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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

東京オブジェ、ファイティングキッズ、ねにもつタイプ……今日買った文庫たち。

なんとなく始めたTwitter、調子にのって知り合いやいろんな版元をフォローしたのはいいけれど、仕事中はさすがにと放置して、帰りの電車のなかでのぞいてみたら、うわ、なんか数十件のつぶやきたちがっ! スクロールしてもスクロールしても延々と……つぶやき地獄……。開始早々、途方に暮れている空犬です。


でも、困っている初心者は当方だけでもないようで、ルーエに寄ったら、花本氏も、「いまいちよくわかってないんですよう、ツイッター」とやはり困惑モード。そうなんだよなあ、とうなずき合い、なぐさめ合うふたり……なんか痛いな、この絵(苦笑)。


恒例の文庫まとめ買い、本日のお買い上げはこちら。


  • 大川渉『東京オブジェ 人と歴史を探しに』(ちくま文庫)
  • 内田樹・平川克美『東京ファイティングキッズ・リターン 悪い兄たちが帰ってきた』(文春文庫)
  • 岸本佐知子『ねにもつタイプ』(ちくま文庫)



ルーエではしばしば「空犬さんがぜったい好きな本があるんですよう」と棚や平台の前に連れていかれたりするんですが、たいていの場合そうなると買わないわけにはいきません。今回のご指名本は『東京オブジェ』。書名が気になってた1冊です。


目次をぱらぱらやってみれば、文学・美術・スポーツ・歴史などテーマ別に、「オブジェ」に出会える都内のスポットが紹介されています。もちろん昭和テイストも濃厚。映画と音楽の章には「ウルトラマン」と「ゴジラ」の文字も。120%空犬好みの本のようで、即決。



↑この本の人だもんね。




内田&平川本は、東京と書名にありますが、このコンビの本ですから、先の『オブジェ』のような、ぼくが好きないわゆる東京本ではありません。目次には、エロス・自由・詩・労働・ブリコラージュ・エクリチュール・アメリカ・貨幣・ベルエポックなどのキーワードが並びます。あれ、でも巻末対談のタイトルが「巨大モスラとなって東京の街路地を徘徊した記憶」とありますよ。モスラ? まさか、これも広義の特撮本? ……なわけありません。


岸本さんの本は単行本で読んでますが、「微妙に増量」して文庫化されたとなると、やっぱり買わないとね。この人の文章、ほんとおかしいよね。


このほか、絲山秋子さんの『エスケイプ/アブセント』も購入。絲山さんの本、ニートだのダーティだのトークだのスモールだのピースだのって、なんかカタカナがわやわやで覚えられないだよね。「これ、俺、読んでたっけ?」、念のため花本氏にきいてみたけど、そんなの知らねえよ(苦笑)。「でも、そうやって確認するときって、だいたい重なってますよね」と花本氏。




帰宅後調べてみたら、ああ、やっぱり単行本で読んでました。でも、重なってもいいよね。再読して誰かにあげたりできるしね。なにしろ本体324円だもんね。このご時世にこの値段。新潮文庫のこういうところ、ほんとにすばらしいと思います。2冊買ってもいいぐらい。


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