な展開だった。

後年、佐賀の姑・清を演じた高森和子は、こんなことを言っている。

佐賀編で、田中裕子さん演じるおしんをいびる田倉家の姑・清を演じた高森和子さんも「私はさほど厳しいと思っていなかった。きついといえばきついけど清から見たらおしんのことを我慢できない部分も当然あっただろうし。だからまれ役のつもりはなかった」という。ところが、まず舞台地の佐賀からどっと清に対する反発の声が上がった。「役者冥利に尽きるとも言えるけど、そんなに怒られると思わなかったので、最初は少し落ち込みましたね(笑)」。とはいえ高森さんもおしん役の田中裕子さんの熱のこもった演技に、いびる立場でありながら「あまりにかわいそうで」思わずしたこともあったようだ。(NHKアーカイブより)

さほど厳しいと思っていなかったという回想は、放送から40年後に、おしんを視聴した私にとってはむしろ衝撃である。なるほど、あの姑・清の行動にリアリティがあるのはそのためか。清の役柄を完璧理解してこその発言であるプロしかいいようがない。おしんの娘が死産した際、ほぼ同時に出産した娘・篤子には乳が出なかった。困った清はおしんの乳をもらえないかと頼む。清は授乳するおしんの姿に慈母観音をみる思いだと感動し、死産した娘に愛と名付けていたことを知った清は、自分の孫に愛という名前をもらうことにした。もとはと言えば、おしん死産は田倉家での嫁としての過酷な日々により体力が奪われていた結果である自分の孫に愛と名付ける姑の無神経さもさることながら、こんなところにいたら殺されてしまうという思いがおしん東京行きを決意させた。その際、一粒種の息子・雄を清の手から盗み取って、自立しようと家出するおしんを手助けしてくれたのは、田倉家長男の嫁・恒子。恐らく当時の日本全国の農家の嫁たち(視聴者)は恒子の行動に大きな共感をもっただろう。誰しもおしんのように行動はできない。つらくても長男の嫁として根を張って生きてゆくしかない。真の意味で辛抱する女は恒子である

おしんに対する二つ目の誤解は、自らの努力と才覚で事業家になった、というもの

これは半分は正しいが、半分間違っている。確かにおしんは、9歳から16歳にかけての酒田の米問屋加賀屋奉公した際、大奥から見込まれお茶料理裁縫などありとあらゆる花嫁修業のみならず帳簿の分析の仕方など商いのイロハを徹底的に仕込まれた。これは加賀屋を継ぐことになる孫娘加代が商売に何ら関心がなく、将来とても加賀屋を任せられない不安から、加代をバックアップしてくれる存在としておしんに期待していたかである

しかし、全編通してみると、おしんの才覚はむしろ夫の事業や息子の事業サポートするために発揮されていることがわかる。10代の頃に加賀屋奉公時代に培った経験は、のちに田倉商会の旦那結婚し、田倉商店を支えようとするときに力を発揮する。帳簿をみて夫の田倉竜三の経営能力の弱さを見抜いたおしんは、そのを不安を源じいと相談する場面がある。源じいは佐賀本家から三男・竜三のお目付け役として東京で同居していた使用である。夢ばかり膨らみがちな竜三の経営には源じいもハラハラしており、おしんの商才を見抜いていた源じいは、おしんが竜三坊ちゃんを支えてくれるもの安心していた。しかし竜三は甘く世間知らずだった。田倉商店詐欺あい、あっけなく倒産してしまう。

田倉の再起をかけておしんは自ら稼ぐことを考えた。おしんは手先も器用だった。17上京した当時、日本髪に弟子入りした経験から、出前の洋髪を始めるとたちまち客がついた。一方、竜三は堕落した。会社員の月給の何倍も稼ぐようになったおしんしり目に、竜三はカフェを飲み歩く日々。完全に髪結いの亭主化してしまう。日本髪のお師匠さんに相談すると離婚してしまえと助言を受けるが、ここでおしんのとった行動がすごい。夫を再起させるために、自ら稼ぐことをやめてしまうのであるおしんが働くのをやめ、ついに貯金がつき、明日の米を買うお金も無くなった。お金が尽きたとお師匠さんに報告した際にいったタカ言葉ダメは男はどこまでいってもダメなんだよ」は自分の胸に突き刺さっていたい。どん底理解した竜三はプライドを捨て勤め人として働きだす。それからおしんは、再び商売を始める竜三に対して、どんなに商売センスがなくても温かい目で見守ることにした。先行きに不安でも、それを表には出さずヨイショを欠かさなかった。夫と一緒ならどんな苦労でもすると明るく振舞う。黙って俺についてくればいいんだと竜三に言わせることで、おしんは夫の背中を押していた。やがて子供服需要に目をつけ、竜三は工場建設に乗り出すも、関東大震災で多額の投資をした工場は瓦解、田倉商店の夢も泡と消えた。失意の竜三は佐賀に帰ろうと言い出す。そもそも三男坊である竜三は実家資金東京事業を始め、失敗し、夢破れて、太い実家をあてにして舞い戻ってしまうような根性なしだった。前述のおしん佐賀地獄はここから始まる。

それから数年、佐賀地獄から幼い息子を連れて脱出したおしんは、東京山形転々とし、最終的に伊勢に落ち着き、魚屋として地道に商売をする日々が続いた。いずれ夫と家族ともに暮らせる日を夢見て。最初の3年は一人で魚屋を切り盛りしていたおしんっだったが、夫の竜三から手紙を出せどなしのつぶて。そんな折、有明海干拓の夢破れた竜三が、満州で一旗揚げると別れの挨拶にひょっこり伊勢に現れた。渾身のタックルで、逃げようとする竜三をつかまえるおしんの演技は、天才女優田中裕子のすごさがわかるシーンである。竜三は自分には甲斐性がないことを承知していた。おしん行商した金で店を開くのに亭主面して乗り込めるかと、あくま干拓に拘っていたのであるしかおしんには会いたい。干拓の夢破れた自分を恥じて、おしんに顔を向けられない。おしんに見つかった途端に逃げ出してしまう竜三。そんな旦那にしがみついて、プライドを捨てて魚屋から一緒にやり直そうと説得するおしんの行動には、ある意味、全篇通して変わらないおしん本質がある。田中裕子の猛烈なタックルをみるだけでも「おしん」を見る価値がある。マイベストシーンといってもいい。

やがて伊勢根付いて20年が経ち、この伊勢の小さな魚屋軍部お抱え業者としての水産加工工場にまで事業拡大させたのは竜三の手腕である

しかしそれも敗戦でなにもかもを失い、夫は自殺する。

竜三と長男・雄を戦争で失い、おしんはもう一度魚屋として再出発する。魚屋を手伝い始めたおしんの息子たちはやがて魚屋アメリカ式レジを導入したセルフサービスの店に転換しようと奮闘する。それがのちのたのくらスーパーの出発点となった。今日ではどんな店でも当たり前のレジによる精算が当時は画期的な仕組みだったというのも興味深い。それまでは品物の中央に座りザルをぶら下げて、商品の受け渡しと代金の受け取りをするのが一般的だったのである

魚屋として地域に根差し、身の丈に合った商売をしたかったおしんは当初は反対していたくらいであり、事業原動力となったのは次男の仁であるおしんは夢ふくらむ仁の行動に不安を覚えつつも、その後の事業拡大を支えていたのは間違いなくおしんであった。しかし、情熱をもって会社リードしていたのはおしんというより次男の仁であったというのは間違いない。

こうしてみてくると、おしん実業家として全く野望を持っておらず、本心は堅実に地域根付いた商売をしたかっただけである

おしんに対する三つ目の誤解は、おしん立身出世成功物語であるという誤解である

極貧の小作の娘から、女一代でスーパー16店舗をかまえる地域実業家になった、というのは筋としては間違ってはいない。しかし、大正戦前戦後とその時代時代おしんがしてきたことは、成功しようと夢見みて危険なかけにでる夫や息子の行動を冷静に分析し、正しく軌道修正しようとすることであった。事業拡大をしようと竜三や仁がいうときおしんはいつも反対してきた。これまで大切にしてくださったお客様など義理人情を捨ててまで商売をしようという考えはおしんには全くない、ある意味とても保守的人間であり、実業家によくある野心家では全くなかった。野心家は夫の竜三であり、その血を引いた次男の仁のほうだった。

もちろん、おしんにはおしん商売に対する信念があった。それは人のつながりを大切にすることであり、恩を大切にすることであるおしんは昔から自分を育ててくれたり支援してくれた人たちへの恩を忘れず、いつでも義理人情に生きようとする人なのである

大正時代に縫製工場を拡大したときも、従業員をこき使おうとする竜三に、社員健康福利厚生の大切さを説いていたおしん。ここにはかつて製糸工場結核になったおしんの姉・はるが使い捨て同然に実家に戻され亡くなった経験がにじみ出ている。伊勢魚屋店舗を構えることになったときおしんはお世話になったお客様を忘れず、なかなか行商をやめようとはしなかった。

またおしんをめぐる当時の関係人物にはそれぞれやはり、一宿一飯の恩義という観念がつよく働いていた。それを象徴するのが、息子・雄の戦友である川村である。雄は南方戦線で亡くなってしまうが川村は戦友に報いるために自分が取得した駅前土地を田倉家に譲渡するという行動に出る。そしてなんといってもおしん人生最大の恩人は16歳のとき初恋相手・浩太である。浩太にとってもおしんは恩人であり、かつ激動の時代を共にしてきた戦友のような存在だった。

おしん物語は、事業家としての成功の一代記というより、ひとの縁と恩を大切にする人生観がより胸に迫ってくる物語である。いってしまえば浪花節である。いやそもそも成功などせず、ほぼ失敗して物語は終盤に向かう。その失敗についても、その救済についてもいろいろと誤解していたことがわかった。

https://anond.hatelabo.jp/20240908082812(その2)へ続く

https://anond.hatelabo.jp/20241010224911(その3)へ続く

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん