🐉「もう鯉なんてしないなんてェ~♪」
思うんだが、「小説家志望」と「小説を書きたい」はかなり違うものだよね。
二次創作やなろう的な小説ではないこともあったと思うが、今の時代にネットに投稿もせず、
ただただひたすら書くことに没頭してそれで満足だと言った。
うちは母が絵を描く趣味が多い家系の出で、創作欲が遺伝したんだろうと思う。
ただ、その「何かを作りたい」の形が妹は文字だっただけで。
増田は「小説を書きたい、何かを吐き出さずにはいられない」のか、
前者なら趣味として書き続ければいいだろうし、
あいたくないもんね
ネットに出てきたり消えたりする作者なんてよくある話だしコミュニケーション能力が高くて気持ちがいい作者がいいならそういう人を探したほうが精神衛生上いいぞ
親の職場に新しい人が入ってきた。
50代の方なのだが、ちょっと様子がおかしいらしい。出立ちは短いスカートに頭にピンクのリボンをつけほぼすっぴん。甲高い声で喋り方も若干空回りしている感じ。
親は笑いながら髪型も奇抜でおそらくカツラなのではないかと同僚と噂しあったと話していた。病気とかいろんな理由があるかもしれないからほんとは笑っちゃいけないんだけどね、と付け足しながら。
そう、よくある職場にちょっと変な人が入ってきたという下世話な笑い話なのだ。
ただわたしは笑えなかった。実は親に言っていないがわたしはLGBTなのだ。付き合っている人もいる。昔の自分ならゲラゲラ一緒に笑っていたと思う。今は無理に笑顔を作り親の話に頷きながら次第に顔が引き攣っていくのが分かった。「変な人」=普通じゃないことで笑われているその人と自分が重なったのかもしれない。あまり笑わない私を見て反応が悪いと思ったのか親は消化不良のような顔をして去っていった。
良い人振りたい訳ではない。己のダブルスタンダードは理解している。自分だって同僚と職場の人の噂話で盛り上がる時もある。その人が職場に入ってきたら嬉々として噂しあっただろう。
でもなんだろう。親が笑っている姿を見てて何か辛くなった。