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2025-12-10

構造的頂き女子論 ──「女であること」そのものが最強の美人局

構造的頂き女子論 ──「女であること」そのものが最強の美人局であるという残酷真実 約5000字】

この世で最も成功している詐欺は、加害者本人が「自分被害者だ」と本気で信じ込んでいる詐欺である

そして日本現在進行形で最大規模に展開されているのが、いわゆる「構造的頂き女子現象だ。

1. 「奢られた!!」という魂の叫びの二重構造

最初に火がついたのは、あの有名な叫びだった。

「おごられた!!新しい性被害、まるで消費されたかのように扱われた彼女たちの末路、奢られた!!魂の叫びを聞け!!」

一見すると、完全に被害者の声である

しかし同じフレーズを、わずかにトーンを変えるだけでこうなる。

「おごられた!!(←貢がされた男が悪い)

まるで消費されたかのように扱われた(←身体は一切触らせてないけど)

彼女たちの末路(←次のカモを探すだけ)

奢られた!!(←だからまた奢って♡)」

同じ言葉が、180度意味を反転させる。

これが構造的頂き女子の恐ろしさの本質だ。

2. 「身体を捧げていない」という最強の免罪符

頂き女子が決して崩れない最大の理由はこれである

「私は身体を売ったわけじゃない」

この一言で、すべての道徳的責任から逃れられる。

・100万円もらった → 「貢いでくれたのは向こうの自由

LINEで甘い言葉をかけた → 「優しくしただけ」

デートに行った → 「ただご飯食べに行っただけ」

キスまではさせた → 「好きだったから……(でも本番は絶対イヤ)」

そして男が「会ったんだから抱かせてくれ」と言う瞬間、

「性被害を受けた女」に即座にクラスチェンジ完了

身体を一切提供していないという事実が、永遠被害者証明書になる。

これほど完璧システムが他にあるだろうか。

3. 試食のおばちゃんから始まる構造的頂き女子系譜

スーパー試食コーナーで働く50代のおばちゃんが、

中年男性にだけ異様に熱心に声をかける。

いかがですか~? お兄さん、ちょっと一口だけ~♡」

結果、男は3000円のハム衝動買いしてしまう。

おばちゃんは内心「やった、また釣れた」とほくそ笑むが、

表向きは「私はただ一生懸命仕事してるだけですけど?」

これが構造的頂き女子の最小単位である

意識ゼロ無自覚しかし確実に「女であること」を使って金をせしめている。

キャバ嬢

配信者(投げ銭

パパ活女子

・「奢られただけなのに怖かった」系インフルエンサー

・ただ可愛いだけの女子大生

職場の「愛想笑いだけは上手い」後輩女子

全員が同じ構造の亜種にすぎない。

4. 「そこにいるだけで得する」ことの恐ろしさ

日本社会は、未だに「女=弱者」という前提を捨てきれていない。

その前提がある限り、女は「そこにいるだけで自動的に得をする」ポジションを確保できる。

笑顔を見せるだけで「癒された」と言われる

ちょっと泣けば「可哀想」と言われる

・奢られただけで「被害者」になれる

・「身体は渡してない」と言えば永遠に白

しかもこれらすべてを「私は何もしてないのに……」と被害者ヅラしながら実行可能

構造的に、女は「被害者でありながら加害者になれる」特権階級に置かれているのだ。

5. 男の「期待」が悪いという最終奥義

頂き女子最後に放つ必殺技がこれである

「男が勝手に期待したのが悪い」

・奢った → 勝手に期待した

・貢いだ → 勝手に期待した

デートに誘った → 勝手に期待した

・好きだと言った → 勝手に期待した

すべて「男の自己責任」に変換される。

女はただそこに「存在していただけ」なのに、

男は「期待した罪」で地獄を見る。

これほど理不尽で、しかし誰も否定できない論理があるだろうか。

6. 被害者コスプレの最終形態

2025年現在、頂き女子さら進化している。

もはや「奢られた」ことすら主張しなくなった。

「ただ可愛いって言っただけなのに、ストーカーされた……」

相談に乗ってあげただけなのに、告白されて怖かった……」

「一緒に写真撮っただけなのに、変な噂流されて……」

存在しているだけで「被害者」になれる究極のステージ

身体も会話も一切提供していないのに、

「私は傷ついた」と泣けば、周囲は全員味方になってくれる。

7. なぜ絶滅しないのか

簡単だ。

社会がそれを許容しているから。

・「女は弱い」という幻想を捨てられない男たちがいる限り

・「可愛い子は得して当然」という価値観が消えない限り

・「奢る=優しさ」の呪縛が解けない限り

構造的頂き女子永遠に生き続ける。

結論

「おごられた!!」という叫びは、

本物の被害者の声であると同時に、

史上最強詐欺師たちの決まり文句でもある。

女が「底にいる」だけで自動的に得をして、

その得を最大限利用しながら、

「私は弱い立場なのに……」と泣ける。

これが2025年日本実在する、

最も成功している「構造美人局である

そして悲しいことに、

このシステムに気づいた男は「女嫌い」になり、

気づかない男は一生貢ぎ続ける。

どっちに転んでも、

構造的頂き女子永遠に勝ち続けるのだ。

奢られた!!

(そしてまた奢られる!!)

──終わりなき頂き女子の宴は、今日もどこかで続いている。

 卒業式が終わり、離れたくなくて教室で話し込んだあと、翔と絵里が駅の方へ向かうバスに乗りこんだのはいつもよりも随分遅い時間になってからだった。

 古墳ではないかという噂が度々立ち上がる小山を背負う中学校からバスほとんどノンストップで、街灯の少ない暗い海のような水田の中を突っ切っていく。曇って星はなく、窓の外に小さく見える農家の灯が非現実的なほど遠くにあるようにように見えた。

 乗客はまばらで、頬が熱くなるような過剰な暖房のなか、二人は最後座席の端っこに小動物のようにくっついて座っていた。

「ねえ。高校卒業したら」絵里表面張力限界まで目に涙をため、そう声をふるわせた。「卒業したら私、絶対にこの町に帰ってくるから

 絵里東京の全寮制の高校に進学することになっていた。

 翔はぎこちない手つきでこわごわと、ひと学年上の小柄な少女の肩を抱いた。学校指定のウールコートの、ごわごわした感触を今でも覚えている。

「そしたら、結婚しよう」

 と絵里は言った。

結婚?」

 その涙声の急な申し出に翔は面食らった。しかしすぐに、

「……わかった。そうしよう」

 と請け負った。それが具体的なプロポーズというよりは、ある種の不器用な誓いだとわかったからだった。

「おじさんとおばさんに反対されても私が頭下げるから

あんまり想像したくないなあ。俺も絵里のじいちゃん土下座しに行くよ」

めっちゃ怒られそう」

 言い合って笑った。

「だから翔くん、他の女の子に心変わりしたらだめだよ」

「そんなことあるわけないだろ」

「そうかなあ。翔くん自分がかっこいい自覚ないんだから、私不安だよ」

「いや、それは買いかぶりすぎ……」

 それに、と翔は思った。彼からすれば、美人自覚がないのは絵里の方だった。メイクや髪形に無頓着なせいで地味に見えるが、素材はものすごく整っている。三か月前に彼女の方から告白されて付き合うようになる前から、翔はひそかに憧れていたくらいだった。そういう男子は少なくなかったはずだ。

 そっちこそ浮気するなよ、と言ってやりたいくらいだったが、ぐっと堪えた。絵里のことを信用していないとか、束縛的だと思われたくなかったのだ。

 そのかわり、絵里肩に回した腕にぐっと力を込めた。絵里は応えるように頭を傾け、身体を預けてきた。最近ようやく慣れてきた、女の子特有の甘い香り嗅覚を刺激する。

 三年かあ、と思う。

 まだ十五年しか生きていない彼らにとって、それは途方もない時間だった。

 けれど、必ず乗り越えられるという確信もあった。いま、まるで一つの生き物のように寄り添いくっついている少年少女幸福な結末が、見えない光の糸で、彼らのたどたどしい足取りを未来から導いてくれると信じることができた。

いつまでも待ってる」

 本心からそう言った。

「ん。大好き」

 絵里は伸びあがるようにして顔を近づけてきて、翔の唇を奪った。それが二人の最初の、そして最後キスだった。

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次回 第2話「ぼくが先に好きだったのに」

2025-12-09

28DT 初めての失恋

27歳DT、この歳になってようやくというかいさらというか、とにかく失恋をした。

相手は22歳の大学生浪人していま3回生らしい。

知り合ったのは俺が19で相手が15のころ、7年の友人だった。

もっとも、「友人」だったかどうかは今となってははっきりと言えない。

言いたいことはわかる、自分でも気持ち悪いという自覚はある。

それでも恋をしていたんだ。

許してほしい。

これは俺がどれだけ気持ち悪かったのかを再確認して、

諦めるために書いている。

どうか最後まで読んで「お前キモいからさっさと死んだほうがいいよ」とコメントを残してほしい。


結論から書くと、いわゆるBSSである

彼氏ができた」報告をされた。

本当につらい。

いろいろなコンテンツを紹介してもらったか日常のありとあらゆる事象で思い出してしまう。

覇権コンテンツのあのソシャゲを教えてくれたのもその人だし、

黒髪キャラクターが好き」と言っていたか黒髪を見るだけで辛くなる。

果てはお金の使い方を一緒に考えてた時期もあるからお金を見るだけで吐きそうになる。

それくらい世界のすべてだった。

他人から見たらまさしく「よくあること」なんだけど、俺にとってはすべてだったんだ。

Twitterを眺めていると二次創作でいろいろなキャラクターが性行為をしている。

それを見るだけで「彼氏とこういったプレイしているんだろうな」なんて思ってしまう。

でもその妄想でも興奮してしま自分が情けない。

本当に情けなくて、気持ち悪い。




知り合ったのは当時はまっていたゲームDiscordサーバ

当時にしてはかなり活気あふれたサーバだった。

2人とも夜型で遅い時間まで入り浸る常連だった。

おススメされるコンテンツはどれも面白く、すべてハマった。

価値観も独特で、年齢とか性別とか関係なく尊敬していた。

いつしかその尊敬は恋心となり、そして下心になってしまった。

接点を増やそうとメンションや個人DMを増やしてしまい、結果返信が帰ってこなくなった。

そのままDiscordにも来なくなってしまった。

このタイミングTwitterブロックされた。

あたりまえである、ただただ気持ち悪い。



それから数年、サーバもすっかり過疎ってしまった。

俺と2,3人が残っているだけのような、ほぼ個人サーバのような状況。

そんな時、不意に帰ってきたのである

「俺さん元気だった?」なんて言われたときはうれしくて泣いてしまった。

それからは楽しかった。

俺は社会人になり、相手浪人をして再受験のために努力をしているらしい。

また夜遅くまでゲームをしたり攻略を語り合ったりもした。

会話を続けるうちに恋心を思い出した。やっぱりこの人しかいないと思った。

でも、ある日突然、いつのまにかサーバから脱退していた。

ふとメンションしようと思ったら一覧に表示されなくて気が付いた。

本当は少しずつ頻度を下げていたのかもしれない、「最近来ないね~」なんて他のメンバーと会話していたりもした。

どうして脱退したのかはいまでもわかっていないが、大方なにか気に障ることをしてしまったのだろう。

わかっていないあたり、気持ちが悪いと思う。

まりに悲しくてずっと泣いていた。

他のメンバーにも泣きながら相談もした。

でも当然なにも解決しなかった。

半年か1年経ったあたりでサーバ自然消滅した。

サーバが過疎ったまま、1人また1人と来る人が減っていった。

俺もどこかで「サーバにいればいつかまた会えるかもしれない」と思っていたのかもしれない。


それから数年、今年の春。

当時遊んでいたゲームの続編が発売された。

2人でプレイしていたゲームの続編だ。

とても面白く、その感動を誰かと分かち合いたいと思ってしまった。

Discordサーバ一覧には当時加入しただけのサーバが多数残っている。

その中の一つをたまたま除くと相手アカウント発見した。

おそらく同じように加入しただけのサーバなのだろう。

迷った。

関係をやり直したい」「感想を語りあいたい」

「いまさらなんて気持ちが悪い」「下心丸見え」

一ヶ月くらい迷った。

どうしても諦めきれなくてDMを送った。

当時のことを謝りつつ、続編について語り合いたいことを話した。

帰ってこないだろうと思っていたのだが、返事があった。

本当にうれしかった。

それから数カ月ほど、その続編以外にもいろいろなことを話すことができた。

生活が変わったことだったり、新しいゲームはまっていることだったり。

俺に彼女がいないことを煽られたり、彼氏がいないことを自虐していたりもした。

このやり取りで調子に乗ってしまったと後悔している、またアタックをしてしまったのだ。

それから返事の頻度が下がっていってしまい、とうとう帰ってこなくなってしまった。

3度目の過ちである

後悔しつつもクールダウンを挟み、先週もう一度DMを送った。

するとひとことだけ。

最近彼氏ができました」

世界が崩れる感覚

カイジのぐにゃぁという表現がぴったりだった。

最初に書いたとおり、世界のすべてだったから何をするにも思い出してしまう。

そして「今は彼氏とも同じ話をしているんだろうな」なんて考えてしまい余計辛くなる。


28歳のDTが年下の少女に恋をして、告白もできないままに振られて、勝手に鬱になっている。

それだけのはなし。

どこかのタイミングで意を決して自分の想いを伝えていたら違う結末もあったのだろうかとも考えてしまう。

初めて恋心に気が付いたタイミング、もう一度再開できたタイミング、互いにパートナーがいないことを煽りあったタイミング

いくつかタイミングはあったかもしれないが、それらをすべて投げ捨ててしまった。

言わなかった現在が正解なのかもしれないが、今となっては言って玉砕したほうがよかったと感じている。

でも、2度見限ったのに2度とも再開を認めてくれたからもう一度を期待してしまっている。

もちろん、相手自身幸せになってほしい。別れろとは言わない。

でも、もう一度友達になってはくれないだろうか。

毎晩とは言わないから、月に一回は会話させてくれないだろうか。

尊敬していたという気持ちは本物です。

なんて言いつつも、やっぱりワンチャン付き合いたいななんて思ってしま自分もいる。

尊敬も、恋心も、下心も、全部あるのが本心

下心を捨てたらもう一度会話できますか?


ここまで読んでくれてありがとうございました。

俺はどうすればよかったのか、どうすればいいのか、

もう一度やり直せるのか、それとも忘れる方法はあるのか。

気持ち悪いの一言でもいいかコメントがほしい。

最後に、もし本人がこれを見てしまったら。

考えたくもないけれど。

これを見たうえで許させれるとは思わないから、見られないことを祈っている。

それでももし見てしまったら、あなたが好きだったポケモン名前コメントに残してくれないでしょうか。

そのポケモンがいたら、終わったものとしてすべてを諦めます

どうか、見つかっていませんように。

初対面の異性に殴られてメロメロになって飴と鞭で虜になるのは男だった

まず女は売れっ子ホストとか地元ブイブイ言わせてる不良の一員とか狭い範囲での人気者や権力者を選んでそこから殴る蹴るが始まるわけだ

男はたぬかなとか当時無名や初対面の知らない女に飴と鞭を突きつけられて言いなりになる

たぬかなに重課金したホビットがいい例

まず無名時代に「身長170cmは人権ない」という先制パンチホビットの心を折りつつ注目を集める

クソみたいな女の本音をちょいちょい差し込みつつ、「お前らの為に鍛えてやってるんやで❤」と言ってやるという飴と鞭を交互に出すだけで巨額の投げ銭や高級ブランドが集まるから

からホスト手法恋愛工学混同する非モテは全てがズレてるんだよ

周囲から評価人間関係の構築ができないから、初対面の面識のない同士でマッチングとか告白するとかいシチュ固執する

たまに無断早退するために

月に2,3日タイムカードを敢えて押し忘れて帰っていることをここに告白しま

このタスクをこなすことで上司心証をやや落とすことと引き換えに

退勤打刻がなくても「また押し忘れてるから訂正しといて」と言われるようになり

その時間まで本当に会社にいたか確認をされる可能性が大いに下がります

これが静かな退職を果たした俺のライフファック

別にそんなことはないのになんかエロく感じる言葉

玉の輿に乗る

何だろう、『玉の腰に乗る』という露骨すぎる字面想像してしまうからだろうか?

合いの子

なんか差別用語とする向きもある様だが、これも『愛の子』とすると熱情的なエロスが漂う感じに

あと『愛のコリーダ』の影響もある気がする

月とすっぽん

そう、月といえば「月が綺麗ですね」という愛の告白

からすっぽんぽん

これはもうあれですわ

ちなみにみんなのうたで『すっぽんぽんぽん』という歌があるのだが、分かっていながらも胸をときめかせて初回試聴したのは俺だけではあるまい

2025-12-08

弱者男性謝罪してきてドン引き。謝ってスッキリしたいだけでしょ?

職場のいい年してFate/stay nightかい20年前のレトロゲームが好きそうな弱者男性ランチした時の話。

別に仲良くもなんともないのに、いきなりそいつ告白されたのよ。

まりのショックで頭真っ白になって、悔しさと気持ち悪さが一気に押し寄せて、その場で泣いちゃったんだよね。

そしたら一緒にいた同僚が「お前今なにした?」って言いながら、弱者男性を5mくらい吹っ飛ばしてくれた。

で、後日。

なんか妙にキラキラした目をした弱者男性がこっちに来てさ、「この前は本当にすみませんでした!」って謝ってきたわけ。

いやいやいや、なんでお前が浄化されたみたいな顔してんの?

こっちはまだ全然傷が癒えてないんだけど?

謝ったら自分スッキリできると思ってんだろうなって気づいた瞬間、また悔しくて泣けてきてさ。

で、反射的にビンタしたら、また5mほど吹っ飛んでいった。

てかさ、謝罪って本人が気持ちよくなるための儀式みたいに使われがちなのマジでムカつくんだよね。

傷ついた側の回復なんてガン無視して、勝手に「反省完了」みたいな顔すんなって話。

そんなんだからモテないんだよって思いました。😅

若者告白してフラれて不幸になるシーンをひたすら見たい

あの気まずい感じをずっと見ていたい

anond:20251208162101

ご自慢の容姿をもってしても断られる要素があったってことか

めんどくさい性格してたか関係地を微塵も築かずに告白してたかなんやろな

モテない

同級生の話を聞いていると、特別目立った美人とかではない、普通女の子でも、中学校大学生くらいまでの間に数回は男子から告白されて、付き合うのはもちろん、振った経験もあるらしい。複数人みんなそんなかんじなので、普通女の子にとってはそのくらいが当たり前なんだろうと思う。


私はゼロ。見事にゼロ。行動してないとかではない。小学校中学校は振られたことは数回ある。それ以降は特に行動していないし、告白されることもないまま大学卒業した。若い女モテに困らないなんて絶対嘘やんという気持ちしかない。

から告白しても振られるくらいなので、容姿が悪いのだろう。でも、結構かわいいと思うんだけどな。でも振られてるという事実からするとブスなのか。いやでもかわいいと思うんだけどな。それはまあ到底乃木坂には入れないけど、一般人の中ではかわいく整った部類だと思うんだけどなあ。昔から容姿は褒められる方だったし…。

小学生の時に新興宗教を作った話

毎年クリスマス正月のような宗教色の強い時期になると思い出すので備忘録として書いておこうと思う。

とても長くなるので読んでも読まなくても構わない。

はいくらでもあるが、当時小学生お子ちゃまが頭を振り絞って考えたことだったので生暖かく見ていただければ幸いだ。

まり

増田が6年生だった頃のことである

当時通っていた小学校お受験が盛んで、クラスの半分以上が中学受験するような学校だった。中には体育や道徳など勉強関係ない授業が多い日は学校休み塾へ通うように親に指導される子供がいるような学校である

そんな雰囲気学校だったため増田も塾に通わされていたが、増田の親は仕事が忙しく放任主義だったため、どちらかというと自由に延長できる学童のような使い方をしていた。親が帰るまで子供1人は心配から大人がいる塾で勉強して暇を潰しなさい、という発想かと思う。

当然、遊びたい盛りの子供は不満である

から晩まで勉強で楽しくないし、学校教師子供達に学校勉強させようと胡麻擂りに必死だし、塾ではライバルたちと比較される。お子様なりにフラストレーションが溜まっていた。

小賢しく、自尊心が高く、承認欲求が強く、何よりも勉強以外で暇を潰したかった増田はそこで考えた。

そうだ、宗教を作ろう。


友人について

当時の増田立ち位置は「1軍グループにいるけどちょっと浮いてる変なやつ」だった。友人Aと友人Bの親友というだけで残酷子供達のカーストの中で辛うじてバラモンの仲間に入れてもらっていた。友人Aと友人Bの存在がなければきっとダリットだったと思う。

とにかく、増田には2人の親友がいた。勉強スポーツもできて誰からも一目置かれる友人A、とにかく話がうまく誰とでも仲良くなれる才能がある友人B。

入学した時にたまたま席が横並びになったというだけの出会いだったが、それからこの2人はこちらが申し訳なるくらい良くしてくれ、そのおかげで陰キャ性格がドブカスだった増田も「みんな仲良し♪」の仲間に入れてもらうことができたのである

表向き友人Aも友人Bもみんなの前では「気のいいやつ」だったが、実は2人とも性格にはかなり難があった。いや、だからこそ増田と仲良くなれたのかもしれないが。

友人Aはなんでもできるからこそ傲慢で、支配欲がある。少し早い厨二病であり、大きな声では言えないがナチに憧れていた。大きな声で言わないところが実に打算的であり、増田はそこが気に入っていた。

友人Bはとにかく人からの評判を気にしていて、いつも自分悪口を言われていないか怯えていた。それと同時に人の内緒にしておきたい部分を暴くのが大好きで、いつか何かあった時に脅せるように、仲良くなって秘密を握ることで快感を感じる癖があった。

増田はといえば親友2人を自慢に思うとともに、増田の言うことを疑いもしない人気者2人を操る優越感に浸るクズだった。

ズブズブに共依存している闇のズッコケ三人組である

そんな悪友2人に、こんな面白いことを共有しないわけにはいかないと増田は思った。

宗教を作ろうと思う」と増田は言った。

いいね、やろう」と友人Aは言った。

信者100人くらい欲しいね」と友人Bは言った。

増田は「こいつら話が早すぎるな」と思った。

そうして、宗教を作ることになった。

宗教を作ろう

増田キリスト教圏で育ったので神の存在に関しては割と思うところがあった。

そこで「神」不在の「思想」の宗教を作ることにした。

思想宗教の違いは難しいが、神の存在を論じられるほど増田信仰は深くなかった。ただ、人間熱狂宗教になりうる、と子供心に感じていた。

小学生だった増田の狭い狭い世界の中で、唐突宗教を作ろうと思ったわけではない。「これはいける」と思った出来事があった。

発端

どの小学校でも道徳の授業があったと思う。お受験組の気を引こうと躍起になっていた当時の担任は、その道徳の授業で「いいこと投票」というものをしていた。

その名の通り単純で、「いいことをした人を匿名投票して、得票数が高かった人を表彰する」という仕組みである

これは単純だが、小学生承認欲求をかなりくすぐった。なにしろ、いいことをするだけで教壇の上で褒められ、その上シール(子供にとってのシール!史上の喜び)を授与されるのである。名札の裏にいいこと投票シールを貼るのがステータスになるのにそう時間はかからなかった。

増田はヒネた子供ではあったが、それでも投票されたら悪い気はしないし、いいこと投票が頭をよぎって人助けをすることもあった。

それと同時に、「これは使えるな」と思った。

まり、「人の善意は操れる」と知ってしまったのだ。

増田が育ったキリスト教の教えでは、善行は死後の世界のために積むものとされていた(諸説ある)。だが、小学生にとって死後の世界など遠い存在である。「善行を積めば人々から尊敬されるという承認欲求」の方が何より魅力的なのではと思った。

どうせ宗教を作るなら、ハッピーな方がいい。

3人の意見はまとまった。

その週末、3人で図書館に行った。親は大喜びでお駄賃までくれたが、目的宗教について調べることであった。当時インターネットはかなり普及してきていたが、学校コンピューター室で宗教のことを検索するのはかなり気が引けた。そこで図書館へ行くことにした。

日中調べて回って、以下のことを決めた。

小学生なりに考え、実行に移せる最大限を考えた。

そしてそれを実行に移した。これが6月の頃である

〇〇〇〇教の立ち上げ

結論から言うと、〇〇〇〇教はバカウケした。

結成時に十数人を集めて行った友人Aの演説は素晴らしいものだった。増田が授業中書いた原稿と同じ文言とは思えないほど力に満ち溢れ、説得力があり、心に訴えかけるものがあった。その場にいた全員が信者になると誓い、お札を下駄箱に貼り付けた。

友人Bの勧誘も実に巧みだった。誰に話せば一番噂が広まりやすいかを友人Bは知り尽くしていた。すぐに手元にあったお札はなくなり、増刷をすることになった。学年のほとんどが入信し、シールは飛ぶようになくなった。匿名投票のための空き下駄箱は常に紙が入っている状態で、ランドセルの蓋にシールを貼るのが大流行した。

3人はそれで満足し、たかを括っていた。小学生拡散力を舐めていたのである

拡散組織化

夏が来て塾の夏期講習が始まってから、他校の生徒に声をかけられることが多くなった。もちろん入信の申し出で、最初は喜んで案内をしていた。

だが、20人を超えたところで不安になり始めた。なにしろ、塾でしか会わない人間である匿名投票匿名性は失われ、よく知らない人間善悪判断しなければならない。

3人は作戦会議をし、組織化をしなければならない、と結論を出した。信者たちを支部に分け、各支部ごとに信者たちをよく知る支部長を置くことにしたのである

それと同時に、今まで全て3人で行っていた運営テコ入れをすることにした。

まず、専門のデザイナーを雇った。非受験組の絵が得意な信者シールとお札のデザイン一新させた。毎月シール図柄を変え、飽きの防止とインフレの防止を図った。

また、情報屋も雇った。告解で得た情報さら価値のある情報を交換するためである。これは画期的で、「この秘密を話すので誰々の好きな人を教えてください」とかが大変多くなった。

支部長の下に秘密内部監査官も置いた。これは支部長の不正信者との癒着告発させるためである

組織化したことにより、3人の地位は確固たるものになった。カリスマ教祖の友人A、人に響く教えを説く友人B、善悪を裁き組織をまとめる増田

夏休み中もムーブメントは衰えを知らず、信者は増え続けた。3人は有頂天になっていた。

そして学校が始まり、始業式の後、3人は応接室に呼び出されたのである

お叱り

〇〇〇〇教は教師陣の間にも知れ渡っていた。

当然である人間の口に戸は立てられない。小学生なら尚更だ。

つの学校ではなく塾や習い事によりその地区の他校にも伝播した〇〇〇〇教の信者は把握できるだけで数百人を超えていた。

夏休み中、先生方は連携をとり、学校再開とともに終わらせようと話し合いがされていたらしい。

説教は3時間に及んだ。これは、先生方の話が長かったこともあるが、こまっしゃくれたクソガキだった我ら3人がいちいち反論を仕掛けたかである

そもそも、我々は何も悪いことをしていなかった。ただ「いい人になろう」「いい行いをしよう」「いい人たちを尊敬しよう」と言って回っただけである。「ご利益がある」とお札を売りつけたり、告解で得た弱みを握って脅したりもしていない。ただ、善行を行わせて噂を流通させただけなのだ

教師陣もそれがわかっていたのであまり強くは追及してこなかったのだが、我々があまりに舐め腐った態度をしていたのでだんだんヒートアップし、複数教師が入れ替わり立ち替わり講釈を垂れ、最終的に「解散宣言をしなさい」と一方的要求押し付けてお開きになった。

応接室を出て、下駄箱に向かい、校門をくぐった瞬間、3人は爆笑しながらハイタッチをした。

馬鹿め、もうそんな段階にないのだ!」と知っていたからだった。

子供と接しているのに大人である先生の皆皆様方は全くわかっていらっしゃらない。子供禁止されたらもっともっとやりたくなるんだよ!

受験用に詰め込まれ知識であるキリシタン気持ちがその時はよくわかった。抑圧された宗教は熱を増すのである

〇〇〇〇教は密教と化し、いよいよ肥大化していた。

隠語で呼ばれ、ミサと称した会合秘密裏に行われ、塾に通うために学校を休んでいた層もせっせと体育館裏に足を運び秘密を囁くようになった。

教師陣は躍起になっていたが当時流行り始めた学校掲示板mixi日記などで〇〇〇〇教は着実に広まり信者は増え、もはや我々3人の手に及ばないものになっていた。

知らないデザインシールが増え、知らない告解が増え、知らない宗派ができていた。

秋が来て、塾で勉強している間に冬になった。

祭りの後

冬季講習の最終日、いつもの公園ジャングルジムの上に集まり、80円の缶ジュース乾杯をした。

「そろそろやめよっか」と増田は言った。

教祖しかったなぁ」と友人Aは言った。

卒業、さみしいなぁ」と友人Bは言った。

正直、もうその段階ではないことはわかっていた。これはただの勝手な「一抜〜けた!」である

教祖司祭裁判官も全てを誰かに押し付けて、こそこそと逃走するのだ。信者からすれば大きな裏切りであり、大罪だろう。

でもぶっちゃけ、飽きちゃったのだ。自分たちを置いて勝手物事は進んでいくし、勝手教祖を名乗るものも出てくるし、勝手布教されているし、勝手に人が人を裁き始めるし。

だって子供だし、受験もあるし、そもそも進学したら続けられないし。

色んな言い訳をして、色んな人と話して、時にやり合って、押し付け合って、そうしている間に受験学校に行かなくなって、ようやく卒業のために帰ってきたらどうやら全てが終わっていた。

あれだけ熱狂的だった信者たちは激減しており、卒業とともに誰かに譲られるためランドセルの蓋はシールなんてなかったように綺麗になり、空き下駄箱は使用禁止になっていた。

教室の後ろの「いいこと投票」の模造紙は取り払われ、「卒業おめでとう!」の垂れ幕に変わっていた。

こうして、我々の宗教活動は終わった。

最後

友人Aは卒業と共に他県へ引っ越した。6年生になった時から決まっていて、増田たちと最後に何かしたい、と言っていたので「何か」は間違いなくできたと思う。

友人Bは志望校に落ちたので増田とは違う中学に進学した。あれだけ熱心に活動に勤しんでいたというのに引っかかったのは幸運だと自ら笑っていた。

増田中学で若干いじめられそうになっていたが、入学した時に席が前後になった友人に助けられなんとかグループの輪に入れてもらい事なきを得た。教訓としては、コミュニティに入って一番初めにできた友人はなんとしてでも大事にした方がいいということだ。

それぞれ無事進学して、就職して、結婚して、最近オンライン飲み会なるものを開催している。

この間、家族で親元へとUターン引っ越しをした友人Bが酔っ払いながら教えてくれた。

最近子供ランドセルの裏に変なシールをくっつけて帰ってきてさぁ」

友人Aはしばらく黙った後爆笑したが、増田は少し泣きそうになった。

この歳になると涙腺が緩くなって困る。

キリシタン、まだいるのかぁ。

2025-12-07

真逆(まぎゃく)」はいから使われだしたか

前提


1927年アルス写真大講座 第二巻』

記念したい被写体を取り入れたいために時には真逆の方向(カメラ太陽に向ふ)に向ふ場合もあるでせうが、このとき直射日光レンズに当らないやうに注意をして頂きます

フリガナがないので「まぎゃく」と読むかはわからないが、意味的には「正反対」の意味で使われていそうだ。

いまのところ「正反対」の意味で使われている最古の用例である

追記1937年写真月報』

只逆光線で太陽を前景のカメラもつている人でシエードした事が、レンズ太陽の直射を避けて雲海にあたつた真逆の光線をうまく捉へる事が出来ました。

写真関連で検索してみたが、なるほど。

写真用語では太陽光の当たり方を「順光線(順光)」「斜光線(斜光)」「逆光線(逆光)」などと分類するが。

逆光をさらに「半逆光線(半逆光)」と「真逆光線(真逆光)」に分けることもあるというわけか。

検索してみるかぎり、用例としては「真逆光」が圧倒的に多いが、「真逆の光線」「光を真逆に受ける」のような例もわずかに見られる。

1959年富士岡田紅陽

太陽富士山頂の上に輝やき、眼前の雲海の表面を真逆に照しつけていた。

一気に時代が飛ぶが、こちらは「まぎゃく」とフリガナがあるので間違いない。

ネット検索できるかぎりでは、いまのところ最も古い「真逆(まぎゃく)」であろう。

ここまでは用例が少ないので、もちろん「真逆(まぎゃく)」が広まっていたとは言えないだろう。

しかすると、文章にならないような口語俗語として使われていた可能性はあるが、それはわからない。

さて、1970年代に入ると一人の男が颯爽と登場する。映画評論家松田政男である

この人物が「正反対」の意味の「真逆」を広めたと言っても過言ではないのではないか

彼はそのくらい「真逆」を多用しているのである

1971年風景死滅松田政男

コスタガブラスが『Z』にひきつづいてつくった第三作『告白』は、いわば、日本の喪名の永久革命家の理念とは真逆視点から革命反革命弁証法をとらえようとした政治的茶番劇である


1972年キネマ旬報』「映画批評 わが緑の大地」松田政男

往年の安部公房テーゼ"猛獣の心に計算器の手を"とまさに真逆に、ポール・ニューマンは"ハトの心にタカの爪を"と、後行する世代叱咤しているのである


1973年不可能性のメディア松田政男

自動車から飛行機への発明ベクトルがひたすら上昇の方角にのみ向けられているのとまさに真逆に、グーテンベルグ以降におけるエレクトロニクスメディアの発達は、ひたすら私たちの<内部世界>の深部に向って下降するベクトルをもっているのではないか

エンツェンスベルガーは、エレンブルグの「作家ならば、ドゥルティの生涯のものがたりを書いてみようとは、けっして思うまい。それはあまりにも冒険小説そっくりだった」というしたり顔とはまさに真逆に、そういった意味合いでの「物語作者は、自己否定しなければならない」が故に「集団的フィクションとしての歴史」――正確には「反歴史」を書くべく試みたのだ。

チャップリンが、常に、可哀想ヒロインのために献身するのに対し、キートンはまさに真逆禁欲的にまで非情に、アクション共同体映画のなかへ制度化すべきことを他者に向って要求するのである

そしてエイゼンシュタインは「人に秀でた人間」として、しかトロツキーとは真逆に、スターニスト・レジームへの自己批判を倦むことなくつづけることによって生き延びて行ったのだ。


1973年キネマ旬報』「キネ旬試写室 化石の森」松田松男

この点いかに苦悩の色を露わにしつつ純文学を志そうと、できあがった作品が常に一つの社会現象として、つまりエンターテインメントとして消費されてしま石原慎太郎と、篠田正浩はまさに真逆であると言っていい。


1974年キネマ旬報』「今号の問題作 キャロル斎藤正治松田政男

私たちは「スティング」のあの不愉快なだまされ方とまさに真逆に、龍村らが「キャロル」に仕掛けたさわやかな詐術を愉しんでおけばいいのだから······


1974年朝日ジャーナル』「密室国家難民キャンプ なぜ、いま、パレスチナ革命なのか』松田政男

レーニン以前に、もとよりレーニン以上に楽観的に「生産者たちの自由平等な協力関係の基礎のうえに新たに組織する社会は、全国家機関を、そのばあいしかるべき場所へ移しかえる、すなわち、紡ぎ車や青銅の斧とならべて、考古博物館へ」と断定したエンゲルス理想とはまさに真逆に、いま紡ぎ車や青銅の斧と共に博物館へ並べられているのは、彼らエンゲルスレーニンや、その他もろもろの革命理想である


1975年現代の眼』「シネマ・マンスリー

この密林の猟師年齢不詳だがむろん年老いており、したがって初めキャステイングされていた三船敏郎のような精悍さとは真逆の、むしろ志村喬だとか千秋実だとか黒沢一家長老ふうな中央アジア出身の老優が起用されていて、これがかえって野生の賢者という風格をかもし出してなかなかにいい。

これは匿名記事だが文体からして松田政男か?

1976年キネマ旬報』「自主映画の新作その(3)」松田政男

この静謐な、余りにも静謐な〈自然〉は、ゴダールとは真逆の"観念論的記録の試行なのか?


1978年シナリオ』「77から78へ日本映画の秋冬 アイデア燃えあがる日」松田政男

そこへ行くと、日活ポルノ裁判被告として四年間の沈黙余儀なくされていた山口清一郎が、初めてATG提携製作した新作『北村透谷・わが冬の歌』は、『原子力戦争』とまさに真逆に、開かれた映像空間の造型に、一定程度の成功を収めえている。


1979年『日付のある映画論』松田政男

高橋明庄司三郎ら日活独特のポルノ男優たちが、画面のなかでいかにタフに振舞おうとも、私たち観客に対しては常に控え目な存在であるのとまさに真逆に、ここにおけるホストどもは、私たちの目の保養を邪魔立てする文字通りに目ざわりな夾雑物なのだ

しかし、『25時の舞踏派』『貘をぶっ殺せ』『造花の枯れる季節』と一九七五年に三連作された8ミリ長編劇映画とは真逆に、このうまさは、なぜか上すべりするうまさなである


1979年現代の眼』「和製B級映画現在形」松田政男

亀和田武は、そこで、私とはまさに真逆に、自らの石井隆論を全面展開しながら辛辣きわまりない反撃を重ねて行くのだが、先述したように、私がヨリ関心を惹かれるのは、個別作家論というよりも、その大前提たるべき情勢論なのだ


1979年現代の眼』「松田政男映画戦線への斬り込み」松田政男

そして、面白いのは、西欧的な父性原理依拠する『くるみ割り人形』とはまさに真逆に、信州フォークロアに原型をもつ物語真相には、東洋的な阿闍世コンプレックスに由来する母性原理が、不十分ながら貫徹していることだろう。


といった具合に、松田政男は「真逆」を使いまくっている。

いずれもフリガナは振られていないので、本人は「まさか」の読みで使っていた可能性もあるが、少なくとも意味的には「正反対」で間違いなかろう。

1970年代から1980年代にかけて、この「正反対」の意味の「真逆用法は、特に映画系のライターあいだで広まっていったようである

たとえば田原総一朗もその一人である

1975年大統領を知らない人たち アメリカで見たしたたか生き方田原総一朗

もっと地獄絵は、その猥褻さ、はなはだ幽玄的でない表現に寄って、裸や性器露出がいやらしいこと、不自然なこと、いわば忌み嫌うべきこと、非人間的なことであることを強調しているわけで、これは、古代ギリシャをはじめヨーロッパ絵画彫像が裸の美を強調し、裸こそ人間自然の姿だといわんばかりに表現しているのとはちょうど真逆である


1978年穀物マフィア戦争田原総一朗

「当然でしょ。”緑の革命“とは、発展途上国にとっては、自立とは真逆の、アメリカへの依存度をより高めさせ、アメリカ政府と、多国籍企業世界支配システムにより深く組み込まれることでしかなかったのですからね」


1979年『潮』「二都物語1 新潟VS山口 総理大臣をうんだ街」田原総一朗

松陰は、この狂を愛し、みずから狂夫たろうとしていた。だが、岸信介には、狂はない。むしろ吉田松陰とは、真逆のように思える。


仮に、このあたりの記述が「まさか」という読みを意図していたとしても、フリガナがないので「まぎゃく」と読む人は多かっただろう。

よって「真逆(まぎゃく)」が広まったのは1970年代ではないか、というところで結論としたい。

anond:20251206024723

「女に告白したら受け入れられて成就する恋愛けが正しい、俺の告白を断って恥をかかせる女は死ね

30代童貞ってこんな感じの異常思考からね、そんなんが恋愛したいと主張してもそら女は冷ややかになるわな

2025-12-03

anond:20251203220610

いきなり告白されても困るよな実際

映画】潔白を見た

二転三転する法廷劇映画の良作。75点。

 

村の嫌われ者葬式で毒入りマッコリによる殺人事件が発生。認知症の妻が犯行を自供するも証拠は薄く何かおかしい。ソウル弁護士をする娘が緊急帰国し弁護を開始するも閉鎖的な村民市長警察、輩の妨害に合い、事件の裏の巨大カジノ建設に関わる陰謀に近づいていく。

 

最初何となく日本でいうところの「刑法第39条」的な認知症人間の罪をどう裁くべきなのかとか、無実の認知症の人に自供させた場合その真実をどうやって確かめることができるのか的な社会的作品かと思って見てたけど実際にはそんなことは別になく、韓国特有文化である「恨(ハン)」の映画だった。

 

主人公は死んだ父親(母親再婚した継父)から虐待を受けておりそれが原因で自殺未遂→村を捨ててソウルへというバックボーンがあり、ソウルでは正義感の強い敏腕弁護士として鳴らしている。村を捨てた人間として村の人間からはうっすらと疎まれており、また村八分にされていた人間の残った一分の葬式に行ったらその嫁に毒殺されるという悲劇からほとんど協力が得られないという村ホラー的な展開が良い。

その被害者の中で一命をとりとめた市長は何やらこの事件を早々にクローズドしたいらしく、無能弁護士をよこしたり警察圧力をかけたり部長検事を引っ張り出してきたり地元チンピラを雇ったりとあらゆる手段を講じてくる。そして死亡した人たちは彼が推進していたカジノ計画に何らかのかかわりがあることが分かり、こいつがやったのでは?という疑念が立ち上る。だったらしょうもないなぁとちょっとこの辺で不安になってくる。

しかしその後、証人喚問に呼ばれた自閉症の弟が検事に「お前以外は誰もマッコリが入ったヤカンに触ってないんだな」と詰問され弟は「はい」と答え、それを見た母親が半狂乱になり「私がやりました!!!」と絶叫しだす。弟は常々検事のことを悪い人だ!と言っていたので、エッ、悪人を罰するために自閉症の弟がやったのを認知症ながら母の愛で庇ってたっていう一番おもんないパターン!?となるもそのまま話は進む。

巨大カジノ建設の闇がこの事件に関わっているのではと追う中で、知事父親被害者たちを含めた仲良しチンピラーズが大昔に仲間割れを起こしてうち1人を事故に見せかけて殺害したことが発覚する。そしてそれは主人公母親の元夫だった。悲しみに暮れて自殺を図った母親を死んだ父親が救い、妊娠していた子供のためもあって彼と結婚した母。

しかしその後、仲違いした知事父親の会話から真実を知ってしまう。

ブチ切れた母親父親食事農薬散布を開始、父親殺害。そして父親葬式にのこのこやってきたチンピラーズに毒を盛ったマッコリを飲ませて復讐を果たしたのであった。いや、このストーリーで実際に母親犯人なことありえる!?

真実を知った主人公は「知事を恨んでいた父親自分の死を悟って死後強まる念を使った、もとい葬式で使われるであろうマッコリ農薬を仕込んでいた。実際に死亡時に来ていた服に農薬が付着していた(農薬母親父親に食わせていた者の残滓)」と陳述し自閉症の弟、認知症母親を操り法廷支配無罪を勝ち取る。

 

ロジックがしっかりしているのが良い。

冒頭、水に沈んでいく謎の男が映し出され、これが死亡する父親なのかなと思ったら違って誰やねんと思っていたら公判で元夫(やっぱり死亡した父親ではあった)であることがわかると、あぁ冒頭のあのシーンはこういう意味だったのかというのがわかるし、同じく冒頭にある父親による虐待シーンも「自分が殺した元夫の子だったからか」と判明するのも「母親の元夫を殺したところからすべてが始まっていた」と理解できる構成が美しい。

また母親?→知事?→弟?→母親!→父親へという犯人が二転三転する法廷サスペンスを頼ませてくれたうえで、市長ガッツリ警察に影響力があって汚職まみれで暴力も辞さないというイヤ村展開も見せてくれるのも、あと幼馴染のデブは善き警官として登場しコメディリーフとして主人公に手を貸してくれる展開もエンタメとして強度が高い。

当初正義感が強く「悪の弁護はしたくない」と当初述べていた主人公が、弟が撮影していた母が父を殺害した状況証拠を握りつぶし、敏腕弁護士ぶりを発揮し「冤罪でっち上げて」自身母親と本当の父親復讐を果たし無罪を勝ち取るという展開はこの作品タイトルが「결백(潔白)」ということを顧みても趣があってよい。

主人公冤罪に手を染め、母親は元夫の仇である父親含めたチンピラーズを殺害し、自閉症の弟は父殺しを黙認し、父親市長被害者たちも元夫殺しの犯人で、無能弁護士警察検事汚職にまみれている。潔白などないという作品なのかなと思った。

 

個人的に好きだったシーンは主人公が集めた証拠から母親真実を追求にしに行く接見シーン。

互いに向かい合って話すんだけどカメラを互いを一人一人しかさないのだが、ガラス越しに反射した相手の顔を同じ向きに重なり合うように映す。そして主人公最後真実を明らかにするシーンで「主人公」と「反射する母親」のそれぞれの顔が輪郭レベル完全に一致する。

最初象徴的な絵面だなと思ったけどその告白母親によるマッコリ混入だったのでこの母親主人公を同一化する意味って何だろうと思って見続けていたらその後、主人公は死んだ父親犯行だったことにするという戦略をとり「夫・父親復讐を遂げる人間」になったんだなということが分かり、いい演出だなーって思った。

母親父親チンピラーズの多くを物理的に殺害し、主人公は彼らを法的に再度殺害した。

 

役者さんもよかったし何よりプロットがしっかりしていて法廷劇映画必要な要素はたぶん全部入ってた。

まぁ後の知事も含めたチンピラーズの犯行がずさんすぎる問題はあるんだけど、でもこれってトリック重要本格ミステリ(Howdunit)じゃなくて人情ミステリ(Whydunit )なのでこんなもんじゃない?少なくとも明確に矛盾してるなぁって部分はなかった。

しっかり作られた良作。オススメ

2025-12-02

ネタバレあり『果てしなきスカーレット』がやっぱおもしろくなかった

この映画酷評されていたのでせっかくだし観に行ってみた。途中笑うくらいおもしろくなかったので感想を書く。良いところと悪いところをまとめてみた。

多少ネタバレもあるので嫌な方は読まないでください。


>悪かったところ。

ストーリーが飛びすぎ。

ついていけない。新幹線なら大阪飛ばし京都着くらい飛ばしてる。

観ていてすごい疑問が出てくる。急に大人数の戦闘してて主人公たちはなんで加わってるの?母親と血が繋がってないのかな?あの龍はなんなの?手下たちなんでこの世界にいるの?そして最後まで答えが出ない。

キャラ共感できない。

スカーレット身分性別違うし昔の人だからまだ共感できないのはしょうがないとしても、相方日本人男性と全く共感できない。あれは共感要員じゃないの?

明らかに異世界なのに俺は帰る!とか言った時点でなんだそれってなった。あと殺されそうになっても殺すなとか言う。とりあえず恋愛しとけ感がすごい。

・なぞのフラッシュモブ的なダンス

急に歌って踊らないでほしい。逆にディズニーって最初から歌って踊る雰囲気作ってくるし自然に入れてくるの上手い。

関係ないけどフラッシュモブ告白されて喜ぶ人は日本だと少数派だと思う。

ご都合主義演出

雷とか。急に敵だった人が助けに来たり。なんで馬乗り状態スカーレット刺せるのに刺さないのって思う。

・見せ場的なシーンがない。

進撃ならリヴァイvs獣の巨人。SWならダースベイダーとの戦いみたいな記憶に残るシーンがない。結局復讐相手とも戦わなかったし。

サマーウォーズとか時をかける少女は今でも思い出せるシーンあるけど、この映画ではない。さらさらと流れていく。



>良かったところ。

ときどき映像が綺麗。

ロシアアメリカ(+イスラエル)が示している「力こそが全て」という今の情勢で愛と平和を訴えたいのはわかるけど、デンマークはその後植民地獲得したり、ナポレオン戦争とか第二次大戦とか結局殺し合いだったなーって思ってしまった。この映画は逆に観に行った方がいい。

以上

取られたって思っちゃう

大学の時に好きだった男性結婚することを知った。前に告白して振られたけど、今も好きな気持ちは変わらない。名古屋主婦が刺され、最近になって犯人が捕まった事件を思い出した。結婚相手の人を殺すのは絶対間違ってると思うし、そんなことをしたら彼を悲しませることにもなる。それなら、彼を何としてもこっちに振り向かせるように違う方法で動いた方がいいと思った。

犯人したことには全く共感できないけど、犯人気持ちには同情できるところがある。やっぱり取られちゃったって思うし、自分の方に振り向かないことにもやもやちゃう

映画スマホを落としただけなのに 最終章ファイナルハッキングゲームを見た

俺が嫌いなタイプ邦画だった。32点。

アマプラに来てたぞ、みんな乗りこめ~^^

 

からよくあるタイプではあるけど特に半沢直樹以降に顕在化した「いい演技=オーバーリアクションの顔芸」系作品。このハゲー!! ちーがーうだーろーっ! 違うだろーォッ!! 違うだろっ!!!唐突豊田)。元々は蜷川あたりの演劇界からの輸入だと思うんだけど、演劇であれがバエるのは空間が広いからだろ。画角的に小さく切り取られた画面内でやられても、こんな奴おらへんやろ~としかならんやろ。

なので僕はこの映画が嫌いです。

千葉雄大って口に顔乗っ取られてるんか?感情的になって話すと口の動きにあわせて顔の位置が動くから一生懸命頑丈込めて台詞読んでます」感がすごくて毎回ズコーってなる。顔はかわいいけど主役張る器とは思えなかった。まぁ主役なんかジャニでええんですってのが邦画から別に千葉雄大でええか。

 

話としては前回(見たはずなんだけど何一つ覚えてない)逃亡した天才ハッカー成田凌を追う刑事千葉雄大ハッカー対策室に異動。一方その頃成田日韓首脳会談の中止を目論む韓国反政府組織就職。そこで監視役についた韓国美女といろいろあって、最終的に公安井浦新に撃ち殺されて韓国美女はく製にされておしまい

 

これ別にいいっちゃいいんだけど、韓国反政府組織韓国上司大谷亮平で、韓国で知り合う韓国剥製師が佐野史郎なんだよ。ちなみに韓国美女元アイドル韓国人。なんでみんな韓国人にしなかったの?予算なかったの?

俺はハリウッド映画とか見てて日本人役が韓国人だったり中国人だったりするの毎回イラッとするタイプからすげー気になっちゃった。もしくは韓国美女日本人で揃えてこれはジャパニーズファンタジーコリアですよっていう空気感統一をするとかさ。

 

実は韓国美女心理操作に長けた超悪女だった可能性もある(最終的に成田剥製にしてる)から意図的演出なのかもしれないけど、韓国美女ストーカーに追い詰められたところを成田が助ける展開があって、その後、距離が急接近して哀しき過去告白するってシーンがあるんだけど、そこがカタコトの日本語なんだよ。2人はほとんどのシーンで韓国語で話してるのに。

韓国まれ韓国育ちの韓国美女が最もエモーショナルになってる場面で敢えて(カタコトの)日本語話すか?毒親虐待されて施設で育ったって設定なんだけど、その施設が実は日本にあって私は韓国毒親に捨てられて日本で育ちました、なら、本当に辛いとき日本語が出るのはわかるけど、別にそんな設定ないし。なんでこいつ日本語しか話さんようになったんや。こういう感情が繋がらない感じ苦手なんだよな。

 

ハッキング関係も今の時代ホンマにそうか?って感じでさ。

途中で急にミサイル日本に撃ち込まれる展開があって、Jアラート作動防衛庁ミサイル存在確認。2分後に着弾。実際に着弾しモニターには濛々と煙をあげるビルが。しか千葉雄大モニタ凝視し、旗のはためきと煙の向きが違うことからハッキングを受けてフェイ映像を流されている」ことを見破る。

って展開なんだけど、いや防衛庁レーダーハッキングしたん?だったらもう何でも好き放題やれるだろ。フェイ映像なんか流して遊んでる場合か?とも思うしさ。何より今の時代サイバーハッキング対策室ならまずやるべきことはSNSモニタリングだろ。

実際に着弾してるなら映像なり写真なりが一瞬でバズりまくってるはず。フェイ映像凝視してる場合か?「あれれ~おかしいぞ~。SNSに何の反応もないよおじさん(CV高山みなみ)」がリアルじゃね?つーか情報収集のために24時間監視しとけよ。

日韓首脳会談の会場にドローンが雲霞の如く押し寄せる展開もあるんだけど、それだって急に近所からドローンが湧いてくるわけもなし周囲何キロかは当然ある程度の警戒態勢が敷かれる以上、ある程度の距離を飛んできているはずなんけど巡視してる連中は何も気づかんかったんかって感じだし、何より首脳会談とき普通に広域監視ドローンの警戒は現代では当然にやっとるわい。ドローン出てきたての時に脚本書いたんか?

 

あとこれはもう本当に全然どうでもいいことなんだけど、反政府組織大谷の恐ろしさを表現するために裏切者を処刑するシーンがあるんだけど、そいつ警察組織情報を売ってたのね。で、問い詰めると「娘を学校に行かせるのに金が必要で!」って言うの。反政府組織より警察のほうが金払いいいことありえる?めちゃくちゃ潤ってそうな組織だったけど。別に「喋らないと一家ともどもぶち込むって脅されて」とかでよくね?

あと反政府組織をずっと警戒してるのに「背中のやけどを見せる」ためだけに上半身裸で寝てる成田ね。こいつそのシーン以外ではずっとパジャマでもない普段着で寝てるから。こういうの嫌い。

 

基本的に謎演劇演技が「すご~いこわ~い」って思える人にはポップコーンムービーとして普通に楽しめる程度の映画ではあると思う。でも俺には「演技合戦(笑)」が映るたびに逆に集中力を削がれてしまって、気にしなくていいことばっかり気になってしまった。

でもこれはたぶん1,2が好きだった人に対するご褒美映画な部分はあると思う。なんかマジで必然性なく出てきて足を引っ張るしかしない田中圭もたぶん1か2の主要人物でしょ。で、成田韓国美女に心開く描写も1と2を見て着てたら感動するんでしょ。成田千葉友達だと思ってて最後に助ける展開もずっと見てると激エモなんでしょ。いや。

俺も見てんだよ!!!!!何も覚えてないだけで!!!!!!じゃあ俺が悪いか!!!ごめんね!!!!!!

でも邦画基準の中ではまぁまぁ頑張ってる方なんじゃないの。知らんけど。

アマプラ無料で見られるので千葉雄大成田凌ファンにはオススメ

 

あと書いてなかったけど今回誰もスマホ落としてません。どういうことなの。

2025-12-01

映画】アフター・ザ・ハントを見た

ホイ卒には難しい映画であった。42点。

 

イェール大学かい名前だけはやたら聞いたことがあるおそらくおハイソ大学で巻き起こるレイプ疑惑を軸とした「正しさ」の物語

ジュリア・ロバーツ哲学科の教授テニュア目前、同じく教授のハンクとは良きライバルであり同僚であり友人であり不倫相手しかしある日、自分の生徒である黒人女のマギーがハンクを不同意性交告発しかし、ハンクもマギーも信用に足る相手ではなく、また自分自身もそうであることを思い出し苦悩するジュリア。いろいろあって過去の罪と向き合ったジュリア幸せになったらしいよ……カット!という映画

 

とにかくさぁ、出てくる会話がハイソサエティすぎて保育園卒の俺には全く理解できんのよ。

ジュリア哲学科の講義で語る哲学議論が明らかに展開に作用しているのは理解できるんだけどどういう意味かはまったく分からんあなたは悪としての第三者仮定しているけどその仮定自体一方的なお前の思い込みに過ぎないではないか!的なことをアジア系学生に詰めた後に、同じくマギーに対して一方的思い込みで詰問(ほぼ誹謗中傷)し殴られるシーンとか象徴的だったけどさ。

これに限らず作中では「いやお前が言うんかい」みたいなところがいっぱい出てきてクラクラする。

例えば冒頭でテニュアを目指すジュリアに対してKYDKが「でも時流的にイケるでしょ。今は危ないのは白人シス男性だし」とか言い出してジュリアは冷静にブチ切れて「被害者意識だけ達者」「実力で選ばれたと思えないのはかわいそう」だの散々詰問したりする。

しかしのちにジュリア学校処方箋をパクって薬を調達していたことがバレてそれを口実にテニュア承認を無期限延期されてしまう。特権階級を使ってズルしたのを咎められるわけ。

男女同権的に先進的でイケてる男を演出していたハンクもいざ訴えられたらなんかこうセコセコセコセコ余裕なさげにオーバーリアクションで「相手から誘ってきたからさぁ!」とか言い出して情けないし、後にジュリアを押し倒そうとして拒否される。お前もさぁ。お高く留まった学者センセイがチンポに脳を乗っ取られるの悔しくないわけ?

レイプ被害者を自認するマギーマギー無駄挑発的で論文もパクりだし親は金持ち寄付金ランカー。そしておそらくマギーがハンクを誘ったのは事実なんだよね。マギージュリアに強いあこがれを持っており、さらにおそらくヘテロ事件の直前にジュリア過去合意関係だった相手レイプでっち上げ記事発見自身に取り込んでいる。そしてジュリア自分の味方にならず、敵になったと確信した瞬間にその罪をマス・コミに告発してしまう。

 

しかし本当には何があったかからないまま、つまりマギーから誘ったのか、ハンクが押し倒したのかはわからないまま、時は5年後に進みジュリア学部長に、ハンクはコンサルマギー婚約者幸せにしていることが分かり「力になれなくてスマンゴ」「一緒に破滅して同一化したかったが間違っていたゴメンゴ」と謝罪し合ってエンド。と同時にカットがかかって映画は終わる。

「こんな幸せな結末、物語の中だけですよ」という強い警鐘なんだろうけどとはいえ、何が起こったのかようわからんからなぁって感じ。ハンクの側に立てばカラードでジェンダーマイノリティ女性という圧倒的社会強者に踏みつぶされた身体強者物語だし、マギーの側に立てばジュリアへの恋慕を邪魔されたジェンダーマイノリティ復讐譚だし、ジュリアの側に立てば友人(不倫相手)と生徒(社会的弱者)の間に挟まれた上に過去に襲われるトラウマストーリーだし。もう頭おかしなっちゃ!!!

ジュリアが15歳の時にパパの友人に恋してエッチちゃうも、そのうち捨てられてブチ切れてレイプでっちあげ彼は破滅。その後罪を告白するも社会立場を失った彼は自殺する。というトラウマを抱えているのだけれど、これも仮に両思いだったとしても今の基準で言えば十分にレイプだよね。夫である医師も「だとしても彼は絶対に拒絶すべきだった」って言ってたけど、ワイトもそう思います

旧人類として性的暴行性的暴行と捉えられずに、しかし嘘として性的暴行武器に使った女ジュリアと、新人類として(おそらく)合意の上であっても立場が圧倒的に上の男性との性行為を、しかし嘘として性的暴行として武器として使った女マギーの対比は何となく感じたかな。

 

とにかくホイ卒の俺氏には圧倒的に不可解でよくわからん映画だった。

役者みんな頑張っててそれ見るだけでも一定の楽しさがあった。

でも俺はもっとエンタメに振り切った作品のほうが好きです。

2025-11-30

オタクに優しいギャルは本当にいないのだろうか?

私は子供の頃、オタクに優しいギャルはいる、と信じていた…😟

証拠として有名なのは、やはり1934年外科医ロバートネスウィルソン撮影した、通称外科医写真」であろう

この写真にはオタクに優しいギャルがシルエットとして写っている

しかし、この写真意図的トリミングされたものではないか?これはギャルではなくサルの見間違いではないのか?

のように、オタクに優しいギャル肯定からも疑問を持たれる、常に論争の的の一枚でもあった

1993年、この写真を本当に撮った人物関係者が、トリックであったことを告白

本当に撮影したのは外科医ではなかったが、医師撮影したことにすることで信ぴょう性を高めようとした、というのだ

また、1977年日本トロール船がニュージーランド沖で奇妙な生物の腐乱死体を引き揚げた

腐乱死体は強烈な異臭を放っていたが、もしやこれはオタクに優しいギャルではないのか?と思った船員が写真撮影

死体腐臭が酷いため廃棄されてしまったが、船員は骨格のスケッチも残している

しかし、残念なことに、この死体オタクに優しいギャルではなく、単なる「腐女子」ではないか、という説が今は有力である

腐女子の顎には骨がないので、死んだ後に腐って失ってしまい、オタクに優しいギャルのような形状になってしまったのであろう

そもそも、強烈な腐臭がすることが腐女子であることを物語っている

腐ったギャルでもあん臭いはしない…😟

皆さんこんばんは、漫画家島本和彦です!

年も押し迫り、気持ちはもうクリスマスだね!

ジーザスクライストですよ!

セントニコラスですよ!

オタクに優しいギャルをいつまで信じてた?

なんて、

 

ふざけるな!

いつからいなくなったんだYO

いか

オタクに優しいギャルの心を受け継いで、これからは君たちがオタクに優しいギャルになるんだよ

オタクに優しいギャルなんか実際いないよ」

なんてことを、

まるで自分知識人常識人である風に言うやつには、正面から向かって、目をみて言ってやれ!

 

「俺がオタクに優しいギャルだ!」と!

「私がオタクに優しいギャルなんだ!」と!

現代社会デジタル屏風、画面からオタクに優しいギャルを出してください、一休さん…😟無理じゃん…

2025-11-29

仲が良い女性が一人いるだけで全然違う

たまたま複数女性と仲良くなったことにより、昔の自分がどうしてキモ行動に走ってばかりだったのか理解したので論理的説明します。

一人も仲のいい女性がいない非モテ男は余裕がないので狙ってる一人の女性に執着してしまい、相手にされてなかったり微妙キモがられてもしつこくアタックして更にキモがられて最悪周りにも評判が広まり更に女性恐怖症になり女性に話かけることが怖くなる。これが非モテ典型的悪循環ね。

これが一人でも仲のいい女性がいる男性だと”一人の女性に執着する必要が無いので”「あ、反応悪いしやめとこ」とすぐ引き下がれる。その心の余裕で複数女性に次から次へと声をかけれるので更に仲のいい女性が増える。

これが普通に女友達が作れて彼女作れる男性の好循環システムなのよ。モテる男はモテるんじゃなくて非モテと同様に反応悪かったり拒否もされてるけど”数撃ちゃ当たる理論”で彼女を作れたり女友だち作れてるだけなんだよ。その友達の中で特に仲の良い女性といい感じになり自然彼氏彼女になるので青春告白タイムなんてもの存在しない。

非モテ彼女を作るより先に気軽に話ができる女友達を一人作ることが重要

非モテ恋愛経験したら人生が狂った話

30歳まで一切恋愛経験したことがなく、そんな自分についてもある程度納得していた。

モテたいとすら思っていなかったので、毎日ジャンクフードを食べて、ブクブクと太っていた。

細々と貯金をしつつ、趣味に没頭して、それなりに楽しく生きていた。

独りで生きて独りで死ぬ事を前提としてさえいれば、収入の低さもさほど問題にはならなかった。

唐突彼女ができた。

気がついたら距離を詰められていて、告白されてそのまま付き合う事となった。

奥手なりに精一杯楽しませようと努力したし、これまで適当に生きていた自分を変えたくなった。

誰かと一緒に生きるライフプランも悪くないなと考え始めた。

数ヶ月後、別れ話を切り出された。

色々言われたが、要約すると『思っていたような人では無かった』みたいな内容で、それについてはまったくもってその通りだった。

あれからしばらく経ったが、俺は未だに立ち直れずにいる。

今更元の自分に戻りたいとは思えない。

独りで死ぬのが怖い。

とはいえ容姿収入も人並み以下な俺がここからどうすれば巻き返せるんだ?

ひとまず痩せるところから始めようと思って、体重を15kg落とした。

それでも大デブが中デブに変わっただけ。

他人から評価はそう変わらない。

まだまだ減量は続けるつもりだが、どこがゴールなのかも、いつまでモチベーションが続くのかもわからない。

価値観けが変わってしまって、俺の人生は確実に狂い始めている。

anond:20251129110802

仕事からまれない妊娠告白させられて辛い!とかいうやつがいたらそいつおかしいだけ

というかお前がおかし

2025-11-28

anond:20251128115922

元増田の話ではリアルでの恋愛の話も含まれると考えたので、「リアル恋愛同棲生活習慣・価値観の話」をしていましたが

あなたネットモテないと愚痴男性の様子を話しているのでは…?

 

リアルの話だと、告白された相手に「清潔感」を理由に出して振っている女性が多ければ問題ですが、そうではないと思いますし。

 

ネットの一部の女性にとって清潔感が便利な叩きワードになっている話と

リアル恋愛生活の話は、文脈がまったく別なので混ぜると話がすれ違います

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