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2026-05-07

anond:20260506191445

龍角散社長セクハラ調査解雇解決金6千万円で和解ってニュースが出てきた。

会社が6000万払ったみたい。

龍角散っておくすり飲めたねの開発者女性役員福居篤子も突然左遷してるし、男尊女卑エグ目の会社なのかな。

手描き絵師だけど絵描き界隈のAI嫌いが嫌になってきた

前提として、自分は生成AIイラストを生成・加工したことはないし、これからするつもりも全くない。

理由としては、生成AIはいろんな人の絵や写真を無断学習しており──という事ではない。単に、自分の手で描く方が楽しいから絵を描いている。プロンプトでのイラスト生成より、ペンで線を引く方が、自分の思ってるものを出すには早くて楽だ。だからAIでの画像出力には興味がない。

その上で、絵師アイデンティティにしてる連中の生成AIアレルギー最近どうにも気持ちが悪い。

言っておくが、もちろん「この経緯だとそりゃAIを嫌いにもなるよな」と感じる反AI絵師ももちろん知っている。AIを使って嫌がらせを受けたり、自分の絵柄を模倣したAIで悪意あるイラストを生成されたり。そりゃあ嫌にもなると思う。

その上で、「「絵師」というカテゴリー人間は全員生成AIが敵である」という絵師たちの空気感気持ち悪くて仕方がない。

個人的意見だが、今の絵描きたちは、AIよりもむしろAIを嫌うものたち(絵師たち自身を含めてだ)のほうに攻撃されていると思っている。

Twitterひとつとっても、綺麗な絵に「これは生成AIだ」と決めつけるツイート毎日のように投稿されている。

AI認定の論拠はさまざまだ。指が6本、細部が溶けているという明確な理由のものから原作デザインと細部の模様が違う、指の数を間違えているなんて手描きでも当然のように出てくるミスまで、山ほど。

そして悪いことに現代インターネットは「悪者」を燃やすことに命を賭けられる人間が目立ちすぎる。その中で分かりやすい「生成AIを使う絵師もどき」はそりゃあ格好の餌だ。本当にAI製だなんて本人以外にわかるはずもないのに。

下書きが雑なのにいきなり線画が綺麗になるからどうした。一発描きで美しい絵を描ける人間なんていくらでもいる。絵柄が典型的AIからどうした。その人は2020年からうその絵柄を確立させている。

話は変わるが、とある可愛らしいマスコットインターネットで人気を博しているのは知っているだろうか。教育番組テーマにした、あの非常に可愛らしい大人気のマスコットだ。

かのマスコットを描いた絵師が、あえて生成AI風のイラストを公開し、あとからタイムラプスを添えてそれが手描きである証明したことがある。

そのイラストに対してあったのは、最初は大批判、手描き証明のあとは大賞賛だった。

生成AIの画風(と言っていいのか定かではないが)を誰にも見分けがつかないよう模倣するその技術力は素直に賞賛ものだ。本当にすごい絵師さんだと思う。

だが、それを見ているものはどうだっただろう。

同じイラストを見て、AI製だと思ったらゴミと殴りつける。手描きだと思ったら神と崇め奉る。

変だ。 

例えば、ここに料理があるとする。

一口食べてみるととても美味しい料理だ。

そこで料理したのが人間シェフではなく機械調理だと知ったならば、その料理ゴミ箱へと捨てるべきなのか。

人が考えたレシピそっくりそのまま調理して作られた料理でも、それはゴミとしていいのか。

少なくとも食事をした人はその料理で喜んだのだ。

人間シェフにとっては、美味しいと喜んだ人間も、それを調理した機械ゴミとなるのだろうか。

おかしい。

そして何より、機械調理ゴミだと呼ぶシェフたちが、同じ料理人たちに向かって「機械は悪だ」「お前も機械を使っているんじゃないか、ならばお前も敵だ」と殴りかかっている。

こんな事態が起こっているのは、少なくとも自分観測範囲では我々イラスト界隈くらいなものだ。

プログラマーというAIに近しい人々は勿論、コスプレイヤーだって画像加工にAI使用しているし、字書きだってAIと共に作った作品文学賞に出して選考を進んでいる。

勿論プログラマーもコスプレイヤーも字書きも「生成AIは嫌だ」と言う人はいるだろう。それは個人自由だ、制限することも批判することもない。

だが、こと絵描き界隈においてだけは「生成AIを使う人間畜生以下だ」という暗黙の協定ができてしまっている。

生成AIへの強すぎる嫌悪晒し上げが、自分は本当に嫌だし怖い。

ほんの少しの悪意に見つかってしまえば、自分は本当にAIを使わずに手で描いていたとしても「AIだ」とレッテルを貼られる。「AIかもしれない」という偏見はその後ずっと残り続ける。

以前Twitterには、絵描きの絵を引用しては「これはAIだ」と判定するだけのアカウントがあった。自分も何度か覗いたが、本当にめちゃくちゃな因縁の付け方も数多くされていた。それでも絵師たちはそのアカウントを見て「こいつはAIだ」と引用されたアカウントを敵視した。

その後、そのAI判定アカウントフォロワー数が集まったところで売りに出された。

AI嫌悪絵師たちの過剰に煽られた怒りは、それ以上の悪意によって金にされるだけのものなのだ

どうにかこの絵師界隈に蔓延る「生成AIを使うやつはみんなの敵だ」「だからAI信者は探し出して吊し上げるべきだ」という空気感から逃げたい。

ひとくちに絵師と括っても、中にいるのはAI嫌悪たちの大好きな人間そのものなのだAIが嫌な人間もいれば、私のようにAIをあまり嫌だと思えない人間だっている。その方向性は全員違う。巻き込まないで欲しいと言うのが本音だ。

今はまだ、AI判定吊し上げの当たり判定は「画像」という範囲に収まっている。だがそれでもその当たり判定はどんどん拡大しているように思う。

最初は生成AIでのみ作られた絵を叩いた。次に、AIイラストを加筆した絵を叩いた。その次は生成AIトレス元に使った絵を叩いた。最近は生成AIを模写したものまで叩かれるようになっている。ここまで来たらもう、疑われた時点で終わりだ。AI使用の主張は悪魔の証明と化している。

おそらくだが、このまま行けば「AIを使ってイラストの構想を練った」「AIネタ出しした」くらいまでは叩かれるようになるんじゃないかと思う。このネタAIっぽい、この構図はAIっぽい、そんなことまで言われてしまえばもう終わりだ。もし自分悪感情勝手に抱いた誰かが自分AIの難癖をつける引用ツイートをしたら簡単にこれまでの歩みは終わるようになる。

絵描き以外は、各々の方向でAIと付き合い、活用し、和解し、共に歩もうとしている。どうして絵描きだけこうもヒステリックなのか。どうして「自分は線を引くのがただ好きなだけだ」という心に戻ることができないのか。本当に恐ろしい。

生成AIの何がそんなに嫌なんだ。AI嫌がらせされるのはそりゃあ自分も嫌だが、じゃあAIに過敏なあいつらは全員AIを使って集中攻撃でもされたのか。

自分の描いた絵よりも生成AIの方が数字が伸びることが許せないだけだろう。

もうみんな、数字を伸ばしたい承認欲求を満たしたい、だから自分より楽してみんなに認められ数字を稼ぐあいつらが許せない、になっていないか

その気持ちは、貴方たちの大嫌いな「生成AIイラスト承認欲求を満たしたいだけのアカウント」と何が違うんだ。

自分の満たされなさで他人攻撃しないでくれ。AIイラストにたくさんいいねがつくのなら、それはAIイラストだったとしてもこれは素晴らしいと思った人がそれほどの数いたということじゃないか

からといって自分の絵がAIイラストに劣るという証左になるわけでもないだろう。絵が伸びるかは、昔からずっと、ただの運だ。ガチャを回して、自分は目当てを引けず誰かが目当てが引けたからと言って、自分価値が下がると本気で思うのか。

つらい。

こんな増田自己開示なんてだれも当てにしないとは思うが、自分だってそれなりに人に見てもらえる方の絵描きだ。見てもらって喜んでもらえることは嬉しい。だからって、他の絵師を見て「あいつのほうがどうして喜ばれてるんだ」と逆恨みすることはない。自分が絵を描いていて楽しいのなら、他人の絵の評価なんて気にしなくていいじゃないか。これが美大受験コンクールなら大いにわかるが、ただのSNSなんだぞ。

こんなSNSにまじになっちゃってどうすんの。

2026-04-28

タモリさんを面白くないと思う人も一定数いるのではないか

タモリさんを面白くないと思う人も一定数いるのではないか

以下、敬称略

 タモリのことを面白いか面白くないかという話題があって、「面白い」で結論が出そうですが、先日、タモリを褒め称える旧twitter(現x)のツイートポスト)の群れをぼんやり眺めていて(トレンドのところに並んでいた)、少し思うところがあったので書きます

 先に行っておくと私はタモリ面白いと思っている側ですが、あんまりタモリ芸能界に詳しいわけでもないです。田舎で、まあまあ普通にTVは見るかなあ、くらいの人間感想

1

 タモリオールナイトニッポン(1976~1983)を褒める人が多いけど、伝わらないのでは。

 若い人、というか国民過半数はしらんのではないか。「タモリ面白さには教養が~」などという言葉も飛び出していたが、教養ではなくて懐古でしょ。

 「笑っていいとも(1982~2014)」の話があんまり出ない印象だった。それは大分偏った話だから、あまり自明タモリを褒める根拠にならないように思った。

2

 私は、タモリ面白くないというのを超えて「タモリ不愉快」という人が当然居るだろうと思っています

 それは「ネクラ」「名古屋」「フォーク」の人たちの中にいるはず。

 タモリを褒めるときに彼を「エビフライ名古屋名物にした功労者」的な褒め方をする人がいたのですが、それはさすがにひどいのではないか。「エビフリャー」は単に雑な方言(訛り)いじりであり、マスメディアの力でなんだか「名物にしてやった」的落としどころにしてしまいましたが、納得していない名古屋の方が中にはいることでしょう。

 フォークもそうで、たくさんの歌手を名指しで中傷して、のちに各人と和解(これもフジテレビ看板番組司会者という権力勾配を大分感じる)しましたが、歌手をけなされたファンの人々全員と和解した訳ではないと思っています

 「ネクラ」はしつこいのでいまでも恨んでいることでしょう。

結語

 つらつら書きましたが、要するに、「タモリ面白いのは当然の前提、わからない人の知能が低い」という結論にはなってほしくないです。面白いと思うけど、そうじゃない。そもそも国民笑顔にする完璧芸人など、存在するはずがない。

2026-04-24

出演者やらかしはどこまで許されるのか。

2001~2002年テレビ朝日で放映された特撮ドラマ番組仮面ライダーアギト」。

その25周年記念展が今日から行われている。昨日は、その前夜祭番組が放映された。

その番組の終盤で、かつてメインキャストの一人であり、現在芸能界引退して飲食店に勤務している、ある一般人男性サプライズとして登場した。

XなどのSNSでは、彼の登場を喜ぶ声がほとんどで、好意的意見ばかりであった。

彼は2014年から恋人DVを振るったり、また別の恋人預金を数千万円も使い込むなどのスキャンダルを抱えていた。

その爆弾2019年週刊誌スッパ抜かれて爆発した。

当時所属していた人気歌唱グループからの脱退はおろか、芸能界引退にまで追い込まれたのである

そういった事がありながらも、彼は縁に恵まれたようで、飲食店店長を任されるまでに至った。

今回のサプライズ登場も、多くのファンから「待っていました」とばかりの声が飛び交っている。

しかし、ここで考えておきたい。

出演者やらかしは、観念上、どこまで許されるのか。

DV傷害罪に該当するし、恋人預金の使い込みも詐欺罪窃盗罪に該当するだろう。

当事者同士で和解が成立しても、事実が無かった事になるわけではない。

人気が続いていれば許されるのだろうか?

もしくは十分な謹慎期間を設ければ?

更生していると判断されれば?

先のサプライズ登場の男性については、SNSでの多くの好意的意見から見ても、「禊は済んだ」ように思われる。

では彼が許されるのであれば、

特殊詐欺受け子役として警察官に扮しキャッシュカードを騙し取った「元俳優」や、

番組共演者不倫疑惑があり、未成年飲酒により出演中の番組を途中降板した「元女優」も、

いずれは許されるのだろうか?

2026-04-18

AIが作った曲を、ひとりの作家作品として聴いていた

(※長文注意・要旨)

ある音楽家が、これまでのリリース作品がすべてAIベース制作環境で作られていたことを、その環境商品として販売開始することで明かした。

この記事は、それを告発するものではない。むしろ、その製品宣伝通り機能した場合にこそ私たちが直面する問い——「感動していた曲は、何によって作られていたのか」「作曲プロンプト設計に移るとき、聴き手は何を聴いているのか」——について、ひとりの聴き手/作り手として考えたことを書いておく。

1~4節はその商品分析がメインなので、ゴシップ的な話に興味のない人は5~7節だけ読めば十分。

長いので時間のあるときに読んでほしい。

1. ある製品との出会い

Twitterで、気にかけていたアカウントがあった。フォロワーは二千人規模だが、Hyperpop以降の日本のシーンで頭角を現している一人、という認識自分の中にあった。界隈の主要な音楽家たちからフォローされている、といえば規模感が伝わるだろうか。リリースされる曲には、たんに「いい音楽」と片付けるのは難しい構成の巧妙さと音選びの新しさがあって、追ってはいないまでも名前は頭にあった。

そのアカウント最近自分制作環境商品として販売し始めた。価格は14,900円、「AI音楽制作環境」として売り出されていて、製品ページの宣伝文句はこうなっている——「『気持ちよくて驚きのある曲を作って』——そのくらいの指示からコード進行歌詞・Sunoプロンプトまで一貫して出力します。」さらに、既発のアルバムEPは「全てこれを軸に制作されている」とも明記されていた。

最初に湧いた感情は、「ああ、そういう工程で作られていたのか」という、ある種の冷めの感情だった。AIを使っていることそのものへの反発ではない。SunoのようなAI音楽生成ツール進化については以前から耳にしていた。出力自体クオリティ否定するつもりもない。そうではなく、「何に対して感心していたのか」という、自分の受け取り方の根元が揺らぐ感覚、とでも言えばいいだろうか。

この感覚を、個人的がっかりエピソードとして飲み込んで済ませてもよかった。けれど製品ページを読み進めるうちに、これは自分一人の話ではなく、いま音楽聴く/作る側に共通してくる問題になっていくだろうと思い直した。以下はその整理になる。

2. その製品が何であるかの整理

製品ページから読み取れる範囲で、何が売られているのかをまず整理しておく。評価は後回しにする。

製品としての訴求は、おおむね三層からなる——(a)独自音楽生成エンジンであること、(b)感覚的な指示から完成物が自動生成されること、(c)学習ツールとしても機能すること。

3. 構造的に読み取れる疑問

実際に買って触ったわけではないので、以下は推測の域を出ない。ただ、製品説明を読み解くと、構造的にいくつかの疑問が浮かぶ

まず、''「Python疑似コード」という語の含意''について。「疑似コード」はPythonの形で書かれていても実行されないテキスト、つまり構造化されたプロンプト/参照資料のことを指すのが通例だ。Claudeプロジェクトに.zipアップロードする形式である以上、これはClaudeが読み込むルール文書群であって、独立して走る独自エンジンではない可能性が高い。MIDI出力部分などは実行可能コードだろうが、「コードを選ぶ」「歌詞を書く」といった音楽判断のコアは、Claude本体自然言語推論能力が上限になる。これ自体は悪いことではない。よく練られたプロンプトパックは、Claudeの出力の一貫性専門性を上げる。ただし「独自エンジン」という響きが含意するものとはかなりの距離がある。

次に、''Sunoへの依存度''について。製品の主要アウトプットひとつが「Sunoプロンプト」である以上、最終的に音として鳴る部分——音色の質感、ミックスバランス演奏ニュアンス——を生成しているのは、この製品ではなくSunoのほうということになる。つまり、この製品価値の相当部分は「Sunoを上手く使うためのプロンプト設計職人技をパッケージしたもの」であって、Sunoが進化すればその層の価値は急速に目減りする。

三つ目に、''「all built by hand」の含意''について。86,000行という規模が、本当に人間が手で書いたものなのかは、製品説明から判別できない。ジャンル研究ノートやStyle語彙データベースといった文書は、AIに「このジャンルについて詳細なルール文書を書いて」と指示すれば相当量が出てくる種類のものである。骨格は人間が作っていたとしても、肉付けをAIに任せている可能性は十分ある(そしてその場合、「手作業で書いた」という説明の重みはかなり変わってくる)。

繰り返すが、これらは推測にすぎない。実際に買って開ければ印象が変わる可能性は十分ある。ただ製品ページの記述だけを根拠判断する限り、「独自音楽生成エンジン」「作編曲学習ツール」という訴求は、実態を控えめに言っても過剰包装しているように見える。

4. 機能しなかったら問題だが、機能したらもっと問題

ここがこの記事で一番考えたかったポイントになる。

この製品に対する考えられる反応は、「宣伝通りに動くのか?」という疑問だろう。

しかし、立ち止まって考えると、本当に問うべきは逆側であることがわかる。

仮にこの製品宣伝通りに機能するなら——「気持ちよくて驚きのある曲を作って」という指示一行からコード進行歌詞・Sunoプロンプト・MIDIMP3まで一貫して出力されるなら——自分が感心していた曲は、その程度の指示から出てきたものだった、ということになる。下準備としての疑似コード整備や、出力に対する微調整は当然あるにしても、一曲一曲制作工程の中心がそこにあったのなら、感心の源は作り手の耳ではなく、ツールの出力分布の中にあったことになる。たしか創作物は優れていたかもしれないが、「それが優れていたのは上手くSunoを使いこなしていたから」という、エンジニアリング問題だったということになる。

機能しないなら誇大広告問題で済む。機能するならば、「聴き手は何を聴いていたのか」という、より根本的な問いが立ち上がる。皮肉なことに、製品としての完成度が高いほど、この問いは重くなる。

ここで思い出しておきたい話がある。2023年ゲンロンのイベントで、音楽家tofubeatsが、Spotifyサジェストで流れてきた曲に心を動かされ、作曲者を調べたらAI生成曲だと知って深いショックを受けた、という経験を語っていた。彼自身がオートチューンで声を加工し、歌声から人間性を排して作曲するタイプ作家でありながら、である。「非人間的な曲が、本当に人間によって作られていないこと」が判明したとき空虚さを、彼は正直に語っていた。

この空虚さが何から来るものなのかは、6節でもう少し踏み込んで考えてみたい。ただ先に言っておくと、それは「AI音楽を作ってはいけない」という種類の話ではない。むしろ、「聴くとき自分は何と対面していたつもりだったのか」という自己認識問題になる。そしてそれは、作り手が工程を開示しないまま商品を売り始めた瞬間、聴き手の側で解決することが不可能になる種類の問いでもある。

5. AIを使うこと自体の話ではない

誤解されたくないので、はっきり書いておく。この文章は、AI音楽を作ることへの全面的否定ではない。

作曲歴史は、すべてを人間設計人間が作る歴史だけではなかった。偶然性、システム自動化、外部の力を取り込む試みは、ジョン・ケージからブライアン・イーノアルゴリズミック・コンポジションまで、20世紀以降の音楽史の重要な部分を形作ってきた。AIの導入はその系譜の延長にあって、それ自体否定するのは筋が悪い。

近年の例で言えば、菊地成孔自身主宰するギルド「新音楽制作工房」でAI活用していることを早くから公言している。NHKドラマ岸辺露伴は動かない』の劇伴ではMaxを用いたAI生成による弦楽四重奏が使われており、菊地本人が「作曲者のクレジットもないし、著作権のありかがわからない」という問題NHK出版経由でJASRAC協議し、「新音楽制作工房」名義のクレジットで処理することで決着させた、という経緯まで公にしている。つまり、どう使い、どう扱い、誰の名のもとに出すかを、彼は工程ごと開示している。

ここでの違いは、「AIを使うか使わないか」ではなく、「どう使い、どう開示し、何を自分の名のもとに出すか」にある。「AI使用は隠していない」という表明と、「どの工程AIに委ねたかを開示する」こととの間には、大きな距離がある。

そしてもうひとつ、避けて通れない論点がある。Sunoを含む音楽生成AIが、何を学習データにしているかという問題だ。2024年6月RIAA(全米レコード協会)はSony MusicUniversalWarner Music代表してSunoとUdioを著作権侵害で提訴した。Suno側は、レコード会社の著作権保護された録音物を使用したことを概ね認めた上で、フェアユースを主張している。2025年末にはWarner MusicとSunoがライセンス提携和解したが、訴訟全体はまだ決着していない。

まり、いまSunoで曲を作って発表することは、その学習データが何で、どのような経緯で集められたかが法的に争われている状態モデルを使うことを意味する。これは「使ってはいけない」と言いたいのではなく、「自分作品がどういう供給ラインの上に立っているか」を無自覚なままにはできない、ということだ。そして、そのモデルを使って生成した曲で「作曲者」を名乗り、その制作環境商品化して収益化する、という連鎖倫理性は、まだ業界全体として合意が取れていない。

この記事の射程は、その倫理のものを裁くところまでは届かない。ただ、「いい曲さえできれば制作過程はなんでもいい」という論法に、即座に頷くことはできない、という姿勢だけは明示しておきたい。

6. 創作者と鑑賞者の間の、暗黙の契約について

ここで、4節の末尾で保留にした問い——tofubeatsが味わった空虚さは何から来るのか——に戻ってくる。

創作物聴く側は、作り手の工程をつねに見ているわけではない。それでも、作品を受け取るときには「制作への真摯さと、出来上がった作品クオリティは、どこかで結びついている」という、いわば感覚的な信頼をもって聴いている。これは創作と鑑賞の間に長く存在してきた暗黙の契約のようなもので、あるシンガーソングライターが書いていた通り、手間暇掛けようが掛けまいが最後には一緒くたに扱われる時代でも、違いの分かる人はいるはずだと信じて丁寧に拵える——という姿勢を、作り手と受け手の双方が(明示的ではないにせよ)共有してきたから、音楽は単なる音の配列ではなく、作り手の痕跡を伴うものとして聴かれてきた。

AIが生成した音楽のものにも、それ独自の良さがある。これは繰り返し強調しておく。作品としての良さは、工程とは独立に成立し得る。ただし、AI生成された曲を「ひとりの作家が作った作品」として提示し、その仮構された人格のもとに人気を集めることは、この暗黙の契約を根元から破壊する。聴き手が「これを作った人は、たぶんこういう感受性の持ち主なのだろう」と想像しながら聴いていた対象が、実は大部分がプロンプトから生成された出力だったとしたら、その想像は宙に浮いてしまう。作品が悪かったわけではない。悪かったのは、作品と作り手の人格の間にあったはずの関係について、聴き手が抱いていた前提が、工程を開示されないまま利用されていたことにある。

tofubeatsが味わった空虚さは、たぶんこれに近い。「AIが作ったか価値がない」ではなく、「自分作品を通して誰かの感受性と向き合っていたつもりだったが、その『誰か』が自分想像していたものとは違っていた」という、受け手側の文脈の宙吊り。この宙吊りは、作り手の側がAI使用を大まかに表明するだけでは解消されない。「何を自分判断で選び、何をツールに委ねたか」という工程粒度での開示があってはじめて、聴き手は自分の感心の行き先を再設定できる。

この視点から見ると、今回の製品販売で起きたことの構造が少しはっきりする。14,900円という価格や、買った人にとっての有用性の問題はもちろんある。ただ、それ以上に大きかったのは、制作環境商品化するという行為が、既発の作品群を「この環境実例」として遡行的に位置づけ直してしまうことにある。以前から作品を聴いていた側から見れば、聴き手と作り手の間に結んでいたはずの暗黙の契約の内実が、後出しで書き換えられる感覚がある。

制作工程の開示は、法的義務ではない。ただ、制作環境商品として売り始めた瞬間、この暗黙の契約自分から前景化させたことになる。「この環境でこれだけの作品が作れる」という実例として既発のリリースが参照されているのなら、それぞれの作品がどの程度この環境の出力そのものなのか、どの程度は人間の介入によるものなのかは、買う人にとっても、これから聴く人にとっても、重要情報になる。

7. どこへ向かうのか

最後に、聴き手として、作り手として、これからどうするかを書いておきたい。

聴き手としては、tofubeatsが味わった種類の空虚さを、できれば避けたいと思うひとが大半だろう。しかtofubeatsAI生成だと気づくことができたのはクレジットにそう明記されていたからに他ならない。今回の私のケースのように、AI生成であることが明かされていなかったり、将来的に(遡及的に)AI生成であることが明かされるようなパターンますます増えていくだろう。私たちは、匿名性を保ったままクオリティ勝負して有名になっていくという同人音楽シーンの時代終焉を目の当たりにしているのかもしれない。作り手と受け取り手信頼関係が壊れていくなかで、聴き手側からできることはあまりにも少ない。界隈で有名なコンポーザーの多くも今回のアカウントフォローしていたことも考えれば、制作過程情報開示を積極的に求めていくこと、プロセスを明らかにしたうえでよいものを作っているひとを評価していくこと等も、その限界は大きいだろう。

作り手としては、自分がやりたいのは、プロンプト一行から出てくるものを受け取る側ではなく、一音ずつ選ぶ側である、とあらためて確認した。それはAIを使わないという意味ではなく、AIを使うにしても、どこで自分判断を通すかを意識的設計したい、ということになる。菊地成孔のやり方に近いと言えば近い。作編曲に限らず、これまであらゆるアートと呼ばれる領域について、過程を見せないことは作家神秘性を増すための重要な要素だった。しかし上にも書いたように、その限界はもうすでに見えてきているように思う。過程を明らかにしたうえで、自身武器がすべて明らかであるのにそれでも真似できない創造性を見せること。もちろん、あらゆる出力結果は機械学習の餌食になりうるという状況においてこれは綺麗事かもしれないが、成果物がいわゆるAIに食われうるのは変わらないのだとしたら、いか自身制作においては透明性を保ったうえでクオリティ受け手を納得させるか、こそが大事になってくるだろう。こうしたムードを作り手の側からも作っていくことが、今後の大きな課題になるのではないかと思う。

AIもっといいものを作れるのになぜあなたが作る必要があるのか?」は、「プロ作家がすでにこの世に五万と存在するのに、なぜあなた作品をつくろうと、その道を志したのか?」という問いと本質的には何も変わらない。作りたいから、作る。伝えたいから、それを形にする。そうした初期衝動が、欲望が、「創造性」という言葉本質であり、AI模倣することのできない、あなただけの、私だけの創作物につながるのだから

2026-04-15

[]4月15日

ご飯

朝:カシューナッツ。昼:おにぎり蕎麦コロッケ。夜:人参大根キノコスープ。沢庵納豆冷奴。ギョニソ。トマトたまご焼き。バナナヨーグルト。間食:チーズケーキ

調子

むきゅー。お仕事はむむーのへちょー。

来週は忙しくなりそうな感じ。

幻想少女大戦

フランレミリア和解するところまで。このゲーム、底が見えない。

グランブルーファンタジー

ウィザードオリジンの素材集めおしまい。次の恒常ボスの誰を周回するか決めないとだなあ。

ベリアルとシエテの素材が足りないからこの二つかなあ。

2026-04-13

みい山の無料部分を今更読んだけど

みいちゃんリアル調wwwみいちゃんやらかし暴力制裁wwwみたいなこと言われてたからそんな展開なのかと思ったら

全然そんなことなかった

和解してたし(有料最新話ではみいちゃん実家に戻るらしいが、読んでないけど)

ここまで女叩き勢力に歪めて世間に伝えられる漫画はないと思う

いから本編を読もうぜ…

2026-04-12

[]旭日旗が映す韓国民主主義危機

旭日旗(きょくじつき)は、日本では古来の「日の出繁栄」の伝統意匠であり、海上自衛隊自衛艦旗として国際的に認められた平和シンボルです。しか韓国では2011年AFCアジアカップ準決勝キ・ソンヨン選手ゴールパフォーマンスと「旭日旗を見て涙が出た」という釈明)をきっかけに、「전범기(戦犯旗)」として急激に政治化されました。以降、スポーツ会場や文化イベントで繰り返し問題視され、韓国メディア政治がこれを「軍国日本」の象徴として攻撃する構図が定着しています

この過剰な執着は、単なる日韓感情対立を超えて、韓国民主主義のもの危機象徴しています。背景にあるのは「被害者意識ナショナリズム(희생자의식 민족주의=victimhood nationalism)」です。これは、後続世代が先代の被害経験植民地支配戦争記憶)を「世襲」し、それを現在民族主義道徳的正当性政治免罪符として利用する現象を指します。韓国社会はこの枠組みに強く依存し、事実多角的探究や自らの加害者側面を直視しにくくなっています。以下で、その危機本質と、再構築の必要性を論じます

1. 民主主義危機——二元論固定化自己検閲

被害者意識ナショナリズムは、韓国政治を「被害者意識の強さ+北朝鮮融和度」の軸で分極化させています文在寅・李在明政権のような進歩系では歴史問題を「民族正義」として政治利用し、保守派現実的日韓改善論者を「親日派(친일파)」とレッテル貼りして弾圧する構造が繰り返されます

歴史研究の阻害が象徴的です。朴裕河パク・ユハ教授の『帝国慰安婦』(2013年)は、慰安婦問題の複雑性を資料に基づき指摘しただけで名誉毀損訴訟を受け、長年の裁判研究活動制限されました。李栄薫イ・ヨンフン)元ソウル教授の『反日種族主義』(2019年)も、植民地期の経済統計を基にした事実指摘に対し、メディア世論から親日売国」の猛攻撃を受けました。これらは、異論を「反民族的」と排除する自己検閲を生み、民主主義の核心である言論の自由多元性を損なっています

さらに深刻なのは加害者認識の欠如です。ベトナム戦争(1965〜1973年)で韓国はのべ32万人以上を派兵し、民間人虐殺(フォンニィ・フォンニャット事件などで推定5,000〜9,000人以上)が確認されています市民運動2023年司法判決でようやく政府責任が一部認定されましたが、保守派否定被害者意識の壁が厚く、公式謝罪は未だ不十分です。この「被害者だけ」の二元論は、民主主義自己修正機能麻痺させています

2. 国際的工作——権威主義国家との繋がりと永続化戦略

韓国側の歴史修正勢力正義連=旧挺対協を中心とするNGO進歩系政権)は、国連人権理事会(UNHRC)、CEDAW、UNESCO世界の記憶登録などで慰安婦強制労働問題を繰り返し提起します。これ自体人権活動として正当化されますが、問題権威主義国家との組織的繋がりです。

正義連は北朝鮮統一戦線工作部・文化交流局と協力関係にあり、尹美香ユン・ミヒャン)前代表の周辺には北朝鮮工作員との接触歴(夫・金三石スパイ有罪など)が複数指摘されています中国統一戦線工作部(UFWD)ともUNESCO共同ロビー連携し、反日プロパガンダを相互利用しています。これらの工作は、日韓離間と被害者意識の国際固定化を狙い、韓国開放社会NGOネットワークを「非対称的ツール」として活用する典型です。

結果、韓国国内では「国際社会も認めている正義」という構図が強化され、国内バランス批判(임지현教授ら)が「親日派」として抑圧されやすくなります。これは民主主義質的低下を招き、外部勢力による分断工作を容易にしています

3. 日本メディア呼応——無自覚な増幅効果

日本メディア特に左派系(朝日新聞など)は、この工作に対して自覚度が低いままです。尹美香寄付金不正事件は報じますが、北朝鮮工作機関との連携中国UFWDとの関係ほとんど触れられません。一方、保守系メディア産経新聞など)は構造を詳細に指摘しています。この選択報道は、韓国側の被害ナラティブ日本国内で増幅し、結果として韓国民主主義自己省察を間接的に阻害します。

日本左派勢力との呼応国連ロビーでの共同活動メディア報道)は、韓国進歩派に「日本内部にも味方がいる」という安心感を与え、歴史問題政治利用を助長します。これが韓国民主主義の分極化を悪循環させ、長期的に両国関係健全性を損なう副作用を生んでいます

成熟したアイデンティティ再構築の必要性

韓国社会は今、転換点に立っています。임지현教授提唱する「記憶連帯(remembrance solidarity)」——被害者の痛みを認めつつ、自らの罪も受け入れる包括的記憶——や、李栄薫教授らの事実ベース歴史再構築は、まさにこの危機への処方箋です。ベトナム戦争市民運動司法進展も、加害者認識を深める重要な試みです。

旭日旗問題は、単なる旗のデザイン論争ではありません。それは韓国が「被害者意識ナショナリズム」の罠から脱し、痛みも罪も直視した成熟した民族アイデンティティを再構築できるかどうかの試金石です。感情論を超えた事実探究自己省察こそが、真の民主主義健全性と日韓未来志向和解を実現します。

韓国知識人たちが既に始めているこの試みを、日本側も無自覚呼応ではなく、冷静な事実検証で支えることが求められています旭日旗が映すのは、隣国危機であり、同時に両国が共有すべき「成熟への課題」なのです。

anond:20260412123000

まともな判決存在しません

なぜなら裁判実務は和解で回ってるからです。頑として和解しないとした方に難癖つけて不利な判決出す糞裁判官すら存在しま

2026-04-10

anond:20260409154520

アメリカ社会を具現化したような男だよな。

判例主義から裁判で勝てればなんでもあり。

法律的にグレーでも、なんなら黒でも突っ走る。

裁判陪審員裁判から、心象操作すればいい。

本人はとにかく「差別だ!」「冤罪だ!」「フェイクだ!」「誤解だ!」と心象操作に専念。

恫喝和解(買収)、泣き落とし、誉め殺し、なんでも使って相手陪審員翻弄

法律的なことは弁護士に丸投げで後付け。

裁判で勝ったらそのままゴー!

けが見えた時点で、新しい法人資産を移して新規一転

訴訟に負けた法人破産したので払えませんでチャンチャン。

これを国家レベルでやるんだから、たまらんよ。

立花孝志が大統領やってるようなもん。

2026-04-04

anond:20260404200650

では、示談金が刑事事件の結果にどう影響するか、もう少し具体的に現実的なケースで整理します。

🔹 ① 示談金と不起訴関係

刑事事件では、検察官は「起訴するかどうか」を判断する際に、被害者意向示談の有無を考慮します。

示談金が支払われ、被害者告訴を取り下げる意向がある場合

→ 不起訴になる可能性が高い

性犯罪でも非親告罪ではない旧制度や軽微な事案

示談事実上解決になることが多かった

ポイント示談金は「被害者感情の和解」の証拠として扱われ、量刑処遇に影響する。

🔹 ② 示談金があっても起訴されるケース

ただし、次の場合示談していても刑事事件になる可能性があります

1. 非親告罪化された性犯罪

被害者告訴しなくても検察起訴できる

2. 証拠が十分で社会的に重大な事件

社会正義観点検察判断

3. 示談の内容が不自然強要されている場合

権力関係圧力下で示談していたと判断されれば、無効扱い

🔹 ③ 実務上の影響

示談があれば量刑は軽くなることが多い

執行猶予や略式命令可能性が増える

しかし、示談金があったからといって罪が消えるわけではない

社会的制裁(大学企業処分)は示談関係なく行われる

🔹 まとめ

1. 示談金=「刑事免責」ではない

2. 示談金+被害者和解意思は不起訴減刑に影響

3. 権力関係強要の有無によって示談効果限定的

4. 社会的責任や民事責任示談とは別に問われる

希望なら、この事件の当時の事情で「もし示談金が渡っていたら裁判結果や社会的評価はどう変わったか」も具体的にシミュレーションできます

やってほしいですか?

2026-04-01

トランプ戦争しない(はずだった)

トランプロナルド・レーガンの真似っこ(だった)

レーガンカーター時代の米ソ緊張緩和路線デタントから一転対立路線

軍備増強を推し進め第三次世界大戦が始まるかのようにメディア等は大騒ぎ

ただし実際に実力行使はせず、ソ連疲弊ゴルバチョフ書記長になったら一転して友好路線

戦争おっぱじめそうな雰囲気醸し出して

実際は相手が折れることを狙ってたと考えられる

レーガンジェネリックトランプはこの路線

北朝鮮圧力をかけ海軍を展開一触即発のような雰囲気になるが、一転して金正恩会談

でもしたたか北朝鮮には見透かされていた

一期目はこんな感じで、二期目もその路線ではある

安全保障問題だけでなく貿易問題でも同じ手口

ただし北朝鮮での失敗の反省から強い圧力だけではダメと思ったのか実行に移すことが増えた

(少しでも実行してしまえば、もはやレーガン路線とは違うものになってしまうが)

ある程度実行して相手が折れたら和解しようとでも考えてるのだろう

ベネズエラでは、まあまあ(アメリカにとっては)成功だったかもしれない

だが、そんなのがどこでも通用するはずが無い

2026-03-30

韓国キリスト教政治関与

韓国宗教分布

2025年韓国リサーチ宗教認識調査」(全国成人2万3000人対象)によると、宗教人口は以下の通りです。

プロテスタントキリスト教系):20%

カトリック11%

仏教:16%

• その他の宗教1%

無宗教者(信じる宗教なし):51%(半数を超える)

特徴的な傾向:

• 若年層(18〜29歳)の72%が無宗教。30代以下でも60%以上が無宗教

宗教人口の高齢化が深刻:プロテスタント信者の44%、カトリック信者50%が60歳以上。

プロテスタント特に福音派ペンテコステ派が主流で、政治的社会的に影響力が大きい。

1. 主要団体政治的動向

プロテスタント保守派(主流)

韓国キリスト教の中心は大韓イエス教長老会PCK)やメガチャーチ群です。反共産主義親米伝統家族観が強く、保守政党国民の力」を支持する層が多いです。

◦ 全光焄(チョン・グァンフン)牧師(サラン第一教会):

極右勢力象徴。尹錫悦前大統領支持デモを主導し、LGBTQ反対・反左派集会大衆を動員。「影の支配者」と呼ばれるほど政治的影響力大。

◦ 孫賢寶(ソン・ヒョンボ)牧師世界教会):

保守団体セーブコリア」を率い、尹前大統領弾劾反対デモを全国で展開。反共・反北朝鮮を強く主張。

◦ 動向:

2025〜2026年に左派政権下で「政教癒着捜査が加速。新天地イエス教や旧統一教会世界平和統一家庭連合)が選挙介入疑いで家宅捜索を受け、保守教会も標的化されるケースが増加。「宗教右派の台頭 vs 左派政権の締め付け」という対立構造が鮮明。

カトリック系
韓国カトリック司教協議会(CBCK)と正義平和委員会が中心。
政治的傾向:

人権弱者支援環境問題積極的だが、中立的・人道的。日本との歴史問題では「慰安婦」「強制徴用」などで日本政府批判共同声明を出すが、聖書を直接政治スローガン化せず、社会教説に基づく倫理的訴えに留まる。

◦ 例:福島処理水海洋放出反対で日本カトリック共同声明2021年)。「いのち尊厳」を強調するが、過度な政治利用は少ない。

評価日本カトリック同様、政治的中立意識が高く、信仰政治化を避ける傾向。

在日大韓基督教会(KCCJ)

日本基督教団と1984年宣教協約を締結。歴史認識植民地支配反省)や人権問題日本基督教団社会派と密接に連携共同声明日本の歴史責任を強調するケースが多い。

2. メディアの動向

韓国キリスト教メディアプロテスタント保守派が主流で、政治色が強いです。

保守派メディア

メガチャーチYouTubeや「全光焄TV」など。反左派・反LGBT・反北朝鮮を強く主張し、尹前大統領支持層を動員。政治集会報道が活発。

主流キリスト教メディア

韓国基督教会協議会(NCCK)関連報道平和和解を強調するが、保守派からは「左派寄り」と批判される。

全体傾向:

プロテスタント保守派反共伝統価値擁護を強く打ち出し、左派政権宗教規制新天地捜査など)を「信教の自由侵害」と反発。カトリック系は穏やかで、人権環境中心の報道が多い。

3.日本基督教団(UCCJ)などとの「奇妙な共犯関係

日本基督教団社会派と韓国キリスト教団体特に在日大韓基督教会=KCCJ)は、1984年宣教協約以来、歴史認識人権問題で密接に連携しています

関係起源

1967年日本基督教団「戦争責任告白」をきっかけに、KCCJと共同で「植民地支配反省」「在日コリアン人権」をテーマにした声明を繰り返し出しています。
辺野古問題では、KCCJが反基地運動支援し、日本基督教団社会派(金井牧師ら)が抗議船「不屈」の運用に深く関与する形で協力関係が強化されました。

「奇妙な共犯関係」の実態

韓国保守右派福音派反共親米伝統家族価値重視)は、日本基督教団社会派(左派・反基地構造的罪批判型)とイデオロギー的に正反対のはずです。

◦ それでも歴史問題慰安婦強制徴用植民地支配)という一点でトーンが重なり、共同声明平和運動で連携します。

◦ これは「日本政府批判」という共通の敵意識による戦略的協力で、信仰本質とは無関係機能しています

辺野古事故でも、KCCJ関連ネットワーク日本基督教団社会派の平和学習を間接的に支える構造が見られます

4.統一教会新天地などのキリスト教異端団体との比較

韓国では正統キリスト教プロテスタントカトリック)と異端新興宗教政治関与が大きく異なります

統一教会世界平和統一家庭連合)

韓国起源新宗教政治介入疑惑が強く、2025-2026年に李在明政権下で特別捜査を受けています

日本では自民党との癒着問題で注目されましたが、韓国国内でも尹錫悦前政権時代政界との関係問題視されました。

◦ 特徴:組織的党員加入や献金を通じて政治に影響力を行使保守右派との結びつきが強いが、正統キリスト教からは「異端」と強く批判されています

新天地イエス教(新天地

◦ 近年急成長した異端団体2026年1月検察警察合同捜査本部家宅捜索

◦ 尹錫悦前大統領支援のため信者党員に大量加入させた疑惑などで捜査中。

◦ 李在明大統領は「社会害悪」「政教癒着の反乱行為」と強く非難し、解散命令検討しています

正統キリスト教 vs 異端団体の違い:

• 正統プロテスタントカトリック政治関与はあるが、比較的「信仰実践」として位置づけ。歴史問題では日本基督教団と連携するが、選挙介入レベル組織的活動は少ない。

統一教会新天地組織的金銭的な政界癒着が特徴。信者政治的に動員し、党員加入や献金で影響力を行使する点が正統キリスト教とは大きく異なります

まとめ

韓国キリスト教分布プロテスタント20%・カトリック11%・無宗教51%と、無宗教者が過半数を占めつつ、福音派政治的影響力が非常に強いのが特徴です。
日本基督教団との「奇妙な共犯関係」は、歴史問題という一点で左派日本)と保守右派韓国)が戦略的に結びつく珍しい構造です。一方、統一教会新天地のような異端団体は、正統キリスト教とは別に政界への直接的・組織的介入で問題視されています。この「共犯関係」と異端団体政治関与は、韓国宗教政治の複雑さを象徴しています。


追記

キリスト教異端区分実践

https://anond.hatelabo.jp/20260330123520

2026-03-29

anond:20260329145908

じゃあなんの問題もないんだし、めでたしめでたし

次は当事者同士で和解してくれ

いくら払うのかは知らんけど

2026-03-27

なんじゃそりゃ

https://x.com/mhft2qxe6aiasju/status/2037384485621391368

このポストは、**堺市教育委員会生徒指導課)がいじめ被害者家族に送ったメール**についての投稿です。添付画像メール内容がまさにそれで、要約するとこうです:

被害者家族がこの「訴訟しない確約」を拒否したら、加害者から謝罪自体がなくなった、というのが経緯です。

### 教育委員会意図は「法的措置を避けて、形式的謝罪だけで終わらせたかった」

その通りです。**

教育委員会行政側)としては、

から訴訟しない確約」を条件に付けて、**非公式・非拘束の「相互理解」で丸く収めようとした**わけです。

これは日本いじめ事案が起きたときによく見られる「教育委員会あるある」の対応パターンです(文科省ガイドライン各自治体の苦情対応マニュアルでも、早期の内部解決を推奨する傾向があります)。

### 「法的に和解に持ち込めばよかったのに」と思ったのは正しい感覚

はい、**法的和解示談調停裁判上の和解)の方が被害者家族にとっては圧倒的に有利**なケースがほとんどです。

ところが教育委員会は「法的和解」を避け、**あえて非公式ルートで「確約」を取ろうとした**。

これが「間抜け」どころか、**憲法32条裁判を受ける権利)の侵害に当たる可能性が高い**と、法律家や多くの人が指摘しています。実際、拒否したら即謝罪を取り消すという報復的な対応も、行政不適切行為として問題視されています

### そんな対応をする教育委員会は「ありえる」のか?

残念ながら、めちゃくちゃありえます。**

今回の堺市のケースは、特に**「訴訟しない確約」をメールで明記した**のが致命的で、ポスト拡散されて大炎上している理由です。普通ならこんな露骨な文面は出さないはずですが、**「内部でなんとか収めたい」という焦りが裏目に出た典型例**と言えます

結論**

教育委員会は「法的措置訴訟正式和解)を徹底的に避け、形式的謝罪だけで幕引きにしたかった」。

それが拒否されたら謝罪すら取り消すという、被害者家族から見れば信じがたい対応です。

あなたが感じた「間抜けさ」は、多くの人が同じように感じている正しい感覚ですよ。

被害者家族は今、拒否した上で記録を残し、弁護士警察法務局人権救済などに相談する流れになっているようです。

この対応自体が、教育委員会不適切さを浮き彫りにした形になっています

2026-03-26

日本自称左派が終わってるたった二つのシンプル矛盾

従米やめろと言いながら日本の軍備も整えさせない

国防どうすんの?

米国世界一軍隊核の傘日本抑止力を担ってます米軍を追い出すなら日本単独でそれを担わなければならなくなる。

特に日本隣国には中露が居る。

言い訳のように、自衛のために戦うことまでは否定しないとか言う奴もいるけど結局軍備はさせないのだから草生える

竹槍と根性自衛しろってか。

話し合いで戦争を避けろと言いながら人の意見は聞かない

人が話し合いだけでは物事解決できない事を証明し続けてる

一度でもネトウヨ認定した人物と綺麗に和解したことあったか

左翼はずっと平和を掲げた戦争しかしていない。

国の平和のためには外交も軍備もそれぞれ役割が違うだけで当たり前に必要

地震完璧予測できるようになったからとスーパー堤防耐震強度不要にはならんでしょ。

来る災害に凡ゆる手を尽くすのは当然のことよ。

逆にこんな左翼の言うこと聞いてたら明らかに中国日本を明け渡す展開にしかならんのよね。

先生相談しろ、って言えた頃

旭川で中2の子が死んで、6年かかって訴訟和解した。市が7千万円払う。

再発防止策を評価して合意したらしい。

うちの子は今朝も普通に学校へ行った。靴を履いて、振り返らずに行った。

Xで「加害者は何の罪にも問われないのに」ってコメント見て、それが全部だなと思った。市が払う7千万円は税金だ。加害者関係ない。

再発防止策というのが何枚目の紙なのか知らない。

学校で何かあったら先生相談しろって言った。言えた頃の話だ。

2026-03-22

絵は綺麗だしよく動く。表情もくるくる動いて可愛い

アクションもワクワクさせてくれるしテンポが良くてスイスイ進んでいく。

その上で、ストーリーの流れに関して自分は「翁(いろは)×かぐや姫かぐや)のパラレル二次創作」だなと思った。

いろは×かぐやを成立させるためにさまざまな要素が省略され、関係ない部分は切り落とされて見えないようにされている。二次創作において、キャラクター人格や背景は原作いるから詳しく説明しなくてもいい。私(作者)はこの子達の性格が分かっているから、彼女たちの詳しいキャラ設定性格設定を盛って感情移入させるより、エモを盛る。エモのための描写はたくさん盛るし、推しカプ以外は須く推しカプを盛り上げるためのモブ原作ネームキャラも出すけど、その辺の感情に関しては書かなくてもいいよね。いろんなイメソンを突っ込んで推しカプを盛り上げる!自カプが自カプのイメソン歌ってたら超よくない?

中の人女子高校生ではないか女子高校生が行くようなお店は出ない。でもパンケーキのくだりは入れたいか喫茶店パンケーキ食べるシーンは入れる。いろはが一人で行くわけないか友達に連れて来させる必要がある。可愛い推し友達なんだから可愛くていい子じゃないと。でもどんなに心配してもいろはの心を開けるのはカグヤだけだからいろはは心を開かない。どんなに心配されて気遣われていても。

展開ありきでキャラクターの背景や心情が設定されていく。これなんか懐かしい気持ちになるなと思ったら松だわ

推しからなんでもできるべき。でも完璧すぎない方が可愛いからどこかに弱さを持たせないと。書いてる人間がカグヤを好きだから見てる側のヘイトコントロールなんて関係ない。カグヤは可愛くて最高で健気な月のお姫様で、いろははそんなカグヤを好きになる。好きになったからにはカグヤを助けるために設定を変えてもいい。カグヤを好きになるメリットのために母親とも和解。ぽっと出の兄もカグヤに好意を持ってくれるしいろはを助けてくれる。

作者がお兄ちゃんにもある程度萌えてるか原作お約束になってるから妹の前で俺様ムーブをしてもキツいともキモいとも思わないし言われない。俺様ムーブでその場にいるファンは倒れる。お約束から

可愛くて健気でいろはのこと大好きなカグヤは月に帰ったけどいろはの愛で戻って来ようとするのね。いろはもカグヤがいない間に愛を育てるしカグヤのために今まで大事にしてたもの全部ほったらかしにする。これ超愛だよね。

こ難しげなSF曇らせ展開の末八千年いろはのこと待ち続ける健気で可愛い最高のカグヤエモエモのエモ〜みたいな。カグヤはいろはがいないとすぐ曇っちゃうんだけど、また会いたいから頑張ってるのね。萌。

なんやかんや部分のなんやかんやを考えるのが面倒だから十年飛ばし愛する人をこの手で甦らせるスパダリいろは最高いろかぐ大勝利ハピエンお疲れノベルティはいろかぐ結婚報告風ポストカードです。

ヤチヨ?翁の妻だよ。同人的に言うと勝手に身を引いて二人のこと応援してくれる当て馬だよ。いろはもカグヤも優しくていい子だから仲間はずれにしたりしない。

2026-03-19

裁判動物病院火災で「愛犬」失った飼い主が和解病院HPに1年間の謝罪文掲載

ホットドッグじゃん

ブクマカは明らかなウソ捏造を書くのやめろ

妻とキスしたり抱き合ったりした男性を夫が訴えた裁判、「不貞行為にあたらない」と退ける判決

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.yomiuri.co.jp/national/20260318-GYT1T00370/

にあったブコメ

 

bml 経営してるバー接客させて色恋営業したら不貞行為ってなぁ。美人局裁判でって感じが。あと裁判になるようなことで相手から和解金せしめようという魂胆にも。

 

記事読めばすぐにわかフェイブコメ

バー経営しているのは浮気相手の男で、浮気女の夫ではない。

記事

東京都内バー経営する男性路上手をつなぎながら歩いたり、公園のベンチで抱き合ったりキスしたりしたほか、バーの店内で計3回、男性と2人で1~3時間程度を過ごした。」

て書いてあるだろ。

バー経営する男性イチャイチャした」のが問題になってるんだぞ。

これがなんで「経営してるバー接客させて色恋営業」「美人局裁判でって感じ」になるんだよ(怒

これ夫が読んで名誉棄損で訴えたら罰金刑刑事罰下りるくらいのブコメやぞ。浮気サレ被害者である夫を「美人局主犯加害者扱いってさぁ…

なんでこんな酷いブコメ書けるんだろ?

 

あとこれも酷い。

Aion_0913 ホントカヨと思うけど、確かにDVとして妻を使って美人局やハニトラをやらせればいくらでも妻を傷つけつつ男性から金取れちゃうのでそういうのを防ぐための運用(決して女性に甘いわけではない)ということなのかね

↑何が「確かに」だよ。上の「美人局裁判で」ブコメを受けての「確かに」なんだろうけど、何にも確かじゃない、100%嘘八百捏造ブコメからな?

「妻を傷つけつつ」? 傷つけられたのは浮気された夫で、傷つけたのは浮気した妻だろ。

ほんとこの「女性被害者しかありえない」ていう強固な信念さぁ…いびつすぎるよ。

 

なんなんだろうね、この手のブコメって。

記事本文を読まず、はてブタイトル概要だけ読んでブコメする時短ブクマカ向けに、浮気された夫が悪いと印象操作するための確信犯的な捏造なのか?

とにかく夫(男)が悪いことにしたいというバイアス認知が歪んでしまって、記事文字を目が上滑りして存在しない文章脳内創造してしまカルト状態なのか?

 

で、こんなブコメ白眼視されスルーされるでもなく、スターが付いてる異常さよ…

自演スターかと思ったら別アカウントがつけてやんの。

お前ら・・・ほんとバカか!

これでよくトランプ批判できるな?

似たもの同士だぞ

2026-03-14

anond:20260314111927

意外とある

「あざとくかわいくしたたかに」

「ふつつかな悪女ではございますが」

のように、最初ライバル役(悪役)として出てきたキャラクター主人公に心服して和解、悪友みたいなポジションになったりする

改心してそれなりに幸せになったパターン結構あり、「貴族階級では見栄を張ろうとしていて性格悪かったけど、平民に落とされたらそっちの方が性に合っていてイキイキやってる」というのもあった

あと言うほど男性少年漫画もカラッとはしてないだろ

追放した側のパーティーメンバーいじめっ子に対してはルサンチマンが爆発したざまあ展開しかたことないぞ

2026-03-13

anond:20260312150239

以前の仲良しがVtuber以前の前世時代も絡むような仲良しだったんで

和解するとまた前世のこと触れる人達が増える

からそういう奴が出ない状況にしない限り表での和解は無理やな

2026-03-12

ライブ主催者まさかの「行けたら行く」で現場に来なかった結果

最近、X(旧Twitter)で流れてきた「ある弾き語り演者愚痴」が、またあまりにも地下界隈のドロドロとした煮凝りみたいな地獄だったので、忘備録として、そして自戒を込めつつ深掘りしてみる。


1. あらすじ

登場人物は、イベント企画(笑)して声をかけてきた主催のP氏と、その誘いに乗ってしまった演者Mさん

:始まりは親切を装った搾取

P氏からノルマなし、機材費数千円で遠方のライブに出てほしい」というDMが届く。Mさんは「新しい土地でのご縁作り」という、演者なら誰しもが抱く淡い期待を胸に、この誘いを快諾した。

主催という肩書き崩壊

P氏が信じがたい連絡を寄越す。「自分は出演しない。しかも繁忙期だから残業になったら現場に行けないかもしれない」と。

主催者が「行けたら行く」という、飲み会の誘いでも受けた側かのような無責任さ。主催って言葉意味知ってる?

惨劇の当日:

蓋を開ければ、そこは地獄だったらしい。出演者は全員、その土地には縁もゆかりもない「初出演の遠征組」。客席は当然のように……、完全なるゼロ

ブッキングされた面々も、ジャンルレスと言えば聞こえはいいが、要は節操なく「数さえ揃えば誰でもいい」というビジョンの欠片もないごった煮弾き語りラッパーシティポップ並べたレベル

ライブハウス側の無責任さ:

店側にP氏について尋ねると、「どうしてブッキングしてくれるんでしょうね(笑)」という鼻で笑うような謎対応

結局、P氏は現れず、Mさんニーズも何もない異境の地で、ただ数千円の機材費を支払い、空っぽの客席に向けて歌って帰宅する羽目になった。

:静かなる復讐

まり不義理にブチ切れたMさんは、その日から半年以上にわたり、P氏に対して自分ライブスケジュール個別に送り続けるという、静かな、しかし確実な復讐を開始する。本人も書いていたが「呪いメッセ」だ。



2. 「自爆」と「被害者ムーブ」という二次災害

ここまでは、地下界隈ならわりと頻発しているであろうよくある悲劇だ。しかし、ここからが真の気持ち悪さ。

Mさんがこの一連の出来事を、名前場所性別を徹底的に伏せ、界隈のどこにでもある「愚痴」としてポストした。

するとどうだろう。あろうことかP氏本人が、そのポストを「引用ポスト」して名乗り出てしまった。

「これは自分のことで、申し訳なかった。直接会いに行って謝る。しかし、こんな回りくどいことをしなくてもいいのに」

……引用ポストにする事で、自分側の人間の目に留まるように仕向けた訳だ。

誰がどう見ても「回りくどいこと(=Xで晒す←いやそもそも晒されてねーよ)」をさせた原因は、お前の不誠実さと、これまでの全ての不備にある。

自分が晒されたという被害者意識だけは一人前だが、相手を「機材費を払うだけのコマ」として扱った加害意識は皆無。この圧倒的な認知の歪みに、読んでいるこちらまで眩暈がした。



3. 謝罪という名のさらなる暴力

さら物語まさかの展開を迎える。自爆から1ヶ月も経ってからようやく行われた「謝罪(笑)」の席。

そこでP氏が放った言葉は、和解への希望を打ち砕くものだった。

「今後も残業で行けないことはあるし、その時は謝る」

もはや、改善する気など1ミリもない。「謝ればまた同じ不義理を働いてもいい」という、免罪符の発行を強要しているに等しい。

自分は忙しい。自分は頑張っている。だから行けなくても仕方ないし、謝っている自分は誠実だ。

Mさんにお会いしてきました」とだけポストし、贖罪完了のテイである

そんな、歪みきった自己正当化の塊。ここまで話が通じない人種が、平然と「主催」を名乗っている恐怖。



4. 構造が生み出す「誰一人救われない」共依存

ここで、この「ごった煮イベント」で一番得をしたのが誰かを考えてみてほしい。

主催は来ない、客はゼロ

しかし、ライブハウス側は一切困っていない。なぜなら、演者が遠方からわざわざやってきて、頭数分の「機材費」という名の場所代をきっちり落としていくからだ。

集客努力放棄し、ビジョンなきキャスティング演者をかき集める P氏のような「無自覚搾取者」。

そして、それによってハコが埋まるなら内容はどうでもいいとニコニコ笑って受け入れる店側。

この不健全共犯関係

この構造がある限り、音楽に対して誠実な演者時間と金、そして精神は、底なしの沼へと捨てられ続けることになる。



5. 総評:この虚無がどこにでも居る恐怖

半年スケジュールを送り続けたMさんの執念も「ホラー」であり、行き過ぎた「粘着」だ。

この底なしの虚無を相手に、そりゃあ呪いの一つや二つ送ってもいいが、あとはもうリソース無駄遣い。他にやる事あるでしょ。

P氏の最も邪悪な点は、自分が「名乗り出た誠実な人間」だと本気で信じていそうなところにある。

自分の不誠実さが他人人生をどれだけ削り、界隈の質を低下させているかに、彼は一生気づかない。

一生懸命がんばる自分に陶酔し続けるだけだ。

この「無自覚加害者」と「復讐に囚われた被害者」。そして、それを黙って食い物にするライブハウスというシステム

地下界隈に吹き溜まる、この救いようのない閉塞感と構造搾取こそが、実は幽霊よりも何よりも恐しい「本物のホラー」なんじゃないだろうか。

結局、誰も幸せにならない。

ライブハウスだけが場所代で肥太り、演者の心は摩耗していく。

こんな界隈、さっさと抜け出して売れるしかねーんだわ。

クソが。

乃木坂46番組西野七瀬秋元真夏が以前不仲になったが和解するという企画をやっててそんなのやるのかとびっくりしたことある。ホロライブの兎田ぺこらとさくらみこも改めて和解企画やるのありよな以前の関係に戻れなくても

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