はてなキーワード: 宣言とは
遡ること数ヶ月前、社内に不穏な噂が流れ始めた。
私は「そんなことできるわけがない」と噂を一蹴した。
なぜなら、このフルリモートは未来永劫続くものであると取引先にも豪語するほど高らかに宣言していたからである。
フルリモートを売りに、全く馴染みのない地域からの採用も行っていた。
私の知り合いは、ほとんどが家賃の掛からない地域へ引越しあるいは物件購入を行った。田舎へ帰った人も多い。
私もその1人だ。家でも建てて暮らすかと土地を買い、あと半年もすれば新築の家に引っ越す。そんな矢先に衝撃の通達が届いた。
社内に衝撃が走った。私はこの後数時間の記憶がないほどにショックを受けた。
一体あの話はなんだったのか。
フルリモートに否定的な意見も多いが、私の体感からするとフルリモートほど素晴らしい制度はない。
よく聞く意見として、フルリモートはサボれるという話があるが、それは本質を何も捉えていない。
そう。フルリモートであろうがなかろうが、人はサボるのである。
喫煙所で時間を潰すのか、外回りの時にやけに時間をかけて帰ってくるのか、家で過ごすのか。その差だけなのである。
優秀な人は、フルリモートを最大限に活用して成果をだし、必要に応じて自主的に出社もする。
普通の人は、フルリモートであろうがなかろうが期日までに死ぬ気で働いて納品する。
本質的には、管理者は部下を正しく管理できるのか、例えば責任感や使命感のようなものを与えることで成果を引き出せるのか、という問題が真に議論すべきことなのである。
にも関わらず、この主張をする経営者や管理者は、自分が部下を管理出来ないことを棚に上げて、論点をすり替えているにすぎないのだ。
もう一つよく聞く話として、人は対面で会話をしないと新たな創造が生まれないという迷い言だ。
これは一定理解は出来る。しかしこれは、環境を用意しないと人は成果を出せないという類の話だ。
「奥手な息子にはお見合いをさせないと結婚できない」のような話と近しい。
しかしここで冷静に考えてほしい。
はたしてそんな息子、ここでは社員だが、そんな人材を呼び寄せたところで何が生まれるのだろうか?
「熱意のない人間を無理やり集めて、創作物が生まれることを期待する」如何にも効果が怪しいフレーズである。
ましてや弊社は完全なトップダウン経営である。この廃止決定からもわかるように、社員の意思が介在する余地などほとんどない。
この話も結局は、熱意のある人間であれば場所を問わずに何かを生み出すのである。
優秀な人はいつの間にかコンペで優秀な賞を得るし、社外のイベントにも出るし、気づけば経営層から有力なポジションに抜擢されるのである。
それ以外の圧倒的大多数の人間は、日々、期日に追われて歯車となるのがせいぜいだろう。
もちろん、今話題の会社はこれに当てはらない可能性も存在する。ボトムアップな文化で、優秀な人が大多数なのであれば、話は変わってくるであろう。
結局、弊社はこのような議論も行われず、社長から薄っぺらい説明を受けただけで決定した。
曰く、「世の中がそういう流れだから」だそうだ。
こうして私が好きだった一つの会社は、静かに終わりを迎えようとしていた(と私は悟ってしまった)。
だから何で世間の会社の多くがハラスメントに対して対応が迅速なのか正直わからない
自殺と短期離職がお家芸みたいな会社に勤めてる人なんかでも「役員ルートに乗ってる次長が新卒に毎朝求愛LINE送って一発レッドで左遷されてた」と言ってた
会社がハラスメントに対して懲罰的な対策とることって何が怖くてそう動いてるんだろ?
アットホームな弊社は
「グループリーダーから何度断っても土日に競馬にしつこく誘われ、やむを得ず一度行ったらどんどんエスカレートしていき、ついに忘年会の夜にホテル連れ込まれそうになった」
女性社員ですらかなり冷ややかというかその同期の勇気ある行動に怯えていたようで
「すっごいいい人なんだよ?仕事で助けられたことあるでしょ?」
と諭すような態度に終始していたとのこと。
それでも同期が折れずに頑なな態度でいると、
ホテルに入らず済んだのにこうして周りを巻き込んで大騒ぎしたこと
を指摘され
「ごめんね、本音言うね。俺、君に今相当頭きてるんだよ」と人事部長に凄まれたと泣いていた。
それでも弊社は回っている。
最終的に同期の親まで出てきたけど弊社はこれといった大ダメージを受けることなく回った。
セクハラ加害者であるグループリーダーは処分無しでたまにこの騒動をネタにし、件の同期のモノマネを交えて笑いをとっている。
そんな現実を目の当たりにしながら疑問が浮かんだ。
役職者が苛烈なイジメやパワハラをかましてニュースになった某巨大自動車メーカーとか、某大手自動車メーカーとか、某巨大電機メーカーとか、相変わらず学生から大人気だし、大企業ゆえにニュースになったけど経営は盤石だし、法人にとっては小銭のような慰謝料で済んでるだろうし。
ハラスメントを放置して被害者を無視するのが合理性高いのでは(よしとは言っていない。個人的には同期を苦しめた連中は一族郎党死んだほうがいいと思ってる)?
週休3日制なんていうと、暦とした制度みたいに聞こえますが、一人法人のフリーランスです。
フリーランスで生計を立てられるようになって12年くらい、法人化して7年が経過した。
いわゆる、つよつよエンジニアではない。
強みは技術力ではない。ディレクターの意図を汲み取って、空気読んでいい感じに仕上げるのが得意なだけ。
都内在住。配偶者と二人暮らし。自宅でフルリモートで昼寝し放題。
リリース時などは柔軟に対応しますので都度ご相談ください。よろしくお願いします。」
いや、驚いてたのかもしれないけど、ほとんどSlackやメールで連絡したので、反応はよくわからん。
理由を聞いてきた人も迷惑がっている感じはなく、素朴な質問だった。
「ちょっと働きすぎだと思っているんですよね」と言っておいた。
実際そう。
これまで依頼がきた仕事は可能な限り受けていて、時期によっては昼夜兼行で仕事してきた。(平日の昼間から昼寝したりするわけだけど)
フリーランスの働き方は自分に合っているので、長時間仕事し続けるのはそれほど苦ではない。
クライアントから依頼されて作っているものは、自分のものではない、自分がやらなければいけないことではないという思いが強くなってきた。
さらに言えば、大元のクライアントは大資本だったりするわけだが、正直この社会になくても構わないものばかり作っているなと思ってきた。(依頼を受けた以上はしっかりやるけどね)
お金はそれなりに稼いだのだけど、実はそんなに使いどころがない、というのもある。
家は買わない主義。車は10年前に中古で買ったのを大事に乗っている。愛着が湧いて手放せない。
接待されて嬉しいタイプではない(むしろ居心地が悪い)ので、どかんとお金を使うところがない。
外食行った時に値段を気にしないで注文したり、旅行の際に気軽にグリーン車やタクシーに乗ったりできるのは嬉しい。
で、昨年イギリスで週休3日制の社会実験が行われたというニュースを耳にして、
これはいい、私もやろうと思った。
良い。
フリーランスなんだから、ほんとうは全ての時間を自由に決められるんだが、この日は仕事しないと宣言することには意味があった。
収入は前年の8割くらい。でも、私の収入は毎年2-3割のブレがあるので、通常のブレの範囲内。
始めた頃はさすがに金曜に稼働しなければならない状況は結構あった。
これは私が仕事を終わらせることができなかったのではなく、先方の都合で仕様の確定や素材提供が遅れてしまうのが原因であることが多かった。
あと、私が金曜に働かないというのを忘れてたり、知らなかったりする人が金曜にタスクを投げてきたりしていた。
でも、ここ数ヶ月は私が金曜日働かないマンであることがかなり浸透してきて、ほぼ休めている。一応Slackの通知は見ているけど。
どなたも二つ返事でご理解いただけてありがたい限り。
わざわざノンバイナリーとか周囲に宣言しないといけないの大変だな。「ただのそういう趣味嗜好の人」で済まないのかな? 済まないんだろうなあ。
自分はシスヘテロ男性だけど、都市の大学に進学して以来、就職してからも「お前は男だから~しなければならない、~でなければならない」式の圧力って他人から受けたこと一度も無いんだけど。
体育会系ノリの部活・サークルにわざわざ所属したり、職場によってはそういう経験をすることもあるんだろうなと想像はできるが。
身体女性だと、来客があればお茶を用意するのは女子社員の役割、なぜかオフィスの掃除は女子社員だけが交代制でやる、といったジェンダーに基づく役割を押し付けられるので、ノンバイナリーだから私はその役割はしない、と宣言するように追い詰められるという感じなのだろうか?
内政干渉(読み)ナイセイカンショウ(英語表記)intervention on internal matters
他国の政治・外交に介入して、その国の主権を束縛・侵害すること。
わかるかい?
ウクライナがEUに入るのもNATOに入るのもウクライナの主権なんだ
アメリカが台湾は国家であることを宣言して中華人民共和国からの独立を承認することも主権なんだ
なので本来は他国がどうこう出来るものではないんだ、それが内政干渉だからね
だけどウクライナがNATO加盟宣言すれば戦争になるし、アメリカが台湾独立宣言すれば戦争になるわけだ
でB増田は
他国の政策が自国の経済的逼迫を起こしてて武力で苦境をはねのけるしかないときや戦争関連産業をカンフル剤にしないと経済保たないときに戦争が起こる。
その時の大義名分として他国の内政にケチをつけることがありうるだけ。
余裕で暮らしていける状況のときにどんだけ他国が人道無視の悪政をしてようが一国レベルがいっちょかみする義理はないし得もない。
「内政干渉で戦争が起こることなんぞまずありえない」と言ってるわけだ。
B増田は「内政干渉」を正しい意味「他国の政治・外交に介入してその国の主権を束縛・侵害すること」、ではなく「なんかちょっかい出す」OR「手段」程度にしか理解できてないわけだ。
だからAIに「内政干渉を目的として起こるものか、それとも別の要因が主で、内政干渉は正当化のための大義名分にすぎないのか」って的外れな質問をしてしまうわけだね。
婚活にて女性が地雷男性を避けるために気をつけることを僭越ながら私なりに記載してみた。
自撮り、運転免許証などの証明写真、集団写真で自身の顔が拡大された解像度粗めの画像など。
公共トイレの鏡越しで自撮りなんてもっての外(実際2名ほど見かけたよ。小便器が少し見えてたよ)
◾️メッセージの時点で誤字脱字
メッセージのやりとりで3ラリーに1度は誤字脱字のある人は何かしら持ってるので避ける。
◾️すぐLINE交換に移りたがる、もしくはすぐ会いたがる
こちらの気持ちお構いなしにズカズカ入り込むタイプか、ヤリたいだけの人と思われる。
やんわり断ったときに既読スルーする人はヤリたい人と思ってる。
私が婚活してた時期は丁度令和になって2年くらいたった頃だったが「令和になったので婚活頑張りたいです」と記載してる人がいた。
どうみても長々活動してる人=選ばれない人です。
「声優の◯◯が好きで出てるアニメは全てチェックしてます」とか。
実際にこういうタイプと会ったけど、ありのままの俺を好きになって欲しい感があってこちらの興味関心ありそうな会話を広げる気は無さそうだった。
思い出せる範囲でこのくらいだろうか。
結局私の場合は途中でコロナ禍に入ってしまい、自粛期間で婚活進まなかったので緊急事態宣言開けにすぐ結婚相談所に駆け込んで短期決戦で無事成婚いたしましたとさ。
元のイラストを見てきたが、普通に絵が上手い。明らかな創意性があった。あれが二次創作ではないのなら、Pixiv の みんなの新着 のほとんどは二次創作ではなくなってしまうよ。
二次創作であることは必ずしも 絵の上手さ・創作の楽しみ を必要としないと思う。
特殊なファンアートであるという説明にはなってるが、ファンアートの一種であることは否定できてない。
二次創作はしばしば著作権侵害になりうる。塗り絵でも創作性が認められる場合もある。今回のイラストは元絵があるが直ちに著作権的な問題があるとは言えないと思う。
修正した(fixed)と宣言していようが、そこに創作性があるなら二次創作だ。原作の著作人格権を主張してるわけでもなし、歴史修正などは誰もしてない(できない)。
定義に照らしても今回の作品は、二次創作ではある、と言えると思う。
にじ‐そうさく〔‐サウサク〕【二次創作】 の解説
既存の作品をもとにして、新たな作品を創作すること。特に、マンガ・アニメなどの登場人物や世界観を流用して独自の作品を創作すること。また、その作品をいう。二次創作物。→二次的著作物
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E5%89%B5%E4%BD%9C/
いやー、ひどいっすわー
「否定した手段のガンダムに乗るスレッタは学生の身分も捨てて」
捨ててませんが?一緒に宇宙に出たチュチュの立場は?地球寮メンバーの立場はどうなるの?
そもそもキャリバーンに乗ってスコア5を維持できる可能性があるのはスレッタだけ。ほかのパイロットではつとまらない。
だいたい、スレッタがキャリバーンに乗らなかったら人類全員詰み、な状況を作ったのは誰?プロスペラだよ。
だけどさ、スレッタはシャディクみたいに「この俺(の状況)を生んだ(=こんな立場に追い込んだ)のは誰だ!」みたいな泣き言言ってないよ?
「お母さんは私の話を聞かないと思う」けど「お母さんを悪い魔法使いにしたくない(から説得しに行きます)」って自分で宣言してるよ。それって学生の立場を捨てないとできないことなの?
自分の家族の始末をつけに行くのに、「パイロットになってくれ」の状況に乗っただけなのに、どういう理解力してんだ?
ラウダはほかの手段が用意できたはずなのに、目の前のシュバルゼッテに飛びついたでしょ。兄さんに並べるからって。
クワゼロのことを知らないのは仕方ないけど、ミオリネたちが何のためにNTPS用意して発進したのか全く知らないのも仕方ないけど、でも発砲しようとしたよね?実戦仕様の機体で。完全に私欲だったよね?それをあーだこーだいってスレッタの行動否定するの?そんな人が倫理がどうのこうのってどの口が言うの?
ほんとにさ、自分の期待したとおりの展開にならなかったからってクソ理論展開して自己正当化ムーブかますのやめろ。
俺はゲーム系ポッドキャストをよく聞いているんだが、モヤモヤしているものがあるから吐き出させてくれ
ゲーム系ポッドキャスト界隈ってやつは狭くて横のつながりも強い
で、今年の初め頃にその中の二つが揉めて番組やめるだのやめないだのみたいな話になったわけだ
トラブルを起こした方(Aとする)はやたら大袈裟に自分が悪いと言い募ってもう番組もやめてアカウントも消しますと宣言して消えた
結局相手のBの方もその後番組ごと立ち消えてなんとも悪い後味を残したんだが
その数ヶ月後明らかにAの別垢だろうというアカウント(A'とする)が同じような新しい番組を始めてまたゲーム系ポッドキャスト界隈に絡み始めた
元々Aは過剰に各番組に絡んでいくタイプだったんだがA'の振る舞いも全く同じ
たとえば新しい番組が始まったら一番最初にメッセージを送って一番最初に読まれるのは必ずそいつ
なんなら上げてる写真も前のアカウントと同じような写真だから本人も隠すつもりもないのかもしれん
みんなA'の正体はAだと気づいているはずなのに誰も触れようとしない 番組が一つ消えてるというのにだ
最近はこの状況が気持ち悪くてなんとなくこの界隈全体のポッドキャストを聴く頻度が落ちてる
というかほとんど聞けなくなった
あーモヤモヤする
動画ファイルの評価をコマンドラインから書き換えるってコードをつくって
あそんだ。コパイロットに助けてもらいながらつくった
最初に検索して拾ってきたのがMSWebContractとかいうのを
最初に宣言して取り込むんだけど、このPKGはすでに絶滅していたらしい。
あと、.netについて学んだ
.net frmwk, .net core, .netと進んでいったらしい
いまだに頭が.net frmwkだ
.net7をインストールしてContractをよみこまない設定にしたら
うごいた
上司「ワクワクする感じでお願い。若者の意見を取り入れられる我が北国支店独自の取り組みを活用して、楽しく若手の元気を感じられるような楽しいものを期待するよ」
担当「わかりました。」
担当「ということで若手のみなさまに匿名アンケート送ります。我が支店抱負お願いします。」
俺「(毎年、けっこう適当な抱負載ってるよな。つまんないものもあればふふってくるものもある。ワクワクするっていったら笑えるものかな、そして元気なもの、かぁ……よし)」
俺「①
雪かきしてたら間に合わない 後悔
②LLMを駆使し業務の効率向上に繋げたい所存です。ちなみにGeminiに"新年の抱負とかけましてウェカピポと解きます、その心は?"と尋ねたら"そのようなものは成立しません"と返ってきました。しょんぼり」
俺「(元気といったらウェカピポ、ウェイクアップといったら起きる、新年と言ったら初日の出、日の出見るには起きなきゃいけない、早起きは抱負になるな、北国らしく雪かきで遅刻しそうになるやついるし業務改善ラップだぜ、最近流行りのLLMにも繋げて、笑いと抱負を掛けれたかな?へへっ匿名投稿らしい無責任で無秩序な感じ、5分で書けたぜ)」
数日後
上司「🤬💢」
俺「すみません……(初めて怒られた……今までの緩い雰囲気もう無くなったかな……)」
担当「よしっ抱負集まりました。じゃあこんな感じで投稿します。
"弊社としては若手の意見を取り入れられる独自の取組をしておりまして、抱負につきましても若手のみなさまにいただきました。〜云々〜弊支店として皆さまへ向け宣言いたします
(ウェカピポ……)
引き続き弊社は地域の皆さまへの貢献を伴う取り組みを〜結びといたします"
AI?使えるのって俺くんくらいだよね^^
統合失調症の姉と家族を記録した映画『どうすればよかったか?』について、閉じ込めた親が悪い、早期診断させるべきだったと簡単に言うが。
このように、精神医療は今でも患者の人権を軽視し抑圧している。40年前ならさらに酷かった事だろう。
医療に繋げさえすれば万事解決という短絡的な考えをやめてほしい。
https://www.hokeni.org/docs/2023102400019/
戦後日本の精神医療施策は、隔離収容入院を中心に組立てられた。遡ること1950年に、社会防衛思想にもとづく強制入院手続き法として精神衛生法が施行され、国は精神科病院の新増設と患者の隔離収容を進めた。1958年には「精神科特例」を定め、少ない人員配置で治療的かかわりも乏しく長期収容性の高い精神医療構造を作り上げた。1960年以降の「精神病院ブーム」により病床は増加の一途をたどり、強制入院させられた患者は、閉鎖病棟の中で無為な時間を過ごし、施設症化した社会的入院者となった。
1984年には、患者2人が職員による暴行で死亡した宇都宮病院事件が報道され、これを契機として精神保健法に改められた。初めて本人の意思に基づく任意入院制度が設けられたが、その後も病床は拡大し、1993年には国内精神病床数は36万3010床でピークを迎えた。1995年には精神保健福祉法に改正され、国は「入院医療中心から地域生活中心へ」という施策転換を掲げたが、社会復帰は進まず精神科病院には社会的入院者があふれている状況がなおも続いた。
2002年、国は社会的入院者7万2千人を10年間で退院させると宣言し、その後地域移行支援施策を展開したが、現在に至るまで顕著な実績を挙げられていない。入院患者の高齢化は進行し、2011年以降は精神科病棟内での死亡転帰者が年間推計2万人を超え、2018年には全入院患者に占める65歳以上高齢者は60%を超えた。
これまでの法改正によっても、家族等の同意に基づく強制入院制度の骨格は73年間変わっていない。本人の病状よりも社会的影響が勘案され、患者以外の家族や病院・地域・行政の都合が優先されていることが多い。他国にはない、入院させやすく退院しにくい制度設計は変わらず、むしろ法改正の度に強制入院の要件は緩和されている。
https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/blog/bl/pMdddVYk4M/bp/pv7nnnWQRX/