東京・千駄木の本屋さん、往来堂書店の名物フェア「D坂文庫2022夏」。紹介が遅くなりましたが、7/23に始まっています。8月末まで。お店の入り口を入ってすぐ、正面のフェアコーナーで大々的に展開されています。
フェアについては、過去の記事でも何度か取り上げていますので、当blogをお読みの方にはおなじみのものだろうと思いますが、あらためて、内容をお店のサイトから引いておきます。《「D坂文庫」は往来堂書店と関わりのある皆様方におひとり一冊ずつ、おすすめの文庫本をご紹介いただく文庫フェアです。今回は総勢58名の皆さまにご協力いただきました。》
フェアオリジナルのブックカバーも用意されています。D坂文庫と言えばこの方、ミロコマチコさんのイラストがフィーチャーされています。フェア期間中に文庫を買うとかけてもらえるそうですよ。
フェアの選者の紹介文が収録された『D坂文庫2022夏 特別小冊子』もあります。こちらは店頭で販売中で、通販にも対応予定だそうです。

↑『D坂文庫2022夏 特別小冊子』。
店頭での出会いをフルに楽しみたいので、冊子に目を通すのは店頭を見てからにしようと思っていたんですが、猛暑に感染再拡大にと、なかなお店に行けないので、ついつい先に目を通してしまいました。この冊子、困るんですよね、おもしろくて(笑)。知っている人の名前があると、「あの本選んだんですね!」などと会って話したくなるし、お会いしたことのない人だと、会って話をしてみたくなってしまうんですよね。
この冊子、巻末に索引が載っているんですが、それが、作品のでもなく、作者のでもなく、選者の索引というのが、このお店らしい、というか、このフェアらしい、というか、なんだかいいんですよね。
ちなみに、わたくし空犬も選書で参加しています。どんな本を選んだかは、ぜひ店頭か冊子でご覧いただけましたら。
ちなみに、往来堂書店は、『定本 本屋図鑑』(夏葉社)の掲載店で、店主の笈入建志さんは『定本 本屋図鑑』の「本屋原論」の書き手ですもあります。D坂文庫、フェア開始の前日7/22に、同店で刊行記念トークイベントが開催されたんですが、見逃し配信チケットが販売中ですので、よろしければそちらもどうぞ。