「ミイラ」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ミイラとは

2024-12-06

ちんちん新聞号外出ました

国宝ちんちん、盗まれる」

1200年前のおちんちんで、ミイラ化していますが、お湯に浸すと復活しま

みんなで見つけてください!

2024-11-11

TCGにおけるあらゆるルールMTGゼロから発明たかの如く語る輩の意見なんて雑語りすぎて無意味だよね

カードゲームについて語る奴らの多くが「MTGが始祖」と勘違いしてる

この増田が主張してる内容はちょっと範囲が広がりすぎているように見える。

要するに増田が言いたいことは私がタイトルに書いたような内容ぐらいでしかないのでは?

その論拠としてあれやこれやを並べすぎて、結果として増田自身も雑語りのようになってしまっているのがこの増田の難点だ。

ミイラ取りがミイラとはまさにこのこと。

増田はただ「MTGシステムは半分ぐらいがコズミックエンカウンターパクリ。決してゼロベースでの発明ではない」とだけ言えば良かったんだよね。

そのうえで、世の中にクソほどいる「カードゲームMTGからまりました。そしてそこから遊戯王やデュエマが生まれたのです。創造神リチャード・ガーフィールドを崇めよ。何もなかったカードゲーム宇宙に彼が0から全てを生み出したのです」みたいな連中を一人一人晒し上げていけばよかっただけなんだと思う。

もともと言いたかたことが正しかったとしても、やり方を間違えるだけ総ツッコミを食らうだけに終わるという一例。

俺も増田意見のものには賛成だったので擁護たかったんだけど、結果的に「お前、言い方が下手すぎ」と攻撃するだけに終わってしまった。

ごめん。

2024-10-25

anond:20241025024316

洗礼』は確かに傑作ではあるが、重要作品には疑問

少年サンデー漂流教室」の次に集英社つながりで連載されたが、少女コミック掲載作品は、たしかこれだけのはず

楳図かずお1960年代に「恐怖マンガ」というジャンル確立ブレイクしたので、週刊少女フレンド枠で『ねこ目の少女』『ママがこわい』『まだらの少女』『紅グモ』『へび少女』『黒いねこ面』『ミイラ先生』『赤んぼ少女』『影姫』(『鬼姫』)『うろこの顔』 etc からひとつを選ぶべきだな 

2024-10-21

サンクコストバイアスに囚われているであろう

勝手仮定してきた上での免罪符的な振る舞いが痛い

エコチェンお局ミイラ化したヒステリックなブスにかける言葉もない

2024-10-12

映画ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ

酷評ゆうても好みの問題程度やろ

私はジョーカー自己投影してないし

と思って見てたけど最後最後ジョーカークソデカ解釈違いが出てきて「ダ〜メだこりゃ〜」ってなった

恋愛ミュージカルそもそも興味ないジャンル

・ワイはテーレーレー(重奏弦楽器)を流しておけば喜ぶと思われてるんか…?

そこまでチョロいと、思われてるんか…?

デンジ君の「俺は…俺の事が好きな女が好きだ!」じゃん… 

童貞を失い自信を得て

処女を失い自信を喪失してた

・看守歌うますワロタ

ハーレークインっていうかレディ・ガガ

最近ハーレークインはマーゴット・ロビー型に寄せる感じなんやね!(ラストの前髪短めショート)ってなった

ハーレークインの魅力って「正常な人間職務狂人と接する内に魅力されて引きずり込まれ自身狂人世界へ(ミイラ取りがミイラに)」だと思ってるから初っ端からハメ待ちはもはやただのミーハーオリキャラなんだよなあ…

レディ・ガガが神歌唱力なのはわかっとるがミュージカルシーンはおもんなかった

2人のデュエットミュージカルシーンは「寝ても…ええか…」ってなった 特にレディ・ガガオレンジの裾広パンツスーツ履いてテレビショーでハモるとことと結婚式ミュージカルシーン、ほんま「クオリティすげえけど普通!」って感じだった

・他作品を引き合いに出すのってマジでクソだと思うけど、スオミのが面白いってヤバない…?

二重人格だろうとどうでもいいし二重人格に焦点当てたいなら原作コイントスおじさんというオモロ二重人格キャラおるしそっちでやればいいのでは…?ってなった

二重人格どうとかより生きにくさで窒息しそう→アハ体験新世界ヒャッハー!の歪んだ開放感(そして誰もついてゆけない「領域」へ…)っていうのが前作での私が受け取ったものから

二重人格どうのはほんまどうでもええねん…

・悪い意味で「その状況でその振る舞いしてる場合じゃねえだろ!」ってなった ラストの逃走シーンではないです あそこは解釈一致です

人 して刑務所入れられるのは…有罪受けるのは…そりゃそうやろ… そこで俺可哀想ムーブ(あの音楽)+ダンスは「筋、通ってるか…?」ってなった 待遇が劣悪すぎるのは環境改善の話でジョーカーくんのメンのヘラの話ではないやろ… 

子供できたら自分自分生き方は終わりなんよ…

・少し前は唐突に横から車が突っ込んでくるデウス・エクス・マキナ、今は厳粛な空気法廷がいきなり爆発されるデウス・エクス・マキナ流行ですよね〜、うんうん ってなった

予想、できたよね…

・「弁護人は…俺だ…」のとこのクソスノッブ検事の「マ?」の顔オモロかった

・ちょいちょい挟まれジョーカー1の映像を観るたびに「ジョーカー1はほんまに、スゴかったよなぁ〜」って当時の気持ちが蘇った

ジョーカーくんも、色々ゆうとりましたけど結局は恋愛して結婚して子供を作り、自分の成した事の「引き継ぎ」をする…そういう「生き方」を選択するんだね…

あの前作の続編でそういうことやるんだ…ふぅん… ってなった

最後には「ぜってぇこれ以上続編、作らせへんから!!!!」っていう意思、なのかな…?

追記

・他の人の考察とか感想とかよんで

「前作でageられすぎて神格されたジョーカーもただの人間なんやで…」わからせをするという意図はわかったけどシンプルエンタメとしておもんなかったわ

2024-10-07

anond:20241007105907

あれだけ嫌ってたフェミと同じ状態になるのって、これもうミイラ取りがミイラになってるだけやん

2024-10-01

三四郎は流れから目を放して、上を見た。こういう空の模様を見たのははじめてではない。けれども空が濁ったという言葉を聞いたのはこの時がはじめてである。気がついて見ると、濁ったと形容するよりほかに形容のしかたのない色であった。三四郎が何か答えようとするまえに、女はまた言った。 「重いこと。大理石のように見えます」  美禰子は二重瞼を細くして高い所をながめていた。それから、その細くなったままの目を静かに三四郎の方に向けた。そうして、 「大理石のように見えるでしょう」と聞いた。三四郎は、 「ええ、大理石のように見えます」と答えるよりほかはなかった。女はそれで黙った。しばらくしてから、今度は三四郎が言った。 「こういう空の下にいると、心が重くなるが気は軽くなる」 「どういうわけですか」と美禰子が問い返した。  三四郎には、どういうわけもなかった。返事はせずに、またこう言った。 「安心して夢を見ているような空模様だ」 「動くようで、なかなか動きませんね」と美禰子はまた遠くの雲をながめだした。  菊人形で客を呼ぶ声が、おりおり二人のすわっている所まで聞こえる。 「ずいぶん大きな声ね」 「朝から晩までああいう声を出しているんでしょうか。えらいもんだな」と言ったが、三四郎は急に置き去りにした三人のことを思い出した。何か言おうとしているうちに、美禰子は答えた。 「商売ですもの、ちょうど大観音乞食と同じ事なんですよ」 「場所が悪くはないですか」  三四郎は珍しく冗談を言って、そうして一人でおもしろそうに笑った。乞食について下した広田言葉をよほどおかしく受けたかである。 「広田先生は、よく、ああいう事をおっしゃるかたなんですよ」ときわめて軽くひとりごとのように言ったあとで、急に調子をかえて、 「こういう所に、こうしてすわっていたら、大丈夫及第よ」と比較的活発につけ加えた。そうして、今度は自分のほうでおもしろそうに笑った。 「なるほど野々宮さんの言ったとおり、いつまで待っていてもだれも通りそうもありませんね」 「ちょうどいいじゃありませんか」と早口に言ったが、あとで「おもらいをしない乞食なんだから」と結んだ。これは前句の解釈のためにつけたように聞こえた。  ところへ知らん人が突然あらわれた。唐辛子の干してある家の陰から出て、いつのまにか川を向こうへ渡ったものみえる。二人のすわっている方へだんだん近づいて来る。洋服を着て髯をはやして、年輩からいうと広田先生くらいな男である。この男が二人の前へ来た時、顔をぐるりと向け直して、正面から三四郎と美禰子をにらめつけた。その目のうちには明らかに憎悪の色がある。三四郎はじっとすわっていにくいほどな束縛を感じた。男はやがて行き過ぎた。その後影を見送りながら、三四郎は、 「広田先生や野々宮さんはさぞあとでぼくらを捜したでしょう」とはじめて気がついたように言った。美禰子はむしろ冷やかである。 「なに大丈夫よ。大きな迷子ですもの」 「迷子から捜したでしょう」と三四郎はやはり前説を主張した。すると美禰子は、なお冷やかな調子で、 「責任をのがれたがる人だから、ちょうどいいでしょう」 「だれが? 広田先生がですか」  美禰子は答えなかった。 「野々宮さんがですか」  美禰子はやっぱり答えなかった。 「もう気分はよくなりましたか。よくなったら、そろそろ帰りましょうか」  美禰子は三四郎を見た。三四郎は上げかけた腰をまた草の上におろした。その時三四郎はこの女にはとてもかなわないような気がどこかでした。同時に自分の腹を見抜かれたという自覚に伴なう一種屈辱をかすかに感じた。 「迷子」  女は三四郎を見たままでこの一言を繰り返した。三四郎は答えなかった。 「迷子英訳を知っていらしって」  三四郎は知るとも、知らぬとも言いえぬほどに、この問を予期していなかった。 「教えてあげましょうか」 「ええ」 「迷える子――わかって?」  三四郎はこういう場合になると挨拶に困る男である咄嗟の機が過ぎて、頭が冷やかに働きだした時、過去を顧みて、ああ言えばよかった、こうすればよかったと後悔する。といって、この後悔を予期して、むりに応急の返事を、さもしぜんらしく得意に吐き散らすほどに軽薄ではなかった。だからただ黙っている。そうして黙っていることがいかにも半間である自覚している。  迷える子という言葉はわかったようでもある。またわからないようでもある。わかるわからないはこの言葉意味よりも、むしろこの言葉を使った女の意味である三四郎はいたずらに女の顔をながめて黙っていた。すると女は急にまじめになった。 「私そんなに生意気に見えますか」  その調子には弁解の心持ちがある。三四郎は意外の感に打たれた。今までは霧の中にいた。霧が晴れればいいと思っていた。この言葉で霧が晴れた。明瞭な女が出て来た。晴れたのが恨めしい気がする。  三四郎は美禰子の態度をもとのような、――二人の頭の上に広がっている、澄むとも濁るとも片づかない空のような、――意味のあるものにしたかった。けれども、それは女のきげんを取るための挨拶ぐらいで戻せるものではないと思った。女は卒然として、 「じゃ、もう帰りましょう」と言った。厭味のある言い方ではなかった。ただ三四郎にとって自分は興味のないものあきらめるように静かな口調であった。  空はまた変ってきた。風が遠くから吹いてくる。広い畑の上には日が限って、見ていると、寒いほど寂しい。草からあがる地息でからだは冷えていた。気がつけば、こんな所に、よく今までべっとりすわっていられたものだと思う。自分一人なら、とうにどこかへ行ってしまったに違いない。美禰子も――美禰子はこんな所へすわる女かもしれない。 「少し寒くなったようですから、とにかく立ちましょう。冷えると毒だ。しかし気分はもうすっかり直りましたか」 「ええ、すっかり直りました」と明らかに答えたが、にわかに立ち上がった。立ち上がる時、小さな声で、ひとりごとのように、 「迷える子」と長く引っ張って言った。三四郎はむろん答えなかった。  美禰子は、さっき洋服を着た男の出て来た方角をさして、道があるなら、あの唐辛子そばを通って行きたいという。二人は、その見当へ歩いて行った。藁葺のうしろにはたして細い三尺ほどの道があった。その道を半分ほど来た所で三四郎は聞いた。 「よし子さんは、あなたの所へ来ることにきまったんですか」  女は片頬で笑った。そうして問い返した。 「なぜお聞きになるの」  三四郎が何か言おうとすると、足の前に泥濘があった。四尺ばかりの所、土がへこんで水がぴたぴたにたまっている。そのまん中に足掛かりのためにてごろな石を置いた者がある。三四郎は石の助けをからずに、すぐに向こうへ飛んだ。そうして美禰子を振り返って見た。美禰子は右の足を泥濘のまん中にある石の上へ乗せた。石のすわりがあまりよくない。足へ力を入れて、肩をゆすって調子を取っている。三四郎こちら側から手を出した。 「おつかまりなさい」 「いえ大丈夫」と女は笑っている。手を出しているあいだは、調子を取るだけで渡らない。三四郎は手を引っ込めた。すると美禰子は石の上にある右の足に、からだの重みを託して、左の足でひらりこちら側へ渡った。あまり下駄をよごすまいと念を入れすぎたため、力が余って、腰が浮いた。のめりそうに胸が前へ出る。その勢で美禰子の両手が三四郎の両腕の上へ落ちた。 「迷える子」と美禰子が口の内で言った。三四郎はその呼吸を感ずることができた。

https://anond.hatelabo.jp/20241001172740

 ベルが鳴って、講師教室から出ていった。三四郎インキの着いたペンを振って、ノートを伏せようとした。すると隣にいた与次郎が声をかけた。

「おいちょっと借せ。書き落としたところがある」

 与次郎三四郎ノートを引き寄せて上からのぞきこんだ。stray sheep という字がむやみに書いてある。

「なんだこれは」

講義を筆記するのがいやになったから、いたずらを書いていた」

「そう不勉強はいかん。カントの超絶唯心論バークレーの超絶実在論にどうだとか言ったな」

「どうだとか言った」

「聞いていなかったのか」

「いいや」

「まるで stray sheep だ。しかたがない」

 与次郎自分ノートをかかえて立ち上がった。机の前を離れながら、三四郎に、

「おいちょっと来い」と言う。三四郎与次郎について教室を出た。梯子段を降りて、玄関前の草原へ来た。大きな桜がある。二人はその下にすわった。

 ここは夏の初めになると苜蓿が一面にはえる。与次郎入学願書を持って事務へ来た時に、この桜の下に二人の学生が寝転んでいた。その一人が一人に向かって、口答試験都々逸で負けておいてくれると、いくらでも歌ってみせるがなと言うと、一人が小声で、粋なさばきの博士の前で、恋の試験がしてみたいと歌っていた。その時から与次郎はこの桜の木の下が好きになって、なにか事があると、三四郎をここへ引っ張り出す。三四郎はその歴史与次郎から聞いた時に、なるほど与次郎俗謡で pity's love を訳すはずだと思った。きょうはしか与次郎がことのほかまじめである。草の上にあぐらをかくやいなや、懐中から文芸時評という雑誌を出してあけたままの一ページを逆に三四郎の方へ向けた。

「どうだ」と言う。見ると標題に大きな活字で「偉大なる暗闇」とある。下には零余子と雅号を使っている。偉大なる暗闇とは与次郎がいつでも広田先生を評する語で、三四郎も二、三度聞かされたものであるしか零余子はまったく知らん名である。どうだと言われた時に、三四郎は、返事をする前提としてひとまず与次郎の顔を見た。すると与次郎はなんにも言わずにその扁平な顔を前へ出して、右の人さし指の先で、自分の鼻の頭を押えてじっとしている。向こうに立っていた一人の学生が、この様子を見てにやにや笑い出した。それに気がついた与次郎はようやく指を鼻から放した。

「おれが書いたんだ」と言う。三四郎はなるほどそうかと悟った。

「ぼくらが菊細工を見にゆく時書いていたのは、これか」

「いや、ありゃ、たった二、三日まえじゃないか。そうはやく活版になってたまるものか。あれは来月出る。これは、ずっと前に書いたものだ。何を書いたもの標題でわかるだろう」

広田先生の事か」

「うん。こうして輿論喚起しておいてね。そうして、先生大学はいれる下地を作る……」

「その雑誌はそんなに勢力のある雑誌か」

 三四郎雑誌名前さえ知らなかった。

「いや無勢力から、じつは困る」と与次郎は答えた。三四郎は微笑わざるをえなかった。

「何部ぐらい売れるのか」

 与次郎は何部売れるとも言わない。

「まあいいさ。書かんよりはましだ」と弁解している。

 だんだん聞いてみると、与次郎は従来からこの雑誌関係があって、ひまさえあればほとんど毎号筆を執っているが、その代り雅名も毎号変えるから、二、三の同人のほか、だれも知らないんだと言う。なるほどそうだろう。三四郎は今はじめて与次郎文壇との交渉を聞いたくらいのものであるしか与次郎がなんのために、遊戯に等しい匿名を用いて、彼のいわゆる大論文をひそかに公けにしつつあるか、そこが三四郎にはわからなかった。

 いくぶんか小遣い取りのつもりで、やっている仕事かと不遠慮に尋ねた時、与次郎は目を丸くした。

「君は九州のいなかから出たばかりだから中央文壇趨勢を知らないために、そんなのん気なことをいうのだろう。今の思想界の中心にいて、その動揺のはげしいありさまを目撃しながら、考えのある者が知らん顔をしていられるものか。じっさい今日の文権はまったく我々青年の手にあるんだから一言でも半句でも進んで言えるだけ言わなけりゃ損じゃないか文壇は急転直下の勢いでめざまし革命を受けている。すべてがことごとく動いて、新気運に向かってゆくんだから、取り残されちゃたいへんだ。進んで自分からこの気運をこしらえ上げなくちゃ、生きてる甲斐はない。文学文学って安っぽいようにいうが、そりゃ大学なんかで聞く文学のことだ。新しい我々のいわゆる文学は、人生のものの大反射だ。文学の新気運は日本社会活動に影響しなければならない。また現にしつつある。彼らが昼寝をして夢を見ているまに、いつか影響しつつある。恐ろしいものだ。……」

 三四郎は黙って聞いていた。少しほらのような気がする。しかしほらでも与次郎はなかなか熱心に吹いている。すくなくとも当人だけは至極まじめらしくみえる。三四郎はだいぶ動かされた。

「そういう精神でやっているのか。では君は原稿料なんか、どうでもかまわんのだったな」

「いや、原稿料は取るよ。取れるだけ取る。しか雑誌が売れないからなかなかよこさない。どうかして、もう少し売れる工夫をしないといけない。何かいい趣向はないだろうか」と今度は三四郎相談をかけた。話が急に実際問題に落ちてしまった。三四郎は妙な心持ちがする。与次郎は平気であるベルが激しく鳴りだした。

「ともかくこの雑誌を一部君にやるから読んでみてくれ。偉大なる暗闇という題がおもしろいだろう。この題なら人が驚くにきまっている。――驚かせないと読まないからだめだ」

 二人は玄関を上がって、教室はいって、机に着いた。やがて先生が来る。二人とも筆記を始めた。三四郎は「偉大なる暗闇」が気にかかるので、ノートそば文芸時評をあけたまま、筆記のあいあいまに先生に知れないように読みだした。先生はさいわい近眼である。のみならず自己講義のうちにぜんぜん埋没している。三四郎の不心得にはまるで関係しない。三四郎はいい気になって、こっちを筆記したり、あっちを読んだりしていったが、もともと二人でする事を一人で兼ねるむりな芸だからしまいには「偉大なる暗闇」も講義の筆記も双方ともに関係がわからなくなった。ただ与次郎文章一句だけはっきり頭にはいった。

自然宝石を作るに幾年の星霜を費やしたか。またこ宝石採掘の運にあうまでに、幾年の星霜を静かに輝やいていたか」という句である。その他は不得要領に終った。その代りこの時間には stray sheep という字を一つも書かずにすんだ。

 講義が終るやいなや、与次郎三四郎に向かって、

「どうだ」と聞いた。じつはまだよく読まないと答えると、時間経済を知らない男だといって非難した。ぜひ読めという。三四郎は家へ帰ってぜひ読むと約束した。やがて昼になった。二人は連れ立って門を出た。

「今晩出席するだろうな」と与次郎西片町へはい横町の角で立ち留まった。今夜は同級生の懇親会がある。三四郎は忘れていた。ようやく思い出して、行くつもりだと答えると、与次郎は、

「出るまえにちょっと誘ってくれ。君に話す事がある」と言う。耳のうしろペン軸をはさんでいる。なんとなく得意である三四郎承知した。

 下宿へ帰って、湯にはいって、いい心持ちになって上がってみると、机の上に絵はがきがある。小川かいて、草をもじゃもじゃはやして、その縁に羊を二匹寝かして、その向こう側に大きな男がステッキを持って立っているところを写したものである。男の顔がはなはだ獰猛にできている。まったく西洋の絵にある悪魔を模したもので、念のため、わきにちゃんデビル仮名が振ってある。表は三四郎宛名の下に、迷える子と小さく書いたばかりである三四郎は迷える子の何者かをすぐ悟った。のみならず、はがきの裏に、迷える子を二匹書いて、その一匹をあん自分見立ててくれたのをはなはだうれしく思った。迷える子のなかには、美禰子のみではない、自分ももとよりはいっていたのである。それが美禰子のおもわくであったとみえる。美禰子の使った stray sheep意味がこれでようやくはっきりした。

 与次郎約束した「偉大なる暗闇」を読もうと思うが、ちょっと読む気にならない。しきりに絵はがきをながめて考えた。イソップにもないような滑稽趣味がある。無邪気にもみえる。洒落でもある。そうしてすべての下に、三四郎の心を動かすあるものがある。

 手ぎわからいっても敬服の至りである。諸事明瞭にでき上がっている。よし子のかいた柿の木の比ではない。――と三四郎には思われた。

 しばらくしてから三四郎はようやく「偉大なる暗闇」を読みだした。じつはふわふわして読みだしたのであるが、二、三ページくると、次第に釣りまれるように気が乗ってきて、知らず知らずのまに、五ページ六ページと進んで、ついに二十七ページの長論文を苦もなく片づけた。最後の一句読了した時、はじめてこれでしまいだなと気がついた。目を雑誌から離して、ああ読んだなと思った。

 しかし次の瞬間に、何を読んだかと考えてみると、なんにもない。おかしいくらいなんにもない。ただ大いにかつ盛んに読んだ気がする。三四郎与次郎の技倆に感服した。

 論文は現今の文学者の攻撃に始まって、広田先生の賛辞に終っている。ことに文学文科の西洋人を手痛く罵倒している。はやく適当日本人を招聘して、大学相当の講義を開かなくっては、学問の最高府たる大学も昔の寺子屋同然のありさまになって、煉瓦石のミイラと選ぶところがないようになる。もっとも人がなければしかたがないが、ここに広田先生がある。先生十年一日のごとく高等学校に教鞭を執って薄給無名に甘んじている。しか真正学者である。学海の新気運に貢献して、日本の活社会交渉のある教授担任すべき人物である。――せんじ詰めるとこれだけであるが、そのこれだけが、非常にもっともらしい口吻と燦爛たる警句とによって前後二十七ページに延長している。

 その中には「禿を自慢するものは老人に限る」とか「ヴィーナスは波からまれたが、活眼の士は大学からまれない」とか「博士を学界の名産と心得るのは、海月田子の浦名産と考えるようなものだ」とかいろいろおもしろい句がたくさんある。しかしそれよりほかになんにもない。ことに妙なのは広田先生を偉大なる暗闇にたとえたついでに、ほかの学者を丸行燈比較して、たかだか方二尺ぐらいの所をぼんやり照らすにすぎないなどと、自分広田から言われたとおりを書いている。そうして、丸行燈だの雁首などはすべて旧時代遺物で我々青年にはまったく無用であると、このあいだのとおりわざわざ断わってある。

 よく考えてみると、与次郎論文には活気がある。いかにも自分一人で新日本代表しているようであるから、読んでいるうちは、ついその気になる。けれどもまったく実がない。根拠地のない戦争のようなものである。のみならず悪く解釈すると、政略的の意味もあるかもしれない書き方である。いなか者の三四郎にはてっきりそこと気取ることはできなかったが、ただ読んだあとで、自分の心を探ってみてどこかに不満足があるように覚えた。また美禰子の絵はがきを取って、二匹の羊と例の悪魔をながめだした。するとこっちのほうは万事が快感である。この快感につれてまえの不満足はますます著しくなった。それで論文の事はそれぎり考えなくなった。美禰子に返事をやろうと思う。不幸にして絵がかけない。文章にしようと思う。文章ならこの絵はがき匹敵する文句でなくってはいけない。それは容易に思いつけない。ぐずぐずしているうちに四時過ぎになった。

 袴を着けて、与次郎を誘いに、西片町へ行く。勝手からはいると、茶の間に、広田先生が小さな食卓を控えて、晩食を食っていた。そば与次郎かしこまってお給仕をしている。

先生どうですか」と聞いている。

 先生は何か堅いものをほおばったらしい。食卓の上を見ると、袂時計ほどな大きさの、赤くって黒くって、焦げたものが十ばかり皿の中に並んでいる。

 三四郎は座に着いた。礼をする。先生は口をもがもがさせる。

「おい君も一つ食ってみろ」と与次郎が箸で皿のものをつまんで出した。掌へ載せてみると、馬鹿貝の剥身の干したのをつけ焼にしたのである

「妙なものを食うな」と聞くと、

「妙なものって、うまいぜ食ってみろ。これはね、ぼくがわざわざ先生にみやげに買ってきたんだ。先生はまだ、これを食ったことがないとおっしゃる

「どこから

日本から

 三四郎おかしくなった。こういうところになると、さっきの論文調子とは少し違う。

先生、どうです」

「堅いね

「堅いけれどもうまいでしょう。よくかまなくっちゃいけません。かむと味が出る」

「味が出るまでかんでいちゃ、歯が疲れてしまう。なんでこんな古風なものを買ってきたものかな」

「いけませんか。こりゃ、ことによると先生にはだめかもしれない。里見の美禰子さんならいいだろう」

「なぜ」と三四郎が聞いた。

「ああおちついていりゃ味の出るまできっとかんでるに違いない」

「あの女はおちついていて、乱暴だ」と広田が言った。

「ええ乱暴です。イブセンの女のようなところがある」

イブセンの女は露骨だが、あの女は心が乱暴だ。もっと乱暴といっても、普通乱暴とは意味が違うが。野々宮の妹のほうが、ちょっと見ると乱暴のようで、やっぱり女らしい。妙なものだね」

里見のは乱暴の内訌ですか」

 三四郎は黙って二人の批評を聞いていた。どっちの批評もふにおちない。乱暴という言葉が、どうして美禰子の上に使えるか、それから第一不思議であった。

 与次郎はやがて、袴をはいて、改まって出て来て、

ちょっと行ってまいります」と言う。先生は黙って茶を飲んでいる。二人は表へ出た。表はもう暗い。門を離れて二、三間来ると、三四郎はすぐ話しかけた。

先生里見お嬢さん乱暴だと言ったね」

「うん。先生はかってな事をいう人だから、時と場合によるとなんでも言う。第一先生が女を評するのが滑稽だ。先生の女における知識はおそらく零だろう。ラッブをしたことがないものに女がわかるものか」

先生はそれでいいとして、君は先生の説に賛成したじゃないか

「うん乱暴だと言った。なぜ」

「どういうところを乱暴というのか」

「どういうところも、こういうところもありゃしない。現代女性はみんな乱暴にきまっている。あの女ばかりじゃない」

「君はあの人をイブセンの人物に似ていると言ったじゃないか

「言った」

イブセンのだれに似ているつもりなのか」

「だれって……似ているよ」

 三四郎はむろん納得しない。しかし追窮もしない。黙って一間ばかり歩いた。すると突然与次郎がこう言った。

イブセンの人物に似ているのは里見お嬢さんばかりじゃない。今の一般女性はみんな似ている。女性ばかりじゃない。いやしくも新しい空気に触れた男はみんなイブセンの人物に似たところがある。ただ男も女もイブセンのように自由行動を取らないだけだ。腹のなかではたいていかぶれている」

「ぼくはあんまりかぶれていない」

「いないとみずから欺いているのだ。――どんな社会だって陥欠のない社会はあるまい」

「それはないだろう」

「ないとすれば、そのなかに生息している動物はどこかに不足を感じるわけだ。イブセンの人物は、現代社会制度の陥欠をもっとも明らかに感じたものだ。我々もおいおいああなってくる」

「君はそう思うか」

「ぼくばかりじゃない。具眼の士はみんなそう思っている」

「君の家の先生もそんな考えか」

「うちの先生? 先生はわからない」

だって、さっき里見さんを評して、おちついていて乱暴だと言ったじゃないか。それを解釈してみると、周囲に調和していけるから、おちついていられるので、どこかに不足があるから、底のほうが乱暴だという意味じゃないのか」

「なるほど。――先生は偉いところがあるよ。ああいうところへゆくとやっぱり偉い」

 と与次郎は急に広田先生をほめだした。三四郎は美禰子の性格についてもう少し議論の歩を進めたかったのだが、与次郎のこの一言でまったくはぐらかされてしまった。すると与次郎が言った。

「じつはきょう君に用があると言ったのはね。――うん、それよりまえに、君あの偉大なる暗闇を読んだか。あれを読んでおかないとぼくの用事が頭へはいりにくい」

「きょうあれから家へ帰って読んだ」

「どうだ」

先生はなんと言った」

先生は読むものかね。まるで知りゃしない」

「そうさなおもしろいことはおもしろいが、――なんだか腹のたしにならないビールを飲んだようだね」

「それでたくさんだ。読んで景気がつきさえすればいい。だから匿名にしてある。どうせ今は準備時代だ。こうしておいて、ちょうどいい時分に、本名を名乗って出る。――それはそれとして、さっきの用事を話しておこう」

2024-09-24

別に痩せなくていい標準体重だけどあと10キロ痩せたら周りからすごいねミイラみたいでかっこいいね!って言われること間違いナシだから一念発起して痩せてみたい

2024-09-08

牛角女性半額問題、この手の論争には結論も出ず解決もしないだろうからもう疲れてたし見ないことにしてたんだけど、

業界有名人が呟いてたのがちょっとピンと来たので書くことにした。


以下

焼肉屋性別での値下げ問題まじくだらない

女性新規開拓のために半額ってアプローチ取っただけでしょ

性差別どうこう言ってる奴イカれてんだろ普通に

マルコピは怖かったので一部言い換え 内容変わらず)



別にこの呟きを批判するつもりはない。むしろ一般というか当たり前な反応なんだと思う。

忙しい人だろうし男女論とか弱者男性云々とかなんて見る機会ないだろうし、これが当たり前なんだと思う。


でも、この言い分が通らなかった例を何件もしってる。くだらないと思ってても対応させられてきた問題をずっと見てきた。

男性客の新規開拓のため「アニメポスター」ってアプローチを取っただけでしょ。

新規開拓のため「コラボ展開」ってアプローチ取っただけでしょ。

若い人向けのためにvtuberやってみただけでしょとかこのキャラ人気だから少しでも目に留まるようにとか。

でもデザイン卑猥女性蔑視だ非現実的キモイ、言われて批判されて

今じゃ少なくなったかもけど、結構企画中止に追い込まれ場合も多くて

くだらない論点だったじゃんキャラデザとか服の影とか。企画目的意図とは明らかに別の批判が飛んできて

しか議員NPOお墨付き社会的意義がある批判のように扱われ

なのに発言責任を持たない。「女性活躍推進」の活動実績にされ、批判されても反省などせず罰則くそもない。




そういうイカれた連中が今まで「正しかった」

「正しい」連中がずっとイカれたことをして何もなかった。

「次の正しいこと」を主張する奴も多分イカれた奴なんだと思う。

だって女性人権運動黒人人権運動も、最初最初イカれた奴扱いだったんでしょ。

俺はもう疲れたし、何かしら明確な基準や法的平等が実行できるとは全く思わんけど

イカれた奴が言う「正しさ」が本当に正しいのか、ただミイラ取りがミイラになって狂っただけなのかはちゃんと考えないといけないけど、

一般から見たらずっと、ただのイカれてる奴なんだと思う

2024-09-03

ミイラかわいそう

同じ死体復活系のモンスターなのに、ゾンビと比べて不人気すぎる

ゾンビと比べて乾いてて高貴なところくらいしかいいとこない

2024-08-24

特撮婚活で「好きなウルトラマン怪獣の話」になって、「ノーバ」って答えたら「ノーバは怪物じゃなくて円盤生物だよ」って言われた

美大出てWEBデザイナーをやってる増田だけど

この前、特撮婚活に行ってきた


お酒を飲みながら、「マタンゴ」や「ポワトリン」の話をした


途中で好きなウルトラマン怪獣の話を出して

ミイラ」や「ガルタン大王」とか答えてて

私はデザインSEX好きだったから「ノーバ」って答えた

するとその場にいた弱者男性が「ノーバは怪獣じゃなくて円盤生物だよ」と指摘した

むっちゃ白けた

しかった思い出がチリと化した


なんで弱者男性って空気を読まずに知識をひけらかすのが好きなの?

2024-08-08

anond:20240808114537

増田のやべーやつ こそが統合失調症病気なんじゃねーの?

散々言われてるだろうけど。

それらが同一人物日記だという説得材料も一切なしで やべー 呼ばわりとかい誹謗中傷して平気でいられるのはイカれてるとしか思えない。職業自称ミイラ取りさんじゃん。

特に最後の「逆逆逆ゥ」はレス元の「セルフケア能力の低い『男性性』を障がいだと認めてほしい」にコメントした日記だし、そりゃセルフケアに関する内容になるでしょ。

てかレス元を含めてない所に、やべー奴増田のやべーミソジニーが透けてる。

女に責められたくないけど反論は思いつかないかレッテル貼って揶揄するしかなかったんですよね。

メイク教育論やセルフケア云々はハテブでよく見ると思うけどな。フェミ思想として。

統計的男性セルフケア能力が低いって主張は聞いたことないけど。

(男女の脳には違いがないと証明されてるは笑った。じゃあセルフケア能力低くないじゃんw)

個人的には、概念としてのセルフケア増田? には批判的な立場を取りたい。

2024-08-05

【夏】 アンデッド一覧

ゾンビ

 腐敗した死体活動するもの。肉が残っていることが多い。人間以外のゾンビもいる。

 アンデッドの中でもっと映画化されており人気がある。放送コードなどの兼ね合いで服を着ていることも多い。

 死体活動を再開させる方法はいろいろある。「ゾンビに噛まれたらゾンビになる」というものが多く、その伝染性が恐怖を増幅する。

 ゾンビパウダーというもの実在するとされるが仮死状態にした肉体から意識を奪っただけのものもあり、そうして作られたものは腐敗はしておらずゾンビではないのかもしれない。

スケルトン

 人骨が活動するものゾンビとの違いは肉があるかどうかくらいしかない場合が多い。広い意味ではゾンビ一種なのではないだろうか。

骨女

 骨の形をした女性生前愛した男性を訪れて戯れる。ターゲットにされた男性は骨女を骨だと認識できないようで、

 美しい女性だと思って骸骨と毎晩のように絡み合う姿が他人に目撃されたりする。

キョンシー

 中国まれ活動する死体という点でゾンビと似ている。が、死体が新しいので「死後硬直」のせいで動きがピョンピョンしているのが特徴。

マミ

 ミイラ活動するもの。ただ乾燥した人体の場合と、包帯でぐるぐる巻きの場合がある。包帯を武器にして麻痺攻撃をしてくる。

 「ミイラ男」として表現されがちだが初期のマミーは女性が多くラブロマンス対象でもあったようで、ホラーでの登場が定番化した後も恋愛対象マミーがたまに現れるそう。

 ミイラといえば豪華な副葬品のイメージがあるが、倒した時の所持金額はそうでもないことが多い。それもそのはず、古代エジプトでは王族貴族に限らずあらゆる人や動物ミイラにされていたそうだ。

ワイト

 これといってイメージが定まっていないがアンデッドとされることが多い。

 語源をたどれば「人間」とか「あらゆる生物」など広い意味を持つ言葉だが、中世以降「超自然的なもの」という意味を持つようになったようだ。

 ゾンビのように、「ワイトに殺されたらワイトになる」とされることも多い。

レヴナント

 語源は「戻ってくる」とか「帰ってくる」といった意味を持つ。多くは蘇った死体や骨の姿。「アンデッド」の総称のように使われることもある。

 倒すためには「首を切り落とす」、「聖水をかける」など作法が定められていることもある。正しく行わなければ再び「戻ってくる」のだろうか。

ドラウグ

 ルーツ北欧のようだ。「顔色が悪く、無力で、頭の回転が遅く、足を引きずって歩く人」のようなもの語源らしいが、

 アンデッドとしてはむしろ超人的な力を持つ凶悪存在とされることが多い。死んだら本気出すタイプ

 レヴナントと同じくアンデッド総称のような意味を持つことも多かったが、墓守りや守護者のような役割を与えられていることが多い。

レイス

 ゾンビのような実態を持たない霊体だけの存在。肉体が別の場所にあることもある。スコットランド出身

フェッチ

 まだ生きている人間と瓜二つの霊体。

 その人間がもうすぐ死ぬ前兆とされるが、朝方に現れた場合はむしろ長生きする前兆とされたりする。

 霊的な存在ではあるが、アンデッドとしての正体があるのか、単なる自然現象なのかは不明

ファントム

 お化け幽霊といった存在のなかでも幻影や幻、錯覚のようなあいまいさと共に語られる。

 肉眼で見えなかったりする。

スペクター

 霊体としてのおばけといった意味を持つことが多い。

 幽霊や霊に惹かれる性的倒錯のことをスペクトロフィリアと言ったりする。

デュラハン

 首なしの騎士。首を抱えていたり首をどこかに落として探していたりする。

 本来アイルランド妖精で、厳密にはアンデットではないとされる。

バンシー

 これもアイルランドスコットランド妖精だが、人の死を予言して叫んで回るというイヤミ性格からアンデッド扱いされることが多い

 老婆の姿をした妖精であり、バンシーの垂れたおっぱいを吸えばバンシーの養子になり、望みが叶うという。

リッチ

 姿はゾンビスケルトンに似ている。空を飛んでいたりする。

 強力なアンデッドとされ、生前人格能力を維持しているなどチート気味なことが多い。

 優れた魔法使いが禁術でリッチになるなどの場合回想シーン込みで3話くらい使って語られたりする。

ヴァンパイア

 アンデッド会の貴族だったり王だったりする。

 ニンニクに弱かったり光が苦手、十字架が苦手など、どう考えても弱そうな設定モリモリであるが、基本的イケメンであり強いとされる。

ダンピール

 ヴァンパイア人間の子供。普段人間社会に溶け込んでいるがヴァンパイアを見分けることができ、

 その血は吸血鬼にとっては酸のようなもので噛まれ心配がないため、ヴァンパイアハンターを稼業にするものもいる。

 ヴァンパイアと違い血を飲まなければならないということはないが、飲めば寿命を延ばすことができる。

 体が柔らかい。柔らかすぎて真のダンピールは骨が無いなどといわれる。

グール

 アラビア出身人を食うというのが特徴。墓を漁って死体を食うもの、生きた人間を家に招き入れて襲うものがいる。

 女性の姿で男性旅人を騙して食うタイプもいる。女性場合はグラというらしい。

 最後に食った人間の姿になれるらしく、真の姿は男でも女でもない、野獣でも人間でもないなどとされる。

ノーライフキング

 日本まれ本来は「無機の王」という意味だが不死の王という意味が定着しておりアンデッドの仲間とされる。

アンシマイエン

 火の玉の正体と目される、子供死体から作られたアンデッド

アキイニ

 イヌイットに伝わる骸骨の幽霊音楽を好み年中踊り続ける陽気な幽霊だが、彼が踊る振動地震津波が起き大勢死ぬ

ドレカヴァ

 夜になると墓から出てきて、金切り声をあげて誰かの死を予言する。人間の姿といわれたり鳥や猫、犬の姿といわれたり、

 光る眼をもつ一本足の人間だったり、まだら模様の細長い紡錘形の体と不釣り合いに大きな頭を持つ生き物の姿だったりする。

 むしろ幻覚を見せる霊体なのではないかという気もする。

ディルガスト

 隣人の土地との境界に置かれた石を動かして所有地を広げるズルをしたもののなれ果て。境界石をもとに戻すまで魂の安寧は得られないが、

 石に触れようとするとつるっと滑ってしま永遠に元の位置に戻せず悲痛な叫び声を上げ続けた。

フェクスト

 弾丸に強いことが特徴だがガラス製の弾丸にはなぜか弱い。

がしゃどくろ

 戦場飢餓など、大量死が発生した場所に発生する。その正体は死んだ者たちの怒りの総体とも。

 破壊を尽くして怒りが収まれ消滅するようだ。

ジェンガンガー

 北欧出身。「再び歩き出すもの」というような意味。殺されたもの自殺したものなど、未練があるものがなりやすいようだ。

 葬儀の際に棺を持ち上げて教会の周りを3周するというのがジェンガンガー化の予防策とされた。

ルガット

 アルバニア出身日光が当たらない場所を好み、空を飛ぶこともできる。死者の皮を被り、長い爪をもち、凶悪な顔をしている。

 闇に隠れて子供を攫ったりする。基本的に不死身だが墓の中で焼き殺すことはできるようだ。

ククド

 守銭奴の亡霊とも、ペストを運ぶ亡霊ともされる。ルガットを焼き殺す際に焼きが甘いとククドになるとも。

ランスヤール

 妊娠中・出産中に死んだ女性幽霊。生まれたばかりの赤ちゃんを好んで食べるが、とくに男児の血が好きなようだ。

 死体の口にガラスビーズを入れ、脇の下に鶏卵を入れ、手のひらに針を入れることで、死んだ女性ランスヤールとして戻ってくるのを防ぐことができる。

ナッハツラー

 最近死んだ人が墓から出てきて、生きている知り合いなどを死に引き込もうとする。ドイツ出身アンデッド

 埋葬の時に故人の衣服名前が書かれている場合にはナッハツラーになりやすい、死体の目や口が開いているとなりやすい、死体の唇が赤いとなりやすい、

 死体が柔らかいとなりやすい、死体の手が反対側の手の親指を握っているとなりやすいなどとされ、なりやすすぎるアンデッド

 

2024-07-08

anond:20240708170122

世の中の様々な偏見と戦う内に、それらの「〇〇は✕✕でなければならない」という窮屈な構造内面化してしまったように見える。

自然でなくては」とか。

ミイラ取りがミイラパターン

べつに、自分ことなそもそも客観的正解なんかないし思い込みで突き進んで試行錯誤すりゃいいけど

他人アドバイスするときはもうちょっと意識的自己相対化して醒めた頭ですべきだろう

2024-07-04

メダカの針子全滅したけど、オレのせいだろ

暑さをなめてた

日光を当てないと育たないっつーから

針子のみ入れたボックスを外に置いてたら落ちる落ちる



んでまた色々調べたんだが

とりあえず青水作って、家の中で育てるよ

日光当てるメリットより、日光の熱でミイラになるデメリットのほうがでけーのな

2024-06-05

大企業の怖いところ

自動車メーカー各社の不正最近話題になってるけど、

大企業の怖いところって、こういうときにその大企業に勤める人(派遣含む)やお客さんが多すぎて、

謎にその大企業不正かばう人も多いところなんだよな。

寄らば大樹の陰を否定はしないけどさ、

その樹の虫食いや亀裂や腐敗をなかったことにしようとする勢力がいて、

そういうのは良くないと思うんだよな。

どうにかならないものだろうか?

日本人って長いものに巻かれすぎてミイラになってるのか?

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