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はてなキーワード: 悪感情とは

2025-06-12

国民民主党は何をしたかったのか

国民民主党が何をしたかったのか、というのがわからないので考えを整理するために書いてみる。

なお、結局わからなかった模様。

政治素人だし、頭も良くないので賢い人のツッコミや補足に期待するやせずである

汚物まみれの四人衆

辛辣すぎるだろ・・・フリーホッターはモムゼン先生か?

各人のやらかし説明不要と考えるが、ただ議席が欲しいがために政治屋の鑑みたいなムーブしてるだけで汚物の列に並べられた薬師寺氏には同情を禁じ得ない。

少し粗暴で様子がおかしい人も「立民のノーマルモブ議員かな」って感じ(※個人の感想です

山尾氏の擁立取り消しまでの経緯

山尾氏の会見を聞く限り、不明な時期に玉木から山尾氏に声をかけたとのこと。山尾氏から働きかけてはいない(っぽい)。

党内で過去言動等に対する懸念はありながらも、5/14の両院議員総会擁立を決定。

フリーホッターはじめ仲良し記者からも追及され、はじめは適当に流していた漢玉木も支持率低下を受けて次第に様子がおかしくなり、ついに山尾氏は会見に臨むこととなる。

会見では全ての質問に対し①「重要な指摘である」②「〇×★□♪~(トクニイミハナイ)」③「新たに言葉を紡ぐことは控えたい」の三段論法(?)で回答拒否姿勢を貫き、自称含むジャーナリスト連の時間を2時間半空費させることに成功した。

翌日、漢玉木、山尾氏の偉業に報い、公認を取り消すことを発表。

本件に関して「ご批判真摯に受け止める」と連呼してきた漢玉木だが、ついにキャパを超えてしまったようだ。

なお、理由は県支部からの反発だとかなんとか。ふーん?

お前は会見なんてやらないよな?

表面に現れた事実を見ると、自ら声をかけた候補者を守るどころか、さらし者にしてみたけどやっぱ役に立たないか切断処理したように見える。

漢玉木の行動、あまりにもみみっちくないか

こんな様子を見たら反ワク陰謀論者は会見なんかできないだろう。

山尾氏と同じ末路をたどるくらいなら、だんまりを決め込んでうやむやになることを祈る方が得策であると多少知恵が回ればわかるだろう。

あ、でも反ワクかぁ・・・

仮説:なぜ山尾氏を擁立したの?

五周くらい思考を巡らせた結果、「大丈夫やろ☆の精神」が一番しっくり来た。

野党第一党を狙える支持率をたたき出し、慢心とともに焦りがあったのだと思う。

十分な候補擁立できなかったために議席を失う愚を繰り返すことは避けたかったのだ。

選挙に向け候補者を探す中で、脛に傷はありながらも優秀で、一定の支持者があり、当選同期の女性がいることを思い出したとしたら。

#少なくとも不倫については自分が許されたという思い込みから問題なしと考えていてもおかしくはないだろう。

アンチ山尾氏がいることは考えただろうが、山尾氏の支持者と順調な支持率を考えればトータルでプラスになると皮算用したのだ。

逆に言うと、これ以外の理由擁立したのであれば、もう少しまともな対応、まともな説明がなされてきたはずであると考える。

擁立根拠がなかったから、漢玉木も様子がおかしくならざるを得なかったのだ。

芯はある?ただのポピュリスト

手取りを増やす」「103万の壁」というわかりやす目標を掲げ、「対決より解決」という他の野党とは一線を画す姿勢は割と受け入れ易いものであったと思う。

玉木氏の語り口は好感の持てるものであり、榛葉氏のそれは玉木氏のものとは異なるが、悪感情とは無縁であった。

最も玉木氏については「対決」を鮮明にしたかのような強い言葉が増え、今回の一連の騒動においては無為無策のまま、誰が見ても手遅れの状況で損切りを行った。

確固たる意志をもって候補者心中するか、候補者自ら疑念払拭することを擁立の条件とするか、何れかであれば目的に向けて邁進する芯のある組織に見えたかもしれない。

民衆人気取りに失敗し、右往左往する様は芯のないポピュリスト政党だったのではないかという疑念を育む土壌としては十分だろう。

すきなせいとうをえらんでね!

前回の衆院選は「自民には入れたくない、でも立民も糞。他はなんか様子がおかしい、おかしくない?」となり、比較的まともそうなことを言っていた国民民主党投票した。

今回の件で国民民主微妙なんじゃねぇの?党勢拡大しても紙の保険証とかどうでもいいことを最優先にやり始めたりするんじゃないの?という疑念が生じたのは確か。

ただ幸いなことに他の政党もそびえたつ糞であり、国民民主党が他党より圧倒的に糞かというとまだ糞の中でも耐えれる方である可能性は残っていると思う。

ひろゆきさんか誰かが、選挙ってのは最良を選ぶものではなく、最悪を選ばないようにするものだと言っていた(ニュアンスは違うかもだが。)

みんなも最悪を選ばないよう気をつけようね。

communist dēlenda est

2025-06-10

「嫌い」が「ツンデレ」に解釈されることにトラウマの扉が開く

大学生時代サイゼでのバイトと、オフィスでの有給インターンの掛け持ちをしていた。サイゼ就労時間仕事ギッチギチでキツかったけど、インターンヌルい割に時給1200円でかなり美味しかった。

そこで他大の男子大学生に若干惚れられてる感があり、社員がそれに気づいて「お見合いおばさん」化したというか、厳密にはおばさんってほどの歳ではなく20代後半のはずだったんだけど、余計なアシストをされ始めた。

ごめんなさい、その人のこと全っっっ然タイプじゃない!だけど告白されてないから断るということもできない!外堀埋められてる感じがストレスしかない!

結局インターンはやめてサイゼ一本にした。(友達からもったいないとかなり言われた。本当は居なくても「彼氏がいる」と嘘をついて居座ればよかったのにと言われた。そういう要領の良い立ち回りが下手で、変なストレスがかかるとすぐ逃げるのが私の低能さでもある)

インターンで知り合った他大の女子とはLINE交換して、そのうち一人とは今も繋がってて半年か1年に1回くらい会ってるからインターンの思い出は嫌なことばかりじゃない。収穫もあったと思う。

でもやっぱトラウマっぽい部分は残ってる。お見合いおばさん(インターンとりまとめ相談役的なポジション正社員だった。面接担当してた)に親切心で外堀を埋められて、何も言えなくなるっていうのがトラウマになってしまってるみたい。

具体的には呪術廻戦の歌姫五条悟を本気で嫌っている、ツンデレではなくストレートにただ嫌いである、という作者が決めた設定があって、

声優の演技もそうディレクションされているのに、歌姫五条に対してツンデレ解釈されて、五歌というカップリング解釈されていること。

アーニャダミアン。これはアーニャ永遠にダミアンを気持ち悪がることになるかはまだ幼いから分からないにしても、今のところダミアから一方的感情しかなくアーニャはゾッとしてるのに、ダミアニャというカップリングが人気であること。

グエルとスレッタ。これはグエルはスパッと告白して、告白を断られたあとも断髪をして粘着していないし、グエルへの悪感情全然無い。清々しいキャラクターだと思う。ただ、グエスレというカップリングに未だに人気があり、

本編では告白を断ったはずのスレッタが本当はグエルを好いていることにされたり、本編のスレッタが「ミオリネよりグエルを選ぶべきだった」と批判されていること。

義勇としのぶ、童磨としのぶ。しのぶは冨岡義勇に対しても童磨に対しても「嫌い」という反応しかしていないのに、なぜかどちらかの男を好いているかのようなカップリングが人気であること。

古くは沖田総悟神楽なんかもそう。作中で基本的喧嘩しかしていないのに、ツンデレということになり、カップリングとして大人気。

キツい!嫌な気持ちを思い出すトリガーになる!避けりゃいいだろって話ではあるけど、この手のカップリングってかなり人気があるから、人気のあるアニメを追って感想検索すると高確率で「嫌いのツンデレ化」した感想が出てくる。

もうダメだこれと思ってアニメを避けるようになり、ネトフリの実写ドラマ系などを見ていると、視聴者感想に「嫌いのツンデレ化」が全然出てこない。

アニメマンガを追っている二次創作好きの日本人女性特有の好みなんじゃないかって気がする。明らかにこの好み?感性?って偏在しているし、ジャンプアニメ系の感想には特に集中的に出てくる。

「嫌いのツンデレ化」という解釈をした「お見合いおばさん」って、多数派から容認されているだけで全然加害者的だと思うんだけど、誰もツッコミ入れないのこれ?

長くなりすぎるから省略したけど、五歌・ダミアニャ・グエスレ・ぎゆしの・沖神系統カップリングっていっぱいあるよね。「ケンカップル」などと言われてますが、そもそもカップルじゃないです…というやつ…。

2025-05-02

anond:20250502113955

実際、綱渡り正規雇用立場守り抜いて生き残ってきた氷河期世代って本当のゴミクソ野郎いからな

元気も破棄もゼロなくせしてボソボソと駅員や店員や部下に「てめえ殺すぞ」とか悪感情平気でぶつけまくるとか

性おじ殺したのもどうせ不機嫌氷河期世代社畜やろ

こいつらが親ならそりゃZ世代はいやあ自分以外のために生きるのはいいっす、ってなるよ

2025-04-27

anond:20250425114621

増田、お前卑怯だな~。

海賊版とか公序良俗とか書いておいて結論ではそこに全く触れない。

「私は万博側が悪いと思いますよ」って姿勢でいながら、ちょっとだけ個人攻撃を仕掛けて世論(?)を誘導したいというのが透けて見える。

この問題、いろんな問題をゴチャゴチャにして炎上させようとしたり、逆に全く目を瞑ったりしていてすごくうんざりする。

版権コスプレ画像ネットに上げるのは違法行為であり、現状は版権者に見逃されているだけである

この「版権コスプレ画像ネットに上げるのは違法」という主張は正しい。(公衆送信権侵害)

ネット上に挙げなくても公衆の場で披露するだけでも私的利用の範囲を超えているため著作権侵害にあたる。

著作権侵害親告罪であるために実務上営利性がなければお目こぼし頂いているという事実がある。

※一応書いておくと、版権コスプレでもそれと断定出来るほどのクオリティでないとこれは成立しない。

例えば、自分はマルシルのコスプレをしている!と言い張ったとしても、似ても似つかないコスプレなら「マルシルのコスプレをしようとした人がなにかのコスプレをしている」となるため。

恐らくコスプレイヤー界隈の中から出ている批判は主に上記の、現状お目溢しをもらえているにも関わらずトラブルによってコスプレへの強い制約が発生することを懸念しての批判だと思います。これはいわゆる学級会ルールであり批判している側も他人権利侵害している同じ穴のムジナではありますが、なんとなく気に食わないから難癖をつけているわけではなく寧ろコスプレ文化の保存が目的にあるのではないかと推察できます

コスプレイヤー界隈はそもそも違法である事を理解しているからこそ批判しているという推察は理解できる。多分正しい。

海賊版の購入や所持は違法ではないですが、違法行為を助けているという点で道徳的問題は当然あります。)

これも内容的には正しいが、道徳的問題は今回の問題本質とは外れているため、切り離して考えるべき問題だ。

このような法律的には問題がなくとも道徳的倫理的には問題という内容は、各個人がどのように考えて対応するか自分で決めるべきことであって、我々他人ができることは啓蒙であって指導ではない。(小学生ならいいよ)

この問題本質は、万博側の設定したルールを守ったとしても「版権コスプレ著作権侵害」という事実ベース問題

「界隈のこれまでのルールからすると実質的NG」という慣習ベースモラル問題

そしてこの2点があるにかかわらず「万博側が許可している」という点であり、分けて考えられる事柄は分けて考えた方が良い。

そもそも万博は今回のマルシルコスプレ許可しているのか?

「マルシルコスプレ」ではなく「コスプレ」が許可されている。(揚げ足取る書き方したくないけど一応ね)

提示された公式URLには「可能」と名言されており、「可能」というのは「できる」という意味であり、「禁止」ではない。

これがどういうことか、これまで書いた情報統合して書くと、

版権物のコスプレ著作権法違反となるが実際は営利性がなければ権利からお目こぼしを頂くことのほうが多いので、版権物のコスプレをするかしないかあなた責任において自由です。

となる。

これは万博特別そのようなルールを敷いているわけではなく、コスプレイヤーの参加が可能イベントほとんどの場合、暗黙的にこの方針となっている。

それは著作権侵害親告罪であり、コスプレ二次創作というものが昔からずっと権利者が容認否認もしないことで作られた文化からだ。

しかし明確に、「会場内の公序良俗に反する服装平穏を乱す行為禁止」ともあります

では(もし公式の許諾を得ていない衣装を購入していた場合に)海賊版コスプレ衣装を着用する行為や、万博の会場内で撮影された画像違法インターネット上にアップロードする違法行為は、『会場内の公序良俗に反する服装』や『平穏を乱す行為』には当たらないのでしょうか?

元の表現が厳密でないこともあり、これらの行為違反かどうかは読む人の解釈依存するとは思います

「当たらないのでしょうか?」ではなく、自分解釈を書け。

包括的に書かれているのは、詳細に書くと書かれていない内容は違反ではないと勘違いするバカが出るからで、今回で言えばグレー。

これは後にも書くことだが、イベント運営権利者に問い合わせたら「禁止です」と言うだろうし、聞かれなければなにもしないだろう。

さっきも書いたが、著作権侵害親告罪であり営利性がなければ基本的にはなにも言われていないために、二次創作はそういう意味で常にグレーということだ。(法律上アウトだが権利者が主張することがめったにない)

また仮にもっと直接的に「万博内で海賊版コスプレ衣装を着用してよいか」や「それらの撮影データ違法アップロードしてよいか」という質問であった場合、通常の感覚では「やめてほしい」という回答になるのではないでしょうか。

こういう「犯罪行為を犯した人を容認するのですか」などの当たり前に拒否感が出る質問をすれば誰でも「やめてほしい」と言わざるを得ない質問マジで意地が悪いな。

コスプレ同人誌等の二次創作でこの問題で考えるべきなのは、実際には著作権法違反であるにも関わらず昔からオタク文化として広く根付いていて、今となってはハロウィンによって大衆にまで根づきつつある状態にもかかわらず、権利者は営利性があると判断したもの以外は殆ど場合問題にしてこなかったという点なんだ。

二次創作文化親告罪からこそ形成された文化であり、イベント運営権利者に問い合わせれば当然法令遵守精神から言って「やめてくれ」と言わざるを得ない。

容認すると問題があるし、でも多くの権利者は自分作品自由に楽しんでほしいから、何もしないことで黙認という形で済ませている。

この構造無視してこういう例えを出すのは卑怯と言わざるを得ない。

もしこういったことを是正したいのなら「そもそも版権物のコスプレ公共の場ですることは著作権違反だが、なぜ万博側は版権物のコスプレ禁止と明言していないのか」と万博側に問うべきだ。

コスプレをしない一般人である増田私見

ここからは完全に私の意見ですが、コスプレ自体グレーゾーンの行いであるためやはりある程度の棲み分け必要と考えます過去には子供への接触目的プリキュアの格好をした男性テーマパーク内をうろつくと言った問題過去に発生しています。今回の件では特にそういった意図はなかったようですが、子どもとの接触事態はあったようですしそういった悪意を持った接触とそうでない接触に見分けがつかないことは大きな課題だと感じます。また御本人もnoteに書かれているように、「コスプレイヤーは来場者にとってテーマパーク内の着ぐるみに近い印象をあたえる」という所も、一来場者が運営側の人間に近い振る舞いができてしまうという点で問題が発生しやすい箇所だと思います

まとめると、アニメキャラコスプレという文化自体がかなりアングラ趣味でありメジャーデビューするためにはまだまだ越えなければいけない壁が多く、万博のように大きくて注目度の高いイベントに出てくるのは時期尚早ではないかというのが増田私見です。

万博というオタク文化知識が一切無い不特定多数人間が集うイベントでのコスプレ問題が起きやすいというのは理解できるので、この結論には賛成できる。

これによってイベント運営側もリスクが跳ね上がっていることを理解できていないのだと思う。

(コスプレは既にアングラ趣味とは言えないぐらいの規模の文化だと思うが、本筋と関係ないのでここでは触れない)

今まで色々書いてた割に一般常識的な結論に落ち着いたが、事実を整理する。

事実の整理


結局誰がどう悪いのか

万博

先程も書いたが、包括的な書き方をしているのは受け皿を広くする意味があり、それを許可するということは親コスを言外に許可しているに等しい。

法令遵守ガチガチに行くのなら版権物のコスプレNGという明記が必要だし、そういった括りを理解できない層まで考慮するならそもそも許可すべきではないという結論になる。

どちらかというと親コス文化的に楽しまれてきている土壌があるため実務的にはさして問題ではないのに対し、こちらは実害が出る可能性が高い。

例えば軽犯罪で言えばコスプレして近づき、スリを行うなんてことは容易に想像できる。

おそらく万博側の狙いとしては、日本サブカル文化でもあるコスプレをした人が万博会場を練り歩いてたら、海外から来た人に「日本万博感」を楽しむことができるという考えだったのだろうと思う。

どうしてもこれをやりたかったのなら、万博側が管理している人間でやるべきことであって、無料の来場者を使ってあわよくば万博の一つのコンテンツのように使おうとするのが間違いだった。




マルシルコスプレイヤー側

厳密にはこの通りだが、先程から書いているように「親コス自体は既に一般コスプレイベント文化的に楽しまれているという土壌ができている。

この前提から考えると、実際には違法であるにも関わらずこの結論現実的ではないと言える。

万博側とコスプレイヤー側は、権利侵害する場所を作ったものと、実際に権利侵害している側なのに、コスプレイヤー側のほうが緩いように見えるかもしれないが

これは開催者か参加者かの立場の違いであり、「親コス」が現状でさしたる問題もなく多くの人に楽しまれているという前提があり、コスプレイヤー側は「許可された内容を求めに従い親コスを行っただけ」だからだ。

万博のみならず一般コスプレイベントで「親コス」が文化的に楽しまれているという前提があるために、この結論になる。


枝葉の問題海賊版衣装を買った可能性がある

仮に買ったとしても違法ではないし、万博で着ていても問題はない。

まず万博で着用することの是非はこれが結論

次に、道徳的問題として批判することは構わないが、そもそも買うこと自体違法ではないという一点だけでも、今回の炎上とまぜこぜにして話すべき内容ではない。

先ほどから書いているように、そもそも二次創作文化は非常に複雑な構造の上に成り立っているために、界隈が自衛的に界隈ルールを作り出したが、

万博側はそれを全く考えてないのか、ただ「可能です」と書いただけなので、万博ルールを守って「親コス」をしたら、コスプレイヤーと万博側の想定以上に界隈からの反発があった。

それが発端で枝葉に火をつけて延焼させている、というのが今回の炎上であり、この道徳的問題はこの本質とはズレるまさに枝葉の問題だ。

海賊版衣装からNGなのではなく、そもそも版権衣装NGなのだから、その購入はモラル問題になる。

このようなモラル問題に対して必要なのは転売屋からの購入をやめろ」と啓蒙し続けているように、海賊版衣装に対しても同じように啓蒙しつづけることだ。

その一環として、当人に「もし海賊版衣装を購入したのなら今後はやめましょうね」というのが建設的な行動であり、

今回の炎上からめて何でもかんでも問題として話をするのは話を複雑化させるのはただの個人攻撃になりやすく、受け入れられる事柄も受け入れられにくくなる。

本当に問題として考えているのなら、こんなところに書いている場合ではない。


枝葉の問題:界隈ルールに反したコスプレを行った

守ろうと思えば守れなくはない万博ルールだが、界隈ルール的にはNGだったがために、権利から目をつけられるのが怖くて界隈ルール違反者を叩いているという現状だが

界隈ルールは界隈ルールしかなく、親コスはどうしたって違法しかなく、しかしそれでも親コスが長くサブカル文化として楽しまれてきたという土壌があるために、イベント開催側のルールさえ適切に守れれば社会通念上問題ないと考えるのが妥当だろう。

これが妥当ではないと判断する場合理由は界隈ルールNGからではなく「そもそも違法からコスプレ禁止」というパターンしかなく、その時はコスプレ文化終焉ときだろう。

しかすると、事の発端となったポスト主のように「界隈ルール」は本当に古い考え方となりつつあり過渡期なのかもしれない。

https://x.com/logshiho75/status/1915224409121661114

万博側が当たり前のように包括的ルールで「親コス」を暗黙的に許可したことこそが、コスプレというサブカル文化が一歩踏み出していることの証左なのかもしれない。

そうして広がって規模が今よりも格段に大きくなっていき、今よりも格段に問題が多くでて、いつか権利者側から本当に「待った」がかかるのかもしれない。

なので、界隈はこれまで通り「親コス」という特性を周知しつつ、界隈ルールの生まれ理由公式ルールを守らせる啓蒙活動を続ける必要があるのは間違いない。

(大抵の規則には昔の失敗等からまれ理由がある。それを無視して界隈ルールを変えろとか公式ルールだけ守れば好きにさせろ、なんてことは言わない)


枝葉の問題ホテルタクシーですれ違うだけでも原作迷惑がかかる可能性がある

https://x.com/Melirarara/status/1915069606517215676

このポストスレッドには色々書いているが、コスプレイヤーとしての姿勢のような個人攻撃のようなものも含まれるので重要な部分だけ抜粋する。

そもそもホテルで着替えてタクシーで来たっていうのも良くなくて、ホテルですれ違った人は、チェックアウト時のフロントスタッフは、→

タクシーの乗り場までに居た人は、タクシー運転手は、ただの日常に耳の尖ったガチコスプレしたヤベー人に遭遇してしまってるじゃん。どこかでPermalink | 記事への反応(1) | 05:39

2025-04-26

anond:20250426090235

私怨から

その人に対して悪感情があるんだけど「こいつ嫌い!」だけだと賛同されないからそれっぽいことをこじつけ攻撃しているだけだからぶっちゃけ万博コスプレマナーもどうでもいいんだけど、殴れるから利用しているだけ。

2025-04-21

第一人者になるんじゃなかった。

「〇〇と言えばあの人!」って感じの立ち位置

ここ数年の活動により、地域内で第一人者のような立ち位置になった。

噂を聞いたのか誰彼構わず声をかけてくれるようになった。

おだてられるのは苦手と思いつつ、悪い気分じゃなかった。

しか最近、仲間内で俺と同じ活動をする人が現れた。

他のメンバー賛同してくれている。とてもありがたいことだ。

けど俺は、モヤモヤする嫌な気分になってしまった。

活動の発展には俺一人では限界がある。

多くの人が旗振り役となり活動を盛り上げていくことが大事ではあるのだが、俺は良い気分じゃない。

おそらく嫉妬してると思う。

最初期、誰もしなかったことを俺一人で四苦八苦で築き上げ、活動を発展させてきた。

それなのに苦労もせず気軽に活動ができてしまうことを快く思ってない。

余計な感情が俺にのしかかってる。

客観的には俺以外に旗振り役になることがとても大事なのだが、俺の感情は燻っている。

第一人者なんて肩書は重荷だ。

客観的にはとても良いことに対して悪感情を募らせている。

肩書のせいで俺はプライドを持ってしまい、良い感情を持ってあげられない。

古い企業において若者が成長していくのを尻目に見て攻撃する老害の気分だ。

せめて茶々を入れるような老害にならないため、思いを言葉にして戒めておく。

若者の成長を見守るような老人でありたい。

2025-04-04

牛の群れの前で止まるシャアと止まらないアムロ

映画機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」を見ていて興味深いと思ったのは、

コロニーロンデニオンでアムロからいかけられた際、逃げるシャアは牛の群れの前で停止し、アムロの方は止まらずに突っ込んでいる事。

さらアムロシャアに追いつくと走行中の車のハンドルから手を離し、シャアの方へと飛びかかってしまう。

助手席にいたハサウェイが冷や汗をかきながらも運転を代わり停車させているが、タイミングが遅れれば大事故に繋がりかねない状況。

そしてアムロが銃でシャアを撃とうとし、クェスがその銃を奪ってアムロに向けるが、

アムロの近くにはハサウェイもいて、撃たれたらどちらに当たってもおかしくない状況で、シャアがクェスを制止した。

創作物一般において、動物子供に優しい人物は善人として描かれる事が多い

この映画動物存在エンディングの象の親子でも描かれており、そこに何らかの意味が感じられる。

これって実際の制作者の意図は知らないけれど、

地球隕石を落とすと言いつつ反射的に目の前の命を守ってしまシャアとそれを止めると言いつつ目の前の命を守らないアムロという

偽悪者のシャア偽善者アムロの構図に見えてしまう。

後日、あれだけの事態があったにも関わらず閃光のハサウェイでのハサウェイがシャアに対して必ずしも悪感情を持っていないように見えるのって

この、肝心な時に自分達の命を蔑ろにしたアムロ記憶に残っているからなのか?

2025-03-13

anond:20250313125246

ただその上司が嫌いなだけのことを

社会人としてありえない」と言い換える

私の好悪感情ではなく、「社会」がこいつを否定している、と言いたいわけですね

こうやって身を隠しながらじゃないと相手を叩くことができない

本当に情けないですね

2025-03-11

anond:20250310190556

tontonNeko2010 ”女性は素晴らしいと思い続けなきゃならない”別に素晴らしいとか思わなくていいよ、逆に男性にはどういう評価してるのか気になるわ

まあ男女関わらず8割くらいは最初から普通に接してくれるけど2割はチー牛なんてゴミみたいに扱ってくるんだわ

その2割の中でも男は仕事を着実にこなしてたら態度が変わってくる

なぜか女は変わらない

ずっとゴミ扱い

から男に対してはそう悪感情は抱かんけど2割の女に対するこっちの評価推して知るべし

2025-02-17

anond:20250217100928

嫌いな奴の葬式に出向いて、香典を多く包むとかやったなあ。

上手くいえないんだけど、「死んでくれてありがとう代」みたいなものというか。

その「死んでくれてありがとう代」の金額が、そいつ好きな人とか身内よりも多かったら尚良し。

自分悪感情の方が、少なくとも金額面においては上ってことだから

葬式は心の整理のためにやる、なんていうよな。

まり生きてる側のためのもので、俺の「死んでくれてありがとう代」も実体は同じといえなくもない。

死んだ奴のためじゃなく、自分のための散財。

その実、葬式費用が賄われるし、俺も心が賄われるし、考えようによってはWin-Winともいえる。

氷河期世代から~」って他の世代バカにするのはパワハラと構図が一緒だし、悪感情持たれるのは当然なんだよね

はてブ増田承認欲求満たしてる奴には常識なんて通じねえだろうけど

普通人間はそう思うし、嫌われてるんだよ

2025-01-28

最近「話が通じない人の特徴」というのがわかってきた気がする。

 

まず彼らは相手の話を聞けないという特徴がある。

自分結論というか「ワンフレーズを聞いた時に想起した感情」を

自分の長年の勘だとかに変換してこういう思考になる。

「それは間違ってる。なぜなら俺の勘がそう言ってる。屁理屈は聞きたくない」

(それ以外の人はまず色々俺にインタビューしてパズルピースを集め終わってから「それはこれこれこういう理由で違うと思うよ」と言ってくる)

 

バリエーションは違えど抽象化すると全部このパターンになる気がする。これ以外ってある?

 

で更に追加の特徴として「相手が言ってない事を勝手創造してネガティブ感情を増幅する」というのもある。

 

で更に追加の特徴として「出発点が自分感情を満足させたいだけなので論理的にすぐ破綻し、相手(俺)は常に否定してくると感じるようになる」

 

でこうなる「おまえの性格が悪いからそうやって全部否定したくなるんだよ。いるよねー論破したいだけの人って」(他の身内には全否定した事ないし、なんならそいつらの発言の中でも肯定する事も当然あるのに、それらは絶対考慮しない)

 

そして話は何も進まないし内容については考えもしない。そのくせ悪感情だけは覚えている。

(サンプル数は俺の身内8人のうち2人(彼らはお互いに血は繋がってないしお互いの関わりも少ない。俺との関わりは大きい)がそんな人って感じ)

2025-01-21

anond:20250121082827

Z世代くらいになると悪感情ないというよりそもそも見てなさそうやん

テレビ局ってなんでこんなにネットに嫌われてるんだっけ??

最近記憶力が落ちてて思い出せねーわ

 

嫌韓まわりで嫌われたのはあると思うんだけど、嫌嫌韓が主流になったかテレビ嫌う理由なんかあったっけ

オタク叩きも随分前だしなあ

たとえばZ世代悪感情ないよね?

2024-12-03

最近FPSやってる女性増えてるけどWSAD入力するのにネイル邪魔じゃね?って思うときはある

逆に言えばそれぐらいしかネイルに対して悪感情はない

2024-12-02

アツギタイツと同じでもう炎上なんて世間が忘れかけた時に急に発狂して大騒ぎする奴が出てきて悪感情リマインダーになったり

当時は無関心・知らなかった人にまで波及させるという

2024-11-27

anond:20241127161054

だが生成AI利益権利を害しているとは現在認められてないし、政府学習合法という見解で公開されるのは学習元とは別作品なのだから権利侵害が認められるかというとかなり怪しいように思う。

若干日本語が怪しい部分があるが……別作品から関係ないし権利侵害でないと言うようなことを言っているものとして解釈する。

で、まず生成AIの生成物が、ある著作物との類似性依拠性が認められるのであれば著作権違法。これは人が書いても生成AIで出しても同じ部分。揚げ足を取るようで悪いが、生成AIには常にこのリスクが伴うので、権利侵害が常に認められないというのは誤り。

ある著作物との依拠性を示すようなプロンプトを使用していた場合は、さらリスクは跳ね上がる。

まぁこんなことは言わなくてもわかると思うが。

で、学習合法かどうかの部分は、まぁ現状はそうですねとしか言いようがない。が、そこに対する悪感情が募れば、法整備のもと著作者学習禁止ですと言えば学習違法になるように変わる可能性がある。ということを伝えたかった。

残念ながらイラストレーター政治力はそれほど高くないだろう。

そうかもしれないが、政治力が高くないからと言って踏みにじってよいものではないだろう。技術者倫理というものを持って欲しいものである

政治力という意味では、気をつけるべきは出版会社版権元の怒りを買わないことか。

とはいえイラストレーターも当然、出版会社と繋がりがある連中もあるだろうからぞんざいにしていい理由はないだろう。

2024-11-26

anond:20241126084429


これ?

2024-11-25

anond:20241125084310


これ?

2024-11-23

弁護士だけど斎藤知事は失職しないと断言できる

公職選挙法違反って結局は金銭授受がないと成立しない。今回の件はその証拠が出てきたわけではないので、スキャンダラスではあれど、から騒ぎにすぎない。全て斎藤氏の人望で説明がついてしまう。一応。

斎藤氏が当選することで経済的利益が発生するスキームがあるのかもしれないが、それも即違法とは言い難いのははてなの皆さんならご存知だろう。

あと、利害関係者云々で吹き上がるのは流石に噴飯物だ。なんとなれば、全ての有権者利害関係者だ。

結論としては、斎藤氏が県民に圧倒的に支持されたという事実は重たいものであり、警察もそれを理解しているか安易な行動をとることは絶対にない。調べれば何か出てくるかも、といった見込み発進は絶対にしない。斎藤氏側はそもそも雑な金銭授受はしない。

まり失職しない。

私が思うに今回の件は斎藤氏による意図的リークではなかろうか(なかろうかと言うか、意図的な公開なのはそもそも自明なのだが)。反斎藤な人々に意味深な餌を与えてバカ騒ぎさせて消耗させる、という腹づもりじゃないかな。折田氏は顔と名前を売り、立花氏への悪感情相対的に減る。

2024-11-18

AI推進派vs反AI、結局は発達障害同士の争いだった

11/15のX利用規約改訂における「AI学習」にまつわる問題で、ここ1ヶ月ほどずっと

の争いや混乱を眺めてきた。

ただクオリティの高い絵が流れてくるTLを見て時々イラスト投稿たかっただけなのに、そんな宗教戦争(もうこう形容するしかない)に巻き込まれてきた。

そこで気づいたことがある。


こいつら全員発達障害悪人だ。

だって定型インターネットお絵描きにもAIが抱える問題にもクソほど興味ないんだからTikTokとかmeituとかchatGPTで無邪気に遊んでるぐらいだし。

程よい距離を取れずネットに張り付いてる奴はもれなく精神に何かしら障害を抱えてると言わざるを得ない。

今回の件でも比較的冷静に判断して対処してた勢力はみんな売れてるし、コミュニケーションも取れて業界内外の人脈形成にも成功していて、事務作業能力コンプラ意識もある、定型寄りの人たちだ。

結局ガイジにはネットにもリアルにも居場所はない。


まず、私もASD自閉スペクトラム症である

障害年金を受給してるレベルだ。

一応ファンアート程度は描く絵描きだと自分のことを思っている。

そして最初絵師応援たかったし、AIイラストは疎ましかったが今は登場人物全員憎い状態になっている。

もはや反AIでも反反AIでもなく人間だ。

人間という生き物の醜悪さを今回嫌というほど再認識させられた。


元々私はレスバの空気精神を影響されやすい。自分メンタル管理できない。だから診断が下るのだ。

最近のXのおすすめタブもそうだ。

ASDHSP気質のINFP(たまにINTPになる)の人間に対戦型SNSは向いてなかった。だが、怒りには中毒性があり無意識時間を取られて追ってしまう。

目を離してる隙に議論が進み、公開アカウントを叩かれてたらどうしようと気になって仕方なくなり、14〜17日は風呂キャンキャン寝落ち生活余儀なく続いた。お陰でこの数日間で1.5キロ体重が落ちた。

他責思考だが、自分で絵を描くモチベーションもこいつらに食われてしまった。

自分で認めるものではないが、もはや鬱とも言えるだろう。


今回特に目立ったのは「前々から危惧されていた絵師社会性なさ」「技術職のサイコパス加減」「AIを頭ごなしに非難してインプを稼いだりファンネル飛ばしてくる反AIの厄介さ」「全勢力におけるとにかくただ乗りしたい乞食精神である

これのせいで、どんな絵を見ても「ウォーターマークノイズ如きで対策できた気になってるの馬鹿じゃないの」「逃げるな卑怯者」「対策の一つもしないなんて随分呑気に危機感も持たずご自身作品蔑ろにしてるんですね」「結局こいつらも身内から村八分にされたくないだけだろ」「お前は3D素材とか使わないんか?なんならこっそりAI補正してんだろ」という感情が同時に発生するようになってしまった。

いわばイラスト好きの絵師嫌い状態になってしまっている。

自分権利侵害二次創作とそれによる収益発生、画像リプ、MAD視聴、クソコラ否認可のスクショ掲載他)をしておきながら自分権利だけ振り翳す絵師軍団ダブスタと罵っていたが、私も変わらないじゃないか

まぁ、そもそもこれらはAI関係なく人の手によって昔から起きてた問題でもあるんだから、結局人間が悪いんだが。

先ほども言ったが、この状態は軽く鬱に片足突っ込んでる気がする。非常に良くない。


技術職にはASDが多い。

人の心がわからない。

なんでも正論で返して人を傷つける。

技術の発展のためには何を犠牲にしてもいいと思っている。

何をしたら人が傷つくかわからない。

パターンから外れたことを人や周りがしてくると混乱して発狂する。

脳死作業しかできない。

コミュニケーションが取れず孤立する。

対人関係自体に乏しいのにトラブルを起こす。

プライドが高くてごめんなさいが言えない。

エナドリで体を破壊する。

よく夜職女にチー牛と揶揄されてる人間性の正体はこれだ。


なお、エンジニアには調整能力交渉能力のような営業職じみたスキルが求められるため、キラキラ陽キャ定型の方が向いている。ここで指す技術屋(反曰くテックカス)はプログラマーのことを言う。

かにプログラマーの人間なら人脈がなくてもクリエイターごっこできる、ポチポチプロンプトを入力する作業が肌に合ってるんだから生成AIにハマるよな。


そして絵師、というかクリエイターにはADHDが多い。

まず事務作業ができない。

約束納期契約)が守れない。

その場の衝動ですぐに行動していつも後悔する。

それ故の対人トラブルが多い。

ODで体と心を破壊する。

都合に合わせて主張をコロコロ変える。

泣けば誰か助けてくれると思ってる。

プライドが高くてごめんなさいが言えない。

すぐファンネル飛ばし信者コミュニティを作り上げる。

そのわりに統率が取れてないのですぐ瓦解する。

まるで美術部や漫研に属する中学生女子みたいなメンタリティだ。そのまま大人になってしまったのが哀れで仕方ない。


どっちも社会性に欠けており、わがまま自分の思うように事が動かないと癇癪を起こしてしまうのは共通している。

そしてリアルの友人や家族よりフォロワーになってる。フォロワーなんてただ見てるだけの存在で内心何考えてるかわからないんなんだから信じること自体野暮だろう。

きっと現実世界で愛されなかったからここにいるんだね。居場所、奪われたくないもんね

あとこれは推測だが家庭環境に恵まれていない人がTwitterにハマり、ネットで絵を上げることにハマりやすい傾向にある気がする。今回の登場人物、育ちの時点でロクでもないのでは?

毒親が毒子を育てた典型なのでは?

ASDADHD相互補完で良ペアになるかと思いきや、相互特性干渉してうまくいかないことが多い。

今回もそれなのではないか


私は絵垢とは別のでこれらのことをやんわりと、時には感情の赴くままダイレクト中立寄りとして言及してきた。

そして反AI過激勢力(赤枠アイコン系)に集団ブロックされたり、時には本垢やblueskyにまで追いかけられたり、5ちゃんねるのヲチスレに晒されたりした。話を聞く限り赤アイコン連中のブロック監視リストに入れられてるらしい。

曰く、中立派は多少たりとも現行のAI悪感情を持ってないようであればいくらでも叩き潰していいし、どちらの味方もしないクソコウモリ野郎から話を聞く価値もないとのことで反AI勢力誹謗中傷しまくってるがお前ら目的間違えてないか

倒すべき相手違法に取り入れたデータ学習し生成させているAI企業であって、その辺でなんか喚いてる一般人ではない。分かってるのに何故根本解決に動くよりも、何も得られないレスバに力を注ぐんだ。


ここを見れば各々がどんな主張をしているか嫌でもわかると思う。

正直、両者の主張も理解できるし言い過ぎだと思う。


AIイラスト 愚痴アンチ、賛美スレ part206

https://itest.5ch.net/mevius/test/read.cgi/illustrator/1731757051/

【Nore more 生成AI画像生成AI信者ヲチスレ_130【AI○○】

https://itest.5ch.net/lavender/test/read.cgi/net/1731727015/

(いずれも2024/11/18時点)

人間丸ごと嫌いだ。

どいつもこいつも自分のことしか考えてなくて、他人のこと踏み台にして、都合のいい解釈をして、根本的な解決よりも気に入らない人間を叩き潰すことの方に本能的に精が出てしまう。

ダブスタ連中め、絶滅しろ

AIAIさえなければこんなことにはならなかったと言うが、そもそも人間さえいなければ争いは起こらなかったのではないか


まどろっこしい。

早く絶滅しろ人類

こんな醜悪な生き物をこれ以上この世に解き放つな。

そんなことを人間が作った建物の中で、人間契約した賃貸で、人間が作った服を着て、人間が作ったスマホを介して、人間が繋いだネットワークを利用して、人間が作ったコミュニケーションサービスイラストのことを考えながら一応人間が思って書き込んだりする。

これら、やろうと思えば全部機械代替できるじゃん。

どの派閥においても、人間の汚い部分が見え隠れしてて嫌になる。

だったら全員死んでくれ。推進派も反AIリテラシー皆無なクリエイターもまともなことやってるつもりの一般人も何もかも全員。

こんな自分が嫌になる。

から今すぐ安楽死合法化してください。

死ぬときぐらい楽になりたいよ

2024-11-05

有害な女らしさ』を撲滅しよう!

有害な男らしさ』という言葉がある

マッチョな男が取りがちな態度や考え方について批判的に捉えた言葉とのことだ

「男たるものこうあるべき」的な思考蔓延することによって社会に害をなすどころか男性自身の生きづらさにも繋がっていると指摘されている(らしい)

この言葉を知ったとき個人的には有害な男らしさの害というものについて「まぁそういうこともあるよね」と肯定的に捉えたんだが、それと同時に女も女で社会的に害悪かつ女性自身の生きづらさに繋がるような振る舞いをやりまくってるよなと反論したい気持ちにもなった

男ばかりこういうこと言われるのも癪なので腹いせにこの世からなくなって欲しい有害な女らしい振る舞いを列挙していこうと思う

相手の『察し』を前提としたコミュニケーション

男と女がひとりずつ部屋の中で休んでいる

・部屋の温度が低く肌寒く感じられた

・見たところ近くの窓が開いていて外から冷たい風が入ってきている

このようなシチュエーションにおいて相手方に何と声をかけるのが正解か。

このとき男性の大半は「部屋寒いから窓閉めていい?」と相手に聞くだろう

ところが一部の女は「部屋寒くない?」と聞きがちだ

「部屋寒くない?」→「そうだね、寒いね。窓閉めようか」→「うん、お願い閉めて」という一連のプロセスを踏むことを前提に自身要求を通そうとしてくる

女は「察し」と「共感」を前提として自身の主張を婉曲に伝えることを美徳だと思っている節がある

しかもこの手の女性は「部屋寒くない?」という問いかけに対して「そう?別に普通じゃない?」と返そうものなら相手のその察しの悪さに激怒する

自身の願望が相手に察せられることを前提にそれが叶えられないと癇癪を起こす

学生時代ならいざ知らず大人になってまで相手の「察し」に甘えた態度を取るのは本当にやめたほうがいい

例えば結婚後の家庭生活においてこんな態度を取っていたら相手から愛想を尽かされるし会社では面倒くさい御局として嫌われること必至だろう

要求があるなら自身責任においてきちんとそれを表明すべきだし、仮にその要求が憚られるのなら黙っていれば良い

そういう大人としてのコミュニケーションをきちんと身につけていない女性はかなり多いので、意識アップデートをお願いしたい

昔は男が相手女性をヨシヨシ慰めて察してあげるのが美徳だったが、現代はもうそんな時代ではないのだから

愚痴を吐くことによるストレスの発散

一部女性はとにかく愚痴を吐きすぎる

自分の気に食わない相手欠点を挙げて仲間内共感あい連帯を強めるという醜悪しか言いようのない仕草をみんな当然のように行っている

それでいて当の本人文句を言うことはせず、環境改善しようという努力は一切しない

言うまでもなく、まともな大人愚痴を吐かない

愚痴を吐く暇があるならそれが改善されるように努力を重ねるのがまともな大人のあり方であるはずだ

上司の振る舞いが嫌ならそのことを上司自身に伝えて改善を促せばいいし、それがだめなら人事に部署の配転を打診すればいいし、それもだめなら転職をすればいい

間内で「あの上司うざいよねー」と話したってなにも解決はしない

それどころかまともな人間は人から愚痴を聞かされることに嫌悪感を持っているので普通に友人を失って孤独に陥る可能性すらある

悪感情ゴミ箱にされて喜ぶ人間なんて少ない

愚痴の多い女性はそのあたりの常識的な振る舞いをいい加減わきまえるべきだろう

好悪と善悪混同

社会的には悪だが自分は好き」「自分は嫌いだが社会的には許容されている」

こういった好悪と善悪区別がついている女性というのはかなり少ない

このあたりはXで活躍するフェミニストの皆様を見ると非常にわかやすいと思う

多くの人間から嫌われはするが社会的に悪ではない存在に対して、女性はその存在のものを認めず社会的に排斥しようとする

例えば萌え絵、例えばキモオタ、例えば不細工おっさん

それ以外にも「自分は好きだが社会的には許されない」という事物に対する見識の甘さも酷いものがある

例えばジャニーズの性加害問題においてジャニオタたちがどんな振る舞いをしたかを見ればそれは明らかだろう

自分の好悪と善悪区別がつかず、自分の好きなもの社会的に広く認められるべきで自分の嫌いなもの社会的に存在すべきではないという浅薄価値観はさっさと矯正されるべきだ

有害な女らしさ』あるある募集したい

ざーっと思いついたものを列挙してみたが、正直有害な女らしさは社会のあらゆる場所もっと広範に存在しているような気がする

女性価値観アップデートにこういう赤裸々な被害報告は必要だろうからよければブコメでも何でも『有害な女らしさ』をたくさん列挙してほしい

俺も一部の女性と同じように「あるある〜笑」って共感してみたい

2024-10-22

Pラブ自体別に悪感情無いけど顔が好きな女とぼくのかんがえたさいきょうの男のセックスが見たいがためにアイドルを性欲の権化みてーに歪めてるのは嫌

お前担当がどんなにひたむきに仕事と向き合ってきたか何も汲み取れなかったわけ?別に恋愛させんなって言ってんじゃないんだよお前にはそいつが口を開けば交際交際セックスセックス仕事より男に早く手を出されるか否かってキャラに見えると本気で言ってんのかって話

2024-10-16

anond:20241015220510

ヨッピーブコメ見て、「休日のお父さん発想かよ」と思った。

牧場行ってきた、動物園行ってきた、そりゃ退屈じゃなくなるけどそれは休日の話。

平日一人で行ける?行けなくはないけど、まだ1歳ぐらいだと食事とかオムツかめっちゃ大変だよ。

しか毎日そんなとこ行けるわけないでしょ。

「出来ない事情でもあるのかな。」じゃないんだよ。それができて当たり前だと思ってる父親とかすごい嫌だよ。

毎日行くならせいぜい児童館とか買い物とかキッズスペースとかだよ。それも一日中いるわけじゃない、せいぜい2時間程度。一日は長いのに。

他の人のブコメでもちょいちょい見られるけど、たいして育児に関与してないお父さん発言が見られるよね。

休日は外に遊びにつれて行って、平日は仕事から帰ってお風呂入れて1時間ぐらい遊ぶ程度、それで子どもといると退屈しない発言

他の何十時間誰が見てると思ってるの?それもたった一人で。

試しに一ヶ月ぐらい毎日一人で面倒見てからお返事いただけませんか?それでも同じことが言えるならあなた本物です。素晴らしい。

本の内容もいかにもいままで家事してこなかったお父さんがインターネットで調べた提案って感じで。実際そうなんだけど。

そういう人が本書いたっていいけど、質が高いとはとても言えないかな。

追記

そうだよ。児童館行くのでも買い物行くのでもなんでも良いでしょ。「牧場行けば」って言ってるんじゃなくて「あちこち行けば」って言ってんの。よく読めよ。それに1歳過ぎたくらいなら1人であちこち連れてってるわ。

ヨッピーからなんか私が悪いみたいなレスもらったので返します。

毎日」の退屈をなんとかしようとしてる人に「牧場に行ったら楽しかったよ」とあなたが書いてたから、私はそれは休日のお父さん発想だという話をしてるんです。あなた自分で書いたことに私が返してますよね。よく読めって言われてもこれあなたがご自分で書いたことじゃないですか。

「あちこち」にどんな可能性が含まれてるかを忖度して返す必要があったんですか?まったく書いてないけどあちこちには児童館とか買い物も含まれますよく読めってあとから言われてもはあ、そうですかってカンジですよね。だってあなたが出した例は「毎日」行ける児童館じゃなくて普通休日」に行く牧場じゃないですか。その流れで「あちこち」で連想されるのって書いてますけど動物園とかですよ。もし出した例が児童館とかキッズスペース行って楽しかったよだったらそうは思いません。

あなたが出した例が毎日行かないような牧場なんだからそれを見た私が「休日のお父さん発想」と思うのってそんなにおかしなことですか?もしそう取られるのが不本意なら、よく読めと私のせいにするよりもあなたが誤解されないように書くべき所だったのでは?文筆業をされているヨッピーさんは、この文章書いて「よく読め」と言えるほど私が全部悪いとお思いですか?

という点私が悪いように書かれて不愉快だったので返信しておきます


追記2 2024/10/17 21:00頃

何言ってんの。最初に書いたブコメは「あちこち行けば?」でしょ。そんで例として牧場行った話を挙げただけ。あくまで主は「あちこち行け」です。ちゃんと読んで。もう変えちゃったけど。

再返信頂いたので。この返信を頂いても私の意見ひとつも変わりませんけど。

あなた毎日の退屈をなんとかしたい人に対して、「退屈だったらあちこち行けば?この間牧場行ったら楽しかったよ、なんか行けない事情でもあるのかな?」という趣旨ブコメを書きましたよね。(私も細かい文言までは覚えてません)

それで私はそれは休日のお父さん発想だという話をしました。理由は上に述べた通りです。

あなたが主は「あちこち行けば」のつもりで書いたとしても、副として出したものが「牧場なのだからあちこちの内容は副に引っ張られるのは自然ではないですか?あまり極端な例を出すのはどうかと思いますが、あなたは「退屈だったらあちこち行けば?この間カナダ行ってきたけど楽しかったよ。なんか行けない事情でもあるのかな?」という書き方をしても「あちこち行けば」が主でカナダは例なんだからそこに児童館内包されてそれを受け手が読み取って当たり前だと思いますか?書いたあなたにそのつもりはなくても、副に引っ張られるのは自然なことだと思いませんか?

それをあなたが「よく読めよ」と私の受け取り方が悪いように言うものから私は不愉快に思ってそれはおかしいと上のように返信したわけです。あなた文章はそのような誤解をされても仕方ないのではないかと。

ということですのでご返信頂いても何も意見は変わりません。

それでもあなたは「私はそうは思わない、あちこちには児童館含めあらゆる可能性が内包される」と思うのであればもうこの話は終わりで結構です。書き方、読み方、あるいは価値観問題ですので、これ以上話しても仕方ないですし。どちらが正しいと決めたいわけではないので。

追記3 2024/10/17 22:30頃

なんか私が育児で病んでるみたいなこと書かれてますけど、そういうことはないです。うちの子どもは幼稚園に通ってるので生活大分落ち着いてますので育児で病むこともないですし、夫婦仲も良好です。なのでそういったご心配をされても違うのになーと思うだけです。

とはいえ子育てなんて楽勝!みたいに言われるとお前に何がわかるんだ?という気持ちイラッとは来ますね。もちろん、毎日子どもと向き合ってきた人が言うならイラッとはきませんよ。むしろすごいと尊敬します。イラッと来るのはそうでない人が言った時です。

私はこれだけ噛みついてますけどヨッピーさんの子育て本購入して読んでます。それぐらいヨッピーさんに対して悪感情なんてもともとないんですよ。その上で元増田と同じような感想を持ってます。この人育児の大変な部分についてほとんど触れてないなーと。

育児子ども性格も家庭環境千差万別で、一般化したアドバイスって非常に難しいと思います。大抵困ってることに対して「うちはこれで上手くいったから試してみたら?」ぐらいになりますよね。上手くいってもいかなくても仕方ない。

もしこの本がヨッピー育児エッセイ本だったならふーんヨッピーの所はそうだったのねという感想だったでしょうけど、題が「育児ハック」なのでやっぱり一般化したアドバイスを期待するじゃないですか。実際、本の中身は結構一般化したアドバイスだと思いますヨッピーさんと同じように、今まで何もしてこなかった人に対してならいアドバイスだと思います問題育児に関しての記載が乏しかったので少々期待外れではありましたが、先ほども行ったように一般化の難しい所ですから仕方がない所でもあります

例え本が少々期待外れでもただそれだけの話です。書評に☆3をつけておしまいです。期待外れだからってそれで作者を恨んだりはしませんよ。

ですが元増田へのヨッピーさんの最初ブコメが上のようなものだったので、「こいつ休日のお父さんか?」と思って最初記事になったわけです。追記3の冒頭部分でも書きましたが、それもあってこの時点ではヨッピーさんに対しても若干イラッと来てます

その後ご自分ブログ記事を書かれたようで、そちらも先ほど拝見しました。ヨッピーさんは子どもと長時間関わっていても退屈しない希有な才能の持ち主なんだなということがわかりました。尊敬します。

が、そういう人だから育児部分に対してのアドバイスが本書に乏しかったんだな、と納得もしました。

やはり「育児ハック」として書くのなら、ある程度広いお父さんお母さんに寄り添ったものであってほしかったなとは思いますね。世のお母さんたち、結構多くの人がそこで戦ってますよ。

それはそれとして、よく読めよに対しては普通不愉快に思ってますのでそこはキレてます

追記4

何度もすみません

「あちこち行けば?」に対して「子どもが小さいとオムツとかミルクとか出かけるのも大変でしょ」みたいなコメントも見かけたんだけど、「お出かけ用バッグ」みたいなのあらかじめ作っておいておくといいよ。

これ私が書いた「まだ1歳ぐらいだと食事とかオムツかめっちゃ大変だよ」への返信だと思うので書きますけど、大変なのは準備じゃなくてオムツ交換と食事自体です。オムツ交換はいつも行く場所ならいいですけど、全然知らない所だと交換できる場所を探すのにも苦労することがあります東京だと違うのか知りませんが)。もし完母でやってるとミルクもですね。食事についてはうちの子はかなり苦戦するタイプだったので、外で一人で自分も食べて子どもも食べるなんてそれはもう大変なことでしたね。これは本当に子どもによりますので、多分準備しかひっかかってないならヨッピーさんとこのお子さんは楽な方だったんでしょう。

追記5

バズった(?)ので宣伝しますね。育児で私のお気に入りてぃ先生です。てぃ先生大好き。育児してる人は多分多くの人が知ってると思うけど、もし知らない人がいたらYoutubeとかNHK番組もやってるから見てほしいな。

あと夫が寝た後にって番組面白いよ。AbemaとかTverで見られるから見てほしい。

追記6

ブログで返信いただいたようですが、先述の通りもうこれで終わりだと決めてたのでこれ以上は一切反論議論しません。

2024-10-02

そうすると、広田先生がむくりと起きた。首だけ持ち上げて、三四郎を見た。 「いつ来たの」と聞いた。三四郎もっと寝ておいでなさいと勧めた。じっさい退屈ではなかったのである先生は、 「いや起きる」と言って起きた。それから例のごとく哲学の煙を吹きはじめた。煙が沈黙あいだに、棒になって出る。 「ありがとう書物を返します」 「ああ。――読んだの」 「読んだけれどもよくわからんです。第一標題わからんです」 「ハイドリオタフヒア」 「なんのことですか」 「なんのことかぼくにもわからない。とにかくギリシア語らしいね」  三四郎はあとを尋ねる勇気が抜けてしまった。先生あくびを一つした。 「ああ眠かった。いい心持ちに寝た。おもしろい夢を見てね」  先生は女の夢だと言っている。それを話すのかと思ったら、湯に行かないかと言いだした。二人は手ぬぐいをさげて出かけた。  湯から上がって、二人が板の間にすえてある器械の上に乗って、身長を測ってみた。広田先生は五尺六寸ある。三四郎は四寸五分しかない。 「まだのびるかもしれない」と広田先生三四郎に言った。 「もうだめです。三年来このとおりです」と三四郎が答えた。 「そうかな」と先生が言った。自分をよっぽど子供のように考えているのだと三四郎は思った。家へ帰った時、先生が、用がなければ話していってもかまわないと、書斎の戸をあけて、自分がさきへはいった。三四郎はとにかく、例の用事を片づける義務があるから、続いてはいった。 「佐々木は、まだ帰らないようですな」 「きょうはおそくなるとか言って断わっていた。このあいから演芸会のことでだいぶん奔走しているようだが、世話好きなんだか、駆け回ることが好きなんだか、いっこう要領を得ない男だ」 「親切なんですよ」 「目的だけは親切なところも少しあるんだが、なにしろ、頭のできがはなはだ不親切なものから、ろくなことはしでかさない。ちょっと見ると、要領を得ている。むしろ得すぎている。けれども終局へゆくと、なんのために要領を得てきたのだか、まるでめちゃくちゃになってしまう。いくら言っても直さないからほうっておく。あれは悪戯をしに世の中へ生まれて来た男だね」  三四郎はなんとか弁護の道がありそうなものだと思ったが、現に結果の悪い実例があるんだから、しようがない。話を転じた。 「あの新聞記事を御覧でしたか」 「ええ、見た」 「新聞に出るまではちっとも御存じなかったのですか」 「いいえ」 「お驚きなすったでしょう」 「驚くって――それはまったく驚かないこともない。けれども世の中の事はみんな、あんものだと思ってるから若い人ほど正直に驚きはしない」 「御迷惑でしょう」 「迷惑でないこともない。けれどもぼくくらい世の中に住み古した年配の人間なら、あの記事を見て、すぐ事実だと思い込む人ばかりもないから、やっぱり若い人ほど正直に迷惑とは感じない。与次郎社員に知った者があるからその男に頼んで真相を書いてもらうの、あの投書の出所を捜して制裁を加えるの、自分雑誌で十分反駁をいたしますのと、善後策の了見でくだらない事をいろいろ言うが、そんな手数をするならば、はじめからよけいな事を起こさないほうが、いくらいかわかりゃしない」 「まったく先生のためを思ったからです。悪気じゃないです」 「悪気でやられてたまるものか。第一ぼくのために運動をするものがさ、ぼくの意向も聞かないで、かってな方法を講じたりかってな方針を立てたひには、最初からぼくの存在を愚弄していると同じことじゃないか存在無視されているほうが、どのくらい体面を保つにつごうがいいかしれやしない」  三四郎はしかたなしに黙っていた。 「そうして、偉大なる暗闇なんて愚にもつかないものを書いて。――新聞には君が書いたとしてあるが実際は佐々木が書いたんだってね」 「そうです」 「ゆうべ佐々木自白した。君こそ迷惑だろう。あんなばかな文章佐々木よりほかに書く者はありゃしない。ぼくも読んでみた。実質もなければ、品位もない、まるで救世軍太鼓のようなものだ。読者の悪感情を引き起こすために、書いてるとしか思われやしない。徹頭徹尾故意だけで成り立っている。常識のある者が見れば、どうしてもためにするところがあって起稿したものだと判定がつく。あれじゃぼくが門下生に書かしたと言われるはずだ。あれを読んだ時には、なるほど新聞記事もっともだと思った」  広田先生はそれで話を切った。鼻から例によって煙をはく。与次郎はこの煙の出方で、先生の気分をうかがうことができると言っている。濃くまっすぐにほとばしる時は、哲学の絶好頂に達したさいで、ゆるくくずれる時は、心気平穏、ことによるとひやかされる恐れがある。煙が、鼻の下に※(「彳+低のつくり」、第3水準1-84-31)徊して、髭に未練があるように見える時は、瞑想に入る。もしくは詩的感興がある。もっとも恐るべきは穴の先の渦である。渦が出ると、たいへんにしかられる。与次郎の言うことだから三四郎はむろんあてにはしない。しかしこのさいだから気をつけて煙の形状をながめていた。すると与次郎の言ったような判然たる煙はちっとも出て来ない。その代り出るものは、たいていな資格をみんなそなえている。  三四郎がいつまでたっても、恐れ入ったように控えているので、先生はまた話しはじめた。 「済んだ事は、もうやめよう。佐々木も昨夜ことごとくあやまってしまたから、きょうあたりはまた晴々して例のごとく飛んで歩いているだろう。いくら陰で不心得を責めたって、当人が平気で切符なんぞ売って歩いていてはしかたがない。それよりもっとおもしろい話をしよう」 「ええ」 「ぼくがさっき昼寝をしている時、おもしろい夢を見た。それはね、ぼくが生涯にたった一ぺん会った女に、突然夢の中で再会したという小説じみたお話だが[#「お話だが」は底本では「お話だか」]、そのほうが、新聞記事より聞いていても愉快だよ」 「ええ。どんな女ですか」 「十二、三のきれいな女だ。顔に黒子がある」  三四郎は十二、三と聞いて少し失望した。 「いつごろお会いになったのですか」 「二十年ばかりまえ」  三四郎はまた驚いた。 「よくその女ということがわかりましたね」 「夢だよ。夢だからわかるさ。そうして夢だから不思議でいい。ぼくがなんでも大きな森の中を歩いている。あの色のさめた夏の洋服を着てね、あの古い帽子かぶって。――そうその時はなんでも、むずかしい事を考えていた。すべて宇宙法則は変らないが、法則支配されるすべて宇宙のものは必ず変る。するとその法則は、物のほかに存在していなくてはならない。――さめてみるとつまらないが夢の中だからまじめにそんな事を考えて森の下を通って行くと、突然その女に会った。行き会ったのではない。向こうはじっと立っていた。見ると、昔のとおりの顔をしている。昔のとおりの服装をしている。髪も昔の髪である黒子もむろんあった。つまり二十年まえ見た時と少しも変らない十二、三の女である。ぼくがその女に、あなたは少しも変らないというと、その女はぼくにたいへん年をお取りなすったという。次にぼくが、あなたはどうして、そう変らずにいるのかと聞くと、この顔の年、この服装の月、この髪の日がいちばん好きだから、こうしていると言う。それはいつの事かと聞くと、二十年まえ、あなたにお目にかかった時だという。それならぼくはなぜこう年を取ったんだろうと、自分不思議がると、女が、あなたは、その時よりも、もっと美しいほうへほうへとお移りなさりたがるからだと教えてくれた。その時ぼくが女に、あなたは絵だと言うと、女がぼくに、あなたは詩だと言った」 「それからどうしました」と三四郎が聞いた。 「それから君が来たのさ」と言う。 「二十年まえに会ったというのは夢じゃない、本当の事実なんですか」 「本当の事実なんだからおもしろい」 「どこでお会いになったんですか」  先生の鼻はまた煙を吹き出した。その煙をながめて、当分黙っている。やがてこう言った。 「憲法発布は明治二十二年だったね。その時森文部大臣が殺された。君は覚えていまい。いくつかな君は。そう、それじゃ、まだ赤ん坊の時分だ。ぼくは高等学校の生徒であった。大臣葬式に参列するのだと言って、おおぜい鉄砲をかついで出た。墓地へ行くのだと思ったら、そうではない。体操教師竹橋内へ引っ張って行って、道ばたへ整列さした。我々はそこへ立ったなり、大臣の柩を送ることになった。名は送るのだけれども、じつは見物したのも同然だった。その日は寒い日でね、今でも覚えている。動かずに立っていると、靴の下で足が痛む。隣の男がぼくの鼻を見ては赤い赤いと言った。やがて行列が来た。なんでも長いものだった。寒い目の前を静かな馬車や俥が何台となく通る。そのうちに今話した小さな娘がいた。今、その時の模様を思い出そうとしても、ぼうとしてとても明瞭に浮かんで来ない。ただこの女だけは覚えている。それも年をたつにしたがってだんだん薄らいで来た、今では思い出すこともめったにない。きょう夢を見るまえまでは、まるで忘れていた、けれどもその当時は頭の中へ焼きつけられたように熱い印象を持っていた。――妙なものだ」 「それからその女にはまるで会わないんですか」 「まるで会わない」 「じゃ、どこのだれだかまったくわからないんですか」 「むろんわからない」 「尋ねてみなかったですか」 「いいや」 「先生はそれで……」と言ったが急につかえた。 「それで?」 「それで結婚をなさらないんですか」  先生は笑いだした。 「それほど浪漫的な人間じゃない。ぼくは君よりもはるかに散文的にできている」 「しかし、もしその女が来たらおもらいになったでしょう」 「そうさね」と一度考えたうえで、「もらったろうね」と言った。三四郎は気の毒なような顔をしている。すると先生がまた話し出した。 「そのために独身余儀なくされたというと、ぼくがその女のために不具にされたと同じ事になる。けれども人間には生まれついて、結婚のできない不具もあるし。そのほかいろいろ結婚のしにくい事情を持っている者がある」 「そんなに結婚を妨げる事情が世の中にたくさんあるでしょうか」  先生は煙の間から、じっと三四郎を見ていた。 「ハムレット結婚したくなかったんだろう。ハムレットは一人しかいないかもしれないが、あれに似た人はたくさんいる」 「たとえばどんな人です」 「たとえば」と言って、先生は黙った。煙がしきりに出る。「たとえば、ここに一人の男がいる。父は早く死んで、母一人を頼りに育ったとする。その母がまた病気にかかって、いよいよ息を引き取るという、まぎわに、自分が死んだら誰某の世話になれという。子供が会ったこともない、知りもしない人を指名する。理由を聞くと、母がなんとも答えない。しいて聞くとじつは誰某がお前の本当のおとっさんだとかすかな声で言った。――まあ話だが、そういう母を持った子がいるとする。すると、その子結婚信仰を置かなくなるのはむろんだろう」 「そんな人はめったにないでしょう」 「めったには無いだろうが、いることはいる」 「しか先生のは、そんなのじゃないでしょう」  先生ハハハハと笑った。 「君はたしかおっかさんがいたね」 「ええ」 「おとっさんは」 「死にました」 「ぼくの母は憲法発布の翌年に死んだ」

https://anond.hatelabo.jp/20241002005940

一二

 演芸会は比較寒い時に開かれた。年はようやく押し詰まってくる。人は二十日足らずの目のさきに春を控えた。市に生きるものは、忙しからんとしている。越年の計は貧者の頭に落ちた。演芸会はこのあいだにあって、すべてののどかなるものと、余裕あるものと、春と暮の差別を知らぬものとを迎えた。

 それが、いくらでもいる。たいていは若い男女である。一日目に与次郎が、三四郎に向かって大成功と叫んだ。三四郎は二日目の切符を持っていた。与次郎広田先生を誘って行けと言う。切符が違うだろうと聞けば、むろん違うと言う。しかし一人でほうっておくと、けっして行く気づかいがないから、君が寄って引っ張り出すのだと理由説明して聞かせた。三四郎承知した。

 夕刻に行ってみると、先生は明るいランプの下に大きな本を広げていた。

「おいでになりませんか」と聞くと、先生は少し笑いながら、無言のまま首を横に振った。子供のような所作をする。しか三四郎には、それが学者らしく思われた。口をきかないところがゆかしく思われたのだろう。三四郎は中腰になって、ぼんやりしていた。先生は断わったのが気の毒になった。

「君行くなら、いっしょに出よう。ぼくも散歩ながら、そこまで行くから

 先生は黒い回套を着て出た。懐手らしいがわからない。空が低くたれている。星の見えない寒さである

「雨になるかもしれない」

「降ると困るでしょう」

「出入りにね。日本芝居小屋は下足があるから、天気のいい時ですらたいへんな不便だ。それで小屋の中は、空気が通わなくって、煙草が煙って、頭痛がして、――よく、みんな、あれで我慢ができるものだ」

「ですけれども、まさか戸外でやるわけにもいかいからでしょう」

「お神楽はいつでも外でやっている。寒い時でも外でやる」

 三四郎は、こりゃ議論にならないと思って、答を見合わせてしまった。

「ぼくは戸外がいい。暑くも寒くもない、きれいな空の下で、美しい空気を呼吸して、美しい芝居が見たい。透明な空気のような、純粋簡単な芝居ができそうなものだ」

先生の御覧になった夢でも、芝居にしたらそんなものができるでしょう」

「君ギリシアの芝居を知っているか

「よく知りません。たしか戸外でやったんですね」

「戸外。まっ昼間。さぞいい心持ちだったろうと思う。席は天然の石だ。堂々としている。与次郎のようなものは、そういう所へ連れて行って、少し見せてやるといい」

 また与次郎悪口が出た。その与次郎は今ごろ窮屈な会場のなかで、一生懸命に、奔走しか斡旋して大得意なのだからおもしろい。もし先生を連れて行かなかろうものなら、先生はたして来ない。たまにはこういう所へ来て見るのが、先生のためにはどのくらいいいかからないのだのに、いくらぼくが言っても聞かない。困ったものだなあ。と嘆息するにきまっているからなおおもしろい。

 先生それからギリシア劇場構造を詳しく話してくれた。三四郎はこの時先生から、Theatron, Orch※(サーカムフレックスアクセント付きE小文字)stra, Sk※(サーカムフレックスアクセント付きE小文字)n※(サーカムフレックスアクセント付きE小文字), Prosk※(サーカムフレックスアクセント付きE小文字)nion などという字の講釈を聞いた。なんとかいドイツ人の説によるとアテン劇場は一万七千人をいれる席があったということも聞いた。それは小さいほうであるもっとも大きいのは、五万人をいれたということも聞いた。入場券は象牙と鉛と二通りあって、いずれも賞牌みたような恰好で、表に模様が打ち出してあったり、彫刻が施してあるということも聞いた。先生はその入場券の価まで知っていた。一日だけの小芝居は十二銭で、三日続きの大芝居は三十五銭だと言った。三四郎がへえ、へえと感心しているうちに、演芸会場の前へ出た。

 さかんに電燈がついている。入場者は続々寄って来る。与次郎の言ったよりも以上の景気である

「どうです、せっかくだからはいりになりませんか」

「いやはいらない」

 先生はまた暗い方へ向いて行った。

 三四郎は、しばらく先生の後影を見送っていたが、あとから、車で乗りつける人が、下足札を受け取る手間も惜しそうに、急いではいって行くのを見て、自分も足早に入場した。前へ押されたと同じことである

 入口に四、五人用のない人が立っている。そのうちの袴を着けた男が入場券を受け取った。その男の肩の上から場内をのぞいて見ると、中は急に広くなっている。かつはなはだ明るい。三四郎は眉に手を加えないばかりにして、導かれた席に着いた。狭い所に割り込みながら、四方を見回すと、人間の持って来た色で目がちらちらする自分の目を動かすからばかりではない。無数の人間に付着した色が、広い空間で、たえずめいめいに、かつかってに、動くからである

 舞台ではもう始まっている。出てくる人物が、みんな冠をかむって、沓をはいていた。そこへ長い輿をかついで来た。それを舞台のまん中でとめた者がある。輿をおろすと、中からまた一人あらわれた。その男が刀を抜いて、輿を突き返したのと斬り合いを始めた。――三四郎にはなんのことかまるでわからない。もっと与次郎から梗概を聞いたことはある。けれどもいいかげんに聞いていた。見ればわかるだろうと考えて、うんなるほどと言っていた。ところが見れば毫もその意を得ない。三四郎記憶にはただ入鹿の大臣という名前が残っている。三四郎はどれが入鹿だろうかと考えた。それはとうてい見込みがつかない。そこで舞台全体を入鹿のつもりでながめていた。すると冠でも、沓でも、筒袖の衣服でも、使う言葉でも、なんとなく入鹿臭くなってきた。実をいうと三四郎には確然たる入鹿の観念がない。日本歴史を習ったのが、あまりに遠い過去であるから、古い入鹿の事もつい忘れてしまった。推古天皇の時のようでもある。欽明天皇の御代でもさしつかえない気がする。応神天皇聖武天皇ではけっしてないと思う。三四郎はただ入鹿じみた心持ちを持っているだけである。芝居を見るにはそれでたくさんだと考えて、唐めいた装束や背景をながめていた。しかし筋はちっともわからなかった。そのうち幕になった。

 幕になる少しまえに、隣の男が、そのまた隣の男に、登場人物の声が、六畳敷で、親子差向かい談話のようだ。まるで訓練がないと非難していた。そっち隣の男は登場人物の腰が据わらない。ことごとくひょろひょろしていると訴えていた。二人は登場人物本名をみんな暗んじている。三四郎は耳を傾けて二人の談話を聞いていた。二人ともりっぱな服装をしている。おおかた有名な人だろうと思った。けれどもも与次郎にこの談話を聞かせたらさだめし反対するだろうと思った。その時うしろの方でうまいうまいなかなかうまいと大きな声を出した者がある。隣の男は二人ともうしろを振り返った。それぎり話をやめてしまった。そこで幕がおりた。

 あすこ、ここに席を立つ者がある。花道から出口へかけて、人の影がすこぶる忙しい。三四郎は中腰になって、四方をぐるりと見回した。来ているはずの人はどこにも見えない。本当をいうと演芸中にもできるだけは気をつけていた。それで知れないから、幕になったらばと内々心あてにしていたのである三四郎は少し失望した。やむをえず目を正面に帰した。

 隣の連中はよほど世間が広い男たちとみえて、左右を顧みて、あすこにはだれがいる。ここにはだれがいるとしきりに知名の人の名を口にする。なかには離れながら、互いに挨拶をしたのも、一、二人ある。三四郎はおかげでこれら知名な人の細君を少し覚えた。そのなかには新婚したばかりの者もあった。これは隣の一人にも珍しかったとみえて、その男はわざわざ眼鏡をふき直して、なるほどなるほどと言って見ていた。

 すると、幕のおりた舞台の前を、向こうの端からこっちへ向けて、小走りに与次郎がかけて来た。三分の二ほどの所で留まった。少し及び腰になって、土間の中をのぞき込みながら、何か話している。三四郎はそれを見当にねらいをつけた。――舞台の端に立った与次郎から一直線に、二、三間隔てて美禰子の横顔が見えた。

 そのそばにいる男は背中三四郎に向けている。三四郎は心のうちに、この男が何かの拍子に、どうかしてこっちを向いてくれればいいと念じていた。うまいあいその男は立った。すわりくたびれたとみえて、枡の仕切りに腰をかけて、場内を見回しはじめた。その時三四郎は明らかに野々宮さんの広い額と大きな目を認めることができた。野々宮さんが立つとともに、美禰子のうしろにいたよし子の姿も見えた。三四郎はこの三人のほかに、まだ連がいるかいないかを確かめようとした。けれども遠くから見ると、ただ人がぎっしり詰まっているだけで、連といえば土間全体が連とみえるまでだからしかたがない。美禰子と与次郎あいだには、時々談話が交換されつつあるらしい。野々宮さんもおりおり口を出すと思われる。

 すると突然原口さんが幕の間から出て来た。与次郎と並んでしきりに土間の中をのぞきこむ。口はむろん動かしているのだろう。野々宮さんは合い図のような首を縦に振った。その時原口さんはうしろから、平手で、与次郎背中をたたいた。与次郎くるりと引っ繰り返って、幕の裾をもぐってどこかへ消えうせた。原口さんは、舞台を降りて、人と人との間を伝わって、野々宮さんのそばまで来た。野々宮さんは、腰を立てて原口さんを通した。原口さんはぽかりと人の中へ飛び込んだ。美禰子とよし子のいるあたりで見えなくなった。

 この連中の一挙一動演芸以上の興味をもって注意していた三四郎は、この時急に原口流の所作がうらやましくなった。ああいう便利な方法で人のそばへ寄ることができようとは毫も思いつかなかった。自分ひとつまねてみようかしらと思った。しかしまねるという自覚が、すでに実行の勇気をくじいたうえに、もうはいる席は、いくら詰めても、むずかしかろうという遠慮が手伝って、三四郎の尻は依然として、もとの席を去りえなかった。

 そのうち幕があいて、ハムレットが始まった。三四郎広田先生のうちで西洋のなんとかいう名優のふんしたハムレット写真を見たことがある。今三四郎の目の前にあらわれたハムレットは、これとほぼ同様の服装をしている。服装ばかりではない。顔まで似ている。両方とも八の字を寄せている。

 このハムレット動作がまったく軽快で、心持ちがいい。舞台の上を大いに動いて、また大いに動かせる。能掛りの入鹿とはたいへん趣を異にしている。ことに、ある時、ある場合に、舞台のまん中に立って、手を広げてみたり、空をにらんでみたりするときは、観客の眼中にほかのものはいっさい入り込む余地のないくらい強烈な刺激を与える。

 その代り台詞日本である西洋語を日本語に訳した日本である。口調には抑揚がある。節奏もある。あるところは能弁すぎると思われるくらい流暢に出る。文章もりっぱである。それでいて、気が乗らない。三四郎ハムレットがもう少し日本人じみたことを言ってくれればいいと思った。おっかさん、それじゃおとっさんにすまないじゃありませんかと言いそうなところで、急にアポロなどを引合いに出して、のん気にやってしまう。それでいて顔つきは親子とも泣きだしそうであるしか三四郎はこの矛盾をただ朧気に感じたのみである。けっしてつまらないと思いきるほどの勇気は出なかった。

 したがって、ハムレットに飽きた時は、美禰子の方を見ていた。美禰子が人の影に隠れて見えなくなる時は、ハムレットを見ていた。

 ハムレットオフェリヤに向かって、尼寺へ行け尼寺へ行けと言うところへきた時、三四郎はふと広田先生のことを考え出した。広田先生は言った。――ハムレットのようなもの結婚ができるか。――なるほど本で読むとそうらしい。けれども、芝居では結婚してもよさそうである。よく思案してみると、尼寺へ行けとの言い方が悪いのだろう。その証拠には尼寺へ行けと言われたオフェリヤがちっとも気の毒にならない。

 幕がまたおりた。美禰子とよし子が席を立った。三四郎もつづいて立った。廊下まで来てみると、二人は廊下の中ほどで、男と話をしている。男は廊下からはいりのできる左側の席の戸口に半分からだを出した。男の横顔を見た時、三四郎はあとへ引き返した。席へ返らずに下足を取って表へ出た。

 本来は暗い夜である人の力で明るくした所を通り越すと、雨が落ちているように思う。風が枝を鳴らす。三四郎は急いで下宿に帰った。

 夜半から降りだした。三四郎は床の中で、雨の音を聞きながら、尼寺へ行けという一句を柱にして、その周囲にぐるぐる※(「彳+低のつくり」、第3水準1-84-31)徊した。広田先生も起きているかもしれない。先生はどんな柱を抱いているだろう。与次郎は偉大なる暗闇の中に正体なく埋まっているに違いない。……

 あくる日は少し熱がする。頭が重いから寝ていた。昼飯は床の上に起き直って食った。また一寝入りすると今度は汗が出た。気がうとくなる。そこへ威勢よく与次郎はいって来た。ゆうべも見えず、けさも講義に出ないようだからどうしたかと思って尋ねたと言う。三四郎は礼を述べた。

「なに、ゆうべは行ったんだ。行ったんだ。君が舞台の上に出てきて、美禰子さんと、遠くで話をしていたのも、ちゃんと知っている」

 三四郎は少し酔ったような心持ちである。口をききだすと、つるつると出る。与次郎は手を出して、三四郎の額をおさえた。

「だいぶ熱がある。薬を飲まなくっちゃいけない。風邪を引いたんだ」

演芸場があまり暑すぎて、明るすぎて、そうして外へ出ると、急に寒すぎて、暗すぎるからだ。あれはよくない」

「いけないたって、しかたがないじゃないか

しかたがないったって、いけない」

 三四郎言葉だんだん短くなる、与次郎がいいかげんにあしらっているうちに、すうすう寝てしまった。一時間ほどしてまた目をあけた。与次郎を見て、

「君、そこにいるのか」と言う。今度は平生の三四郎のようである。気分はどうかと聞くと、頭が重いと答えただけである

風邪だろう」

風邪だろう」

 両方で同じ事を言った。しばらくしてから三四郎与次郎に聞いた。

「君、このあいだ美禰子さんの事を知ってるかとぼくに尋ねたね」

「美禰子さんの事を? どこで?」

学校で」

学校で? いつ」

 与次郎はまだ思い出せない様子である三四郎はやむをえずその前後の当時を詳しく説明した。与次郎は、

「なるほどそんな事があったかもしれない」と言っている。三四郎はずいぶん無責任だと思った。与次郎も少し気の毒になって、考え出そうとした。やがてこう言った。

「じゃ、なんじゃないか。美禰子さんが嫁に行くという話じゃないか

「きまったのか」

「きまったように聞いたが、よくわからない」

「野々宮さんの所か」

「いや、野々宮さんじゃない」

「じゃ……」と言いかけてやめた。

「君、知ってるのか」

「知らない」と言い切った。すると与次郎が少し前へ乗り出してきた。

「どうもよくわからない。不思議な事があるんだが。もう少したたないと、どうなるんだか見当がつかない」

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