大阪を、いや日本を代表する書店の1つと言っていいでしょう、大阪・梅田の紀伊國屋書店梅田本店が、リニューアル作業中のようです。「紀伊國屋書店梅田本店、9月17日にリニューアルオープン」(8/24 新文化)。
同記事によれば、《什器や照明のほか、天井などの内装を一新。さらにリニューアルに伴い、在庫量も約10%増加する》とのこと。さらに、《左右2カ所に入口が設けられている同店だが、新たに双方から店内中央に繋がる幅2・5メートルの通路を設けて店内への導線とする》ともあります。これは、見た目がずいぶん変わりそうな感じですね。
ちなみに、リニューアルオープン前の現在、お店はどうなっているのかと不思議に思いますよね。なにしろ、阪急梅田駅の直下、というこれ以上ない立地の同店。お店の混雑ぶりでは、日本一と言っていいようなお店です。中学生の頃(というと、30年近く前か、うわ……)から知ってますが、開店直後でも、閉店間際でも、平日でも、休日でも、とにかく、閑古鳥なんて見たことがない。人がいないということがないお店ですからねえ。
サイトには、《7月22日(木)より一部売場を縮小し》としか説明がありませんから、ほかにも不思議に思った方は多かったようで、そんな疑問をつぶやいたところ、《売り場を半分ずつ交互に閉めてのリニューアル&営業中だそうです》と教えていただきました。情報をお寄せくださったみなさま、ありがとうございます。ふだんの混雑ぶりを思うと、半分のスペースだからといってお客さんは半分にはならないでしょうから、お客さんをさばくのがふだんよりも大変なのではないかと想像してしまいます。
同店は、大阪にいたころ、とくに高校生のころは通いまくったお店。旭屋書店本店と並んで、大阪・梅田といえばこの書店という感じの、個人的にものすごーく思い出と思い入れのあるお店です。その意味では、店内の様子が見知ったものから変わってしまうことに、さびしい感じがないではないんですが、でも、このリニューアルを機に、さらに元気な店になって、長く続いてくれるほうがずっといいですからね。というわけで、紀伊國屋書店梅田本店、どんなふうになるのか、楽しみだなあ。