いま、これを読んでるんですが、いやあ、いいなあ、これ。すごく好みです。
- 中村融編『ワイオミング生まれの宇宙飛行士 宇宙開発SF傑作選 SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー』(ハヤカワ文庫SF)
実はまだ最初の一篇「主任設計者」を読み終えただけなんですが、これがもう、宇宙SF好きにはたまらない、すばらしい一篇なんですよ。ふつうに読むと、ノンフィクションノベルか、というような語り口で、実際、史実と虚構がないまぜになっているので、このあたりの宇宙開発史、米ソの戦いの歴史に明るくない人が読むと、どこまでが本当で、どこからがフィクションなのか、わからないのではないかと思います。
でも、別にそうした史実の知識がないと楽しめないような作品ではまったくありません。とにかく、こまかい説明は抜きにして、ぜひ読んでほしいですね。とくに、↓こういう映画が本たちが好きな人なら、ぜったいにぐっとくると思います。
ああ、残りを読むのが楽しみだなあ。