吉祥寺のBOOKSルーエ、階段踊り場の壁面で、「五十嵐大介 原画展」+「岩波少年文庫全点フェア」が始まっています。(店内写真はすべてお店の方に断って撮影したものです。写真は8/4の様子で、お店の様子は変わっている場合があります。)



キプリングの『ジャングル・ブック』は、三辺律子さんによる新訳で、この5月に岩波少年文庫から刊行されたもの。そのカバー・挿絵を手がけたのが漫画家の五十嵐大介さんで、今回の展示では、複製原画ではなく原画が展示されています。五十嵐大介さんのファンの方はぜひお見逃しなく。
「五十嵐大介 原画展」、配置の関係で、原画の一部が上のほうになってしまっていて、下から見上げるかっこうだと見づらいかもしれません。その場合は、2階にあがって階段の上から見てください、と担当の花本氏。
「五十嵐大介 原画展」+「岩波少年文庫全点フェア」、原画展も見ものですが、もう一つの目玉は、岩波少年文庫の全点フェア。岩波少年文庫が(ほぼ)全点並んでいるところは大型書店でないとなかなか目にする機会がないかもしれませんから、こんな本もあったんだ!という1冊が見つかるかもしれませんよ。1点ものが多く途中での補充も難しいようなので、気になる方はぜひ早めにチェックしにきてください、とのことです。ぼくもいくつか気になるタイトルが目についたんですが、フェア開始早々、半分関係者みたいな者が減らしてしまうのもなんなので(苦笑)、今日は『ジャングル・ブック』だけにしておきました。(こちらはたくさん並んでいます。)

今回の原画展+フェアは『ジャングル・ブック』の刊行記念。主役の『ジャングル・ブック』は、お店ではなく版元が用意したという、巨大な見本(というか、ペーパークラフトというか、はりぼて、というか(笑))も並んでいます。岩波文庫の通常サイズと比べると大きさがわかるでしょうか。あまりに大きくて、ガラスケースからはみ出しています。


↑こんな感じです(笑)。
「五十嵐大介 原画展」+「岩波少年文庫全点フェア」は、BOOKSルーエ1階から2階に上がる階段踊り場の壁面で、8月末までの開催予定です。今日行ったときはまだできていなかったんですが、担当の花本氏によれば、フェアの冊子(フリーペーパー)も作成されるそうで、花本氏や児童書担当のTさんらも寄稿予定とのことです。そちらも楽しみですね。
追記(8/15):BOOKSルーエで開催中の岩波少年文庫フェアに合わせてつくられたフリーペーパー「わたしの好きな少年文庫」を入手してきました。

↑こちら。発行は岩波書店児童書編集部。
ルーエのスタッフ、花本くん、鶴田さんの他、児童書に関わる編集者、書店員、作家、書評家らのみなさんが寄稿しています。ちなみに、わたくし空犬が好きな少年文庫を1冊あげるとしたら、『トムは真夜中の庭で』と『クローディアの秘密』で迷うところです