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2024-11-30

兵庫の件について

例の兵庫の件、告発者に対して異常なまでのバッシングが発生しているが、たぶんこれは、もうどうにもならないと思う。

法律ことなど、もはや誰も気にしていない。

合法だろうが違法だろうが、「叩いていい人間」を完膚なきまでに叩き潰せればたぶんOKで、他のことはどうでもいいのではないか


情報の真偽は不明だが、告発者を叩くストーリーを見ていると、

マスコミに対するバッシング

特権的地位に対するバッシング

労働者階級に対するバッシング

不倫に対するバッシング

と、「日本で人を叩いていい条件」というのがこれでもかというくらい詰めこまれている。

「かわいそうランキング」ではないが、「叩いていいランキング」なら恐らく斎藤氏を圧倒する。



マスメディア百条委員会市長軍団などの典型的な"既得権益に"不自然に"擁護され、


公務員という特権的地位にありながら公用PC私的情報を入れるなどロクな仕事もせず、


有能な権力者の足を引っ張ろうと怪文書を流すことで時間無駄に浪費させ邪魔ばかりをして、


人には潔白ばかりを求めているというのに自分下半身は真っ黒ではないか


と、

こんな感じで筋書きを書いてしまえば、スタンダード日本人、とりわけ、公務員に対する憎悪でもって維新を台頭させた関西人であれば、もう止まるはずもない。

これに⑤外国人に対するバッシングでも付け加えればもう無敵なので、例えば「彼は在日だった!」などデマを流してしまえば、さらに流れは加速させられそう。

繰り返すが、この筋書きが本当か嘘かなんてことは、盛り上がっている人たちには恐らくもう「どうでもいい」。

本件の筋を書き、それを焚き付けている人間は、今は笑いが止まらないはず。


本件に抗いたい人間が取るべきアクションはただ一つで、全て無視すること。

まり相手感情的に付き合わず淡々百条委員会なり、検察なり、理屈でやっていく方の動きを追っていくということで良いのではないだろうか。


ぶっちゃけ、本件に関わらず、こうしたテーマが揃ってしまうと日本人はなんであれ叩きたがるし、そうでなければ恐らく何もしない。

選挙の結果もそうで、「SNSのせいでこうなった」という言説に対しては少し眉唾でいた方がいいと思う。問題があるとしたら、もっともっと根っこの部分にある。

一つ言えるとしたら、デマを流した人間たちを叩く前に「不信任に賛成したのに選挙では斎藤氏支持」という謎の動きをしている政治家諸氏を叩いた方がよい。


何か落とし所があるとしたら、ひとまず今動いている諸機関対応次第かと思う。

選挙とは違って、そっちは民意で崩せる仕組みは無い。

東京ミッドタウン八重洲ってすごい立派な建物内装の割にバスターミナルがあるせいか客層がすごい庶民的だな

というか東京駅周辺は大した資産もない労働者階級中流以下でも立派な建物不審者扱いされず入って見たり食べたりできるからいいな

ターミナル駅みたいな不特定多数が集まるところでマスを狙うと収入中央値層がターゲットで落ち着いていくんだろう

anond:20241130080223

単純に社会的強者男性に憧れるなら、キモくて金のないおっさん服装より上流階級強者男性服装をすべきだと思うんだけど、そこで労働者階級服装を選ぶっていうのは共産主義的な香りがするねー。

まりそれは資本主義に対するアンチテーゼでもあるわけかな?

資本主義は、人は階級や生まれに囚われずに自由仕事を選び稼いで生きるべきだというリベラリズムを苗床にして育まれ思想で、それは人々の暮らしを豊かにしたけど、人々の格差の拡大をも招いた。

そして男女の間の賃金格差も確かに資本主義構造によって格差が開いたものひとつだと言えるかもしれない。

より稼げる者は裕福になり、稼げない人間はより貧しくなる。

そこでは人は資本のある者の言うことに従い食い扶持を稼がねばならない。

それはつまり、その人がどういう生き方をするのかっていう選択の自由を奪われるっていうことだよね。

からマルクス主義フェミニストである上野千鶴子さんはみんなが等しく貧しくなればいいって言ったのかな。

でも彼女自身は裕福な家庭の出身で、彼女がそういう思想を手に入れられたのはそれなりの教育を与えられる立場にいたからっていう皮肉

マルクス貴族だったんだよねあの人。そこまで裕福でもなかったみたいだけど。

階級の逆転は解決にはならない。

じゃあどうするのか?

多分、ドラッカーはその答えを見出してたよ。

随分前に書かれた本だけど、今読んでもすごくいい本だと思う。

https://amzn.to/3B52p8a

本人がどうすべきとかそういう自己啓発的な話じゃあなくて、マネジメントでもって労働者を守るのは資産階級の役目でしょ、資本主義はそこでシフトチェンジしてるんだよっていうお話

2024-11-19

三匹の政治

ある国に、三匹の豚が住んでいた。その豚たちは、ただの豚ではなく、政治家だった。名前はそれぞれ、トント、ブタオ、ポポロ。彼らは選挙のたびに国民の前に現れ、立派なスローガン約束を掲げては、票を集める名人だった。

トントは「経済発展第一に!」と叫び、金の匂いがする政策ばかりを打ち出していた。彼の夢は、大企業が儲かる世界を作ることだった。選挙戦ではいつも、豪華なスーツと巧妙な演説で注目を集めた。

ブタオは「平等社会を作る!」と主張していた。彼は、すべての国民に同じチャンスを与えることを約束し、社会福祉や教育の充実を訴えていた。彼の演説情熱的で、貧困層労働者階級に人気があった。

ポポロは「環境を守る!」と掲げ、再生可能エネルギー自然保護を最優先にした政策を打ち出していた。彼の言葉には未来ビジョンがあり、特に若者たちの支持を集めていた。

選挙戦は激しさを増し、三匹の豚は国民の期待を一手に背負っていた。しかし、誰もが気づいていたことが一つあった。それは、どの豚も自分政策を実現するためには、国の予算をどう使うかという問題に直面していたことだ。豚たちは、必要資金をどこから引っ張ってくるのか、そこの詳細には一切触れようとしなかった。

選挙日、三匹は集まった国民の前で演説をした。

トントは「経済を最優先し、企業支援すれば、税収が増え、国民全体が豊かになる!」と言った。

ブタオは「平等社会を作るためには、まず富の再分配必要だ。そして、そのためには富裕層から税金をしっかり取る!」と語った。

ポポロは「環境を守り、未来を考える社会にするために、今すぐにでも脱炭素化を進め、持続可能エネルギーを確保しよう!」と訴えた。

そして、投票が終わり、結果が発表された。驚くべきことに、三匹の豚は全員が当選した。

国民は喜んでいたが、三匹の豚たちの顔には満足の表情はなかった。彼らはそれぞれの立場で、自分公約を守るためにどうするかを悩んでいた。

トントは経済成長を実現したいが、環境保護や社会福祉にお金を回す余裕はない。ブタオは平等を掲げながらも、大企業への課税強化が経済に悪影響を与えるかもしれないと心配していた。ポポロ環境問題に取り組みたいが、そのためには国の資源を大規模に動かさなければならず、他の政策犠牲になりかねないと感じていた。

結局、三匹の豚は、それぞれが掲げた理想政策を実現することができなかった。彼らの約束は次々と後回しにされ、時にはお互いの政策否定し合うことになった。結局、国民の期待は裏切られ、豚たちは何も成し遂げることなく、次の選挙を迎えることになった。

そして、国民は次の選挙に向けてまた新たな豚を選び、豚たちは再び国民の期待を背負って選挙戦に臨むのだった。

だが、誰もが気づいていた。三匹の豚がどんなに立派なスローガンを掲げても、最終的にその政策が実現することはなかった。そして、その事実こそが、政治世界の常であり、国民が学ばなければならない唯一の教訓であった。

2024-11-16

anond:20241116201324

ほんと、週末のスーパーって高くて頭にくるよね。確かに最近物価の上昇は厳しくて、なんだか家計が圧迫される。だが、ちょっと歴史を振り返ると、この「高い」という感覚は、決して新しいものではないんだよ。

例えば、19世紀産業革命後、都市化が進み、労働者階級はその生活がどんどん厳しくなっていった。その時代経済学者アダム・スミスは「見えざる手」という言葉市場経済メカニズム説明したけど、結果として富の集中が進んで、一般の人々の生活はどんどん困窮していったんだ。それと似たようなことが今、私たちの目の前でも起きてるんだよ。

現代スーパー価格設定も、ある意味パワーカップル」や高所得者向けにシフトしていると感じる人が多いだろう。まさに、資本主義の縮図だよね。お金を持ってる人がもっとお金を得るシステム。確かに、この現実に心が痛むのも無理はない。でも、これはひとつ社会構造の一部に過ぎないんだ。

から金持ちますます金持ちになり、貧乏人はますます貧乏になる」というフレーズがあるけれど、これは皮肉なほどに現実を映している。かつて、フランス革命を起こしたロベスピエールも、貧困層絶望を前にしてどうしようもない気持ちになっていただろうね。革命を経ても、結局、社会は完全には変わらない。新しい秩序のもとでまた別の不平等が生まれしまう。哀愁を感じずにはいられない。

から、君のその不満も当然だし、理解できる。でも、悲観してばかりもいられない。歴史を見ても、最も困難な時期を乗り越えたのは、少しずつでも諦めずに戦い続けた人々なんだ。家計の厳しさを嘆くよりも、どんな方法ででも少しでも生活を楽にする道を模索していくほうが、今の時代には求められてるんじゃないかな。

今の苦しみが、将来の自分に何かを教えてくれるはずだし、諦めずに進むことが、大きな意味を持つかもしれないよ。

2024-11-15

トランプの人事、リベラルに見放された労働者階級白人達を助けてくれそう?

2024-11-13

anond:20241113122852

資本主義資本家資本を独占しているので労働者階級搾取されてみんな貧乏なっちまう悲惨格差社会だ、が左派の一番根っこになってる理屈だったからな

ところが資本主義国家が成長してみんなそこそこ裕福になった、そして社会主義国は一部の権力者に富が集中する悲惨格差社会だった

共産主義社会ってクソじゃんってことがバレた

この方面で戦うと勝ち目がないので

左派はLGBTQとか環境問題とか戦争反対とか差別問題とかそういう枝葉の問題を持ち出してお茶を濁しているうちに

だんだん自分らが何やってるのか目的も忘れてただ反対するだけのゾンビになり今に至るまる

2024-11-11

社会正義コスプレは、労働者階級を押しのける新たなエリート手段

https://www.theguardian.com/commentisfree/2024/nov/10/cosplaying-social-justice-is-the-new-elitist-way-of-elbowing-out-the-working-class

2016年にムサ・アル・ガルビがニューヨークに初めて来たとき、彼が最も気づいたのは「人種化されたカースト制度」の存在でした。その制度のもとでは、「使い捨て召使い」が「あなたの家を掃除し、あなたの子供の世話をし、あなたの犬を散歩させ、調理済みの食事配達する」のです。

この「使い捨て召使い」は、その仕事に対して「わずかな報酬しか得られず」、ほとんどが黒人ヒスパニック構成されており、サービスを受ける側はほぼ白人ばかりでした。しかし、誰もこのことに言及せず、「これが普通社会のあり方だ」と考えられていました。

アル・ガルビが描写しているのは、超富裕層の集まるアッパーイーストサイドや、億万長者たちのたまりであるスカーズデールではありません。彼が在籍していたのはコロンビア大学であり、「人種カースト制度」で利益を得ていたのは同級生たちでした。その多くは社会正義について声高に語っていましたが、自分たち生活を支えている社会階層の底辺の人々のニーズにはほとんど無関心でした。

4年後、同じ学生たちの多くがBlack Lives Matterの抗議に参加しました。アル・ガルビは、彼らがニューヨークアッパーウェスト・サイドのブロードウェイで、同じ場所を共有している「靴も持っていないホームレス黒人男性たち」に気づかないままデモをしているのを見ました。抗議者たちは「Black Lives Matter」と主張しながら、ホームレスの人々が使っていたベンチを占拠していて、どうやら目の前の「黒人男性たち」には関心がないようでした。

このように、社会正義を求めて活動するリベラル学生たちの信念と、周囲にある現実不正義への無関心を示す行動との間にある絶え間ない不一致により、アル・ガルビはその矛盾理解するために本を書くことを決意しました。『We Have Never Been Woke』はアメリカ出版されたばかりで、間もなくイギリスでも出版される予定です。アメリカ選挙の背景を理解するための有用な出発点の一つとして、この本が挙げられます。なぜなら、選挙物語は、アル・ガルビが感じた不一致に気づく人々と、それに気づかないか、気づこうとしない人々の分裂という観点からも見ることができるからです。

コロンビア大学活動家たちが周囲の目に見える不正義を無視している中で、なぜ彼らは社会正義言葉採用したのでしょうか?言い換えれば、現実不正義や不平等無視される世界で、その言葉はどのような役割果たしているのでしょうか?これらは、学生時代のアル・ガルビが悩んだ疑問であり、その本の核心をなしています

彼の答えは、社会正義言葉、すなわち「ウォークネス」は、実際には社会正義目的としたものではなく、むしろ特権階段上り続けたいが、自分たちエリートであるとは見られたくないエリート層を結びつけるイデオロギー的な接着剤役割果たしているというものです。

ウォーク」という言葉自体は、あまり有用言葉ではなく、分析よりも軽蔑意味で使われることが多いものです。アル・ガルビはこの点を認識しており、侮辱として使われることを避け、定義することさえ拒んでいます。彼にとって重要なのは、この概念が実際に支持者や批判者によってどのように利用されるかです。

アル・ガルビは、「象徴資本家」の闘争こそがウォークネス理解する鍵だと主張しています。「象徴資本家」とは、シンボルレトリックイメージナラティブデータ分析アイデア抽象概念を扱う専門家、つまり作家学者芸術家弁護士美術館キュレーター技術専門家を指します。この社会階層は、エリートの中で自身地位を固め、すでにそこにいる他者を押しのけるために、社会正義言葉を利用して地位と「文化資本」を蓄積しようとしています。彼らの闘争は、貧しい人々や弱者のためにエリートと戦っているように見せかけながら、実際にはエリートの内部での闘争なのです。

これは単なる皮肉偽善ではないとアル・ガルビは主張しています象徴資本家たちは、自分たち社会役割についての神話を構築し、それによって不平等不正義を助長しながらも、公正や平等を信じていると本気で思い込んでいます。この神話は多くの社会機関権力者によって受け入れられています。その結果、社会正義言葉は「不平等正当化し、覆い隠す」ことに役立ち、エリート層がそのエリートとしての地位を強化し続けるのを可能にし、それはしばしば本当に脆弱で、疎外され、貧困に苦しむ人々の犠牲の上に成り立っているのです。

この議論の多くの側面は、例えば文化理論家のキャサリン・リウや哲学者オルフェミ・タイウォによって以前から表現されてきました。リウは、プロフェッショナルマネジャー階級が自らの自尊心を高めるため、そして「普通労働者階級の人々に対する揺るぎない優越感」を正当化するために、「美徳を貯め込んでいる」と主張しています。また、タイウォは『Elite Capture』の中で、異なる視点からではありますが、エリートが急進的な政治自分たち目的のために取り込んでいると述べています

これらの作品現代政治不条理理解するのに重要です。例えば、アメリカ民主党(および多くのヨーロッパ社会民主主義政党)が次第に富裕層高学歴者のクラブと化している理由、そして多くの労働者階級有権者がそれらを見限るようになった理由説明しています。また、象徴的な表現言葉の取り締まりには熱中しつつ、現実物質的な不平等には関心を持たない私たち文化の執着も浮き彫りにしています

しかし、これらの議論には、注意しなければならない落とし穴存在します。社会正義活動家が物質改善のための闘争放棄し、文化エンパワーメントを目指すようになったのと同様に、多くの批評家もまた、新たな「文化エリート」を主要な問題とみなし、私たち社会における真の物質的な権力の根源を無視するようになっているのです。

今日社会活動の質が低下した背景には、歴史的な変化があることを見失う危険もあります。アル・ガルビは、現代の「ウォーク政治の盛り上がりは、一連の「覚醒」の最新の段階に過ぎないと主張しています。これらの「覚醒」は、1930年代学生たちが共産党や他の急進的組織を支持したことからまりました。

しかし、それでは変化の現実を見逃してしまます。例えばアメリカ共産党は、1930年代アメリカにおいて、彼らは反人種差別運動労働者権利擁護重要役割を果たし、他の急進派、社会主義者、労働組合員、黒人活動家と共に、戦後公民権運動の基盤を築く助けとなりました。

特にジム・クロウ法が支配する南部アメリカでは、彼らはシェアロッパーや製粉工場労働者ホームレス失業者組織化を支援しました。これらの活動家たちは、ブロードウェイで抗議していた人々のようにコスプレをしていたわけではありませんでした。彼らは自警団によるテロ警察暴力に直面し、命を落とした者もいれば、多くが投獄されました。しかし、彼らは人種を超えた階級連帯可能性を示したのです。

こうした連帯運動崩壊したことが、社会正義運動の質の低下と労働者階級利益放棄を招いたのです。そのことを理解することは、「象徴資本家」の役割理解するのと同じくらい重要であり、変革のための運動を再構築するためには不可欠です。

民主党の敗因はトランスカルト

https://news.yahoo.co.jp/articles/983f33beb091aac4d64afddc4f7f31e94ff63cfd

ウィスコンシン州リポン大のヘンリク・シャツィンガー教授政治学)は、「労働者階級の関心が分からなかったこと」が最大の敗因だと分析する。多くの国民インフレに悩まされる中、民主党は出生時の性別性自認が異なるトランスジェンダー権利など文化的政策比重を置き、「常識を欠いた」と指摘。結果的に、農村部や非大卒有権者らに背を向けられたと解説した。

2024-11-10

トランプ再選の分析がどれも信頼出来ない。

多くのアナリスト政治評論家は、ハリス陣営労働者階級に冷淡で、経済政策不明確であったため、消極的不支持トランプ大勝の要因となったとする。しかし、このような分析には疑問が残る。

実際、トランプ氏は労働者階級のみならず、あらゆる人種階級世代から幅広い支持を獲得しており、支持基盤は単なる経済政策に限られない。関税の導入や移民排除インフレを引き起こす可能性が高いとされる中での支持には、米国民の合理的判断力と知性が反映されていると見るべきであるトランプ再選は、米国民が理性的かつ知性的トランプ氏を積極的に支持した結果であり、一時的経済的期待のみに根差しているわけではない。

トランプ支持の核心は、「Make America Great Again」(MAGA)に代表されるアメリカ再建への信念にあると考えられる。特に、分断されたアメリカを再び統一し、トランプ主義を信望する者とその子からなる単一民族「トランピアン」が形成され、アメリカ国民国家として再建国されるというビジョン支持層に共有されている。

したがって、仮にトランプ政権下でインフレが加速したとしても、それは単なる経済的失策とは見なされない。分断された社会でのインフレ国民失望を招く一方、単一アイデンティティを共有する民族集団「トランピアン」にとっては、共に負うべき苦痛と捉えられ、さらなる団結へと繋がる可能性が高い。むしろ経済的困難に対する耐久力が強まる中で、支持が一層強化されると予測できる。

さらに、トランプ高齢問題とならない。既に「トランピアン」という民族集団が結束しており、トランプは一個人の枠を超えた信仰理念象徴であり、日本神話における伊弉諾尊のような建国神話の神としての地位を有する。仮にトランプが死亡したとしても、トランプ主義が失われることはなく、信念と価値観継承され続ける。

結論

トランプ再選は、アメリカの再定義と2億人を超える民族集団「トランピアン」の創生を示唆する。したがって、従来の経済分析に基づいた政権予測トランプ再選の本質を捉えるには不十分である。今後のアメリカの動向を見極めるには、トランプが示した新たなアイデンティティ形成の動きを注視する必要がある。

anond:20241108105731

お前らキラキラ生活富裕層別に困らないだろうけど労働者階級死活問題なんだよ。

  って、よくわかってるじゃん。貧乏人の生活なんか知ったこっちゃないよ。 

だけどさ、トランプ政権になったら貧乏人の生活は良くなるんか? インフレおさまるんか?

2024-11-09

コーデュロイ戦争の年表

背景

19世紀半ば、ヨーロッパで突然のコーデュロイパンツの大流行が発生。

丈夫で温かいコーデュロイ生地寒冷地で愛され、その需要が急増した。

しかし、供給が追い付かず、コーデュロイパンツ一種の「ステータスシンボル」として扱われ、都市農村さらに国同士で奪い合いが起こる。

1850年

フランスコーデュロイパンツ貴族階級の間で流行し始める。ヨーロッパ各国の上流階級でも次々と流行し、庶民にも広まるが、供給が追いつかず高価になる。

1851年

パリコーデュロイパンツを巡る最初の「小競り合い」が発生。市民パンツを持っている者から無理やり奪う事件が増加し、治安維持問題に。

1852年

イギリスコーデュロイパンツが輸入され始めるも、供給不足で価格が急騰。パンツを求めて暴動が発生し、政府一時的に輸入を規制

1853年

フランスイギリスで、コーデュロイパンツを守るための「コーデュロイ護衛隊」が結成される。また、各地でコーデュロイ製品密輸する「コーデュロイ闇市場」が発展し、需要さら高まる

1854年

パリロンドンで大規模な「コーデュロイ奪取戦争」が勃発。市民路上パンツを奪い合う騒動が相次ぎ、都市警察が緊急対応を強いられる。

1855年

コーデュロイの人気が頂点に達し、ついにフランス政府が「コーデュロイ保護法」を制定。パンツ個人所有ではなく、国が管理する「共有物」として扱う法案が可決される。

1856年

英国でも「コーデュロイ配給制」が導入され、労働者階級にも少量ずつ行き渡るようになる。これによりパンツ需要供給が安定し、奪い合いが徐々に沈静化。

1857年

コーデュロイ供給体制が整い、他のヨーロッパ諸国追随して流通量を増加させたことで、パンツを巡る暴動が完全に終息。コーデュロイ戦争と呼ばれる一連の事件歴史に名を残す。

2024-11-08

anond:20241107153932

お前がキラキラした生活送ってるってのは多分マジなんだろうな、だって考え方が今「トランプ投票したお前ら自滅だぞ!」って喚いてるアホのブルジョワ連中と同じだもん。

トランプ発言関税とか移民追放が際立ってるけど本命ウクライナ戦争の早期終結だし、投票した奴も大半がそれを期待してると思う。

そもそもインフレ最大の原因はロシアウクライナ戦争なわけで、最大手原油産出国の一つと国交断絶しながらいつ終わるかも分からない戦争民主党政権は巨額の支援金国民血税から絞り出してるんだわ。

バイデンハリスもその現状を変えるつもりは無い。ただ「ウクライナ被害者からこれは正義の戦いだ!支援する!」で思考停止して、原油高騰や支援金にかかる税金の割を食う国民の事は何も考えてない。

けどトランプは「ウクライナ要求を呑ませてでも戦争を終わらせる」ってずっと言い続けてる、反トランプはこれを「プ政権寄りだ」って攻撃材料にしてるけど、実際問題ウクライナいつまでもロシアとの停戦考えずに戦争続けてるのはアメリカどころか世界中国民迷惑だと思ってる。

もしウクライナがいくつか領土奪われてでもトランプに脅し掛けられてロシア停戦してみ?国交まで回復出来たら大量の小麦石油世界中に戻ってきて物価高騰問題あっという間に解決する。

からトランプ支持してる労働者階級も多いんだよ。ウクライナ戦争に金だけ渡して放置してる現状のままじゃ小手先経済政策だけじゃハリス大統領になってたとしてもインフレ再燃するぞ。

最初の頃は侵攻してきたロシアが完全に悪いし、それをウクライナ軍がある程度ボコボコにしてロシアの脅威を削ぐのはアリだったと思う。

けどゼレンスキーはいつまで経っても戦争終結に向けたビジョン提示しねぇし、戦争を1年2年どころか金の流れが止まらなければ10年だろうが続けるつもりでいる。

まぁ当然だわな、汚職まみれで崩壊寸前だった自分政権ロシア侵攻で救われたんだし、祖国を守ってる英雄扱いが続くこんな気持ちのいい環境そう簡単に終わらせたくないだろう。

けどその状況について各国どこも文句を言えない、ヘタに「ロシアと譲歩してさっさと戦争終わらせろ」なんて言おうものなら親露親中グルだと思われる。

割を食わされるのは物価高騰に苦しむ国民って構図、お前らキラキラ生活富裕層別に困らないだろうけど労働者階級死活問題なんだよ。

2024-11-07

anond:20241107170727

大統領選報道番組女性コメンテーターは「国内に大きな隔たりがある」とした上で、「労働者階級で非大学進学の人たちが共和党支持に傾いている」と学歴差別とも受け取れる発言をした。

弱者男性だが、海の向こうのリベラル日本リベラルと変わらねえなあ

それとは別に政治話題とか記事ほんこん名前見ると、ばっちぃなって思っちゃうから見たくねえなあ

2024-10-30

フォルクスワーゲンで考える社会保障の持続性

フォルクスワーゲン国内工場3個所の検討を始めた。

VW国内で大規模人員削減し3工場閉鎖へ 労組幹部表明 - ロイター

https://jp.reuters.com/business/autos/CSNYEOUHQBMNJLFKBR7UTLJQNY-2024-10-28/

はてな界隈でもこれはかなりのインパクトがあったようで、まさか一度に3箇所のドイツ国工場の閉鎖を検討しているとは誰も予想ができていなかったと言わざるを得ない。

VW辛酸は無茶な自然環境保全計画政策欧州連合圏で採択されたことによって、それら政策の法的な制限下で企業運営しなければならなくなったVWが、中国の競合する電気自動車伸長と価格競争で苦境に立たされ、一気に採算性を落とし販売台数が振るわなくなった結果、それらEUおよびドイツ政府政策責任VW経営者被雇用者が取らなければならない事態に陥ってしまった。

ドイツでのVWと似たような存在感を放つトヨタを擁する日本労働者階級として気になるのは、ドイツ社会保障費に関する持続性問題がどうなってしまうのか?ということだ。

調べてみると、当然のようにドイツ日本と似たような社会保障制度を持っている、というか日本ドイツ社会制度を大いに参考としており、老齢年金や遺族年金障害者年金などの制度があり、社会保険扶養者が社会保険料を支払っていれば被扶養者も加入判定となり、更には社会保険料の負担額も所得に応じた調整がある(ソース:ドイツ連邦年金保険組合)。

政府が誤った政策を取ると完全に明日は我が身と戦々恐々とするが、他山の石として社会保障費に関する持続性問題国内自動車産業がどのように影響するのか?を検討してみたいと思う。

物凄くシンプルな話だが、ロイター報道しているようにVWの3工場で数万人規模の解雇VW本体として起きると、そこには当然ながら自動車の大幅な減産が発生するので、自動車部品や周辺サービス供給する関連企業へ大幅な減産は波及し、これら関連企業雇用も危ぶまれ・・・というか危ぶまれると言う表現ですら日和見すぎであり、解雇は必至だ。絶対にクビ切りをやる。

機序を改めて説明するまでもないとは思うが確認のため説明すると、ドイツ国内での解雇自動車業界と、例えば工場周辺にある飲食業労働者作業着供給する服飾業、小売業広告業ゲーム娯楽産業などなど様々な業界へも影響するため、ドイツ国内での解雇は数十万人、下手すると百万人規模に膨れ上がるのは想像に難しくない。

ここから何が起こるかと言えば、税収や給料から控除されていた社会保険料や年金の大幅減少であり、即ち社会保障費に関する持続性問題加速度的に現実味を帯びてくる。しか引退後まで逃げ切れると思っていた世代にすらその現実は重くのしかかる。

これを改めて確認すると「本当にヤバい・・・」と生唾を飲む思いだ。

逆を考えてみよう。これまで豊かと見られていた超大手企業VWと関連周辺企業地域の様々な業態産業、それら従業員はなぜ豊かさを手に入れられていたのか?

それはVW外貨を獲得し続けていたからだ。企業の売上、従業員給料、収められる税金社会保険料、そして年金の原資はVWが稼ぎ出した外貨だった。

EUドイツ政府の誤った政策によりVW外貨獲得は阻害されてしまい、3工場閉鎖をVW経営者ではなく労働組合検討し始めるという自体にまで陥っているわけだ。

うつまりトヨタを擁する日本外貨獲得を阻害する誤った政策政府により実行されてしまうと給料雇用どころか、社会保障費や年金の持続性を更に危うくするような、VW危機的な現状の後追いをする可能性が非常に高い。

日本では直前の衆院選2024で、与党自公議席が大幅に減って衆院議席過半数を割り、立憲民主党国民民主党日本維新の会、その他小規模議席政党などの政策が以前よりも通しやすくなった。

これは政策立案や可決などで与党自公の横暴を防ぐ非常に良い状態だと評価しているものの、VWが苦境に立たされて社会保障費の持続性が悪化する原因である外貨獲得政策について野党がどのようについて考えているのか?というのは確認しておくべきだ。

例えば、就職氷河期世代年金などへついて「自分たち引退頃には受給年齢が引き上げられ減額される」と予測している人が大半だと思うが、ここにVWのような外貨獲得阻害の状況が付加されたらどうなるかと言えば、前述のような予測見通しすら甘い考えになる。

今の20代予測のように「自分たち世代年金貰えない」のが就職氷河期世代へも降りかかることになるのだ。

さて、前述の外貨獲得政策について野党がどのようについて考えているのか?から先ずは立憲民主党の衆院選2024の公約確認したいと考えたが、正直に言ってこれを高く評価するのは非常に困難だ。

単一ページだけを見て評価をしてしまうのは申し訳ないと考え、立憲民主党政策集2024 経済政策など立憲民主党公式Webサイトをくまなく読んだが、立憲民主党思考は完全に内需しか向いておらず、何なら企業資金調達の要であり、今や年金を原資として金融市場運用することで年金の持続性を高めている金融市場へ対して冷水を浴びせる金融所得課税強化まで検討しており、立憲民主党支持者は現在政策の他に「あまりにも内需へ向きすぎてはないか外貨獲得をどうするのか?」を立憲民主党へ問わなければならないと思われる。立憲民主党の成長ポイントだな。

続いて国民民主党の衆院選2024の公約確認すると、今一歩足りない気もするが立憲民主党よりは世界を見ており、より将来の社会保障の持続性について不安感の強い20代若者から比例票が流れたのも納得できる部分があり、表現として適切なのか検討する必要はあるものの、企業とべったりな自民党内需へ振りすぎている立憲民主党の間の子のような性質政策を取っている。

そして日本維新の会の衆院選2024の公約確認するが、日本維新の会は立憲民主党とはまた方向性の違う内需へ向きすぎな政策を取っており、特に外国人へ対して厳しい目を向けているようで立憲民主党平等を訴えがちだが日本維新の会は日本人優先、ポピュリズム政党面目躍如と言ったところか。外貨獲得に関しては立憲民主党どんぐりの背比べなのでどちらが優れているという話はない。これも日本維新の会の成長ポイント

そして、日本共産党やれい新選組日本保守党参政党なども確認したが、言うは及ばず立憲民主党日本維新の会よりも強力に内需へ注力するどころか賃上げ消費税減税を訴えつつ企業負担の大きい内部留保課税金融所得課税などをするという国内資本を食い潰すことしか考えていない経済観の有様で、どうやって社会保障の持続性を担保するのか本当に謎だ。

以上のことから野党現在与党自公過半数を取れていない衆議院自民党政策について取引する際、自民党外需の刺激や輸出企業支援法案として打ち出そうとするとき邪魔をせず、例えば自衛隊補正予算を付けるなんていうとき夫婦別姓法案の可決を飲むのであれば協力するなどの動きをしたほうが良い。

もしも、自民党外需の刺激や輸出企業支援法案として打ち出した際に、野党がそれと取引をしようとするということは我々国民社会保険医療費年金人質にしていると同義であり、最悪の場合ドイツVWのような状況となってしまうので、こういう野党の動きには国民一丸となって野党非難すべきであるし、野党外貨獲得をもうちょっと考えようよと国民提言するべきだ。という話でこのエントリを締める。

2024-10-25

なぜスウェーデン投票率は80%を超えるほど高いの?

スウェーデン投票率が高い理由は、国民意識歴史的経緯、そして教育など、複数の要因が複雑に絡み合っています。以下に、それぞれの要素を説明します。

 

1. 国民意識政治参加

スウェーデン国民は、投票民主主義基本的責任として捉える意識が非常に強いです。これは、社会全体での共有された価値観であり、「自分の一票が社会方向性に影響を与える」という考え方が浸透していますスウェーデンは高福祉国家であり、政策政治決定が日常生活に直接影響を及ぼすため、国民政治参加重要性を強く認識しています

 

2. 歴史的背景と民主主義の定着

スウェーデンは長い間、安定した民主主義を維持しており、政治的な透明性と市民参加を重視してきました。民主主義確立された19世紀後半から20世紀初頭にかけて、労働者階級を含む幅広い層に参政権が拡大され、これが民主主義的な文化を定着させました。また、スウェーデン伝統的に階級闘争比較的少なく、労働者資本家の間での協力関係が強調されてきたため、政治的に安定した環境が整えられました。

 

3. 教育制度市民教育

スウェーデンでは、教育制度市民意識の涵養に大きく寄与しています学校教育の中で、政治社会問題についての議論奨励されており、若者は早い段階から政治的に関心を持つようになります。これにより、投票やその他の形での政治参加が当たり前の行動とされています

 

4. 簡単で公平な投票システム

スウェーデン選挙システムシンプルで、投票所のアクセスも容易です。投票所は身近な場所に多く設置され、投票日も国民投票に行きやすいように配慮されていますさらに、事前投票制度も整備されており、投票を行うための柔軟性が高いです。また、選挙管理は厳格に行われ、公平性や透明性が確保されています

 

5. メディア情報の透明性

スウェーデンでは、メディア役割も大きく、政治についての情報が透明かつアクセスやすいです。公共放送独立系メディア選挙の際に中立的情報提供し、国民が適切な情報に基づいて投票できるようサポートしています

 

6. 社会包摂と信頼感

スウェーデン社会は、包摂性を重視し、すべての国民政治に参加する権利保障されています。また、スウェーデン政治システムは広く信頼されており、国民自分たちの意思がきちんと反映されると感じています。この信頼感が高投票率を支える重要な要素となっています

 

これらの要因が相互作用し、スウェーデンの高い投票率を支えていますスウェーデン選挙文化は、社会全体での強い市民意識、安定した民主主義、そして広く共有された政治参加重要性に基づいています

2024-10-01

anond:20241001160747

労働者投資家、どっちが豊かになるべきだと思う?

資本家を打倒して労働者階級の地位向上を目指す?

anond:20240930175536

海外スゴイは大抵が「日本中流よりリッチなのは何故か?」と問うが「粗暴な貴族日本労働者階級並みの微妙生活をしてる」のを「中流が豊か」と勘違いしてるだけだよな

2024-09-17

下町的な下級労働者階級的な人間たちにも、コンプライアンス的に美しい言葉強要してコンプラ語使いになれないと叩かれる世の中

てやんでい、べらんめい、ばかやろー、このやろーな言語セットがインストールされている老人たちを

傷ついたお気持ちを持つ繊細な被害者たちがポリコレ棒で正義を傘に殴り殺していく社会は本当に良い社会なんだろうか

2024-09-14

anond:20240914173232

労働者階級なんてそれでいいと思うぞ

ちゃんと使うところに金使って経済を循環させていれば

2024-09-13

anond:20240913152456

社会自由主義って昔ながらのやつか

先祖返りか

https://en.wikipedia.org/wiki/Social_liberalism

社会的自由主義[は、社会正義社会サービス、混合経済公民権政治的権利の拡大を支持する政治哲学であり、自由主義一種であり、限定的政府と全体的に自由放任主義的な統治スタイルを支持する古典的自由主義とは対照的である

どちらも個人自由を重視しているが、社会的自由主義は、社会的平等対処し、公共の福祉を確保する政府役割をより重視している。

■衰退

1960年代1970年代経済問題を受けて、自由主義思想はいくつかの変化を遂げた。

ケインズ派財政運営自由市場を妨害しているとして批判された。

同時に、増税で賄われた福祉支出の増加は、投資の減少、消費者支出の減少、そして「依存文化」の創出への懸念引き起こした。

労働組合はしばしば高賃金産業の混乱を引き起こし、総雇用は持続不可能であると考えられた。

フリードリヒ・ハイエクの影響を受けたミルトン・フリードマンサミュエルブリタンなどの作家は、社会自由主義の逆転を主張した。

彼らの政策(しばしば新自由主義と呼ばれる)は、西側諸国政治特にイギリスマーガレット・サッチャー首相アメリカロナルド・レーガン大統領政府に大きな影響を与えた。

彼らは経済規制緩和社会サービスへの支出削減の政策を追求した。

社会自由主義連合崩壊した理由の1つは、1960年代1970年代国家政府から独立して活動できる金融利害関係からの挑戦だった。

関連する理由としては、フランクリン・D・ルーズベルトなどの政治家が提唱した社会主義医療などのアイデアが、赤狩り最中保守派特に前述のレーガンによって批判され、社会主義的とみなされたことが挙げられる。

もう1つの原因は、連合の一部を形成していた労働組合の衰退であり、労働組合自由主義コンセンサスに挑戦する左翼イデオロギーの支持でもあった。

これに関連して、労働者階級意識の没落と中流階級の成長があった。

社会自由主義を最も受け入れていなかった米国英国による貿易自由化の推進は、支持をさらに弱めた。

社会自由主義思想現代的復活

20世紀から社会的自由主義政治的影響力を失いつつあったが、ジョン・ロールズ政治哲学)、アマルティア・セン哲学経済学)、ロナルド・ドゥオルキン(法哲学)、マーサヌスバウム哲学)、ブルースアッカーマン憲法)など、多くの著名な著者の登場により知的復興を遂げた。

社会自由主義政党または社会自由主義派閥を持つ政党

日本立憲民主党

歴史的社会自由主義政党または社会自由主義派閥を持つ政党

日本日本社会民主党

って書いてあるけど?

2024-08-25

anond:20240825221552

こういうの見てると日本労働者階級が出来上がる日も近いと思った。

完全に階級分けの発想。

2024-08-23

anond:20240823210233

"日本語自由主義って本来自由主義ではなく、極左的無政府主義とか極左的権力労働者階級を押さえ、外国に対しては侵略政策をとる独裁制」って意味から女性解放思想も最早先鋭化し過ぎて「権力労働者階級を押さえ、外国に対しては侵略政策をとる独裁制」と揶揄されて文句言えない悪手に出てるしなぁ。"

から訳してみたけどほんとにそうか?って気はする。まあファシズムはいろんな意味があるから下手に使うと言いたいことがかえってブレるよねと思いました。

ここでは単純に「独善的である」ってことを悪い意味として強調して言いたいんだろうなと思いました。

まあ全てではないけどなんかやたら声の大きい一部とかではそういうこともあるかもね。くらいにしか

ちゃんとしたリベラルは当然のことを声を荒げる必要もなく粛々とやっておるのでネット炎上したり目立ったりはせんのです。

2024-08-20

共産主義は、進化と変革の原動力を、変革の担い手である主体」に求めすぎているのだろうと思うね。

連帯戦線、同志、団結これらの共産臭のするターミノジーは、その時代時代で、変革の担い手と目された人々へ向けられる。

古典的資本主義確立した時代に「労働者」という概念再構成したのが、たぶん最初かな。

日本共産党歴史をふりかえると、労働問題においても農民組合闘争においても、被差別部落問題にしても、変革の担い手自分たちに取り込むことに知らず知らずのうちに夢中になっていた。その力ずくなやり方への反発へも少なくなく、運動から離脱分派を促進していた。

結果として共産党は思想の核である労働者階級」すら満足に取り込めず、高度経済成長期が終わると、次第に、連帯ターゲット主婦とか消費者とか言い始めた。そうした社会階層に媚びを売るために、自らの綱領あいまいにしてブレた主張を繰り返しては運動の広がりが得られず、連帯の同志候補として次のターゲットを探してきた。

あげくの果てには性的少数者、LGBTQを守る(田村氏)とか言い出して今日に至っている。


他方で、資本主義社会進歩史観共産主義のそれとは趣が異なる。

根っこには、社会ダーウィニズム的な、進歩への信頼というか期待がある点では、帝国主義共産主義も同根。

ただ、その実現が「強いもの」による自然淘汰によってなされると考えるか、闘争によってなされるかの違い。

「強い者」が先験的に理解されてしまうと、「弱い者」を排除してしまえばよい(優生学など)という発想になるし、差別の絶えない社会となる。帝国主義ナチズム典型

一方、一体なにをもって「強い者」かを人間は前もって知ることはできない、結果から判断するしかないとプラグマティックに考えると自由主義社会となる。理念ではなく、利害で集う社会はこの考え方から支持される。

先日、福岡支部のどなたかを除籍した日本共産党が今もって理解していないことの一つは、日本国憲法もつ表現の自由の考え方だ。

実は、憲法第21条の源泉は、「一体なにをもって「強い者」かを人間は前もって知ることはできない、結果から判断するしかないとプラグマティックに考える」自由主義の考え方を基礎としている。

これは、表現の自由をめぐる憲法判例のうち「思想自由市場」という考えから典拠をどんどんさかのぼってゆくと理解できる。

そうすると、20世紀初頭の連邦最高裁ホームズ裁判官の考えにつきあたり、そのホームズからパースプラグマティズムに行きつく。

そしてさらさらにさかのぼると、唯一正しい真理を押し付けてきたカトリックの猛威を振るヨーロッパ、お互い不寛容プロテスタント同士の修羅場ヨーロッパから逃れてきた巡礼始祖たちの考え方に行きつく。お互いに自分が正しいと言い切れないなかでどういう社会を構築するかを模索したところからアメリカ合衆国は始まっているので、表現の自由というのは、国の成り立ちを土台で支える重要な考え方だということがわかる。

雑にまとめると自由主義共産主義の違いは以下のような感じ。

政治体制言論自由進歩史観プレイヤー
自由主義どちらかというと放置蓋然的客観的多様性重視
共産主義どちらかというと統制的必然的主体一体性重視

同志の団結を迫りまくるという意味では、根性論とか暴力一定の方向に人々の顔をむかせ社会変革をしようという路線になりがちなのが共産主義

多様性を重視するあまり、どんなに社会が乱れようが差別根深かろうが、偏見による暴力を許容してでも自由に奉じるのが自由主義

日本共産党は、何かにつけ、ひとの横っ面を自分たちと同じ方向へ向かせたがるが、それは自分たちが嫌われて終わるだけというのは、これまでの歴史証明している。

ちなみに、私はいずれにしても暴力的なら後者を選ぶ。

日本共産党は、自らの綱領一言も書いていない、表現の自由意味社会プラットフォーム視点から今一度振り返るべきだと思う。

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