合掌。「米作家サリンジャー氏、91歳で死去」(1/29ウォールストリート・ジャーナル日本版)。
↑これを初めて読んだとき(高1の夏?)は、やはり新鮮な驚きでしたねえ。「若いときに読んでおきたい本」みたいな言い方がありますが、ぼくにとっては、これはまさにそういう本でした。よかった、あのころに出会っていて。
ちなみに、その時読んだのは、このuブックス版じゃなくて、古本屋さんで見つけたハードカバーでした。あの文章が英語でどうなっているのか知りたくて、ペーパーバックに挑戦したのもなつかしい思い出です。もしかしたら、人生で初めて読み通したペーパーバックだったかも(上のとは違う版)。
↑その後読み返した回数、それに自分の読書生活への影響で言うと、こっちのほうかな。柴田さんの訳も読んでみたいけど、でも、この新潮文庫版には、青臭い思い出がそれなりに詰まっていて、これはこれでやはり手元に置いておきたい1冊なのです。
今日も昨日に引き続き、書店回り。午前中は、立川のオリオン書房ルミネ店、ノルテ店へ。その後、いったん会社に戻ってから、再び外出、午後は、池袋のリブロ池袋本店とジュンク堂書店池袋本店へ。
↑移動の車中で読んでいた道中本たち。荷物が重いので、できるだけ薄い文庫にしてみました。
2日で何軒回ったかなあ。仕事の用事も順調、知り合いの書店員さんたちにもたくさん会えて充実の2日間だったのはいいんですが、重い鞄抱えての移動の連続だったので、足がぱんぱん、もうふらふらです(泣)。
さて。ぜんぜん本にも書店にも関係ない話ですが、武蔵野三鷹エリアの住人にはショックな、大変にショックなニュースです。「三鷹の名物ラーメン店「江ぐち」閉店へ」(1/27朝日新聞)。
同記事の冒頭を引かせてもらいます。《JR三鷹駅近くで半世紀以上営業してきたラーメン店「中華そば江ぐち」が31日で閉店する。》……何度読んでも信じられない……続けます。《地元出身の漫画家、久住昌之さん(51)が「小説中華そば『江ぐち』」という名のエッセーを書いたことでも知られる名物店だが、昨年末に店主が急死。惜しまれながらのれんを下ろすことになった。》ああ、なんてこと……。
↑これがその本。
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今日は半日出ずっぱり、先ほどの記事に書いた通り、ずっと新刊書店回りだったんですが(ちゃんと仕事してたんですよ)、その合間に日暮里の古本屋さん、古書ほうろうへ行ってきましたよ。

知り合いのHさんの息子さんSくんが、職業体験っていうんでしょうか、そういうので、同店に古本屋さん修行に出ているというのです。中学生で、古本屋さん体験なんて、うらやましすぎるっ! これはのぞきにいかねば、ということで日暮里まで行ってきましたよ。
古書ほうろう、お店を訪ねるのは久しぶりだったんですが、ほんと、いいお店ですね。中央線沿線にあったら、通いたいようなお店です。今日は、Sくんの仕事ぶりをのぞいてくるのがメインだったんのに、棚を見てたら、やっぱり気になってしまって、短時間で端から端までチェック、結局、買い物までしてしまった。なにやってんだ……。
で、中学生男子の職業体験ですが、ちらちら観察していると、レジで、セットものの商品にビニールをかけたりしています。おお、なかなか悪くない手つきだ。さらに、買い取りや値付けのことについて、店主の方から、レクチャーを受けています。店主の方も、中学生相手でも手抜きなしで、きちんと説明していて、なんだか端で聞いていて、うれしくなってしまいましたよ。Sくん、ほんと、いい経験できたね。
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